JPH05260381A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JPH05260381A
JPH05260381A JP4051007A JP5100792A JPH05260381A JP H05260381 A JPH05260381 A JP H05260381A JP 4051007 A JP4051007 A JP 4051007A JP 5100792 A JP5100792 A JP 5100792A JP H05260381 A JPH05260381 A JP H05260381A
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JP4051007A
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Nobuyuki Miyata
信行 宮田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線画像の拡大を行う際の撮影位置の移動及
びズームレンズの拡大率の設定を早く、正確に行うこと
ができ、被検体の被曝量を低減することのできるX線診
断装置を提供する。 【構成】 第1表示装置15に表示されているX線画像
の任意の部位をマウス19により指定する。画像処理装
置11は、マウス19により指定された位置情報を寝台
移動制御装置9及びズーム倍率制御装置10に送る。寝
台移動制御装置9は、この位置情報から寝台の移動量を
求め、その移動量に基き移動する。同時に、ズーム倍率
制御装置10は、位置情報に基き拡大率を求め、ズーム
レンズ機構4の拡大率を設定する。このとき得られる拡
大像を第2表示装置16に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体の撮影位置を移
動機構により移動させ、ズームレンズ機構により表示画
面の拡大縮小を行うX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検体にX線を照射し、その
透過X線をイメージインテンシファイヤにより光学画像
に変換した後、この光学画像をテレビカメラで撮影し、
X線透過画像として表示するX線診断装置が知られてい
る。
【0003】このような、X線診断装置を用いて撮影あ
るいは透視を行う場合、微細関心部位を拡大して観察し
たい場合がある。その実現方法の1つとして、X線画像
の関心部位を画像処理により拡大する方法がある。
【0004】この画像処理による拡大方法は、撮影した
画像の一部を拡大し、拡大時の画像情報の不足を、補間
処理により推測して拡大画像を求める方法である。
【0005】しかしながら、この画像処理により画像を
拡大する方法では、ズーム倍率を上げていくと、推測デ
ータの割合が増え、画質が劣化するという問題がある。
【0006】そこで、画質を劣化させることなく画像の
拡大を行う方法として、テレビカメラの光学系にズーム
レンズ機構を用いて画像の拡大を行う方法が考えられ
る。この方法では実際に関心部位を拡大して撮影するた
め、画像処理により拡大した画像よりも良質な画像を得
ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このズ
ームレンズ機構を用いて画像の拡大を行う方法において
も、ズームレンズ機構の光軸を中心とした拡大しか行う
ことができないという欠点がある。したがって、光軸を
外れた点を中心として拡大を行いたい場合には、寝台ま
たはX線管とテレビカメラを手動で動かし、所望の撮影
位置にズームレンズの光軸を移動して撮影を行わなけれ
ばならない。
【0008】また、撮影の位置合わせは、被検体及びオ
ペレータの被曝を防ぐためX線を照射せずに行われるた
め、位置合わせの時にはX線画像が画面に表示されず、
オペレータは、位置合わせ前に表示されていたX線画像
から寝台の移動量の見当をつけて位置合わせを行わなけ
ればならない。
【0009】このため、表示したい関心領域と実際に表
示される画像の間にずれが生じ易く、ずれが大きい場合
は、再度位置合わせを行う必要があり、位置合わせに要
する時間の増加や、被検体の被曝量が増加してしまうと
いう問題がある。
【0010】そこで、本発明は、ズームレンズ機構を用
いて画像の拡大を行う場合において、速く、正確に撮影
位置を合わせることができ、しかも、簡単に位置合わせ
の操作を行うことのできるX線診断装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題を解
決するために、X線を発生するX線管と、被検体をのせ
る寝台と、被検体を透過する透過X線を光学像に変換す
るイメージインテンシファイヤと、前記光学像を画像信
号に変換する撮像手段と、前記画像信号を画像として表
示する第1の表示手段と、前記第1の表示手段に表示さ
れている画像上の任意の部位を指定する部位指定手段
と、前記部位指定手段により指定された部位情報に基き
前記被検体の撮影位置を移動させる撮影位置移動手段
と、前記撮影位置移動手段により撮影位置を移動したと
きの画像信号を画像として表示する第2の表示手段と、
を備えたことを特徴とするX線診断装置を提供する。
【0012】また、前記イメージインテンシファイアと
前記テレビカメラの間に光学像の拡大縮小を行うズーム
手段と、を備えたことを特徴とするX線診断装置を提供
する。
【0013】また、前記部位指定手段により指定された
部位情報に基きズーム手段の倍率を制御するズーム倍率
制御手段と、を備えたことを特徴とするX線診断装置を
提供する。
【0014】
【作用】X線診断装置の表示装置に表示されているX線
画像の任意の部位を指定することにより、撮影位置の移
動及びズームレンズの倍率の設定を自動的に行い指定さ
れた部位の拡大縮小画像を表示装置に表示できる。これ
により、撮影位置を合わせる際の患者の不要な被曝防ぐ
ことができる。また、撮影位置の移動にかかる時間を短
縮でき装置のスループットを向上させることができ、同
時に診断のために患者を拘束する時間を短くできる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に関わるX線診断装置の第1
の実施例を示す構成図である。
【0016】画像処理装置11は、X線管制御装置17
に照射信号を送りX線管駆動信号を発生させる。X線管
1はX線管制御装置17から送られてくるX線管駆動信
号に基きX線を照射する。X線管1で発生したX線は、
X線照射野絞り2で必要な照射範囲に絞られ、被検体1
8に照射される。被検体18を透過したX線はイメージ
インテンシファイヤ(光電子増倍管、以下I・Iと称す
る。)3でテレビカメラ5の検出可能な光学像に変換さ
れる。この光学像をズームレンズ機構4により所定の倍
率に拡大し、テレビカメラ5で画像信号に変換する。こ
の画像信号は画像処理装置11を通して第1画像記憶装
置13に記憶する。画像処理装置11は、第1画像記憶
装置13に、この画像信号を記憶すると、X線管制御装
置17に照射信号を送るのをやめてX線の照射を止め
る。
【0017】画像処理装置11は、第1画像記憶装置1
3に記憶された画像にグラフィック情報からなるカーソ
ルを合成し、第1表示装置(ディスプレイモニタ)15
に表示する。
【0018】なお、画像処理装置11で合成されるカー
ソルは、操作パネル12に接続されたマウス19を操作
することにより、第1表示装置15の画面上の任意の場
所に移動できる。図2(a)は、このとき第1表示装置
15に表示される画像の一例である。
【0019】第1表示装置15に表示されている画像の
関心部位の拡大を行うには、関心部位の中心にカーソル
を合わせて指定を行い、この位置情報に基き撮影位置の
位置合わせを行った後、ズームレンズ機構4の倍率を変
えて関心部位の拡大画像を得る方法と、このカーソルを
移動させて画面上の2点を指定することにより所望の関
心領域を指定し、この指定された関心領域に基き撮影位
置の位置合わせとズームレンズ機構4の倍率の設定を行
い関心部位の拡大画像を得る方法がある。
【0020】本実施例では、カーソルを移動させて画面
上の2点を指定することにより所望の関心領域を指定し
拡大画像を表示する方法について説明する。
【0021】拡大したい関心領域にグラフィック枠を設
定し、操作パネル12上のポジショニングスイッチ(図
示せず。)を押すと、画像処理装置11は、このグラフ
ィック枠の位置情報を寝台移動制御装置9に、グラフィ
ック枠のサイズ情報を絞り制御装置8とズーム倍率制御
装置10に送る。寝台制御装置9は、この位置情報から
グラフィック枠で囲まれた部分の中心とズームレンズ機
構4の光軸の中心が一致するような寝台の移動量を求
め、その移動量に基き寝台7を移動する。
【0022】同時にズーム倍率制御装置10は、サイズ
情報からグラフィック枠が表示装置の画面枠の大きさと
等しくなるようなズーム倍率を求め、ズームレンズ機構
4のズーム倍率をその求めたズーム倍率に設定する。絞
り制御装置8は、サイズ情報からX線の照射範囲が、撮
影に必要最小限となるように絞り量を決め、この絞り量
に基きX線照射野絞り2を駆動する。
【0023】これらの位置合わせが完了した後、X線を
被検体18に照射する。このとき、I・I3からの光学
像は、ズーム倍率制御装置10でズーム倍率を制御され
たズームレンズ機構4により拡大され、テレビカメラ5
により画像信号に変換される。このテレビカメラ5で撮
影した画像信号は、画像処理装置11を通して第2画像
記憶装置14に記憶される。第2画像記憶装置14に記
憶された画像は、画像処理装置11を通して第2表示装
置16に表示される。
【0024】図2(b)は、このとき第2表示装置16
に表示される画像である。
【0025】このように、第1表示装置15に表示され
ているX線画像の関心部位をマウス19で指定すること
により、第1表示装置13に表示した画像(図2
(a))上の関心領域を拡大撮影した画像(図2
(b))を第2表示装置16に表示することができる。
【0026】次に画像処理装置11により合成されるグ
ラフィック枠について説明する。
【0027】本実施例では2箇所の点を指定してグラフ
ィック枠の位置決めを行う方法について説明する。
【0028】グラフィック枠は、拡大時の表示装置の画
面枠と相似である方が画面を有効に使用できるため、2
点で指定された全領域を中心部に含み、表示装置の画面
と相似な枠のうち、最小のものをグラフィック枠とす
る。
【0029】具体的には、拡大表示したい関心領域の向
かい合った角a点とb点に、マウス19でカーソルを移
動して関心領域を指定する。
【0030】図3(a)と図3(b)は、それぞれ関心
領域Bと関心領域Cの向かい合った角a点とb点を指定
した時に表示されるグラフィック枠の説明図である。
【0031】もし、図3(a)のように関心領域Bが表
示装置の画面枠に比べ縦長の長方形である場合は、枠の
上辺と底辺がそれぞれa点、b点を通り、画面枠と相似
な枠をグラフィック枠B´とし、図3(b)のように関
心領域Cが表示装置の画面枠に比べ横長の長方形である
場合は、枠の左辺と右辺がそれぞれa点とb点を通り、
画面枠と相似な枠をグラフィック枠C´とする。これに
より、関心領域を中心部に含み、表示装置の画面と相似
な枠のうち、最小のものをグラフィック枠とすることが
できる。
【0032】このようにしてグラフィック枠の指定が終
わると、寝台移動装置9では、表示画面に対するグラフ
ィック枠の位置から寝台7の移動量を求め、この移動量
に基き寝台7の移動を行う。また、ズーム倍率制御装置
10では、表示画像に対するグラフィック枠の大きさか
らズームレンズ機構4のズーム倍率を求め、このズーム
倍率に基きズームレンズ機構4のズーム倍率を設定す
る。これにより、グラフィック枠の拡大画像を第2表示
装置16に表示することができる。
【0033】また、診断中に関心領域を更に拡大して表
示したい時や、少し縮小して表示したい時は、操作パネ
ル12上にある所定の拡大スイッチまたは縮小スイッチ
(図示せず。)を押すことにより、画像の拡大、縮小を
行うことができる。
【0034】例えば、操作パネル12上にある拡大スイ
ッチを押すと、画像処理装置11はグラフィック枠の中
心をそのままに大きさのみを拡大し、このグラフィック
枠のサイズ情報をズーム倍率制御装置10に送る。ズー
ム倍率制御装置10は、この拡大されたグラフィック枠
のサイズ情報に基きズームレンズ機構4のズーム倍率を
上げる。このとき第2画像表示装置16に表示されてい
る画像は、I・I3の光学像をズームレンズ機構4によ
り拡大した画像であるため、ズームレンズ機構4のズー
ム倍率を上げることにより第2表示装置16に表示され
ている画像を拡大することができる。また、縮小スイッ
チを押すと、画像処理装置11はグラフィック枠の中心
をそのままに大きさのみの縮小を行い、上記拡大の場合
と同様にして、第2表示装置16の表示画像を縮小する
ことができ、これにより、関心部位を任意の倍率で拡大
縮小できる。
【0035】なお、本実施例ではマウス19でカーソル
を移動させて、グラフィック枠の指定を行っていたが、
操作パネル上のカーソルキーやトラックボール等により
カーソルを移動させグラフィック枠の指定を行う方法
や、画面を触ることにより画面上の位置を直接指定でき
るタッチスクリーンパネル等によりグラフィック枠の指
定する方法を用いても良い。
【0036】次に第2の実施例について説明する。な
お、第2の実施例以降の説明において第1の実施例と同
様の部分についての説明は省略する。
【0037】図4は、第2の実施例の構成図を示してい
る。
【0038】第1の実施例では、画像処理装置11から
送られてくるグラフィック枠の位置に基き寝台移動装置
9で寝台7の移動量を求め、その移動量に基き寝台7を
移動させ撮影位置の移動を行っていた。
【0039】これに対し第2の実施例の装置は、X線管
1とX線照射野絞り2からなるX線発生部25とI・I
3とズームレンズ機構4とテレビカメラ5からなる撮像
部26を移動することにより、撮影位置の移動を行うも
のである。
【0040】第1の実施例と同様にグラフィック枠の指
定を行うと、画像処理装置11から、このグラフィック
枠の位置情報が支柱移動制御装置23に送られる。支柱
制御装置23は、撮像部26のズームレンズ機構4の光
軸とグラフィック枠で指定された関心領域の中心を合わ
せるための移動量を求め、この移動量に基きX線発生部
25及び撮像部26を支えている支柱を移動させる。こ
れにより、X線発生部25及び撮像部26が移動し、関
心領域の中心と光軸を合わせることができる。
【0041】次に、第1の実施例と同様にしてズームレ
ンズ機構4のズーム倍率を設定することにより、関心領
域の拡大像を第2表示装置16に表示することができ
る。
【0042】この第2の実施例では、被検体を寝台7に
乗せずに被検体を立たせた状態で、撮影を行うことも可
能である。
【0043】次に、第3の実施例について説明する。
【0044】図5は、本発明に関わるX線診断装置の第
3の実施例の構成図を示すものであり、図1に示した第
1の実施例の構成図と異なる点は、光学像を分配するた
めの分配器(本実施例では、ハーフミラー)20をズー
ムレンズ機構4とI・I3の間に設けた点である。
【0045】分配器20で分配された光学像の一方は、
テレビカメラ21により画像信号S1に変換される。も
う一方の光学像は、ズームレンズ機構4により拡大され
た後、テレビカメラ5により画像信号S2に変換され
る。
【0046】画像信号S1は、画像処理装置11を通し
て第1画像記憶装置13に記憶される。この記憶された
画像データは、画像処理装置11を通して第1表示装置
15に送られ画像として表示される。
【0047】次に、第1の実施例と同様にして、第1表
示装置15に表示されている画像の関心部位をグラフィ
ック枠で指定した後、操作パネル12上のポジショニン
グスイッチを押すと、グラフィック枠情報に基き寝台7
の移動とズームレンズ機構4のズーム倍率の設定を行
う。これらの移動及び設定が完了すると、X線を一瞬照
射し、このときテレビカメラ21で撮影された画像信号
S1を第1画像記憶装置13に記憶し、第1表示装置1
5に表示する。また、このときテレビカメラ5で撮影さ
れた画像信号S2は画像処理装置11を通して第2画像
記憶装置14に記憶され、第2表示装置16に表示され
る。このとき第2表示装置16には、第1表示装置15
に表示されている画像のグラフィック枠内の拡大画像が
表示される。
【0048】また、寝台7の移動を行うと第1表示装置
15に表示される画像も同時に移動するため、画像処理
装置11では、寝台7の移動に合わせてグラフィック枠
の位置を移動し、関心領域とグラフィック枠がずれない
ようにしている。
【0049】これにより、第1表示装置15には、先に
グラフィック枠で指定した関心領域を中心とした画像が
表示され、第2表示装置16には、第1表示装置15に
表示されているグラフィック枠内の拡大画像を表示する
ことができる。
【0050】また、この方法はX線を一瞬照射し、この
とき得られる画像を第1画像記憶装置13と第2画像記
憶装置14に記憶し、この記憶した画像を第1表示装置
15と第2表示装置16に静止画として表示している
が、X線を連続的に照射し、このとき得られる画像を第
1画像記憶装置13と第2画像記憶装置14に連続的に
記憶し、第1表示装置15及び第2表示装置16に動画
を表示させることもできる。このように、拡大前と拡大
後の両方の画像を動画として表示することにより、一度
に多くの情報を得ることができる。
【0051】次に第4の実施例について説明する。
【0052】図6は、本発明に関わるX線診断装置の第
4の実施例の構成図を示している。第1の実施例では、
グラフィック枠の位置をマウス19を操作することによ
り決めていたが、第4の実施例では、操作パネル12に
よって設定された濃度に基き撮影位置の移動を行う。
【0053】22は、第1画像記憶装置13に記憶され
ている画像データの中から、操作パネル12によって設
定された濃度のデータが記憶されている座標を求める濃
淡検出器である。この濃淡検出器22で検出した座標
は、画像処理装置11に送られる。画像処理装置11で
は、あらかじめオペレータが指定しておいた大きさのグ
ラフィック枠を、この検出した座標を中心として表示
し、このグラフィック枠の位置情報を寝台制御装置9及
びズーム倍率制御装置10に送る。これにより得られる
拡大画像を、第2画像記憶装置14に記憶し、第2表示
装置16に表示する。
【0054】この第4の実施例のX線診断装置は、特に
血管造影撮影において有効である。血管造影撮影では、
血管内にカテーテルを挿入し、その先端から造影剤を投
入しながら撮影が行われる。図7は、血管造影撮影の様
子を示す図である。図中のAの部分は投入された造影剤
と血液が混ざって流れている部分でX線撮影を行うと影
として表示される。Cの部分は、まだ造影剤が混じって
いない部分であり、X線撮影では、表示されない部分で
ある。Bの部分は、AとCの中間にあり、造影剤が少し
だけ血液に混ざっている部分であり、X線撮影を行うと
薄い影として表示される部分である。このとき、操作パ
ネル12を操作し、濃淡検出器22の検出する濃度をB
の濃度にセットすれば、Bを中心としたグラフィック枠
が第1表示装置15に表示され、同時にBの拡大画像が
第2表示装置16に表示される。このBの位置は血流の
流れと共に血管に沿って移動するが、第1表示装置15
の表示画像上のグラフィック枠もB点の移動に追従して
移動するため、第2表示装置16には、血管の流れに沿
った血管の各部の拡大像が表示される。これにより、血
管の流れに沿った血管の観察を行うことができる。
【0055】次に第5の実施例について説明する。
【0056】図8は、第5の実施例の構成図を示してい
る。
【0057】第5の実施例は、1台の表示装置で表示を
行う実施例である。
【0058】まず、第1の実施例と同様に、I・I3の
光学像をズームレンズ機構4を通してテレビカメラ5で
撮影し、画像信号に変換する。画像処理装置11は、こ
の画像信号を表示装置27に送りX線画像として表示す
る。第1の実施例と同様にして、このX線画像の関心領
域をグラフィック枠により指定する。次に、X線の照射
を止め、寝台7の移動及びズームレンズ機構4のズーム
倍率の設定を行う。この移動及び設定が完了すると、再
びX線の照射を行い、このときテレビカメラ5から出力
される画像信号を、画像処理装置11を通して表示装置
27に送り画像として表示する。これにより、先にグラ
フィック枠で指定した範囲の拡大画像を表示できる。
【0059】この実施例では、画像記憶手段を持たない
ため、拡大前の画像と拡大後の画像を同時に表示できな
いが、構成を簡単にできるという利点がある。
【0060】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形可能である。
【0061】例えば、第3の実施例、第4の実施例、第
5の実施例を第2の実施例のようにX線発生部25及び
撮像部26を移動させて実施しても良い。
【0062】また、第1画像記憶装置13と第2画像記
憶装置14の画像を切り替え装置により切り替え1台の
表示装置に表示しても良い。また、1つの画面を分割し
1台の表示装置で、拡大前と拡大後の画像を同時に表示
しても良い。
【0063】また、本実施例のようにグラフィック枠で
関心領域を指定する方法の他に、表示されているX線画
像の1点を指定し、この指定された点の位置情報に基き
撮影位置の移動を行った後、ズームレンズ機構4のズー
ム倍率を設定して画像の拡大を行うこともできる。
【0064】また、X線画像の1点を指定し、この指定
された点の位置情報に基き撮影位置の移動を行う方法
は、ズームレンズ機構を用いていないX線診断装置の撮
影位置の移動を行う方法としても有効である。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、X
線診断装置の表示装置に表示されているX線画像の任意
の部位を指定することにより、撮影位置の移動及びズー
ムレンズの倍率の設定を自動的に行い指定された部位の
拡大縮小画像を表示装置に表示できる。これにより、撮
影位置を合わせる際の患者の不要な被曝防ぐことができ
る。また、診断時間を短縮でき装置のスループットを向
上させることができ、同時に診断のために患者を拘束す
る時間を短くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成図である。
【図2】第1表示装置15及び第2表示装置16の表示
例である。
【図3】グラフィック枠の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示す構成図である。
【図7】血管造影撮影の様子を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1…X線管 2…X線照射野絞り 3…I・I(イメージインテンシファイヤ) 4…ズームレンズ機構 5…テレビカメラ 6…支持装置 7…寝台 8…絞り制御装置 9…寝台移動制御装置 10…ズーム倍率制御装置 11…画像処理装置 12…操作パネル 13…第1画像記憶装置 14…第2画像記憶装置 15…第1表示装置 16…第2表示装置 17…X線管制御装置 18…被検体 19…マウス 20…分配器 21…テレビカメラ 22…濃淡検出器 23…支柱移動制御装置 24…支持装置 25…X線発生部 26…撮像部 27…表示装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を発生するX線管と、被検体を透過
    する透過X線を光学像に変換するイメージインテンシフ
    ァイヤと、前記光学像を画像信号に変換する撮像手段
    と、前記画像信号を画像として表示する第1の表示手段
    と、前記第1の表示手段に表示されている画像上の任意
    の部位を指定する部位指定手段と、前記部位指定手段に
    より指定された部位情報に基き前記被検体の撮影位置を
    移動させる撮影位置移動手段と、前記撮影位置移動手段
    により撮影位置を移動したときの画像信号を画像として
    表示する第2の表示手段と、を備えたことを特徴とする
    X線診断装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージインテンシファイアと前記
    テレビカメラの間に光学像の拡大縮小を行うズーム手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のX線診断装
    置。
  3. 【請求項3】 前記部位指定手段により指定された部位
    情報に基きズーム手段の倍率を制御するズーム倍率制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のX線診断
    装置。
  4. 【請求項4】 X線を発生するX線管と、被検体を透過
    する透過X線を光学像に変換するイメージインテンシフ
    ァイヤと、前記光学像を2分配する分配器と、前記分配
    器により分配された一方の光学像を第1の画像信号に変
    換する第1の撮像手段と、前記第1の画像信号を画像と
    して表示する第1の表示手段と、前記分配器により分配
    された他方の光学像を拡大縮小するズーム手段と、前記
    ズーム手段により拡大縮小を行った前記光学像を第2の
    画像信号に変換する第2の撮像手段と、前記第1の表示
    手段に表示されている画像上の任意の部位を指定する部
    位指定手段と、前記部位指定手段により指定された部位
    情報に基き前記被検体の撮影位置を移動させる撮影位置
    移動手段と、前記部位情報に基きズーム手段の倍率を制
    御するズーム倍率制御手段と、前記第2の画像信号を画
    像として表示する第2の表示手段と、を備えたことを特
    徴とするX線診断装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の表示手段と前記第2の表示手
    段が同一の表示装置であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれか1項記載のX線診断装置。
  6. 【請求項6】 前記撮影位置移動手段は、前記被検体を
    移動することにより撮影位置を移動するものであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載
    のX線診断装置。
  7. 【請求項7】 前記撮影位置移動手段は、前記X線管と
    前記イメージインテンシファイヤと前記撮像手段を移動
    することにより撮影位置を移動するものであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のX
    線診断装置。
  8. 【請求項8】 前記部位指定手段は、前記第1の表示装
    置に表示されている画像上の2点を指定することにより
    所望部位を指定するものであることを特徴とする請求項
    1乃至請求項7のいずれか1項記載のX線診断装置。
  9. 【請求項9】 前記部位指定手段により指定された部位
    情報に基きグラフィック情報を発生し、前記グラフィッ
    ク情報を前記画像信号に合成する手段を備えたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のX
    線診断装置。
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