JP5594065B2 - 記録材処理装置 - Google Patents
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Description
請求項2記載の発明は、前記送り出し部材は、前記積載面に送り出される記録材の当該積載面における姿勢に応じて定められる時間、回転を継続することを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記解除機構は、前記送り出し部材が回転を開始する前に前記覆い部材を固定することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置である。
請求項4記載の発明は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部の下方に設けられ、記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、前記記録材処理部による処理が行われた記録材が積載される積載面と、回転し当該記録材処理部から搬送されてきた記録材を当該積載面に送り出すとともに送り出しを行った後も予め定められた時間、回転を継続する送り出し部材と、当該送り出し部材により送り出された記録材がユーザによって取り出される取り出し口とを有し、前記画像読取部の下方であって前記記録材処理部の上方あるいは側方に設けられかつ当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される記録材収容部と、少なくとも一方向から前記記録材収容部の前記取り出し口を覆うとともに、当該記録材収容部に対して開閉可能に設けられる覆い部材と、前記記録材収容部に対して前記覆い部材を固定するとともに、前記送り出し部材による記録材の送り出しを行った後に固定を解除する解除機構と、前記解除機構が固定を解除しているが前記送り出し部材が回転を継続している間、ユーザによって前記覆い部材に対する開放操作がなされた際に、当該送り出し部材の回転を停止させる停止手段とを含む記録材処理装置である。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、記録材を取り出す際に記録材がより迅速に取り出される姿勢で記録材を積載することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、回転する排出ロールにユーザが接触することをより抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、排出後も回転を継続する排出ロールに対するユーザの接触を抑制し記録材の排出後の早期取り出しが可能な記録材処理装置を提供することができる。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置100は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10(記録材処理部)と、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部20とを備えている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100の上方側に設けられ、原稿の画像を読み取るスキャナにより構成される画像読取装置30(画像読取部)を備えている。さらに、画像形成装置100は、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部40を備えている。
画像形成部10には、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。ここで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、現像装置に収納されるトナーを除いて、同様に構成される。そして、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。このようなことから、以下の説明においては、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各構成についてはそれぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」という符号を付して区別するが、区別する必要のないときは、これらの符号は付さない。
さらにまた、画像形成部10は、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知するエグジットセンサ22を備える。さらにまた、このエグジットセンサ22を通過した用紙Sを胴内積載部60に排出する胴内排出ロール23を備える。
次に、図1及び図2を参照しながら、胴内排出ロール23について説明をする。ここで、図2は、本実施の形態が適用される胴内排出ロール23の駆動系を説明する説明図である。
まず、図2に示すように、胴内排出ロール23は、駆動源(図示せず)からの駆動を受ける駆動ロール23aと、この駆動ロール23aに従動しかつ駆動ロール23aとの間にニップ部を形成する従動ロール23bとを有する。そして、この駆動ロール23aと従動ロール23bとは、筺体50の胴内積載部60が設けられる側の側面である筺体側面50aに露出した状態で設けられている。
なお、駆動源(図示せず)は、胴内排出ロール23のみを駆動させる構成でなくともよい。例えば中間転写ベルト13や二次転写部19等他の部材を胴内排出ロール23とともに駆動させる構成であってもよい。
次に、図1及び図3を参照しながら、カバー部材80について説明をする。ここで、図3は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す斜視図である。
まず、覆い部材の一例であるカバー部材80は、画像形成装置100の前面(操作面側)に開閉可能に設けられている(矢印A参照)。具体的には、カバー部材80は、胴内積載部60と画像読取装置30との間に形成される空間が画像形成装置100の前面側に向けて開口する領域であり、画像が形成された用紙Sが取り出される取り出し開口53(取り出し口)を覆う。
カバー部材80のヒンジ81は、図3に示すように、閉じられた状態のカバー部材80(図3の破線参照)の下側の端部に設けられ、さらに胴内積載部60の下方において筺体50に固定される。
被拘束部85は、ヒンジ81が設けられた端部と対向するカバー部材80の端部であって、筺体側面50a側に設けられる。本実施の形態における被拘束部85は、カバー面80aと連続する板状の部材であり筺体側面50aに沿って設けられる。そして、被拘束部85は、筺体側面50a向けて開口する開口87(詳細は後述)を有する。
次に、図3及び図4を参照しながら、カバーロック部70について説明をする。ここで、図4(A)はカバーロック部70周辺の斜視図であり、図4(B)は図4(A)のI面におけるカバーロック部70の断面図である。詳細には、(B−1)はカバーロック部70によるロックが解除されている状態を示し、(B−2)はカバーロック部70によってロックされている状態を示す。
またカバーロック部70は、被拘束部85を拘束するロックピン71と、このロックピン71と接続されロックピン71を移動させるソレノイド75と、ロックピン71とソレノイド75との間に設けられロックピン71を元の位置に戻す戻しばね73とを有する。
ソレノイド75は、上記第2領域に設けられており、ロックピン71の副部712の端部71a(主部711に接続された端部とは反対側に位置する端部)に接続されている。ソレノイド75は、この副部712側の端部71aを被拘束部85に対して進退させる(矢印B及びC参照)。なお、戻しばね73は、この端部71aとソレノイド75との間に設けられている。
まず、図4の(B−1)に示されるように、カバーロック部70によるロックが解除されている状態においては、ロックピン71の主部711側の端部71bが、筺体側面50aに接近した位置Paに配置されている。ここで、ロックピン71の端部71bが位置Paに配置されている状態においては、ロックピン71は、被拘束部85の開口87に進入していない。したがって、被拘束部85がロックピン71によって移動が制限されないことからカバー部材80を開放することが可能である。
次に、図1及び図5を参照しながら、画像形成装置100の動作について説明をする。ここで、図5は、本実施の形態が適用される胴内排出ロール23とカバーロック部70との関係を示すタイミングチャートである。
まず、画像形成装置100が画像形成動作を開始する際には、カバーロック部70がカバー部材80をロックしている。より具体的には、カバー部材80は閉じられ、かつロックピン71の主部711側の端部71bは、被拘束部85の開口87に進入している状態である。なお、本実施の形態においては、図示しないカバーセンサが、カバー部材80が閉じられていることを検知しない状態では、画像形成装置100が画像形成の動作を開始しない。
一方で、用紙収容部41に積載された用紙Sは、繰り出しロール43によって繰り出され、捌きロール45によって捌かれて搬送される。さらに、捌かれた用紙Sはレジロール47によって二次転写部19へと供給される。
そして、重畳トナー像は、二次転写部19が形成する転写電界の作用により、レジロール47を経て供給される用紙S上に一括して静電転写される。
一方で、図5の上段に示すように、胴内排出ロール23は、用紙Sの搬送方向後端が胴内排出ロール23を通過した後、予め定められた時間だけ回転を継続する(矢印E参照。以下、回転継続期間)。なお、本実施の形態においては、画像が形成された用紙Sの搬送方向後端がエグジットセンサ22を通過してから経過した時間によって胴内排出ロール23の回転を制御している。すなわち、用紙Sの搬送方向後端がエグジットセンサ22を通過した後、用紙Sがエグジットセンサ22から胴内排出ロール23まで搬送される時間に回転継続時間を加えた時間、胴内排出ロール23を回転させた後停止させる(矢印F参照)。
そして、カバー部材80がユーザによって開放された(開放操作がなされた)後、画像が形成され胴内積載部60に積載された用紙Sは、取り出し開口53を通して取り出される。
一方で、画像が形成された用紙Sをより短時間で取り出すことが望まれる場合がある。この場合、カバーロック部70がカバー部材80の固定を解除した後で、かつ胴内排出ロール23が回転継続期間中にある状態で、短時間で用紙Sを取り出すことを望むユーザがカバー部材80を開放することが考えられる。
そこで、本実施の形態においては次のような態様とすることにより、画像が形成された用紙Sをユーザが取り出す際に、ユーザが回転している胴内排出ロール23に触れることを回避する。
より具体的には、画像が形成された用紙Sが胴内積載部60に排出された後であって、カバーロック部70がオフとなり(ロックピン71が位置Paに配置されている)、かつ回転が継続している間にユーザがカバー部材80を開放すると、この開放をカバーセンサ(図示せず)が検知する。このカバーセンサが、開放を検知したことの信号を制御部20へ信号を送り、この信号を受けた制御部20が、クラッチ25を駆動させ図示しない動力源の動力を遮断する。そして、動力が伝達されなくなった胴内排出ロール23は停止する。
この土手残りの状態を回避するため、用紙Sが通過した後、胴内排出ロール23を予め定められた時間だけ回転を継続させることが必要な場合がある。いわば、用紙Sの後端を胴内排出ロール23によって押し出すことが必要な場合である。
上述の実施形態においては、記録材処理装置の例として画像形成装置100を用いて説明したが、これに限定されない。記録材処理装置としては、例えば後処理装置や用紙積載装置等であってもよい。後処理装置としては、ステープル針を用いて(あるいは用いることなく)記録材に対する綴じ処理を行う綴じ処理装置、パンチ穴をあけるパンチャ、折り筋を付ける折り筋装置等を有する構成がある。用紙積載装置としては、用紙を複数の積載部に仕分けられる機構を有する構成がある。
さらに、画像形成装置100の前面(操作面側)と画像形成装置100の側面との両面にそれぞれカバー部材80を設けるよう構成してもよい。
Claims (4)
- 記録材が積載される積載面と、回転し記録材を当該積載面に送り出すとともに送り出しを行った後も予め定められた時間、回転を継続する送り出し部材とを有し、当該送り出し部材が送り出す記録材が収容される記録材収容部と、
少なくとも一方向から前記記録材収容部を覆うとともに、当該記録材収容部に対して開閉可能に設けられる覆い部材と、
前記記録材収容部に対して前記覆い部材を固定するとともに、前記送り出し部材による記録材の送り出しを行った後に固定を解除する解除機構と、
前記解除機構が固定を解除しているが前記送り出し部材が回転を継続している間、ユーザによって前記覆い部材に対する開放操作がなされた際に、当該送り出し部材の回転を停止させる停止手段と
を含む記録材処理装置。 - 前記送り出し部材は、前記積載面に送り出される記録材の当該積載面における姿勢に応じて定められる時間、回転を継続することを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置。
- 前記解除機構は、前記送り出し部材が回転を開始する前に前記覆い部材を固定することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置。
- 原稿上の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部と、
前記画像読取部の下方に設けられ、記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、
前記記録材処理部による処理が行われた記録材が積載される積載面と、回転し当該記録材処理部から搬送されてきた記録材を当該積載面に送り出すとともに送り出しを行った後も予め定められた時間、回転を継続する送り出し部材と、当該送り出し部材により送り出された記録材がユーザによって取り出される取り出し口とを有し、前記画像読取部の下方であって前記記録材処理部の上方あるいは側方に設けられかつ当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される記録材収容部と、
少なくとも一方向から前記記録材収容部の前記取り出し口を覆うとともに、当該記録材収容部に対して開閉可能に設けられる覆い部材と、
前記記録材収容部に対して前記覆い部材を固定するとともに、前記送り出し部材による記録材の送り出しを行った後に固定を解除する解除機構と、
前記解除機構が固定を解除しているが前記送り出し部材が回転を継続している間、ユーザによって前記覆い部材に対する開放操作がなされた際に、当該送り出し部材の回転を停止させる停止手段と
を含む記録材処理装置。
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