JP2009186940A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】再搬送路24の途中から、給紙カセット20Aの底部方向に搬送されるシートを受け取ることが可能に、給紙カセット20Aの底部に後処理装置100を配置した画像形成装置である。
【選択図】図7
Description
特許文献1記載の技術では、ユニット化された複数台のシート処理装置を上下方向に重ねるように連結して指定されたシート処理を行うものであり、ユニット化されたシート処理装置を画像形成装置の装置本体に連結する前の装置本体単体において、シート処理装置に連結するために本来必要のない搬送経路・通紙パスを有している。
特許文献2記載の技術では、給紙カセット部上に縦長な画像形成装置を作り、余った空間(面積)に後処理装置を付ける構成である。
特許文献2記載の技術では、縦長な特殊な画像形成装置となってしまう。
特許文献4記載の技術では、その構成上、スキャナ等を載せることができなく、多機能なプリンタ(マルチファンクションプリンタ:以下、「MFP」ともいう)対応ができないという問題がある。
もし、装置本体(本機体)の排紙口に直接、後処理装置を追加設置した場合、後処理後に排紙される記録紙が後処理装置設置前の胴内排紙トレイ位置より更に奥側に排紙トレイを設置し排紙することになり、ユーザが記録紙を取り出すことができないと同時に、排紙トレイによる奥行方向への本機体の大型化、壁面設置不可、胴内排紙部使用不可、オールインワン(以下、「AIO」ともいう)等消耗品(トナーを供給する装置および感光体を含むカートリッジ)の交換による上カバーの開閉が困難となってしまう。装置本体の排紙口に中間搬送路を用いて、手前→奥→手前とUターン経路を構成して手前側排紙する場合、胴内においてUターン経路を構成するスペースの確保が難しく、Uターン半径を小さくできない厚紙等の紙種への対応が難しい。またUターン経路を胴内部を通過した機外で行う場合は、大型化は避けられない上、搬送距離が膨大になる。加えて1枚目の印刷面が排紙面に対面する手前→奥排紙では、Uターン1回では記録紙積載順が1枚目印刷面の上に2枚目、3枚目と積み上がるためステープルができない。従って、本発明では、上記問題点をすべて解決することを目的とする。
請求項1記載の発明は、シートを給送するシート給送部と、前記シート給送部より上部に配置され該シート給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、給送されたシートを前記画像形成部と接するように導く第1のシート搬送路と、第1のシート搬送路を通り前記画像形成部で画像形成されたシートを装置本体手前から奥側に、または前記装置本体奥側から手前側に排出する、シートをスイッチバックするスイッチバック手段を備えたシート排出部と、前記画像形成部の上部に配置され、前記シート排出部からシート排出方向に排出される画像形成されたシートを積載するシート積載部と、第1のシート搬送路と異なる搬送路であって、前記スイッチバック手段によりスイッチバックされた画像形成済みのシートを反転した後、前記シート給送部の一部を通ることで、再度、第1のシート搬送路に至り、前記画像形成部と接することによりシートの他方のシート面に画像を形成する第2のシート搬送路と、第2のシート搬送路の途中から、前記シート給送部の底部方向に搬送されるシートを受け取ることが可能に前記シート給送部の底部に配置された後処理装置とを有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、第2のシート搬送路の途中から、シート給送部の底部方向に搬送されるシートを受け取ることが可能にシート給送部の底部に配置された後処理装置を有しているので、第2のシート搬送路として例えば既存の両面パスを利用することで、設置スペースが大きくなることなく、胴内排出シートへのアクセスが悪くならないと共に、例えばトナーの供給に関連するオールインワンタイプのカートリッジ交換性も悪化することなく、中間搬送パスをも必要としない。加えて、後処理装置のシート排出口を利用して通常印刷物を排出可能なため、デスクトップ機として印刷物へのアクセスに優れると共に、装置本体下部に追加のため、傾斜問題に対する対応が容易であり、装置本体と後処理装置とは装置本体自重で連結固定されるので、特別なロックを必要とせずに構成できる。
図1および図2に示した画像形成装置は、装置本体1のほぼ中央に配置され、シートに画像を形成する画像形成手段を備えた画像形成部2と、この画像形成部2の下方に配置され、画像形成部2にシートSを給送するシート給送部としての給紙部20と、給送されたシートを画像形成部2と接するように導く第1のシート搬送路としての片面搬送路67(図7参照)と、画像形成部2の上方に空間を隔てて配置された画像読取部(以下、「スキャナ」ともいう)30と、画像形成部2にて画像形成されたシートを装置本体1の手前(両図の右側)から奥側(両図の左側)に排出するシート排出部としてのシート排紙部と、画像形成部2の上部に配置され、シート排紙部によってシート排出方向(排紙方向)Xaに排出されるシートを積載するシート積載部40と、片面搬送路67と異なる搬送路であって、スイッチバック手段としての後述する排紙ローラ対25によりスイッチバックされた画像形成済みのシートを反転した後、給紙部20の一部を通ることで、再度、片面搬送路67に至り、画像形成部2と接することによりシートの裏面に画像を形成する第2のシート搬送路としての両面搬送路71および再搬送路24と、装置本体1の下部に配置され、手差し給紙口(手差し給送口)46を備えた手差し給送部としての手差し給紙部45とを有する。
すなわち、両図に示した画像形成装置は、スキャナ付きのタンデムタイプのカラー画像形成装置であって、またシート積載部40とスキャナ30との間にシート排出のための所定の空間が形成される胴内排紙型の画像形成装置でもある。
図1等において、Yは、シート排出方向Xaと直交するシート幅方向を示しており、シート排出方向Xaは、スキャナ30の後述するスライド方向でもあり、Xbは、スライド方向Xaと反対方向のスライド方向である。
なお、画像形成部2はシートSに画像を記録する画像記録部2とも呼ばれ、シート積載部40は排出されたシートを載置・積載するシート載置部40とも呼ばれる。
上述したように、給紙部20、レジストローラ13、2次転写ローラ12を設けた2次転写部、定着部14、シート排紙部としての排紙ローラ対25に至るシート搬送経路が、適宜配設されるガイド部材(図示せず)と共に、図7等に示す片面搬送路(片面搬送パス)67を形成している。
両面搬送路(両面搬送パス)71も、適宜配設されるガイド部材(図示せず)によって形成されており、ほぼ中間位置に一対の駆動ローラおよび従動ローラからなる搬送ローラ75が配設されている。
なお、本例では、できるだけ簡素で小型かつ安価で済む画像形成装置の実現を目的としているので、シート自体の腰の強さによってシートを両面搬送路71側に導くように構成したが、これに限らず、薄紙なども使用する場合にあっては、後述の図13および図14に示す分岐爪90の機構に類似するものや、ガイド部材によるシート搬送路の切り替えなど公知の手段を適宜用いてもよい。
このようにして両面にフルカラートナー画像が転写されたシートは再度、片面搬送路67を介して定着部14による定着処理を経て、排紙ローラ対25によりシート積載面(排紙トレイ)41上に排紙される。両面作像の効率を上げるため、用紙の表、裏に形成すべき画像の形成タイミングは制御手段(図示せず)により実行される。
このように、上カバー18を揺動・開閉可能にするロックレバー60の操作部61をシートSのストックされるシート載置面41に配置しているので、シート積載面41上にシートSがある状態で上カバー18を揺動・開放してしまうことが確実に防止される。
しかし、装置の奥行き方向の大きさを小さくし、かつ高さを小さくしようとすると、前面開口部42の大きさも小さくなり、手を排紙空間に挿入しにくくなったり、また、シートがスキャナ30やシート排紙部(排紙ローラ対25の配置部)に当ったりしてシートの取り出し易さを犠牲にすることになる。例えば図2において、スキャナ30は画像形成部2および装置本体1の後部より後側に突出しているが、装置を小型化するために、スキャナ30と装置本体1の後部を合わせると前面開口部42が小さくなる。しかしながら、ユーザの設置環境によっては装置の大きさよりシートの取り出し易さの方が重要であったり、また取り出し易さについてもユーザによって感じ方が異なるので、前面開口部42の大きさを調整可能であることが望ましく、その移動位置も複数選択できれば様々なユーザに対して適した使用条件を提供できる。
このとき、スキャナ30の背面は、画像形成部2の背面と同等となり、マシンサイズは最小となる。このように図4(b)に示した位置を占めた状態で梱包を行うと、凹凸が少ないため、梱包材を大量に使うことなく、また梱包体積も小さいため、トラックで一度に輸送できる量も増えることから、環境にも優しいといえる。スキャナ30は挿入方向・着脱方向に抜けないように、説明を省略した段ネジピンと溝との係合関係にて取り付けられるため、スキャナ30が支持部51,52から抜けることはない。
なお、図1および図4に示す70は、スキャナ30が支持部50に対して所定の位置にロック・固定されている状態を解除するための操作ボタンを示している。この操作ボタン70を押すことにより、左右の支持部52,51とスキャナ30底壁に取り付けられた図示しない左右のレール部材とのロック・係合状態が連動して解除されることによって、スキャナ30がスライド可能になるものである。
図1に示したシート給送部としての給紙部20は、単に装置本体1に配置されていたことを説明しただけであったが、図6の例においては、給紙トレイ21、フリクションパッド23および再搬送路24が装置本体1に対して着脱自在であって挿脱自在なシート給送カセットとしての給紙カセット20Aを構成していることを明定したものである。後述の実施形態では、給紙部20として図6の例の給紙カセット20Aを採用している。
以下、図7〜図27を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図7〜図27に示す第1の実施形態は、図1〜図6に示した本発明を適用する画像形成装置と比較して、図7に示すように、給紙部20が給紙カセット20Aであることを明定した点、シート検知手段としてのシート検知センサ81,82を片面搬送路67に配置した点、両面搬送路71に連通した再搬送路24の途中から、給紙カセット20Aの底部方向に搬送されるシートを受け取ることが可能に、給紙カセット20Aの底部に後処理装置100を配置した画像形成装置である点が主に相違する。
すなわち、後処理装置100にシートを搬送するために、手差し給紙口46からレジストローラ13間に配置された分岐爪90によって、既存の両面搬送路71および再搬送路24(両面パス)を利用して、この両面パスより搬送されるシートを再搬送路24の最下面より給紙カセット20Aの底面方向に搬送している点が大きな特徴である。
図9に示すように、手差し給紙路74(以下、「手差し給紙パス74」ともいう)は、手差し給紙口46から同図に図示しない片面搬送路67(図7参照)に合流すべく、ガイド部材92を始めとする同図に示されているガイド部材と分岐爪90とで形成されている。
図10に示すように、両面・後処理路72は、既存の再搬送路24(両面パス24)の途中から分岐して、給紙・後処理路73に合流・連通した後、後処理装置100の後処理路108(図17参照)に連通すべく配設されている。両面・後処理路72は、ガイド部材92,93を始めとする同図に示されているガイド部材と分岐爪90とで形成されている。給紙・後処理路73は、ガイド部材93を始めとする同図に示されているガイド部材と分岐爪90とで形成されている。
図8および図9に示すように、分岐爪90の自重、もしくは分岐爪の揺動軸91上に巻着される図示しない巻バネ(ねじりコイルバネ)により、時計回りに所定の角度回動、すなわち時計回りに揺動した分岐爪90の先端90aが給紙・後処理路73を形成しているガイド部材93に形成された分岐爪突き当て部93aに接触することで停止するようになっている。分岐爪突き当て部93aは、手差し給紙パス74より低い位置にあり、かつ、分岐爪90が分岐爪突き当て部93aにて接触時においても、分岐爪先端90aが手差し給紙パス74より低い位置になるような突き当て部位置に形成されている。
なお、分岐爪90への揺動作用の駆動源・駆動手段は、ソレノイド95以外にも、モータとカムとを用いた機構、所定のトルクが加わると空回りするトルクリミッタを用いる機構等でも可能である。
図15は、手差し給紙口46上のシートの有無を検知する検知機構を示す。図16は、フィラー112の可動パターンとその検知状況を示す。
図15および図16に示すように、手差し給送部45からのシート給送状況を検知するシート検知手段としての透過型フォトセンサからなるシート検知センサ109を含む検知機構を、後述するように後処理装置100内に有することを1つの特徴としている。上記検知機構には、シート検知センサ109の他に、一端112aおよび他端112bを備え軸112cの周りに揺動可能に支持されたフィラー112も含まれる。軸112cは、フィラー112に固着されていて、後処理装置100内の図示しない不動部材に揺動可能に支持されている。フィラー112は、例えば薄板シート状のポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂から形成されている。
一方、図16に示すように、手差し給紙口46にシートが挿入された際、シートによってフィラー112の一端112aが押されてフィラー112は反時計回りに回転することにより、フィラー112がシート検知位置P2を占めることとなり、フィラー112の他端112bがシート検知センサ109から外れシート検知センサ109がオンすることで、シート検知を行う構成である。
また、給紙カセット20Aの装置本体1からの引き出し・離脱がされた際、給紙カセット20Aによってフィラー112の一端112aが押され、フィラー112は時計回りに回転することにより、フィラー112が給紙カセット20Aの引き出し検知位置P3を占めることとなり、フィラー112の他端112bがシート検知センサ109から外れシート検知センサ109がオンすることで、フィラー112の他端112bがシート検知センサ109から外れシート検知センサ109がオンすることで、装置本体1からの給紙カセット20Aの引き出し検知を行う構成である。図16において、破線で示すSは手差し給紙したときのシート位置であり、破線で示す20Aは装置本体1からの給紙カセット20Aの引き抜き軌跡をそれぞれ表している。
後処理装置100には、後処理路108の所定の位置に配置されシートを搬送するシート搬送手段としての一対の駆動ローラおよび従動ローラからなる搬送ローラ105a、105b,105c,105d,105eと、後処理路108の所定の位置に配置され、シートの先端および後端の少なくとも一方を検知するシート検知手段としての複数のシート検知センサ109,110,111と、上述した検知機構とを有する。
(1−1)の場合:図18のb→図27のk→上カバー18のシート積載面41上に排紙または、(1−2)の場合:図18のb→図19のc→図20のd→図21のe→後処理装置100の排紙トレイ113に排紙
(2−1)の場合:図18のb→図19のc→図24のh→図27のk→上カバー18のシート積載面41上に排紙
または、(2−2)の場合:図18のb→図19のc→図24のh→図19のc→図20のd→図25のi→後処理装置100の排紙トレイ113に排紙
図18のb→図19のc→図20のd→図21のe→図22のf→(後処理)→後処理装置100の排紙トレイ113に排紙
図18のb→図19のc→図24のh→図19のc→(2枚目スイッチバック)→図25のi→図26のj→(後処理)→後処理装置100の排紙トレイ113に排紙
1枚目のシートS1が両面・後処理路72および給紙・後処理路73を経由して搬送されてシート検知センサ110を通過した時点で、3枚目のシートS3の給紙が開始される。シート検知センサ111に1枚目のシートS1のシート進行方向先端が到達した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107から分離し、もしくは分離しておき、シート進行方向後端がシート検知センサ111を通過した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107に接触する方向に駆動し、シートに軽圧をかけ同時に反時計回りに回転駆動してシートS1を後処理装置100の排紙トレイ113に排紙する。また後処理装置100の排紙トレイ113上のシート印刷面および順は胴内通常片面印刷と同様である。
1枚目のシートS1が両面・後処理路72および給紙・後処理路73を経由して搬送されてシート検知センサ110を通過した時点で、3枚目のシートS3の給紙が開始される。シート検知センサ111に1枚目のシートS1のシート進行方向先端が到達した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107から分離し、もしくは分離しておき、シート進行方向後端がシート検知センサ111を通過した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107に接触する方向に駆動し、シートに軽圧をかけ同時に反時計回りに回転駆動してシートS1を後処理装置100の排紙トレイ113に排紙する。また、シート印刷面(表面)および順は胴内通常片面印刷と同様順序で印刷処理が行われるため、シート印刷面(表面)および順は胴内通常片面印刷と同様である。
1枚目のシートS1が両面・後処理路72および給紙・後処理路73を経由して搬送されてシート検知センサ110を通過した時点で、3枚目のシートS3の給紙が開始される。シート検知センサ111に1枚目のシートS1のシート進行方向先端が到達した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107から分離し、もしくは分離しておき、シート進行方向後端がシート検知センサ111を通過した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107に接触する方向に駆動し、シートに軽圧をかけ同時に時計方向に回転駆動して後処理用の突き当て部107aにシートを突き当てる。1枚目のシートS1は後処理がされるまでその場に留まり、2枚目のシートS2は1枚目同様の行程を経て、1枚目のシートS1上に積み重なる。印刷処理枚数すべてがシート揃え台107にて突き当て部107aに突き当たった状態で幅方向(主走査方向)のシート揃えが行われる。幅方向(主走査方向)、前後方向(副走査方向)ともに揃えられた後、後処理部としての図示しない綴じ装置によるステープル、図示しない穿孔装置によるパンチ等の後処理が行われる。後処理後、各シート揃えローラ106が反時計回りに回転駆動することで、印刷されたシートSを一括して後処理用の排紙トレイ113に排紙される。その際のシート印刷面および順は胴内通常片面印刷と同様である。
1枚目のシートS1が両面・後処理路72および給紙・後処理路73を経由して搬送されてシート検知センサ110を通過した時点で、3枚目のシートS3の給紙が開始される。シート検知センサ111に1枚目のシートS1のシート進行方向先端が到達した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107から分離し、もしくは分離しておき、シート進行方向後端がシート検知センサ111を通過した時点で、各シート揃えローラ106はシート揃え台107に接触する方向に駆動し、シートに軽圧をかけ同時に時計方向に回転駆動して後処理用の突き当て部107aにシートを突き当てる。1枚目のシートS1は後処理がされるまでその場に留まり、2枚目のシートS2は1枚目同様の行程を経て、1枚目のシートS1上に積み重なる。印刷処理枚数すべてがシート揃え台107にて突き当て部107aに突き当たった状態で幅方向(主走査方向)のシート揃えが行われる。幅方向(主走査方向)、前後方向(副走査方向)ともに揃えられた後、後処理部としての図示しない綴じ装置によるステープル、図示しない穿孔装置によるパンチ等の後処理が行われる。後処理後、各シート揃えローラ106が反時計回りに回転駆動することで、印刷されたシートSを一括して後処理用の排紙トレイ113に排紙される。その際のシート印刷面および順は胴内通常片面印刷と同様である。
図28を参照して、後処理装置100のジャム処理に関する第1の実施形態の変形例1を説明する。
装置本体1は、上述したとおりデスクトップ型のMFPであり、小型であり、かつ、第1の実施形態の後処理装置100は取り外しが可能、すなわち装置本体1に対して着脱自在に構成されていた。それでも、装置本体1は重量物であって給紙カセット20A下に存在するため、後処理装置100内で発生したジャム処理ごとに後処理装置100を分離することはユーザにとって大変な労力を必要とする。
上述のとおり、様々なユーザ要求に答えるべく後処理装置100を追加できる構成になっている。そこで、変形例2では、図29に示すように後処理装置100Aにおいても排紙トレイ部を分割して追加可能な拡張排紙トレイ120となっている。拡張排紙トレイ120の機能として、大容量スタック機能、スライドソート機能が挙げられる。
追加設置に要する構成としては、後処理装置100Aの初期状態で付随する排紙トレイ113Aを取り外すことができるよう図示しない解除レバーがあり、かつ、後処理装置100Aの底面および拡張排紙トレイ120上面にはオプションバンクと同様の位置決め手段、送給電端子、信号端子を用いている。
以上、本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
2 画像形成部
10 転写装置
12 2次転写ローラ
18 上カバー(上カバー部材)
20 給紙部(シート給送部)
20A 給紙カセット(シート給送カセット)
24 再搬送路(第2のシート搬送路を構成)
25 排紙ローラ対(シート排出部を構成、スイッチバック手段)
30 画像読取部、スキャナ
40 シート積載部
41 シート積載面
45 手差し給紙部(手差し給送部)
46 手差し給紙口(手差し給送口)
50 支持部
67 片面搬送路(第1のシート搬送路)
71 両面搬送路(第2のシート搬送路を構成)
72 両面・後処理路(シート搬送路)
73 給紙・後処理路(シート搬送路)
74 手差し給紙路(シート搬送路)
90 分岐爪(搬送方向切替手段)
95 ソレノイド(搬送方向切替手段の駆動部を構成)
96 リンク(搬送方向切替手段の駆動部を構成)
97 引張りバネ(搬送方向切替手段の駆動部を構成)
100,100A 後処理装置
101a,101b,101c 位置決めボス(後処理装置の位置決め手段)
102 給電端子(後処理装置の給電手段)
103 信号端子(後処理装置の信号通信手段)
106 シート揃えローラ(シート揃え部を構成)
107 シート揃え台(シート揃え部を構成)
109 シート検知センサ(手差し給送部のシート検知手段)
112 フィラー(手差し給送部の検知機構)
113 排紙トレイ(シート収納手段)
S シート(シート状記録媒体)
Xa シート排出方向(排紙方向)、スライド方向
Y シート幅方向
Claims (10)
- シートを給送するシート給送部と、
前記シート給送部より上部に配置され該シート給送部から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、
給送されたシートを前記画像形成部と接するように導く第1のシート搬送路と、
第1のシート搬送路を通り前記画像形成部で画像形成されたシートを装置本体手前から奥側に、または前記装置本体奥側から手前側に排出する、シートをスイッチバックするスイッチバック手段を備えたシート排出部と、
前記画像形成部の上部に配置され、前記シート排出部からシート排出方向に排出される画像形成されたシートを積載するシート積載部と、
第1のシート搬送路と異なる搬送路であって、前記スイッチバック手段によりスイッチバックされた画像形成済みのシートを反転した後、前記シート給送部の一部を通ることで、再度、第1のシート搬送路に至り、前記画像形成部と接することによりシートの他方のシート面に画像を形成する第2のシート搬送路と、
第2のシート搬送路の途中から、前記シート給送部の底部方向に搬送されるシートを受け取ることが可能に前記シート給送部の底部に配置された後処理装置と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記後処理装置は、前記装置本体に対して着脱自在に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2記載の画像形成装置において、
前記装置本体には、前記シート給送部として該装置本体に対して挿脱自在なシート給送カセットが追加可能に配設されており、
前記装置本体に対する前記後処理装置の位置決め手段が、該装置本体に対して追加する前記シート給送カセットの位置決め手段と同じ構成を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2または3記載の画像形成装置において、
前記装置本体には、前記シート給送部として該装置本体に対して挿脱自在なシート給送カセットが追加可能に配設されており、
前記装置本体に対する前記後処理装置の給電手段が、該装置本体に対して追加する前記シート給送カセットの給電手段と同じ構成を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記装置本体には、前記シート給送部として該装置本体に対して挿脱自在なシート給送カセットが追加可能に配設されており、
前記装置本体に対する前記後処理装置の信号通信手段が、該装置本体に対して追加する前記シート給送カセットの信号手段と同じ構成を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし5の何れか一つに記載の画像形成装置において、
第2のシート搬送路の途中でシートの搬送方向を切り替えることが可能な搬送方向切替手段を、前記シート給送部内に有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし6の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記搬送方向切替手段の駆動部を、前記後処理装置内に有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記装置本体には、手差し給送部が配置されており、
前記手差し給送部からのシート給送状況を検知するシート検知手段を含む検知機構を、前記後処理装置内に有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし8の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記後処理装置は、シート搬送路、シート揃え部および後処理部を有し、
前記後処理部と前記後処理装置の支持部とが分離可能に構成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし9の何れか一つに記載の画像形成装置において、
前記後処理装置は、後処理されたシートを収納するシート収納手段を有し、
前記シート収納手段が前記後処理装置本体に対して着脱可能に構成されていて、かつ、前記後処理装置本体から離脱された後の前記後処理装置本体の底部に、拡張したシート収納手段を装着可能であることを特徴とする画像形成装置。
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