JP4965417B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、画像形成装置に関し、さらに詳しくは、画像形成装置における後処理装置設置構造に関する。
画像形成装置には、複写機やプリンタ類はファクシミリ装置あるいはこれら各装置の機能を適宜組み合わせた複合機などが知られており、これらの装置には、画像形成処理を行うための作像部が設けられている。
一方、画像形成装置は、その設置スペースの削減を目的として、プリンタやファクシミリ装置あるいは複写機などの多機能を持ち合わせた複合機が多く用いられるようになってきている。
画像形成装置では、複写機やファクシミリ装置などに見られるように原稿読み取り装置、いわゆる、スキャナを作像部を内蔵している装置本体の上部に配置した構成が一般的な構造として用いられている。
また、設置スペースの削減は、トナー像を転写された記録紙の排出形態によっても影響を受けるため、近年では、画像形成装置の外側ではなく装置本体内において排出された記録紙を積載する排紙トレイを備えた胴内排紙型と称される構成が用いられるようになってきている。(例えば、特許文献1、特許文献5)。胴内排紙型の画像形成装置における排紙トレイは、作像部とスキャナ部とを上下に分離し、その分離されることで形成された空間に設けられている。
一方、画像形成装置には、排出された記録紙を対象としてステープラや穴あけ機を用いた纏め綴じ等の後処理を行う後処理装置を付設する場合がある。
後処理装置は、仕分け数や綴じ処理あるいは穴あけさらにはスタンプ押しなどの内容に合わせて、例えば、類別するための複数の排出トレイに相当するビンを備えたかなり大型のものが一般的であったため、画像形成装置に隣接して設置されることが多かった、
しかし、画像形成装置を対象として後処理装置を付設する際においても、設置スペースの削減という問題が解決されることが望ましいので、画像形成装置内に後処理装置を設ける構成が提案されてきている(例えば、特許文献2)。
画像形成装置内に後処理装置を設ける場合には、作像部の最終工程である定着工程を経た記録紙の搬送パスを後処理装置に向かうように構成し、後処理された記録紙群を画像形成装置の側壁に設けてある複数のビンに収容するようになっている。
一方、胴内排紙型の画像形成装置においても後処理装置を設置することが望まれてきており、このための構成として、胴内排紙部である排紙トレイに後処理装置をオプションとして装填する構成が提案されている(特許文献1,3,4)。
特開2002−123−49号公報 特開2000−86076号公報 特開平11−65195号公報 特許第341092号 特開平5−197225号公報
特許文献1に開示されている後処理装置の設置構造は、設置に際して画像形成装置の構造物の一つである側板や胴内排紙部の排紙トレイを取り外す作業、さらには、画像形成装置での既存構造とは別に後処理装置設置のための取り付け構造を新たに設けることが必要となる。このため、後処理装置を設置する際には、画像形成装置の既存構造部品の取り外しや新たな部品の取り付けに際して、部品の追加やさらには取り外しや取り付け作業が画像形成装置のレイアウトにより制約を受けて排紙トレイから記録紙を取り出す側である画像形成装置前面での一括作業ができないという問題がある。
特許文献2に開示されている後処理装置設置構造では、画像形成装置内に既存の排出搬送パスとは別に後処理用搬送パスを設ける必要がある。このため、後処理装置の設置スペースに加えて搬送パスの設置スペースなどが原因して画像形成装置自体が大型となる問題がある。
特許文献3に開示されている後処理装置設置構造は、画像形成装置の組み立て時に画像形成装置における胴内排紙部を対象として、複数の排紙トレイや後処理装置を作像部とスキャナとの間に架橋される取り付けフレームにより各部の位置調整が可能な状態で積層配置できるようになっている。しかし、この構造では、既設された画像形成装置を対象とするのでなく画像形成装置の組み立て時を対象として後処理装置が設けられるものであり、既設の胴内排紙部を対象として後処理装置を設ける場合の対策が何もない。しかも、取り付けに際しては、記録紙を胴内排紙部から取り出す側である画像形成装置前面側と反対側で設置する必要があることから、胴内排紙部を対象とした後付けによる後処理装置の設置ができないという問題がある。
特許文献4に開示されている後処理装置設置構造は、記録紙の取り出し側である画像形成装置前面において記録紙の排出方向と逆方向に後処理装置を装填して胴内排紙部に後処理装置を設けるようになっている。この構造では、装置前面から設置作業が行えるものの、設置位置の位置決めのために、胴内排紙部に設けられている係合孔に対して後処理装置側の係合ピンを挿入するようになっているために位置決め作業が難しいという問題がある、つまり、後処理装置を抱えた状態で孔とピントとの係合位置を見つけることは難しく、その位置決め部材が複数あれば、各位置での位置合わせがきわめて困難となる。しかも、全ての係合部の係合が完了しているかどうかを確認する術もなく、正確な設置状態を確保する保証がないという問題がある。このため、一旦搭載した後処理装置の位置ずれが発覚すると、再度設置のやり直し作業が必要となり、ユーザがこの作業を行うには作業負担が大きくなる虞がある。
また、特許文献1〜4における後処理装置の装着方法は、装置の左右方向にシートを排出するものであって、シート排出方向に直行する側またはシート排出方向の開口部から装着可能とするものである。
よって、特許文献5に示すような装置正面から背面にシートを排出する胴内排紙型であって装置正面からシートを取り出す開口部から後処理装置を装着しようとすると、装置正面の排紙部筐体が邪魔をして後処理装置を装置正面から挿入して装着することが困難である。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置、特に、後処理装置を設置する際の問題に鑑み、装置正面から背面に向けて記録紙などのシートが排出されるとともに装置正面からシートを取り出す開口部を有する胴内排紙部への後処理装置の装填を装置正面の開口部から簡単にかつ正確に行える構成を備えた画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は次の構成よりなる。
(1)記録紙に画像形成を行う作像部を内蔵した筐体本体の上部に原稿画像の読み取りを行う原稿走査部と、該筐体本体上部と前記原稿走査部との間であって、装置正面から背面に向けて画像形成された記録紙を排出する排出部と、該排出部から排出されたシートを装置正面から取り出し可能とする開口部とを備えた画像形成装置において、
前記記録紙の排出部において排出された記録紙を対象としてステープル作業や穴あけ作業などの後処理を行うための後処理装置が後付けにより装填可能に設けられ、
前記排出部には、前記排出部での排出方向に沿って前記後処理装置を装填する際に該排出部内に挿入され始めた位置から前記排出部の設置位置までを誘導するガイド部が設けられ、前記後処理装置には、該ガイド部に対して挿嵌可能な摺動ガイド部材が備えられ、前記後処理装置を前記開口部から前記排出部の排出方向に挿入し、その後排出方向と逆の方向に向け移動させるに従い、前記ガイド部により設置位置に向けた誘導および設置位置での位置決めが行えることを特徴とする画像形成装置。
(2)前記ガイド部は、前記排出部の側壁内面に設けられ、前記後処理装置の挿入方向および挿入方向から設置位置に向かう経路を連続させた溝部で構成されていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記ガイド部は、前記後装置側と嵌合可能な段部で構成された突き当て部で構成され、該突き当て部には、該後処理装置の設置位置に向けた誘導部が設けられていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(4)前記ガイド部には、前記後処理装置が挿入開始位置から設置位置に移動する過程で移動時に発生する衝撃を緩和する緩衝部が設けられていることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(5)前記ガイド部には、前記後処理装置が設置位置に移動した際に、その位置からの移動を阻止して設置位置に位置決めする構成が用いられていることを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記突き当て部は、前記排出における前記記録紙の挿入方向と直角な方向に相当する記録紙の幅方向中央で該幅方向あるいは挿入方向に沿って該後処理装置の幅方向での傾きを防止できる寸法を有することを特徴とする(3)または(4)に記載の画像形成装置。
(7)前記ガイド部は、前記排出部の側壁内面に設けられているガイド部に加えて、前記排出部における記録紙排出口を有する壁面に設けられた今一つの係合部を備え、該今一つの係合部は前記側壁内壁面の溝内で前記後処理装置が挿入方向と反対方向に挿入されて設置位置に方向変換する際に前記後処理装置に有する係合ピンが係合して縦方向での後処理装置の位置を保持することを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
請求項1および3記載の発明によれば、排出部から排出された記録紙などのシートを装置正面において取り出し可能とすることができる開口部から前記排出部の排出方向に挿入し、その後排出方向と逆の方向に向け移動させるに従い、前記ガイド部により設置位置に向けた誘導および設置位置での位置決めが行えるガイド部を備えているので、装置正面側から排出部での排出方向に沿って挿入され始めた位置から設置位置に向け特別な手順を設定することなくほぼ自動的に誘導されることになる。
これにより、後処理装置が設置位置に至った際の位置決めを行うための特別な構造や部品を準備する必要もなく、簡単な操作でかつ正確に搭載作業が行える。
しかも、装置正面からの挿入が行えることにより、画像形成処理時と同じように、画像形成装置前面での作業体勢を採ることができ、後処理装置の搭載に際して後処理装置を挿入できる位置に画像形成装置を移動させたり、設置位置の位置決めのための部品取付などの付帯作業を不要にできるとともに作業姿勢も無理な姿勢を採る必要がなく、作業性を向上させることができる。
請求項2記載の発明においては、ガイド部が排出側壁内面に位置して挿入方向から設置位置に向かう経路を連続させた溝であるので、挿入開始位置から設置位置に至るまで後処理装置が外れたりすることがないので、簡単な作業で正確に位置決めすることができる。
請求項4記載の発明においては、ガイド部には、前記後処理装置が挿入開始位置から設置位置に移動する過程で移動時に発生する衝撃を緩和する緩衝部が設けられているので、過剰な負荷による損傷などを防止することができる。
請求項5記載の発明においては、ガイド部には、前記後処理装置が設置位置に移動した際に、その位置からの移動を阻止して設置位置に位置決めする構成が用いられているので、所定の設置位置に保持することで後処理装置のシート受け入れ口と装置本体側のシート排出部との位置関係の整合化を維持することができる。
請求項6記載の発明においては、排出部における記録紙幅方向中央に後処理装置の水平面内での傾きを防止する突き当て部の形態を有する突き当て部を設けているので、挿入方向での位置決めに加えて、これと直角な方向での位置決めが可能となり、設置位置での正確な位置決めが可能となる。
請求項7記載の発明においては、ガイド部が溝による誘導部に加えて、挿入方向前方で係合する構成を備えることで後処理装置の縦方向での位置決めができるので、ステープル作業時などに発生する縦方向への負荷に対して位置決め精度を維持することができる。
以下、図面に示す実施例により本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明実施例による画像形成装置の外観を、そして図2は、内部構成をそれぞれ示す図である。
図1および図2に示した画像形成装置は、記録紙などのシート(以下、単にシートという場合もある)に対して必要な画像を形成するための作像部(以下、画像形成部2という)が内蔵されている筐体を備えた装置本体1と、図2に示すように、装置本体1の下方に位置して記録紙などのシートを作像部に向けて繰り出し可能な給紙部20と、装置本体1に対して分離された空間部を挟んで対向する位置に配置された画像読み取り部、いわゆる、スキャナ30とを備えている。
装置本体1におけるスキャナ30側に対向する位置には、装置本体1内の画像形成部2において形成されたトナー像を担持しているシートが排出されて積載可能なシート排出部としてのシート排紙部25と、シート排紙部25からシート排出方向(排紙方向)Xaに排出されるシートを積載するシート積載部40と、スキャナ30を装置本体1の前後方向(シート排出方向Xaおよびこれと反対の方向Xb)に摺動可能に支持する支持部50とを有する。なお、図1に示す装置本体1は、符号Xaで示した前後方向のうちで、符号Fで示す側がユーザによりシートの取り出しを行える装置前面に相当している。
図1および図2に示した画像形成装置は、スキャナ付きのタンデムタイプのカラー画像形成装置であって、またシート積載部40とスキャナ30との間にシート排出のための所定の空間が形成される胴内排紙型の画像形成装置でもある。
なお、以降の説明において、作像部2はシートSに画像を記録する画像記録部2として、および、シート積載部40は排出されたシートを載置・積載するシート載置部40として呼称する場合もあることを前置きしておく。
図2は、画像形成部2の内部構成を示す図であり、同図において画像形成部2には、像担持体として構成された複数のドラム状の感光体3a,3b,3c,3dを有し、その各感光体3a〜3dには、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される。図示した例では、感光体3a〜3dの表面に、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像およびブラックトナー像がそれぞれ形成される。各感光体3a〜3dは、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、これらの感光体3a〜3dの下部に対向して中間転写体として構成された中間転写ベルト4が配置されている。この中間転写体としては、ドラムを用いることもできるが、図示した例では複数の支持ローラ5,6に巻き掛けられて矢印方向(図2中反時計方向)に駆動される無端ベルトからなる中間転写ベルト4が用いられている。
各感光体3a〜3dの周囲の構成は、同様であるため、図2において一番右側に配置されたイエロートナー像が形成される感光体3aを代表して説明する。すなわち、感光体3aには、感光体3aの表面に一様な帯電処理を行う帯電装置7と、画像情報を感光体3aの表面にレーザ光で照射する光走査装置(LSU)8の露光と、露光により感光体3aの表面に形成された静電潜像を可視像化する現像装置9と、中間転写ベルト4を介して感光体3aと対向配置された転写装置10と、中間転写ベルト4に転写後の感光体3aの表面に残留するトナーを除去回収するクリーニング装置11とがこの順に設けられている。
かかる画像形成装置において画像形成が開始されると、感光体3aが図2における時計方向に回転駆動され、このとき帯電装置7によって感光体3の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、その帯電面に、光走査装置8から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体3aに静電潜像が形成される。そして、感光体3aの表面に形成された静電潜像は、現像装置9によってイエロートナー像として可視像化され、そのイエロートナー像は転写装置10によって中間転写ベルト4上に転写される。
フルカラー画像形成時は上記した画像形成動作が残りの全ての感光体3b〜3dで同様に行われ、これによって各感光体3a〜3dにそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像およびブラックトナー像が中間転写ベルト4上に順次重ねて転写される。また、画像形成装置には、中間転写ベルト4を挟んで、支持ローラ6に対向して2次転写ローラ12が配置されている。
一方、画像形成部2の下方に配置された給紙部20には、転写紙または樹脂フィルムなどから成るシートSを積載するシート収容部としての給紙トレイ21と、該給紙トレイ21に積載されたシートSを送り出す給紙コロ22と、重送されたシートを1枚に分離する分離手段としてのフリクションパッド23と、両面画像形成時に用いる再搬送路24等とが設けられている。
給紙部20から給送されたシートSは、レジストローラ13に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ13に一旦突き当てられる。これによってシートS先端の斜めずれなどが修正・整合された後、レジストローラ13は、上記中間転写ベルト4上に形成されたカラートナー像が2次転写ローラ12を設けた2次転写部でシートSの先端部と合致するような所定のタイミングで回転を再開し、2次転写部に向けてシートSを送り出す。
2次転写部で未定着のカラートナー像が転写されたシートSは、定着装置からなる定着部14に送られ、定着部14による加熱・加圧によって未定着のカラートナー像が定着された後、シート排紙部25を介して装置本体1の上面に設けられたシート積載部40に排出される。なお、カラートナー像転写後の中間転写ベルト4の表面に付着する転写残トナーは、ベルト用のクリーナー15によって除去される。
スキャナ30は、一般的な画像読み取り装置の場合と同様に、装置本体の上部に原稿をセットして、原稿の画像を走査する機構が配設されており、その原稿を押圧保持させるための原稿押え部材としてのプラテンカバー31が設けられている。プラテンカバー31は、スキャナ30の筐体に対してヒンジ38を中心として揺動・開閉可能に構成されている。プラテンカバー31は、自動原稿送り装置(ADF)32を具備しており、前記スキャナ30は、手動でセットした原稿と自動原稿送り装置32により送られる原稿との双方の読み取りを行うことができる。また、スキャナ30は、下部に配置される装置本体1に対して後で詳述する支持部50を介して支持されている。
図1および図2において、符号16は、スキャナ30と画像形成部2との操作の制御を行うコントロールパネルであってこのコントロールパネル16を配した側が本画像形成装置の正面になっている。したがって、この画像形成装置ではシート排紙部25が装置本体1の前面(正面)側に配置され、シート積載部40に排出されるシートが装置本体1の正面側である手前側から背面側に相当する後側に向かって排紙される前面排紙型の装置構成となっている。
装置本体1の上部には、画像形成部2を覆う上カバー部材もしくはフレーム部材としての上カバー18が設けられ、この上カバー18の上面部分をシート積載部40のシート積載面41として用いている。上カバー18には、スキャナ30を支持する支持部50が設けられている。本実施例の支持部50は、上カバー18の左右両側縁に沿って配置されており、換言すればシート積載部40とスキャナ30との間に空間を形成するように、かつ、シート積載部40におけるシート排出方向Xaの両外側にシート排出方向Xaに沿って配置され、スキャナ30をスライド(摺動)可能に支持するように配置されている。支持部50は、2つの第1の支持部51(以下、単に「支持部51」ともいう)と、第2の支持部52(以下、単に「支持部52」ともいう)とを有するが、上カバー18の後端側の辺には支持部を設けていない。この構成によって、上カバー18のシート積載面41の前後方向幅より長い長尺シートであってもその一部がシート積載面41を越えて後側へ垂らすことで支障なくその長尺シートをストックすることができる。さらに、シート積載部40の上方にスキャナ30があると、そのシート積載面41が暗くなることは避けられないが、後端側の支持部を設けないことで後側からの採光が得られるので、その問題を軽減できる。
また、上カバー18は、図1、図2に示すように、その下部に画像形成部(画像形成手段)2の一部である光走査装置8を支持しており、装置の後端側に設けたヒンジ17を中心に上方へ開放可能に構成されている。この上カバー18は、後述するロック手段としてのロックレバー60によって装置本体1にロックされ、このロックを解除すると揺動・開閉可能な状態になる。そして、図3に示すように、上カバー18を反時計方向へ揺動・開放すると、上部の支持部51,52を介してスキャナ30と下部の光走査装置8とが一緒に揺動上昇され、画像形成ユニットにアクセスすることが可能となり、メンテナンス等を容易に行うことができる。さらに、本実施例では上カバー18を開放した部分から画像形成部2の感光体3a〜3d、これらの周囲にそれぞれ配置された帯電装置7、現像装置9およびクリーニング装置11が一体化された4つのプロセスカートリッジを交換等のため取り出し・装着可能である。
上記した上カバー18を揺動・開放するとき、シート積載面41の後端側が下となるように揺動上昇されるが、シート積載面41上にシートがストックされているときに誤って揺動・開放してしまうと、ストックしていたシートが装置の後側に落下するという問題が生じる。すなわち、ストックしたシートSを取り忘れて上カバー18を回動してしまうと、シート積載面41にストックしたシートSが装置本体1の裏側に落ちてしまうという問題が発生する。この問題は、支持部50を上カバー18の後端側にも設けることによって解決できるが、長尺シートの場合その後端支持部に当たりストックに支障がでてしまう。
そこで、本実施例では、図2に示すように、ロックレバー60のロックを解除して上カバー18を揺動・開放可能状態にする操作部61をシート積載面41上で、しかもストックされたシートSで隠れる位置に設けている。このロックレバー60には、一端側にユーザが操作する操作部61が、他端側に装置本体1に固着された突起64に係合するロック爪62がそれぞれ一体的に設けられている。ロックレバー60は、上カバー18に固着されたピン63を中心に回転可能に支持されており、またピン63の回りに装着された図示しないねじりコイルばねによって、ロック爪62が常に突起64に係合する向きの揺動付勢力が付与されている。ロックレバー60の操作部61は、シート積載面41と同一面上に沿うような面を備えた板材で形成されていて、シート積載面41には、図1に示すように、その操作部61に手を掛けられるようにするための扇状の凹部44が形成されている。
前記構成のとおり、上カバー18を開放するときには凹部44から手を差し込み、図示しないねじりコイルばねの前記付勢力に抗してロックレバー60の操作部61を上に持ち上げることにより、ロックレバー60がピン63を中心に時計方向に回転し、ロック爪62が突起64から外れる。そして、そのまま操作部61を持ち上げることで、上カバー18は自動原稿送り装置32の揺動・開放方向と同じ方向にヒンジ17を中心として揺動される。
このように、上カバー18を揺動・開閉可能にするロックレバー60の操作部61をシートSのストックされるシート積載面41に配置しているので、シート積載面41上にシートSがある状態で上カバー18を揺動・開放してしまうことが確実に防止される。
一部上述したように、シート載置部40の上方にスキャナ30を配置した画像形成装置では、スキャナ30のないものと比べてストックされたシートの視認性やシート取り出し性が悪化してしまうことが避けられない。そこで、本実施例の画像形成装置では、悪化したシート視認性やシート取り出し性を改善させるべく、図1および図2に示すように、シート積載部40にアクセスするスキャナ30と装置本体1の間の空間が前面に向いて大きく開口され、その前面開口部42の幅は排出されるシート幅以上に大きく開口しているので、シート積載面41に排出されたシートSの取り出し性がよい。加えて、2つの支持部51、52によって図2のシート排出方向Xaと平行な矢印B方向にスキャナ30をスライド可能に支持し、スキャナ30を奥側へスライド移動することでシート排紙部25とスキャナ30との間隔に形成された作業空間を広げられるように構成している。
さらに、前面開口部42からのシート視認性やシート取り出し性を良好にするため、スキャナ30の前面下の角に第1テーパ部37を形成しており、同様に、装置本体1のコントロールパネル16の上方にも第2テーパ部19を形成して前面開口部42の開口面積を広げている。特に、本実施例における第2テーパ部19は開口部の外側に向かって開口面積が広がるようにテーパ形状を形成しており、排出されたシートの取り出しにおける開口部への手の挿入がし易くなっている。この構成は第1テーパ部37に設けてもよいし、テーパ形状でなくても前面開口部42の開口面積が広がる形状ならどのような形状でもよい。
本実施例では、排出されたシートの取り出し性を向上させる目的で、スキャナ30とシート積載部40との間に位置する空間部に設けた支持柱部材51,52に工夫がされている。つまり、図3においてシート積載部40の一部で装置前面Fに対応する位置は、シート積載部40よりも低い切り欠き43とされ、手の出し入れスペースが構成されており、さらに、この切り欠き43が位置する側の支持柱部材51は、シートの排出方向に沿った長さ(L1)を他方の支持柱部材52に対して短くされている。これによりシート載置面41に対する手の出し入れスペースが広くされてシートの取り出しの際の邪魔な部材が存在しないようにされている。
図4は、図3に示した支持部材51が他方の支持柱部材52に対してシートの排出方向で短くされて装置本体1のシート積載部41とその上部に位置するスキャナ30との間の空間において装置前面側の過疎スペースが広くなっている状態を示す外観図である。
装置本体1においては、図5に示すように、フロントカバー27がヒンジ28を介して開閉可能に装着され、該フロントカバー27を開くことにより、内部の中間転写ベルト4のユニットや廃トナーボトル65および定着装置14に対する交換メンテナンスや、装置本体1内のシート搬送路内でのジャム紙の処理を行うことができる。
また、装置本体1は、図6に示すように、フロントカバー27に給紙トレイ21を挿入するための開口29を形成し、その開口29から給紙トレイ21を図の左右方向(本体正面側から手前側および手前側から奥側に向かう方向)に着脱できるように構成される。図6は給紙トレイ21、フリクションパッド23および再搬送路24をそれぞれ纏めて装置本体1から正面手前側に向かう方向(P方向)に取り出し、離脱している状態を表している。これらにより、メンテナンスや消耗品交換、ジャム処理等を装置本体1前面から行えるフルフロント操作が可能となり、背面から上記した作業を行うスペースを必要とせず、設置面積の低減を図れると共に使い勝手が良く、低コストな画像形成装置の提供が行える。
次に本発明実施例における特徴部について説明する。
本実施例では、胴内排紙型の画像形成装置におけるシート排出部に後処理装置を搭載できるようになっており、搭載する際の操作性および位置決め性を向上させた点に特徴がある。
図7は、装置本体1のシート排出部25におけるシート積載部40とスキャナ30との間の空間に後処理装置100を装填している途中の状態を示す図である。
後処理装置100は、排出されたシートのステープル処理やスタンプ押引等の後処理を行う装置であり、シートの排出方向(Xa)に沿って装置前面(正面)F側から奥側(背面)に向けて挿入されることで装填され、設置すべき位置に位置決めされるようになっている。以下、装填構造および位置決め構造について説明する。
図8は、図7におけるシート積載部40およびその両側壁内面を示す図であり、同図において図3において符号L1で示したシート排出方向の長さが短い支持柱部材51に対向する支持柱部材52の壁部内面には、後処理装置100の挿入方向入り口側にガイド部材101が設けられている。
ガイド部材101は、挿入開始位置からシート積載部40上に搭載される設置位置までの連続してガイドする形態を備えた溝で構成されている。
溝101には、図9に示すように、シート積載部40に向けて挿入される後処理装置100がシート積載部40と干渉しない状態で挿入される挿入ガイド溝部101Aと、挿入された後処理装置100を挿入位置から迂回させて挿入方向と反対側に向けて誘導する反転ガイド溝101Bと、反転ガイド溝101Bの終端位置において縦方向に延長されて後処理装置100をシート積載部40上に搭載した位置に保持する搭載ガイド溝101Cとが連続して形成されている。
ガイド部101には、図10に示すように、後処理装置100の側壁に設けられている摺動ガイドに相当する係合ピン102が嵌合できるようになっており、後処理装置100を装置前面F側からシートの排出方向に沿って挿入するときに係合ピン102をガイド部101内に嵌合させて押し動かす。
ガイド部101は、各溝が連続して形成されているので、後処理装置100は間断なくガイド溝内を移動することで最終端部に位置する搭載ガイド溝101Cに達するまで連続移動した後、搭載ガイド溝101Cに落ち込むことで搭載位置、いわゆる、設置位置に位置決めされる。
搭載ガイド溝101Cは、縦方向の溝であり、シートの排出方向に壁面を有する溝であるので、内部に落ち込んだ係合ピン102は、シートの排出方向への不用意な移動が阻止されることになる。これにより、装置本体1のシート排出部に対する後処理装置のシート排出方向での位置が規定されて保持されることになる。
図9において符号103は、ガイド部101における方向変換部に位置する緩衝部材であり、挿入された後処理装置100が突き当たった際の衝撃を緩和して過大な負荷が発生するのを防止している。緩衝材103としては、スポンジなどの変形可能な部材が用いられる。
後処理装置100をシート積載部40に設置する場合には、後処理装置100を本体1の前面から観察しながらその側方の空間、つまり、図3において説明した支持柱部材51のシート排出方向長さが短くされている側から挿入し、ガイド部101に後処理装置100側の係合ピン102を嵌合させたうえでガイド部101の形態に合わせて移動させることになる。
図9において矢印P1,P2およびP3は、後処理装置100の移動軌跡を示しており、P1は、挿入移動時を、P2は迂回時を、そしてP3は設置位置への移動時をそれぞれ示しており、符号S1は、挿入時の後処理装置100の位置を、符号S2は、迂回して移動する位置を、そして符号S3はシート積載面41に搭載された位置をそれぞれ示している。
本実施例においては、画像形成装置の本体を別な場所に移動することなく後処理装置100の設置箇所が傍観でき、作業に際しても装置の前面およびその側面という既存の空間部を利用できるので、設置のための部材などを改めて取り付けることや、既存の装置本体の部品の取り外しなどを要しないで済む。
一方、シート積載部40に搭載される後処理装置100は、排出されるシートの受入位置を正確に位置決めされる必要がある。そこで、本実施例では、シート積載部40に搭載された後処理装置100の位置決めを行うための構成として、前述したガイド部100とは別の構成を用いることもできるようになっている。以下、この構成について説明する。
図11は、シート積載部40のシート積載面41におけるシートの受け入れ側の構成を示す図である。
同図においてシート積載面40におけるシートの取り出し側、つまり装置本体の前面側には、今ひとつのガイド部として、シートの排出方向Xaに沿って切除された段部を有する突き当て部200が設けられており、突き当て部200には、図12に示すように、後処理装置100の底面に設けられている凸部300が嵌合するようになっている。
図13は、シート積載面40に後処理装置100が搭載された場合の突き当て部200の位置を示す図である。
突き当て部200は、挿入される後処理装置100の挿入方向での位置決めを行う部分であり、図13において符号(14)で示す方向の矢視図である図14に示すように、シート積載面40の一部を窪ませてシートの排出方向後方側に壁部を持つ段部で構成されている。
突き当て部200は、図9に示したガイド部101の各溝に順じて移動する後処理部材100の動きに合わせて後処理装置100側の凸部300が挿入方向に移動した際に突き当たる障壁部200Aと、ガイド部101の縦方向に形成された搭載ガイド溝101Cに合わせて後処理装置100が落ち込むことで設置位置の位置決めが行われる設置部200Bと、障壁部200Aおよび接地部200Bの各位置を連続させる誘導部200Cを備えている。
障壁部200Aの内面には、ガイド溝101における反転ガイド溝101B(図9参照)における迂回部と同様に緩衝材201が取り付けてあり、障壁20Aに凸部300が突き当たった際の衝撃を緩和するようになっている。
図14中、符号M1〜M3は、後処理装置100の挿入開始から設置位置への移動状態を示している。
突き当て部200のうちで、最終的に後処理装置100側の凸部300が嵌合する設置部200Bは、図14において符号Hで示す内寸が後処理装置100側の凸部300との間で僅かな嵌合代を持つような関係とされ、シート積載部40に搭載された後処理装置100の設置位置、特にシートの排出部に対する受け入れ部の位置を規定するようになっている。換言すれば、シートの排出方向で後処理装置100側のシート受け入れ口の位置が規定位置からずれないようにされている。
この突き当て部200を設けた場合には、前述したガイド部100における設置ガイド溝101Cがなくても、突き当て部200の接地部200Bに対する嵌合を行わせることで後処理装置100のシート排出方向位置を規定することができる。
さらに突き当て部200は、図11においてシートの排出方向Xaと直角な方向であるシート幅方向の中央に位置し、かつ、符号Wで示す幅方向のサイズあるいはシート排出方向Xaに沿ったサイズとして、後処理装置100がシート排出方向Xaの中心位置を支点として水平面内で回動するのを阻止することができるようにされている。これにより、シートの排出部に対して後処理装置100の受け入れ部が傾いたりしないようにされてシートが排出方向に対してその幅方向に平行する端縁が斜行しないようにされてジャムなどを未然に防止できるようになっている。
なお、ガイド溝101の設置ガイド溝101C内に係合ピン102が落ち込んだ場合および突き当て部200の設置部200Bに凸部300が嵌合した場合には、図15に示すように、後処理装置100における装置本体1のシート排出部側の面に設けられた進退可能な係止ピン1000がシート排出部側に設けられた係止穴1Aに契合するようになっている。
係止ピン1000は、図示しないがバネなどの弾性体によって突出付勢されており、後処理装置100が定位置に搭載された場合には係止穴1A内に入り込み、定位置に至る前には係止穴1Aから外れていることによりその付勢に抗して後処理装置100内に没入することができるようになっている。
係止ピン1000は、後処理装置100におけるシートの受け入れ側の縦方向位置を規定し、その位置で保持する機能を有しており、後述するが、後処理装置100に内蔵されているステープラ1001の動作時に生じる上方向の反力を受け止めることができるようになっている。また、係止ピン1000を利用して後処理装置の電源回路や信号回路を接続するようにしてもよい。
後処理装置100には、図15および図16に示すように、シート積載部41に排出されたシートを纏め綴じするステープラ1001が装備されている。
ステープラ1001は、ユーザが指定するシート面での位置を対処としてステープル作業を行えるように前後左右に移動可能に設けられており、内部に収容されたステープル針1001Aをソレノイドなどの駆動源により打ち出すことが可能な押圧プランジャ1001Bを備えている。
後処理装置100におけるステープラ1000の設置位置近傍には、収縮変形可能なスポンジローラからなる揃えローラ1001Cおよび揃えローラ1001Cの下周面が当接する平面部からなるシート受け部1001D、そして排出されたシートの後端を当接させて後端揃えを行う後端規制部材1001Eが備えられている。
揃えローラ1001Cは、シートの排出方向を上周面での接線とする回転方向が設定されており、排出されたシートを下周面とシート受け部1001Dとの間で後端規制部材1001Eに向け誘導するようになっている。
シート受け部1001Dには、ステープラ針1001Aを曲折変形させて綴じる形状とすることができる針受け部1001D1が設けられており、さらに、図示しないが後端規制部材1001Eを後処理装置におけるシート排出方向に沿って移動可能に支持する支持駆動部が設けられている。
後端規制部材1001Eは、排出されたシートがステープル作業を終えた際に、綴じられたシート群を纏めた状態で、後処理装置100内のシート搬送路100Aに設けてある複数の搬送コロのうちで、ステープラ1001に最も接近している搬送コロ(便宜上、符号100Bで示す)に受け渡すことができる移動量を設定されている。
また、後端規制部材1001Eは、揃えローラ1001Cの支軸(図持されず)に対向する上部に傾斜面1001E1が形成されており、移動に際して揃えローラ1001Cの回転軸を押し動かして昇降させる駆動部としての機能を持つものである。揃えローラ1001Cの回転軸が上昇する場合としては、綴じられたシート群の厚さによって揃えローラ1001Cとの間に発生する摩擦力がシート群の排出を阻害するような場合が相当している。
装置本体1のシート排出部1Bから排出されたシートは、揃えローラ1001Cによりシート受け部1001D上に載置され、その回転により後端が後端規制部材1001Eに突き当たることで揃えられる。
積層されたシートはステープラ1000の押圧プランンジャ1001Bによりステープル針1001Aを打ち込まれて綴じられると、後端規制部材1001Eが移動を開始して搬送コロ100Bに狭持される位置まで押し動かされ、搬送コロ100Bにより排出方向に搬送される。
本実施例では、シート受け部1001Dの高さ方向の位置が搬送コロ100Bを備えているシート搬送路100Aの高さ方向の位置よりも低くされているので、揃えローラ1001Cの上周面を通過したシートは自重によりシート搬送路100A上を滑落して揃えローラ1001Cとシート受け部1000Dとの間に移動できるようになっている。
図16は、後処理装置100内でのステープル作業の状態を示し、図17は、ステープル作業後のシート群が搬送コロ100Bによって排出される状態を示している。
本実施例においては、シート積載部40とその上部に位置するスキャナ30との間に設けられている空間に対して、後処理装置の装填作業が装置前面から覗きながら行うことができ、しかも、後処理装置を設置するための部品取り付けや取り外しを行わないですむので、画像形成装置自体を移動することなく、後処理装置の設置が可能となる。
後処理装置を設置する場合には、シート積載部側に設けてあるガイド部101あるいは突き当て部200に対して後処理装置100側に有する係合部を係合あるいは嵌合させる際も、装置前面から確認しながら行えるので、装填位置を探すことや、位置合わせを行うなどの作業を省略することができる。
特に、ガイド部101や突き当て部200に対して後処理装置100側の係合部や凸部を移動させるだけで所定の設置値に誘導できると共にその位置決めがほぼ自動的に行えることになるので、サービスマンによる作業でなくともユーザ自身でのオフション取り付け作業とすることも可能となり、画像形成を中断する時間などを少なくすることができる。
本発明実施例に係る画像形成装置の外観図である。 図1に示した画像形成装置の主要部の構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置におけるスキャナ支持構造の余市部を示す外観図である。 図3に示したスキャナ支持構造により作用を説明するための外観図である。 図2に示した主要部の一部を開放した状態を示す図である。 図2に示した主要部における一部を取り外した状態を示す図である。 本発明実施例による要部構成である後処理装置の装填状態を示す図である。 図7に示した要部構成における特徴部であるガイド部を示す図である。 図8に示した要部構成の特徴による作用を説明するための図である。 図7に示した後処理装置側の係合部の構成を示す図である。 図7に示した要部構成における特徴部である他のガイド部を示す図である。 図11に示したガイド部と嵌合する関係を持つ後処理装置側の構成を示す図である。 図7に示した他のガイド部を対象とした後処理装置の装填状態を示す図である。 図7に示した他のガイド部の作用を説明するための図である。 後処理装置に用いられるステープラの構成を説明するための図である。 図15に示したステープラの作動状態を示す図である。 ステープル処理後のシートの搬送状態を示す図である。
符号の説明
1 装置本体
30 スキャナ
40 シート積載部
41 シート積載面
100 後処理装置
101 ガイド部をなす溝
101A 挿入ガイド溝
101B 反転ガイド溝
101C 搭載ガイド溝
103,201 緩衝材
200 ガイド部をなす突き当て部
200A 障壁部
200B 設置部
200C 誘導部
1000 係止ピン
1001 ステープラ

Claims (7)

  1. 記録紙に画像形成を行う作像部を内蔵した筐体本体の上部に原稿画像の読み取りを行う原稿走査部と、該筐体本体上部と前記原稿走査部との間であって、装置正面から背面に向けて画像形成された記録紙を排出する排出部と、該排出部から排出されたシートを装置正面から取り出し可能とする開口部とを備えた画像形成装置において、
    前記記録紙の排出部において排出された記録紙を対象としてステープル作業や穴あけ作業などの後処理を行うための後処理装置が後付けにより装填可能に設けられ、
    前記排出部には、前記排出部での排出方向に沿って前記後処理装置を装填する際に該排出部内に挿入され始めた位置から前記排出部の設置位置までを誘導するガイド部が設けられ、前記後処理装置には、該ガイド部に対して挿嵌可能な摺動ガイド部材が備えられ、前記後処理装置を前記開口部から前記排出部の排出方向に挿入し、その後排出方向と逆の方向に向け移動させるに従い、前記ガイド部により設置位置に向けた誘導および設置位置での位置決めが行えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ガイド部は、前記排出部の側壁内面に設けられ、前記後処理装置の挿入方向および挿入方向から設置位置に向かう経路を連続させた溝部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ガイド部は、前記後装置側と嵌合可能な段部で構成された突き当て部で構成され、該突き当て部には、該後処理装置の設置位置に向けた誘導部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記ガイド部には、前記後処理装置が挿入開始位置から設置位置に移動する過程で移動時に発生する衝撃を緩和する緩衝部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記ガイド部には、前記後処理装置が設置位置に移動した際に、その位置からの移動を阻止して設置位置に位置決めする構成が用いられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記突き当て部は、前記排出における前記記録紙の挿入方向と直角な方向に相当する記録紙の幅方向中央で該幅方向あるいは挿入方向に沿って該後処理装置の幅方向での傾きを防止できる寸法を有することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  7. 前記ガイド部は、前記排出部の側壁内面に設けられているガイド部に加えて、前記排出部における記録紙排出口を有する壁面に設けられた今一つの係合部を備え、該今一つの係合部は前記側壁内壁面の溝内で前記後処理装置が挿入方向と反対方向に挿入されて設置位置に方向変換する際に前記後処理装置に有する係合ピンが係合して縦方向での後処理装置の位置を保持することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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