JP2012113220A - 記録材処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、作動する記録材処理部に対するユーザの接触を抑止する記録材処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の記録材処理装置は、記録材に対し予め定められた処理を施す綴じ処理部90と、綴じ処理部90による処理が施された記録材が積載される用紙束積載部160とが設けられ、綴じ処理部90による処理が行われた記録材が収容される用紙収容部170と、少なくとも一方向から用紙収容部170を覆うとともに、用紙収容部170に対して開放可能に設けられるカバー部材80と、用紙収容部170に対してカバー部材80を固定するとともに、綴じ処理部90による予め定められた処理の終了に応じて固定を解除するカバーロック部とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】本発明の記録材処理装置は、記録材に対し予め定められた処理を施す綴じ処理部90と、綴じ処理部90による処理が施された記録材が積載される用紙束積載部160とが設けられ、綴じ処理部90による処理が行われた記録材が収容される用紙収容部170と、少なくとも一方向から用紙収容部170を覆うとともに、用紙収容部170に対して開放可能に設けられるカバー部材80と、用紙収容部170に対してカバー部材80を固定するとともに、綴じ処理部90による予め定められた処理の終了に応じて固定を解除するカバーロック部とを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、記録材処理装置に関する。
従来技術として、画像形成装置において、排紙トレイ上に排出された用紙の内容露見及び用紙の持ち出しを必要に応じて防止することを目的として、装置筐体内に形成された排紙部の前面に開閉可能なドアを設け、そのドアに鍵を設ける。そして、ドアを閉めてキーにより鍵を掛けることで、排紙トレイに排出された用紙が他人に持ち出されることを防ぐ画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
本発明は、作動する記録材処理部に対するユーザの接触を抑止する記録材処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、当該記録材処理部による処理が施された記録材が積載される積載部とが設けられ、当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される記録材収容部と、少なくとも一方向から前記記録材収容部を覆うとともに、当該記録材収容部に対して開放可能に設けられる覆い部材と、前記記録材収容部に対して前記覆い部材を固定するとともに、前記記録材処理部による前記予め定められた処理の終了に応じて固定を解除する固定解除機構とを含む記録材処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記記録材処理部は、記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部であることを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記記録材収容部は、前記記録材処理部による処理が施された記録材を回転することにより前記積載部へ送り出す送り出し部材を有し、前記固定解除機構は、前記送り出し部材による記録材の送り出しが終了し、当該送り出し部材の回転の停止に応じて固定を解除することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記固定解除機構は、前記記録材処理部が前記予め定められた処理を開始する前に前記覆い部材を固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材処理装置である。
請求項5記載の発明は、記録材の端部を揃える記録材揃え部と、前記記録材揃え部で揃えられた記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部と、少なくとも一方向から前記綴じ処理部を覆うとともに、当該綴じ処理部に対して開放可能に設けられる覆い部材と、前記綴じ処理部に対して前記覆い部材を固定するとともに、当該綴じ処理部による綴じ処理に応じて固定を解除する固定解除機構とを含む記録材処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記記録材処理部は、記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部であることを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記記録材収容部は、前記記録材処理部による処理が施された記録材を回転することにより前記積載部へ送り出す送り出し部材を有し、前記固定解除機構は、前記送り出し部材による記録材の送り出しが終了し、当該送り出し部材の回転の停止に応じて固定を解除することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記固定解除機構は、前記記録材処理部が前記予め定められた処理を開始する前に前記覆い部材を固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材処理装置である。
請求項5記載の発明は、記録材の端部を揃える記録材揃え部と、前記記録材揃え部で揃えられた記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部と、少なくとも一方向から前記綴じ処理部を覆うとともに、当該綴じ処理部に対して開放可能に設けられる覆い部材と、前記綴じ処理部に対して前記覆い部材を固定するとともに、当該綴じ処理部による綴じ処理に応じて固定を解除する固定解除機構とを含む記録材処理装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、作動する記録材処理部に対するユーザの接触を抑止する記録材処理装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ処理を行う綴じ処理部に対するユーザの接触を抑止することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、回転する送り出し部材にユーザが接触することを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、作動する記録材処理部に対するユーザの接触をより抑止する記録材処理装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ処理を行う綴じ処理部に対するユーザの接触を抑止する記録材処理装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ処理を行う綴じ処理部に対するユーザの接触を抑止することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、回転する送り出し部材にユーザが接触することを抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、作動する記録材処理部に対するユーザの接触をより抑止する記録材処理装置を提供することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、綴じ処理を行う綴じ処理部に対するユーザの接触を抑止する記録材処理装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置100は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部20とを備えている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100の上方側に設けられ、原稿の画像を読み取るスキャナにより構成される画像読取装置30を備えている。さらに、画像形成装置100は、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部40を備えている。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置100は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部10と、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部20とを備えている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100の上方側に設けられ、原稿の画像を読み取るスキャナにより構成される画像読取装置30を備えている。さらに、画像形成装置100は、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部40を備えている。
ここで、画像形成装置100の各構成部材は、筺体50の内部に収容されている。また、画像読取装置30の下方であって筺体50の上部の面には、画像形成部10によって画像が形成された用紙Sが積載される積載面をもつ胴内積載部60が設けられている。また、画像形成装置100は、開閉可能に設けられ胴内積載部60と画像読取装置30との間に形成される空間の前面(操作面側、画像形成装置100のフロント側)を覆うカバー部材80が設けられている。さらに、画像形成装置100は、カバー部材80が閉じられた状態でロック(固定)するカバーロック部70を有するとともに、閉じられたカバー部材80と対向する位置にカバー部材80が閉じられていることを検知するカバーセンサ(図示せず)を有する。
さらにまた、本実施の形態における画像形成装置100は、胴内積載部60の積載面上に着脱可能に設けられ、画像が形成された用紙Sを積載し綴じ処理(予め定められた処理)を施す綴じ処理部90(記録材処理部)を有する。
さらにまた、本実施の形態における画像形成装置100は、胴内積載部60の積載面上に着脱可能に設けられ、画像が形成された用紙Sを積載し綴じ処理(予め定められた処理)を施す綴じ処理部90(記録材処理部)を有する。
<画像形成部10>
画像形成部10には、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。ここで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、現像装置に収納されるトナーを除いて、同様に構成される。そして、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。このようなことから、以下の説明においては、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各構成についてはそれぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」という符号を付して区別するが、区別する必要のないときは、これらの符号は付さない。
画像形成部10には、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。ここで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、現像装置に収納されるトナーを除いて、同様に構成される。そして、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。このようなことから、以下の説明においては、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各構成についてはそれぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」という符号を付して区別するが、区別する必要のないときは、これらの符号は付さない。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット1の感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト13を備えている。また、画像形成部10は、各画像形成ユニット1にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト13に順次転写(一次転写)する一次転写ロール17を備えている。さらに、画像形成部10は、中間転写ベルト13上に重畳して形成された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙Sに一括転写(二次転写)する二次転写部19と、二次転写された各色トナー像を用紙Sに定着させる定着装置21とを備えている。
さらにまた、画像形成部10は、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知するエグジットセンサ22を備える。さらにまた、このエグジットセンサ22を通過した用紙Sを綴じ処理部90内部に向けて排出する排出ロール23(送り出し部材)を備える。
さらにまた、画像形成部10は、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知するエグジットセンサ22を備える。さらにまた、このエグジットセンサ22を通過した用紙Sを綴じ処理部90内部に向けて排出する排出ロール23(送り出し部材)を備える。
<用紙供給部40>
用紙供給部40は、用紙収容部41と、繰り出しロール43と、捌きロール45とレジロール47とを備える。用紙収容部41は、用紙Sを収容する。繰り出しロール43は、用紙収容部41の上部に配設され、用紙収容部41に収容される用紙Sの束のうち、最上位の用紙Sを繰り出す。捌きロール45は、繰り出しロール43にて繰り出された用紙Sを1枚ずつに捌いて搬送する。また、レジロール47は、捌きロール45によって捌いて搬送された用紙Sを一旦停止させ、タイミングを合わせて回転を再開することにより二次転写部19に対して用紙Sを供給する。
用紙供給部40は、用紙収容部41と、繰り出しロール43と、捌きロール45とレジロール47とを備える。用紙収容部41は、用紙Sを収容する。繰り出しロール43は、用紙収容部41の上部に配設され、用紙収容部41に収容される用紙Sの束のうち、最上位の用紙Sを繰り出す。捌きロール45は、繰り出しロール43にて繰り出された用紙Sを1枚ずつに捌いて搬送する。また、レジロール47は、捌きロール45によって捌いて搬送された用紙Sを一旦停止させ、タイミングを合わせて回転を再開することにより二次転写部19に対して用紙Sを供給する。
<カバー部材80>
次に、図1及び図2を参照しながら、カバー部材80について説明をする。ここで、図2は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す斜視図である。
まず、覆い部材の一例であるカバー部材80は、図2に示すように、画像形成装置100の前面(操作面側)に開閉可能に設けられている(矢印A参照)。ここで、本実施の形態では、カバー部材80は、綴じ処理部90によって綴じ処理が施された用紙束を積載する用紙束積載部160(積載部)の上方の空間(用紙束積載部160と画像読取装置30との間の空間)であり、用紙束を収容する空間である用紙収容部170(記録材収容部)を覆うように構成されている。付言すると、本実施の形態においてカバー部材80は、胴内積載部60の積載面上に設けられた綴じ処理部90を画像形成装置100の前面(操作面側)から覆うように構成されている。
次に、図1及び図2を参照しながら、カバー部材80について説明をする。ここで、図2は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す斜視図である。
まず、覆い部材の一例であるカバー部材80は、図2に示すように、画像形成装置100の前面(操作面側)に開閉可能に設けられている(矢印A参照)。ここで、本実施の形態では、カバー部材80は、綴じ処理部90によって綴じ処理が施された用紙束を積載する用紙束積載部160(積載部)の上方の空間(用紙束積載部160と画像読取装置30との間の空間)であり、用紙束を収容する空間である用紙収容部170(記録材収容部)を覆うように構成されている。付言すると、本実施の形態においてカバー部材80は、胴内積載部60の積載面上に設けられた綴じ処理部90を画像形成装置100の前面(操作面側)から覆うように構成されている。
ここで、カバー部材80は、用紙束積載部160上に排出された用紙束がユーザによって取り出されることや、後述する綴じ処理部90のステープラ140やステープラ排出ロール139等にユーザの体の一部やペン等の異物が接触することを抑制する。
なお、上記では説明を省略したが、カバー部材80は、板状の部分であるカバー面80aと、カバー面80aの一方の端部(下端部)に設けられたヒンジ81と、ヒンジ81が設けられた一方の端部とは反対側の端部に設けられ画像形成装置100の本体部側によりその移動が規制される被拘束部85とを有する。
なお、上記では説明を省略したが、カバー部材80は、板状の部分であるカバー面80aと、カバー面80aの一方の端部(下端部)に設けられたヒンジ81と、ヒンジ81が設けられた一方の端部とは反対側の端部に設けられ画像形成装置100の本体部側によりその移動が規制される被拘束部85とを有する。
カバー面80aは、カバー部材80が閉じられた状態において、画像読取装置30の下部から胴内積載部60の下方までを覆う寸法で構成されている。
カバー部材80のヒンジ81は、図2に示すように、閉じられた状態のカバー部材80(図2の破線参照)の下側の端部に設けられるとともに、胴内積載部60の下方において筺体50に固定されている。
被拘束部85は、カバー部材80が綴じられた状態にて、綴じ処理部90と画像読取装置30との間の空間に配置され、かつ排出ロール23が設けられる筺体側面50a側に対向配置される。本実施の形態における被拘束部85は、カバー面80aと連続した状態で形成される。また、被拘束部85は、筺体側面50aに向けて開口する開口87(詳細は後述)を有する。
カバー部材80のヒンジ81は、図2に示すように、閉じられた状態のカバー部材80(図2の破線参照)の下側の端部に設けられるとともに、胴内積載部60の下方において筺体50に固定されている。
被拘束部85は、カバー部材80が綴じられた状態にて、綴じ処理部90と画像読取装置30との間の空間に配置され、かつ排出ロール23が設けられる筺体側面50a側に対向配置される。本実施の形態における被拘束部85は、カバー面80aと連続した状態で形成される。また、被拘束部85は、筺体側面50aに向けて開口する開口87(詳細は後述)を有する。
<カバーロック部70>
次に、図2及び図3を参照しながら、カバーロック部70について説明をする。ここで、図3は、本実施の形態が適用されるカバーロック部70の説明である。図3(A)はカバーロック部70周辺の斜視図であり、図3(B)は図3(A)のI面におけるカバーロック部70の断面図である。詳細には、(B−1)はカバーロック部70によるロックが解除されている状態を示し、(B−2)はカバーロック部70によってロックされている状態を示す。
次に、図2及び図3を参照しながら、カバーロック部70について説明をする。ここで、図3は、本実施の形態が適用されるカバーロック部70の説明である。図3(A)はカバーロック部70周辺の斜視図であり、図3(B)は図3(A)のI面におけるカバーロック部70の断面図である。詳細には、(B−1)はカバーロック部70によるロックが解除されている状態を示し、(B−2)はカバーロック部70によってロックされている状態を示す。
固定解除機構の一例であるカバーロック部70は、カバー部材80が閉じられた状態で、カバー部材80の被拘束部85と対向する位置に設けられる。図2において、カバーロック部70は、画像形成装置100の左上(図2の楕円内)に配置される。
またカバーロック部70は、図3(A)、(B)に示すように、被拘束部85を拘束するロックピン71と、このロックピン71と接続されロックピン71を移動させるソレノイド75と、ロックピン71とソレノイド75との間に設けられロックピン71を元の位置(図3の(B−1)に示す位置)に戻す戻しばね73とを有する。
またカバーロック部70は、図3(A)、(B)に示すように、被拘束部85を拘束するロックピン71と、このロックピン71と接続されロックピン71を移動させるソレノイド75と、ロックピン71とソレノイド75との間に設けられロックピン71を元の位置(図3の(B−1)に示す位置)に戻す戻しばね73とを有する。
ここで、ロックピン71は、同図(B−1)、(B−2)に示すように、屈曲部71cを有するL字状の部材であり、被拘束部85に対して進退可能に設けられる(矢印B及びC参照)。このロックピン71は、屈曲部71cから被拘束部85に向けて延びる主部711と、屈曲部71cにて主部711に接続され主部711と交差する方向(直交する方向)に延びる副部712とを有する。そして、ロックピン71の主部711は筺体側面50aを貫通して設けられている。
ソレノイド75は、ロックピン71の副部712の端部71a(主部711に接続された端部とは反対側に位置する端部)に固定して接続されている。ソレノイド75は、この副部712側の端部71aを被拘束部85に対して進退させる(矢印B及びC参照)。なお、戻しばね73は、この端部71aとソレノイド75との間に設けられている。
ソレノイド75は、ロックピン71の副部712の端部71a(主部711に接続された端部とは反対側に位置する端部)に固定して接続されている。ソレノイド75は、この副部712側の端部71aを被拘束部85に対して進退させる(矢印B及びC参照)。なお、戻しばね73は、この端部71aとソレノイド75との間に設けられている。
図3の(B−1)及び(B−2)を参照しカバーロック部70の動作を説明する。
まず、図3の(B−1)に示されるように、カバーロック部70によるロックが解除されている状態においては、ロックピン71の主部711側の端部71bが、筺体側面50aに接近した位置Paに配置されている。ここで、ロックピン71の端部71bが位置Paに配置されている状態においては、ロックピン71は、被拘束部85の開口87に進入していない。したがって、被拘束部85がロックピン71によって移動が制限されないことからカバー部材80を開放することが可能である。
まず、図3の(B−1)に示されるように、カバーロック部70によるロックが解除されている状態においては、ロックピン71の主部711側の端部71bが、筺体側面50aに接近した位置Paに配置されている。ここで、ロックピン71の端部71bが位置Paに配置されている状態においては、ロックピン71は、被拘束部85の開口87に進入していない。したがって、被拘束部85がロックピン71によって移動が制限されないことからカバー部材80を開放することが可能である。
そして、ソレノイド75が駆動しロックピン71の副部712側の端部71aが矢印B方向に移動すると、ロックピン71の主部711が筺体側面50aからさらに突出し、筺体側面50aより離れた位置Pbへと移動する。そして、図3(B−2)に示されるように、ロックピン71が位置Pbに配置されることにより、カバーロック部70によってカバー部材80がロックされ、カバー部材80は閉じられた状態で固定される。具体的には、ロックピン71の端部71bが被拘束部85の開口87に進入しており、被拘束部85の移動経路上にロックピン71が位置する状態となる。これにより、被拘束部85はロックピン71によって移動が制限され、カバー部材80の開放が制限される。なお、ロックピン71が位置Pbへと移動する際(矢印C参照)、戻しばね73は圧縮される。
一方で、カバー部材80のカバーロック部70によるロックを解除する(ロックを外す)場合には、上述の動作とは反対の動作が行われる。具体的に説明すると、オン状態とされていたソレノイド75がオフ状態とされる。これにより戻しばね73が伸長する。そしてこの伸長によって、ロックピン71が押圧され、被拘束部85から離れる方向にロックピン71が移動する(矢印C参照)。これにより、被拘束部85の移動経路上からはずれた箇所(位置Pa)にロックピン71が位置するようになる。そしてこの状態になると、カバー部材80の開放が可能となる。
<綴じ処理部90>
次に、図1及び図4を参照しながら、綴じ処理部90について説明する。ここで、図4は、綴じ処理部90の概略構成図である。
まず、綴じ処理部90は、排出ロール23から排出される用紙Sを受け取るとともに、用紙Sの搬送方向における下流側(図4の第1の進行方向S1参照)へ用紙Sを送る受け取りロール134を備えている。また、綴じ処理部90は、受け取りロール134の用紙Sの搬送方向における下流側に設けられ用紙Sを複数枚集めて収容するコンパイル用積載部135(記録材揃え部)を備えている。
さらに、綴じ処理部90は、用紙Sをコンパイル用積載部135のエンドガイド135b(後述)に向けて押し込むよう回転するパドル137を備えている。さらにまた、綴じ処理部90は、用紙Sの端部を揃えるためのタンパ138を備えている。さらにまた、綴じ処理部90は、コンパイル用積載部135にて集積された用紙Sを押さえ、かつ回転することにより、綴じられた用紙Sの束を用紙束積載部160に向けて搬送するステープラ排出ロール139を備えている。
次に、図1及び図4を参照しながら、綴じ処理部90について説明する。ここで、図4は、綴じ処理部90の概略構成図である。
まず、綴じ処理部90は、排出ロール23から排出される用紙Sを受け取るとともに、用紙Sの搬送方向における下流側(図4の第1の進行方向S1参照)へ用紙Sを送る受け取りロール134を備えている。また、綴じ処理部90は、受け取りロール134の用紙Sの搬送方向における下流側に設けられ用紙Sを複数枚集めて収容するコンパイル用積載部135(記録材揃え部)を備えている。
さらに、綴じ処理部90は、用紙Sをコンパイル用積載部135のエンドガイド135b(後述)に向けて押し込むよう回転するパドル137を備えている。さらにまた、綴じ処理部90は、用紙Sの端部を揃えるためのタンパ138を備えている。さらにまた、綴じ処理部90は、コンパイル用積載部135にて集積された用紙Sを押さえ、かつ回転することにより、綴じられた用紙Sの束を用紙束積載部160に向けて搬送するステープラ排出ロール139を備えている。
さらに、綴じ処理部90は、コンパイル用積載部135に集積された用紙Sの束の端部を綴じるステープラ140を有する。さらにまた、綴じ処理部90の各部材は、筺体150の内部に収容されている。付言すると、この筺体150の側面である筺体側面150aは、用紙Sの束をステープラ排出ロール139によって綴じ処理部90の外側へ排出するための開口部169を備える。さらにまた、筺体150は、開口部169から排出された用紙Sの束をユーザが取りやすいようにして積み重ねる用紙束積載部160を備える。さらにまた、綴じ処理部90は、筺体150の前面(画像形成装置100の操作面側)に開閉可能に設けられる小窓151(図2参照)を備える。この小窓151を開放することにより、例えばステープラ140のステープル針を補充する等の作業を行う。
次に、コンパイル用積載部135、およびその周囲に設けられるステープラ140等の各部材について説明する。
まず、コンパイル用積載部135は、用紙Sを積載する上面を有する底部135aを備える。そして、この底部135aは、上面に沿って用紙Sが落下するよう傾斜して設けられる。また、コンパイル用積載部135は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2参照)先端側の端部を揃えるよう配置されるエンドガイド135bを有する。さらに、コンパイル用積載部135は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2参照)に沿う面を有する、サイドガイド(図示せず)を有する。
まず、コンパイル用積載部135は、用紙Sを積載する上面を有する底部135aを備える。そして、この底部135aは、上面に沿って用紙Sが落下するよう傾斜して設けられる。また、コンパイル用積載部135は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2参照)先端側の端部を揃えるよう配置されるエンドガイド135bを有する。さらに、コンパイル用積載部135は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2参照)に沿う面を有する、サイドガイド(図示せず)を有する。
なお、詳しくは後述するが、コンパイル用積載部135周辺における用紙Sの動きは、まずコンパイル用積載部135に向けて供給され(図4の第1の進行方向S1参照)、次に進行方向を反転させてコンパイル用積載部135の底部135aに沿って落下する(図4の第2の進行方向S2参照)。その後、各用紙Sの端部が揃えられ、用紙Sの束を形成する。そして、この用紙Sの束は、進行方向を反転させてコンパイル用積載部135の底部135aに沿って上昇する(図4の第3の進行方向S3参照)。
パドル137は、コンパイル用積載部135の上方であって、かつ受け取りロール134に対して、用紙Sの第1の進行方向S1の下流側に設けられる。また、パドル137は、図4の矢印U1およびU2の方向に移動可能に備えられており、矢印U1方向に移動してコンパイル用積載部135の底部135aに接近し(実線で描かれた位置Pb)、矢印U2方向に移動することでコンパイル用積載部135の底部135aから離間する(破線で描かれた位置Pa)。そして、パドル137は、図4の矢印R方向に回転することで、図4の第1の進行方向S1方向に沿って搬送された用紙Sを、コンパイル用積載部135上にて第2の進行方向S2に押し込むよう構成されている。
タンパ138は、コンパイル用積載部135の側方であり、コンパイル用積載部135の底部135aを挟んで、サイドガイドと対向する位置に設けられる。また、タンパ138は、コンパイル用積載部135に接近する位置とコンパイル用積載部135から離間する位置との間を移動するよう配置されている。
このタンパ138は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2)に沿う端部を揃えるよう構成される。具体的には、タンパ138は、コンパイル用積載部135に対して離間する位置から接近する位置に移動する(図4の紙面手前側から紙面奥側へ移動する)ことで、コンパイル用積載部135上に積載された用紙Sを押し込む。このことにより、底部135aを挟んでタンパ138と対向する位置に配置されるサイドガイド(図示せず)に沿って、用紙Sの束のサイドガイド側の端部が揃えられる。
このタンパ138は、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2)に沿う端部を揃えるよう構成される。具体的には、タンパ138は、コンパイル用積載部135に対して離間する位置から接近する位置に移動する(図4の紙面手前側から紙面奥側へ移動する)ことで、コンパイル用積載部135上に積載された用紙Sを押し込む。このことにより、底部135aを挟んでタンパ138と対向する位置に配置されるサイドガイド(図示せず)に沿って、用紙Sの束のサイドガイド側の端部が揃えられる。
ステープラ排出ロール139は、第1ロール139aと第2ロール139bとからなり、第1ロール139aと第2ロール139bとがコンパイル用積載部135の底部135aを挟んでこの底部135aの上側と下側とで対向するように配置されている。
そして、第1ロール139aは、コンパイル用積載部135の底部135aであって、用紙Sが積載される面側に設けられている。さらに、第1ロール139aは、図示しないモータ等の駆動を受けて第2ロール139bに対して進退可能に備えられている。一方、第2ロール139bはコンパイル用積載部135の底部135aであって、用紙Sが積載される面の裏面側に配置されており、その位置は固定されながら回転運動を行うよう備えられている。
そして、第1ロール139aは、コンパイル用積載部135の底部135aであって、用紙Sが積載される面側に設けられている。さらに、第1ロール139aは、図示しないモータ等の駆動を受けて第2ロール139bに対して進退可能に備えられている。一方、第2ロール139bはコンパイル用積載部135の底部135aであって、用紙Sが積載される面の裏面側に配置されており、その位置は固定されながら回転運動を行うよう備えられている。
付言すると、第1ロール139aが矢印Q1方向に移動し、第1ロール139aがコンパイル用積載部135の底部135aに接近する(破線で描かれた位置P2)。一方、第1ロール139aが矢印Q2方向に移動し、第1ロール139aがコンパイル用積載部135の底部135aから離間する(実線で描かれた位置P1)。
さらに、第1ロール139aは、用紙Sに接触した状態で図示しないモータ等の駆動を受けて、T1方向に回転することで用紙Sの束を上昇(第3の進行方向S3方向)させて搬送するように構成されている。
さらに、第1ロール139aは、用紙Sに接触した状態で図示しないモータ等の駆動を受けて、T1方向に回転することで用紙Sの束を上昇(第3の進行方向S3方向)させて搬送するように構成されている。
ステープラ140は、ステープル針を一つずつ用紙Sに押し込むことにより、コンパイル用積載部135に収容された用紙Sの束の端部を綴じるよう構成されている。
具体的には、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2)先端の端部を、ステープル針によって綴じる。すなわち、図示しないステープラモータが駆動され、ステープラ140が一つのステープル針を用紙Sの束に押し込む。そして、用紙Sの束におけるステープル針が押し込まれた側とは反対側でステープル針の端部が曲げられることによって、用紙Sの束が綴じられる。
また、ステープラ140は、レール144上に配置されており、図示しないモータによりレール144上を移動可能に構成されている。
具体的には、底部135aに沿って落下する用紙Sの進行方向(図4の第2の進行方向S2)先端の端部を、ステープル針によって綴じる。すなわち、図示しないステープラモータが駆動され、ステープラ140が一つのステープル針を用紙Sの束に押し込む。そして、用紙Sの束におけるステープル針が押し込まれた側とは反対側でステープル針の端部が曲げられることによって、用紙Sの束が綴じられる。
また、ステープラ140は、レール144上に配置されており、図示しないモータによりレール144上を移動可能に構成されている。
<画像形成装置100の動作>
ここで、図1、図4及び図5を参照しながら画像形成装置100の動作について説明をする。なお、図5は、カバーロック部70によるロックを解除するタイミングを説明するタイミングチャートである。
また、ここでは3枚の用紙Sに画像を形成し、これらの用紙Sを束ね1つのステープル針を押し込むことによって用紙束に綴じ処理を施す場合を説明する。
ここで、図1、図4及び図5を参照しながら画像形成装置100の動作について説明をする。なお、図5は、カバーロック部70によるロックを解除するタイミングを説明するタイミングチャートである。
また、ここでは3枚の用紙Sに画像を形成し、これらの用紙Sを束ね1つのステープル針を押し込むことによって用紙束に綴じ処理を施す場合を説明する。
まず、画像形成装置100が画像形成動作を開始する際には、カバーロック部70がカバー部材80をロックする状態である。そして、図1に示すように、画像形成装置100が画像形成動作を開始すると、画像読取装置30等から入力された画像データは、予め定められた画像処理が施された後、各画像形成ユニット1に送られる。そして、例えば黒(K)色トナー像を形成する画像形成ユニット1Kでは、感光体ドラム12が回転しながら、予め定められた電位で一様に帯電された後に走査露光される。それにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像され、感光体ドラム12上には黒(K)色トナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット1Y,1M,1Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像が形成される。
各画像形成ユニット1で形成された各色のトナー像は、回転駆動される中間転写ベルト13上に、一次転写ロール17により順次静電吸引される。これにより中間転写ベルト13には各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。そして、中間転写ベルト13上の重畳トナー像は、中間転写ベルト13の移動に伴って二次転写部19に搬送される。
一方で、用紙収容部41に積載された用紙Sは、繰り出しロール43によって繰り出され、捌きロール45によって捌かれて搬送される。さらに、捌かれた用紙Sはレジロール47によって二次転写部19へと供給される。
そして、重畳トナー像は、二次転写部19が形成する転写電界の作用により、レジロール47を経て供給される1番目の用紙S上に一括して静電転写される。
一方で、用紙収容部41に積載された用紙Sは、繰り出しロール43によって繰り出され、捌きロール45によって捌かれて搬送される。さらに、捌かれた用紙Sはレジロール47によって二次転写部19へと供給される。
そして、重畳トナー像は、二次転写部19が形成する転写電界の作用により、レジロール47を経て供給される1番目の用紙S上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された1番目の用紙Sは、中間転写ベルト13から剥離され、定着装置21まで搬送される。定着装置21に搬送された用紙S上のトナー像は、定着装置21によって熱及び圧力による定着処理を受けて用紙S上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Sは、エグジットセンサ22によって検知された(図5の符号5A参照)後、排出ロール23によって綴じ処理部90に向けて排出される。このようにして、画像形成装置100での画像形成がプリント枚数分(本実施の形態においては3枚)のサイクルだけ繰り返される。
一方で、図4に示すように、綴じ処理部90では、排出ロール23によって排出された1番目の用紙Sを受け取りロール134が受け取る。受け取りロール134を経た1番目の用紙Sは、第1の進行方向S1に沿って搬送される。このとき、1番目の用紙Sはコンパイル用積載部135と第1ロール139aとの間、およびコンパイル用積載部135とパドル137との間をそれぞれ通過するように搬送される。
1番目の用紙Sの第1の進行方向S1の先端が、コンパイル用積載部135とパドル137との間を通過した後、パドル137が位置Paから下降し(図4の矢印U1方向)位置Pbに配置される。そして、1番目の用紙Sは、図4に示すパドル137の矢印R方向の回転により、1番目の用紙Sのエンドガイド135b側の端部がエンドガイド135bと接触する。その後、パドル137は上昇(図4の矢印U2方向に移動)し1番目の用紙S1から離れ、位置Paに再び配置される。
さらに、1番目の用紙Sにおけるエンドガイド135b側の端部がエンドガイド135bに到達した後に、タンパ138が、コンパイル用積載部135に接近して1番目の用紙Sを押し、1番目の用紙Sがサイドガイド(図示せず)に接触する。その後、タンパ138がコンパイル用積載部135から離間することで1番目の用紙Sから離れる。
1番目の用紙Sの第1の進行方向S1の先端が、コンパイル用積載部135とパドル137との間を通過した後、パドル137が位置Paから下降し(図4の矢印U1方向)位置Pbに配置される。そして、1番目の用紙Sは、図4に示すパドル137の矢印R方向の回転により、1番目の用紙Sのエンドガイド135b側の端部がエンドガイド135bと接触する。その後、パドル137は上昇(図4の矢印U2方向に移動)し1番目の用紙S1から離れ、位置Paに再び配置される。
さらに、1番目の用紙Sにおけるエンドガイド135b側の端部がエンドガイド135bに到達した後に、タンパ138が、コンパイル用積載部135に接近して1番目の用紙Sを押し、1番目の用紙Sがサイドガイド(図示せず)に接触する。その後、タンパ138がコンパイル用積載部135から離間することで1番目の用紙Sから離れる。
この1番目の用紙Sに続いて、画像形成部10によってトナー像が形成された2番目以降の用紙Sが、エグジットセンサ22によって検知された(図5の符号5B参照)後、それぞれ順に綴じ処理部90に供給される。2番目以降の用紙Sについても、上述の動作と同様に、パドル137およびタンパ138によって、用紙Sの端部が揃えられる。
そして、第1ロール139aは位置P1から下降(図4の矢印Q1方向)し、位置P2に配置される(図5の符号5C参照)。このことにより、揃えられた状態の用紙Sの束は、第1ロール139aと第2ロール139bとによって挟まれて固定される。
そして、第1ロール139aは位置P1から下降(図4の矢印Q1方向)し、位置P2に配置される(図5の符号5C参照)。このことにより、揃えられた状態の用紙Sの束は、第1ロール139aと第2ロール139bとによって挟まれて固定される。
次に、ステープラ140によって、コンパイル用積載部135に積載された用紙Sの束の端部を綴じる(図5の符号5D参照)。そして、ステープラ140によって綴じられた用紙Sの束は、ステープラ排出ロール139が回転する(図4の矢印T1)ことにより、コンパイル用積載部135から排出される(図5の符号5E参照)。この用紙束は開口部169を通って、用紙束積載部160へと排出される。一方、用紙Sの束を排出したステープラ排出ロール139は、回転を停止する(図5の符号5F参照)。
そして、用紙束積載部160への用紙束の排出が終了した後に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除される(図5の符号5G参照)。
そして、用紙束積載部160への用紙束の排出が終了した後に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除される(図5の符号5G参照)。
ここで、本実施の形態の構成では、上記のように、ステープラ140による綴じ処理が施された後に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除されるようになっている。よって、作動しているステープラ140にユーザが触れることが抑制される。
さらに、本実施の形態では、ステープラ排出ロール139の回転が停止した後に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除されるようになっている。この場合、回転するステープラ排出ロール139にユーザが触れることが抑制されるようになる。
なお、ステープラ140による綴じ処理が施された後で、かつステープラ排出ロール139の回転前に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除されてもよい。この場合、用紙Sの束の早期取り出しを可能とすることで利便性を向上しつつ、作動しているステープラ140にユーザが触れることが抑制される。
さらに、本実施の形態では、ステープラ排出ロール139の回転が停止した後に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除されるようになっている。この場合、回転するステープラ排出ロール139にユーザが触れることが抑制されるようになる。
なお、ステープラ140による綴じ処理が施された後で、かつステープラ排出ロール139の回転前に、カバーロック部70によるカバー部材80のロックが解除されてもよい。この場合、用紙Sの束の早期取り出しを可能とすることで利便性を向上しつつ、作動しているステープラ140にユーザが触れることが抑制される。
<他の実施形態>
上述の実施形態においては、画像形成装置100が、カバー部材80をロックするカバーロック部70、及びカバー部材80が閉じられていることを検知するカバーセンサ(図示せず)を有する構成として説明したが、これに限定されない。例えば、カバーロック部70が、綴じ処理部90の筺体150の前面に設けられる小窓151をロックする構成としてもよい。この場合、カバーセンサ(図示せず)は、小窓151が閉じられていることを検知する構成となる。
上述の実施形態においては、画像形成装置100が、カバー部材80をロックするカバーロック部70、及びカバー部材80が閉じられていることを検知するカバーセンサ(図示せず)を有する構成として説明したが、これに限定されない。例えば、カバーロック部70が、綴じ処理部90の筺体150の前面に設けられる小窓151をロックする構成としてもよい。この場合、カバーセンサ(図示せず)は、小窓151が閉じられていることを検知する構成となる。
また、上述の実施形態においては、記録材処理装置の例として、綴じ処理部90を含む画像形成装置100を用いて説明したが、これに限定されない。記録材処理装置としては、例えば画像形成部10を含まない、所謂後処理装置や用紙積載装置等であってもよい。後処理装置としては、ステープル針を用いることなく記録材に対する綴じ処理を行う綴じ処理装置、パンチ穴をあけるパンチャ、折り筋を付ける折り筋装置等を有する構成がある。用紙積載装置としては、用紙を複数の積載部に仕分けられる機構等を有する構成がある。
さらに、上述の実施形態においては、カバー部材80を画像形成装置100の前面(操作面側)に設ける構成を用いて説明したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置100の側面に設けてもよい。図1を用いて例示すると、胴内積載部60と画像読取装置30との間に形成される空間の図1中の右側面に設けてもよい。
さらにまた、画像形成装置100の前面(操作面側)と画像形成装置100の側面との両面にそれぞれカバー部材80を設けるよう構成してもよい。
さらにまた、画像形成装置100の前面(操作面側)と画像形成装置100の側面との両面にそれぞれカバー部材80を設けるよう構成してもよい。
1Y,1M,1C,1K…画像形成ユニット、19…二次転写部、21…定着装置、23…排出ロール、50…筺体、60…胴内積載部、70…カバーロック部、71…ロックピン、73…戻しばね、75…ソレノイド、80…カバー部材、85…被拘束部、90…綴じ処理部、100…画像形成装置、135…コンパイル用積載部、139…ステープラ排出ロール、140…ステープラ、160…用紙束積載部、S…用紙
Claims (5)
- 記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、当該記録材処理部による処理が施された記録材が積載される積載部とが設けられ、当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される記録材収容部と、
少なくとも一方向から前記記録材収容部を覆うとともに、当該記録材収容部に対して開放可能に設けられる覆い部材と、
前記記録材収容部に対して前記覆い部材を固定するとともに、前記記録材処理部による前記予め定められた処理の終了に応じて固定を解除する固定解除機構と
を含む記録材処理装置。 - 前記記録材処理部は、記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部であることを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置。
- 前記記録材収容部は、前記記録材処理部による処理が施された記録材を回転することにより前記積載部へ送り出す送り出し部材を有し、
前記固定解除機構は、前記送り出し部材による記録材の送り出しが終了し、当該送り出し部材の回転の停止に応じて固定を解除することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置。 - 前記固定解除機構は、前記記録材処理部が前記予め定められた処理を開始する前に前記覆い部材を固定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材処理装置。
- 記録材の端部を揃える記録材揃え部と、
前記記録材揃え部で揃えられた記録材の束に対して綴じ処理を行う綴じ処理部と、
少なくとも一方向から前記綴じ処理部を覆うとともに、当該綴じ処理部に対して開放可能に設けられる覆い部材と、
前記綴じ処理部に対して前記覆い部材を固定するとともに、当該綴じ処理部による綴じ処理に応じて固定を解除する固定解除機構と
を含む記録材処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010263625A JP2012113220A (ja) | 2010-11-26 | 2010-11-26 | 記録材処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018010075A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及びシート搬送装置 |
JP2018010076A (ja) * | 2016-07-12 | 2018-01-18 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US20230055676A1 (en) * | 2021-08-23 | 2023-02-23 | Fujifilm Business Innovation Corp. | Image forming apparatus |
-
2010
- 2010-11-26 JP JP2010263625A patent/JP2012113220A/ja active Pending
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