JP2012118133A - 記録材処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Kosuke Maenishi
宏亮 前西
Hiroshi Kawamoto
浩 川本
Takeshi Yoneyama
武志 米山
Hidekazu Yamagiwa
秀和 山際
Masahito Niwa
政仁 丹羽
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Abstract

【課題】本発明は、複数の記録材収容部にそれぞれ設けられた送り出し部材が作動する際にユーザと接触することを抑制する記録材処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の画像形成装置100は、用紙に画像形成を施す画像形成部と、画像形成部による処理が行われた用紙が積載される積載部60、65と、用紙を積載部60、65に送り出す送り出し部材とを各々有し、用紙が収容される複数の収容部と、複数の収容部の各々に開閉可能に設けられ、収容部を覆うカバー部材80、90と、用紙を複数の収容部のいずれかに搬送する搬送機構と、カバー部材80、90のいずれかが開放されている場合に、開放されているカバー部材80、90が設けられている収容部に用紙を搬送せず、閉じられているカバー部材80、90が設けられている収容部に用紙を搬送するように搬送機構を制御する制御手段とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録材処理装置及び画像形成装置に関する。
従来技術として、画像形成装置において、排紙トレイ上に排出された用紙の内容露見及び用紙の持ち出しを必要に応じて防止することを目的として、装置筐体内に形成された排紙部の前面に開閉可能なドアを設け、そのドアに鍵を設ける。そして、ドアを閉めてキーにより鍵を掛けることで、排紙トレイに排出された用紙が他人に持ち出されることを防ぐ画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平08−339102号公報
本発明は、複数の記録材収容部にそれぞれ設けられた送り出し部材が作動する際にユーザと接触することを抑制する記録材処理装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、前記記録材処理部による処理が行われた記録材が積載される積載部と、当該記録材処理部から搬送されてきた記録材を当該積載部に送り出す送り出し部材とを各々有し、当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される複数の記録材収容部と、前記複数の記録材収容部の各々に設けられるとともに開閉可能に設けられ、当該記録材収容部を少なくとも一方向から覆う複数の覆い部材と、前記記録材処理部による処理が施された記録材を前記複数の記録材収容部のいずれかに搬送する搬送機構と、前記複数の覆い部材のいずれかが開放されている場合に、開放されている覆い部材が設けられている開放記録材収容部に対して記録材を搬送せず、閉じられている覆い部材が設けられている閉鎖記録材収容部に対して記録材を搬送するように前記搬送機構を制御する制御手段とを含む記録材処理装置である。
請求項2記載の発明は、前記制御手段は、前記開放記録材収容部に設けられた送り出し部材の駆動を停止させ、前記閉鎖記録材収容部に設けられた送り出し部材を駆動するよう制御することを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置である。
請求項3記載の発明は、前記制御手段は、前記複数の覆い部材のいずれもが開放されている場合に、前記記録材処理部が記録材に対し予め定められた処理を施さないよう制御することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置である。
請求項4記載の発明は、前記記録材収容部は、前記閉じられている覆い部材を固定するとともに予め定められた期間経過後に固定を解除する固定解除機構を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材処理装置である。
請求項5記載の発明は、前記固定解除機構は、前記記録材処理部が前記予め定められた処理を開始する前に、前記閉じられている覆い部材を固定することを特徴とする請求項4記載の記録材処理装置である。
請求項6記載の発明は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部と、前記画像読取部の下方に設けられ、記録材に画像を形成する画像形成部と、前記画像読取部の下方であって前記画像形成部の上方あるいは側方に設けられ前記画像形成部により画像が形成された記録材が積載される第1の積載部と、当該画像形成部から搬送されてきた記録材を当該第1の積載部に送り出す第1の送り出し部材とを有し、当該画像形成部により画像が形成された記録材が収容される第1の記録材収容部と、前記画像読取部の下方であって前記第1の記録材収容部の上方に設けられ前記画像形成部により画像が形成された記録材が積載される第2の積載部と、当該画像形成部から搬送されてきた記録材を当該第2の積載部に送り出す第2の送り出し部材とを有し、当該画像形成部により画像が形成された記録材が収容される第2の記録材収容部と、開閉可能に設けられ、前記第1の記録材収容部を少なくとも一方向から覆う第1の覆い部材と、前記第1の覆い部材の上方に開閉可能に設けられ、前記第2の記録材収容部を少なくとも一方向から覆う第2の覆い部材と、前記画像形成部により画像が形成された記録材を前記第1の記録材収容部あるいは前記第2の記録材収容部の何れかに搬送する搬送機構と、前記第1の覆い部材あるいは前記第2の覆い部材のいずれか一方の覆い部材が開放されている場合に、当該一方の覆い部材が設けられている記録材収容部に対して記録材が搬送せず、他方の覆い部材が設けられている記録材収容部に対して記録材が搬送されるように前記搬送機構を制御する制御手段とを含む画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、複数の記録材収容部にそれぞれ設けられた送り出し部材が作動する際にユーザと接触することを抑制する記録材処理装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、開放されている覆い部材が設けられた記録材収容部の送り出し部材が作動し、ユーザと接触することを抑制することができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、複数の覆い部材のいずれもが開放されている場合に作動する送り出し部材とユーザとの接触をより確実に抑制することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、作動する送り出し部材とユーザとの接触をより確実に抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、作動する送り出し部材とユーザとの接触をより確実に抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、2つの記録材収容部にそれぞれ設けられた送り出し部材が作動する際にユーザと接触することを抑制する画像形成装置を提供することができる。
本実施の形態が適用される画像形成装置を示す概略構成図である。 本実施の形態が適用される画像形成装置を示す斜視図である。 本実施の形態が適用されるカバーロック部の説明図である。 画像形成を開始する際に制御部が行う制御を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<画像形成装置100>
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す概略構成図である。図1に示す画像形成装置100は、所謂タンデム型のカラープリンタである。この画像形成装置100は、各色の画像データに対応して画像形成を行う画像形成部(記録材処理部)10と、画像形成装置100全体の動作を制御する制御部(制御手段)20とを備えている。また、画像形成装置100は、画像形成装置100の上方側に設けられ、原稿の画像を読み取るスキャナにより構成される画像読取装置(画像読取部)30を備えている。さらに、画像形成装置100は、画像形成部10に用紙Sを供給する用紙供給部40を備えている。
ここで、画像形成装置100の各構成部材は、筺体50の内部に収容されている。また、画像読取装置30の下方であって筺体50の上部の面には、画像形成部10によって画像が形成された用紙Sが積載される下方積載部(第1の積載部)60が設けられている。さらに、画像読取装置30の下方であって下方積載部60の上方には、画像形成部10によって画像が形成された用紙Sが積載される上方積載部(第2の積載部)65が設けられている。
また、画像形成装置100は、開閉可能に設けられ下方積載部60と上方積載部65との間に形成される空間(記録材収容部、第1の記録材収容部)の前面(操作面側、画像形成装置100のフロント側)を覆う下方カバー部材(覆い部材、第1の覆い部材)80が設けられている。さらに、開閉可能に設けられ上方積載部65と画像読取装置30との間に形成される空間(記録材収容部、第2の記録材収容部)の前面を覆う上方カバー部材(覆い部材、第2の覆い部材)90が設けられている。
さらに、画像形成装置100は、下方カバー部材80を閉じられた状態でロック(固定)する下方カバーロック部70Dと、上方カバー部材90を閉じられた状態でロックする上方カバーロック部70Uとを有する。なお、本実施の形態において、カバーロック部70U、70Dは同様の構成である。
また、画像形成装置100は、閉じられた下方カバー部材80と対向する位置に、下方カバー部材80が閉じられていることを検知する下方カバーセンサ(図示せず)を有する。また、画像形成装置100は、閉じられた上方カバー部材90と対向する位置に、上方カバー部材90が閉じられていることを検知する上方カバーセンサ(図示せず)を有する。さらに、画像形成装置100は、画像形成装置100の状態をユーザに示すユーザ・インタフェイス(図示せず)を有する。
<画像形成部10>
画像形成部10には、一定の間隔をおいて並列的に配置される4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが備えられている。各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム12を備えており、いわゆる電子写真方式によってトナー像を形成する。ここで、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、現像装置に収納されるトナーを除いて、同様に構成される。そして、各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。このようなことから、以下の説明においては、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各構成についてはそれぞれ「Y」、「M」、「C」、「K」という符号を付して区別するが、区別する必要のないときは、これらの符号は付さない。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット1の感光体ドラム12上に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト13を備えている。また、画像形成部10は、各画像形成ユニット1にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト13に順次転写(一次転写)する一次転写ロール17を備えている。さらに、画像形成部10は、中間転写ベルト13上に重畳して形成された各色トナー像を記録材(記録紙)である用紙Sに一括転写(二次転写)する二次転写部19と、二次転写された各色トナー像を用紙Sに定着させる定着装置21とを備えている。さらにまた、画像形成部10は、搬送機構の一例であり、トナー像が定着された用紙Sを、下方積載部60に向けて搬送する経路と、上方積載部65に向けて搬送する経路とを切り替えるゲート29を備えている。
ここで、画像形成部10は、下方積載部60へ向けて用紙Sを搬送する経路において、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知する下方エグジットセンサ22を備える。また、画像形成部10は、この下方エグジットセンサ22を通過した用紙Sを下方積載部60に排出する下方排出ロール(送り出し部材、第1の送り出し部材)23を備える。
一方、画像形成部10は、上方積載部65へ向けて用紙Sを搬送する経路において、定着装置21によってトナー像が定着された用紙Sの通過を検知する上方エグジットセンサ27を備える。また、この上方エグジットセンサ27を通過した用紙Sを上方積載部65に排出する上方排出ロール(送り出し部材、第2の送り出し部材)28を備える。
用紙供給部40は、用紙収容部41と、繰り出しロール43と、捌きロール45とレジロール47とを備える。用紙収容部41は、用紙Sを収容する。繰り出しロール43は、用紙収容部41の上部に配設され、用紙収容部41に収容される用紙Sの束のうち、最上位の用紙Sを繰り出す。捌きロール45は、繰り出しロール43にて繰り出された用紙Sを1枚ずつに捌いて搬送する。また、レジロール47は、捌きロール45によって捌いて搬送された用紙Sを一旦停止させ、タイミングを合わせて回転を再開することにより二次転写部19に対して用紙Sを供給する。
<下方カバー部材80及び上方カバー部材90>
次に、図1及び図2を参照しながら、下方カバー部材80及び上方カバー部材90について説明をする。ここで、図2は、本実施の形態が適用される画像形成装置100を示す斜視図である。
まず、下方カバー部材80について説明をする。
下方カバー部材80は、図2に示すように、画像形成装置100の前面(操作面側)に開閉可能に設けられている(矢印AD参照)。また、下方カバー部材80は、板状の部分であるカバー面80aと、カバー面80aの一方の端部(下端部)に設けられたヒンジ81と、ヒンジ81が設けられた一方の端部とは反対側の端部に設けられ画像形成装置100の本体部側によりその移動が規制される被拘束部85D(図2参照)とを有する。
ここで、図1に示すように、カバー面80aは、下方カバー部材80が閉じられた状態において、上方積載部65の下方から下方積載部60の下方までを覆う寸法で構成されている。また本実施形態では、図1に示すように、下方カバー部材80が閉じられた状態において、カバー面80aの上端部が上方積載部65の積載面に沿うように、下方カバー部材80は構成されている。
下方カバー部材80のヒンジ81は、図1に示すように閉じられた状態の下方カバー部材80の下側の端部に設けられるとともに、下方積載部60の下方にて、筺体50に固定されている。
被拘束部85Dは、下方カバー部材80が閉じられた状態にて、下方積載部60が設けられる筺体側面50a(図2参照)に対向配置される。また、本実施の形態における被拘束部85Dは、カバー面80aと連続した状態で形成されている。さらに、被拘束部85Dは、筺体側面50aに向けて開口する開口87(87U、87D、詳細は後述)を有する。
次に、上方カバー部材90について説明をする。
上方カバー部材90は、図2に示すように、画像形成装置100の前面(操作面側)に開閉可能に設けられている(矢印AU参照)。また、上方カバー部材90は、図1に示すように、板状の部分であるカバー面90aと、カバー面90aの一方の端部(上端部)に設けられたヒンジ91と、ヒンジ91が設けられた一方の端部とは反対側の端部に設けられ画像形成装置100の本体部側によりその移動が規制される被拘束部85U(図2参照)とを有する。
ここで、図1に示すように、カバー面90aは、上方カバー部材90が閉じられた状態において、画像読取装置30の下部から上方積載部65の上方までを覆う寸法で構成されている。付言すると、図1に示すように、上方カバー部材90が閉じられた状態において、カバー面90aの下端部が上方積載部65の積載面に沿うように、上方カバー部材90は構成されている。さらに、下方カバー部材80と上方カバー部材90とがともに閉じられた状態において、互いに接触することがないように下方カバー部材80と上方カバー部材90とが構成されている。
上方カバー部材90のヒンジ91は、図1に示すように閉じられた状態の上方カバー部材90の上側の端部に設けられている。
被拘束部85Uは、上方カバー部材90が閉じられた状態にて、筺体側面50a(図2参照)に対向配置される。また、本実施の形態における被拘束部85Uは、カバー面90aと連続した状態で形成されている。さらに、被拘束部85Uは、筺体側面50aに向けて開口する開口87U(詳細は後述)を有する。
なお、被拘束部85Dおよび被拘束部85Uは同様に構成されている。また、詳細は後述するが、被拘束部85Dに形成された開口87D、および被拘束部85Uに形成された開口87Uも同様の構成(形状)となっている。
ここで本実施形態では、下方カバー部材80及び上方カバー部材90が閉じられ且つロック(詳細は後述)されることによって、画像形成装置100が使用される際に次のことが制限されるようになる。まず、下方積載部60あるいは上方積載部65に排出された用紙Sの取り出しが制限されるようになる。また、下方積載部60側に露出する下方排出ロール23や、上方積載部65側に露出する上方排出ロール28へのユーザのアクセスが制限されるようになる。
<カバーロック部70>
次に、図2及び図3を参照しながら、固定解除機構の一例であるカバーロック部70U、70Dについて説明をする。上述のようにカバーロック部70U、70Dは同様の構成であり、かつ被拘束部85U、85D、及び開口87U、87Dも同様の構成である。このため以下の説明では、カバーロック部70D、被拘束部85D及び開口87Dを用いて説明をする。
なお、図3は、本実施の形態が適用されるカバーロック部70Dの説明図である。図3(A)はカバーロック部70D周辺の斜視図であり、図3(B)は図3(A)のI面におけるカバーロック部70Dの断面図である。詳細には、(B−1)はカバーロック部70Dによるロックが解除されている状態を示し、(B−2)はカバーロック部70Dによってロックされている状態を示す。
カバーロック部70Dは、下方カバー部材80が閉じられた状態で、下方カバー部材80の被拘束部85Dと対向する位置に設けられる(図2参照)。またカバーロック部70Dは、図3(A)、(B)に示すように、被拘束部85Dを拘束するロックピン71と、このロックピン71と接続されロックピン71を移動させるソレノイド75と、ロックピン71とソレノイド75との間に設けられロックピン71を元の位置に戻す戻しばね73とを有する。
ここで、ロックピン71は、同図(B−1)、(B−2)に示すように、屈曲部71cを有するL字状の部材であり、被拘束部85Dに対して進退可能に設けられる(矢印B及びC参照)。このロックピン71は、屈曲部71cから被拘束部85Dに向けて延びる主部711と、屈曲部71cにて主部711に接続され主部711と交差する方向(直交する方向)に延びる副部712とを有する。そして、ロックピン71の主部711は筺体側面50aを貫通して設けられている。
ソレノイド75は、ロックピン71の副部712の端部71a(主部711に接続された端部とは反対側に位置する端部)に接続されている。ソレノイド75は、この副部712側の端部71aを被拘束部85Dに対して進退させる(矢印B及びC参照)。なお、戻しばね73は、この端部71aとソレノイド75との間に設けられている。
図3の(B−1)及び(B−2)を参照しカバーロック部70Dの動作を説明する。
まず、図3の(B−1)に示されるように、カバーロック部70Dによるロックが解除されている状態においては、ロックピン71の主部711側の端部71bが、筺体側面50aに接近した位置Paに配置されている。ここで、ロックピン71の端部71bが位置Paに配置されている状態においては、ロックピン71は、被拘束部85Dの開口87Dに進入していない。したがって、被拘束部85Dがロックピン71によって移動が制限されないことから下方カバー部材80を開放することが可能である。
そして、ソレノイド75が駆動しロックピン71の副部712側の端部71aが矢印B方向に移動すると、ロックピン71の主部711が筺体側面50aからさらに突出し、筺体側面50aより離れた位置Pbへと移動する(矢印B参照)。そして、図3(B−2)に示されるように、ロックピン71が位置Pbに配置されることにより、カバーロック部70Dによって下方カバー部材80がロックされ、下方カバー部材80は閉じられた状態で固定される。具体的には、ロックピン71の端部71bが被拘束部85Dの開口87Dに進入しており、被拘束部85Dの移動経路上にロックピン71が位置する状態となる。これにより、被拘束部85Dはロックピン71によって移動が制限され、下方カバー部材80の開放が制限される。なお、ロックピン71が位置Pbへと移動する際、戻しばね73は圧縮される。
一方で、下方カバー部材80のカバーロック部70Dによるロックを解除する(ロックを外す)場合には、上述の動作とは反対の動作が行われる。具体的に説明すると、オン状態とされていたソレノイド75がオフ状態とされる。これにより戻しばね73が伸長する。そしてこの伸長によって、ロックピン71が押圧され、被拘束部85Dから離れる方向にロックピン71が移動する(矢印C参照)。これにより、被拘束部85Dの移動経路上からはずれた箇所にロックピン71が位置するようになる。そしてこの状態になると、下方カバー部材80の開放が可能となる。
<画像形成装置100の動作>
次に、画像形成装置100の動作について説明をする。
画像形成装置100が画像形成動作を開始すると、画像読取装置30等から入力された画像データは、予め定められた画像処理が施された後、各画像形成ユニット1に送られる。そして、例えば黒(K)色トナー像を形成する画像形成ユニット1Kでは、感光体ドラム12が回転しながら、予め定められた電位で一様に帯電された後に走査露光される。それにより、感光体ドラム12上には、黒(K)色画像に関する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム12上に形成された静電潜像は現像され、感光体ドラム12上には黒(K)トナー像が形成される。同様に、画像形成ユニット1Y,1M,1Cにおいても、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のトナー像が形成される。
各画像形成ユニット1で形成された各色のトナー像は、回転駆動される中間転写ベルト13上に、一次転写ロール17により順次静電吸引される。これにより中間転写ベルト13には各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。そして、中間転写ベルト13上の重畳トナー像は、中間転写ベルト13の移動に伴って二次転写部19に搬送される。
一方で、用紙収容部41に積載された用紙Sは、繰り出しロール43によって繰り出され、捌きロール45によって捌かれて搬送される。さらに、捌かれた用紙Sはレジロール47によって二次転写部19へと供給される。
そして、重畳トナー像は、二次転写部19が形成する転写電界の作用により、レジロール47を経て供給される用紙S上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Sは、中間転写ベルト13から剥離され、定着装置21まで搬送される。定着装置21に搬送された用紙S上のトナー像は、定着装置21によって熱及び圧力による定着処理を受けて用紙S上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Sは、下方カバー部材80及び上方カバー部材90が閉じられるか否かに応じて向きが切り換えられたゲート29を通過する。
そして、下方積載部60に向けて搬送される場合には、下方エグジットセンサ22によって検知された後、下方排出ロール23によって下方積載部60に排出され積載される。一方、上方積載部65に向けて搬送される場合には、上方エグジットセンサ27によって検知された後、上方排出ロール28によって上方積載部65に排出され積載される。
このようにして、画像形成装置100での画像形成がプリント枚数分のサイクルだけ繰り返される。
ここで、定着画像が形成された用紙Sが下方積載部60に向けて搬送される場合には、最後の用紙Sの搬送方向における後端が下方排出ロール23を通過した後に、下方排出ロール23の回転が停止される。その後に、カバーロック部70Dによる下方カバー部材80のロックが解除される。具体的には、ロックピン71が位置Pbから位置Paに移動(図3の矢印C参照)し、ロックピン71が被拘束部85Dの開口87Dの外に配置される。これにより、下方カバー部材80の開放が可能となり、下方積載部60に積載された用紙Sの取り出しが可能となる。
同様に、定着画像が形成された用紙Sが上方積載部65に向けて搬送される場合には、最後の用紙Sの搬送方向における後端が上方排出ロール28を通過した後に、上方排出ロール28の回転が停止される。その後に、カバーロック部70Uによる上方カバー部材90のロックが解除される。
上述のように、本実施の形態においては、下方排出ロール23及び上方排出ロール28が回転を停止した後に、下方カバー部材80及び上方カバー部材90のロックが解除される。したがって、回転する下方排出ロール23及び上方排出ロール28にユーザが触れることが抑制される。
ここで、図4を用いて、画像形成を開始する際の制御部20の制御について詳細に説明する。図4は、画像形成が開始される際に制御部20にて実行される処理を示したフローチャートである。
まず、画像形成動作を開始する前に、制御部20は上方カバーセンサ(図示せず)からの出力に基づき、上方カバー部材90が閉じられているか否かを判断する(S101)。
ステップ101にて上方カバー部材90が閉じられていると判断した場合、次に制御部20は、下方カバーセンサ(図示せず)からの出力に基づき、下方カバー部材80が閉じられているか否かを判断する(S102)。
ステップ102にて下方カバー部材80が閉じられていると判断した場合、すなわち、上方カバー部材90及び下方カバー部材80がともに閉じている場合には、カバーロック部70U、70Dそれぞれによって、上方カバー部材90及び下方カバー部材80をロックする(S104)。そして、画像形成部10によって用紙Sに画像形成が施される(S108)。画像形成が施された用紙Sは、上方積載部65に向けて搬送されるよう切り替えられたゲート29を通過した後、上方排出ロール28が回転する(S111)ことによって上方積載部65に積載される。なお本処理では、上方積載部65に向けて画像が形成された用紙Sを搬送する場合を一例に説明したが、下方積載部60に向けて用紙Sを搬送する構成であってもよい。この場合、S111において、下方排出ロール23が回転することによって用紙Sが下方積載部60に向けて搬送される。
一方、ステップ102にて、下方カバー部材80が閉じられていないと判断した場合、すなわち、上方カバー部材90が閉じ、下方カバー部材80が開いている場合には、カバーロック部70Uによって、上方カバー部材90をロックする(S105)。そして、画像形成部10によって用紙Sに画像形成が施される(S109)。画像形成が施された用紙は、上方積載部65に向けて搬送されるように切り替えられたゲート29を通過した後、上方排出ロール28が回転する(S112)ことによって上方積載部65に積載される。
また、一方、ステップ101にて、上方カバー部材90が閉じられていないと判断した場合、制御部20は、下方カバーセンサ(図示せず)からの出力に基づき下方カバー部材80が閉じられているか否かを判断する(S103)。
ステップ103にて下方カバー部材80が閉じられていると判断した場合、すなわち、上方カバー部材90が開いており下方カバー部材80が閉じている場合には、カバーロック部70Dによって、下方カバー部材80をロックする(S106)。そして、画像形成部10によって用紙Sに画像形成が施される(S110)。画像形成が施された用紙Sは、下方積載部60に向けて搬送されるよう切り替えられたゲート29を通過した後、下方排出ロール23が回転する(S113)ことによって下方積載部60に積載される。
また、ステップ103にて、下方カバー部材80が閉じられていないと判断した場合、すなわち、上方カバー部材90及び下方カバー部材80がともに開いている場合、制御部20は、図示しないユーザ・インタフェイスに、上方カバー部材90及び下方カバー部材80がともに開いていることを表示する(S107)。なお、この場合、ユーザによって上方カバー部材90あるいは下方カバー部材80が閉じられるまで、画像形成部10によって画像形成動作は施されない。
上述のように、本実施の形態においては、他方の覆い部材の一例である閉じられたカバー部材(下方カバー部材80、上方カバー部材90)に対応する排出ロール(下方排出ロール23、上方排出ロール28)を回転させる。このことにより、閉鎖記録材収容部の一例であり、閉じられたカバー部材が設けられている積載部(上方積載部65、下方積載部60)に向けて用紙Sが搬送される。また、開放記録材収容部の一例であり、開いたカバー部材が設けられている積載部に向けて用紙Sは搬送されない。
付言すると、一方の覆い部材の一例である開いたカバー部材に対応する排出ロールを回転させない。したがって、回転中の下方排出ロール23あるいは上方排出ロール28にユーザが触れることが抑制される。
<他の態様>
上述の実施形態においては、画像形成装置100が、上方積載部65及び下方積載部60の2つの積載部を持つ構成として説明したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置100が3つ以上の積載部を持つ構成であってもよい。この場合、3つ以上の各積載部がそれぞれ独立したカバー部材、カバーロック部、および排出ロール等を有するよう構成される。
また、上述の実施形態においては、記録材処理装置の例として画像形成装置100を用いて説明したが、これに限定されない。記録材処理装置としては、例えば後処理装置や用紙積載装置等であってもよい。後処理装置としては、ステープル針を用いて(あるいは用いることなく)記録材に対する綴じ処理を行う綴じ処理装置、パンチ穴をあけるパンチャ、折り筋を付ける折り筋装置等を有する構成がある。用紙積載装置としては、用紙を複数の積載部に仕分けられる機構を有する構成がある。
また、上述の実施形態においては、上方カバー部材90及び下方カバー部材80を画像形成装置100の前面(操作面側)に設ける構成を用いて説明したが、これに限定されない。例えば、画像形成装置100の側面に設けてもよい。図1を用いて例示すると、下方積載部60と画像読取装置30との間に形成される空間の図1中の右側面に設けてもよい。
1Y,1M,1C,1K…画像形成ユニット、19…二次転写部、21…定着装置、23…下方排出ロール、28…上方排出ロール、29…ゲート、50…筺体、60…下方積載部、65…上方積載部、70U,70D…カバーロック部、71…ロックピン、73…戻しばね、75…ソレノイド、80…下方カバー部材、85U,85D…被拘束部、87U,87D…開口、90…上方カバー部材、100…画像形成装置、S…用紙

Claims (6)

  1. 記録材に対し予め定められた処理を施す記録材処理部と、
    前記記録材処理部による処理が行われた記録材が積載される積載部と、当該記録材処理部から搬送されてきた記録材を当該積載部に送り出す送り出し部材とを各々有し、当該記録材処理部による処理が行われた記録材が収容される複数の記録材収容部と、
    前記複数の記録材収容部の各々に設けられるとともに開閉可能に設けられ、当該記録材収容部を少なくとも一方向から覆う複数の覆い部材と、
    前記記録材処理部による処理が施された記録材を前記複数の記録材収容部のいずれかに搬送する搬送機構と、
    前記複数の覆い部材のいずれかが開放されている場合に、開放されている覆い部材が設けられている開放記録材収容部に対して記録材を搬送せず、閉じられている覆い部材が設けられている閉鎖記録材収容部に対して記録材を搬送するように前記搬送機構を制御する制御手段と
    を含む記録材処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記開放記録材収容部に設けられた送り出し部材の駆動を停止させ、前記閉鎖記録材収容部に設けられた送り出し部材を駆動するよう制御することを特徴とする請求項1記載の記録材処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の覆い部材のいずれもが開放されている場合に、前記記録材処理部が記録材に対し予め定められた処理を施さないよう制御することを特徴とする請求項1または2記載の記録材処理装置。
  4. 前記記録材収容部は、前記閉じられている覆い部材を固定するとともに予め定められた期間経過後に固定を解除する固定解除機構を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の記録材処理装置。
  5. 前記固定解除機構は、前記記録材処理部が前記予め定められた処理を開始する前に、前記閉じられている覆い部材を固定することを特徴とする請求項4記載の記録材処理装置。
  6. 原稿上の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部と、
    前記画像読取部の下方に設けられ、記録材に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像読取部の下方であって前記画像形成部の上方あるいは側方に設けられ前記画像形成部により画像が形成された記録材が積載される第1の積載部と、当該画像形成部から搬送されてきた記録材を当該第1の積載部に送り出す第1の送り出し部材とを有し、当該画像形成部により画像が形成された記録材が収容される第1の記録材収容部と、
    前記画像読取部の下方であって前記第1の記録材収容部の上方に設けられ前記画像形成部により画像が形成された記録材が積載される第2の積載部と、当該画像形成部から搬送されてきた記録材を当該第2の積載部に送り出す第2の送り出し部材とを有し、当該画像形成部により画像が形成された記録材が収容される第2の記録材収容部と、
    開閉可能に設けられ、前記第1の記録材収容部を少なくとも一方向から覆う第1の覆い部材と、
    前記第1の覆い部材の上方に開閉可能に設けられ、前記第2の記録材収容部を少なくとも一方向から覆う第2の覆い部材と、
    前記画像形成部により画像が形成された記録材を前記第1の記録材収容部あるいは前記第2の記録材収容部の何れかに搬送する搬送機構と、
    前記第1の覆い部材あるいは前記第2の覆い部材のいずれか一方の覆い部材が開放されている場合に、当該一方の覆い部材が設けられている記録材収容部に対して記録材が搬送せず、他方の覆い部材が設けられている記録材収容部に対して記録材が搬送されるように前記搬送機構を制御する制御手段と
    を含む画像形成装置。
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