JP2006301385A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロセスカートリッジの取り出しとジャム処理を同時に行うことができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】像担持体と少なくとも1つのプロセス手段とを有するプロセスカートリッジが着脱可能で、少なくとも、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置において、ジャムした転写材を取り出すジャム紙取り出し手段を有し、前記ジャム紙取り出し手段は前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体外へ取り出す動作に連動しジャムした転写材を取り出すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置に関する。
ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて転写材に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
又、プロセスカートリッジとは、像担持体(例えば感光ドラム)と像担持体に作用するプロセス手段(例えば現像手段、帯電手段等)を一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものを言う。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、像担持体及びこれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずユーザ自身が行うことができるので、格段にメンテナンス性を向上することができた。そこで、このプロセスカートリッジ方式は電子写真画像形成装置に幅広く採用されている。
一方、電子写真画像形成装置では一般的に感光ドラム上に形成された静電潜像を現像手段によってトナー像に可視化(現像)し、給紙カセット等から搬送経路に沿って搬送された転写材(例えば紙等)に転写し、この転写されたトナー像を定着手段によって定着し、転写材を排出する。このような画像形成装置にあっては、例えば搬送経路にて転写材がジャムを発生した場合、画像形成装置本体の開閉カバーを開放し、先ずプロセスカートリッジを取り出し、次にこのプロセスカートリッジが取り出された空間よりジャム紙を取り出すのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
更に、プロセスカートリッジの画像形成装置本体への着脱操作性を向上させる手段として、装置本体の開閉カバーの開閉動作に連動してプロセスカートリッジを装置本体に着脱可能な位置から画像形成可能な位置へ移動する方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
特開平08−006341号公報(6−7項、図2及び図7) 特開2001−175147号公報(7−18項、図3−図22)
本発明は上記従来技術を更に発展させたのものである。
上述したようにジャムが発生した場合ユーザが行う作業は、
1.本体の開閉カバーを開ける。
2.プロセスカートリッジを取り出す。
3.装置本体内に手を挿入しジャム紙を取り除く。
の3つの工程が必要となる。
又、近年、電子写真画像形成装置は、益々小型化が進んでおり、これに伴ってプロセスカートリッジを装着する空間も縮小化が進んでいる。プロセスカートリッジ装着部の縮小化が進むとジャム紙を取り除くために手が入りにくくなるためジャム処理は困難になる可能性が懸念され、装置の小型化を妨げる可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、プロセスカートリッジの取り出しとジャム処理を同時に行うことができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、像担持体と少なくとも1つのプロセス手段とを有するプロセスカートリッジが着脱可能で、少なくとも、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置において、ジャムした転写材を取り出すジャム紙取り出し手段を有し、前記ジャム紙取り出し手段は前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体外へ取り出す動作に連動しジャムした転写材を取り出すことを特徴とする。
又、本発明は、像担持体と少なくとも1つのプロセス手段とを有するプロセスカートリッジが着脱可能で、少なくとも、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置本体に使用されるプロセスカートリッジにおいて、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置から取り出す際、前記プロセスカートリッジがジャムした転写材の少なくとも一部を狭持することによってジャムした転写材が前記プロセスカートリッジとともに前記画像形成装置本体外へ取り出されることを特徴とするジャム紙取り出し手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、プロセスカートリッジの着脱動作と連動したジャム紙取り出し手段により、ジャム紙の取り出しがプロセスカートリッジの取り出しに連動して可能になるので、ジャム処理時の操作性を大幅に向上することが可能となる。
又、ジャム紙取り出し手段は画像形成装置本体に設けられたプロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねることによりジャム紙取り出しのための新たな手段を設ける必要がないため、ジャム紙取り出し手段による装置のコストアップを最小限に抑えることができる。
更に、ジャム紙を取り出すためにユーザの手を挿入するスペースを考慮する必要がないため、装置本体の省スペース化にも有効である。
又、本発明によればプロセスカートリッジがジャム紙の一部を狭持するジャム紙取り出し手段を有することにより、プロセスカートリッジを装置本体から取り出す際にジャム紙も確実に装置本体外へ取り除くことが可能になるためジャム処理操作の確実性を向上させることが可能となる。
又、プロセスカートリッジに設けられたジャム紙取り出し手段が転写ローラやレジストローラや転写材搬送ローラといった画像形成装置既存のローラ類を利用して転写材搬送可能状態とジャム紙取り出し可能状態に変化するジャム紙取り出し手段を構成することによりジャム紙取り出し手段の追加によるコストアップを最小限に止めることが可能である。
更に、本発明のプロセスカートリッジに設けられたジャム紙取り出し手段において転写材搬送可能状態では間隙を形成し、ジャム紙取り出し可能状態ではこの間隙を狭める若しくは無くすことによってジャム紙をプロセスカートリッジと共に取り出すプロセスカートリッジにおいて、プロセスカートリッジにジャム紙取り出し手段がジャム紙取り出し可能状態から転写材搬送可能状態に変化させる可変機構を有することで、ジャム紙と共に取り出されたプロセスカートリッジからジャム紙を分離することが可変機構によって可能となるため、ユーザはジャム紙に触れることなくジャム紙を処理することが可能となる。
前記ジャム処理手段は転写材の搬送をガイドするガイド部材とする、若しくはプロセスカートリッジにおけるプロセス手段を保護するプロセスカートリッジ保護手段を兼ねることで本構成におけるコストアップを最小限に抑えることが可能となる。
一方、ジャム処理手段がジャム紙を狭持する構成のジャム紙取り出し手段においてジャム紙を狭持するのを紙搬送方向において転写プロセスよりも上流側にすることで狭持部のトナーによる汚れを防止することが可能となる。
又、ジャム紙を取り出す際に且つ所定の圧をもって転写材を搬送する若しくは搬送を補助する転写材搬送経路の転写材搬送部材の圧を解除することで、ジャム紙をプロセスカートリッジの取り出し操作に連動して取り出す際にこの操作性が向上する。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下の説明で長手方向とは電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラム11と称する。)の軸線方向と同一な方向をいう。又、上下、左右は装置を設置した状態で、カートリッジの装着状態における、上下、左右である。
[画像形成装置の全体の説明]
先ず、電子写真画像形成装置の全体構成について、図1を参照して概略説明する。図1は電子写真画像形成装置の一形態であるレーザービームプリンタの全体構成説明図である。
このレーザービームプリンタの画像形成部は、像担持体である感光ドラム11を備えたプロセスカートリッジ1と、このプロセスカートリッジ1の上方に、露光手段2(レーザビーム光学走査系)が配置されている。
この画像形成部の下方には、記録媒体である転写材31を送り出す給紙部と、感光ドラム11上に形成されたトナー像を転写材31に転写する転写ローラ33が配置されている。更に、転写材31に転写されたトナー画像を定着させるための定着手段34、転写材31を装置外へ排出し積載する排出手段35が配置されている。ここで転写材31としては、例えば紙、OHPシート或は布等である。
次に、上記画像形成装置の各部の構成について順次詳細に説明する。
[給紙部]
給紙部は、画像形成部へ転写材31を給送するものであり、複数枚の転写材31を積載収納した給送カセット32aと、給送ローラ32b、重送防止のリタードローラ32c、給送ガイド32d、レジストローラ32fから主に構成される。
給送ローラ32bは画像形成動作に応じて駆動回転し、給送カセット32a内の転写材31を1枚ずつ分離給送する。転写材31は、リタードローラ32cによって重送が防止され、給送ガイド32dによってガイドされて、搬送ローラ32eを経由してレジストローラ32fに搬送される。
画像形成動作中にレジストローラ32fは、転写材31を静止待機させる非回転の動作と、転写材31を感光ドラム11に向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行い、次工程である転写工程時のトナー像と転写材31との位置合わせを行う。
転写材31が搬送された直後は、レジストローラ32fは回転を停止しており、このニップ部に突き当たることにより転写材31は斜行が矯正される。
[プロセスカートリッジ]
プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものが含まれる。又、帯電手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光ドラムとを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするものが含まれる。
プロセスカートリッジ1は、像担持体である感光ドラム11の周囲に、帯電手段と現像手段、クリーニング手段を配置し、これらを一体的に構成している。そして、このプロセスカートリッジ1は、装置本体Aに対して、着脱自在に構成している。従って、ユーザはこのプロセスカートリッジ1を容易に取り外しをすることができ、プロセスカートリッジ1が寿命に至った場合には容易に交換することができる。
本実施の形態のプロセスカートリッジ1は、図1に示すように、感光層を有する電子写真感光体である感光ドラム11を回転し、帯電手段である帯電ローラ12へ電圧印加して感光ドラム11の表面を一様に帯電し、この帯電した感光ドラム11に対して露光手段2からの画像情報に基づいた光像を露光し、静電潜像を形成し、この静電潜像を現像手段13によって現像するように構成している。
現像手段13は、トナー収容室130に収容されたトナーをトナー担持体である現像ローラ131に担持させ、現像ローラ131を回転させるとともに、現像ブレード132によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ131の表面に形成し、そのトナーを前記静電潜像に応じて感光ドラム11に転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
そして、転写ローラ33に前記トナー像を逆極性の電圧を印加しトナー像を転写材31に転写した後、クリーニングブレード141によって感光ドラム11に残留した残トナーを掻き落すとともに、スクイシート142によってすくい取り、廃トナー収容室143へ収容するクリーニング手段14によって感光ドラム11上の残トナーを除去するように構成している。
[定着部]
次に、定着部の構成について説明する。
図1において、前記現像部によって感光ドラム11形成されたトナー像は、転写ローラ33によって転写材31上に転写される。そして、定着器34は、転写材31に転写されたトナー像を、熱を用いて転写材31に定着させる。
定着器34は、転写材31に熱を加えるための定着ローラ34aと転写材31を定着ローラに圧接させるための加圧ローラ34bを備えており、各ローラは中空ローラである。その内部にそれぞれヒータ(図示せず)を有している。そして、回転駆動されることによって同時に転写材31を搬送する。
即ち、トナー像を保持した転写材31は、定着ローラ34aと加圧ローラ34bとによって搬送されると共に、熱及び圧力を加えられることによってトナー像が転写材31に定着される。定着後の転写材31は、排出ローラ35により排出される。
続いて、本発明における実施例1のプロセスカートリッジ1の着脱及びジャム紙の取り出し方法について、図2〜図9を用いて説明する。
図2は本発明における画像形成装置本体A の断面及びプロセスカートリッジ1の側面を示す図である。
先ず、本発明におけるプロセスカートリッジ1の取り出し補助手段及びジャム紙取り出し手段の構成について説明する。
プロセスカートリッジ取り出し補助手段はプロセスカートリッジと係合し、プロセスカートリッジと共に装着位置から取り出し可能位置まで移動するプロセスカートリッジトレイ403と、開閉カバー400の動きに連動してプロセスカートリッジトレイ403を前記装着位置から取り出し可能位置まで移動するトレイアーム402と前記プロセスカートリッジトレイ403の軌跡を規制するための案内溝401から成る。
更に、それぞれの構成を詳細に述べると、プロセスカートリッジ1は着脱の際プロセスカートリッジトレイ403の第1係合部403aはプロセスカートリッジの被係合部1aと係合している。又、プロセスカートリッジトレイ403の第2係合部403bは、トレイアーム402の被係合部402bと係合している。一方、前記第2係合部403bは、装置本体Aに形成されたガイド溝401とも係合している。又、トレイアーム402は、開閉カバー400と一体的に回動するように構成している。
本構成において、転写材31は、通常の転写材搬送可能状態においてプロセスカートリッジ取り出し補助手段の一部であるプロセスカートリッジトレイ403とプロセスカートリッジ1の間にストッパー404が前記プロセスカートリッジトレイ403を押し下げることによって形成される間隙を通過する。従って、ジャムが発生した場合においても同図に示すようにジャム紙31aは前記間隙に滞留する(図3参照)。
ジャムが発生した場合には、装置本体の表示部等にジャムが発生したことを表示し、ジャム紙31aを取り除くことを促し、本実施例においてユーザは開閉カバー400を開放する。
開閉カバー400の開放を検知した装置本体は、プロセスカートリッジトレイ403のストッパー404を(不図示のリンク機構によって)開放する。プロセスカートリッジトレイ403は、不図示の付勢手段等によって図4の二点鎖線位置から実線位置へ移動する。このとき、プロセスカートリッジトレイ403は、プロセスカートリッジ1の底部に形成された間隙がなくなり、ジャム紙31aをクランプしジャム紙取り出し可能状態となる。
続いて開閉カバー400をこのまま開放していくと、図5に示すように、プロセスカートリッジトレイ403はトレイアーム402に係合されているためガイド溝401に沿って移動し(二点鎖線)、プロセスカートリッジトレイ403は、プロセスカートリッジ1と共に取り出し可能位置まで移動する。このとき、プロセスカートリッジトレイ403とプロセスカートリッジ1の底部はジャム紙31aをクランプしたままなのでジャム紙31aもプロセスカートリッジ1と共に移動する。
最終的には図6に示すように前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段によってプロセスカートリッジ1、ジャム紙31aは取り出し可能位置に移動する。このとき、プロセスカートリッジトレイ403からプロセスカートリッジ1をどけると(図中二点鎖線から実線)プロセスカートリッジ1の底部とプロセスカートリッジトレイ403のクランプからジャム紙31aは開放されるのでジャム紙31aは簡単に取り除くことが可能である。
つまり、本実施例においてプロセスカートリッジ取り出し補助手段はジャム紙取り出し手段を兼ねるような構成になっている。
これまでの説明において、装置本体内Aにジャム紙がある場合の説明を行ってきたが、装置本体A内にジャム紙が存在しない場合においても各部分の動作は同様である。つまり、ジャム紙が存在しない状態においては、プロセスカートリッジ1の底部とプロセスカートリッジトレイ403は直接接触し、そのままプロセスカートリッジ1はプロセスカートリッジトレイ403と共に装着位置から取り出し可能位置へ移動するだけである。
又、再び装置本体A内へプロセスカートリッジ1を装着する際には、開閉カバー400が開放された状態にてプロセスカートリッジトレイ403の係合部403aにプロセスカートリッジ1の被係合部1aを係合させ、開閉カバーを閉じることによってプロセスカートリッジ1を装着位置へ移動させる。そして、開閉カバーが完全に閉じたときストッパー404が動作し、プロセスカートリッジトレイ403を押し下げ、プロセスカートリッジ1の底部とプロセスカートリッジトレイ403の間に間隙を形成することで転写材搬送可能状態となる。
以上説明してきたような構成を採用することで、ジャムが発生した場合には開閉カバーを開放するだけでプロセスカートリッジと共にジャム紙が装置本体外へ取り出し易い位置に移動する。この構成を採用することでこれまでのようにプロセスカートリッジを取り出した後、装置本体内に滞留したジャム紙を取り除くといったジャム処理の煩わしさが大幅に改善される。
更に、同構成を採用することで、これまではプロセスカートリッジを着脱するための空間はジャム紙を取り除くことを考慮しそれなりのスペースを確保する必要があったが、その必要がなくなるためこの空間を必要最低限にすることができ、装置本体の省スペースが可能となる。
<他の実施形態>
又、本実施例においてジャム紙はプロセスカートリッジ1の底部とプロセスカートリッジトレイ403によってクランプする構成を採用している。
しかし、プロセスカートリッジの底部の形状や転写材搬送経路等の要因によってこの構成が採用できない場合には図7に示すようにプロセスカートリッジトレイ403にクランプ部403cを設け、ジャム処理時にこのクランプ部403cをプロセスカートリッジトレイ403と相対的に移動しジャム紙をクランプすることでも本発明と同等の効果を得ることが可能である(図8参照)。
又、この構成を採用する場合にはプロセスカートリッジ取り出し補助手段が取り出し可能位置に移動した際クランプを開放する手段があることが望ましい(図9参照)。
尚、本実施例におけるプロセスカートリッジ取り出し補助手段は開閉カバーの開閉動作に連動して動作する構成であるが、例えばモータ等を利用してプロセスカートリッジ取り出し補助手段を動作する方法でも同様の効果が見込める。
更に、ジャム紙を取り除く際レジストローラ32f、定着部34や排出部35等の転写材の圧を解除することに更なる操作性の向上が見込まれる。この圧解除は装置本体がジャムを検知した際に行ってもプロセスカートリッジ取り出し時に行っても良い。
又、本実施例においてジャム紙31aのクランプは転写材の搬送方向において転写の上流側で行っている。この理由は転写より下流側において転写材にはトナーが転写されておりこの部分をクランプすると転写材の転写面の対向側がトナーによって汚れるからである。
続いて、本発明における実施例2のプロセスカートリッジ1の着脱及びジャム紙の取り出し方法について、図10〜図16を用いて説明する。
本実施例の説明において実施例1と共通の機能を有するものは同一符号とし、これらのものは説明を割愛するものとする。
先ず、図10は本実施例における画像形成装置本体A及びプロセスカートリッジ1の主断面図である。本実施例においてプロセスカートリッジ1は感光ドラム11、帯電ローラ12、現像手段13、クリーニング手段14の他に転写ローラ33、レジストローラ32fをも一体的に構成している。
続いてプロセスカートリッジの着脱及びジャム紙取り出し方法について説明する。
図11はプロセスカートリッジ1の側面及び装置本体Aの断面を表したものである。同図において、プロセスカートリッジ1の側面には転写ローラロック部材331と転写ローラ33と一体的に回転する転写ローラカム330が配設されている。転写ローラロック部材331は、回転中心331cを中心に回転可能に構成され、更に転写ローラロック部材331は不図示の付勢手段によって時計方向に回転する。
又、装置本体Aには転写ローラロックピン332が配設されている。同図において転写ローラロック部材331のピン当接部331bと転写ローラロックピン332の被当接部332aは当接しており、このとき、同図より明らかなように、転写ローラ33は回転可能であり、転写材は転写ローラ33とその対向側に配設された感光ドラム11の間を通過する。つまり、同図において装置本体A及びプロセスカートリッジ1は、転写材搬送可能状態となっている。
同構成において装置本体にジャムが発生した場合にジャム紙31aは転写ローラ33と感光ドラム11の間に挟まれた状態となっている。
ジャムが発生したときは以下に説明するような手順にてプロセスカートリッジの取り出し及びジャム紙取り出しを行う。
先ず、ジャムが発生したときは装置本体の表示部等にジャムが発生したことを表示してジャム紙31aを取り除くことを促し、本実施例においてユーザは開閉カバー400を開放する。続いてプロセスカートリッジ1を取り出すが、このとき、図12に示すように、先ずプロセスカートリッジ1を回転中心1aを中心に反時計回りの方向に傾ける。すると、転写ローラロック部材331のピン当接部331bと転写ローラロックピン332の被当接部332aは離れて転写ローラロック部材は、前記不図示の付勢手段によって回転中心331cを中心に時計回り方向に回転し、転写ローラロック部材の当接面331aは、転写ローラカム330の被当接面330aと当接する。
この動作を図13を用いて説明する。
図13はプロセスカートリッジの傾きが進むに連れて転写ローラロック部材が動く様子を示したものである。同図はプロセスカートリッジが傾くに連れ上から下へ移行していく。
先ず、一番上の図は転写材搬送可能状態を示す。このとき、転写ローラロック部材331のピン当接部331bは転写ローラロックピンの被当接部332aに当接している。このとき、転写ローラロック部材331の当接面331aは、転写ローラカム330の被当接部330aと離間しているため転写ローラは回転可能である。
プロセスカートリッジを傾けていくに連れ前記当接部331bと前記被当接部332aは相対的に移動し、ローラロック部材331が付勢手段の付勢力によって時計回りの方向に回転していく(図13中央図)。更にプロセスカートリッジを傾けていくと、転写ローラロック部材331の前記当接面331aは、転写ローラカム330の被当接面330aと当接し転写ローラは回転不能となる(図13下図)。
このとき、前述したようにジャム紙31aは、転写ローラ33と感光ドラム11の間に存在するので、このままプロセスカートリッジを装置本体から取り出せばジャム紙31aもプロセスカートリッジと共に装置本体から取り除くことができる。つまり、本実施例において装置本体内にジャム紙が存在する場合には転写ローラの回転をロックすることでプロセスカートリッジ1はジャム紙取り出し可能な状態となる。
プロセスカートリッジ1を傾けて転写ローラロック部材331の当接面331aと転写ローラカム330の被当接面330aが当接した後、図14に示すようにプロセスカートリッジ1を装置本体外へ取り出す。このとき、プロセスカートリッジ1の回転中心1aはガイド溝401と係合しておりプロセスカートリッジは、このガイド溝に沿って取り出される。このときジャム紙31aは、プロセスカートリッジ1と共に取り出される。
一方、本実施例において転写ローラカム330の被当接面330aは4箇所設けてある。これは転写ローラロック部材331が回転する際必ずしも当接面331aと被当接面330aは当接するとは限らないが、例えばプロセスカートリッジを引き抜く際ジャム紙31aの負荷等で転写ローラが少なくとも90度回転すれば当接面331aと被当接面330aは当接し転写ローラはロックされる。
当然、転写ローラカムを3つの面や5つの面等で構成しても、ジャム紙取り出しの際の負荷との関係を注意すれば同様の効果が得られる。又、本実施例ではカムとロック部材による転写ローラのロック手段を例に挙げてきたが、転写ローラの回転をロックできるものであれば他の方法でも同様の効果を得られることは言うまでもない。
又、本実施例は転写ローラの回転がロックすることによりジャム紙をプロセスカートリッジとともに取り出す方法について述べてきたが、他の機能を有するローラ(例えばレジストローラや転写材搬送ローラ)であっても、プロセスカートリッジに一体的に配設されたローラと、前記ローラの対向部に配設された対向部材とを有し、前記ローラの回転を不能にするロック手段を有することで同様の効果を得ることが可能である。
続いてプロセスカートリッジ1と共に取り出されたジャム紙31aをプロセスカートリッジから取り外す方法について説明する。
プロセスカートリッジ1からジャム紙31aを取り外すには、図15に示すように、転写ローラロック部材331による転写ローラのロックを解除することでジャム紙31aは簡単に取り外すことができる。
図16は本実施例のプロセスカートリッジ1に把手1bとハンドル部材333とアイドラギア334を配設し、更に転写ローラロック部材331にギア部331dを設けたものである。
同図において、上の図はプロセスカートリッジ1がジャム紙31aとともに装置本体から取り出された状態を示している。同図に示すように、ハンドル部材333にはラック部331aが設けてあり、これはアイドラギア334と噛合している。一方、アイドラギア334は転写ローラロック部材331に設けられたギア部331dと噛合しており、ハンドル部材333を動かすことによって転写ローラロック部材331を回動することが可能なように構成している。
図16の下の図はハンドル部材333を作動した状態を示している。同図に示すように、ハンドル部材333を図中矢印方向に作動すると転写ローラロック部材331は転写ローラが回転可能になるようにロックを解除する。同図に示すように、ハンドル部材333を把手1bの周囲に配設することで、ユーザは簡単にハンドルを操作することができジャム紙をプロセスカートリッジから取り外す操作を非常に簡単に行うことができる。つまり、本構成はプロセスカートリッジに設けられたハンドルの操作により転写ローラの回転が回転不能なジャム紙を装置本体から取り出し可能な状態から転写ローラが回転可能な(装置本体内では転写材搬送可能な)状態に変化させることにより更なる操作性の向上を図ったものである。
以上説明してきたように、本実施例におけるプロセスカートリッジは転写ローラが回転可能な状態と回転不可能な状態をプロセスカートリッジの取り出し動作に連動して切り替えることにより転写材搬送可能状態とジャム紙取り出し可能状態を切り替え可能に構成し、ジャム紙取り出し可能状態時にプロセスカートリッジを取り出すことによりジャム紙を装置本体から取り除くように構成している。つまり、本実施例においてプロセスカートリッジには転写材搬送可能状態とジャム紙取り出し可能状態の少なくとも2つの状態に変化するジャム紙取り出し手段が設けられているということである。
又、プロセスカートリッジを再び装置本体に装着する際はこれまで説明してきた手順を逆に行うことで転写ローラロック部材は転写ローラを回転不能なジャム紙取り出し可能状態から転写ローラを回転可能な転写材搬送可能状態に変化する。
更に、ジャム紙を取り除く際、定着部34や排出部35等の転写材の圧を解除することに更なる操作性の向上が見込まれる。この圧解除は装置本体がジャムを検知した際に行ってもプロセスカートリッジ取り出し時に行っても良い。
続いて、本発明における実施例3のプロセスカートリッジ1の着脱及びジャム紙の取り出し方法について、図17〜図22を用いて説明する。
本実施例の説明において実施例1と共通の機能を有するものは同一符号とし、これらのものは説明を割愛するものとする。
先ず、図17は本実施例における画像形成装置本体A及びプロセスカートリッジ1の主断面図である。同図において、転写材搬送ガイド150は、プロセスカートリッジ1と一体的に構成されており、転写材は、プロセスカートリッジ1の底部と転写材搬送ガイド150の間に形成された間隙を通過するよう構成されている。
続いてプロセスカートリッジの着脱及びジャム紙取り出し方法について説明する。
図18はプロセスカートリッジ1の側面及び装置本体Aの断面を表したものである。本実施例において、転写材搬送ガイド150は、搬送ガイド面150bとジャム紙クランプ部150aとプロセス手段保護面150eが形成されている。
又、転写材搬送ガイド150は回転中心150cを中心に回転可能に支持されており、不図示の付勢手段によって時計回り方向に回転するように付勢されている。更に、転写材搬送ガイド150の係合部150dは、シャッターアーム152の被係合部152aに係合されている。一方、シャッターアーム152は回転中心152bを中心に回転可能に支持されている。
プロセスカートリッジ1が装置本体A内に装着された状態においては、同図に示すように、シャッターアーム152は、ストッパー151と当接することにより転写材搬送ガイド150は同図の状態に保持され、プロセスカートリッジ1の底部と転写材搬送ガイド150の搬送ガイド面150bとの間に間隙が形成され転写材搬送可能状態となるよう構成されている。従って、ジャムが発生した場合においても、同図に示すように、ジャム紙31aは前記間隙に滞留する。
ジャムが発生したときは以下に説明するような手順にてプロセスカートリッジの取り出し及びジャム紙取り出しを行う。
先ず、ジャムが発生したときは装置本体の表示部等にジャムが発生したことを表示し、ジャム紙31aを取り除くことを促し、本実施例においてユーザは開閉カバー400を開放する(図19)。次に、装置本体Aからプロセスカートリッジ1を取り出すがプロセスカートリッジ1の側面には係合部1aが配設されており、この係合部1aはガイド溝401に係合されている。
従って、プロセスカートリッジ1は、ガイド溝401に沿って取り出される。図20に示すように、プロセスカートリッジ1を抜き出すに従ってストッパー151に対してシャッターアーム152が移動する。前述したように、転写搬送ガイド150は時計方向に回転するように付勢されているので、この付勢力によって転写材搬送ガイド150と共にシャッターアーム152は時計方向に回転する。
図21に示すように、プロセスカートリッジ1を更に抜き出していくと転写材搬送ガイド150は更に回転し、クランプ部150aとプロセスカートリッジ1の底部が当接する。このとき、ジャム紙31aはクランプ部150aとプロセスカートリッジ1の底部にクランプされ、ジャム紙取り出し可能状態となる。このままプロセスカートリッジ1を装置本体Aから抜き出すと、ジャム紙31aも装置本体Aから取り除くことが可能となる。
更に、本実施例において転写材搬送ガイド150は、ジャム紙31aをクランプした状態においてプロセス手段保護面150eがプロセス手段の1つである感光ドラムの表面を覆うよう構成している。つまり、本実施例において、転写材搬送ガイド150は装置本体内で転写材搬送可能状態のときは転写材の搬送をガイドする機能を備え、装置本体外ではプロセス手段の保護部材としての機能を有している。
これまで説明してきたように、プロセスカートリッジ1に配設された転写材搬送ガイド150は装置本体内に装着された状態においてはシャッターアーム152とストッパー151の当接によってプロセスカートリッジ1の底部と搬送ガイド面150bの間に間隙が形成されるため、転写材搬送可能状態となり、プロセスカートリッジ1を装置本体から抜き出す際はプロセスカートリッジ1の底部と転写材搬送ガイドのクランプ部150aは当接し、ジャム紙31aをクランプし、ジャム紙取り出し可能状態となる。つまり、本構成においてプロセスカートリッジ1は転写材搬送ガイド150、シャッターアーム152、ストッパー151によって転写材搬送可能状態とジャム紙取り出し可能状態に変化するジャム紙取り出し手段を有しているものである。
図21は本実施例におけるプロセスカートリッジに把手1bとハンドル153を配設したものである。
図21において上の図はプロセスカートリッジ1とジャム紙31aを装置本体から取り出した状態を示し、下の図はハンドル153を操作することでジャム紙31aをプロセスカートリッジ1から分離している状態を示している。先ず、上の図から本構成を説明する。ハンドル153はプロセスカートリッジに、回転中心153aを中心に回転可能に支持されている。
又、ハンドル153にはギア部153bが形成されており、シャッターアーム152に形成されたギア部152cと噛合している。次に、下の図を用いてジャム紙の分離方法について説明する。
ハンドルを同図に示すように時計回り方向に回転するとシャッターアーム152は反時計回り方向に回転し、このとき、転写搬送ガイド150は、反時計周り方向に回転する。すると、プロセスカートリッジ1の底部と転写材搬送ガイド150の転写材搬送面150bの間には間隙が形成される。
すると、ジャム紙31aは転写材搬送ガイド150のクランプから開放され、同図に示すようにプロセスカートリッジ1を傾けておけばジャム紙31aの自重にてジャム紙31aとプロセスカートリッジ1は分離する。
更に、同図に示すように、この操作をごみ箱Bの上方にて行えばジャム紙31aはそのままごみ箱へ捨てることが可能となる。前述したように転写材搬送ガイド150は不図示の付勢手段により付勢されているため、ハンドル153を離せば再び上の図の状態に戻る。
つまり、本構成においてプロセスカートリッジに設けられたハンドルとハンドルに設けられたギア部とこのギア部に噛合しハンドルの操作によって転写材搬送ガイドをジャム紙取り出し可能状態から転写材搬送可能状態に変化するシャッターアームによって構成された可変機構を有しているものである。
又、本構成を採用することでユーザは、ジャム紙に直接触れなくてもジャム紙を装置本体から取り除き、更にごみ箱に捨てることまで可能となる。
プロセスカートリッジ1を放置本体に装着する際にはこれまで説明してきた動作を逆に行えば良い。即ち、プロセスカートリッジ1の係合部1aとガイド溝401を係合しガイド溝401に沿ってプロセスカートリッジ1を装置本体A内に挿入する。やがてシャッターアーム152はストッパー151と当接し、シャッターアーム152は回転中心152bを中心に反時計回りに回転する。このとき、シャッターアーム152と転写材搬送ガイド150は係合部150dと被係合部152aで係合しているため、転写材搬送ガイド150も回転中心150cを中心に反時計回りに回転する。プロセスカートリッジ1が装置本体A内に装着が完了したときには、転写材搬送ガイド150の搬送ガイド面150bとプロセスカートリッジ1の間に間隙が形成され、転写材搬送可能状態となる。
更に、本実施例においてジャム紙は転写材搬送ガイドやプロセス手段保護機能を兼ねた構成にしているためコストアップも最小限に止めることができる。
本実施例において、ジャム紙はプロセス手段保護機能と転写材の搬送ガイド機能を兼ねる部材によってクランプする構成について説明してきたが、装置本体の構成やスペースの関係でジャム紙をクランプする専用部材による構成でも同様の効果を得られることは言うまでもない。
更に、ジャム紙を取り除く際レジストローラ32f、定着部34や排出部35等の転写材の圧を解除することに更なる操作性の向上が見込まれる。この圧解除は装置本体がジャムを検知した際に行ってもプロセスカートリッジ取り出し時に行っても良い。
又、本実施例において、ジャム紙31aのクランプは転写材の搬送方向において転写の上流側で行っている。この理由は転写より下流側において転写材にはトナーが転写されており、この部分をクランプすると転写材の転写面の対向側がトナーによって汚れるからである。
本発明の実施の形態である画像形成装置及びプロセスカートリッジの断面図である。 本発明の実施例1における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内に装着されておりジャム紙取り出し手段が転写材搬送可能状態を示す図である。 本発明の実施例1における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、ジャム紙取り出し手段が転写材搬送可能状態からジャム紙取り出し可能状態へ変化する過程を示す図である。 本発明の実施例1におけるプロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねるジャム紙取り出し手段を構成するプロセスカートリッジトレイが転写材搬送可能状態からジャム紙取り出し可能状態へ変化する様子を示す詳細図である。 本発明の実施例1における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねるジャム紙取り出し手段によってプロセスカートリッジと共にジャム紙が装置本体から取り出される様子を示した図である。 本発明の実施例1における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねるジャム紙取り出し手段によってプロセスカートリッジとともにジャム紙が装置本体から取り出され、プロセスカートリッジがプロセスカートリッジ取り出し補助手段から離れた状態を示した図である。 本発明の実施例1の他の実施形態における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内に装着されておりジャム紙取り出し手段が転写材搬送可能状態を示す図である。 本発明の実施例1におけるプロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねるジャム紙取り出し手段を構成するプロセスカートリッジトレイが転写材搬送可能状態からジャム紙取り出し可能状態へ変化する様子を示す詳細図である。 本発明の実施例1の他の実施形態における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ねるジャム紙取り出し手段によってプロセスカートリッジと共にジャム紙が装置本体から取り出され、プロセスカートリッジがプロセスカートリッジ取り出し補助手段から離れた状態を示した図である。 本発明の実施例2の実施の形態である画像形成装置及びプロセスカートリッジの断面図である。 本発明の実施例2における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内に装着されておりジャム紙取り出し手段が転写材搬送可能状態を示す図である。 本発明の実施例2における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジに設けられたジャム紙取り出し手段がジャム紙取り出し可能状態を示す図である。 本発明の実施例2におけるプロセスカートリッジが転写材搬送可能状態である転写ローラが回転可能な状態から、ジャム紙取り出し可能状態である転写ローラが回転不能な状態に変化する過程を示す図である。 本発明の実施例2における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジと共にジャム紙が取り出された状態を示す図である。 本発明の実施例2における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、装置本体から取り出されたプロセスカートリッジからジャム紙を分離するために転写ローラを回転可能状態に変化させた状態を示す図である。 本発明の実施例2におけるプロセスカートリッジにおいてプロセスカートリッジがジャム紙取り出し可能状態から転写材搬送可能状態に変化する可変機構を設け、この可変機構によってプロセスカートリッジがジャム紙取り出し可能状態から転写材搬送可能状態に変化する過程を示す図である。 本発明の実施例3の実施形態である画像形成装置及びプロセスカートリッジの断面図である。 本発明の実施例3における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内に装着されておりジャム紙取り出し手段が転写材搬送可能状態を示す図である。 本発明の実施例3における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジを装置本体から取り出すことによりプロセスカートリッジが転写材搬送可能状態からジャム紙取り出し可能状態に変化する過程を示す図である。 本発明の実施例3における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジを装置本体から取り出すことによりプロセスカートリッジが転写材搬送可能状態からジャム紙取り出し可能状態に変化する過程を示す図である。 本発明の実施例3における画像形成装置本体の断面及びプロセスカートリッジの側面を示し、プロセスカートリッジに設けられたジャム紙取り出し手段によってプロセスカートリッジとともにジャム紙が装置本体に取り出された状態を示す図である。 本発明の実施例3におけるプロセスカートリッジにおいてプロセスカートリッジに設けられた可変機構を操作することによってプロセスカートリッジに設けられたジャム紙取り出し手段がジャム紙取り出し可能状態から転写材搬送可能状態に変化し、プロセスカートリッジからジャム紙から分離する過程を示した図である。
符号の説明
A 画像形成装置本体
B ごみ箱
1 プロセスカートリッジ
1a 係合部
1b 把手
11 感光ドラム
12 帯電ローラ
13 現像手段
130 トナー収容室
131 現像ローラ
132 現像ブレード
14 クリーニング手段
141 クリーニングブレード
142 スクイシート
143 廃トナー収容室
150 転写材搬送ガイド
151 ストッパー
152 シャッターアーム
153 ハンドル
2 露光手段
31 転写材
31a ジャム紙
32a 給送カセット
32b 給送ローラ
32c リタードローラ
32e 搬送ローラ
32f レジストローラ
33 転写ローラ
330 転写ローラカム
331 転写ローラロック部材
332 転写ローラロックピン
333 ハンドル部材
34 定着部
34a 定着ローラ
34b 加圧ローラ
35 排出ローラ
400 開閉カバー
401 ガイド溝
402 トレイアーム
403 プロセスカートリッジトレイ
404 ストッパー

Claims (17)

  1. 像担持体と少なくとも1つのプロセス手段とを有するプロセスカートリッジが着脱可能で、少なくとも、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置において、
    ジャムした転写材を取り出すジャム紙取り出し手段を有し、前記ジャム紙取り出し手段は前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体外へ取り出す動作に連動しジャムした転写材を取り出すことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジャム紙取り出し手段は、転写材を搬送可能な第1の状態と、ジャムした転写材が取り出し可能な第2の状態に変化することが可能であり、少なくとも前記第2の状態において、前記ジャム紙取り出し手段はジャムした転写材の少なくとも一部を狭持することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記ジャム紙取り出し手段は前記画像形成装置本体に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記ジャム紙取り出し手段はプロセスカートリッジ取り出し補助手段を兼ね、前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段は、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体から取り出す際、前記プロセスカートリッジの係合部と係合し、前記プロセスカートリッジを装着位置から取り出し可能位置まで移動する手段であり、前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段が前記プロセスカートリッジを取り出し可能位置に移動した際、前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段によって、ジャムした転写材が取り出し可能な位置へ移動することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 少なくとも前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段が取り出し可能位置に移動する際、前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段がプロセスカートリッジ取り出し位置へ移動した際、前記狭持手段によって狭持された前記ジャムした転写材を開放する開放手段を有することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段は少なくとも前記第2の状態において、前記プロセスカートリッジと前記プロセスカートリッジ取り出し補助手段によってジャムした転写材を狭持し、ジャムした転写材を取り出すことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 像担持体と少なくとも1つのプロセス手段とを有するプロセスカートリッジが着脱可能で、少なくとも、前記像担持体上に形成されたトナー像を転写材に転写する転写手段と、前記転写材を搬送する搬送手段とを有する画像形成装置本体に使用されるプロセスカートリッジにおいて、
    前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置から取り出す際、前記プロセスカートリッジがジャムした転写材の少なくとも一部を狭持することによってジャムした転写材が前記プロセスカートリッジとともに前記画像形成装置本体外へ取り出されることを特徴とするジャム紙取り出し手段を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 前記ジャム紙取り出し手段は、少なくとも転写材を搬送可能な第1の状態と、ジャムした転写材を取り出し可能な第2の状態に変化することが可能であり、前記ジャム紙取り出し手段は、少なくとも第1の状態から第2の状態に変化する過程において、転写材の搬送経路を挟んだ前記プロセスカートリッジの対向側を通過する、若しくは第2の状態において対向側に配設されることを特徴とする請求項7記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記ジャム紙取り出し手段はプロセスカートリッジに一体若しくはプロセスカートリッジに対して着脱可能に設けられた、回動可能なローラ部材と、前記ローラ部材の対向位置に配置される対向部材と、前記ローラ部材の回動をロックするロック手段と、を有し、転写材の搬送経路は前記対向部材と前記ローラ部材の間であり、前記ロック手段は、前記ローラ部材を回動可能にすることによって、転写部材を搬送可能に回動する第1の状態と、前記ローラ部材を回動不可能にすることによって、転写部材を搬送不可能にする第2の状態に変化することが可能であり、少なくとも画像形成装置のジャム発生時からプロセスカートリッジを取り出すまでの間に、前記第1から第2の状態に変化することを特徴とする請求項7又は8記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記ローラ部材は少なくとも像担持体に形成された像を転写材に転写する転写ローラ、転写材搬送経路の転写材を搬送する転写材搬送ローラ、転写材の位置合わせを行う転写レジローラの何れかの機能を有するローラ部材であることを特徴とする請求項9記載のプロセスカートリッジ。
  11. 前記ジャム紙取り出し手段は、少なくとも前記第1の状態において転写材が搬送可能な間隙を形成し、前記間隙を転写材が搬送可能となり、少なくとも前記第2の状態において前記間隙を狭める若しくは間隙を無くすことによってジャムした転写材を狭持することを特徴とする請求項8記載のプロセスカートリッジ。
  12. 前記ジャム紙取り出し手段は、転写材搬送ガイドを兼ねることを特徴とする請求項11記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記ジャム紙取り出し手段は、プロセスカートリッジの像担持体を含むプロセス手段を保護する保護部材を兼ねることを特徴とする請求項11又は12記載のプロセスカートリッジ。
  14. 画像形成装置本体外において、少なくともジャム紙取り出し手段を前記第2の状態から第1の状態に変化させる可変機構を有することを特徴とする請求項8,9,12,13の何れかに記載のプロセスカートリッジ。
  15. 請求項7〜14の何れかプロセスカートリッジを使用可能な画像形成装置であって、
    少なくとも通常の画像形成時には前記プロセスカートリッジのジャム紙取り出し手段を第1の状態に保つ保持手段と、少なくともジャム発生時からプロセスカートリッジを取り出すまでの間に前記ジャム紙取り出し手段を第1の位置から第2の位置へ可変する可変機構の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  16. 前記ジャム紙取り出し手段において、前記ジャム紙取り出し手段が少なくとも第2の状態において、転写材搬送経路における転写材搬送方向の転写プロセスの位置若しくはその上流でジャムした転写材を狭持することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 画像形成装置本体が有する転写材搬送部材において、且つ、所定の圧をもって転写材を搬送する若しくは搬送を補助する転写材搬送経路の転写材搬送部材の圧を、少なくともプロセスカートリッジ取り出し時に、解除することを特徴とする請求項15又は16記載の画像形成装置。
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