JP5592628B2 - グラスラン - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドアサッシュ又はドアフレームに嵌装され、昇降するドアガラスを案内するグラスランに関するものである。
図6及び図7に示すように、車両のドア1のドアサッシュ2には昇降するドアガラス3を溝部4に案内するグラスラン5が嵌装されている。なお、図7は図6のA−A線拡大断面図である。
グラスラン5は、内側に溝部4を形成する断面略コ字状であり、2つの側壁部、すなわち車外側側壁部6と車内側側壁部7と、そして車外側側壁部6と車内側側壁部7とを結ぶ連結壁部8によって形成されている。そして、車外側側壁部6の内面、すなわち、車外側側壁部6の車内側には連結壁部8側に延びるアウタリップ部9が形成されている。また、車内側側壁部7の内面、すなわち、車内側側壁部7の車外側には同じく連結壁部8側に延びるインナリップ部10が形成されている。アウタリップ部9とインナリップ部10は、ドアガラス3を挟持するように設けられ、ドアガラス3の表面に摺接する。
そして、連結壁部8の車内側内面からは、前記車外側側壁部6に向かって斜めに延びるリップ部15が形成されている。
このようなグラスラン5において、ドアガラス3が上昇すると、図8に示すように、ドアガラス3の端部3aは、リップ部15を連結壁部8の内面に抑えつけ、その応力によって連結壁部8の外面がドアサッシュ2に突き当たる状態となって停止する。
このときに発生する「ドスン」という衝撃音が耳ざわりであるので、ドアガラス3閉め切り時の突き上げ音の軽減が求められている。
そこで、このドアガラス3閉め切り時の突き上げ音を軽減するため、図9に示すように、グラスラン5の連結壁部8の外面側に設けた2つの突部11,12間にソフトスポンジ20やクッション材を設けたり、シーラントを充填したものが知られている(例えば、特許文献1,2)。
また、図10に示すように、グラスラン5の連結壁部8の外面に、複数の凸条13と凹溝14とからなる弾性変形部を設けて、ドアガラス3閉め切り時にドアサッシュ2に当接して複数の凸条13が押し潰されて凹溝14が埋められるようにしたものも知られている(例えば、特許文献3)。
なお、図10に示すグラスラン5の場合、連結壁部8の車内側内面にリップ部15は特に設けられていない。
特開2008−155697号公報 特開2006−281833号公報 実開平4−84026号公報
これらによると、ドアガラス3の突き上げ時の衝撃を吸収して、発生する衝撃音をある程度軽減することができるが十分ではない。
特に、図10に示したようなグラスラン5の場合、ドアガラス3の突き上げ時には、アガラス3の端部3aが連結壁部8の車内側内面に当接すると、その応力によって連結壁部8の外面に設けられた凸条13は弾性変形するが、ドアサッシュ2に対しては接触面積を大きくして突き当たるため衝撃音は依然として残る。また、グラスラン5の連結壁部8の外面に、複数の凸条13と凹溝14とを形成する必要があるため構造が複雑になるといった問題もある。
そこで、本発明の目的とするところは、簡易な形状で、ドアガラス閉め切り時の突き上げ音を十分に低減しうるグラスランを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るグラスランは、車両のドアサッシュ(2)又はドアフレームに嵌装され、昇降するドアガラス(3)を溝部(4)に案内する、車外側側壁部(6)と車内側側壁部(7)とそれらを結ぶ連結壁部(18)からなる断面略コ字状で、両側壁部(6,7)の内面に、前記連結壁部(18)側に延び、前記ドアガラス(3)に摺接するアウタリップ部(9)とインナリップ部(10)が形成されたグラスラン(5)であって、
前記ドアガラス(3)が突き当たる位置に対向する前記連結壁部(18)の部位を、連結壁部(18)の内面側に膨出湾曲させるとともに、前記膨出湾曲した連結壁部(18)の外面に、前記ドアガラス(3)が前記連結壁部(18)に突き当たる前の段階から前記ドアサッシュ(2)又はドアフレームに接触する、全部で2つの突部(21,22)を設け、それら2つの突部(21,22)の間隔(S)を、前記ドアガラス(3)が前記連結壁部(18)に突き当たる前の段階において前記ドアガラス(3)の厚み幅(T)以下の間隔とすることに加えて、前記2つの突部(21,22)と前記連結壁部(18)と前記ドアサッシュ(2)又はドアフレームで囲まれる位置に、断面略蒲鉾状の空間(Q)を形成することによって、前記ドアガラス(Q)の突き上げによる衝撃時の応力を前記連結壁部(18)だけでなく前記2つの突部(21,22)側にも分散させるようにして前記衝撃を和らげ衝撃音の発生を低減したことを特徴とする。
以上のとおり、本発明に記載のグラスランによれば、ドアガラスの閉め切り時に、ドアガラスの突き上げによる衝撃を、グラスランの連結壁部が受け、連結壁部の外面がドアサッシュに底付けする、あるいは少しの隙間を存して制止する。
しかし、グラスランの連結壁部の外面には、ドアガラスが連結壁部に突き当たる前の段階においてドアガラスの厚み幅以下の間隔でドアサッシュに接触する2つの突部が設けられ、2つの突部と連結壁部とドアサッシュで囲まれる位置に断面略蒲鉾状の空間を形成したので、ドアガラスの突き上げによる衝撃時の応力は連結壁部だけでなく2つの突部側にも分散される。
これにより、ドアガラスの突き上げ時の衝撃は和らげられるので、衝撃音(突き上げ音)の発生は低減される。
また、請求項3に係る発明は、前記空間(Q)に緩衝部材(30)を設けたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、前記緩衝部材(30)をソフトスポンジ(30)としたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、前記緩衝部材(30)は、前記空間(Q)に対して、前記ドアガラス(3)が前記連結壁部(18)に突き当たる前の取付状態では、前記ドアサッシュ(2)又はドアフレームに接触する程度で圧縮された状態ではない非圧縮状態で設けられてなることを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
以上のとおり、本発明に記載のグラスランによれば、ドアガラスの閉め切り時に、ドアガラスの突き上げによる衝撃を、グラスランの連結壁部が受け、連結壁部の外面がドアサッシュに底付けする、あるいは少しの隙間を存して制止する。
しかし、グラスランの連結壁部の外面にはドアガラスの厚み幅以下の間隔でドアサッシュに接触する2つの突部が設けられ、2つの突部と連結壁部とドアサッシュで囲まれる位置に断面略蒲鉾状の空間を形成したので、ドアガラスの突き上げによる衝撃時の応力は連結壁部だけでなく2つの突部側にも分散される。
これにより、ドアガラスの突き上げ時の衝撃は和らげられるので、衝撃音(突き上げ音)の発生は低減される。
つまり、図7及び図8で示した従来例の場合のように、連結壁部の外面に形成された突部の間隔がドアガラスの厚み幅よりも広い場合や、連結壁部の外面に突部に対応した部位が形成されていない場合や、あるいは図10で示した従来例の場合のように、連結壁部の外面に複数の凸条と凹溝を形成した場合には、ドアガラスの突き上げによる衝撃を連結壁部が受けドアサッシュに広い範囲にわたって弾接するので大きな衝撃音(突き上げ音)が発生するものであるが、本発明のグラスランでは、ドアガラスの突き上げによる衝撃を連結壁部が受けるが、その衝撃による応力は、ドアサッシュに弾接する連結壁部に加えて、連結壁部の外面に設けられた2つの突部にも伝わるので、応力が分散され、その結果、衝撃音(突き上げ音)の発生は低減される。
また、本発明に記載のグラスランは、連結壁部の外面に設けられる突部は、全部で2つだけであるので、図10に示したようなグラスランの場合と比較して、構造が特に複雑になることもない。
また、請求項2に係る発明によれば、連結壁部の車内側内面から車外側側壁部に向かって斜めに延びリップ部を設け、ドアガラスに弾接して連結壁部に抑えつけられるようにしたので、リップ部を設けない場合と比較してドアガラスの突き上げによる衝撃を和らげられる。
また、請求項3乃至5に係る発明によれば、前記空間にソフトスポンジなどの緩衝部材を設けたので、緩衝部材を設けないものと比較して、衝撃音(突き上げ音)の発生をより低減することができる。
特に、請求項5に係る発明によれば、緩衝部材は、空間に対して、ドアガラスが連結壁部に突き当たる前の取付状態では、ドアサッシュ又はドアフレームに接触する程度で圧縮された状態ではない非圧縮状態で設けられてなるので、ドアガラスが連結壁部に突き当たった場合、緩衝部材は最大の圧縮量で衝撃を和らげることができる。
本発明の実施形態に係るグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。 図1に示すグラスランにおいてドアガラスの閉め切り時の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る別のグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。 図4に示すグラスランにおいてドアガラスの閉め切り時の状態を示す断面図である。 ドアの外観側面図である。 従来例に係るグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。 図7に示すグラスランにおいてドアガラスの閉め切り時の状態を示す断面図である。 従来例に係る別のグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。 従来例に係るさらに別のグラスランを示す図6のA−A線拡大断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、従来例と同一の部分には同一符号を付す。
図1は、本発明の実施形態に係るグラスランを示す拡大断面図であり、図6のA−A線拡大断面図に対応している。また、図2は図1に示すグラスランにおいてドアガラスの閉め切り時の状態を示す断面図である。
本発明の実施形態に係るグラスラン5は、従来例と同様に車両のドア1のドアサッシュ2(ドアフレームでもよい)に嵌装され、昇降するドアガラス3を溝部4に案内するものである。
グラスラン5は、2つの側壁部である車外側側壁部6と車内側側壁部7と、それら車外側側壁部6と車内側側壁部7とを結ぶ連結壁部18からなる断面略コ字状で、車外側側壁部6の内面となる車内側には連結壁部18側に延び、ドアガラス3に摺接するアウタリップ部9が形成され、車内側側壁部7の内面となる車外側には同じく連結壁部18側に延び、ドアガラス3に摺接するインナリップ部10が形成されている。
また、連結壁部18の車内側内面からは、車外側側壁部6に向かって斜めに延びる断面略舌状のリップ部15が設けられている。
そして、ドアガラス3が突き当たる位置に対向する連結壁部18の部位を、連結壁部18の内面側に向けて膨出湾曲させるとともに、膨出湾曲した連結壁部18の外面に、ドアサッシュ2に接触する全部で2つの突部21,22を設けている。
それら2つの突部21,22は、ドアガラス3が連結壁部18をドアサッシュ2側に突き上げる前の段階(図1)では、いずれも断面略山形で、両突部21,22の間隔Sを案内されるドアガラス3の厚み幅T以下、ここではドアガラス3の厚み幅Tと同一の間隔S(T=S)としている。連結壁部18に対する2つの突部21,22の設置位置は、厳密に限定されるわけではないが、案内されるドアガラス3の厚み幅Tの延長線上にあることが好ましい。なお、両突部21,22の間隔Sをドアガラス3の厚み幅Tよりも小さくする場合には、連結壁部18に対する2つの突部21,22の設置位置は、案内されるドアガラス3の厚み幅Tの延長線上の内側にすることが好ましい。また、突部21,22は2つだけであり両者の間隔Sが短かすぎると突部21よりも車外側に位置する連結壁部18の部位や、突部22よりも車内側に位置する連結壁部18の部位が変形してドアサッシュ2に当接するおそれもあるので、少なくともドアガラス3の厚み幅Tの1/2以上であることが好ましい。
このとき、車外側の突部21の車外側斜面21aはドアサッシュ2の車外側側面に向けて延び、その先端にはドアサッシュ2の車外側凹部2aに係止される係止用リップ23が形成されている。また、車内側の突部22の車内側斜面22aはドアサッシュ2の車内側側面に向けて延び、その先端にはドアサッシュ2の車内側凹部2bに係止される係止用リップ24が形成されている。連結壁部8は略M字形状をしている。
そして、2つの突部21,22と連結壁部18とドアサッシュ2で囲まれる位置に、断面略蒲鉾状(断面略半円形状)の空間Qを形成している。ここでは、空間Qの幅(両突部21,22の間隔S)に対して空間Qの深さを略1/2にしている。
また、空間Qは、ドアガラス3の端部3aにおける、ドアガラス3の厚み幅Tを1/2にするセンターラインの部位が突き当たる位置の連結壁部18を挟んだ逆の側面側、すなわち、前記センターラインの部位が突き当たる位置に対向する連結壁部18の外面側に形成されている。
グラスラン5の材質としては、EPDMゴム,オレフィン系熱可塑性エラストマー,スチレン系熱可塑性エラストマーや、これらを2種類以上混合したエラストマーなどが、ドアガラス3の突き上げ音を低減する上において有効である。
以上のように構成された本発明の実施形態に係るグラスラン5によれば、図2に示すように、ドアガラス3の閉め切り時に、ドアガラス3の突き上げによる衝撃を、リップ部15とリップ部15が抑えつけられる連結壁部18が受け、それにともない連結壁部18の中央外面はドアサッシュ2に底付けする、あるいは少しの隙間を存して制止する。
しかし、グラスラン5の連結壁部18の外面にはドアガラス3の厚み幅Tと同一の間隔Sでドアサッシュ2に接触する2つの突部21,22が設けられ、2つの突部21,22と連結壁部18とドアサッシュ2で囲まれる領域に断面略蒲鉾状の空間Qを形成したので、ドアガラス3の突き上げによる衝撃時の応力はリップ部15と連結壁部18だけでなく2つの突部21,22側にも分散される。
これにより、ドアガラス3の突き上げ時の衝撃は和らげられるので、衝撃音(突き上げ音)の発生は低減される。
つまり、図7及び図8で示した従来例の場合のように、連結壁部8の外面に形成された突部11,12の間隔がドアガラス3の厚み幅よりも広い場合や、連結壁部8の外面に突部11,12に対応した部位が形成されていない場合や、あるいは図10で示した従来例の場合のように、連結壁部の外面に複数の凸条と凹溝を形成した場合には、ドアガラス3の突き上げによる衝撃を、リップ部15を介して連結壁部8(リップ部15が形成されていない場合には連結壁部8が直接)が受けドアサッシュ2に広い範囲にわたって弾接するので大きな衝撃音(突き上げ音)が発生するものであるが、本実施形態のグラスラン5では、ドアガラス5の突き上げによる衝撃を、リップ部15を介して連結壁部18が受けるが、その衝撃による応力は、ドアサッシュ2に弾接する連結壁部18に加えて、連結壁部18の外面に設けられたドアガラス3の厚み幅Tと同一間隔Sの2つの突部21,22にも伝わるので、応力が分散され、その結果、衝撃音(突き上げ音)の発生は低減される。
また、本発明の実施形態に係るグラスラン5は、連結壁部18の外面に設けられる突部11,12は、全部で2つだけであるので、図10に示したようなグラスランの場合と比較して、構造が特に複雑になることもない。
ここでは、両突部21,22の間隔Sをドアガラス3の厚み幅Tと同一にするとともに空間Qを形成して、ドアガラス3の突き上げ時の衝撃による応力を2つの突部21,22側に分散しうるようにしたが、両突部21,22の間隔Sをドアガラス3の厚み幅Tよりも小さくしかつ空間Qを形成した場合であっても、突部21,22側にドアガラス3の突き上げ時の応力は分散されるので、衝撃音(突き上げ音)の低減の効果は十分にある。
なお、本実施形態では、形成した空間Qに特に何も設けることはしなかったが、図3に示すように、空間Qに、緩衝部材として比重が例えば0.1〜0.7のソフトスポンジ30、あるいはこれにかえて制振性スポンジなどを設けるようにしてもよい。
これらの緩衝部材は、グラスラン5を構成する連結壁部18よりも比重が小さく、緩衝部材を設けないものと比較して、衝撃音(突き上げ音)の発生をより低減することができる。
また、緩衝部材30は、空間Qに対して、ドアガラス3が連結壁部18に突き当たる前の取付状態、すなわち、グラスラン5をドアサッシュ2に取付けた状態で、空間Qに対して緩衝部材30を若干圧縮した状態で設けることもできるが、図3に示すものでは、緩衝部材30を、ドアサッシュ2に接触する程度で圧縮された状態ではない非圧縮状態で設けている。
これによれば、ドアガラス3が連結壁部18に突き当たった場合、緩衝部材30は最大の圧縮量で衝撃を和らげることができる。
また、本実施形態では、グラスラン5の連結壁部18からリップ部15を延設し、ドアガラス3の突き上げ時にはそのリップ部15がドアガラス3に直接、接触するようにしたが、図4及び図5に示すように、リップ15を省略するものであってもよい。
1 ドア
2 ドアサッシュ
2a 車外側凹部
2b 車内側凹部
3 ドアガラス
3a 端部
4 溝部
5 グラスラン
6 車外側側壁部
7 車内側側壁部
8 連結壁部
9 アウタリップ部
10 インナリップ部
11 突部
12 突部
13 凸条
14 凹溝
15 リップ部
18 連結壁部
20 ソフトスポンジ
21 突部
21a 車外側斜面
22 突部
22a 車内側斜面
23 係止用リップ
24 係止用リップ
30 ソフトスポンジ
Q 空間
S 間隔
T 厚み幅

Claims (5)

  1. 車両のドアサッシュ又はドアフレームに嵌装され、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部と車内側側壁部とそれらを結ぶ連結壁部からなる断面略コ字状で、両側壁部の内面に、前記連結壁部側に延び、前記ドアガラスに摺接するアウタリップ部とインナリップ部が形成されたグラスランであって、
    前記ドアガラスが突き当たる位置に対向する前記連結壁部の部位を、連結壁部の内面側に膨出湾曲させるとともに、
    前記膨出湾曲した連結壁部の外面に、前記ドアガラスが前記連結壁部に突き当たる前の段階から前記ドアサッシュ又はドアフレームに接触する、全部で2つの突部を設け、それら2つの突部の間隔を、前記ドアガラスが前記連結壁部に突き当たる前の段階において前記ドアガラスの厚み幅以下の間隔とすることに加えて、前記2つの突部と前記連結壁部と前記ドアサッシュ又はドアフレームで囲まれる位置に、断面略蒲鉾状の空間を形成することによって、
    前記ドアガラスの突き上げによる衝撃時の応力を前記連結壁部だけでなく前記2つの突部側にも分散させるようにして前記衝撃を和らげ衝撃音の発生を低減したことを特徴とするグラスラン。
  2. 前記連結壁部の車内側内面から前記車外側側壁部に向かって斜めに延び、前記ドアガラスに弾接して前記連結壁部に抑えつけられるリップ部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のグラスラン。
  3. 前記空間に緩衝部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスラン。
  4. 前記緩衝部材をソフトスポンジとしたことを特徴とする請求項3に記載のグラスラン。
  5. 前記緩衝部材は、前記空間に対して、前記ドアガラスが前記連結壁部に突き当たる前の取付状態では、前記ドアサッシュ又はドアフレームに接触する程度で圧縮された状態ではない非圧縮状態で設けられてなることを特徴とする請求項4に記載のグラスラン。
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