JP5589635B2 - カムレスエンジン弁開閉制御装置 - Google Patents
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Description
通常モードは、主制御デバイス2と副制御デバイス3がいずれも動作が正常なときのモードである。通常モードでは、基本的には、主制御デバイス2が性能優先で求めた開閉時期及びリフト量の最適値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を生成し、この開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を安全回路4が出力する。図4(a)に示されるように、主制御デバイス2による開弁パルス信号及び閉弁パルス信号で開弁用電磁弁604及び閉弁用電磁弁607が制御される。太い矢印は開弁パルス信号及び閉弁パルス信号の流れを表している。
リンプモードは、主制御デバイス2の動作が正常で、副制御デバイス3の動作が異常なときのモードである。リンプモードでは、主制御デバイス2が性能優先から安全優先に切り替わる。すなわち、主制御デバイス2は、エンジン状態に最適な開閉時期及びリフト量の最適値よりも安全値側の値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を生成する。これは、副制御デバイス3による衝突可能性の判断が得られないため、主制御デバイス2において、衝突可能性を回避した安全優先の開閉時期及びリフト量を求めようというものである。図4(c)に示されるように、主制御デバイス2による開弁パルス信号及び閉弁パルス信号で開弁用電磁弁604及び閉弁用電磁弁607が制御される。
バックアップモードは、副制御デバイス3の動作が正常で、主制御デバイス2の動作が異常なときのモードである。バックアップモードでは、副制御デバイス3において、あらかじめ設定された開閉時期及びリフト量の安全値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号が生成され、この開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を安全回路4が開弁用電磁弁604及び閉弁用電磁弁607に対して出力する。
制御停止モードは、主制御デバイス2と副制御デバイス3がいずれも動作が異常なときのモードである。この場合、エンジン運転は不可能なので、安全回路4は、吸気バルブ及び排気バルブを強制的に閉弁した後、制御を停止する。図4(e)に示されるように、安全回路4からの強制閉弁信号により、閉弁用電磁弁607が制御される。
2 主制御デバイス
3 副制御デバイス
4 安全回路
601 バルブ本体
604 開弁用電磁弁
607 閉弁用電磁弁
801 ピストンヘッド
Claims (4)
- シリンダヘッドに挿通されたバルブ本体と、該バルブ本体を閉弁方向に付勢するスプリングと、導入される動作油で圧して前記バルブ本体を前記スプリングに抗して押し下げて開弁する油圧制御室とを有するカムレスエンジンの吸排気バルブと、前記油圧制御室に動作油を供給して前記吸排気バルブを開弁する開弁用電磁弁と、前記油圧制御室内の動作油を抜いて前記吸排気バルブを閉弁する閉弁用電磁弁とを備え、
前記カムレスエンジンの吸排気バルブの開弁用電磁弁と閉弁用電磁弁に対して開弁の時期と閉弁の時期に各電磁弁の作動時間を時間幅とする開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を出力して吸排気を制御するカムレスエンジン弁開閉制御装置において、
あらかじめ書き込まれたプログラムを実行するデバイスからなり、書き込まれたプログラムに従い、エンジン状態に最適な開閉時期及びリフト量の最適値を求め、その最適値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を生成する主制御デバイスと、
あらかじめ書き込まれたプログラムを実行するデバイスからなり、書き込まれたプログラムに従い、あらかじめ設定された開閉時期及びリフト量の安全値を読み出し、その安全値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を生成する副制御デバイスと、
前記主制御デバイス及び前記副制御デバイスの動作異常を判定する動作判定回路とその判定結果に従って前記開弁パルス信号及び前記閉弁パルス信号を選択または強制的に閉弁させる強制閉弁信号を選択して出力する信号選択回路とを有する固定論理回路からなり、前記動作判定回路は、前記主制御デバイスと前記副制御デバイスのそれぞれから開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を受け取ると共に、前記主制御デバイスと前記副制御デバイスの動作を監視し、前記主制御デバイスの動作が正常であれば、前記主制御デバイスが生成した開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を前記信号選択回路を介して前記開弁用電磁弁と前記閉弁用電磁弁に対して出力し、前記主制御デバイスの動作が異常で前記副制御デバイスの動作が正常であれば、前記副制御デバイスが生成した開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を前記信号選択回路を介して前記開弁用電磁弁と前記閉弁用電磁弁に対して出力し、前記主制御デバイスの動作と前記副制御デバイスの動作が異常であれば、前記信号選択回路が前記閉弁用電磁弁に対して強制閉弁信号を出力して前記吸排気バルブを閉弁する安全回路とを備えたことを特徴とするカムレスエンジン弁開閉制御装置。 - 前記主制御デバイスは、前記副制御デバイスの動作を監視し、前記副制御デバイスの動作が異常であれば、エンジン状態に最適な開閉時期及びリフト量の最適値よりも安全値側の値に基づいて開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を生成することを特徴とする請求項1記載のカムレスエンジン弁開閉制御装置。
- 前記副制御デバイスは、前記主制御デバイスが求めた開閉時期及びリフト量の最適値から排気バルブ及び吸気バルブの開閉とリフト量の軌跡を推定すると共にピストンの上死点付近で設定されたエンジン回転速度に基づく新規開弁禁止領域と強制閉弁領域から、前記排気バルブ及び吸気バルブの軌跡がピストンと衝突する可能性が高い、開閉時期及びリフト量の限界値があらかじめ設定されており、前記主制御デバイスが求めた最適値が限界値を超えているときは、前記安全回路に保護動作を要求し、
前記安全回路の前記動作判定回路は、保護動作が要求されたとき、前記開弁用電磁弁に対する開弁パルス信号の出力を禁止すると共に、前記信号選択回路を介して前記閉弁用電磁弁に対して強制閉弁信号を出力することを特徴とする請求項1又は2記載のカムレスエンジン弁開閉制御装置。 - 前記副制御デバイスは、前記主制御デバイスが求めた開閉時期及びリフト量の最適値から排気バルブ及び吸気バルブの開閉とリフト量の軌跡を推定すると共にピストンの上死点付近で設定されたエンジン回転速度に基づく新規開弁禁止領域と強制閉弁領域から、前記排気バルブ及び吸気バルブの軌跡がピストンと衝突する可能性が高い、開閉時期及びリフト量の限界値があらかじめ設定されており、前記主制御デバイスが求めた最適値が限界値を超えているときは、前記安全回路に保護動作を要求し、
前記安全回路の前記動作判定回路は、保護動作が要求されたとき、前記副制御デバイスが生成した開弁パルス信号及び閉弁パルス信号を、前記信号選択回路を介して前記開弁用電磁弁と前記閉弁用電磁弁に対して出力することを特徴とする請求項1又は2記載のカムレスエンジン弁開閉制御装置。
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