JP6495784B2 - 油圧制御装置 - Google Patents
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Description
図1には模式的に示すように、エンジン1の下部にはオイルパン11が配設されていて、図示しないピストンやクランクジャーナル等を潤滑するためのエンジンオイル(以下、単にオイルという)が貯留されている。また、エンジン1には、オイルパン11からオイルを汲み上げて、前記ピストンやクランクジャーナル等に供給するオイル供給系2が設けられている。すなわち、クランクシャフト12によって駆動されるオイルポンプ3がストレーナ13を介してオイルパン11内のオイルを汲み上げ、図示しないオイルフィルタを通過させてメインギャラリ20へ送給するようになっている。
図1の他、図2にも示すように、オイルポンプ3は内接ギヤポンプであって、そのハウジング30には外歯車のドライブロータ31と、これに噛み合って回転される内歯車のドリブンロータ32とが収容されている。ドリブンロータ32の外周は調整リング33によって保持されており、後述するように、この調整リング33の動作によってドライブロータ31およびドリブンロータ32が変位されると、ポンプ容量が変更されるようになっている。
また、オイルポンプ3には、前記のようにしてクランクシャフトの1回転毎に吐出されるオイルの量、即ちポンプ容量を変更可能な容量可変機構が備わっている。この容量可変機構は、ハウジング30内に形成した制御空間TCの油圧によって、調整リング33を回動(変位)させ、ドライブロータ31およびドリブンロータ32の吸入ポート30aおよび吐出ポート30bに対する相対的な位置を変化させるものである。
前記のような容量可変機構の動作によるポンプ容量の調整は、エンジン制御用のECU100によって行われる。本実施形態のECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびバックアップRAMなどを備えた公知のものである。図1、2に模式的に示すようにECU100には、エンジン1のクランク角センサ101、エアフローセンサ102、水温センサ103、油温センサ104、油圧センサ105等の各種センサが接続されている。
以下に、まず、本実施形態のエンジン1の油圧制御に係る基本的な処理について図4を参照して具体的に説明する。これは、前記したようにポンプ容量を調整して、オイル供給系2の油圧を制御する処理の基本的な流れ(油圧制御のメインルーチン)を示し、このルーチンは、エンジン1の運転中にECU100において所定のタイミングで繰り返し実行される。このルーチンは、エンジン1の運転状態に応じて油圧を制御する基本制御に相当する。
前記したようにECU100は、暖機完了後のエンジン1の運転状態に応じてOSV5を供給または遮断のいずれかの位置に切り換えて、ピストンジェットノズル15からオイルを噴射させたり、停止させたりする。具体的には、一例として図5の油面高さマップにハッチングを入れて示すように、中負荷ないし高負荷で且つ中回転ないし高回転の運転領域(以下、ジェット噴射領域という)において、OSV5を供給位置に切り換えて、ピストンジェットノズル15からオイルを噴射させる。これによりピストンを効率良く冷却できる。
上述した実施形態の記載はあくまで例示に過ぎず、本発明の構成や用途などについても限定することを意図しない。例えば前記実施の形態においては、図6のフローのステップST202,ST203に表れているように、エンジン1の温間アイドル状態において初期油面学習を行うようにしているが、これに限らず、アイドル以外であっても定常運転状態であれば油面高さの学習は可能である。また、初期油面学習を行わないことも可能である。
2 オイル供給系
3 オイルポンプ
33 調整リング(容量可変機構:油圧可変手段)
34 コイルバネ(容量可変機構:油圧可変手段)
5 OSV(切換バルブ)
11 オイルパン
15 ピストンジェットノズル
100 ECU(切換バルブ制御手段、故障判定手段、フェールセーフ手段、油面高さ校正手段)
105 油圧センサ
106 オイルレベルセンサ
TC 制御空間(容量可変機構:油圧可変手段)
Claims (7)
- オイル供給系の油圧を変更可能な油圧可変手段と、
ピストンに向かってオイルを噴射するピストンジェットノズルに対して、オイルを供給または遮断するように切り換えられる切換バルブと、
オイルパンに貯留されているオイルの油面高さを計測可能なオイルレベルセンサと、を備えるエンジンに適用され、
前記オイル供給系に設けた油圧センサによる油圧の検出値に応じて、前記油圧可変手段により油圧をフィードバック制御するようにした油圧制御装置であって、
前記切換バルブを供給または遮断のいずれかの状態に切り換え制御する切換バルブ制御手段と、
前記オイルレベルセンサにより計測される油面高さと、前記切換バルブの状態に応じて設定される基準油面高さとの差に基づいて、前記切換バルブの故障を判定する故障判定手段と、を備えることを特徴とする油圧制御装置。 - 請求項1に記載の油圧制御装置において、
前記故障判定手段は、前記切換バルブ制御手段が切換バルブを供給状態に制御しているときに、前記オイルレベルセンサにより計測される油面高さが基準油面高さよりも高く、かつ両者の差が第1の閾値以上であれば、前記切換バルブの閉故障であると判定する、油圧制御装置。 - 請求項1または2のいずれかに記載の油圧制御装置において、
前記故障判定手段は、前記切換バルブ制御手段が切換バルブを遮断状態に制御しているときに、前記オイルレベルセンサにより計測される油面高さが基準油面高さよりも低く、かつ両者の差が第2の閾値以上であれば、前記切換バルブの開故障であると判定する、油圧制御装置。 - 請求項2に記載の油圧制御装置において、
前記故障判定手段によって切換バルブの閉故障であると判定された場合に、警報を発するとともに、エンジンの出力を制限するフェールセーフ手段を備える、油圧制御装置。 - 請求項4に記載の油圧制御装置において、
前記フェールセーフ手段は、前記故障判定手段によって切換バルブの開故障であると判定された場合には、警報を発する一方でエンジンの出力は制限しない、油圧制御装置。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の油圧制御装置において、
前記切換バルブ制御手段は、エンジンの温度状態および運転状態に応じて、前記切換バルブを供給または遮断のいずれかの状態に制御する、油圧制御装置。 - 請求項1〜6のいずれか1つに記載の油圧制御装置において、
エンジンの所定の運転状態で前記基準油面高さを校正する油面高さ校正手段を備える、油圧制御装置。
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