JP5578418B2 - 車両のステアリングコラム支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のステアリング装置の構成部品であるステアリングコラムの支持構造に関するものである。
四輪車両には、ステアリングホイールの回転をステアリングシャフトを経てステアリングギヤボックスに伝達することによって前輪を転舵するステアリング装置が設けられている。斯かるステアリング装置においては、ステアリングコラム内に回転可能に挿通されたステアリングシャフトの後端にステアリングホイールが結着され、同ステアリングシャフトの前端は自在継手やジョイントロッドを介してステアリングギヤボックスに連結されている。
ところで、上記ステアリングコラムは、インストルメントパネル内を車幅方向に延びるステアリングサポートメンバにハンガーブラケットを介して取り付けられているが、その取付剛性が十分でない場合には、車両のアイドリング運転時及び走行中に振動がステアリングコラムを経てステアリングホイールに伝わり、該ステアリングホイールの操作フィーリングが悪化するという問題が発生する。特に、電動パワーステアリング装置(EPS)を備える車両にあっては、重量物である電動モータや減速機構がステアリングコラムに取り付けられているため、ステアリングコラムが振動し易く、その振動がステアリングホイールに伝播してドライバの操作フィーリングを阻害する可能性が高い。
そこで、例えば特許文献1には、電動パワーステアリング装置のハウジングをステアリングサポートメンバのハンガーブラケット(ステアリングハンガー)に取り付けるためのロアブラケットをハウジングとステアリングコラムとに跨がる形状に形成し、そのハウジングへの固定部とステアリングコラムへの固定部の間にステアリングサポートメンバ側への固定部を設け、該ロアブラケットを両持ち状態で支持することによって、ハウジングとステアリングコラムの固定剛性と連結剛性を高めるようにした構成が提案されている。
又、特許文献2には、電動パワーステアリング装置を、該電動パワーステアリング装置に取り付けられたコラム側ブラケットとステアリングサポートメンバ(P−Pメンバ)に取り付けられたハンガーブラケット(車体側ブラケット)とを連結することによって車体に支持するステアリングコラム支持構造において、コラム側ブラケットを、ステアリングコラムの左右側方に延在する一対のフランジ部と電動パワーステアリング装置の上部を跨ぐようにして両フランジ部間を繋ぐ中間部とを有する金属板状部材で構成する技術が提案されている。
特開2000−085589号公報 特開2003−137106号公報
しかしながら、特許文献1,2において提案された構成では、ステアリングコラムはハンガーブラケットのみによって支持され、重量物である電動モータや減速機構がステアリングコラムのハンガーブラケットへの固定位置よりも前方に片持ち状態で支持されているため、ステアリングコラムの振動の抑制には不利な取付構造となっている。
又、コラム側ブラケット(ロアブラケット)によってステアリングコラムの取付剛性を高めるようにしているため、このコラム側ブラケットの板厚を厚くしたり、大型化する必要があり、重量の増加やコストアップを招くという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、重量増加やコストアップを招くことなくステアリングコラムの支持剛性を高めることによって、該ステアリングコラム及びステアリングホイールの振動を抑制して操作フィーリングの向上を図ることができる車両のステアリングコラム支持構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、車幅方向に配されたステアリングサポートメンバの両端を左右一対のフロントピラーに固定し、該ステアリングサポートメンバにハンガーブラケットを介してステアリンクコラムを取り付け、ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットにペダルアームの上端部を回動可能に軸支し、前記ステアリングサポートメンバと前記ペダルブラケットとを連結部材によって連結し、前記ハンガーブラケットの前側締結部と後側締結部に前記ステアリングコラムの前側取付部と後側取付部をそれぞれ取り付けた車両のステアリングコラム支持構造において、前記ステアリングコラムの軸方向において前側取付部よりも前側に電動パワーステアリング装置を配置し、前記連結部材を前記ステアリングサポートメンバから前記ハンガーブラケットの前側締結部とは異なる方向に延設し、前記ステアリングコラムの前側取付部よりも前方の部位と前記連結部材とを連結する補強部材を略上下方向に沿って配設し、前記電動パワーステアリング装置の電動モータのモータ軸よりも前方側に前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を配置し、車両側方視において前記ハンガーブラケットと前記補強部材及び前記連結部材によって略三角枠状のトラス構造を構成したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の発明において、前記電動モータをそのモータ軸が前記ステアリングコラムの軸中心に対して左右の何れか一方側にオフセットした状態で略上下方向に沿うよう配置するとともに、前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を前記ステアリングコラムの軸中心に対して左右の他方側で前記電動モータが配された側とは反対側に配置したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ステアリングコラムの前端部を前記ハンガーブラケットに上下回動可能に軸支するチルト軸をステアリングコラムの前側取付部よりも前方に配置し、前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を前記チルト軸の近傍に配置したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1〜の何れかに記載の発明において、前記補強部材の下端部を前方に屈曲させて幅広に形成し、該下端部を前記ペダルアームとマスタシリンダのプッシュロッドとを連結するリンクに対向配置したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ステアリングコラムは、その前側取付部と後側取付部においてハンガーブラケットに取り付けられるとともに、前側取付部よりも前方の部位が補強部材を介して連結部材に支持されるため、その支持剛性が高められる。このため、補強部材を追加するだけの簡単な構成で、重量増加やコストアップを招くことなくステアリングコラムとステアリングホイールの振動を抑制することができ、ステアリングホイールを操作するドライバの操作フィーリングが高められる。
因みに、ステアリングコラムの支持剛性を高めるためにハンガーブラケットを前後方向(ステアリングコラム軸方向)に延長して取付間距離を増やす構成を採用すると、ハンガーブラケットの剛性を高める必要があり、そのためにはハンガーブラケットの板厚を増やしたり、ハンガーブラケットを大型化する必要があり、重量増加とコストアップを免れない。これに対して本発明では、ハンガーブラケットの補強を要することなくステアリングコラムの支持剛性が高められるため、ハンガーブラケットの小型軽量化とコストダウンが可能となる。
請求項記載の発明によれば、ステアリングコラムの軸方向において該ステアリングコラムの前側取付部と補強部材の固定部との間の支持剛性が高い部位に電動モータを配置したため、高重量で振動し易い電動モータの振動がステアリングコラムに伝播しにくく、該ステアリングコラムとステアリングホイールの振動が低く抑えられる。
又、ステアリングコラムの前側取付部と後側取付部の間に電動モータを配置する必要が
ないため、該電動モータをインストルメントパネルの裏側の空間に容易に配置することが
できる。
さらに、請求項1記載の発明によれば、連結部材をステアリングサポートメンバからハンガーブラケットの前側締結部とは異なる方向に延設するとともに、補強部材を略上下方向に沿って配設し、車両側方視においてハンガーブラケットと補強部材及び連結部材によって略三角枠状のトラス構造を構成したため、ステアリングコラムの支持剛性が一層効果的に高められる。
請求項記載の発明によれば、電動モータをそのモータ軸がステアリングコラムの軸中心に対して左右の何れか一方側にオフセットした状態で略上下方向に沿うよう配置したため、車両の走行時に発生し易い上下方向に振動に対して電動モータの重心をステアリングコラムの軸中心の近くに配置することができる。このため、電動モータが車両の上下振動によって受ける影響を最小限に抑えることができ、特に車両の上下方向の振動に伴うステアリングコラムの捩り振動を抑えることができる。
又、補強部材のステアリングコラムへの固定部をステアリングコラムの軸中心に対して電動モータが配された側とは反対側に配置したため、電動モータに邪魔されることなくステアリングコラムの軸中心近くを補強部材に固定することができ、ステアリングコラムの上下方向の振動を効果的に抑制することができる。
請求項記載の発明によれば、ステアリングコラムの取付剛性の低下を招くことなくチルト軸をステアリングコラムの前側取付部よりも前方に配置することができ、チルト調整に際してステアリングホイールの回転半径を大きく取ることができる。このため、チルト調整に伴うステアリングホイールの姿勢変化を小さく抑えることができる。又、チルト軸をステアリングコラムに配置したため、ハンガーブラケットの補強が不要となり、該ハンガーブラケットの小型軽量化が可能となる。
請求項記載の発明によれば、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けたとき、補強部材は、ペダルアームとマスタシリンダのプッシュロッドとを連結するリンクに当接して該リンクの連結を解除してペダル後退抑制機構を作動させるトリガとしても機能するため、トリガを別に設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。又、トリガとして機能する剛性の高い補強部材を適切な位置に配置することができ、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合にペダル後退抑制機構を確実に作動させることができる。
本発明に係るステアリングコラム支持構造を示す車両のステアリング装置の斜視図である。 本発明に係るステアリングコラム支持構造を示す車両のステアリング装置の側面図である。 図2の要部側面図である。 図3の矢視A方向の図である。 図3を紙面裏側から見た図(図4の矢視B方向の図)である。 補強部材の斜視図である。 ブレーキペダル装置の通常時の状態を示す側面図である。 ブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す側面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るステアリングコラム支持構造を示す車両のステアリング装置の斜視図、図2は同ステアリング装置の側面図、図3は図2の要部側面図、図4は図3の矢視A方向の図、図5は図3を紙面裏側から見た図(図4の矢視B方向の図)、図6は補強部材の斜視図、図7はブレーキペダル装置の通常時の状態を示す側面図、図8は同ブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す側面図である。
図1及び図2に示す車両のステアリング装置1は、ステアリングホイール2の回転をステアリングシャフト3とジョイントロッド4を介して不図示のステアリングギヤ機構のピニオンシャフト5に伝達することによって不図示の左右一対の前輪を転舵するものであって、ステアリングシャフト3は、ハンガーブラケット6を介してステアリングサポートメンバ7に斜めに取り付けられた円筒状のステアリングコラム8内に回転可能に挿通支持されている。
そして、上記ステアリングシャフト3の上端には前記ステアリングホイール2が結着されており、ステアリングシャフト3の下端は自在継手9を介して前記ジョイントロッド4の上端に連結されている。又、ジョイントロッド4の下端は自在継手10を介して前記ピニオンシャフト5の上端に連結されている。
ここで、前記ステアリングサポートメンバ7は、不図示のインストルメントパネルの裏側の空間に車幅方向(図2の紙面垂直方向)に沿って配されたパイプ材であって、その両端は左右一対の不図示のフロントピラーに固定されており、これには前記ハンガーブラケット6が結着されている。尚、図示しないが、ステアリングサポートメンバ7には他の複数のブラケットが取り付けられており、該ステアリングサポートメンバ7は、それらのブラケットを介してインストルメントパネルや該インストルメントパネルに取り付けられる不図示のオーディオ機器等を支持している。
又、前記ハンガーブラケット6は、図4に示すように、ステアリングコラム8の左右をそれぞれ各別に支持する左右2つの部材6A,6Bによって構成されており、これらの部材6A,6Bはステアリングサポートメンバ7の外周に溶接によって固着されている。このハンガーブラケット6の下面は平坦な取付面となっており、この取付面は、ステアリングサポートメンバ7の下方を通過して前後方向に長く形成され、前方に向かって斜め下方に傾斜している。そして、このハンガーブラケット6の取付面の前端部と後端部には前側締結部と後側締結部がそれぞれ設けられており、これらの前側締結部と後側締結部のステアリングコラム8を挟んで左右の各2箇所には、図3及び図4に示すように、取付面に対して直角に下方に延びる溶接ボルト12,13が溶接によって突設状態でそれぞれ固定されている。
尚、ハンガーブラケット6の左右両端には取付面から直角に屈曲して上方に立ち上がるフランジ6aが形成されており、図3に示すように、各フランジ6aの上端縁にはパイプ状のステアリングサポートメンバ7の外周に沿って切り欠かれた半円状の切欠き6bが形成されている。そして、左右のフランジ6aの切欠き6bにステアリングサポートメンバ7を嵌め込み、その嵌め込み部を溶接することによってハンガーブラケット6がステアリングサポートメンバ7に固着されている。又、図示しないが、ハンガーブラケット6は、左右の部材6A,6Bの端部同士を連結する等の補強構造によってその剛性が高められている。
又、前記ステアリングコラム8の軸方向前後の前側取付部と後側取付部には取付ブラケット14,15がそれぞれ取り付けられており、図4に示すように、これらの取付ブラケット14,15のステアリングコラム8を挟む左右の各2箇所には前後方向に長い長孔16,17がそれぞれ形成されている。
而して、ステアリングコラム8は、前後の各取付ブラケット14,15にそれぞれ形成された長孔16,17にハンガーブラケット6の取付面から突出する前記溶接ボルト12,13を上方から通し、これらに螺合するナット18,19を締め付けることによって図1〜図5に示すようにハンガーブラケット6に取り付けられている。
ところで、本実施の形態に係るステアリング装置1には、図1〜図5に示すように、ドライバによるステアリングホイール2の回転操作力をアシストする電動パワーステアリング装置20が備えられているが、この電動パワーステアリング装置20は、ステアリングコラム8の軸方向において前側取付部(前側の溶接ボルト12とナット18による取付部)よりも前側に配置されている。ここで、電動パワーステアリング装置20は、アシスト力を発生する電動モータ21と、該電動モータ21の回転動力を減速(トルクアップ)してステアリングシャフト3に伝達する減速ギヤ機構22と、ステアリングシャフト3の回転方向とトルクを検出する不図示のトルクセンサと、該トルクセンサによって検出されたトルクに基づいて電動モータ21を駆動制御する不図示のコントローラ等によって構成されている。
他方、図7及び図8に示すように、車両のエンジンルームS1と車室S2とを区画する前記ダッシュパネル11にはペダルブラケット23とブレーキマスタシリンダ24が取り付けられており、ペダルブラケット23には、ブレーキペダル装置25を構成するペダルアーム26の上端が回動軸27によって前後方向に回動可能に軸支されている。
ここで、ブレーキペダル装置25には、車両が前方から大きな衝撃を受けた場合にペダルアーム26の後方への移動を抑制するためのペダル後退抑制機構が設けられており、このペダル後退抑制機構は、トリガとして機能する後述の補強部材37と、回動軸27とペダルアーム26とを連結するリンク機構28を含んで構成されている。
上記リンク機構28は、ピン29によって互いに連結された第1リンク30と第2リンク31と構成されている。そして、第1リンク30の上端には半円状に切り欠かれたフック状の係合部30aが形成され、この係合部30aは図7に示す通常時(車両前方からの大きな衝撃荷重を受けないとき)には回動軸27の外周に係合している。又、第2リンク31の下端は、軸32によってペダルアーム26の中間部に回動可能に連結されている。
そして、ダッシュパネル11に取り付けられた前記ブレーキマスタシリンダ24からはプッシュロッド24aが車両後方に向かって延びており、このプッシュロッド24aの端部は前記第2リンク31の中間部にピン33によって連結されている。尚、図示しないが、前記回動軸27の外周にはリターンスプリングが巻装されており、該リターンスプリングの一端はペダルブラケット23に係止され、他端は第1リンク30に係止されており、リンク機構28のガタがリターンスプリングによる第1リンク30の係合部30aを係合させる方向の付勢によって吸収されるよう構成されている。
又、トリガとして機能する後述の補強部材37の下端部には略直角に折り曲げられた幅広の当接片37aが形成されており、この当接片37aは、図7に示す通常時には、前記第1リンク30の後方に、該第1リンク30との間に所定の隙間を設けた状態で位置している。
以上のように構成されたペダル後退抑制機構を備えたブレーキペダル装置25において、図7に示す通常時に乗員がペダルアーム26の下端に取り付けられたペダル34を踏み込むと、ペダルアーム26は回動軸27を中心として車両前方へと回動し、このペダルアーム26の回動はリンク機構28によってプッシュロッド24aに伝えられるため、ブレーキマスタシリンダ24が駆動されて所要の制動がなされる。
ところで、本実施の形態に係るステアリング装置1においては、図1、図7及び図8に示すように、ステアリングサポートメンバ7とペダルブラケット23とが連結部材(スティフナ)35によって連結されており、この連結部材35によってステアリングサポートメンバ7の剛性の向上と振動の抑制が図られている。この連結部材35は板金製であって、その一端はステアリングサポートメンバ7にハンガーブラケットト6とは別に溶接によって固定され、他端はペダルブラケット23の上部に締付固定されている。この連結部材35の電動パワーステアリング装置20側のフランジは下方に延設されて上下方向に沿った面と取付孔が形成され、この面に電動パワーステアリング装置20の不図示のコントローラが支持されている。つまり、連結部材35は、後述する補強部材37と電動パワーステアリング装置20の電動モータ21との間でコントローラを支持している。
図5に示すように、連結部材35はステアリングサポートメンバ7から前方に向かって斜め上方(ハンガーブラケット6の前側締結部とは異なる方向)に傾斜して延びており、その先端部に形成された水平部35aには溶接ボルト36が下方に向かって突出する状態で溶接によって固定されている。
而して、本実施の形態では、図5に示すように、ステアリングコラム8の前側取付部(前側の溶接ボルト12とナット18による取付部)よりも前方の部位と連結部材35とが略上下方向に沿って配置される補強部材37によって連結されている。この補強部材37は、図6に示すような板金のプレス成形品であって、その上端は屈曲して略水平な取付面が形成され、この平坦な取付面には円孔37bが上下方向に形成されている。そして、補強部材37の下部には円孔37cが横方向に形成されている。又、この補強部材37の下端部には前方に屈曲する車両の左右方向に幅広の前記当接片37aが形成されており、この当接片37aは、図7に示す通常状態では、ブレーキペダル装置25の第1リンク30に対向配置されている。
又、図6に示すように、補強部材37の下部前端縁には、前方から大きな衝撃荷重を受けた場合に車両後方へと移動するブレーキペダル装置25の回動軸27(図7及び図8参照)との干渉を避けるための切欠き37dが形成されている。尚、補強部材37の剛性を高めるため、その周縁には直角に屈曲するフランジ37eがコントローラの反対側に向かって形成されるとともに、中央部にはビード37fが長手方向に沿って形成されている。更に、円孔37cから当接片37aにかけて板部材が重ねられて補強されている。
而して、補強部材37は、その上端に形成された円孔37bに連結部材35の先端部に溶着された前記溶接ボルト36を通し、この溶接ボルト36に螺合するナット38を締め付けることによって連結部材35に取り付けられ、その下部に形成された前記円孔37cに横方向から挿通するボルト39を締め付けることによって前側の取付ブラケット14に取り付けられる。ここで、補強部材37の取付ブラケット14(ステアリングコラム8)への固定部(ボルト39による固定部)は、電動パワーステアリング装置20の電動モータ21のモータ軸よりも前方側に配置されている。
上述のように補強部材37が連結部材35と取付ブラケット14に取り付けられると、図5に示すように、車両側方視においてハンガーブラケット6と補強部材37及び連結部材35によって略三角枠状のトラス構造が構成される。
ところで、本実施の係るステアリング装置1にはステアリングホイール2の高さ位置を調整することができるチルト機能が備えられており、取付ブラケット14の前端部にチルト軸40が設定されている。つまり、ステアリングコラム8の前端部は取付ブラケット14のチルト軸40によってハンガーブラケット6に上下に回動可能に支持されている。ここで、チルト軸40は、図3及び図5に示すように、ステアリングコラム8の前側取付部(前側の溶接ボルト12とナット18による取付部)よりも前方に配置されており、このチルト軸40の近傍に補強部材37のステアリングコラム8への固定部(ボルト39による固定部)が配置されている。尚、チルト調整は、チルトレバー41を回してステアリングコラム8の固定ロックを解除した後、ステアリングコラム8をステアリングシャフト3とステアリングホイール2と共にチルト軸40を中心として上下に回動させることによってなされる。このとき、チルト軸40の近くに重量物である電動モータ21を配置してあるため、チルト調整の操作性が向上している。そして、所望の位置に調整後、チルトレバー41を回してステアリングコラム8を固定ロックする。
又、本実施の形態では、電動パワーステアリング装置20の電動モータ21は、そのモータ軸がステアリングコラム8の軸中心に対して左側にオフセットした状態(図4参照)で略上下方向に沿うよう配置されている。詳細には、モータ軸はステアリングコラム8の軸に垂直な面上で略上下方向に配置され、電動モータ21はステアリングサポートメンバ7の後方に配置されている。そして、取付ブラケット14の補強部材37の固定部(ボルト39による固定部)はステアリングコラム8の軸中心に対して電動モータ21が配置された左側とは反対側の右側に配置されている。
以上のように構成されたステアリング装置1において、ステアリングコラム8は、その前側取付部(前側の溶接ボルト12とナット18による取付部)と後側取付部(後側の溶接ボルト13とナット19による取付部)において前後の取付ブラケット14,15を介してハンガーブラケット6に取り付けられるとともに、前側取付部よりも前方の部位が補強部材37を介してステアリングサポートメンバ7とペダルブラケット23とに両端が連結された連結部材35に支持されるため、その支持剛性が高められる。このため、補強部材37を追加するだけの簡単な構成で、重量増加やコストアップを招くことなくステアリングコラム8とステアリングホイール2の振動を抑制することができ、ステアリングホイール2を操作するドライバの操作フィーリングが高められる。
特に、本実施の形態では、連結部材35をステアリングサポートメンバ7からハンガーブラケット6の前側締結部とは異なる方向に延設するとともに、補強部材37を略上下方向に沿って配設し、車両側方視においてハンガーブラケット6と補強部材37及び連結部材35によって略三角枠状のトラス構造を構成したため(図5参照)、ステアリングコラム8の支持剛性が一層効果的に高められる。
因みに、ステアリングコラム8の支持剛性を高めるためにハンガーブラケット6を前後方向(ステアリングコラム軸方向)に延長して取付間距離を増やす構成を採用すると、ハンガーブラケット6の剛性を高める必要があり、そのためにはハンガーブラケット6の板厚を増やしたり、ハンガーブラケット6を大型化する必要があり、重量増加とコストアップを免れない。これに対して本発明では、ハンガーブラケット6の補強を要することなくステアリングコラム8の支持剛性が高められるため、ハンガーブラケット6の小型軽量化とコストダウンが可能となる。
又、本実施の形態によれば、ステアリングコラム8の軸方向において該ステアリングコラム8の前側取付部と補強部材37の固定部との間の支持剛性が高い部位に電動モータ21を配置したため、高重量で振動し易い電動モータ21の振動がステアリングコラム8に伝播しにくく、該ステアリングコラム8とステアリングホイール2の振動が低く抑えられる。そして、ステアリングコラム8の前側取付部と後側取付部の間に電動モータ21を配置する必要がないため、該電動モータ21をインストルメントパネルの裏側の空間に容易に配置することができる。
更に、本実施の形態では、電動モータ21をそのモータ軸がステアリングコラム8の軸中心に対して左側にオフセットした状態で略上下方向に沿うよう配置したため、車両の走行時に発生し易い上下方向に振動に対して電動モータ21の重心をステアリングコラム8の軸中心の近くに配置することができ、電動モータ21が車両の上下振動によって受ける影響を最小限に抑えることができ、特に車両の上下方向の振動に伴うステアリングコラム8の捩り振動を抑えることができる。
又、補強部材37のステアリングコラム8への固定部をステアリングコラム8の軸中心に対して電動モータ21が配された側とは反対側の右側に配置したため、電動モータ21に邪魔されることなくステアリングコラム8の軸中心近くを補強部材37に固定することができ、ステアリングコラム8の上下方向の振動を効果的に抑制することができる。
そして、本実施の形態では、チルト軸40をステアリングコラム8の前側取付部よりも前方に配置し、補強部材37のステアリングコラム8への固定部をチルト軸40の近傍に配置したため、チルト調整に際してステアリングホイール2の回転半径を大きく取ることができる。このため、チルト調整に伴うステアリングホイール2の姿勢変化が小さく抑えられる。又、チルト軸40をステアリングコラム8に配置したため、ハンガーブラケット6の補強が不要となり、該ハンガーブラケット6の小型軽量化が可能となる。
更に、本実施の形態では、車両が前方から大きな衝撃を受けたとき、補強部材37は、ペダルアーム26とブレーキマスタシリンダ24のプッシュロッド24aとを連結する第1リンク30に当接して該第1リンク30の連結を解除してペダル後退抑制機構を作動させるトリガとしても機能するため、トリガを別に設ける必要がなく、部品点数を削減することができる。又、トリガとして機能する剛性の高い補強部材37を適切な位置に配置することができ、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合にペダル後退抑制機構を確実に作動させることができる。更に、補強部材37の下部が取付ブラケット14に横方向からボルト39によって固定されているため、ボルト39回りに回動することが可能となって、前方からの衝撃荷重によって車両後方へと移動するブレーキペダル装置25の動きによる変形の影響を最小限に抑えてペダル後退抑制機構を確実に作動させることができる。
ここで、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合のペダル後退抑制機構の動作を図8に基づいて以下に説明する。
車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合には、ダッシュパネル11がこれに取り付けられたペダルブラケット23及びブレーキマスタシリンダ24と共に車両後方へと移動するのに対して、車体側に取り付けられたトリガとしての補強部材37は不動状態を維持するか、移動が遅れるため、リンク機構28の第1リンク30の中間部が補強部材37の当接片37aに当接する。すると、第1リンク30は補強部材37によって中間部が車両前方へと押圧されるため、その上端の係合部30aが回動軸27から外れてフリーとなる。
上述のように第1リンク30の係合部30aが回動軸27から外れてフリーとなると、第1リンク30は不図示のリターンスプリングの付勢力によって反時計方向(図8の矢印方向)に回動するとともに、プッシュロッド24aが第2リンク31を車両後方へと押し込むために該第2リンク31が時計方 向(図8の矢印方向)に回動してペダルアーム26を回動軸27を中心として車両前方へと回動させる。このため、ペダルアーム26は回動軸27を中心として車両前方へと回動し、図8に鎖線にて示す位置から実線にて示す位置へと回動して退避し、少なくとも乗員の脚に近づくことがなく、ペダルアーム26の後退が確実に抑制される。
1 ステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
6 ハンガーブラケット
7 ステアリングサポートメンバ
8 ステアリングコラム
11 ダッシュパネル
20 電動パワーステアリング装置
21 電動モータ
22 減速ギヤ機構
23 ペダルブラケット
24 ブレーキマスタシリンダ
24a ブレーキマスタシリンダのプッシュロッド
25 ブレーキペダル装置
26 ペダルアーム
28 リンク機構
30 第1リンク
31 第2リンク
35 連結部材
37 補強部材
37a 補強部材の当接片
40 チルト軸

Claims (4)

  1. 車幅方向に配されたステアリングサポートメンバの両端を左右一対のフロントピラーに固定し、該ステアリングサポートメンバにハンガーブラケットを介してステアリンクコラムを取り付け、ダッシュパネルに固定されたペダルブラケットにペダルアームの上端部を回動可能に軸支し、前記ステアリングサポートメンバと前記ペダルブラケットとを連結部材によって連結し、前記ハンガーブラケットの前側締結部と後側締結部に前記ステアリングコラムの前側取付部と後側取付部をそれぞれ取り付けた車両のステアリングコラム支持構造において、
    前記ステアリングコラムの軸方向において前側取付部よりも前側に電動パワーステアリング装置を配置し、
    前記連結部材を前記ステアリングサポートメンバから前記ハンガーブラケットの前側締結部とは異なる方向に延設し、
    前記ステアリングコラムの前側取付部よりも前方の部位と前記連結部材とを連結する補強部材を略上下方向に沿って配設し、
    前記電動パワーステアリング装置の電動モータのモータ軸よりも前方側に前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を配置し、
    車両側方視において前記ハンガーブラケットと前記補強部材及び前記連結部材によって略三角枠状のトラス構造を構成したことを特徴とする車両のステアリングコラム支持構造。
  2. 前記電動モータをそのモータ軸が前記ステアリングコラムの軸中心に対して左右の何れか一方側にオフセットした状態で略上下方向に沿うよう配置するとともに、前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を前記ステアリングコラムの軸中心に対して左右の他方側で前記電動モータが配された側とは反対側に配置したことを特徴とする請求項に記載の車両のステアリングコラム支持構造。
  3. 前記ステアリングコラムの前端部を前記ハンガーブラケットに上下回動可能に軸支するチルト軸をステアリングコラムの前側取付部よりも前方に配置し、前記補強部材のステアリングコラムへの固定部を前記チルト軸の近傍に配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の車両のステアリングコラム支持構造。
  4. 前記補強部材の下端部を前方に屈曲させて幅広に形成し、該下端部を前記ペダルアームとマスタシリンダのプッシュロッドとを連結するリンクに対向配置したことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の車両のステアリングコラム支持構造。
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