JPH11198823A - 操舵装置の支持構造 - Google Patents

操舵装置の支持構造

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JPH11198823A
JPH11198823A JP10002899A JP289998A JPH11198823A JP H11198823 A JPH11198823 A JP H11198823A JP 10002899 A JP10002899 A JP 10002899A JP 289998 A JP289998 A JP 289998A JP H11198823 A JPH11198823 A JP H11198823A
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JP
Japan
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steering
bracket
pedal
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Application number
JP10002899A
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English (en)
Inventor
Makoto Koiwai
信 小岩井
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のペダルブラケットとステアリン
グホイールを支持するブラケット両者の剛性を高めると
共に、組付け作業性を向上させる。 【解決手段】 車体側に支持されたペダルブラケット1
1にブレーキペダル15の上端を軸14で軸着すると共
に、ステアリングハンガーブラケット5にステアリング
シャフト1を支持させた操舵装置の支持構造において、
前記ペダルブラケット11に側面視山形形状の延長部材
20の基端部を取付け、この延長部材20の先端部を平
面視でステアリングハンガーブラケット5の中心から外
した位置にボルト21とナット22で締結した。前方か
らの急激過大な力を受けたとき、延長部材20が変形し
てその衝撃を吸収する。延長部材20の先端部を平面視
でステアリングハンガーブラケット5の中心から外した
ことにより、組付け時の作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四輪の自動車に適
用する操舵装置の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵をするステアリングホイー
ルはステアリングシャフトの先端に取付けられ、ステア
リングシャフトは車体側部材に支持されている。図14
について、その構造を説明する。1はステアリングシャ
フトであり、上端に形成されたステアリングホイール取
付部2にステアリングホイール3(図2参照)を取付け
るものである。ステアリングシャフト1は、フロントピ
ラーパイプ(図示しない車体両側のフロントピラーの間
に渡架された車体補強用のパイプ)4に固着されたステ
アリングハンガーブラケット5にボルト6とナット7に
よって取付けられたステアリングコラム8により支持さ
れている。
【0003】ステアリングシャフト1の中間部にはユニ
バーサルジョイント9が設けられ、その先は下方に屈折
しているが、その前部にはダッシュパネル10が位置
し、そのダッシュパネル10の上部に、ペダルブラケッ
ト11が3組のボルト12とナット13とによって取付
けられている。ペダルブラケット11には車体の幅方向
に軸14が挿通されており、この軸14に、ブレーキペ
ダル15の上端が軸着されている。
【0004】ダッシュパネル10の裏側(エンジンルー
ム側)にはブレーキブースター16が取付けられてお
り、その一部がダッシュパネル10を貫通している。貫
通した部分にはプッシュロッド17が設けられており、
ブレーキペダル15の軸着部より少し下の部分に軸18
で軸着されている。これにより、運転者がブレーキペダ
ル15を踏むと、ブレーキペダル15は軸14を中心に
して図における時計方向に回動し、ブレーキブースター
16のプッシュロッド17を押圧することになる。一方
ステアリングシャフト1は、ステアリングホイール3を
回すことにより回動して操舵作用を行う。図示するもの
の場合、ステアリングシャフト1には電動パワーステア
リング用のモータ19が取付けられており、操舵力を軽
減するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構造の場合、自動
車が時速20〜30Kmで停止物体に当ったとすると、
ステアリングホイール3内のGセンサが衝撃を検知しに
くく、エアバッグが開きにくいという問題があった。ま
た、ブレーキペダル15に振動が発生し易く、電動パワ
ーステアリング用モータ19が発生する振動が大きいと
いう問題もあった。これらの原因として考えられること
は、ステアリングシャフト1を支持するブラケット8と
ペダルブラケット11とが独立していることである。
【0006】そこでこれら両者を連結する構造を本出願
人が既に特許出願をしている(特願平9−62192
号)。また実公昭59−7167号公報にも類似の構造
のものが開示されている。前者のものは、連結により剛
性が高まるので走行時の防振性が向上する上に、車両前
部からの伝達加速度信号が受け易くなる。さらに連結部
材を側面視山形にしたことにより、圧縮方向に対する変
形が容易になることから、急激に前方から過大な荷重を
受けたときのハンドル挙動が容易になるという特徴があ
る。後者のものも具体的な構成は相違するが、ほぼ同様
の効果を期待することができる。
【0007】本発明は、これらの先行技術を踏まえた上
で、本出願人が先に特許出願した前者のものをさらに改
良した構造を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
おいては、車体側に支持されたペダルブラケットにペダ
ルの上端を軸着すると共に、ステアリングハンガーブラ
ケットにステアリングシャフトを支持させた操舵装置の
支持構造において、前記ペダルブラケットに側面視山形
形状の延長部材の基端部を取付け、該延長部材の先端部
を平面視でステアリングハンガーブラケットの中心から
外した位置にボルトで締結したことを特徴とする。
【0009】また請求項2に記載された発明において
は、請求項1に記載されたものにおいて、前記延長部材
の先端部分に、ステアリングハンガーブラケットの端部
を把持するフランジを設けたことを特徴とする。
【0010】さらに請求項3に記載された発明において
は、請求項1に記載されたものにおいて、前記延長部材
の基端部に切欠きを形成し、該切欠きの両側部において
延長部材をペダルブラケットに取付けたことを特徴とす
る。
【0011】上記構成により、剛性が上がってステアリ
ングホイール内のGセンサが衝撃を検知し易くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
14に対応するように示した図1と、その平面を示した
図2から説明する。図示するように、ペダルブラケット
11とステアリングハンガーブラケット5とが、折線
a,bによって屈折した側面視山形形状の延長部材20
で結合している。延長部材20の具体的な構造は後述す
るが、結合方法は、ペダルブラケット11に延長部材2
0の基端部をスポット溶接によって取付け、この延長部
材20の先端部を、図2に示すように平面視でステアリ
ングハンガーブラケット5の中心Oから距離dだけ外し
た位置にボルト21とナット22で締結するのである。
【0013】図3ないし図8により、延長部材20の構
造を説明する。延長部材20は、1枚の金属板を屈折な
らびに屈曲させて次のような形状に形成されている。す
なわち、延長部材20の一端(図3の左端、図4、図7
の右端)にはペダルブラケット11への結合部20aが
あり、これと逆の端部にはステアリングハンガーブラケ
ット5の取付部20bがある。結合部20aには切欠き
20cが形成され、取付部20bにはナット22が溶接
されている。そして全体の側部に、切り起こしたフラン
ジ20dが形成されている。このフランジ20dにより
図3、図7に示すように、中間部分は底部20eを有す
る皿状(箱状)に形成され、ステアリングハンガーブラ
ケット5を取付ける部分は、その端部を両側から把持す
ることができる。
【0014】このような構成の延長部材20の結合部2
0aを、図9に示すようにペダルブラケット11に当接
させ、図10、図11に示す位置でスポット溶接23を
してペダルブラケット11に結合する。図13はこのよ
うにして結合が完了した状態を示す。次に図12に示す
ように取付部20bをステアリングハンガーブラケット
5の端部に近付けて重ね合わせ、ステアリングハンガー
ブラケット5に設けた孔24に下方からボルト21を挿
通してナット22に螺合する。これにより図1に示すよ
うに、ペダルブラケット11とステアリングハンガーブ
ラケット5が延長部材20によって結合される。
【0015】この結合は、延長部材20の先端部が、図
2に示すように平面視でステアリングハンガーブラケッ
ト5の中心から外した位置で行われるので、図1に示す
ようにステアリングハンガーブラケット5の直下にステ
アリングコラム8が位置する構造において、延長部材2
0の組付けを容易に行うことができることになる。ま
た、延長部材20に設けたフランジ20dは、ステアリ
ングハンガーブラケット5を取付ける部分でその両端部
を把持するガイドとなるので、この部分の組付け作業性
を著しく高めることが可能となる。
【0016】ペダルブラケット11とステアリングハン
ガーブラケット5が結合したことにより、両者の剛性が
相互に高くなり、振動の抑制効果が増大する。また、前
方から急激過大な応力を受けたときには、折線a,bの
部分から屈折し、荷重を吸収する。
【0017】以上説明した実施の形態においては、ペダ
ルとしてブレーキペダルについて説明を行ったが、本発
明はこれに限られるものではなく、手動変速機を搭載し
た自動車においては、クラッチペダルであってもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
た操舵装置の支持構造であるから、請求項1に記載され
た発明によれば、ステアリングシャフトの支持剛性が高
まって防振性が向上する上に、ステアリングホイール内
のGセンサが衝撃を検知し易くなり、また前方から急激
に過大な荷重を受けたときに側面視山形形状の延長部材
が折線の部分で変形してこの衝撃を緩和する。またペダ
ルの支持剛性が高くなるので、ペダルに発生する振動が
抑制される。さらに延長部材の先端が平面視でステアリ
ングハンガーブラケットの中心から外してあることによ
り、工場での組付け作業を容易にすることができる。
【0019】また、請求項2に記載された発明によれ
ば、延長部材の先端部分に、ステアリングハンガーブラ
ケット両端部を把持する形状のフランジを設けたことに
より、延長部材をステアリングハンガーブラケットに取
付ける際、フランジがガイドの役目をすることにより、
組付け作業が容易になる。
【0020】さらに請求項3に記載された発明によれ
ば、切欠きを設けたことにより、ペダルブラケットをダ
ッシュパネルに取付けるためのボルト締結作業が容易と
なる上、延長部材の軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】図1のものの平面図である。
【図3】本発明に係る延長部材の斜視図である。
【図4】図3のものの平面図である。
【図5】図4のA−A線に沿った断面図である。
【図6】図4を矢印Bの方向から見た矢視図である。
【図7】図3の裏面を示した斜視図である。
【図8】図7を矢印Cの方向から見た矢視図である。
【図9】延長部材の基端部と、これを固着するペダルブ
ラケットの一部をを示した斜視図である。
【図10】延長部材をペダルブラケットに固着する構造
を示した側面図である。
【図11】図10のものの平面図である。
【図12】延長部材の先端部と、これを結合するステア
リングハンガーブラケットの一部を示した斜視図であ
る。
【図13】ペダルブラケットとブレーキペダルならびに
延長部材の関係を分解状態で示した斜視図である。
【図14】従来の構造を図1に対応させて示した側面図
である。
【符号の説明】
1 ステアリングシャフト 5 ステアリングハンガーブラケット 11 ペダルブラケット 14 軸 15 ブレーキペダル 20 延長部材 20a フランジ 20b 切欠き 21 ボルト 22 ナット O ステアリングハンガーブラケットの中心 d ステアリングハンガーブラケットの中心からの
距離

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に支持されたペダルブラケットに
    ペダルの上端を軸着すると共に、ステアリングハンガー
    ブラケットにステアリングシャフトを支持させた操舵装
    置の支持構造において、前記ペダルブラケットに側面視
    山形形状の延長部材の基端部を取付け、該延長部材の先
    端部を平面視でステアリングハンガーブラケットの中心
    から外した位置にボルトで締結したことを特徴とする操
    舵装置の支持構造。
  2. 【請求項2】 前記延長部材の先端部分に、ステアリン
    グハンガーブラケットの端部を把持するフランジを設け
    たことを特徴とする請求項1に記載の操舵装置の支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記延長部材の基端部に切欠きを形成
    し、該切欠きの両側部において延長部材をペダルブラケ
    ットに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の操舵
    装置の支持構造。
JP10002899A 1998-01-09 1998-01-09 操舵装置の支持構造 Pending JPH11198823A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022542A (ko) * 2002-09-09 2004-03-16 기아자동차주식회사 차량용 진동 방지 카울 브라케트 구조
JP2011255773A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Suzuki Motor Corp 車両のステアリングコラム支持構造

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