JP5664154B2 - リンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造 - Google Patents

リンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造

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Description

本発明は、車両前方からの衝撃荷重を受けてダッシュパネルが車両後方に移動する動作に連動してペダルアームを車両前方へ回動させるリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造に関するものである。
車両のブレーキペダル装置やクラッチペダル装置は、ダッシュパネルに取り付けられたペダルブラケットに上端部が回動可能に軸支されたペダルアームをそれぞれ備えており、各ペダルアームのペダルを踏み込むことによって、その変位量をブレーキマスタシリンダ或いはクラッチマスタリンダに伝達することによって所要の制動或いは変速操作を行うものである。
ところで、マスタシリンダはダッシュパネルに直接取り付けられているため、車両前方からの大きな衝撃荷重によってダッシュパネルが車両後方へ移動すると、該ダッシュパネルに取り付けられているマスタシリンダも車両後方へ移動し、そのプッシュロッドがペダルアームを車両後方へと回動させるという問題がある。
そこで、車両前方からの衝撃荷重を受けてダッシュパネルが車両後方に移動する動作に連動してペダルアームを車両前方へ回動させるリンク式ペダル後退抑制機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、リンク式ペダル後退抑制機構の一例を図10〜図12に基づいて以下に説明する。
即ち、図10は従来のリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の破断側面図、図11は同ブレーキペダル装置の正面図、図12は同ブレーキペダル装置の部分平面図であり、図示のブレーキペダル装置101のペダルアーム102は、その上端がペダル軸103によってペダルブラケット108に車両前後方向に回動可能に軸支されている。ここで、ペダルブラケット108はダッシュパネル107に取り付けられており、該ペダルブラケット108の後方にはステアリングコラム127を車体に取り付けるためのコラムブラケット123が位置している。
而して、リンク式ペダル後退抑制機構は、ペダル軸103とペダルアーム102とを連結するリンク機構116とペダルブラケット108に取り付けられたトリガ115を含んで構成されている。ここで、リンク機構116は、ピン117によって互いに連結された第1リンク118と第2リンク119とで構成されており、第1リンク118の中間部はペダルアーム102の中間部に軸120によって回動可能に連結されている。又、第2リンク119の上端には半円状に切り欠かれたフック状の係合部119aが形成され、この係合部119aは通常時(車両前方から大きな衝撃荷重が加わらない場合)には図示のようにペダル軸103の外周に車両前方から係合している。そして、前記ペダル軸103の外周にはスプリングが巻装されており、該スプリングの一端はペダルアーム102に係止され、他端は第2リンク119に係止され、該スプリングによって第2リンク119の係合部119aがペダル軸103の外周に係合する方向に付勢されている。
ところで、ダッシュパネル107にはブレーキマスタシリンダ109が取り付けられており、このブレーキマスタシリンダ109から車両後方に向かって延びるプッシュロッド109aの端部は前記第1リンク118の下端部にピン124によって連結されている。又、前記ペダル軸103の外周にはリターンスプリング126が巻装されており、該リターンスプリング126の一端はペダルブラケット108に係止され、他端は第1リンク118に係止され、リンク機構116のガタはリターンスプリング126による第1リンク118の付勢によって吸収されるよう構成されている。
前記トリガ115は板金のプレス成形によって側面視コの字状に形成された偏平な部材であって、図11及び図12に示すように、ペダルブラケット108の左右の側壁108A,108Bの間に配され、その先端部に横方向に突設された当接片115aは、通常時には、第2リンク119の後方に、該第2リンク119との間に所定の隙間を設けた状態で位置している。
以上のように構成されたリンク式ペダル後退抑制機構を備えたブレーキペダル装置101において、通常時に運転者がペダルアーム102の下端に取り付けられたペダル105を踏み込むと、ペダルアーム102はペダル軸103を中心として車両前方へと回動し、このペダルアーム102の回動はリンク機構116を介してプッシュロッド109aに伝達され、ブレーキマスタシリンダ109が駆動されて所要の制動がなされる。
ところで、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合には、ダッシュパネル107がこれに取り付けられたペダルブラケット108及びブレーキマスタシリンダ109と共に車両後方へと移動するため、ペダルブラケット108に取り付けられたトリガ115も一体に車両後方へと移動し、該トリガ115の後端部が車体側のコラムブラケット123に当接する。すると、トリガ115は、その一部が変形し、下端に突設された当接片115aがリンク機構116の第2リンク119の中間部を車両前方へと押圧し、これによって第2リンク119の上端の係合部119aがペダル軸103から外れてフリーとなる。
上述のように第2リンク119の係合部119aがペダル軸103から外れてフリーとなると、第1リンク118はリターンスプリング126の付勢力によって図10の反時計方向に回動するため、ペダルアーム102をペダル軸103を中心として車両前方へと回動して退避し、該ペダルアーム102の後退が抑制される。
特許第4006676号公報
図10〜図12に示した従来のブレーキペダル装置101に設けられたリンク式ペダル後退抑制機構においては、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合には、前述のようにトリガ115がその後方に配されたコラムブラケット123に当接することによって変形し、その下端に突設された当接片115aがリンク機構116の第2リンク119の中間部に当接してこれを車両前方へと押圧するが、この場合、以下のような問題が発生する可能性があった。
即ち、図12に示すように、トリガ115のペダルブラケット108への取付点と、トリガ115の入力点(コラムブラケット123への当接点)P及びトリガ115の作用点(第2リンク119への当接点)Qが同一平面上になく、トリガ115の入力点Pと作用点Qが車両の左右方向に図示のεだけオフセットしているため、トリガ115の入力点Pへの入力によってトリガ115にはこれを図12に破線にて示すように横方向に変形させようとするモーメントが発生し、トリガ115の倒れ等の意図しない変形が生じて該トリガ115の変形が安定しない可能性があった。このようにトリガ115の変形が安定しない場合、トリガ115による第2リンク119の係合部119aをペダル軸103から外す押圧力が不足する可能性がある。
上記問題を解決するためには、トリガ115を1本のボルトによってペダルブラケット108に回動可能に締付固定する等、回転軸を設けてトリガ115を安定的に回転させることが考えられるが、このような構成を採用すると組付工数が増大してコストアップを招くという問題が発生する。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、組付工数の増大やコストアップを招くことなくトリガをペダルブラケットに取り付けつつ、該トリガの変形を安定させてリンク式ペダル後退抑制機構に高い作動安定性を確保することができるリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ペダルブラケットにペダル軸によって回動可能に軸支されたペダルアームの回動運動をマスタシリンダのプッシュロッドの直線運動に伝えるリンク機構と、前記ペダルブラケットに取り付けられたトリガを含んで構成される機構であって、車両前方からの衝撃荷重によって前記トリガが前記リンク機構のリンクを押圧して該リンクの前記ペダル軸との係合を解除することによって前記ペダルアームの車両後方への移動を抑制するリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造において、前記リンク機構のリンクの後方を車両の左右方向に横切るよう水平に延設された幅広の当接部と、該当接部から垂直下方に直角に折り曲げられた補強部とによってL字状に屈曲された補助ブラケットを一体に形成し、該補助ブラケットを前記トリガに取り付け、もって、前記当接部は前記トリガの車両後方側に配された車体側部材に当接してトリガへの入力部となり、前記補強部は前記トリガの作用点と入力点との間の部位を補強するようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記トリガの取付点を前記ペダルブラケットに溶接接合し、該取付点と作用点との間に易変形部を形成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記トリガの取付点を前記ペダルブラケットの左右の側壁に溶接したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合、トリガに取り付けられた補助ブラケットの幅広の当接部が車体側部材に確実に当接するとともに、トリガが車体側部材に対して複数点或いは広い範囲で当接するためにトリガの倒れが防がれてその姿勢が安定し、該トリガによってリンク機構のリンクのペダル軸との係合を常に確実に解除してペダルアームの後退を抑制することができるためにリンク式ペダル後退抑制機構に高い作動安定性が確保される。
さらに、トリガに取り付けられた補助ブラケットの当接部をリンク機構のリンクの後方を車両の左右方向に横切るよう延設したため、トリガの作用点(リンクへの当接位置)の両側にトリガの入力点(車体側部材への当接点)を配置することができ、トリガの作用点と入力点の車幅方向のオフセットによって発生する逆方向のモーメントによってトリガに発生するモーメントを相殺して小さく抑えることができ、モーメントによるトリガの倒れを防いでその姿勢を安定化させることができ、該トリガによってリンク機構のリンクのペダル軸との係合を常に確実に解除してペダルアームの後退を抑制することができる。
加えて、補助ブラケットの補強部によってトリガの作用点と入力点との間の部位が補強されて該部位の変形が抑制されるため、トリガの入力点から該トリガに入力される力を作用点に確実に伝達することができ、この力によってリンク機構のリンクのペダル軸との係合を常に確実に解除してペダルアームの後退を抑制することができる。特に、リンクの無用な解除を防止するために該リンクのペダル軸との係合を強力にした場合であっても、車両前方から大きな衝撃荷重が加わった場合にはリンクのペダル軸との係合を確実に解除することができる。尚、補助ブラケットには補強部と当接部を一体に形成することができるため、当接部からトリガに入力される力を補強部を介して作用点に確実に伝達することができ、車両前方から大きな衝撃荷重が加わった場合のリンクのペダル軸との係合を確実に解除することができるとともに、補助ブラケットの生産性が高められる
請求項2記載の発明によれば、トリガの取付点をペダルブラケットに溶接接合しため、該トリガの組付工数が削減されてコストダウンが図られる。又、トリガの取付点と作用点との間に易変形部を形成したため、車両前方から大きな衝撃荷重が作用したために車体側部材からトリガに力が加わると該トリガが取付点と作用点との間の易変形部で変形し、トリガの入力点と作用点との間での変形が抑制される。このため、トリガの変形や姿勢が安定化し、入力点からトリガに入力される力を作用点に確実に伝達することができ、この力によってリンクのペダル軸との係合を確実に解除することができる。尚、易変形部は、トリガの幅を局所的に狭くする切欠きによって構成することができ、簡単な構成で易変形部を形成してトリガの生産性を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、トリガの取付点をペダルブラケットの左右の側壁に溶接したため、該トリガによってペダルブラケットの剛性を高めることができ、車両前方から大きな衝撃荷重を受けた場合以外においてもトリガをペダルブラケットの補強部材として有効活用することができる。
本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の分解斜視図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の通常時の状態を示す破断側面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の通常時の状態を示す正面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の通常時の状態を示す部分平面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す破断側面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す部分平面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構のトリガの側面図である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構のトリガの正面図(図7の矢視A方向の図)である。 本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構のトリガの斜視図である。 従来のリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の破断側面図である。 従来のリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の正面図である。 従来のリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の部分平面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るリンク式ペダル後退抑制機構を備えるブレーキペダル装置の分解斜視図、図2は同ブレーキペダル装置の通常時の状態を示す破断側面図、図3は同ブレーキペダル装置の通常時の状態を示す正面図、図4は同ブレーキペダル装置の通常時の状態を示す部分平面図、図5は同ブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す破断側面図、図6は同ブレーキペダル装置の車両前方から衝撃荷重が加わったときの状態を示す部分平面図、図7はトリガの側面図、図8は同トリガの正面図(図7の矢視A方向の図)、図8は同トリガの斜視図である。
本実施の形態に係るブレーキペダル装置1は、ペダルアーム2を備えており、このペダルアーム2は、パイプ材によって構成され、その上端部には図1に示すように円筒状のペダル軸3が横方向に挿通固着されている。そして、ペダルアーム2の中間部には不図示の円孔が横方向に貫設され、この円孔の左右の開口部にはブッシュ4が嵌着されている。又、ペダルアー2の下端部には運転者が足で踏み込むためのペダル5が取り付けられており、ペダルアーム2の前記ペダル軸3よりも下方の右側には、該ペダルアーム2の動作を伝えて不図示のブレーキランプスイッチを押してこれを圧操作するための板金製の押圧部材6が取り付けられている。尚、ペダル5は、図1に示すように、ペダルアーム2の下端に結着された略矩形の金属プレート5a上にゴム製のペダルパッド5bを接着して構成されている。
又、図2に示すように、車両のエンジンルームS1と車室S2とを区画するダッシュパネル7には、ペダルブラケット8とブレーキマスタシリンダ9(車室S2内の部分のみ図示)が取り付けられている。ここで、ペダルブラケット8は、板金製部材であって、車幅方向に配された左右の側壁8A,8Bのフランジ8a,8bが不図示のボルトによって締結されることによってダッシュパネル7の車室S2側の面に取り付けられている。
そして、図1に示すように、ペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bの相対向する位置にはボルト挿通孔8c(図1には一方のみ図示)がそれぞれ形成されている。尚、右側の側壁8Bにはブラケット10が形成されており、このブラケット10に形成された円孔状の係合孔10aには前記押圧部材6によってペダルアーム2の動きを感知して車両の不図示のブレーキランプを点灯させるブレーキランプスイッチが嵌め込まれて固定されている。
ここで、ペダルアーム2の上端部は次の取付構造によってペダルブラケット8に車両前後方向に回動可能に支持されている。
即ち、図1に示すように、ペダルアーム2の上端部に横方向に挿通固着された前記ペダル軸3の内部には円筒状のカラー11が挿通され、該カラー11の軸方向両端部の外周には摺動抵抗軽減用及び位置決め用のブッシュ12がそれぞれ嵌め込まれる。そして、この状態を保ったままペダルアーム2の上端部をペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bの間に嵌め込み、ペダルブラケット8の右側の側壁8Bに形成された前記ボルト挿通孔8cに右側方から挿通するボルト13をカラー11の内部に通し、該ボルト13のペダルブラケット8の左側の側壁8Aに形成された前記ボルト挿通孔8cから左側方へと突出するボルト13のネジ部に螺合するナット14を締め付けることによって、ペダルアーム2の上端部がペダルブラケット8にボルト13を中心として車両前後方向に回動可能に取り付けられる。
而して、本実施の形態に係るブレーキペダル装置1には、車両が前方から大きな衝撃を受けた場合にペダルアーム2を車両前方へと回動させてその後方への移動を抑制するためのリンク式ペダル後退抑制機構が設けられており、このリンク式ペダル後退抑制機構は、ペダルブラケット8に取り付けられたトリガ15と、ペダルアーム2とペダル軸3及び前記ブレーキマスタシリンダ9とを連結するリンク機構16を含んで構成されている。
上記リンク機構16は、ペダルアーム2の左側部に配置されており、ピン17によって互いに連結された下方側に配置される第1リンク18と上方側に配置される第2リンク19とで構成されている。そして、第2リンク19の上端には半円状に切り欠かれたフック状の係合部19a(図1参照)が形成され、この係合部19aは図2〜図4に示す通常時(車両前方からの大きな衝撃を受けないとき)にはペダル軸3の外周に車両の前方側から係合している。又、第1リンク18の中間部は、これに横方向に突設された軸20を左右のブッシュ4及びペダルアーム2に形成された不図示の円孔に通し、その端部にスナップリング21を係止することによってペダルアーム2に回動可能に連結されている。
前記トリガ15は、図7〜図9に示すように、板金のプレス成形によって左側からの側面視が略コの字状に形成された上下方向に偏平な部材であって、図3に示すように、ペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bの間に配され、その先端下部には当接片15aが左側方に突設されている。又、略コの字状のトリガ15は車両の後方側となり上下方向に延びる部分である垂直部15Aを有し、このトリガ15の垂直部15Aの上端前部には左右に水平に延びる水平部15Bが形成されており、該水平部15Bの左右両端には溶接フランジ15bが垂直に起立している。
ところで、図7〜図9に示すように、本実施の形態では、トリガ15の垂直部15Aの左側面にはL字状に屈曲された補助ブラケット22がスポット溶接によって接合されている。この補助ブラケット22は、トリガ15に取り付けられた状態で左側方に向かって水平に延びる当接部22Aと、該当接部22Aから垂直下方に直角に折り曲げられた補強部22Bとで構成されており、この補強部22Bをトリガ15の垂直部15Aの左側面に当ててスポット溶接することによって当該補助ブラケット22がトリガ15に接合されている。ここで、補助ブラケット22の当接部22Aの後面は左右方向に幅広の当接面を構成しており、この当接面は、図3に示すようにリンク機構16の第2リンク19の後方を車両の左右方向に横切るよう延設されている。
而して、補助ブラケット22が取り付けられたトリガ15は、図3に示すように、ペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bの間に配され、その左右の溶接フランジ15bをペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bにスポット溶接することによってペダルブラケット8に取り付けられる。このようにトリガ15がペダルブラケット8に取り付けられた状態において、図2〜図4に示す通常時(車両前方から大きな衝撃荷重が作用しないとき)には、トリガ15の当接片15aは、図2及び図3に示すように第2リンク19の後方に、該第2リンク19との間に所定の隙間を設けた状態で位置しており、補助ブラケット22の当接部22Aは、図2及び図4に示すように車体部材であるコラムブラケット23の前方に、該コラムブラケット23との間に所定の隙間を設けた状態で位置している。
ところで、後述のように車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合には、トリガ15に取り付けられた補助ブラケット22の当接部22A(当接面)がトリガ15の車両後方側に配されたコラムブラケット23に当接してトリガ15への入力部となり、トリガ15の当接片15aがリンク機構16の第2リンク19に当接して該第2リンク19を押圧する作用部となるが、図4及び図9に示すように、トリガ15のペダルブラケット8への取付部と作用部(詳細には、取付部と入力部)との間には易変形部を構成する切欠き15cが形成されている。ここで、易変形部はトリガの一部の幅を局所的に狭くする切欠き15cによって構成されるため、簡単な構成で易変形部を形成してトリガ15の生産性を高めることができる。又、図9に示すように、トリガ15の取付部である左右の溶接フランジ15bと切欠き15cとの間には直角の屈曲部が形成されており、この屈曲部によってトリガ15の剛性が高められており、これによって切欠き15c部分に応力が集中し、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けたときにトリガ15が切欠き15c部分で安定的に変形することができる。又、水平部15Bの前方側はやや上方に向けて屈曲しており、左右方向に延びる屈曲による稜線が形成されている。詳細には、左右の溶接フランジ15bの間にこの屈曲による稜線が形成されている。この屈曲形状(稜線形状)によってトリガ15の剛性が高められ、ペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bを連結する連結強度が向上し、ペダルの操作感が向上する。
又、補助ブラケット22の補強部22Bは、トリガ15の作用部と入力部との間に接合されてこの部位を補強する機能を果たしている。詳細には、補強部22Bの後端は、車両の上下方向から見て当接片15aと重なる位置まで延設されている。
ところで、図2に示すように、ダッシュパネル7に取り付けられた前記ブレーキマスタシリンダ9からはプッシュロッド9aが車両後方に向かって延びており、このプッシュロッド9aの先端は前記第1リンク18の下端部にピン24によって連結されている。ここで、図2に示すように、リンク機構16を構成する第1リンク18の第2リンク19とのピン17による連結点は上下方向において該第1リンク18の中間部の軸20とペダル軸3の間に位置している。より詳細には、図2に示すように、各軸は下方からピン24、軸20、ピン17、係合部19a(ペダル軸3)の順に配置され、ピン24は軸20よりも車両の前方側に配置され、ピン17は軸20とペダル軸3を結んだ直線よりも後方側に配置されている。
又、ペダル軸3の外周にはコイルバネである2つのスプリング25,26が巻装されており、図2及び図3に示すように、一方のスプリング25の一端はペダルアーム2に係止され、他端は第2リンク19に係止されており、このスプリング25によって第2リンク19の係合部19aがペダル軸3と係合する方向に付勢されるとともに、ピン17の位置をより車両の後方側に位置させるように付勢することによってリンク機構16のガタが吸収される。そして、他方のスプリング26の一端は第1リンク18の軸20よりも下方の位置に係止され、他端はペダルブラケット8の左側の側壁8Aに係止されており、このスプリング26によって第1リンク18が軸20を中心として図2の反時計方向に付勢されている。又、この付勢力によって、結果的にペダルアーム2がペダル軸3(ボルト13)を中心として図2の反時計方向に付勢されている。尚、スプリング26の付勢力やプッシュロッド9aから受ける反力による図2における反時計方向の回転に対して、ペダル軸3に係合する第2リンク19がその動きを規制(阻止)している。
ところで、図2に示すように、車室S2内にはステアリングコラム27が前方に向かって斜め下方に傾斜する状態で車体側部材である前記コラムブラケット23に取り付けられて配置されており、該ステアリングコラム27の内部には回転可能なステアリングシャフト28が挿通支持されている。尚、図示しないが、ステアリングシャフト28の上端(後端)にはステアリングホイールが結着され、下端(前端)にはユニバーサルジョイントを介して中間軸の上端が連結されている。
而して、ペダルアーム2が図2〜図4に示す通常時(車両が前方から大きな衝撃荷重を受けないとき)には、トリガ15の下端に横方向に突設された当接片15aは、前述のように第2リンク19の後方に、該第2リンク19との間に所定の隙間を設けた状態で位置しており、トリガ15に取り付けられた補助ブラケット22の当接部22Aは、図4に示すように車体部材であるコラムブラケット23の前方に、該コラムブラケット23との間に所定の隙間を設けた状態で位置している。
次に、以上のように構成されたリンク式ペダル後退抑制機構を備えたブレーキペダル装置1の作用について説明する。
図2〜図4に示す通常時においては、図示のように第2リンク19の係合部19aはペダル軸3に係合しているため、該第2リンク19と第1リンク18の回動が阻止され、運転者がペダルアーム2の下端に取り付けられたペダル5を足で踏み込むと、該ペダルアーム2はペダル軸3(ボルト13)を中心として車両前方へと回動し、このペダルアーム2の回動はリンク機構16によってプッシュロッド9aに伝えられて該プッシュロッド9aが直線移動して押し込まれるため、ブレーキマスタシリンダ9が駆動されて車両に所要の制動力が発生し、車両が停止或いは減速される。
ところで、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合には、ダッシュパネル7がこれに取り付けられたペダルブラケット8及びブレーキマスタシリンダ9と共に車両後方へと移動するため、ペダルブラケット8に取り付けられたトリガ15も一体に車両後方へと移動し、図5及び図6に示すように、該トリガ15に取り付けられた補助ブラケット22の当接部22Aが車体側のコラムブラケット23に当接する。すると、トリガ15は、易変形部である切欠き15cの部分で変形し、その垂直部15Aが切欠き15cを中心として図5の矢印方向(時計方向)に回動し、その前端下部に突設された当接片15aがリンク機構16の第1リンク19の中間部に当接してこれを車両前方へと押圧し、これによって第2リンク19の上端の係合部19aがペダル軸3から外れてフリーとなる。
上述のように第2リンク19の係合部19aがペダル軸3から外れてフリーとなると、第1リンク18がスプリング26の付勢力によって軸20を中心として図5の矢印方向(反時計方向)に回動するため、ペダルアーム2がペダル軸3(ボルト13)を中心として図5に鎖線にて示す位置から実線にて示す位置へと車両前方へと回動して退避し、ペダルアーム2の後退が確実に抑制される。
以上において、本実施の形態では、車両が前方から大きな衝撃荷重を受けた場合、トリガ15に取り付けられた補助ブラケット22の幅広の当接部22Aがコラムブラケット23に確実に当接するとともに、図6に示すようにトリガ15と補助ブラケット22がコラムブラケット23に対して複数の入力点P1,P2が当接するためにトリガ15の倒れが防がれてその姿勢が安定し、該トリガ15によってリンク機構16の第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を常に確実に解除してペダルアーム2の後退を抑制することができるためにリンク式ペダル後退抑制機構に高い作動安定性を確保することができる。
又、本実施の形態によれば、トリガ15に取り付けられた補助ブラケット22の当接部22Aをリンク機構16の第2リンク19の後方を車両の左右方向に横切るよう延設したため、図6に示すように、トリガ15の作用点(第2リンク19への当接位置)Qの両側にトリガ15の入力点(コラムブラケット23への当接点)P1,P2を配置することができ、トリガの15作用点Qと入力点P1,P2の車幅方向のオフセットによって発生する逆方向のモーメントによってトリガ15に発生するモーメントを相殺して小さく抑えることができ、モーメントによるトリガ15の倒れを防いでその姿勢を安定化させることができ、該トリガ15によってリンク機構16の第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を常に確実に解除してペダルアーム2の後退を抑制することができる。
更に、本実施の形態によれば、補助ブラケット22の補強部22Bによってトリガ15の作用点Qと入力点P1,P2との間の部位が補強されて該部位の変形が抑制されるため、トリガ15の入力点P1,P2から該トリガ15に入力される力を作用点Qに確実に伝達することができ、この力によってリンク機構16の第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を常に確実に解除してペダルアーム2の後退を抑制することができる。特に、第2リンク19の無用な解除を防止するために該第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を強力にした場合であっても、車両前方から大きな衝撃荷重が加わった場合には第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を確実に解除することができる。尚、補助ブラケット22には当接部22Aと補強部22Bを一体に形成することができるため、当接部22Aからトリガ15に入力される力を補強部22Bを介して作用点Qに確実に伝達することができ、車両前方から大きな衝撃荷重が加わった場合の第2リンク19の係合部19aとペダル軸3との係合を確実に解除することができるとともに、補助ブラケット22の生産性が高められる。
そして、本実施の形態では、トリガ15の取付点をペダルブラケット8に溶接接合しため、該トリガ15の組付工数が削減されてコストダウンが図られる。又、トリガ15の取付点と入力点P1,P2との間に易変形部である切欠き15cを形成したため、車両前方から大きな衝撃荷重が作用してペダルブラケット8が後退し、コラムブラケット23からトリガ15に力が加わると、該トリガ15が取付点と作用点Q(詳細には、取付点と入力点P1,P2)との間の切欠き15cで安定して変形し、トリガ15の入力点P1,P2と作用点Qとの間での変形が抑制される。このため、トリガ15の変形や姿勢が安定化し、入力点P1,P2からトリガ15に入力される力を作用点Qに確実に伝達することができ、この力によって第2リンク19の係合部19aのペダル軸3との係合を確実に解除することができる。
その他、本実施の形態では、トリガ15の取付点である左右の溶接フランジ15bをペダルブラケット8の左右の側壁8A,8Bに溶接したため、該トリガ15によってペダルブラケット8の剛性が高められ、車両前方から大きな衝撃荷重を受けた場合以外においてもトリガ15をペダルブラケット8の補強部材として有効活用することができる。
尚、以上は本発明をブレーキペダル装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、クラッチペダル装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
1 ブレーキペダル装置(ペダル装置)
2 ペダルアーム
3 ペダル軸
5 ペダル
7 ダッシュパネル
8 ペダルブラケット
8A,8B ペダルブラケットの側壁
9 ブレーキマスタシリンダ
9a ブレーキマスタシリンダのプッシュロッド
15 トリガ
15a トリガの当接片
15b トリガの溶接フランジ(取付点)
16 リンク機構
17 ピン(第1リンクと第2リンクとの連結点)
18 第1リンク
19 第2リンク
19a 第2リンクの係合部
22 補助ブラケット
22A 補助ブラケットの当接部
22B 補助ブラケットの補強部
23 コラムブラケット(車体側部材)
P1,P2 トリガの入力点
Q トリガの作用点

Claims (3)

  1. ペダルブラケットにペダル軸によって回動可能に軸支されたペダルアームの回動運動をマスタシリンダのプッシュロッドの直線運動に伝えるリンク機構と、前記ペダルブラケットに取り付けられたトリガを含んで構成される機構であって、車両前方からの衝撃荷重によって前記トリガが前記リンク機構のリンクを押圧して該リンクの前記ペダル軸との係合を解除することによって前記ペダルアームの車両後方への移動を抑制するリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造において、
    前記リンク機構のリンクの後方を車両の左右方向に横切るよう水平に延設された幅広の当接部と、該当接部から垂直下方に直角に折り曲げられた補強部とによってL字状の補助ブラケットを一体に形成し、該補助ブラケットを前記トリガに取り付け、もって、前記当接部は前記トリガの車両後方側に配された車体側部材に当接してトリガへの入力部となり、前記補強部は前記トリガの作用点と入力点との間の部位を補強するようにしたことを特徴とするリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造。
  2. 前記トリガの取付点を前記ペダルブラケットに溶接接合し、該取付点と作用点との間に易変形部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造。
  3. 前記トリガの取付点を前記ペダルブラケットの左右の側壁に溶接したことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のリンク式ペダル後退抑制機構のトリガ構造。
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