JP2008077150A - 操作ペダルの支持構造 - Google Patents

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Masayuki Tokuge
雅之 徳毛
Tetsuo Hiura
哲男 日浦
Hirobumi Ishida
博文 石田
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Abstract

【課題】この発明は、通常時にペダル本体の支軸を所定位置に安定して保持でき、ドライバーが受けるペダル本体の踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制しつつも、車両の衝突時には、上記支軸を確実に脱落させることができる操作ペダルの支持構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車両の衝突時に車体側部材33と干渉することにより第2支軸17を支点に回動、変位して第1支軸13を下方に押動し、ペダルブラケット3に対する第1支軸13の移動を可能とする回動レバー5を備え、第1支軸13を支持するペダルブラケット3の支持部20に、第1支軸13の脱落を規制する突起部16を形成するとともに、ワッシャ部材29と、該ワッシャ部材29の脱落を規制するストッパ部材30とを介して、支持部20との協働により第1支軸13をペダルブラケット3で支持するようにした。
【選択図】図3

Description

この発明は、ダッシュパネルに枢支され、車体の前後方向に揺動操作可能とされる操作ペダルの支持構造に関する。
一般に、自動車の衝突(前突)時には、その衝突を回避するためにドライバーがブレーキペダルを踏んで自動車を制動しているにもかかわらず、自動車が停止せずに衝突してしまうというブレーキペダルの踏込み状態での衝突が多い。
その場合、衝突に伴って車体前部が衝突エネルギーを吸収しながら潰れ、エンジンルーム内に配置されているエンジンが、その後側に位置するエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルを押しながら後退する。ダッシュパネルの車体前側には、ブレーキブーストが設けられ、このブレーキブーストに対し、ダッシュパネル後方に位置するブレーキペダルがプッシュロッドを介して連結されている。このため、ダッシュパネル(ブレーキブースト)の後退移動に伴いプッシュロッドを介してプレーキペダルも押されて後退することとなる。その結果、衝突直前までブレーキペダルを踏込んでいるドライバーの足に衝突荷重が作用して大きなキックバックが生じ、そのドライバーの足に衝撃がかかるという問題がある。
そこで、従来、このような問題に対処するため、種々の対策が提案されている。例えば、特許文献1には、前端部がダッシュパネルに固定され、中央部においてペダル本体の支軸を支持するペダルブラケットと、このペダルブラケットの後端部に回動自在に支持された回動レバーとを備えたペダル取付け装置が開示されている。このペダル取付け装置では、衝突時に回動レバーが車体側部材に当接して回動することでペダル本体の支軸を下側に押すようにしており、それによってペダル本体の支軸をペダルブラケットのガイド部に沿って下方に脱落させるようにしている。
特許文献2には、前端部がダッシュパネルに固定され、後部においてペダル本体の支軸を支持するペダルブラケットと、このペダルブラケットの後端部に回動自在に支持された回動レバーとを備え、この回動レバーと車体側部材との間にスプリングが設けられたペダル構造が開示されている。このペダル構造では、衝突時に回動レバーが車体側部材との当接及びスプリングの付勢力によって回動することでペダル本体の支軸を下側に押すようにしており、それによってペダル本体の支軸を下方に脱落させるようにしている。
そして、両者いずれの場合も、上述の如く、ペダル本体の支軸を脱落させることで、ブレーキペダルのペダル踏込み部が車体後方へ移動するのを抑制し、ダッシュパネルが変形したにも拘わらず、運転席の足下に大きなスペースを維持し、ドライバーの足に作用する衝撃を緩和している。
特表2005−510785号公報 特許第3269372号公報
ところで、上記特許文献1に開示のものでは、上記ペダル本体の支軸は、通常時、回動レバーによって支持され、所定の位置に保持される構成となっている。
また、上記特許文献2に開示のものでは、上記ペダル本体の支軸は、通常時、上記スプリングとペダルブラケットの壁部とにより所定の角度位置に保持された回動レバーによって支持され、所定の位置に保持される構成となっている。
しかしながら、上記特許文献1及び2では、通常時に、上記ペダル本体の支軸を回動レバーで直接的に支持しているため、ドライバーが大きな負荷を伴って上記ペダル本体を踏込み操作した時、上記回動レバーが回動する可能性があり、上記支軸が所定位置から変位してしまう虞がある。
従って、上記特許文献1、2に開示の構成では、上記支軸の支持が不安定となるため、上記ペダル本体の踏込み操作の際にドライバーが受ける踏込み量の感覚にばらつきが生じてしまう虞がある。
この発明は、通常時にペダル本体の支軸を所定位置に安定して保持でき、ドライバーが受けるペダル本体の踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制しつつも、車両の衝突時には、上記支軸を確実に脱落させることができる操作ペダルの支持構造を提供することを目的とする。
この発明の操作ペダルの支持構造は、ダッシュパネルに枢支され、車体の前後方向に揺動操作可能とされる操作ペダルの支持構造であって、車体の後方側に延びるように上記ダッシュパネルに取付けたペダルブラケットと、該ペダルブラケットに車幅方向に延びるように設置した第1支軸を介して揺動自在に支持されたペダル本体と、上記ペダルブラケットに車幅方向に延びるように設置した第2支軸を介して揺動自在に支持されるとともに、車両の衝突時に車体側部材と干渉することにより上記第2支軸を支点に回動、変位して上記第1支軸を下方に押動し、上記ペダルブラケットに対する第1支軸の移動を可能とする回動レバーとを備え、上記第1支軸を支持する上記ペダルブラケットの支持部に、上記第1支軸の脱落を規制する規制部を形成し、ワッシャ部材と、該ワッシャ部材の脱落を規制するストッパ部材とを介して、上記支持部との協働により上記第1支軸を上記ペダルブラケットで支持し、車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材による上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除し、上記規制部は、上記第1支軸の脱落の規制を解除することを特徴とする。
この構成によれば、通常時、所定位置に固定された上記ペダルブラケットの支持部に上記第1支軸を直接的に支持させつつ、上記ワッシャ部材、上記ストッパ部材によっても上記第1支軸を支持させている。
これにより、ドライバーが大きな負荷を伴ってペダル本体を踏込み操作したとしても、上記支持部、上記ワッシャ部材、上記ストッパ部材の協働により上記第1支軸の支持を安定化させることができ、上記第1支軸を所定位置に安定して保持することができる。従って、上記ペダル本体の踏込み操作の際にドライバーが受ける踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制できる。
一方、車両の衝突時は、上記回動レバーの回動により、上記ストッパ部による上記ワッシャ部材の脱落の規制は解除されるため、上記第1支軸の脱落が許可され、上記第1支軸を確実に脱落させることができる。この第1支軸の脱落により、車両の衝突時における上記操作ペダルの後退を確実に防止できる。
この発明の一実施態様においては、車両の衝突時、上記第1支軸を下方に押動して上記ペダルブラケットに対して第1支軸を移動させる前に、上記ストッパ部材による上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除するための回動レバーの回動を許容する隙間を、上記第1支軸と上記回動レバーとの間に設けたことを特徴とする。
この構成によれば、車両の衝突時、上記第1支軸を下方に押動してペダルブラケットに対して上記第1支軸を移動させる前に、上記ストッパ部材による上記ワッシャ部材の脱落の規制を確実に解除することができ、このような動作手順が確実に実行されることで、上記第1支軸を確実に脱落させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ストッパ部材を、上記回動レバーに形成した挿通孔に挿通させて、上記ペダルブラケットの側板間に架設するとともに、上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材とを係合させて、該ワッシャ部材の脱落を規制し、車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材を折り曲げ、該ストッパ部材と上記ワッシャ部材との係合を解除して、該ワッシャ部材の脱落の規制を解除することを特徴とする。
この構成によれば、上記ストッパ部材の組付け作業において、溶接等の接合が不要となるため、上記組付け作業の簡素化を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ストッパ部材の、上記回動レバーの挿通孔に対応する位置に、他の部位より剛性の低い脆弱部を形成したことを特徴とする。
この構成によれば、上記脆弱部により、上記ストッパ部材の折れ曲がりを促進させることができるため、上記ワッシャ部材と上記ストッパ部材との係合をより確実に解除することができる。従って、上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除するにあたり、その動作の信頼性をより向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記ストッパ部材を、上記回動レバーの側板に連結するとともに、上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材とを係合させて、該ワッシャ部材の脱落を規制し、車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材を上記ワッシャ部材から引抜き、上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材との係合を解除して、該ワッシャ部材の脱落の規制を解除することを特徴とする。
この構成によれば、上記ストッパ部材を全体的に大きく折り曲げなくとも、上記ワッシャ部材と上記ストッパ部材との係合をスムーズに解除できる。従って、上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除するにあたり、その動作の信頼性をより向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記支持部から上記第1支軸が脱落した直後に、上記ペダルブラケットから上記ペダル本体を離脱させることを特徴とする。
この構成によれば、簡素な構成で、車両の衝突時における操作ペダルの後退を確実に防止できる。
この発明によれば、通常時、所定位置に固定された上記ペダルブラケットの支持部に上記第1支軸を直接的に支持させつつ、上記ワッシャ部材、上記ストッパ部材によっても上記第1支軸を支持させているため、上記支持部、上記ワッシャ部材、上記ストッパ部材の協働により、上記第1支軸を所定位置に安定して保持することができる。従って、上記操作ペダルの踏込み操作の際にドライバーが受ける踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制できる。
一方、車両の衝突時は、上記回動レバーの回動により、上記ストッパ部による上記ワッシャ部材の脱落の規制は解除されるため、上記第1支軸の脱落が許可され、上記第1支軸を確実に脱落させることができ、この上記第1支軸の脱落により、車両の衝突時における上記操作ペダルの後退を確実に防止できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図11に示す第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るブレーキペダル2の支持構造の側面図であり、図2は、ブレーキペダル2の支持構造の分解斜視図であり、図3は、通常時におけるブレーキペダル2の支持構造の側面図であり、図4は、通常時におけるワッシャ部材29とストッパ部材30との係合状態を示す斜視図であり、図5は、図4におけるA−A線矢視断面図であり、図6は、ワッシャ部材29を示す正面図であり、図7は、ストッパ部材30を示す平面図である。なお、図中において矢印(F)は車両前方、矢印(R)は車両後方を示す。また、図2では、ワッシャ部材29、ストッパ部材30の図示を省略している。
本発明の実施形態に係る、ダッシュパネル1の車両後方に設けられるブレーキペダル2の支持構造は、右ハンドルの車両に搭載されている。図1において、部材1はエンジンルームと車室とを区画するダッシュパネルであり、このダッシュパネル1には、車体の後方側に延び、ブレーキペダル2を車体の前後方向に揺動操作可能に枢支するペダルブラケット3と、ブレーキブースタ4とが取付けられている。これにより、ブレーキペダル2は、ペダルブラケット3を介してダッシュパネル1に枢支されている。
ブレーキペダル2は、後述する第1支軸13から車幅方向内側に向かって斜め下方に延びており、その下端部には、ペダル踏込み部2aが設けられている。
また、ペダルブラケット3には、車両前突時(車両の衝突時に相当)にブレーキペダル2の第1支軸13、及び後述するワッシャ部材29を該ペダルブラケット3から下側に脱落させる回動レバー5が後述する第2支軸17を介して枢支されている。
ブレーキブースタ4は、ブレーキペダル2にプッシュロッド4aを介して連結されている。ペダルブラケット3の回動レバー5の車両後方には、パイプからなるステアリングコラム支持用のインストルメントパネルレインフォースメント32が配設されており、このインストルメントパネルレインフォースメント32には、回動レバー5の後端部と所定間隔だけ離れて対向する車体側部材33が設けられている。
図2、図3に示すように、上記ペダルブラケット3は、ダッシュパネル1にボルト留めされた取付基板6と、この取付基板6の左右両端縁部から車両後方に延びる左右一対の側板7、7とを有している。
上記各側板7には、その上端において車幅方向に延びる折返し部7a、7aが形成されている。また、折返し部7a、7aの一部には、それぞれ車幅方向内側に凹む凹部7b、7bが形成されている。
さらに、上記各側板7には、ブレーキペダル2の第1支軸13を車幅方向に延びるように設置すべく、これを挿通支持する円状の第1支持孔14が形成されている。この各第1支持孔14の周縁部が第1支軸13の支持部20をそれぞれ構成している。
第1支軸13は、一端部にねじ13aが切られ、他端部にボルト頭部13bが設けられたボルトである。このねじ13aは、第1支軸13のペダルブラケット3への取付け後において右側の側板7の外面よりも車幅方向外側に位置するように切られている。
そして、第1支軸13を各第1支持孔14及びブレーキペダル2のボス部21の挿通孔21aに挿通させた状態で、ナット22を第1支軸13のねじ13aにワッシャ23を介して螺合させることで、ブレーキペダル2がペダルブラケット3に第1支軸13を支点として揺動自在に支持される。
また、上述のようなねじ13a及びワッシャ23の構成により、第1支軸13がブレーキペダル2の操作時に荷重を受けたときにおいて、ねじ13aがペダルブラケット3の支持部20を傷付けることを抑制することができる。
上記各支持部20の第1支持孔14の下側には、幅が第1支軸13の軸径よりも小さい開口部15が形成されているとともに、それぞれ車両後方及び前方に突起して互いに開口部15を介して対向する前後一対の突起部16、16が配設されている。
この各突起部16、16は、車両前突時以外の通常時には、第1支軸13を支持してその下側への脱落(移動)を規制する一方、車両前突時には、回動レバー5の回動によって変形して第1支軸13の脱落を許可するようになっている。上記各支持部20の開口部15の下側には、幅が第1支軸13の軸径よりも大きい切欠き部19が形成されている。
上記各側板7の第1支持孔14の後側には、回動レバー5の第2支軸17を車幅方向に延びるように設置すべく、これを挿通支持する円状の第2支持孔18が形成されている。この第2支軸17は、一端部にねじが切られ、他端部にボルト頭部が設けられたボルトである。そして、第2支軸17を各第2支持孔18及び回動レバー5の各挿通孔26に挿通させた状態で、ナット(図示せず)を第2支軸17のねじに螺合させることで、回動レバー5がペダルブラケット3に第2支軸17を支点として揺動自在に支持される。
上記回動レバー5は、横断面略コ字状に形成されていて、それぞれペダルブラケット3の各側板7の内面に沿って延びて下端部に円状の挿通孔26が形成された左右一対の側板27、27と、この両側板27、27の上端縁部を互いに連結する天板28とを有している。
上記各側板27における第1支軸13(ブレーキペダル2のボス部21)に対向する部分が円弧状に形成されて円弧部27aを構成しており、この円弧部27aと第1支軸13との間には隙間が設けられている。本実施形態においては、円弧部27aと円筒状のボス部21の外面との間に隙間Gが設けられている。
図3〜図5に示すように、第1支軸13は、2つのワッシャ部材29によって支持されている。ワッシャ部材29、29は図6に示す板状の部材であって、上部が折返し部7aの凹部7bに嵌合した状態で、側板7の車幅方向外側にそれぞれ配置される。
ワッシャ部材29は、図3〜図5に示すように、ペダルブラケット3の側板7の外面に沿うように設けられ、下部の中心部に、第1支軸13の端部を挿通するための円状の下側挿通孔29a、上部の中心部に、後述するストッパ部材30の端部を挿通するための矩形状の上側挿通孔29bを有している。
ストッパ部材30は、回動レバー5に形成した挿通孔5a、5aに挿通された状態で、側板7、7間に架設されており、その両端は、側板7の折返し部7a上に載置され支持されている。ここで、回動レバー5の円弧部27aと円筒状のボス部21の外面との間の隙間Gは、回動レバー5の挿通孔5aにストッパ部材30が挿通されて、回動レバー5の回動が規制されることによって形成されている。
ワッシャ部材29は、その上部にて側板7、7上部の凹部7b、7bに嵌合されるとともに、上側挿通孔29b、29bにストッパ部材30の両端部が挿通され、ストッパ部材30と係合している。このワッシャ部材29とストッパ部材30との係合により、ワッシャ部材29は、ストッパ部材30を介してペダルブラケット3の側板7に支持され、脱落が規制されるとともに、第1支軸13は、ワッシャ部材29とストッパ部材30とを介してペダルブラケット3に支持されている。
なお、第1支軸13、ワッシャ部材29の組付けの際には、両ワッシャ部材29を車幅方向内側に押さえつけるようにしてナット22をねじ13aに螺合させる。このようにして、ワッシャ部材29、ストッパ部材30のがたつきが抑制される。
このように、第1支軸13は、通常時、所定位置に固定されたペダルブラケット3によって、支持部20で直接的に支持されるとともに、ワッシャ部材29とストッパ部材30とを介して間接的に支持されている。
従って、ドライバーが大きな負荷を伴ってブレーキペダル2を踏込み操作したとしても、支持部20、ワッシャ部材29、ストッパ部材30の協働によって第1支軸13を支持しているため、第1支軸13の支持を安定化させることができ、第1支軸13を所定位置に安定して保持することができる。
ところで、ストッパ部材30は、図7に示すように、回動レバー5の挿通孔5a、5aに対応する位置に、他の部位よりも小幅とされ、相対的に剛性の低い脆弱部30aを有している。さらに、ストッパ部材30は、その両端部に、ワッシャ部材29の上側挿通孔29bに挿通される係合凸部30b、30bが形成されている。そして、ストッパ部材30の脆弱部30a、係合凸部30b、30bを除く部位は、側板7、7の折返し部7a、7a上に載置されるべく、他に比べて幅広とされ、相対的に剛性の高い部位となっている。
以下、車両前突時におけるブレーキペダルの支持構造の動作について説明する。図8は、車両前突時の初期段階におけるブレーキペダル2の支持構造の側面図であり、図9は、車両前突時の初期段階におけるワッシャ部材29、ストッパ部材30等の状態を示す断面図であり、図10は、ワッシャ部材29とストッパ部材30との係合が解除された状態におけるブレーキペダル2の支持構造の側面図であり、図11は、ブレーキペダル2の第1支軸13が脱落した状態におけるブレーキペダル2の支持構造の側面図である。
車両が前突すると、ダッシュパネル1(図1参照)及びペダルブラケット3が車両後方に移動し、図8に示すように、回動レバー5の側板27の後端部が車体側部材33と干渉する。これに伴って、回動レバー5が第2支軸17を支点として図8で示す反時計回りに回動、変位する。
そして、回動レバー5の回動、変位によって、ストッパ部材30は、挿通孔5aに対応する位置で下方に押圧される。この時、剛性の低い脆弱部30aに押圧力が付与されると、図9に示すようにストッパ部材30は全体的に略U字状に折れ曲がる。そして、隙間G(図8参照)が設けられた分だけ回動レバー5が回動する間に、ストッパ部材30の上記折れ曲がりによって、両端部の係合凸部30b、30bがワッシャ部材29の上側挿通孔29b、29bから引抜かれ、ワッシャ部材29とストッパ部材30との係合が解除される。つまり、回動レバー5の回動により、ストッパ部材30によるワッシャ部材29の脱落の規制が解除される。
さらに回動レバー5の回動が進むと、図10に示すように、回動レバー5の円弧部27aがブレーキペダル2のボス部21に当接し、これを下方に押動する。このため、第1支軸13が下方に押動される。
この時、ストッパ部材30によるワッシャ部材29の脱落の規制は既に解除されているため、第1支軸13は、支持部20のみにより支持された状態にある。従って、円弧部27aの下方への押圧力により、第1支軸13は、ペダルブラケット3に対して下方へ移動しようとする。そして、上記押圧力により突起部16、16は変形し、開口部15が拡開変形する。この結果、突起部16、16による第1支軸13の脱落の規制が解除される。
そして、突起部16による第1支軸13の脱落の規制が解除されると、第1支軸13の脱落が許可され、図11に示すように、第1支軸13がペダルブラケット3から切欠き部19を介して脱落する。その直後(それと同時に)、ブレーキペダル2もペダルブラケット3から離脱(脱落)する。
以上の構成により、本実施形態によれば、通常時は、支持部20、ワッシャ部材29、ストッパ部材30の協働によって、第1支軸13がペダルブラケット3で支持されていることにより、第1支軸13の脱落を規制しつつも、ドライバーが大きな負荷を伴ってブレーキペダル2を踏込み操作したとしても、第1支軸13を所定位置に安定して保持することができる。従って、ブレーキペダル2の踏込み操作の際にドライバーが受ける踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制できる。
一方、車両前突時は、回動レバー5の回動により、ワッシャ部材29とストッパ部材30との係合が解除され、ストッパ部材30によるワッシャ部材29の脱落の規制は解除されるため、突起部16の変形により第1支軸13の脱落が許可され、第1支軸13を確実に脱落させることができる。従って、この第1支軸13の脱落により、車両前突時におけるブレーキペダル2の後退を確実に防止できる。
また、円弧部27aとボス部21の外面との間に隙間Gを設けることにより、車両前突時、第1支軸13を下方に押動して、ペダルブラケット3に対して第1支軸13を移動させる前に、ワッシャ部材29とストッパ部材30との係合を解除するための回動レバー5の回動が許容されている。従って、車両前突時、第1支軸13を下方に押動してペダルブラケット3に対して第1支軸13を移動させる前に、ストッパ部材30によるワッシャ部材29の脱落の規制を確実に解除することができ、このような動作手順が確実に実行されることで、第1支軸13を確実に脱落させることができる。
また、ワッシャ部材29、29が、ペダルブラケット3の側板7、7間に架設したストッパ部材30に支持される構成であるため、ストッパ部材30の組付け作業においては、溶接等の接合が不要となる。従って、ストッパ部材30の組付け作業の簡素化を図ることができる。
なお、本実施形態のように、複数のワッシャ部材29を設ける場合、これらを単一のストッパ部材30により支持することが可能となっている。つまり、ストッパ部材30により、ワッシャ部材29の脱落を規制するための部品点数を削減でき、構成の簡素化を図ることができる。
また、ストッパ部材30に脆弱部30aを形成していることにより、ストッパ部材30の折れ曲がりを促進させることができるため、ワッシャ部材29とストッパ部材30との係合をより確実に解除することができる。つまり、ワッシャ部材29の脱落の規制を解除するにあたり、ストッパ部材30によりその動作の信頼性を向上させることができる。
また、第1支軸13が脱落した直後に、ブレーキペダル2をペダルブラケット3から離脱させることにより、簡素な構成で、車両前突時におけるブレーキペダル2の後退を確実に防止できる。
(第2実施形態)
次に、図12〜図14に示す第2実施形態について説明する。図12は、通常時における第2実施形態のワッシャ部材29とストッパ部材130との係合状態を示す斜視図であり、図13は、通常時における第2実施形態のワッシャ部材29とストッパ部材130との係合状態を示す断面図であり、図14は、車両前突時において、第2実施形態のワッシャ部材29とストッパ部材130との係合が解除された状態を示す断面図である。なお、以降の実施形態において、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
第1実施形態においては、ペダルブラケット3の側板7、7間に板状のストッパ部材30を架設する構成となっているが、本発明においては、必ずしもこれに限定されない。例えば、ストッパ部材30の代わりに、一端側に接合部130a、他端側に係合部130bを形成した板状のストッパ部材130を回動レバー5の側板127毎に設ける構成としてもよい。
ストッパ部材130は、接合部130aの、図12中×印で示す部位にて、側板127に溶接等で接合され、回動レバー105に連結されている。また、ストッパ部材130は、係合部130bがワッシャ部材29の上側挿通孔29bに挿通されることで、ワッシャ部材29と係合している。
本実施形態においては、通常時、図13に示すように、ストッパ部材130がペダルブラケット3の側板7の折返し部7a上に載置されることで、ワッシャ部材29、ストッパ部材130が支持されている。これにより、ワッシャ部材29の脱落が規制されている。
本実施形態においては、車両前突時、回動レバー105が回動すると、ストッパ部材130の接合部130a側が下方に引張られる。そして、このストッパ部材130の下方への引張りによって、図14に示すように、ストッパ部材130の係合部130bを、ワッシャ部材29の上側挿通孔29bから引抜くことができる。
従って、本実施形態においても、通常時には、ストッパ部材130によってワッシャ部材29の脱落を規制し、第1支軸13の支持の安定化を図りつつも、車両前突時には、ストッパ部材130によるワッシャ部材29の脱落の規制が解除され、第1支軸13を脱落させることができる。
また、回動レバー105の側板127毎に、それぞれストッパ部材130を設けることにより、第1実施形態のストッパ部材30のように、ストッパ部材を全体的に大きく折り曲げなくとも、上側挿通孔29bと係合部130bとの係合をスムーズに解除することができる。従って、ワッシャ部材29の脱落の規制を解除するにあたり、その動作の信頼性をより向上させることができる。
(第3実施形態)
また、第1、第2実施形態においては、上側挿通孔29bが形成されたワッシャ部材29と、係合凸部30b、係合部130bが形成されたストッパ部材30、130とを備える構成となっているが、本発明においては、必ずしもこれに限定されない。図15は、通常時における第3実施形態のワッシャ部材229とストッパ部材230との係合状態を示す斜視図であり、例えば、図15に示すように、ワッシャ部材229には、第1支軸13を挿通する下側挿通孔229aと、係合凹部229bが形成され、回動レバー105(図13、図14参照)に接合されてたストッパ部材230には、係合凹部229bに係合可能な係合凹部230bが形成される構成としてもよい。
本実施形態においても、回動レバー105(図13、図14参照)の回動に伴い、ストッパ部材230の係合凹部230bをワッシャ部材229の係合凹部229bから引抜くことができる構成となっている。従って、上記実施形態と同様に、車両前突時には、ストッパ部材230によるワッシャ部材229の脱落の規制が解除され、第1支軸13を脱落させることができる。
(第4実施形態)
また、第3実施形態においては、ワッシャ部材229の係合凹部229bがストッパ部材230の係合凹部230bに係合する構成となっているが、本発明においては、必ずしもこれに限定されない。図16は、通常時における第4実施形態のワッシャ部材329とストッパ部材330との係合状態を示す斜視図であり、図17は、図16におけるB−B線矢視断面図であり、例えば、図16、図17に示すように、ペダルブラケット303の側板307の折返し部307aの一部に形成された凹部307bに、第1支軸13を挿通可能な下側挿通孔329aが形成されたワッシャ部材329を嵌合させ、ワッシャ部材329に形成された係合凹部329bと、回動レバー105(図13、図14参照)に接合されたストッパ部材330とを係合させる構成としてもよい。
本実施形態において、ワッシャ部材329は、通常時には、係合凹部329bの下側の凸部329cが、折返し部307aの凹部307bに嵌合した状態で、係合凹部329bの上側の凸部329dがストッパ部材330上に載置され、支持されている。これにより、ワッシャ部材329とストッパ部材330とは係合状態にあり、ワッシャ部材329は、ストッパ部材330によって脱落が規制されている。
一方、車両前突時には、回動レバー105の回動に伴い、ストッパ部材330をワッシャ部材329の係合凹部329bから引抜くことができる構成となっており、ストッパ部材330が引抜かれた時には、ワッシャ部材329が凹部307bを通過して下方に脱落する。
(第5実施形態)
また、第4実施形態においては、ワッシャ部材329の係合凹部329bの凸部329dがストッパ部材330上に載置される構成であるが、例えば、図18、図19に示すように、ストッパ部材430に係合凹部430bを形成し、ワッシャ部材429が係合凹部430bに係合される構成としてもよい。図18は、通常時における第5実施形態のワッシャ部材429とストッパ部材430との係合状態を示す斜視図であり、図19は、図18におけるC−C線矢視断面図である。
本実施形態においては、図18、図19に示すように、ペダルブラケット403の側板407に折返し部407aを形成し、該折返し部407aの一部に凹部407bを形成している。さらに、側板407には、該凹部407bを覆うように、回動レバー105(図13、図14参照)に接合されたストッパ部材430が載置されている。ストッパ部材430には、折返し部407aの係合凹部407bよりも凹みの幅の狭い係合凹部430bが形成され、ワッシャ部材429の上部が載置されている。
ワッシャ部材429は、その上部に、ストッパ部材430の係合凹部430bよりも幅広に形成された係合凸部429bを有しており、通常時には、係合凸部429bがストッパ部材430上に載置されることで支持されている。これにより、ワッシャ部材429とストッパ部材430とは係合状態にあり、ワッシャ部材429は、ストッパ部材430によって脱落が規制されている。
ここで、係合凸部429bは、その幅が凹部407bの幅よりも狭く設定されている。従って、車両前突時に、回動レバー105の回動に伴いストッパ部材430が引抜かれると、係合凸部429bは凹部407bを通過するため、ワッシャ部材429を下方に脱落させることができる。
なお、第2〜第5実施形態においては、いずれも回動レバー105にストッパ部材を接合する構成としているが、必ずしもこれに限定されない。例えば、第1実施形態のストッパ部材30のように、単一の部材からなり、ペダルブラケット3の側板7、7間に架設される構成に適用してもよい。
(第6実施形態)
次に、図20に示す第6実施形態について説明する。図20は、第6実施形態に係るブレーキペダル2の支持構造の側面図である。第1実施形態においては、各支持部20において、幅が第1支軸13の軸径よりも小さい開口部15を形成しており、車両前突時には、開口部15が拡開変形して、第1支軸13をペダルブラケット3から離脱させるようにしているが、本発明においては、必ずしもこれに限定されない。例えば、ペダルブラケット503の側板507に、第1支軸13をスライド移動可能とするガイド孔519を形成し、該ガイド孔519の途中に、第1実施形態の突起部16に相当する突起部516を設けて支持部520を構成するものであってもよい。この場合、第1支軸13は、支持部520、ワッシャ部材529、ストッパ部材530の協働によりペダルブラケット503で支持される。
ペダルブラケット503の側板507は、第1実施形態と同様、上部に折返し部507aを備え、ワッシャ部材529は、その上部で凹部507bに嵌合される。
上記ガイド孔519は、車両前突時に、第1支軸13を脱落させた直後、これを後方へ案内できるように略L字型の形状をなしている。
通常時、第1支軸13は、ペダルブラケット503の第1支持孔514と、ワッシャ部材529の挿通孔529aとに挿通支持されている。これにより、第1実施形態と同様、ブレーキペダル2の踏込み操作の際にドライバーが受ける踏込み量の感覚にばらつきが生じることを抑制できる。
一方、車両前突時は、回動レバー5が車体側部材33に当接することで、第2支軸17を中心に図20で示す反時計回りに回動する。そして、ストッパ部材30が略U字状に折れ曲がることで、第1実施形態と同様、ストッパ部材530がワッシャ部材529の上側挿通孔529bから引抜かれ、ワッシャ部材529とストッパ部材530との係合が解除される。これにより、ストッパ部材530によるワッシャ部材529の脱落の規制は解除される。
そして、回動レバー5の回動が進むと、回動レバー5の円弧部27aがブレーキペダル2のボス部21に当接し、これを下方に押動するため、突起部516、516が変形し、ガイド孔519の途中に形成された開口部515が拡開変形する。
ここで、ガイド孔519は、その下部において後方に延びているため、脱落後の第1支軸13は、最終的に図中二点鎖線で示すように後方へ案内される。これにより、ブレーキペダル2は、図中二点鎖線で示すように、プッシュロッド4aを中心に図20で示す時計回りに回動させられ、ブレーキペダル2下部のペダル踏込み部2a(図1参照)を車両前方へ移動させることができる。従って、車両前突時には、ブレーキペダル2のペダル踏込み部2aが車体後方へ移動するのを抑制し、運転席の足下に大きなスペースを維持し、ドライバーの足に作用する衝撃を緩和できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、ブレーキペダルの支持構造を右ハンドルの車両に搭載しているが、左ハンドルの車両に搭載しても良い。
また、上記実施形態では、規制部を突起部16、516で構成しているが、通常時に第1支軸13の脱落を規制する一方、車両前突時に第1支軸13の脱落を許可する限り、抜け止め部は如何なるものであっても良い。
また、上記各実施形態では、ワッシャ部材を2つ設けているが、これに限らず、例えば1箇所だけ設けても良い。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のペダル本体は、ブレーキペダル2に対応し、
以下同様に、
規制部は、突起部16、516に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図。 ブレーキペダルの支持構造の分解斜視図。 通常時におけるブレーキペダルの支持構造の側面図。 通常時におけるワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す斜視図。 図4におけるA−A線矢視断面図。 ワッシャ部材を示す正面図。 ストッパ部材を示す平面図。 車両前突時の初期段階におけるブレーキペダルの支持構造の側面図。 車両前突時の初期段階におけるワッシャ部材、ストッパ部材等の状態を示す断面図。 ワッシャ部材とストッパ部材との係合が解除された状態におけるブレーキペダルの支持構造の側面図。 ブレーキペダルの第1支軸が脱落した状態におけるブレーキペダルの支持構造の側面図。 通常時における本発明の第2実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す斜視図。 通常時における本発明の第2実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す断面図。 車両前突時において、本発明の第2実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合が解除された状態を示す断面図。 通常時における本発明の第3実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す斜視図。 通常時における本発明の第4実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す斜視図。 図16におけるB−B線矢視断面図。 通常時における本発明の第5実施形態のワッシャ部材とストッパ部材との係合状態を示す斜視図。 図18におけるC−C線矢視断面図。 本発明の第6実施形態に係るブレーキペダルの支持構造の側面図。
符号の説明
1…ダッシュパネル
2…ブレーキペダル
3、303、403、503…ペダルブラケット
5、105…回動レバー
5a…挿通孔
7、307、407、507…側板
13…第1支軸
16、516…突起部
17…第2支軸
20、520…支持部
27、127…側板
29、229、329、429、529…ワッシャ部材
30、130、230、330、430、530…ストッパ部材
30a…脆弱部

Claims (6)

  1. ダッシュパネルに枢支され、車体の前後方向に揺動操作可能とされる操作ペダルの支持構造であって、
    車体の後方側に延びるように上記ダッシュパネルに取付けたペダルブラケットと、
    該ペダルブラケットに車幅方向に延びるように設置した第1支軸を介して揺動自在に支持されたペダル本体と、
    上記ペダルブラケットに車幅方向に延びるように設置した第2支軸を介して揺動自在に支持されるとともに、車両の衝突時に車体側部材と干渉することにより上記第2支軸を支点に回動、変位して上記第1支軸を下方に押動し、上記ペダルブラケットに対する第1支軸の移動を可能とする回動レバーとを備え、
    上記第1支軸を支持する上記ペダルブラケットの支持部に、上記第1支軸の脱落を規制する規制部を形成し、
    ワッシャ部材と、該ワッシャ部材の脱落を規制するストッパ部材とを介して、上記支持部との協働により上記第1支軸を上記ペダルブラケットで支持し、
    車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材による上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除し、
    上記規制部は、上記第1支軸の脱落の規制を解除する
    操作ペダルの支持構造。
  2. 車両の衝突時、上記第1支軸を下方に押動して上記ペダルブラケットに対して第1支軸を移動させる前に、上記ストッパ部材による上記ワッシャ部材の脱落の規制を解除するための回動レバーの回動を許容する隙間を、上記第1支軸と上記回動レバーとの間に設けた
    請求項1記載の操作ペダルの支持構造。
  3. 上記ストッパ部材を、上記回動レバーに形成した挿通孔に挿通させて、上記ペダルブラケットの側板間に架設するとともに、
    上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材とを係合させて、該ワッシャ部材の脱落を規制し、
    車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材を折り曲げ、該ストッパ部材と上記ワッシャ部材との係合を解除して、該ワッシャ部材の脱落の規制を解除する
    請求項1または2記載の操作ペダルの支持構造。
  4. 上記ストッパ部材の、上記回動レバーの挿通孔に対応する位置に、他の部位より剛性の低い脆弱部を形成した
    請求項3記載の操作ペダルの支持構造。
  5. 上記ストッパ部材を、上記回動レバーの側板に連結するとともに、
    上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材とを係合させて、該ワッシャ部材の脱落を規制し、
    車両の衝突時の上記回動レバーの回動によって、上記ストッパ部材を上記ワッシャ部材から引抜き、上記ストッパ部材と上記ワッシャ部材との係合を解除して、該ワッシャ部材の脱落の規制を解除する
    請求項1または2記載の操作ペダルの支持構造。
  6. 上記支持部から上記第1支軸が脱落した直後に、上記ペダルブラケットから上記ペダル本体を離脱させる
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の操作ペダルの支持構造。
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