JP2009234405A - 車両用シート装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可倒式のバックレストを備えた車両用シート装置において、バックレストの傾動ロック機構への負荷の軽減を図る。
【解決手段】シートの後端部から上方に立ち上がった起立位置と後方に倒れた倒伏位置との間で傾動可能なバックレスト12と、該バックレスト12の傾動を少なくとも前記起立位置で保持する傾動ロック機構21と、車体に作用する車両前方への加速度を検出する加速度センサ32と、該加速度センサ32からの検出信号に応じて少なくとも前記バックレスト12が起立位置にあるときに作動して前記傾動ロック機構21によるバックレスト12の傾動保持を解除するアクチュエータ25とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、可倒式のバックレストを備えた車両用シート装置に関する。
自動二輪車等の鞍乗り型車両において、運転者が着座するシートの後端部から上方に立ち上がる比較的大型のバックレストを、特許文献1の如く可倒式にすることが考えられている。
特開平10−287158号公報
上記シート装置のバックレストは、メインシートの後端部から上方に立ち上がった起立位置と後方に倒れた倒伏位置との間で傾動することとなり、かつ上記シート装置は、前記バックレストの傾動を少なくとも前記起立位置で保持する傾動ロック機構を備えることとなる。
この場合、車両前方への過大な加速度が車体に作用した際には、起立位置にあるバックレストに過大な慣性力が入力されることが考えられるため、このような場合の前記傾動ロック機構に対する負荷の軽減が検討されている。
そこでこの発明は、可倒式のバックレストを備えた車両用シート装置において、バックレストの傾動ロック機構への負荷の軽減を図ることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、シート(例えば実施例の前部シート11)の後端部から上方に立ち上がった起立位置と後方に倒れた倒伏位置との間で傾動可能なバックレスト(例えば実施例のバックレスト12)と、該バックレストの傾動を少なくとも前記起立位置で保持する傾動ロック機構(例えば実施例の傾動ロック機構21)とを備える車両用シート装置(例えば実施例のシート装置10)であって、車体に作用する車両前方への加速度を検出する加速度センサ(例えば実施例の加速度センサ32)と、該加速度センサからの検出信号に応じて少なくとも前記バックレストが起立位置にあるときに作動して前記傾動ロック機構によるバックレストの傾動保持を解除するアクチュエータ(例えば実施例のアクチュエータ25)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記シート及びバックレストを傾動可能に連結するヒンジ機構(例えば実施例の右ヒンジ機構18)が、前記シートに取り付けられるヒンジベース(例えば実施例のヒンジベース18a)と、前記バックレストに取り付けられるヒンジアーム(例えば実施例のヒンジアーム18b)とを有してなり、前記傾動ロック機構が、前記ヒンジベース及びヒンジアームの一方に動作可能に設けられるストッパー部材(例えば実施例のストッパープレート22)と、前記一方に対する他方に固定的に設けられる傾動ロック部(例えば実施例の傾動ロック部23)とを有してなり、前記ストッパー部材が前記傾動ロック部に係合することで前記バックレストの傾動を保持すると共に、該係合が前記アクチュエータの作動により解除されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記アクチュエータが前記バックレスト側に設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記加速度センサが車体後端部に設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記バックレストが、前記倒伏位置にあるときに前記シートの後方に連なる後部シート(例えば実施例の後部シート12)となることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記バックレストの傾動速度を抑制するダンパー(例えば実施例のロータリダンパー35)を備え、該ダンパーと前記バックレストとがリンク機構(例えば実施例のリンク機構36)を介して連結されることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、バックレストの傾動を前記起立位置で保持(規制)して使用する際、車体に作用する車両前方への加速度に応じてバックレストを後方へ傾動させることが可能となるため、車両前方への過大な加速度が車体に作用した際にも起立位置にあるバックレストに過大な慣性力が入力されることを抑止でき、前記傾動ロック機構への負荷の軽減を図ることができる。
請求項2に記載した発明によれば、シート及びバックレストを傾動可能に連結するヒンジ機構に傾動ロック機構が組み込まれることとなり、当該シート装置の構造を複雑化することなく、バックレストの傾動の保持及びその解除を速やかに行うことができる。
請求項3に記載した発明によれば、アクチュエータがシート側や車体側に設けられる場合と比べてその組み付け性やメンテナンス性を向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、車体後方からの外部入力により生じる車両前方への加速度を素早くかつ確実に検出することができる。
請求項5に記載した発明によれば、バックレスト(後部シート)が起立位置から倒伏位置に向けて傾動する際にその傾動を阻害するものがなく、前記傾動保持の解除時にはバックレストをスムーズに傾動させることができる。
請求項6に記載した発明によれば、バックレストを滑らかに傾動させることができると共に、バックレストの傾動位置に応じてダンパーの作動抵抗を変化させることができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1,2に示すスクータ型の自動二輪車1は、バーハンドル2によって操向される前輪3と、スイング式のパワーユニット4によって駆動される後輪5とを備える。バーハンドル2及び前輪3を含むステアリング系は、車体フレーム6の前端部に回動可能に支持される。車体フレーム6の後部には、前記パワーユニット4が上下揺動可能に支持される。パワーユニット4の後端部と車体フレーム6の後端部との間にはリヤクッション7が介装される。
自動二輪車1は、前記バーハンドル2と車体後部上に支持されたシート装置10との間を低部とし、該低部の左右両側には運転者R用のステップボード8を備え、該ステップボード8の後方には後部同乗者(不図示)用のピリオンステップ9を備える。
シート装置10は、その前後に互いに別体の前部シート11及び後部シート12を備える。図1において、各シート11,12は所定の上下厚さ(クッション厚さ)を有し、前部シート11の上面は運転者用の着座面11aとされ、後部シート12の上面は後部同乗者用の着座面12aとされる。後部シート12の着座面12aは、前部シート11の着座面11aよりもやや上方に変位して設けられる。前部シート11の後端部には、着座面11aから上方に突出する小バックレスト13が設けられる。
ここで、後部シート12は、その前端側に傾動中心C1を有して後端側を上下に移動させるように傾動可能である。詳細には、後部シート12は、前部シート11の後端部から後方に略水平に倒れて後部同乗者を着座可能とした図1に示す倒伏位置と、前部シート11の後端部から斜め後上方に立ち上がって運転者Rの腰部及び背中を支持可能とした図2に示す起立位置との間で傾動可能とされる。
前記起立位置にある後部シート12は、前記小バックレスト13の上方に連なるように延びる。以下、後部シート12をバックレストということがある。なお、後部シート12を起立位置とした後、該後部シート12が倒伏位置にあった際に占めていたスペースは、車体後部上面の荷台15を利用した比較的大型の荷物搭載スペースとなる。
図3に示すように、シート装置10は、車体後部上に固定的(あるいは前後スライド可能)に取り付けられるシートレール16と、該シートレール16の後端部に左右ヒンジ機構17,18を介して傾動可能に取り付けられる傾動フレーム19と、該傾動フレーム19の傾動を保持するべく右ヒンジ機構18に設けられる傾動ロック機構21と、該傾動ロック機構21による傾動保持を解除するべく傾動フレーム19の右側に取り付けられるアクチュエータ25とを有してなる。
シートレール16は複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなり、その本体部は例えば丸型鋼管を上面視で後方に開放するコ字状に屈曲させてなる。シートレール16の左後部は斜め上後方に向けて屈曲し、その後端部(左後端部)16aは左右に圧潰されて左右方向と直交する平板状に形成される。一方、シートレール16の右後部には、左右方向と直交する平板状のヒンジベース18aが固定され、該ヒンジベース18aの上部がシートレール16の左後端部16aと左右方向で対向するように配置される。
傾動フレーム19は同じく複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなり、左右方向に沿う丸型鋼管からなるクロスパイプ19aと、該クロスパイプ19aの左端部に一端が接合される丸型鋼管からなる左サイドパイプ19bと、クロスパイプ19aの右端に一側面が接合される左右方向と直交する平板状のヒンジアーム18bとを有する。クロスパイプ19aの中間部には後部シート12取り付け用の左右ブラケットBが固設される。
左サイドパイプ19bは、クロスパイプ19aの左端部から前記シートレール16の左後端部16aに向けて適宜湾曲して延び、その先端部(左先端部)19cは左右に圧潰されて左右方向と直交する平板状に形成される。この左先端部19cがシートレール16の左後端部16aの左右内側に隣接配置され、これら左先端部19c及び左後端部16aが、前記傾動中心C1の一部となる左右方向に沿う左傾動軸J1を介して互いに傾動可能に連結される。これにより、左サイドパイプ19b、シートレール16の左後部及び左傾動軸J1による左ヒンジ機構17が構成される。
一方、ヒンジアーム18bはクロスパイプ19aの右端周辺からヒンジベース18aの上部に向けて側面視で末広がりに延び、その先端部がヒンジベース18aの上部の左右内側に隣接配置され、これら先端部及び上部が、前記傾動中心C1の一部となる左右方向に沿う右傾動軸J2を介して互いに傾動可能に連結される。これにより、ヒンジアーム18b、ヒンジベース18a及び右傾動軸J2による右ヒンジ機構18が構成される。
図4を併せて参照し、傾動ロック機構21は、ヒンジアーム18b中間部の左右外側に左右方向に沿う回動軸J3を介して回動可能に支持されるストッパープレート22と、ヒンジベース18aの上部の外周に形成されて後部シート12が倒伏位置及び起立位置のそれぞれにある場合においてストッパープレート22の先端の係合爪22aを係合させる傾動ロック部23とを有してなる。
傾動ロック機構21において、後部シート12が倒伏位置にあるときには、ストッパープレート22の係合爪22aが傾動ロック部23の下側の倒伏側凹部23aに係合することで後部シート12の傾動を保持し(図4(b)参照)、後部シート12が起立位置にあるときには、ストッパープレート22の係合爪22aが傾動ロック部23の上側の起立側凹部23bに係合することで後部シート12の傾動を保持する(図4(a)参照)。ストッパープレート22は、その係合爪22aを傾動ロック部23に係合させる側に付勢されている。
図5を併せて参照し、ストッパープレート22には、その回動を手動操作により可能とする操作レバー24が一体形成される。操作レバー24は、ストッパープレート22への付勢力に抗してこれを回動させて傾動ロック部23に対する係合(すなわち後部シート12の傾動保持)を解除可能であり(図5(a)参照)、後部シート12を倒伏位置及び起立位置の一方から他方に向けて傾動させることを可能とする。なお、操作レバー24を操作した状態において、後部シート12の倒伏側への傾動はその底板が前記荷台15に当接することで規制され、起立側への傾動はヒンジアーム18bに形成したストッパー片S1がヒンジベース18aに形成した凸部S2に当接することで規制される。また、例えばストッパー片S1には、後部シート12が起立位置にあることを検出する起立センサS3が設けられる(図4参照)。
アクチュエータ25は、ヒンジアーム18bの中間部の左右内側において駆動軸を左右方向に沿わせて配置されるサーボモータ26と、該サーボモータ26におけるヒンジアーム18bの左右外側に突出する駆動軸に固設されるピニオンギヤ27と、該ピニオンギヤ27に噛み合いかつ前記ストッパープレート22と同軸に配置される大径ギヤ28とを有してなる。サーボモータ26に電力を供給するECU31(電子コントロールユニット、図3参照)は、自動二輪車1の車体に作用する車両前方への加速度を検出する加速度センサ32及び前記起立センサS3からの検出信号に応じてサーボモータ26を駆動制御する。
すなわち、ECU31は、後部シート12が起立位置にあるとき、前記パワーユニット4による前進加速度を大きく上回る車両前方への加速度を加速度センサ32が検出した際に、アクチュエータ25を駆動させてストッパープレート22を回動させ、前記傾動ロック部23に対する係合(すなわち後部シート12の傾動保持)を解除する(図5(b)参照)。これにより、自動二輪車1の車体に車両前方への過大な加速度が作用した際には、起立位置にある後部シート(バックレスト)12が後方へ傾動可能と状態への自動的に切り替わり、バックレスト12への過大な慣性力による傾動ロック機構21への過大な負荷が回避される。
なお、大径ギヤ28とストッパープレート22とは空振り機構29を介して係合し、操作レバー24(ストッパープレート22)の操作時にはその動きが大径ギヤ28に伝達されず、大径ギヤ28の回転時にはその動きがストッパープレート22に伝達される。
図1,2に示すように、前記加速度センサ32は、自動二輪車1の車体の後端部に設置されている。これは、車両前方への過大な加速度は、通常は車体後方からの外部入力に基づくものであり、したがって車体後端部に加速度センサ32を設置することで、前記外部入力を直接的に検出することが可能となる。
図6(a)を参照し、バックレスト12の傾動速度は、例えば車体後部に設置されたロータリダンパー35の作動抵抗により抑えられる。ロータリダンパー35はその回転軸方向を左右方向に沿わせて配置され、該ロータリダンパー35の入力軸が例えば二節のリンク機構36を介して後部シート12に連結される。なお、図中実線は後部シート12が起立位置にある場合を、図中鎖線は後部シート12が倒伏位置にある場合をそれぞれ示す。
これにより、例えば後部シート12が起立位置に近い位置にある場合と倒伏位置に近い位置にある場合とで、後部シート12の一定の傾動角度θ1に対するロータリダンパー35の入力軸の回転角度θ2を変化させることが可能となり、後部シート12の傾動位置に応じてロータリダンパー35の作動抵抗を増減させることが可能となる。
なお、図6(b)に示すように、前記ロータリダンパー35をその入力軸が後部シート12の傾動中心C1と同軸となるように配置してもよく、この場合、後部シート12の傾動位置によらずロータリダンパー35の作動抵抗が一定となるが、前記リンク機構36を不要にできると共にロータリダンパー35をコンパクトに配置できるという点で望ましい。
以上説明したように、上記実施例における車両用シート装置10は、前部シート11の後端部から上方に立ち上がった起立位置と後方に倒れた倒伏位置との間で傾動可能なバックレスト12(後部シート12)と、該バックレスト12の傾動を少なくとも前記起立位置で保持する傾動ロック機構21とを備えるものであって、車体に作用する車両前方への加速度を検出する加速度センサ32と、該加速度センサ32からの検出信号に応じて少なくとも前記バックレスト12が起立位置にあるときに作動して前記傾動ロック機構21によるバックレスト12の傾動保持を解除するアクチュエータ25とを備えるものである。
この構成によれば、バックレスト12の傾動を前記起立位置で保持して使用する際、車体に作用する車両前方への加速度に応じてバックレスト12を後方へ傾動させることが可能となるため、車両前方への過大な加速度が車体に作用した際にも起立位置にあるバックレスト12に過大な慣性力が入力されることを抑止でき、前記傾動ロック機構21への負荷の軽減を図ることができる。
また、上記シート装置10においては、前記前部シート11及びバックレスト12を傾動可能に連結する右ヒンジ機構18が、前記前部シート11に取り付けられるヒンジベース18aと、前記バックレスト12に取り付けられるヒンジアーム18bとを有してなり、前記傾動ロック機構21が、前記ヒンジアーム18bの一方に動作可能に設けられるストッパープレート22と、前記ヒンジベース18aに固定的に設けられる傾動ロック部23とを有してなり、前記ストッパープレート22が前記傾動ロック部23に係合することで前記バックレスト12の傾動を保持すると共に、該係合が前記アクチュエータ25の作動により解除されることで、前部シート11及びバックレスト12を傾動可能に連結する右ヒンジ機構18に傾動ロック機構21が組み込まれることとなり、当該シート装置10の構造を複雑化することなく、バックレスト12の傾動の保持及びその解除を速やかに行うことができる。
さらに、上記シート装置10においては、前記アクチュエータ25が前記バックレスト12側に設けられることで、アクチュエータ25が前部シート11側や車体側に設けられる場合と比べてその組み付け性やメンテナンス性を向上させることができる。
また、上記シート装置10においては、前記加速度センサ32が車体後端部に設けられることで、車体後方からの外部入力により生じる車両前方への加速度を素早くかつ確実に検出することができる。
さらに、上記シート装置10においては、前記バックレスト12が、前記倒伏位置にあるときに前記前部シート11の後方に連なる後部シートとなることで、バックレスト(後部シート)12が起立位置から倒伏位置に向けて傾動する際にその傾動を阻害するものがなく、前記傾動保持の解除時にはバックレスト12をスムーズに傾動させることができる。
さらに、上記シート装置10においては、前記バックレスト12の傾動速度を抑制するロータリダンパー35を備え、該ロータリダンパー35と前記バックレスト12とがリンク機構36を介して連結されることで、バックレスト12を滑らかに傾動させることができると共に、バックレスト12の傾動位置に応じてロータリダンパー35の作動抵抗を変化させることができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えば、傾動ロック機構21やアクチュエータ25を前部シート11側や車体側に設けてもよく、この場合、バックレスト12への慣性力を軽減できるという点で望ましい。また、後部シート12が倒伏位置にあるときにその傾動を保持しない構成としてもよい。さらに、前記起立センサS3をなくして加速度センサ32からの検出信号のみに応じてアクチュエータ25を作動させるようにしてもよい。さらにまた、ロータリダンパー35に代わりロッド式のダンパーを用いるようにしてもよい。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、車体に跨って乗車する通常の自動二輪車や三輪又は四輪の鞍乗り型車両にも適用可能であることはもちろん、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図であり、シート装置におけるバックレストが倒伏位置にある状態を示す。 上記バックレストが起立位置にある状態を示す図1に相当する左側面図である。 上記シート装置の要部を示す斜視図である。 上記シート装置の右ヒンジ機構及びその付帯構成を示す右側面図であり、(a)は上記バックレストが起立位置にある状態を、(b)は上記バックレストが倒伏位置にある状態をそれぞれ示す。 図4に相当する右側面図であり、(a)は傾動保持が操作レバーの操作により解除された状態を、(b)は傾動保持がアクチュエータの作動により解除された状態をそれぞれ示す。 バックレストのロータリダンパーの作用を示す右側面図であり、(a)はロータリダンパーをバックレストにリンク機構を介して連結した状態を、(b)はロータリダンパーをバックレストの傾動中心に配置した状態をそれぞれ示す。
符号の説明
1 自動二輪車
10 シート装置(車両用シート装置)
11 前部シート(シート)
12 バックレスト、後部シート
18 右ヒンジ機構(ヒンジ機構)
18a ヒンジベース
18b ヒンジアーム
21 傾動ロック機構
22 ストッパープレート(ストッパー部材)
23 傾動ロック部
25 アクチュエータ
32 加速度センサ
35ロータリダンパー(ダンパー)
36リンク機構

Claims (6)

  1. シートの後端部から上方に立ち上がった起立位置と後方に倒れた倒伏位置との間で傾動可能なバックレストと、該バックレストの傾動を少なくとも前記起立位置で保持する傾動ロック機構とを備える車両用シート装置であって、
    車体に作用する車両前方への加速度を検出する加速度センサと、該加速度センサからの検出信号に応じて少なくとも前記バックレストが起立位置にあるときに作動して前記傾動ロック機構によるバックレストの傾動保持を解除するアクチュエータとを備えることを特徴とする車両用シート装置。
  2. 前記シート及びバックレストを傾動可能に連結するヒンジ機構が、前記シートに取り付けられるヒンジベースと、前記バックレストに取り付けられるヒンジアームとを有してなり、
    前記傾動ロック機構が、前記ヒンジベース及びヒンジアームの一方に動作可能に設けられるストッパー部材と、前記一方に対する他方に固定的に設けられる傾動ロック部とを有してなり、
    前記ストッパー部材が前記傾動ロック部に係合することで前記バックレストの傾動を保持すると共に、該係合が前記アクチュエータの作動により解除されることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
  3. 前記アクチュエータが前記バックレスト側に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート装置。
  4. 前記加速度センサが車体後端部に設けられることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の車両用シート装置。
  5. 前記バックレストが、前記倒伏位置にあるときに前記シートの後方に連なる後部シートとなることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の車両用シート装置。
  6. 前記バックレストの傾動速度を抑制するダンパーを備え、該ダンパーと前記バックレストとがリンク機構を介して連結されることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の車両用シート装置。
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