JP5035836B2 - キャブ - Google Patents

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Description

本発明は、運転席と助手席の後方且つ上方の位置に、格納式ベッドを備えたトラック用キャブに関する。
国や地域によっては(例えば、南アフリカ等)、トラック運送に際して、二人のドライバーがトラックに常時乗り込み、夜間等の就寝時には、二人同時に就寝するという運転方式を採用している。ここで、二人同時に就寝するには、キャブ内にベッドを2段配置しなくてはならない。
前後方向の寸法が大きいキャブ(いわゆる「ロングキャブ」)では、座席(運転席及び助手席)の後方にベッドを2段備えることは容易である。
しかし、前後方向寸法が標準的なタイプのキャブ(いわゆる「標準タイプ」)は、図11に示すように、1段目(下段)のベッドB1の装備は可能であるが、2段目(上段)のベッドB2は、シートSのシートバックSbとキャブのリヤパネルPrの間の隙間が狭いために、設置が困難である。
そこで、図12に示すように、2段目のベッドB2をシートバックSbの真上の位置まで移動(配置)し、2段目のベッドB2の前端部が、シートバックSbの頂上部よりキャブ前方側に迫り出すように配置(B21の状態)させることが考えられる。
この方式では、乗員PがシートSに着座した際に、乗員Pの頭部PhがベッドB2と当接(干渉)してしまう。そのため、例えば、ベッドB2の後端にヒンジを設け、走行時には、図12において点線で示すように(符号B22の状態)、ベッドB2の前端側を上方に位置させて、乗員Pの頭部Phと干渉しない様にする必要がある。
ここで、ベッド格納時(図12において、符号B22で示す状態)においては、格納したベッドが振動したり、他部品と衝突し、或いは擦れあったりして音が発生しないように(いわゆる「ガタ」が生じないように)、堅固に保持しなければならない。
従来技術において、いわゆるベッドレスキャブに折りたたみ式ベッドを装備したトラック等のキャブが提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、この従来技術(特許文献1)では、ベッド使用時には、10本のリンク機構によって、ウィンドシールドとシートとの間に折りたたまれた10本のリンクを伸ばして、ベッドを使用可能な状態としているため、複雑なリンク機構を必要とする。そして、シート(例えばドライバーシート)からベッドへの乗り移るため隙間が少ない。さらに、リンク機構をキャブに固定することが、強度的に困難である場合が多い。
また、座席のシートバックをベッドの支持部材として利用することで、格納式ベッドを使用状態に保持する吊ベルトなどの専用部品の省略を可能としたベッド装置が提案されている(特許文献2参照)。
しかし、この従来技術(特許文献2)は、座席のシートバックを中折れ構造とし、ベッド使用時にシートバックを、上下方向の中ほどで折り曲げ、シートバックの背面をベッド支持部材として用いているので、自車が正面衝突した場合や追突された場合は、直立したシートバックの中折部には、強大な力が作用する。この強大な力に打ち克つ(保安基準に適合させる)ためには、シートバックの中折れ部の機構を頑丈なものとしなくてはならないため、シートバックの大型化が避けられないという問題が存在する。
前記二つの技術とは別に、車両用折りたたみベッドが提案されている(例えば特許文献3参照)。
しかし、この従来技術(特許文献3)は、バンタイプの車両において、運転席及び助手席の後方に配置されるものであり、トラックのキャブ内への適用は不可能である。
実案平2−46424号公報 特開平9-173180号公報 実案平1-11108号公報
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、運転席と助手席の後方で且つ上方の位置に、格納式ベッドを備えたトラック用キャブにおいて、格納式ベッドは操作が簡単で、使用時におけるベッドの支持が確実であり、格納したベッドの振動等を防止することが出来るキャブの提供を目的とする。
本発明のキャブ(1)は、運転席及び助手席の後方で且つ上方の位置にベッド(2)を備え、該ベッド(2)は、利用者が就寝可能な利用位置(B1)とドライバーと干渉しない格納位置(B2)とを移動可能であり、ベッド(2)を格納位置(B2)に固定する第2の支持部材(5)が取り付けられており、第2の支持部材(5)は、格納されたベッド(2)の後方への移動を抑制する第1の抑制部材(51)と、ベッドの前方への移動を抑制する第2の抑制部材(52)とを備えており、前記第1の抑制部材(51)は、キャブに取り付けられたベルト(511)及びその端部に設けられた締結具(512)と、該締結具(512)と締結可能で且つベッド(2)に取り付けられたベルト締結具(513)とから構成されており、前記第2の抑制部材(52)は平坦な位置と立設した位置とを移動可能に構成された突出部(521)を有しており、該突出部(521)は立設した位置で固定可能に構成されている。
前記ベルト(511)の端部に設けられた締結具(512)は、ベッド(2)に設けられた第2のベルト(516)及びその端部の締結具(516A)と締結可能であり、以って、ベッド(2)の利用者(P)がベッド(2)から落下するのを防止する安全機構を構成する様に構成されている。
本発明のキャブ(1)は、運転席及び助手席の後方で且つ上方の位置にベッド(2)を備え、該ベッド(2)は、利用者が就寝可能な利用位置(B1)とドライバーと干渉しない格納位置(B2)とを移動可能であり、ベッド(2)を利用位置(B1)に支持する第1の支持部材(3)が取り付けられており、第1の支持部材(3)は、ベッド(2)のフレーム(21)に固定されたフック状の金具(24)と係合してベッド(2)の重量を支持する様に構成され、ベッド(2)を格納位置(B2)に固定する第2の支持部材金具(5)が取り付けられており、第2の支持部材(5)は、格納されたベッド(2)の後方への移動を抑制する第1の抑制部材(51)と、ベッド(2)の前方への移動を抑制する第2の抑制部材(52)とを備えており、第1の支持部材(3)は金属性パイプ(31)で構成され且つアシストグリップとしての機能を有する様に構成されており、前記第1の抑制部材(51)は、キャブに取り付けられたベルト(511)及びその端部に設けられた締結具(512)と、該締結具(512)と締結可能で且つベッド(2)に取り付けられたベルト締結具(513)とから構成されており、前記第2の抑制部材(52)は平坦な位置と立設した位置とを移動可能に構成された突出部(521)を有しており、該突出部(521)は立設した位置で固定可能に構成されている。
第1の支持部材(3)は、ピラー上方(13)に補強部材(4)を設けた個所に取り付けられており、前記ベルト(511)の端部に設けられた締結具(512)はベッド(2)に設けられた第2のベルト(516)及びその端部の締結具(516A)と締結可能であり、以って、ベッド(2)の利用者(P)がベッド(2)から落下するのを防止する安全機構を構成する様に構成されている。
上述する構成を具備する本発明によれば、運転席及び助手席の後方で、且つ上方の位置に折りたたみ式ベッド(2)を備え、該ベッド(2)は、利用者が就寝可能な利用位置(B1)とドライバーと干渉しない格納位置(B2)とを移動可能に構成されているので、もう一つの別の固定式ベッドを、運転席及び助手席の後方に装備することによって、ロングキャブではない標準タイプのキャブでも2段ベッドの装備が可能となる。
本発明において、ベッド(2)を使用位置に支持する第1の支持部材(3)は、金属性パイプ(31)で構成され、且つアシストグリップとしての機能を有する様に構成すれば(請求項2)、走行時には、特に助手席側においては、アシストグリップとして利用できる。
そして、元々強度の高いピラー(13)に補強部材(4)を設け、その個所に第1の支持部材(3)を取り付ければ(請求項3)、ベッド使用時のキャブの強度も十分確保されている。
また本発明において、ベッド(2)を格納位置(B2)に固定するための第2の支持部材(5)として、格納されたベッド(2)の後方への移動を抑制する第1の抑制部材(51)と、ベッドの前方への移動を抑制する第2の抑制部材(52)とを備えれば(請求項4)、ベッド格納時において、ベッド(2)の揺動や、ベッドの揺動に伴う他部品との接触等による異音の発生の心配もない。
ここで、第2の抑制部材(52)は、平坦な位置と立設した位置とを移動可能に構成された突出部(回転部521)を有しており(請求項5)、ベッド格納時には該突出部(521)を、単にベッド(2)をキャブ後方に押しやり、ベッド(2)が第2の抑制部材(52)を通り越すようにすれば、突出部(521)はその自重によって自然に立設した位置に戻るので、第2の抑制部材(52)について、特別な操作を必要としない。
ベルト(511)の端部に設けられた締結具(512)を、ベッド(2)に設けられた第2のベルト(516)及びその端部の締結具(516A)と締結可能に構成すれば(請求項6)、ベッド(2)の利用者(P)がベルト(511)と第2のベルト516に部分的に引っかかり、利用者(P)のベッド(2)からの落下を防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1、図2に基づいて、本発明の実施形態のキャブ1の概要を説明する。
キャブ1内のシート(運転席及び助手席)6のシートバック61後方の下部には、固定ベッド7が設置されている。シート(運転席及び助手席)6のシートバック61の上方には、格納式ベッド(以下、単に「ベッド」と記載する)2が取り付けられている。ベッド2は、ベッド2の後端2r側に設けたヒンジ8によって、回動可能に支持されている。
ヒンジ8はヒンジブラケット9に取り付けられ、ヒンジブラケット9はキャブ1のリヤパネル11に設けられている。
図1において、破線で示す形状(符号B2)は、ベッド2が格納された状態を示している。
図1の例では、ベッド2を使用状態にセットした場合(B1参照:破線の状態)は、ベッド2の下部は、乗員Pの頭部Phと干渉するような位置である。
図1において、符号12はサイドパネルを示し、符号13はピラーを示す。
図2において、ベッド2のキャブ1のサイドパネル12側には、ベッドを使用位置に支持する第1の支持部材3が取り付けられている。係る第1の支持部材3は、図1においては図示が省略されている。
図2において、サイドパネル12のピラー部13の上方には、補強部材4が取り付けられており、第1の支持部材3は、その補強部材4に公知の手段、例えばボルトによって取り付けられている。
図2、図3において、ベッド2は、パイプ製のベッドフレーム21と、支持板22(図3参照:図2では図示を省略)と、ベッド本体23(例えばクッション)とにより構成されている。
ベッドフレーム21のキャブサイドパネル12側には、フック状の係合金具24が固設されており、係合金具24は、平板の両端部を曲げ加工して作成されている。
係合金具24のベッドフレーム側の端部24aは半円弧状に曲げられ、パイプから成るベッドフレーム21の外周に巻きつく様に、端部24aは構成されている。係合金具24の第1の支持部材3側の端部24bは、内径側の極率半径が、第1の支持部材3側を構成する金属性パイプ31の外径よりもやや大きく、半円弧に曲げられている。
図3、図4において、第1の支持部材3は、金属性パイプ31と、板状部材32とから構成されている。金属性パイプ31は、U字状部材31aと直管31bとを有している。U字状部材31aの両端部は、板状部材32に溶接されている。直管31bは、U字状部材31aの中央近傍と板状部材32とに溶接されており、U字状部材31aの強度を向上させている。
図3において、図3の破線は、ベッド2を格納位置から使用位置まで移動する途中の状体を示している。そして、図3の矢印は、ベッド2を使用位置から格納位置まで移動する方向を示している。
図5は、ベッド2を格納した状態において、キャブ1のサイドパネル12からリヤパネル11にかけてのコーナー部であって、ルーフ14近傍を、斜め上方に見上げた状態を示す。
格納されているベッド2の前端部の近傍で、ベッド2のキャブサイドパネル12側の縁部2e近傍には、ベッド2を格納位置(図1におけるB2の位置)に固定する第2の支持部材5が取り付けられている。
第2の支持部材5は、格納されたベッド2の後方への移動を抑制する第1の抑制部材51と、ベッド2の前方への移動を抑制する第2の抑制部材52とを備えている。
第1の抑制部材51は、ベルト511と、締結具512と、ベルト締結具513から構成されている。
ベルト511の一方の端部511Aは、キャブサイドパネル12に取り付けられている。
締結具512は、ベルト511のサイドパネル12側とは反対側の端部に取り付けられている。そして締結具512は、ベッド2に取り付けられたベルト締結具513と、締結可能に構成されている。
図5では、ベルト511の締結具512が雄型で、ベッド2側のベルト締結具513が雌型の場合が示されているが、雄型と雌型とを逆にしても良い。
第2の抑制部材52は、図7、図8に詳細を示すように、回動部521(突出部)と、サイドパネル12への取り付け部522とを有している。取り付け部522側にはヒンジ523(図8)が設けてある。
回動部521は、図8に示すように、ヒンジ523を中心に回動して、水平の位置(図7、図8において実線で示す位置)と、垂直に立った位置(図7、図8において2点鎖線で示す位置)とを移動可能である。
図8では明確に示していないが、図示しない係止手段によって、回動部521は水平位置より下方に移動することが防止されている。
ここで、回動部521の水平の位置(図7、図8において実線で示す位置)はベッド格納時の位置であり、垂直に立った位置(図7、図8において2点鎖線で示す位置)は、ベッドを使用位置と格納位置との間で移動している際の位置である。
図7において、符号522aは、取り付け用のボルト孔である。なお、図7、図8で示した第2の抑制部材52は、既存の市販品、例えば特殊車両や消防車で使用されているリングステップを用いることができる。
図9は、ベッド2を格納する際において、第2の抑制部材52における回動部521の動きを、(9−1)〜(9−4)の4コマで示している。
図9の(9‐1)では、ベッド利用者がベッド2のフレーム21を持ってベッド2を押し上げ、ベッド2のクッション23の上面が、回動部521の下面に当接する。もちろん、(9−1)の状態において、回動部521を2点鎖線で示す垂直に立った状態になっていても良い。
図9の(9‐2)では、ベッド2を押し上げることにより、回動部521は反時計回りに回動して先端が持ち上がっている。そして、図9の(9−3)で示すように、ベッド2は第2の抑制部材52を通り過ぎ、その際には、回動部521は取り付け部522と平行になる。ベッド2が第2の抑制部材52を通り過ぎた後、回動部521は、ベッドの利用者によって、或いは、回動部521自体の重量により、図9の(9−4)に示すように、水平の位置に戻される。そして、ベッド2のフレーム21が回動部521の上面に載置されて、ベッド2は格納状態となる。
図示は省略するが、ベッドを使用するに際しては、第2の抑制部材52の回動部521を、水平状態から取り付け部522と平行状態(図9の(9−3)の状態:垂直に立った状態)にして、ベッド2を下ろし、ベッド2のフック状の金具24を、第1の支持部材3の金属性パイプ31に係止する。これにより、ベッド2は水平状態、即ち、使用可能な状態となる(図3参照)。
第1の抑制部材51によって、格納時のベッド2の車両後方への動きを抑制することは、図9の(9−4)に示すように、回動部521が水平の位置になり、ベッド2のフレーム21が回動部521に載置された後に行われる。
図5において、第2の抑制部材52における回動部521によって、ベッド2の車両前方への動きが抑制された後に、第1の抑制部材51のベルト511端部に形成された締結具512を、ベッド2側のベルト締結具513に嵌合させる。
図示は省略されているが、ベルト511は長さ調整手段を有しており、締結具512をベッド2側のベルト締結具513の嵌合孔に嵌合させた際に、ベルト511に緩みや撓みが生じない様に、長さが予め調節可能である。
図6は、第1の抑制部材の変形例51Aを示している。第1の抑制部材の変形例51Aは、ベッド2側の構成が第1の抑制部材51とは異なっている。
第1の抑制部材の変形例51Aにおいて、ベッド側にはアンカー514が設けられており、アンカー514にはベッド側のベルト515が取り付けられている。ベルト515の他端には締結具513Aが設けられており、締結具513Aはベルト511側の締結具512と嵌合する。
第1の抑制部材の変形例51Aのそれ以外の構成と作用効果は、図5で示す第1の抑制部材51と同様である。
上述した構成の第1実施形態(第1の抑制部材の変形例51Aを含む)によれば、ベッド2は、利用者が就寝可能な利用位置と、ドライバーと干渉しない格納位置(B2)とを移動可能に構成されている。
そのため、いわゆる「ロングキャブ」ではないキャブ(いわゆる「標準タイプ」のキャブ)でも、2段ベッドが搭載可能となる。
ベッド2を支持する第1の支持部材3は、金属性パイプ31で構成され、且つアシストグリップとしての機能を有する様に構成されているので、キャブ内を移動する際に搭乗者は第1の支持部材3を把握して、キャブ内の移動を安全、確実に行うことが出来る。
第1の支持部材3は、強度の高いピラー13に補強部材4を設け、補強部材4を設けた個所に取り付けられているので、ベッド使用時において必要とされる強度を十分に確保することが出来る。
ベッド2を格納位置B2に保持するための第2の支持部材5は、格納されたベッド2の後方への移動を抑制する第1の抑制部材51と、ベッド2の前方への移動を抑制する第2の抑制部材52とを備えているので、ベッド格納時において、ベッド2の揺動や、ベッド2の揺動に伴う他部品との接触等による異音の発生が防止される。
第2の抑制部材52は、平坦な位置(垂直に立った位置)と立設した位置(水平になった位置)とを移動可能な回転部521を有しているので、ベッド格納時や、ベッド使用時において、必要に応じて回転部521を平坦な位置(垂直に立った位置)或いは立設した位置(水平になった位置)にすれば良い。特別な操作を必要としない。
図10は本発明の第2実施形態を示す。
図10において、全体を符号1Aで示すキャブ全体では、第1の抑制部材51Bのベルト511は、ベッドに取り付けられた第2のベルト516と接続されて、ベッドから利用者が転落しないような安全機構を構成している。
図10において、第1の抑制部材51Bは、サイドパネル側の第1のベルト511と、ベッド側の第2のベルト516とを有している。
サイドパネル側の第1のベルト511の構成は、第1実施形態と同様である。
ベッド側の第2のベルト516は、その一端516Aが、ベッド2に対して回動自在に係止されている。第2のベルト516の他端には締結具517が取り付けられ、締結具517は、ベルト511の締結具512と締結(嵌合)する。
第1のベルト511と第2のベルト516が締結された状態では、双方のベルトには、緩みや撓みが存在しないことが好ましい。
第2のベルト516のベッド側端部516Aは、ベッド2の長手方向の端部2fから、ベッド2の中央側に配置されている。
第1のベルト511と第2のベルト516が締結された状態において、第1のベルト511と第2のベルト516は、ベッド2に対して、所定の角度αを形成する様に配置されている。
なお、図10において、符号112は、ベルト511のキャブ側端部511Aの係止部を示しており、該係止部112はサイドパネル12に設けられている。
図10の第2実施形態では、ベッドの利用者Pの頭部及び足部が、第1のベルト511と第2のベルト516に引っ掛かるので、ベッド利用者Pがベッド2から落下することを防止できる。
図10の第2実施形態におけるその他の構成及び作用効果は、図1〜図9の実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明の第1実施形態の概略構成を示す側面図。 第1実施形態の一部を示した斜視図。 第1実施形態における第1の支持部材を説明する正面図。 図3に対応する上面図。 第1実施形態における第2の支持部材を説明する斜視図。 第1実施形態における第1の抑制部材の変形例を示す平面図。 第1実施形態における第2の抑制部材を示す正面図。 図7に対応する側面図。 第1実施形態における第2の抑制部材の動作を説明する図。 本発明の第2実施形態の要部を説明する正面図。 従来技術において、2段ベッドを搭載した状態を示す図。 従来技術における2段ベッドの問題点を示す状態図。
符号の説明
1・・・キャブ
2・・・ベッド
3・・・第1の支持部材
4・・・補強部材
5・・・第2の支持部材
8・・・ヒンジ
9・・・ヒンジブラケット
11・・・リヤパネル
12・・・サイドパネル
13・・・ピラー
21・・・フレーム
23・・・ベッド本体
24・・・係合金具
31・・・金属性パイプ
51・・・第1の抑制部材
52・・・第2の抑制部材
511・・・ベルト
516・・・第2のベルト

Claims (4)

  1. 運転席及び助手席の後方で且つ上方の位置にベッドを備え、該ベッドは、利用者が就寝可能な利用位置とドライバーと干渉しない格納位置とを移動可能であり、ベッドを格納位置に固定する第2の支持部材金具が取り付けられており、第2の支持部材は、格納されたベッドの後方への移動を抑制する第1の抑制部材と、ベッドの前方への移動を抑制する第2の抑制部材とを備えおり、前記第1の抑制部材は、キャブに取り付けられたベルト及びその端部に設けられた締結具と、該締結具と締結可能で且つベッドに取り付けられたベルト締結具とから構成されており、前記第2の抑制部材は平坦な位置と立設した位置とを移動可能に構成された突出部を有しており、該突出部は立設した位置で固定可能に構成されていることを特徴とするキャブ。
  2. 前記ベルトの端部に設けられた締結具は、ベッドに設けられた第2のベルト及びその端部の締結具と締結可能であり、以って、ベッドの利用者がベッドから落下するのを防止する安全機構を構成する様に構成されている請求項1のキャブ。
  3. 運転席及び助手席の後方で且つ上方の位置にベッドを備え、該ベッドは、利用者が就寝可能な利用位置とドライバーと干渉しない格納位置とを移動可能であり、ベッドを利用位置に支持する第1の支持部材が取り付けられており、第1の支持部材は、ベッドのフレームに固定されたフック状の金具と係合してベッドの重量を支持する様に構成され、ベッドを格納位置に固定する第2の支持部材金具が取り付けられており、第2の支持部材は、格納されたベッドの後方への移動を抑制する第1の抑制部材と、ベッドの前方への移動を抑制する第2の抑制部材とを備えており、第1の支持部材は金属性パイプで構成され且つアシストグリップとしての機能を有する様に構成されており、前記第1の抑制部材は、キャブに取り付けられたベルト及びその端部に設けられた締結具と、該締結具と締結可能で且つベッドに取り付けられたベルト締結具とから構成されており、前記第2の抑制部材は平坦な位置と立設した位置とを移動可能に構成された突出部を有しており、該突出部は立設した位置で固定可能に構成されていることを特徴とするキャブ。
  4. 第1の支持部材は、ピラー上方に補強部材を設けた個所に取り付けられており、前記ベルトの端部に設けられた締結具はベッドに設けられた第2のベルト及びその端部の締結具と締結可能であり、以って、ベッドの利用者がベッドから落下するのを防止する安全機構を構成する様に構成されている請求項3のキャブ。
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