JP4913425B2 - 跳ね上げ式収納シートのスライドレール - Google Patents

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本発明は、跳ね上げ式収納シートのスライドレールに関するものである。
自動車のシート(セカンドシート又はサードシート)には、シート後方の荷室を拡大するために、シートバックを前後に倒して水平状態とし、シート全体をシートクッションの車幅方向外側端部を中心に引き起こすように回転させて収納する跳ね上げ式収納構造がある。
このような跳ね上げ式収納シートの車幅方向外側のスライドレールは、上面部に長手方向に沿う細幅の開口が形成された開断面構造で且つフロアに前後方向に沿って固定されたロアレールを有し、そのロアレールの内部空間に上部が開口から上方へ突出するアッパレールをスライド自在に収納した構造をしている。
ロアレールの内部に位置するアッパレールの車幅方向両側には、アッパレールを前後にスライドさせるための縦ローラと横ローラがそれぞれ設けられている。縦ローラと横ローラは、それぞれ車幅方向で対になっており、それが前後方向に沿って複数対ずつ設けられている。
縦ローラは水平回転軸を中心に垂直方向で回転自在で、ロアレール内への収納を容易にするために、ロアレールに対して個々に上下方向でのクリアランスを有している。横ローラは垂直軸を中心に水平方向で回転自在で、ロアレール内への収納を容易にするために、ロアレールに対して2個一体として車幅方向でのクリアランスを有している。
そして、ロアレールの開口から上方へ突出しているアッパレールの上部には、シートブラケットが取付けられ、そのシートブラケットにピボット軸を介してシートクッションの車幅方向外側端部が回動自在に支持されている。ピボット軸の周囲にはシートクッションを跳ね上げ方向へ付勢するためのスプリングが設けられる。
一方、シートクッションの車幅方向内側端部には、車体に対して前後移動自在に設けられたスライダに係合して、シートクッションを水平な使用状態に支持する支持脚部を設けられている。この支持脚部とスライダとの係合を解除すれば、前述のように、スプリングの付勢力を利用しながら、シートクッションをピボット軸を中心に跳ね上げ収納することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−322465号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、シートクッションを跳ね上げ収納状態から車幅方向内側に倒し、シートクッションの車幅方向内側の支持脚部をスライダに係合させて水平な使用状態とした際に、車幅方向外側のアッパレールには、スプリングの付勢力により、ピボット軸を中心として、逆方向へ跳ね上げようとする反力が加わる。
ロアレールの内部に位置するアッパレールの縦ローラ及び横ローラには、ロアレールに対してそれぞれ上下方向及び車幅方向でのクリアランスが設けられているため、このクリアランスの範囲でアッパレールがロアレールの内部で傾き、アッパレールを構成する部品の一部がロアレールの内面と干渉して、円滑なスライドが行えなくなるおそれがある。そのため、アッパレールはこのような傾きを考慮した状態で設計する必要があり、アッパレールの設計的自由度が制限されていた。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、アッパレールがロアレールに対して車幅方向で傾かない跳ね上げ式収納シートのスライドレールを提供するものである。
請求項1記載の発明は、上面部に長手方向に沿う細幅の開口が形成された開断面構造を有するロアレールを前後方向に沿ってフロアに固定し、上部が開口から上方へ突出したアッパレールを前記ロアレールの内部空間にスライド自在に収納し、該アッパレールの上部にシートブラケットを取付けてなり、該シートブラケットにピボット軸を介してシートクッションの車幅方向外側端部を回動自在に支持すると共に、シートブラケットとシートクッションとの間にシートクッションを跳ね上げ方向へ付勢する付勢手段を設け、シートクッションの車幅方向内側端部に、車体に対して前後移動自在なスライダに係合して、シートクッションを水平な使用状態に支持する支持脚部を設け、アッパレールの車幅方向両側に、水平軸を中心に垂直方向で回転自在で且つロアレールに対して個々に上下方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の縦ローラを設けると共にアッパレールの車幅方向両側に、垂直回転軸を中心に水平方向で回転自在で且つロアレールに対して2個一体として車幅方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の横ローラを設けてなる跳ね上げ式収納シートのスライドレールであって、前記車幅方向で対の縦ローラのうち、車幅方向外側の縦ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの上側内面に当接し、全てのクリアランスが該縦ローラの下側にくると共に前記車幅方向で対の横ローラのうち、車幅方向外側の横ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの側面に当接し、全てのクリアランスが車幅方向内側の横ローラ側にくることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、車幅方向で対の縦ローラの前後位置が相違していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、車幅方向で対の横ローラの前後位置が一致していることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、車幅方向外側の縦ローラがロアレールの上側内面に当接し、全てのクリアランスが該縦ローラの下側にくるため、車幅方向外側のアッパレールに、ピボット軸を中心とした逆方向への付勢反力が加わっても、アッパレールの正規位置は維持されて、車幅方向で傾かない。それでいて、縦ローラとロアレールとの間には、個々に上下方向でのクリアランスが確保されているため、そのクリアランスを利用して、アッパレールをロアレールの内部へ容易に挿入することができる。また、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、車幅方向外側の横ローラがロアレールの側面に当接し、全てのクリアランスが車幅方向内側の横ローラ側にくるため、車幅方向外側のアッパレールに、ピボット軸を中心とした逆方向への付勢反力が加わっても、アッパレールの正規位置は維持されて、車幅方向で傾かない。それでいて、横ローラとロアレールとの間には、2個一体として車幅方向でのクリアランスが確保されているため、そのクリアランスを利用して、アッパレールをロアレールの内部へ容易に挿入することができる。
請求項2記載の発明によれば、車幅方向で対の縦ローラの前後位置が相違しているため、アッパレールの前端又は後端を中心とした上下方向での傾きを阻止することができる。
請求項3記載の発明によれば、車幅方向で対の横ローラの前後位置が一致しているため、2個一体として車幅方向でのクリアランスを管理しやすい。
本発明は、アッパレールがロアレールに対して車幅方向で傾かない跳ね上げ式収納シートのスライドレールを提供するという目的を、上面部に長手方向に沿う細幅の開口が形成された開断面構造を有するロアレールを前後方向に沿ってフロアに固定し、上部が開口から上方へ突出したアッパレールを前記ロアレールの内部空間にスライド自在に収納し、該アッパレールの上部にシートブラケットを取付けてなり、該シートブラケットにピボット軸を介してシートクッションの車幅方向外側端部を回動自在に支持すると共に、シートブラケットとシートクッションとの間にシートクッションを跳ね上げ方向へ付勢する付勢手段を設け、シートクッションの車幅方向内側端部に、車体に対して前後移動自在なスライダに係合して、シートクッションを水平な使用状態に支持する支持脚部を設け、アッパレールの車幅方向両側に、水平軸を中心に垂直方向で回転自在で且つロアレールに対して個々に上下方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の縦ローラを設けると共にアッパレールの車幅方向両側に、垂直回転軸を中心に水平方向で回転自在で且つロアレールに対して2個一体として車幅方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の横ローラを設けてなる跳ね上げ式収納シートのスライドレールであって、前記車幅方向で対の縦ローラのうち、車幅方向外側の縦ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの上側内面に当接し、全てのクリアランスが該縦ローラの下側にくると共に前記車幅方向で対の横ローラのうち、車幅方向外側の横ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの側面に当接し、全てのクリアランスが車幅方向内側の横ローラ側にくることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜図11は、本発明の一実施例を示す図である。符号1は、ワンボックス車のリヤシート(左側シート)で、シートクッション2とシートバック3とから成る。シートクッション2とシートバック3とは、支持構造を示すために、内部の骨格フレームだけを示す。
シートバック3は、後側に大きくリクライニング可能で、最大に倒した場合には、シートクッション2と同様に略水平状態となる。
リヤシート1の下方のフロアは車幅方向外側が高くなっており、そのフロアの高い部分に車幅方向外側のスライドレール4が設けられ、低い部分に車幅方向内側のスライドレール5が設けられている。
車幅方向外側のスライドレール4は、上面部に長手方向に沿う細幅の開口6が形成された開断面構造のロアレール7を有し、該ロアレール7はフロアに前後方向に沿った状態で固定されている。
ロアレール7の内部には、上部が開口6から上方へ突出するアッパレール8が前後スライド自在に収納されている。アッパレール8には縦ローラ9a、9bと横ローラ10a、10bが設けられ、これらによりアッパレール8がロアレール7内において円滑にスライドすることができる。縦ローラ9a、9bと横ローラ10a、10bとについては後述する。
アッパレール8は前端部と前後中間部とがロアレール7の開口6から上方に突出し、そこに車幅方向内側に向いたフランジ11が形成されている。各フランジ11には上向きの溶接ボルト12が固定されている。
アッパレール8のフランジ11上にはシートブラケット13が載せられ、溶接ボルト12がシートブラケット13の固定孔14(図2参照)を貫通した状態でナット15により固定される。従って、シートブラケット13はアッパレール8と一体化する。このシートブラケット13とアッパレール8との取付け方についても後述する。
シートブラケット13には、シートクッション2の車幅方向外側端部に固定された前後一対のレバー16a、16bが、ピボット軸17を中心に回動自在に支持されている。図6及び図7に示すように、ピボット軸17の後端はスペーサ18を介した状態でレバー16aとシートブラケット13の側面を貫通し、ナット19により締結されている。
ピボット軸17の周囲には、一端がシートブラケット13に係合し、他端後側のレバー16aに係合したスプリング(付勢手段)20が設けられている。このスプリング20は、レバー16aを持ち上げる方向に付勢し、シートクッション2に対してピボット軸17を中心にした跳ね上げる方向への付勢力を常時付与している。
一方、後側のレバー16aと、シートブラケット13の対応部には、上方への延長部21、22がそれぞれ形成されている。そして、レバー16a側の延長部21には、溶接ナット23付きの取付孔24が形成され、シートブラケット13側の延長部22には、取付孔24よりも大径の締結孔25が形成されている。
図示せぬ治具により、シートブラケット13に対してシートクッション2を水平な使用状態になる関係に大体すると、取付孔24と締結孔25は略合致する。その略合致状態で、締結孔25側からストッパボルト26が挿入される。ストッパボルト26は先端に溶接ナット23に螺合するネジ部27を有すると共に、ネジ部27と頭部28との間に、ネジ部27から締結孔25の径まで広がるテーパ部29を有している。
従って、とにかく取付孔24を大径の締結孔25内に位置させれば、その後、締結孔25から挿入したストッパボルト26の先端のネジ部27を取付孔24の溶接ナット23に螺合させ、そのまま螺合を進めることで、テーパ部29のガイド作用により取付孔24を締結孔25の中心に位置させることができ、ストッパボルト26が完全に締結された状態で、シートクッション2はシートブラケット13に対して完全に水平な使用状態の関係になる。
このように、ストッパボルト26によりレバー16aの延長部21をシートブラケット13の延長部22に締結することで、シートクッション2とシートブラケット13とは、シートクッション2が水平状態で保持される関係で一体的に固定され、スプリング20の付勢力は封止される。
そして、シートクッション2及びシートブラケット13を、アッパレール8に取付ける実際の作業は、図2に示すように、まずストッパボルト26によりレバー16aとシートブラケット13の延長部21、22同士を固定しておき、シートクッション2とシートブラケット13を一体化した状態で、シートブラケット13の固定孔14をアッパレール8の溶接ボルト12に通し、上からナット15にて締結する。
スプリング20の付勢力を封止した状態で、シートクッション2とシートブラケット13を、恰も一部品として取り扱うことができるため、取付作業が容易である。このストッパボルト26は最終的には取り外されて、スプリング20による付勢力を解放し、シートクッション2とシートブラケット13との間に作用させる。
シートクッション2の車幅方向内側端には、シートクッション2に対して垂直に立てた状態から寝かせた状態に折り畳むことが可能な支持脚部30が設けられている。支持脚部30は車幅方向内側のスライドレール5に対応するようにシートクッション2に取付けられている。
車幅方向内側のスライドレール5は、ロアレール31と、アッパレール(図示せず)と、該アッパレールに取付けられた前後動自在なスライダ32とから構成されている。支持脚部30の下端部と、スライダ32の上面とは互いに係合できる構造になっており、支持脚部30の下端部がスライダ32の上面に係合した状態で、シートクッション2の水平状態はスプリング20に抗して保持されると共に、任意の前後位置に移動・停止させることができる。そして、支持脚部30とスライダ32の係合を解除することにより、シートクッション2を、ピボット軸17を中心として、スプリング20の付勢力を利用しながら、跳ね上げ方向へ回動させて収納することができる。
次に、車幅方向外側のロアレール7の内部で、アッパレール8をスライド自在に支持する縦ローラ9a、9bと横ローラ10a、10bについて説明する。図3及び図4に示すように、アッパレール8において、車幅方向で一対の縦ローラ9a、9bが、それぞれ前後に一対づつ設けられている。縦ローラ9a、9bは水平軸Hを中心に垂直方向に回転する構造で、各一対の縦ローラ9a、9bはそれぞれ前後位置が相違している。すなわち、前方の一対の縦ローラ9a、9bでは、車幅方向内側の縦ローラ9bが前方に位置し、後方の一対の縦ローラ9a、9bでは、車幅方向外側の縦ローラ9aが前方に位置している。
各一対の縦ローラ9a、9b同士は、図8に示すように、その水平軸Hが上下方向において所定寸法C1だけ上下で相違している。車幅方向外側の縦ローラ9aが高く、車幅方向内側の縦ローラ9bが低くなっている。各縦ローラ9a、9bの上下寸法は、ロアレール7の内部空間の上下寸法よりも小さく、両者間には上下方向でのクリアランスC1が設定されている。しかしながら、縦ローラ9a、9bは、車幅方向両側で前述のように高さ位置が相違しているため、アッパレール8の正規姿勢(垂直状態)で、車幅方向外側の縦ローラ9aはロアレール7の上側内面に当接し、下方に全てのクリアランスC1がくる。車幅方向内側の縦ローラ9bでは、その逆になる。
また、アッパレール8には、車幅方向で各対となっている縦ローラ9a、9bの間に、それぞれ車幅方向で対の横ローラ10a、10bが設けられている。横ローラ10a、10bは垂直軸Vを中心に水平方向に回転する構造で、各一対の横ローラ10a、10bはそれぞれ前後位置が一致している。
各一対の横ローラ10a、10b同士は、その垂直軸Vからアッパレール8の中心までの距離Dが図8に示すように、所定寸法C2だけ車幅方向でオフセットしている。すなわち、車幅方向外側の横ローラ10aの方が車幅方向外側に所定寸法C2だけオフセットしている。2個一体として横ローラ10a、10bの車幅方向寸法は、ロアレール7の内部空間の車幅方向寸法よりも小さく、両者間には車幅方向でのクリアランスC2が設定されている。しかしながら、一対の横ローラ10a、10bのうち車幅方向外側の横ローラ10aの方が所定寸法C2だけ車幅方向外側へオフセットしているため、アッパレール8の正規姿勢(垂直状態)で、車幅方向外側の横ローラ10aはロアレール7の車幅方向外側の側面に当接し、車幅方向内側の横ローラ10b側に全てのクリアランスC2がくることになる。
縦ローラ9a、9bと横ローラ10a、10bには、それぞれクリアランスC1、C2が設けられているため、そのクリアランスC1、C2を利用して、図9に示すように、アッパレール8を若干斜めにすることにより、アッパレール8をロアレール7の内部へ容易に挿入することができる。
そして、アッパレール8をロアレール7の内部に挿入して、アッパレール8の上部のフランジ11に、シートクッション2と一体のシートブラケット13を固定し、支持脚部30をスライダ32に係合させてシートクッション2の水平状態を保持した後、ストッパボルト26を外すと、車幅方向外側のスライドレール4のアッパレール8には、図5に示すように、スプリング20の付勢力により、ピボット軸17を中心として、逆方向へ跳ね上げようとする反力Fが加わる。
しかし、この実施例では、ロアレール7内におけるアッパレール8の正規姿勢で、車幅方向外側の縦ローラ9aがロアレール7の上側内面に当接して、クリアランスC1の全てが縦ローラ9aの下側にくるようになり、また、車幅方向外側の横ローラ10aがロアレール7の側面に当接し、車幅方向内側の横ローラ10b側に全てのクリアランスC2がくるようになるため、アッパレール8の正規位置は維持されて、車幅方向で傾かない。
そのため、アッパレール8を構成する部品の一部がロアレール7の内面と干渉することはなく、アッパレール8のロアレール7内での円滑な前後スライドは保たれる。そのため、アッパレール8の設計的自由度が向上する。
また、一対の縦ローラ9a、9bの前後位置が相違しているため、アッパレール8の前端又は後端を中心とした上下方向での傾きを阻止することができる。
更に、一対の横ローラ10a、10bの前後位置が一致しているため、2個一体として車幅方向でのクリアランスC2を管理しやすい。
以上の実施例では、車幅方向外側の縦ローラ9aをロアレール7の上側内面に当接させ、また、車幅方向外側の横ローラ10aをロアレール7の側面に当接させたが、いずれか一方だけでも、アッパレール8の正規位置は維持することができる。
本発明の一実施形態に係る跳ね上げ式収納シートの骨格フレームを示す斜視図。 図1のスライドレールとシートブラケットとの取付構造を示す分解斜視図。 図1のアッパレールを示す斜視図。 図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。 図2中矢示SB−SB線に沿う断面図。 図2中矢示SC−SC線に沿う断面図。 ストッパボルトを外した状態を示す図6相当の断面図。 図5のスライドレールの拡大断面図。 図8におけるアッパレールをクリアランスを利用してロアレールに挿入する状態を示すスライドレールの断面図。 図8及び図9の縦ローラのクリアランス状態を示す説明図。 図8及び図9の横ローラのクリアランス状態を示す説明図。
符号の説明
2 シートクッション
4 スライドレール
6 開口
7 ロアレール
8 アッパレール
9a、9b 縦ローラ
10a、10b 横ローラ
13 シートブラケット
17 ピボット軸
20 スプリング(付勢手段)
30 支持脚部
32 スライダ
H 水平軸
V 垂直軸
C1 縦ローラのクリアランス
C2 横ローラのクリアランス
D 距離
F 反力

Claims (3)

  1. 上面部に長手方向に沿う細幅の開口が形成された開断面構造を有するロアレールを前後方向に沿ってフロアに固定し、上部が開口から上方へ突出したアッパレールを前記ロアレールの内部空間にスライド自在に収納し、該アッパレールの上部にシートブラケットを取付けてなり、該シートブラケットにピボット軸を介してシートクッションの車幅方向外側端部を回動自在に支持すると共に、シートブラケットとシートクッションとの間にシートクッションを跳ね上げ方向へ付勢する付勢手段を設け、シートクッションの車幅方向内側端部に、フロアに対して前後移動自在なスライダに係合して、シートクッションを水平な使用状態に支持する支持脚部を設け、アッパレールの車幅方向両側に、水平軸を中心に垂直方向で回転自在で且つロアレールに対して個々に上下方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の縦ローラを設けると共にアッパレールの車幅方向両側に、垂直軸を中心に水平方向で回転自在で且つロアレールに対して2個一体として車幅方向でのクリアランスを有する車幅方向で対の横ローラを設けてなる跳ね上げ式収納シートのスライドレールであって、
    前記車幅方向で対の縦ローラのうち、車幅方向外側の縦ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの上側内面に当接し、全てのクリアランスが該縦ローラの下側にくると共に前記車幅方向で対の横ローラのうち、車幅方向外側の横ローラは、ロアレール内におけるアッパレールの正規姿勢で、ロアレールの側面に当接し、全てのクリアランスが車幅方向内側の横ローラ側にくることを特徴とする跳ね上げ式収納シートのスライドレール。
  2. 請求項1記載の跳ね上げ式収納シートのスライドレールであって、
    車幅方向で対の縦ローラの前後位置が相違していることを特徴とする跳ね上げ式収納シートのスライドレール。
  3. 請求項1又は請求項2記載の跳ね上げ式収納シートのスライドレールであって、
    車幅方向で対の横ローラの前後位置が一致していることを特徴とする跳ね上げ式収納シートのスライドレール。
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