JP5228421B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
先ず、第1の発明は、シート本体が車両のフロア上に回転移動可能に配設された車両用シートである。シート本体は、フロアとの間に配設された回転留め装置によって回転留めされるようになっている。回転留め装置は、シート本体に着座者が座り込んだ際の荷重動作によって、シート本体を回転移動不能な状態に回転留めするようになっている。
この第1の発明によれば、シート本体は、これに着座者が座り込むことによって、回転留め装置によって回転移動不能な状態に回転留めされる。そして、シート本体は、着座者が離席することによって、回転移動させることのできる状態となる。したがって、回転留め装置による回転留め状態を解除する操作を要することなく、着座者が離席することによってシート本体の回転移動を行えるようになるため、操作が簡便となる。このように、回転移動式のシート本体を回転移動させる際の操作性を向上させることができる。
この第2の発明によれば、シート本体は、着座者が座り込む前の状態では、車両正面を向いた正面位置と特定の回転位置において、回転留め装置から附勢による係合力を受けることによって回転留めされる。しかし、この回転留め状態は、シート本体に回転移動方向の操作力をかけることによって解除することができる。そして、この回転留めされた位置で、着座者がシート本体に座り込むことにより、回転留め装置の係合のラップ代が増して、シート本体が回転移動不能に回転留めされた状態となる。そして、着座者がシート本体から離れることにより、回転留め装置の係合のラップ代が減って係合力が弱められるため、シート本体を回転移動方向に操作力をかけることによって移動させられるようになる。このように、シート本体を回転移動させる際には、シート本体が回転留め装置から受ける弱い係合力によって正面位置や特定の回転位置で位置決めされ易くなるため、シート本体の回転移動操作を一層簡便に行うことができる。
この第3の発明によれば、シート本体は、着座者が座り込んで沈み込むことによって、フロアに連結された回転留め装置と係合し、回転移動不能な状態に回転留めされる。したがって、シート本体の着座部分に回転留め装置の作動構造が配設される構成と比べると、シート本体の着座感を損なうことなくその回転移動操作の簡便化を図ることができる。
ここで、図1には、車両用シートの概略構成が側面図によって表されている。この車両用シートは、車両の運転席として配設されており、着座部となるシート本体1が車両のフロアF上に回転移動可能に配設された構成となっている。これにより、シート本体1は、その車両前方を向いた通常の姿勢状態から、フロアFに対して水平に回転移動させてその向きを後方に変えられるようになっている。ここで、シート本体1が後方に向けられた時の回転位置が、本発明の特定の回転位置に相当する。
ここで、シート本体1は、車両正面を向いた回転位置と車両後方を向いた回転位置のところでは、その回転移動にノッチ感のある抵抗力が付与されて弱い力で回転留めされるようになっている。これにより、シート本体1は、車両正面を向いた回転位置と車両後方を向いた回転位置のところで、それぞれ回転位置の位置決めがされ易くなっている。なお、これらの回転位置においても、シート本体1に回転移動方向の操作力をかけることによって、上述した弱い力での回転留め状態を解除することができるため、シート本体1を回転移動させることができる。
以下、上記車両用シートの具体的な構成について、詳しく説明する。
なお、スライダ装置5は、操作レバー5Rの引き上げ操作をやめることによって、附勢によって再びアッパレール5Uのスライド移動が規制された状態に戻されるようになっている。
ここで、上記した可動側部材12の上面部に固定設置されたシート側ブラケット16には、その前後側の位置に、板厚方向に貫通した貫通孔16F,16Rがそれぞれ形成されている。これら貫通孔16F,16Rは、互いに前述した回転装置10の回転中心を軸とした軸対象位置に配置形成されている。
具体的には、シート本体1に着座者が座り込むと、この荷重動作によって、前述したフロア側ブラケット14が各圧縮ばね19・・の附勢に抗してシート本体1と一体的となって下方側に沈み込むように動作する。これにより、シート側ブラケット16に形成された貫通孔16Rが、係脱部21Aに対して深く入り込んだ状態となる。なお、シート本体1の沈み込み移動は、フロア側ブラケット14が収容凹部Fdの下面部と当接することによって止まるようになっている。
なお、シート本体1を回転移動させる際には、シート本体1のスライド位置が回転装置10の回転中心から大きく離れないように前もってスライド位置の調整を行っておくとよい。すなわち、シート本体1の回転半径を小さく抑えることによって、シート本体1がその回転移動時に車体の側壁等の部位に干渉しないようにすることができるからである。
更に、シート本体1は、着座者が座り込んで沈み込むことによって、フロアFに連結された回転留め装置20と係合し、回転移動不能な状態に回転留めされる。したがって、シート本体1の着座部分に回転留め装置20の作動構造が配設される構成と比べると、シート本体1の着座感を損なうことなくその回転移動操作の簡便化を図ることができる。
例えば、上記実施例では、回転留め装置として、シート本体が着座者の座り込み動作によって下方に沈み込むことでフロア側で待ち受ける係合部材と係合する構成としたものを示した。しかし、例えばシート本体に着座者が座り込んだ際の荷重動作によってフロア側に配置した係合部材がシート本体側の部材と係合動作するように構成することも可能である。
また、回転留め装置として、貫通孔の孔内に部材(係脱部)が差し込まれることで回転留めを行うようにした構成を示したが、歯と歯の噛合構造などの他の回転留め構造を採用することもできる。
また、シート本体が、車両正面を向いた姿勢位置と、車両後方を向いた姿勢位置とでそれぞれ回転留めされるようにしたものを示したが、車両側方などの他の方向を向いた位置を特定の回転位置に設定してもよい。また、シート本体を回転留めする回転位置は、シート本体の回転移動方向の複数の位置に設定されていてもよい。
また、シート本体に回転移動方向の操作力をかけることで回転留め装置による回転留め状態を解除できるよう動作案内する案内面は、貫通孔の受入口側の面部に設定されていてもよい。また、案内面は、シート本体のどちらか一方向の回転移動にのみ対応するように、一方側のみに形成されていてもよい。但し、案内面が係合部材側に設定される場合には、シート本体の正面位置と後方位置との間の双方向の回転移動に対応できるように案内面を両サイド側に設定する必要があることに留意が必要である。
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 スライダ装置
5U アッパレール
5L ロアレール
5R 操作レバー
10 回転装置
11 固定側部材
12 可動側部材
13 ボールベアリング
14 フロア側ブラケット
14A 支柱
14B 貫通孔
15 ボルト
16 シート側ブラケット
16F 貫通孔
16R 貫通孔
17 ボルト
18 スペーサ
19 圧縮ばね
20 回転留め装置
21 係合部材
21A 係脱部
At 案内面
21B 貫通孔
22 ヒンジ
23 ガイド支柱
23A 大径部
23B 小径部
23C 天板部
24 圧縮ばね
F フロア
Fd 収容凹部
Fg ガイド孔
Claims (2)
- シート本体が車両のフロア上に回転可能でかつ前記フロアとの間に配設された回転留め装置によって特定の回転位置で回転留めされる構成とされた車両用シートであって、
前記回転留め装置は、
前記フロアに対して一体的とされたフロア側部材と、
前記シート本体に対して一体的とされたシート側部材と、
該シート側部材と前記フロア側部材との間に配設され、係合により当該両部材間の相対回転を留める係合構造と、を有し、
該係合構造は、前記シート本体が前記特定の回転位置に合わされた状態で前記シート本体に着座者が座り込む荷重がかけられることにより前記両部材のうちの一方に設けられた係合部材が他方に設けられた被係合部材に係合し、前記両部材間の相対回転を留める構成となっており、
前記係合部材は、常時、前記被係合部材に係合する動作方向にばねの附勢力がかけられた状態とされており、前記シート本体が前記特定の回転位置に合わされることにより前記係合部材の先端側のサイド部に形成された先細り状に傾斜する案内面が前記被係合部材に対して回転移動方向の操作力がかけられることで押し退けられて解除される程度に弱く係合し、前記シート本体に着座者が座り込む荷重がかけられることにより前記係合部材が前記被係合部材に対してその案内面の形成領域を越える深さ位置まで完全に入れ込まれた状態に強く係合し前記シート本体を回転留めした状態となる構成となっており、
前記シート本体に前記特定の回転位置以外のところで着座者が座り込む荷重がかけられた時には、前記係合部材が前記被係合部材に対して前記ばねの撓み変形に伴って退避移動し、前記荷重を逃がす構成となっていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートであって、
前記係合構造は、前記シート本体に着座者が座り込む荷重によって前記シート側部材が前記フロア側部材に対して沈み込む方向に動作して前記係合部材が前記被係合部材に係合する構成となっていることを特徴とする車両用シート。
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Cited By (4)
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2007
- 2007-09-18 JP JP2007240779A patent/JP5228421B2/ja active Active
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