JP5545311B2 - 浴室空調装置 - Google Patents
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Description
調装置に関する。
気を再び浴室に戻す循環風路と、浴室内から吸い込んだ空気を建物の外側に排出する排気
風路とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。循環風路には暖房用
のヒーターが設置されており、吸い込んだ空気を暖めて浴室内に送風できるようになって
いる。
納室に接続され、このダンパー格納室が空気導入室の空気吹出口に接続されている。ダン
パー格納室には、空気の流路を切り換えるダンパーが設けられており、浴室の壁若しくは
脱衣所の壁などに設けられたリモートコントローラのボタンの選択操作によって、ダンパ
ーの角度を切り換えて浴室の空気を排気したり、循環したり選択できるようになっている
。
ンガー等を掛けて衣類の乾燥を行う衣類乾燥機能や、浴室空調装置で浴室中の暖房を行う
際に入浴暖房機能や、入浴前に浴室を暖める予備暖房機能、或いは入浴時に涼風を送風す
る涼風機能等を備えたものがあり、これらの機能は、ダンパーの角度変更やヒーターのオ
ンオフ制御と組み合わせて実行されるようになっている。
タンと、浴室の空気を浴室に戻す涼風ボタンと、浴室の空気を浴室に戻す際にヒーターで
暖めて戻す入浴暖房ボタンと、予備暖房ボタンと、衣類乾燥ボタン等の各種機能を実行す
るボタンを備えており、リモートコントローラのボタン選択に基づいて浴室空調装置のモ
ーターの回転及びダンパーの角度設定並びにヒーターの通電が制御されるようになってい
る。
洗い場を暖めたいが、入浴暖房時に洗い場側に温風を吹き出すと、入浴をしている人の体
に風が当たってしまい、入浴者が寒さを感じてしまうという問題がある。また、衣類乾燥
時においては、循環して浴室内に送風される空気がランドリーパイプの特定の位置に掛け
られた衣類にしか温風が当たらないために、全体の乾燥にムラが生じるという問題があっ
た。
浴室から空気を取り入れるための吸込口と、
該吸込口を介して取り入れられた前記空気を前記浴室内に吹き出す吹出口と、
該吹出口に設けられた複数の羽根材からなる吹出可変部と、
前記吸込口から取り入れられた前記空気を加熱するヒータと、
前記吹出口に前記空気を導くファンおよび該ファンを駆動するファンモーターと、
該ファンモーター、前記吹出可変部、前記ヒータを制御する制御部とを備え、
該制御部は、リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作に応じて、前記ファンモーター、前記吹出可変部、前記ヒータを制御して、前記ファンにより吸い込んだ空気を前記吹出口より浴室内に吹き出すようにするとともに、
前記吹出可変部の複数の羽根材の先端部を、
前記吹出口の中央側に向くように、複数の羽根材同士が空気を吹き出す方向に対して狭くなる逆「ハ」の字型に傾斜する狭められた角度と、
前記吹出口の外側に向くような「ハ」の字型に傾斜する広げられた角度と、に変更可能とし、
前記吹出可変部によって、前記吹出口から浴室内に空気を絞って送風したり、空気を拡散して送風したりできるように構成され、
前記制御部は、
前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって浴室の広範囲に温かい空気を送り出す暖房モードが選択されると、
前記吹出可変部の複数の羽根材の先端部を、前記吹出口の外側に向くような「ハ」の字型に傾斜する広げられた角度にして、
空気を吹き出す方向を分散し、入浴者が肌寒さを感じないように、前記吹出口の中心方向から離れた浴室の壁面に沿って空気を送るよう構成され、
また、前記制御部は、前記吸込口から吸い込んだ浴室内の空気を排気口から屋外へ排気することにより常時換気を行う24時間換気モードを備えると共に、
24時間換気モードのときに、前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって暖房モードが選択されると、前記24時間換気モードの換気風量を抑制する暖房運転を行い、該暖房運転が終了した後に前記24時間換気モードが再開されるよう構成したことを特徴とする。
そして、本願の請求項2の発明は、
前記制御部は、
前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によってオートモードが選択されると、
前記24時間換気モードの換気を停止若しくは風量を抑制すると共に、複数枚の羽根材を逆「ハ」字状にする予備暖房を行い、
次に、前記予備暖房を停止すると共に、複数枚の羽根材を「ハ」字状にする入浴暖房を行い、
該入浴暖房が終了した後に前記24時間換気モードの再開若しくは復旧運転を行うよう構成したことを特徴とする。
そして制御部は、リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって浴室の広範囲に温かい空気を送り出す暖房モードが選択されると、吹出可変部の複数の羽根材の先端部を、吹出口の外側に向くような「ハ」の字型に傾斜する広げられた角度にして、空気を吹き出す方向を分散し、入浴者が肌寒さを感じないように、吹出口の中心方向から離れた浴室の壁面に沿って空気を送るようにする。
また、制御部は、24時間換気モードのときに、吸込口から吸い込んだ浴室内の空気を排気口から屋外へ排気することにより常時換気を行う。そして、リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって暖房モードが選択されると、
24時間換気モードの換気風量を抑制する暖房運転を行う。そして、暖房運転が終了した後に24時間換気モードが再開されるようにする。
また、請求項2の浴室空調装置によれば、上記した構成により、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、制御部は、24時間換気モードのときにオートモードが選択されると、吸込口から吸い込んだ浴室内の空気を排気口から屋外へ排気することにより常時換気を行う。
そして、24時間換気モードの換気を停止若しくは風量を抑制すると共に、複数枚の羽根材を逆「ハ」字状にする予備暖房を行う。
次に、予備暖房を停止すると共に、複数枚の羽根材を「ハ」字状にする入浴暖房を行う。
そして、入浴暖房が終了した後に24時間換気モードの再開若しくは復旧運転を行う。
す際に入浴者に寒さを感じさせることなく暖房を行うことができると共に、衣類乾燥時に
ランドリーパイプ等に掛けられた衣類等の乾燥ムラを解消することが可能な浴室空調装置
を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施の形態にかかる浴室空調装置を図面に基づいて説明する。
Roには浴室空調装置1が設置されている。浴室空調装置1の筐体2には取付枠3がネジ
止めによって固定されており、取付枠3はアンカーボルト4によって建物の天井壁部に懸
垂して支持されている。筐体2の側壁部には排気口16が開口されており、この排気口1
6にダクトジョイント5が臨んで開口している。尚、ダクトジョイント5は、予め取付枠
3に支持されており、取付枠3の内部に筐体2が挿入されて筐体2と取付枠3とがネジ止
め固定されるときに、ダクトジョイント5は浴室空調装置1の筐体2の側壁部にシールさ
れて接触しており、ダクトジョイント5は排気口16に連通している。ダクトジョイント
5にはダクトDの一端部が固定されており、ダクトDの他端部は建物の外側に通じる開口
部に接続されている。
度浴室に吐出する吹出口8とを備えており、吸込口7の内部に空気導入室9が形成されて
いる。空気導入室9にはファンケース10が設置されており、ファンケース10の空気吸
込口11は吸込口7に面している。ファンケース10の内部には遠心ファンからなる吸引
ファン12が配設され、吸引ファン12はファンモーター13の回転軸に固定されている
。
この吹出口14は、ダンパー格納室15に臨んで開口している。ダンパー格納室15の側
壁には前述の排気口16が形成され、ダンパー格納室15の底部には、前述の吹出口8が
形成されている。ダンパー格納室15の排気口16側の風路は排気風路とされており、ダ
ンパー格納室15の吹出口8側の風路は循環風路とされている。排気風路と循環風路とを
切り換える風路切換手段としてダンパー17が配備されている。
いカム機構及び減速機構を介して、ダンパー角度を制御するACモーター(図示省略)に
リンクしている。また、排気風路となる吹出口8には空気を暖める手段としてのヒーター
19が設置されている。ヒーター19は、一例としてPTCヒーターが設けられている。
このヒーター19は、セラミックヒーターやシーズヒーター等の何れか若しくは両方でも
良い。
パー17を回動させる前記ACモーターの角度調節(大・中・小)を制御する制御装置C
が設けられている。制御装置Cは、浴室の空気の排気(ダンパー17の位置をAの位置に
して、循環風路の閉鎖と排気風路の開放を行う)、浴室の空気の循環(ダンパー17の位
置をCの位置にして、排気風路の閉鎖と循環風路の開放を行う)、浴室の空気の循環・換
気(ダンパー17をBの位置にして、排気風路と循環風路の双方の一部を開放する)循環
空気の加温の有無を制御するマイクロプロセッサ及びその周辺回路を備えている。
ートコントローラ20に接続されており、リモートコントローラ20は浴室空調装置1の
動作モードを選択・決定するための各種の動作モード選択ボタンB及び液晶表示部LCD
等を備えている。
ている。フロントパネル21の吸込口7に対向する部位には、吸込口22が形成され、フ
ロントパネル21の吹出口8に対向する部位には、吹出口23が形成されている。吹出口
23には、複数の羽根材からなるルーバー24、25の回転軸24A、25Aが、図示し
ない軸受部に角度変更可能に取り付けられると共に、各ルーバー24、25の上端部には
リンク26、27が回動可能に枢着されている。フロントパネル21の吹出口23の開口
縁部には、ステッピングモーター28、29が設置されており、ステッピングモーター2
8、29の回転軸にはリンク30、31が固定されている。リンク30、31には前記リ
ンク26、27が連結されており、ステッピングモーター28、29の回転角度調整によ
って、ルーバー24、25の角度制御が行われるようになっている。
択ボタンBが設けられており、この選択ボタンBには、予備暖房、入浴暖房、衣類乾燥、
浴室乾燥、涼風、換気、タイマー「入」「切」その他のボタンが設けられている。リモー
トコントローラ20の選択ボタンBの選択操作は、制御装置Cに送信されて、制御装置C
は送信された選択モードに基づいて浴室空調装置1を制御する。衣類乾燥モードは衣類を
乾燥する為のモードであり、浴室乾燥とは、浴室の天井面や、側壁面、床面等に付着した
水滴等を除去する為の壁面を乾燥するモードをいう。
御装置Cがステッピングモーター28、29の回動角度を制御することによって、空気の
吹き出し方向が狭い角度内に狭められたり、空気の吹き出し方向が広い角度内に広げられ
たり、或いは、一定の方向に向けてスウィングすることが出来るようになっている。
ルーバー24、25は、リモートコントローラ20の選択ボタンBの選択操作モードに応
じて角度変更可能とされているので、入浴時に温風を吹き出す際に入浴者に寒さを感じさ
せることなく暖房を行うことができると共に、衣類乾燥時にランドリーパイプLP(図9
参照)等に掛けられた衣類等の乾燥ムラを解消することが可能な浴室空調装置を提供する
ことができる。
を暖める予備暖房モードであるときに、ファンモーター13がONされ、ダンパー17が
循環風路側を開け、ヒーター19が通電され、図1(a)に示すように複数のルーバー2
4、25同士が空気吹き出す方向に対して狭くなるように逆「ハ」の字形に傾斜する。
遠い位置まで送ることができ、浴室全体の空気を広範囲で攪拌してむら無く、速く暖める
ことができる。
出し方向に向かってルーバー24、25の先端部同士が接近し合って、空気の吹き出す角
度が狭くなることである。これによって、空気を吹き出す圧力が増大して吹出口8から遠
い位置まで空気が届くこととなる。特に、温風を送り出すときには暖かい空気を天井から
床面近傍まで吹き出すことができ、浴室内の広い範囲で空気の攪拌がなされるために、予
備暖房によって浴室内の空気を短時間で暖めることができる。
られるとは、空気の吹き出し方向に向かってルーバー24、25の先端部同士が離れ合っ
て、空気の吹き出す角度が広がることであり、これによって、空気を吹き出す方向が分散
して吹出口8の中心方向から離れた浴室の壁面に沿って空気が送られることとなる。特に
、身体の洗浄中などの濡れた身体に空気を吹き付けると、暖められた空気であっても、水
分の気化熱で身体が冷やされるため、入浴者が寒さを覚えやすい。
24、25の吹き出し範囲を広範囲に分散させることによって、入浴している人に寒さを
感じさせないで、浴室内の空気を暖めることができると共に、広範囲に空気を送風するの
で、浴室の広範囲に暖かい空気を送り出すことができ短時間で空気を暖めることができる
。
暖房モードでは、入浴者に直接空気が当たらないようになっておれば、洗い場(Bb)の
方向に温風が吹き出されるようになっていてもよい。
を乾燥する衣類乾燥モードであるときには、ファンモーター13がONされ、ヒーター1
9が通電され、ダンパー17が循環風路側を開けて、ダンパー17がBの位置となり、浴
室内において空気を循環させながら、一部の空気を排気口16より屋外へ排気するように
して、浴室内に掛けられた衣類の上下、左右の少なくとも何れかに空気が送風されるよう
に、前記複数のルーバー24、25同士の空気吹き出す方向が上下、左右の少なくともい
ずれかにスウィングする。
類の乾燥ムラがなくなる。
4、25が空気を吹き出す所定の角度を中心として所定角度(例えば±10度)の範囲内
において、吹き出し方向を揺動することであり、一定の吹き出し角度を中心として所定の
範囲で空気を吹き出す方向を揺動させることである。これは、浴室の対向する壁面にラン
ドリーパイプLP(物干し竿)を架設し、このランドリーパイプにハンガー等を懸け、ハ
ンガーに衣類を懸けて衣類乾燥を行うときに、一定の決まった方向にしか乾燥風が送風さ
れないと、決まった位置の衣類しか乾燥できず、場合によっては一つの衣類の一部だけ乾
燥されるといった不都合が生じるからである。乾燥空気を衣類に向かって送り出すときに
、ルーバー24、25をスウィングすることによって広い範囲に乾燥した空気を送り出す
ことが出来、衣類の乾燥ムラが解消されることとなる。
送風する涼風モードであると、ファンモーター13がONされ、ダンパー17が図1(a
)に記載のBの位置となり、循環風路側を開け、ヒーター19が通電遮断されてOFFと
なり、浴室内の洗い場側に空気が送風されるように、複数のルーバー24、25同士の空
気吹き出す方向が向けられる。
ととなる。浴室空調装置のリモートコントローラ20は、浴室の空気を戸外に排気する換
気ボタンと、浴室の空気を浴室に戻す涼風ボタンと、浴室の空気を浴室に戻す際にヒータ
ーで暖めて戻す入浴暖房ボタンと、予備暖房ボタンと、衣類乾燥ボタン等の各種機能を実
行するボタンを備えており、リモートコントローラ20のボタン選択に基づいて浴室空調
装置のモーターの回転及びダンパーの角度設定並びにヒーターの通電が制御されるように
なっている。
めの他の構成例を示す。この機構においてフロントパネル21の吹出口23の内側には、
枠部40が組み付けられており、この枠部40の相対する縦壁部41A、41Bの間に、
ルーバー42A、42B、43A、43Bが配設され、ルーバー42A、42B、43A
、43Bの両端部に突設された回転軸44A(図3参照)が縦壁部41A、41Bに軸止
されている。一方の縦壁部41Aには、ルーバー42A、42B、43A、43Bの端部
に突設された回転軸44Aが、回転自在に貫通している。
る。ピニオンギア47が取り付けられたステッピングモーターは枠部40の縦壁部41C
の内側などに設置され、図示しないコネクタ及びリード線を介して浴室空調装置1の制御
装置Cに接続され、制御装置Cのマイクロプロセッサの制御に基づいて駆動される。
るために、ピニオンギア47を駆動するステッピングモーターが、所定の回転数で正転し
、又は、逆転して停止し、ルーバー42A、42B、43A、43Bを傾斜させる。
続して、浴室内において集中的送風と拡散的送風を繰り返し、浴室全体の空気の加温や乾
燥を早めたり、或いは涼風に変化を与えるためには、ピニオンギア47を駆動するステッ
ピングモーターが、所定の回転数で正転及び逆転を反復して、ルーバー42A、42B、
43A、43Bを揺動させる。
造としてもよく、ルーバー42A、42B、43A、43Bと別部材として構成してもよ
い。
ように、マイクロプロセッサ(CPU)50を備えており、マイクロプロセッサ50に、
浴室照明のON/OFFを検出するための電流センサ51と、空気吸込口11等に設けら
れたサーミスタからなる温度センサ52と、湿度センサ53と、浴室に人が入ってきたか
どうかを検出する人体センサとしての焦電センサ54と、リモートコントローラ20と、
ヒーター19と、ファンモーター13と、ダンパー駆動用のモーター55と、ルーバー2
4A、25Aの駆動用のモーター56とが接続されている。入浴者を検知するための人体
センサとしては、焦電センサ54などの人感センサの他にも、浴室照明の検知であっても
良い。
1のメインスイッチオンにより、開始する(ステップ1)。この浴室空調装置1は、24
時間換気機能を備えており、浴室空調装置1には、この24時間換気運転のためのスイッ
チとして専用のスイッチが設けられている。この24時間換気スイッチ(B7)は通常は
選択されている為、図5(a)のオート運転制御では既に選択されているものとする。
え、近年問題となっているホルムアルデヒドやVOCなどが入った有害物質の除去の為、
住宅全体の換気を行うものである。この浴室空調装置1は、常時換気を行う換気装置であ
り、住宅の換気対象エリアの所定換気回数(例えば0.5回/時間)を満たすよう行うも
のや、または、他の常時換気装置(図示せず)がある場合に、この浴室空調装置1は前記
換気回数を満たす為の不足分を補うような構成になっていてもよい。
房を行うかどうかを判定する(ステップ2)。オートモードボタンB1がOFFであれば
、そのまま24時間換気運転を行う。暖房を行うのであれば、浴室の照明が点灯している
かどうかについて、浴室の照明に電流が流れていることを検出する電流センサ51のON
/OFFを判定する(ステップ3)。電流センサ51がOFFのままであれば、ONにな
るまで待機する。
先端部を狭めて床面まで暖かい空気を送風し、予備暖房をスタートすると共に、浴室内の
24時間換気の停止若しくは風量低下を行うために、ダンパー17により排気口5側の送
風断面積を小さくするように、ダンパーモーター55を制御する(ステップ4)。
減を行ったが、後述する他の実施例に記載のように、浴室内の空気を排気するための換気
専用の換気ファンと、吸い込んだ空気を浴室内に循環させる循環ファンとを備えた浴室空
調装置の場合には、脱衣所やトイレ等の他室に設置された換気装置からダクトD2,D3
を介して浴室の空気を吸い込めるようになっていれば、浴室内においては換気停止又は風
量低減が行われるものの、住宅全体の換気に関しては、24時間換気の停止または風量低
減を行わなくてもよい。
なったら(ステップ5)、予備暖房を停止すると共に、入浴暖房を開始する(ステップ6
)。焦電センサ54がONにならなかったら、入浴者を感知するまで待機する。ここで、
所定時間までに入浴者が浴室に入らなかったら、後述するステップ7の前に移動するよう
に処理してもよい。
24、25の先端部を広げて直接入浴者に風が当たらず、浴室全体の壁面に沿って暖かい
風が送られるように、入浴暖房をスタートする。入浴中は入浴暖房を維持するが、その他
の制御が入っても良い。入浴が終わって浴室の照明がOFFになったら(ステップ7)、
入浴暖房を停止し、浴室の24時間換気の再開若しくは復旧運転を行う(ステップ8)。
(例えば60%)以上であったら、ステップ10に移行して、ヒーター19に通電すると
共にルーバー24、25をスウィング若しくは開閉して温風を送風し、乾燥をスタートす
ると共に、ダンパーモーター55を制御し、ダンパー17をBの位置にして、浴室内へ空
気を循環させながら、一部の空気を排出するような循環換気を行う浴室乾燥を開始する(
ステップ10)。浴室乾燥モードは、衣類乾燥モードとは異なり、ヒータを通電せずに空
気を送風するようにしてもよい。
ば60%)以下になったら、浴室乾燥を停止し(ステップ12)、オートモードを停止す
る(ステップ12)。ステップ8で24時間換気運転に戻っているので、オートモード停
止後は再度24時間換気運転が続行される。
には、浴室空調装置1の制御装置Cは、衣類乾燥や浴室乾燥を行う乾燥モードのボタンB
5を単独で押した場合には、メインスイッチONによるスタート後、湿度センサ53によ
る湿度検出を行って、浴室内の乾燥レベルを判定し、乾燥レベルが所定値以上であれば、
ヒーター19を通電し、ダンパー17で排気口16を塞ぎ若しくは狭め、ルーバー24、
25をスウィング若しくは開閉して浴室内を乾燥させる。この乾燥処理後再度乾燥レベル
が所定値以上であれば、乾燥処理を続行し、所定値以下に下がったら、乾燥処理を終了さ
せて24時間換気の再開を行う。
ずれでも良い)を行うかどうかの判定を入れ、暖房を行わない場合(例えば、夏期の入浴
などの場合)に、自動乾燥を行わせるために、ステップ9の前に移行するようにしたが、
ステップ2及びステップ9は省いても自動運転は成り立ち、浴室の自動乾燥を行える利点
がある。
6の浴室空調装置1の制御装置Cは、湿度センサ53や焦電センサ54を備えないタイプ
のものである。
運転が開始し(ステップ1)、オートモードボタンB1の選択を判定する(ステップ2)
。オートモードボタンB1がONでれば、オート運転モードとなり、オートモードボタン
B1がOFFでれば、オートモードボタンB1がONとなるまで待機する。
うに制御する(ステップ6)。ステップ6の後は照明スイッチのON/OFF判別を行う
(ステップ7)。入浴後に照明スイッチがOFFとされ、電流センサ51がOFFとなっ
たら、ステップ8に移行して24時間換気の再開若しくは復旧運転を行うと共に、浴室乾
燥を行う(ステップ8)。浴室乾燥が終了したら(ステップ10)、オート運転待機状態
に戻る。この浴室乾燥は、図5のステップ9乃至ステップ12と同様であるので、その説
明を援用する。
ルーチンでは、サブルーチンのスタート後は、入浴中の温度が設定温度以上かどうかを判
別し(ステップSB1)、設定温度以下(例えば50°c)であれば、設定温度になるま
でヒーター19を加熱し、設定温度(例えば50°c)になったら、ヒーター19を停止
する(ステップSB2)。ステップSB2の後は入浴中の温度が設定温度以下(例えば4
0°c以下)かどうかを判別し(ステップSB3)、設定温度以下であれば、再度入浴暖
房を再開する(ステップSB4)。
室の空気の温度をチェックして、暖房の必要性を判定し、設定温度以下の場合には暖房を
自動的に行い、設定温度以上の場合には暖房を行わない自動運転を示すものである。
照明スイッチがONになると入浴暖房へ移行するようになっている。先ず、24時間換気
運転がスタートしたら、オートモードにあるかどうかの判定を行い(ステップSC1)、
オートモードであった場合には、オート運転を開始し、24時間換気の停止若しくは換気
量の低減を行って、予備暖房モードが開始される。(ステップSC2)。オート運転開始
後は、電流センサ51により照明スイッチのON/OFFを監視し(ステップSC3)、
照明スイッチがONになったら、入浴暖房を行う(ステップSC4)。この入浴暖房(ス
テップSC5)は図7により入浴暖房のフィードバック制御について説明したものでも良
いし、浴室内へ送風する総風量またはヒータの発熱量を弱めるようになっている。その際
にルーバー24,25を洗い場側でない方向(例えば、浴槽側)に向けることが好ましい
。入浴暖房下において、照明スイッチのON/OFFを監視しており(ステップSC6)
、照明スイッチがOFFとなれば、入浴が完了したと判断し、浴室の24時間換気の再開
若しくは換気量の増大を行って浴室乾燥を行う(ステップSC7)。この浴室乾燥は、時
間の経過により乾燥処理終了を判定するものであり、浴室乾燥の開始と共に、乾燥処理時
間を設定時間と比較判定する(ステップSC8)。乾燥処理時間が設定時間に到達したら
、浴室乾燥を停止して(ステップSC9)終了する。
狭めたり(予備暖房時)、ルーバー24、25の吹き出し方向の先端部を広げたり(入浴
暖房時)、ルーバー24、25を所定の吹き出し方向を中心として所定角度内でスウィン
グさせたりすることによって、入浴前の浴室の暖房を行ったり(予備暖房)、入浴時の浴
室の暖房(入浴暖房)を行うことができる。その際、予備暖房では吹出口8から吹き出す
温風を洗い場の床面まで送風でき、浴室全体の空気の流れを大きくして浴室の暖房効率が
高くなる。また、入浴暖房では、洗い場にいる入浴者に直接風が当たることを防止しつつ
浴室内部を暖めることが出来る。更に、入浴後の浴室の乾燥時或いは衣類の乾燥時にはル
ーバーのスウィングにより衣類や浴室の乾燥ムラを解消できる。
すれば、予備暖房から入浴暖房切換、更には、入浴後の浴室乾燥と24時間換気の切換を
全て自動的に行うことができるので、快適性が著しく向上することができる。
」の字形状でなく、図1(d)に示すように、ルーバ24(25)を同一方向に向くよう
な形状にして、ステッピングモータ等の駆動手段により可動するようにして、入浴暖房時
には浴槽の方向に向け、予備暖房時には、洗い場方向に向け、衣類乾燥時には、衣類に向
けるか、上下または左右にスウィングするようにしてもよい。また、スライドシャッタや
開度調整シャッタを設けて、吹き出し口の開口面積を変える構造により形成されてもよい
。
排気口が形成され、この排気口に浴室空調装置1から延びるダクトDが接続されている。
排気口にはフードFdが取り付けられており、ダクトDの空気はフードFdから建物外部
に排気される。Ro2は点検口であり、蓋板C1を開くと点検作業が出来るようになって
いる。浴室Brには戸Drのガラリから空気が入ることができ、浴室Brに入った空気は
浴室空調装置1によって吸い込まれるようになっている。Baは浴槽、Bbは洗い場であ
る。
いる。また、循環ユニット102の下部には吸い込んだ空気を再度浴室内に戻す循環吹出
口106が開口されている。循環ユニット102のファンケース104の内部には循環フ
ァン107が配備されている。循環ファン107は制御装置Cによって制御されるモータ
ーM2により駆動される。循環ファン107は、ファンケース104の吸込口105から
空気を吸い込んで循環吹出口106から吸い込んだ空気を吹き出す。循環ユニット102
には図示しないヒーターが設置されており、このヒーターによって吸い込んだ空気を暖め
ることが出来るようになっている。浴室空調装置100の制御装置Cは、浴室空調装置1
の制御装置Cと同様であり、リモートコントローラ20のボタン操作に基づいて浴室空調
装置100の動作を制御する。
ョイント114D、115Dを介して浴室Br並びに他の部屋のダクトD2、D3に接続
されている。吸込口116は遮蔽板116Aにより閉ざされている。換気ユニット103
に設置されたファンケース108には浴室内空気の吸込口109が形成されている。また
、換気ユニット103の側壁部には吸い込んだ空気を建物の外部に排出する換気用吹出口
117が開口され、この換気用吹出口117に取り付けられたダクトジョイント117D
には換気用のダクトDが接続されている。
る。換気ファン110は制御装置Cによって駆動制御されるモーターM1により駆動され
る。換気ファン110は、ファンケース108の吸込口109から空気を吸い込んで換気
用吹出口117からダクトDを介して建物外部に室内空気を吹き出す。換気ユニット10
3の吸込口111には吸込口111の開閉を行うための電動シャッター112が回転角度
制御可能に設けられている。
動が可能となっており、換気ユニット103と循環ユニット102が別々のユニットによ
り構成されている。
111が設けられている。この吸込口111はダクトD2、D3(図9、図11参照)を
介して前記室内に連通していても良い。吸込口111の電動シャッター112は吸込み量
を調整する。リモートコントローラ20に設けられた換気スイッチが選択されるとモータ
ーM1の駆動により、換気ファン110が回転して、他の部屋の吸込口114、115か
ら吸い込まれた空気は吸込みダクトD2、D3を介して屋外へ排気される。
室及びトイレ、脱衣所の吸い込み口から常時換気が行われている。また、循環ユニット1
02において、浴室内の空気を吸い込む吸込口105は、換気用吸込口と別に設けられて
おり、ヒータ(図示省略)の通電制御により、浴室内への温風や涼風の送風を行うように
なっている。
転するともに、予備暖房と同様に、図示しないヒーターにより暖められた温風が浴室Br
内へ送風されるが、吹き出し風量を小さくするようにモーターM2の回転数量が小さくな
る。その際に風量を少なくすることと併せて、ヒーターの発熱量を小さくするように制御
してもよい。
予備暖房モード又は入浴暖房モードのときは、いずれも浴室内の空気の排気(換気)は行
っていない。
けた電動シャッター112が閉じられるため、浴室Br内の空気の排気は行われないが、
トイレや脱衣所等においてはそれぞれの空気が吸い込まれて排気されることにより、建物
全体の換気は行われている。
内の空気を戸外に排気しながら、モーターM2を回転させて循環ファン107によって浴
室Br内へ温風を送風すると共に、前述の揺動可能なルーバーを衣類に対して上下や左右
にスウィングする。これによって、複数の衣類を乾燥させる場合には、ムラなく衣類を乾
燥できる。
2 筐体
8 吹出口
9 吸込口
10 ファンケース
12 遠心ファン
17 ダンパー
C 制御装置(マイクロプロセッサ)
D 排気用のダクト
20 リモートコントローラ
24、25 ルーバー(吹出可変部)
51 電流センサ
52 温度センサ
53 湿度センサ
54 焦電センサ
B1 オートモードボタン
B2 予備暖房運転ボタン
B3 入浴暖房ボタン
B4 涼風ボタン
B5 衣類乾燥ボタン
B6 乾燥ボタン
B7 24時間換気ボタン
Claims (2)
- 浴室から空気を取り入れるための吸込口と、
該吸込口を介して取り入れられた前記空気を前記浴室内に吹き出す吹出口と、
該吹出口に設けられた複数の羽根材からなる吹出可変部と、
前記吸込口から取り入れられた前記空気を加熱するヒータと、
前記吹出口に前記空気を導くファンおよび該ファンを駆動するファンモーターと、
該ファンモーター、前記吹出可変部、前記ヒータを制御する制御部とを備え、
該制御部は、リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作に応じて、前記ファンモーター、前記吹出可変部、前記ヒータを制御して、前記ファンにより吸い込んだ空気を前記吹出口より浴室内に吹き出すようにするとともに、
前記吹出可変部の複数の羽根材の先端部を、
前記吹出口の中央側に向くように、複数の羽根材同士が空気を吹き出す方向に対して狭くなる逆「ハ」の字型に傾斜する狭められた角度と、
前記吹出口の外側に向くような「ハ」の字型に傾斜する広げられた角度と、に変更可能とし、
前記吹出可変部によって、前記吹出口から浴室内に空気を絞って送風したり、空気を拡散して送風したりできるように構成され、
前記制御部は、
前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって浴室の広範囲に温かい空気を送り出す暖房モードが選択されると、
前記吹出可変部の複数の羽根材の先端部を、前記吹出口の外側に向くような「ハ」の字型に傾斜する広げられた角度にして、
空気を吹き出す方向を分散し、入浴者が肌寒さを感じないように、前記吹出口の中心方向から離れた浴室の壁面に沿って空気を送るよう構成され、
また前記制御部は、
前記吸込口から吸い込んだ浴室内の空気を排気口から屋外へ排気することにより常時換気を行う24時間換気モードを備えると共に、
24時間換気モードのときに、前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によって暖房モードが選択されると、前記24時間換気モードの換気風量を抑制する暖房運転を行い、該暖房運転が終了した後に前記24時間換気モードが再開されるよう構成されたことを特徴とする浴室空調装置。 - 前記制御部は、
前記リモートコントローラに設けられた選択ボタンの選択操作によってオートモードが選択されると、
前記24時間換気モードの換気を停止若しくは風量を抑制すると共に、複数枚の羽根材を逆「ハ」字状にする予備暖房を行い、
次に、前記予備暖房を停止すると共に、複数枚の羽根材を「ハ」字状にする入浴暖房を行い、
該入浴暖房が終了した後に前記24時間換気モードの再開若しくは復旧運転を行うよう構成したことを特徴とする請求項1に記載の浴室空調装置。
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