JP2007120855A - 浴室空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の乾燥状態を維持する。
【解決手段】乾燥運転モード(第1の所定条件下)が選択された直前または直後に検出された浴室内の湿度を第1の湿度として保存する。次に、乾燥運転モードが終了してから所定時間経過後に(第2の所定条件下)、浴室内の湿度を検出する。検出されたこの湿度を第2の湿度として第1の湿度と比較し、湿度が上がっているときは、洗濯物等が充分乾燥していないと判断して、追加乾燥運転を行う。追加乾燥運転の運転時間は湿度差によって異ならせる。追加乾燥運転によって洗濯物などの乾燥状態を維持できる。
【選択図】 図8

Description

この発明は、浴室空調装置に関する。詳しくは、浴室内で衣類などの洗濯物や乾かし物(以下洗濯物等という)を乾燥したのち、乾燥後の洗濯物等を浴室内に放置したり、乾燥時間が不十分であったような場合でも、追加乾燥処理(再乾燥処理)を自動的に行うことで、洗濯物等を確実に乾燥させることができるようにしたものである。
乾燥機能付きの空調装置として、浴室空調装置が知られている(特許文献1)。このような浴室空調装置を利用して、浴室内で洗濯物等の乾燥を行う場合には、浴室内に設置されたランドリーパイプ等の物干し部材に洗濯物等を掛け、そして操作部に設けられた乾燥モードスイッチを選択する共に、タイマによって乾燥時間を選択して乾燥運転を行う。
乾燥運転は通常タイマ運転であり、予め選択されたタイマ時間後(例えば4時間後)に乾燥運転が終了し、終了した段階で洗濯物等を浴室から取り出して、タンスなどに収納する。
特開2004−211959号公報
ところで、上述したように乾燥運転は通常タイマ運転であり、設定されたタイマ時間になると乾燥運転が自動的に停止する。タイマ時間の設定が充分でないと、例えば節電を考慮してタイマ時間の設定が短すぎたような場合には、乾燥運転が終了しても洗濯物等が完全には乾燥されていない場合がある。つまり、生乾きの状態となっている。そのような場合には、再度乾燥運転モードを選択し、改めてタイマ時間を設定して乾燥運転を実行しなければならない。
また、タイマ設定時間が適切で洗濯物等が充分乾燥していても、乾燥運転終了後浴室内に洗濯物等を放置してしまう場合がある。例えば、深夜などに乾燥運転を行うようなときである。洗濯物等を浴室内にそのまま放置すると乾燥した洗濯物等に浴室内の水分が再度付着することになるから、洗濯物等の乾燥が充分でないという問題が生じるおそれもある。
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、洗濯物等の乾燥が不十分であるときは、自動的に再度乾燥運転モードを実行するようにしたものである。
上述した課題を解決するため、この発明に係る浴室空調装置は、
浴室内の空調運転を行う空調手段と、
浴室内の湿度を検出する湿度検出手段とを備えた浴室空調装置であって、
前記湿度検出手段により、第1の所定条件下で検出した第1の湿度と、
第2の所定条件下で検出した第2の湿度とを比較する湿度比較手段と、
前記湿度比較手段に基づき、所定の空調運転を実行するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明では、空調運転モードの1つに乾燥運転モードを用意する。また、浴室内の湿度を検出するため湿度検出手段としての湿度センサを備える。湿度センサは空調装置本体内であって、浴室内の空気を吸い込む吸込口付近に設けることができる。湿度センサのセンサ出力は空調運転を制御する制御・演算部に供給される。
制御・演算部には各種の運転モードを選択するための操作部が関連されている。
したがってこの制御・演算部の機能としては、その一部として検出された湿度を比較し、その結果で空調運転モードを制御する機能が含まれる。
浴室空調装置には24時間換気運転モードが用意され、この24時間換気運転モードが選択されているときは、浴室内の湿度が定期的に検出される。洗濯物等を乾燥する乾燥運転モード(第1の所定条件下に相当する)が選択されたときは、この乾燥運転モードが選択された直前に検出された湿度若しくは乾燥運転モードが選択された直後に検出された湿度を第1の湿度として保存する。第1の湿度については、通常運転されている24時間換気運転モード時に、定期的(例えば30分毎)に湿度をサンプリングして、その平均値を第1の湿度として用いることもできる。その場合には、乾燥運転モードが選択されたタイミングの直前までにサンプリングされた湿度の平均値を使用することができる。24時間換気運転モードでは、第1の湿度(平均値)は50%程度となる。
次に、乾燥運転モードが終了してから所定時間経過後に(第2の所定条件下に相当する)、浴室内の湿度を検出する。所定時間とは、30分〜1時間程度である。所定時間が短すぎると、乾燥運転モード時の室内湿度(15〜30%)を検出してしまうおそれがあるからである。検出されたこの湿度を第2の湿度として、第1の湿度と比較する。
乾燥運転前(直後を含む。)と比較して湿度が上昇しているときは、浴室内の湿度が高くなっていることになるので、この場合には洗濯物等が充分乾燥していないと判断して、追加乾燥運転を行う。追加乾燥運転の運転時間は湿度差によって異ならせる。追加乾燥運転の運転時間と湿度差との関係を、予めマップ化しておけば、湿度差から、その湿度差に適した追加乾燥運転時間や稼働対象を簡単に選択できる。
追加乾燥運転は、風量を一定にしてヒータ温度(ヒータ発熱量)と運転時間を、湿度差に応じて可変する場合でもよければ、ヒータ温度を一定にして風量と運転時間を、湿度差に応じて可変してもよいし、あるいはその双方(風量とヒータ温度運転時間)を湿度差に応じて可変にしてもよい。さらに、ヒータに通電せずに循環換気運転を行うようにしてもよい。第1回目の追加乾燥後も継続して湿度を監視して、第2回目以降の追加乾燥を行ってもよい。洗濯物等を確実に乾燥させるためである。
この発明では、乾燥運転直前の湿度に対して、乾燥運転終了後の湿度が高いときは追加乾燥運転を自動的に行うようにしたものである。これによって、洗濯物等が浴室内に放置されている場合でも、あるいは乾燥運転時間が短く設定させてしまったようなときでも、洗濯物等を確実に乾燥させることができる。
続いて、この発明に係る浴室空調装置の好ましい実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1はこの発明に係る浴室空調装置1の適用例であって、洗面所17に隣接した浴室18に設置された状態を示している。
浴室空調装置1は浴室18の天井に設置される。浴室18の天井パネルには、浴室空調装置1の本体ケース63が入る開口部が形成され、浴室空調装置1は、フロントパネル6が露出するようにして、天井裏から吊り下げる形態、あるいは天井パネルに固定する形態等で取り付けられる。
浴室18の天井に取り付けられた浴室空調装置1では、排気ダクト接続部19に排気ダクト20が接続される。排気ダクト20は、建物の外壁に取り付けた排気グリル21に接続される。これにより、浴室空調装置1で吸い込んだ浴室18内の空気を、排気ダクト20を介して外に排気できる構成となっている。
浴室空調装置1は、後述するように洗濯物等を乾燥させる機能を備えているので、浴室18には洗濯物などの洗濯物等27等を掛けるランドリーパイプ(吊り下げ部材)22を備える。吹出口6aから吹き出す空気が、浴槽18a外の洗い場18bなどに居る入浴者に直接当たると、寒さを感じることがあるので、吹き出方向はランドリーパイプ22側に向くように設定される。
吹き出方向が調整できる構成では、浴室空調装置1の設置位置に応じて自在に吹き出し方向が調整可能であるので、この場合においてもランドリーパイプ22側に向くように吹き出し方向が設定される。
浴室18の入口には浴室ドア23を備える。浴室ドア23は空気取入口(ガラリ)23aを備え、洗面所17等の空気を浴室18内に取り込めるようになっている。
洗面所17等の他室の空気を吸い込むための吸気ダクト接続部65aを本体ケース63に設け、吸気ダクト接続部65と接続した吸気ダクト65を設けることで、浴室18内の空気に加え、吸気口65bから他室の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を屋外へ排気することができる。また、吸気ダクト接続部65を設けたが、これを設けず、他室の換気を行わない構造でもよい。
図2〜図5は浴室空調装置1の内部構成例を示すもので、図2は浴室空調装置1の分解斜視図、図3はその平面図、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図である。これら断面図は、説明の都合上浴室空調装置1の内部構成を概略的に示した。
図2以下に示す浴室空調装置1は複数の運転モードを実現できるように構成されている。運転モードとは、換気運転モード、暖房運転モード、涼風運転モード、乾燥運転モードなどである。そのため、この浴室空調装置1には、涼風(送風)及び温風を吹き出す循環空調ユニット51(図2以下参照)と、換気ユニット52(図4参照)を備える。
図4に示すように循環空調ユニット51は、循環ファン部53とヒータ部54を備える。循環ファン部53はシロッコファンで循環手段を構成し、循環ファンモータ53aに回転駆動される多翼の羽根車(ファン)55と、風路を形成する循環ファンケース56を備える。
循環ファンケース56は、羽根車55の軸方向に沿った面を開口して形成される吸込口57aと、羽根車55の接線方向に沿って形成される風路56aと連通した吹出口57bとを備える。
図3に示すヒータ部54は加熱手段を構成し、図5に示すように循環ファンケース56の吹出口57b近傍の風路56aにPTCヒータ58を備える。
換気ユニット52は、図4に示すように換気ファン部59を備える。換気ファン部59はシロッコファンで換気手段を構成し、換気ファンモータ59aに回転駆動される多翼の羽根車(ファン)60と、風路を形成する換気ファンケース61を備える。
換気ファンケース61は、図4に示すように羽根車60の軸方向に沿った面を開口して形成される吸込口62aと、羽根車60の接線方向に沿って形成される風路61aと連通した吹出口62bとを備える。
循環空調ユニット51と換気ユニット52は本体ケース63に取り付けられる。本体ケース63は、換気ユニット52の吹出口62bと連通する排気ダクト接続部64を一の側面に備える。また、本体ケース63は、排気ダクト接続部64を備えた側面と異なる側面に吸気ダクト接続部65を備える。排気ダクト接続部64に排気ダクト(図示はしない)が接続され、吸気ダクト接続部65に吸気ダクト65aが接続され、例えば、洗面所等の他室に連通し、他室の空気を吸い込むようになっている。吸気ダクト接続部65を複数設けて、洗面所17に加えて図示しないトイレ等の空気を吸い込むようにしてもよい。
換気ユニット52は、図4に示すように本体ケース63の吸気ダクト接続部65と換気ファン部59の吸込口62aが連通して第1の換気風路66aが形成される。
本体ケース63内には、図4に示すように換気ファン部59の吸込口62aの下側に換気風路形成部67が取り付けられ、第2の吸気風路66bを介して吸込口62aと連通する吸気口68が形成される。
本体ケース63の一部であって、浴室18内の空気が循環する風路内には、浴室28内の湿度検出手段が設置される。例えば図5に鎖線で示す風路内、この例では循環ファンケース56内であって、循環ファンモータ53aとPTCヒータ58との間の底面側に湿度検出手段として機能する湿度センサ26が取り付け固定される。
図6は浴室空調装置1の制御機能部の一例を示すブロック図である。浴室空調装置1の制御機能部においては、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等で構成される制御・演算部24に、操作部(リモコン操作部)25及び湿度検出用の湿度センサ26が接続される。制御・演算部24には、さらに循環ファンファン53a、換気ファンモータ59a及びヒータ58等が接続される。操作部25は、例えば浴室空調装置1本体と独立したリモートコントロール装置であって、図1に示すように、洗面所17の壁面等に取り付けられる。
図7は操作部25の一例を示す構成図である。操作部25はLCDなどの表示部39と、各種操作ボタン等を備える。操作ボタンとしては、例えば、浴室空調装置1の電源ON・OFFを行う電源ボタン38、暖房運転モードを選択する暖房モードボタン28と、涼風運転モードを選択する涼風モードボタン29と、換気運転モードを選択する換気モードボタン30と、乾燥運転モードを選択する乾燥モードボタン31を備える。
乾燥運転モードは、浴室内で洗濯物等を乾燥させるときに使用される運転モードであって、この発明ではこの乾燥運転モードに関連して、浴室18内の湿度を考慮した追加運転モードが設定されている。
選択した運転モードを利用者が確認できるように、例えば各ボタンに対応してランプ32を備え、選択された運転モードのボタンに対応するランプ32が点灯する。タイマボタン33によって設定した時間(タイマ時間)だけ、運転モードが実行される。
さらに、乾燥運転モードの終了ボタン34を備える。この終了ボタン34によって設定された運転時間内であっても強制的に乾燥運転モードを終了させることができる。
このように浴室空調装置1は、複数の運転モードが用意され、その何れかを選択できるようになっている。暖房運転モードから説明する。
(1)暖房運転モード
暖房運転モードボタン28が押されると、制御・演算部24からの制御信号に基づいて循環ファンモータ53aとPTCヒータ58が駆動される。循環ファンモータ53aが駆動されると、フロントパネル6の吸込口6bを通して、循環ファン部53の吸込口57aから室内の空気が吸い込まれ、循環ファンケース56によって吹出口57bへと空気が流れる。
このとき同時にPTCヒータ58が通電される。PTCヒータ58が加熱されることで風路56aを通る空気が加温され、フロントパネル69の吹出口7から温風が吹き出される。これにより、暖房モードでは冬場等に浴室102を暖めることができる。
暖房モードでは、換気ファンモータ59aは駆動されないので、換気は行われない。そのため、暖房モードで暖められた浴室18内の空気が屋外に排出されることはない。
(2)涼風運転モード
涼風モードボタン29が押されると、制御・演算部24からの制御信号によって循環ファンモータ53aが駆動される。循環ファンモータ53aが駆動されるとフロントパネル6の吸込口6bを通して、循環ファン部53の吸込口57aから室内の空気が吸い込まれ、循環ファンケース56によって吹出口57bへと空気が流れる。
涼風モードでは、PTCヒータ58に対する通電は行われない。したがって風路56aを通る空気は加温されず、室内の温度に応じた送風が吹出口6aから風が吹き出される。これにより、涼風運転モードでは夏場等に浴室空調装置1を扇風機として使用できる。涼風モードでは、換気ファンモータ59aは駆動され、換気が行われ、循環換気運転が行われる。
(3a)換気運転モード
換気モードボタン30が押されると、制御・演算部24からの制御信号によって換気ファンモータ59aが駆動される。換気ファンモータ59aが駆動されると、吸込口6bから浴室18内の空気が吸い込まれ、第2の換気風路66b及び換気ファン部59の吸込口62aを通って浴室18内の空気が屋外に排気される(図4鎖線図示)。
また、図11に示す羽根車60が回転することで、第1の換気風路66a及び換気ファン部59の吸込口62aを通り、図1に示す浴室18外からの空気が吸い込まれ、そして排気される(図4鎖線図示)。
(3b)24時間換気モード
24時間換気モードボタン30aが押されると、制御・演算部24からの制御信号によって換気ファンモータ59aが起動される。換気ファンモータ59aが駆動されると吸気口6bから浴室18内の空気が吸い込まれ、第2の換気風路66b及び換気ファン部59の吸込口62aを通って浴室18内の空気が屋外に排気される(図4鎖線図示)。
また、図11に示す羽根車60が回転することで、第1の換気風路66a及び換気ファン部59の吸込口62aを通り、図1に示す浴室18外からの空気が吸い込まれ、そして排気される(図4鎖線図示)。
なお、24時間換気モードは、通常選択されており、住宅全体等の所定エリアの換気を所定の換気回数(例えば0.5回/時)を満たすように、連続的にまたは断続的にファンモータ59aが駆動され、浴室18の浴室ドア23aの空気取込口(ガラリ)23aを通して、居室等の他室の空気が吸い込まれて、常時換気を行うようになっている。
(4a)乾燥運転モード
乾燥モードボタン31が押されると、制御・演算部24からの制御信号によって、循環ファンモータ53a、換気ファンモータ59a及びPTCヒータ58が駆動される。
循環ファンモータ53aが駆動されると、吸込口6bを通して、循環ファン部53の吸込口57aから室内の空気が吸い込まれ、循環ファンケース56によって吹出口57bへと空気が流れる。PTCヒータ58が駆動され通電されると、風路56aを通る空気が加温され、フロントパネル6の吹出口6aから温風が吹き出される。
換気ファンモータ59aが駆動されると、羽根車60が回転することで、浴室18内の空気が吸込口6bから吸い込まれ、吸い込まれた空気は第2の換気風路66b及び換気ファン部59の吸込口62aを通って屋外に排気される。
これにより、乾燥モードでは、浴室18内に温風を吹き出すことで、ランドリーパイプ22に吊された洗濯物等の洗濯物を乾燥させることができる。
(4b)追加乾燥運転モード
乾燥運転モードが選択されたときには、上述した制御・演算部24では、湿度センサ26からのセンサ出力が監視され、第1の所定条件下での湿度(第1の湿度)と、第2の所定条件下での湿度(第2の湿度)とが比較され、その湿度差の有無が検知され、湿度差があるときはこの湿度差に応じて追加乾燥運転が行われる。
ここに、第1の所定条件下とは、乾燥運転モードの直前または直後のことであり、第2の所定条件下とは、乾燥運転モードが終了してから所定時間経過したときを指す。
この例では、洗濯物等を乾燥する乾燥運転モードが選択されたときは、この乾燥運転モードが選択された直前に検出された湿度若しくは乾燥運転モードが選択された直後に検出された湿度を第1の湿度として保存する。第1の湿度については、通常運転されている24時間換気運転モード時に、定期的(例えば30分毎)に湿度をサンプリングして、その平均値を第1の湿度として用いることができる。その場合には、乾燥運転モードが選択されたタイミングの直前までにサンプリングされた湿度の平均値が第1の湿度として使用される。24時間換気運転モードでは、第1の湿度(平均値)は50%程度となる。
次に、乾燥運転モードが終了してから所定時間経過後に(第2の所定条件下に相当する)、浴室内の湿度を検出する。所定時間とは、30分〜1時間程度である。所定時間が短すぎると、乾燥運転モード時の室内湿度(15〜30%)を検出してしまうおそれがあるからである。検出されたこの湿度を第2の湿度として、第1の湿度と比較する。
乾燥運転前(直後を含む。)と比較して湿度が上昇しているときは、浴室内の湿度が高くなっていることになるので、この場合には洗濯物等が充分乾燥していないと判断して、追加乾燥運転を行う。追加乾燥運転の運転時間は湿度差によって異ならせる。
追加乾燥運転は、風量を一定にしてヒータ温度(ヒータ発熱量)と運転時間を、湿度差に応じて可変する場合でもよければ、ヒータ温度を一定にして風量と運転時間を、湿度差に応じて可変してもよいし、あるいはその双方(風量とヒータ温度運転時間)を湿度差に応じて可変してもよい。さらに、ヒータ58に通電涼風運転モードと同様な循環ファンモータ53aと換気ファンモータ59aとを駆動した循環換気運転でもよい。
追加乾燥運転の運転時間と湿度差との関係を、予めテーブル化しておけば、検知された湿度差から、その湿度差に適した追加乾燥運転時間や稼働対象を簡単に選択できる。
その一例を以下の(表1)に示す。(表1)に示す湿度比較データテーブルの追加乾燥運転モードは、風量とヒータ発熱量の双方を可変した場合である。この湿度比較データテーブルは、図6に示す湿度比較データテーブル記憶部39に記憶されている。
Figure 2007120855
湿度差が少ないときは、追加乾燥時間は短く設定され、湿度差が大きくなるにつれて追加乾燥時間が長くなるように設定されている。湿度差が大きいときはそれだけ湿気が洗濯物等に付着していると考えられるからである。ただし、(表1)に示した追加乾燥時間の例は、あくまでも一例にすぎない。
第1回目の追加乾燥後も継続して湿度を監視して、第2回目以降の追加乾燥を行ってもよい。洗濯物等を確実に乾燥させるためである。その場合の追加乾燥運転の終了は、以下の何れかを選択できる。
(1)リモコン操作部25に設けられた乾燥運転終了ボタン34が選択されたときには、追加乾燥時間が経過する前であっても強制終了する。これは、使用者の意思を尊重するためである。
(2)追加乾燥運転を所定回数行ってから強制終了させる。例えば3回繰り返したなら、強制終了させる。
(3)湿度差が大きいとき、追加乾燥運転を繰り返し行うが、タイマによる設定時間で強制終了させる。例えば8時間後に強制終了させる。この場合には、予め追加乾燥運転の上限時間がタイマによって初期設定されることになる。
なお、乾燥運転モードは、24時間換気運転モードと併用することも可能である。この場合には、所定の部屋に備えた空気の取り入れ口から、新鮮な外気が取り込まれる。そして、必要換気風量が得られるように換気ファン部59の風量を設定することで、所定換気回数を満たすことができる。風量は、所定換気回数を満たす換気ファン部59の風量を標準と設定することができる。
続いて、上述した追加乾燥運転機能付きの乾燥運転モードの処理例を図8のフローチャートを参照して説明する。この例は24時間換気運転モードが動作しているときに乾燥運転モードが選択された場合の処理例である。
図8に示す処理プログラムは乾燥運転モードが選択されたとき起動されるが、24時間換気運転モードが選択されているときには、その前提として湿度センサ26からのセンサ出力(湿度情報)が、定期的にサンプリングされ、サンプリングされた湿度情報の平均値が、制御・演算部24内のメモリ(外部メモリでも可)に第1の湿度情報として保存されているものとする。24時間換気運転モードがオフで、乾燥運転モードのみが選択されるようなケースでは、乾燥運転モードが選択された直後のセンサ出力が読み込まれて、その湿度情報が第1の湿度情報として保存されるものとする。したがって図8は前者の例である。
24時間換気運転モードが稼働している状態では、吸い込み空気湿度が定期的にサンプリングされる(ステップ81)。この状態のときに乾燥モードボタン31が操作されて乾燥運転モードが選択され、そしてタイマボタン33によって乾燥運転時間が選択されて、乾燥運転時間が設定される(ステップ82)。
これによって乾燥運転が開始されると共に、予めサンプリングされ、平均化された吸い込む空気湿度が第1の湿度として保存される(ステップ83)。追加乾燥運転を行うことによって、浴室18内の湿度は次第に低くなる(下がる)。この湿度低下によって、洗濯物等は次第に乾燥する。
追加乾燥運転中は設定された乾燥運転時間が監視され、乾燥運転時間が到来することで、乾燥運転が終了する(ステップ84)。乾燥運転が終了すると、24時間換気運転モードに移行すると共に、乾燥運転終了後の所定時間(第1の所定時間であって、大凡30分〜1時間)が経過したとき、吸い込み空気湿度を検知し、検知した空気湿度が第2の湿度として上述したメモリに保存される(ステップ85)。
続いて、第1の湿度と第2の湿度の湿度差が比較され(ステップ86)、第2の湿度が第1の湿度を下回っているときは、乾燥運転モード終了をそのまま維持し、24時間換気運転モードを継続する(ステップ87)。現在の浴室18内の湿度が乾燥運転開始時の湿度よりも下回っているときは、浴室18内の湿度が洗濯物等の洗濯物に付着しにくいので、このまま乾燥運転モードを終了させても洗濯物等の乾燥状態は、そのまま維持すると考えられる。
これに対して、第2の湿度が第1の湿度よりも大きい(高い)ときには、浴室18の内部湿度が上昇しているものと判断し、洗濯物は生乾きの状態となっていると考えられる。その場合には、(表1)に示した湿度比較データテーブルを参照して追加乾燥運転時間及び稼働対象を指定して追加乾燥運転モードに遷移する(ステップ88)。
そして、1回目の乾燥運転後であって、この追加乾燥運転時間を含めた第2の所定時間が経過したとき、あるいは乾燥終了ボタン34が押されたときは、追加乾燥運転モードを終了させる(ステップ89)。
ここで、ステップ89における第2の所定時間とは、次のケースをそれぞれ含むものとする。
(1)追加乾燥処理回数が1回に設定されているときは、テーブルを参照したときの追加乾燥運転時間を指す。この場合にはステップ90には遷移しない。
(2)追加乾燥処理回数が複数回に設定されているときは、最後の追加乾燥運転時間を指す。この場合、次の追加乾燥運転モードに遷移すると、ステップ90において追加乾燥終了後における第1の所定時間を待って第2の湿度を検知する。そして、新たに検知されたこの第2の湿度を基準にして湿度差の比較が行われる(ステップ86)。つまり追加乾燥処理回数ごとに第2の湿度が更新されると共に、湿度比較データテーブルを参照して追加乾燥時間が新たに設定されることになる。
(3)追加乾燥処理回数が設定されず、タイマによる追加乾燥運転の上限時間(例えば8時間)が設定されているときは、この上限時間を指す。したがってこの場合でもステップ90に遷移して第2の湿度の更新が行われ、追加乾燥時間の再設定処理がなされる。
以上のような処理を行うことで、浴室18内に洗濯物が放置されているような場合でも、洗濯物等の乾燥状態を維持できる。
上述した浴室空調装置1は、循環用ファンと換気ファンとを独立して設けたが、循環ファンと換気ファンとを単一のファンで構成し、風路切換手段であるダンパにより、循環風路を換気風路を切り換え、または双方の風路に空気を送風できるような構造であってよく、実施例に記載された浴室空調装置に限られるものではない。
また、本発明の浴室とは、浴槽を持たないシャワー室も含み、洗面所とは脱衣所を含むものである。
この発明では、浴室内に設置される浴室乾燥機に適用できる。
この発明に係る浴室空調装置の設置例を示す要部断面図である。 浴室空調装置の分解斜視図である。 図2の平面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 浴室空調装置の運転モード制御系を示す要部の系統図である。 リモコン操作部の配置例を示す図である。 追加乾燥処理例を示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・浴室空調装置
6b・・・吸込口
18・・・浴室
24・・・制御・演算部
25・・・操作部
26・・・湿度センサ
27・・・洗濯物
30・・・換気モードボタン
31・・・乾燥モードボタン
34・・・乾燥終了ボタン

Claims (3)

  1. 浴室内の空調運転を行う空調手段と、
    浴室内の湿度を検出する湿度検出手段とを備えた浴室空調装置であって、
    前記湿度検出手段により、第1の所定条件下で検出した第1の湿度と、
    第2の所定条件下で検出した第2の湿度とを比較する湿度比較手段と、
    前記湿度比較手段に基づき、所定の空調運転を実行するよう制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする浴室空調装置。
  2. 前記空調運転は、乾燥運転であり、前記第1の所定条件は、乾燥運転開始前で、
    前記第2の所定条件は乾燥運転終了後である
    ことを特徴とする請求項1記載の浴室空調装置。
  3. 前記第2の所定条件は、乾燥運転終了後、所定時間経過後である
    ことを特徴とする請求項2記載の浴室空調装置。

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