JPH10244100A - 換気乾燥機 - Google Patents

換気乾燥機

Info

Publication number
JPH10244100A
JPH10244100A JP5195497A JP5195497A JPH10244100A JP H10244100 A JPH10244100 A JP H10244100A JP 5195497 A JP5195497 A JP 5195497A JP 5195497 A JP5195497 A JP 5195497A JP H10244100 A JPH10244100 A JP H10244100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
temperature
exhaust
heat source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5195497A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Akai
外喜男 赤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP5195497A priority Critical patent/JPH10244100A/ja
Publication of JPH10244100A publication Critical patent/JPH10244100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気温の高低にかかわらず、衣類などの効率的
な乾燥を行うことのできる換気乾燥機を提供する。 【解決手段】 浴室換気乾燥機Dは浴室の天井に取り付
けられている。浴室換気乾燥機Dには、吸気口4、吹出
口5及び排気口6が形成されている。排気用風路29に
は、切換シャッタとしてのシャッタ板12が回動可能に
設けられている。シャッタ板12は、制御部の一部とし
ての駆動回路14によって回動軸13の周りに回動す
る。乾燥運転が選択されると、シャッタ板12は、制御
部の一部としてのマイクロコンピュータに記憶された4
つの所定位置のうちの1つで停止する。シャッタ板12
がこれらの所定位置にあると、浴室内へ多くの風を送り
ながら少しの風を排気するようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は換気乾燥機に関する
ものであり、さらに詳しくは、浴室や脱衣室などの換気
を行うとともに、これらの部屋へ温風や常温の風を供給
して同部屋や衣類などの乾燥を行うための換気乾燥機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、換気乾燥機として、特開昭60−
133245号公報(F24F 7/007,F26B
9/02)に示すように、室内に乾燥用空気を循環さ
せるための室内循環用の第1の送風機と換気用の第2の
送風機とを備え、第1の送風機と第2の送風機とを運転
して室内循環と換気とを同時に行う第1の運転モード
と、第2の送風機のみを運転して換気を行う第2の運転
モードとを有し、第1の運転モードのとき第2の送風機
は弱運転となるようにした浴室換気乾燥装置が知られて
いる。
【0003】この浴室換気乾燥装置は、衣類などの乾燥
(室内循環)運転時に、室内へ温風を吹き出すと同時に
室外への排気をすることで浴室内の湿気を室外へ排出す
ることができるため、室内を衣類などの乾燥に適した高
温・低湿状態におくことが可能になり、乾燥効率が高い
という利点を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この浴室換気乾燥装置
にあっては、第2の運転モードにおいて第2の送風機の
強・弱切換を自在としてなるため、換気の際には換気量
(排気風量)を2段階に切り換えることができる。
【0005】しかしながら、第1の運転モードにおいて
は、冬季や夏季などの季節に関係なく、排気風量は一定
量にしか設定されていない。
【0006】そこで、冬季には、気温(室外の空気の温
度をいう。以下、同じ)が低くて衣類などの水分が蒸発
しにくく比較的少ない排気風量で室内からの湿気の排出
を充分に行うことができる一方、排気風量が多すぎる
と、室外の冷たい空気が多く取り入れられるため室内の
温度が充分に上がらず、衣類などの乾燥が悪くなるおそ
れがある。また、夏季には、気温が高くて水分が蒸発し
やすく湿気の排出を充分に行うには排気風量を他の季節
よりも多くする必要がある。排気風量が少なすぎると、
室内の湿度は高いままであり、衣類などの乾燥が悪くな
るおそれがある。
【0007】このように、排気風量が一定量にしか設定
されていないため、気温の高低に対応した、衣類などの
効率的な乾燥ができないという問題があった。
【0008】また、前記の浴室換気乾燥装置にあって
は、室内へ温風を吹き出す際の吹出風量も季節に関係な
く一定量にしか設定されていない。
【0009】すなわち、浴室内に吊り下げられた衣類の
うち吹出口付近に位置するものは吹出口からの温風を直
接受けることができるが、吹出口から離れた箇所に位置
する衣類は同温風を直接受けることができない。そこ
で、浴室内での温風循環を良好にしてすべての衣類の乾
燥を促進する目的で、吹出風量は、第1の送風機を構成
するファン駆動用モータの最大送風能力に等しく設定さ
れている。
【0010】このため、夏季などの気温の高いときには
適切な吹出風量を得ることができるが、冬季などの気温
の低いときには適切な吹出風量を得ることができないば
かりか、気温の高いときには送風機の過負荷や電力消費
のむだを引き起こすおそれがあり、衣類などの効率的な
乾燥ができないという問題があった。
【0011】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたものであり、その主要課題は、気温の高低にかかわ
らず、衣類などの効率的な乾燥を行うことのできる換気
乾燥機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点によ
れば、吸気口、吹出口及び排気口が設けられた本体と、
この本体の内部に設けられた吸気・吹出・排気用送風機
と、この送風機及び吸気口に通じる吸気用風路と、送風
機及び吹出口に通じる吹出用風路と、送風機及び排気口
に通じる排気用風路と、本体の内部に設けられた熱源
と、送風機及び熱源の作動と風路の切り換えとを制御す
る制御部とを備えてなり、乾燥運転時に、送風機が、室
内の空気を吸気口から本体の内部へ吸い込んだ後に熱源
で暖めて温風としてあるいは熱源で暖めることなく常温
の風として吹出口から室内へ吹き出すとともに、内部へ
吸い込んだ空気の一部を排気口から排気することで室内
の湿気を排出する換気乾燥機であって、排気用風路に、
少ない所定排気風量から多い所定排気風量までの複数段
の排気風量を得るように位置を切り換えることのできる
切換シャッタが設けられ、制御部がさらに、前記乾燥運
転時に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ選択
して切換シャッタの位置の切り換えを指示することを特
徴とする換気乾燥機が提供される。
【0013】本体における吸気口及び吹出口は通常、室
内へ開口するように本体の前面(室内を臨む面)に設け
られる。本体における排気口は通常、室外へ開口するよ
うに本体の側面や背面に設けられる。送風機は例えばシ
ロッコファンが用いられ、室内空気の本体内部への吸い
込み(吸気)、本体内部の空気の室内への吹き出し及び
室外への排出(排気)を行うように機能する。
【0014】吸気用風路、吹出用風路及び排気用風路
は、本体内に設けられた風路切換手段(例えば切換シャ
ッタなど)により切り換えられる。熱源としては、金属
発熱体や非金属発熱体などの電気的熱源が好ましく、例
えば各種形状のシーズヒータが用いられる。制御部は基
本的に、送風機及び熱源にその作動(ON・OFF)を
指示するとともに、切換シャッタなどに風路の切り換え
を指示する。
【0015】この換気乾燥機は、乾燥運転時に、送風機
が、室内の空気を吸気口から本体の内部へ吸い込んだ後
に熱源で暖めて温風としてあるいは熱源で暖めることな
く常温の風として吹出口から室内へ吹き出すとともに、
内部へ吸い込んだ空気の一部を排気口から排気すること
で室内の湿気を排出する。
【0016】排気用風路に設けられた切換シャッタは、
少ない所定排気風量から多い所定排気風量までの複数段
の排気風量を得るように、その位置を切り換えることが
できる。この位置の切換によって、排気用風路を複数
段、狭くしたり広くしたりすることで、排気用風路を流
れる風量を調整する。この切換シャッタは、前記の風路
切換手段の機能を兼ね備えていてもよい。
【0017】制御部は、前記の基本的な制御に加えてさ
らに、前記乾燥運転時に、その時の気温(室外の空気の
温度をいう。以下、同じ)に応じて前記複数段から1つ
選択して切換シャッタの位置の切り換えを指示する。こ
こで、気温の検知は、換気乾燥機の使用者が温度計など
により行ってもよく、後述するように本体内部に設けら
れた温度センサなどにより行ってもよい。前者の場合に
は例えば、使用者は温度計などで検知した室内温度に応
じて、操作パネルなどに表示された「高」または「低」
のボタンの一方を押すことで、制御部の選択を補助する
ように構成してもよい。
【0018】制御部は、気温に最も適した乾燥運転を行
うために、気温が低い所定範囲にあるときは少ない所定
排気風量を、気温が高い所定範囲にあるときは多い所定
排気風量を得るように選択すべく構成されているのがい
っそう好ましい。なぜなら、冬季などの気温が低いとき
には、衣類などの水分が蒸発しにくく比較的少ない排気
風量で室内からの湿気の排出を充分に行うことができ、
一方、夏季などの気温が高いときには、水分が蒸発しや
すく湿気の排出を充分に行うには排気風量をより多くす
る必要があるからである。ここで、気温が低い所定範囲
と高い所定範囲とは、制御部に予め、複数段記憶されて
いる。
【0019】この換気乾燥機は好ましくは、本体の内部
に気温を検知するための温度センサをさらに備え、制御
部が、この温度センサの検知した気温に適した所定排気
風量を得るように選択して乾燥運転を開始させるように
構成される。このように構成されている場合は、使用者
が前記のようなボタン操作などを行う必要がなく、その
時の気温に最も適した乾燥運転を自動的に行うことがで
きる。
【0020】本体の内部に備えられる温度センサは、前
記熱源の作動により得られた温風の温度の検知をも行う
ものであるのがいっそう好ましい。また、制御部は、同
熱源を作動させることなく乾燥運転を開始させ次いで同
熱源を作動させて乾燥運転を継続させるものであるのが
いっそう好ましい。温度センサ及び制御部がこのように
構成されている場合は、乾燥運転の開始時に気温を検知
してその気温に最も適した乾燥運転を効率よくしかも低
コストでコンパクトな構成により行うことができる。
【0021】本発明の別の観点によれば、吸気口、吹出
口及び排気口が設けられた本体と、この本体の内部に設
けられた吸気・吹出・排気用送風機と、この送風機及び
吸気口に通じる吸気用風路と、送風機及び吹出口に通じ
る吹出用風路と、送風機及び排気口に通じる排気用風路
と、本体の内部に設けられた熱源と、送風機及び熱源の
作動と風路の切り換えとを制御する制御部とを備えてな
り、乾燥運転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から
本体の内部へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあ
るいは熱源で暖めることなく常温の風として吹出口から
室内へ吹き出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部
を排気口から排気することで室内の湿気を排出する換気
乾燥機であって、送風機が、多い所定吹出風量から少な
い所定吹出風量までの複数段の吹出風量を得るように出
力を切り換えることのできるものであり、制御部がさら
に、前記乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数
段から1つ選択して送風機の出力の切り換えを指示する
ことを特徴とする換気乾燥機が提供される。
【0022】送風機は、多い所定吹出風量から少ない所
定吹出風量までの複数段の吹出風量を得るように、その
出力を切り換えることができる。この出力の切換によっ
て、送風機の出力を複数段、大きくしたり小さくしたり
することで、吹出口から吹き出される風量を調整する。
【0023】制御部は、前記の基本的な制御に加えてさ
らに、前記乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複
数段から1つ選択して送風機の出力の切り換えを指示す
る。
【0024】制御部は、気温に最も適した乾燥運転を行
うために、気温が低い所定範囲にあるときは多い所定吹
出風量を、気温が高い所定範囲にあるときは少ない所定
吹出風量を得るように選択すべく構成されているのがい
っそう好ましい。なぜなら、冬季などの気温が低いとき
には、吹出口から離れた箇所に位置する衣類などを確実
にかつ速く乾燥させるために吹出風量をより多くする必
要がある反面、夏季などの気温が高いときには、送風機
の負荷を軽減するとともに電力消費を適正値に抑制する
ために、吹出風量をより少なくするのが好ましいからで
ある。
【0025】この換気乾燥機は好ましくは、本体の内部
に気温を検知するための温度センサをさらに備え、制御
部が、この温度センサの検知した気温に適した所定吹出
風量を得るように選択して乾燥運転を開始させるように
構成される。このように構成されている場合はその時の
気温に最も適した乾燥運転を自動的に行うことができ
る。
【0026】本体の内部に備えられる温度センサは、前
記熱源の作動により得られた温風の温度の検知をも行う
ものであるのがいっそう好ましい。また、制御部は、同
熱源を作動させることなく乾燥運転を開始させ次いで同
熱源を作動させて乾燥運転を継続させるものであるのが
いっそう好ましい。温度センサ及び制御部がこのように
構成されている場合は、乾燥運転の開始時に気温を検知
してその気温に最も適した乾燥運転を効率よくしかも低
コストでコンパクトな構成により行うことができるから
である。
【0027】本発明のまた別の観点によれば、吸気口、
吹出口及び排気口が設けられた本体と、この本体の内部
に設けられた吸気・吹出・排気用送風機と、この送風機
及び吸気口に通じる吸気用風路と、送風機及び吹出口に
通じる吹出用風路と、送風機及び排気口に通じる排気用
風路と、本体の内部に設けられた熱源と、送風機及び熱
源の作動を制御する制御部とを備えてなり、乾燥運転時
に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体の内部へ吸
い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるいは熱源で暖
めることなく常温の風として吹出口から室内へ吹き出す
とともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排気口から排
気することで室内の湿気を排出する換気乾燥機であっ
て、排気用風路に、少ない所定排気風量から多い所定排
気風量までの複数段の排気風量を得るように位置を切り
換えることのできる切換シャッタが設けられ、制御部が
さらに、前記乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記
複数段から1つ選択して切換シャッタの位置の切り換え
を指示することを特徴とする換気乾燥機が提供される。
【0028】このような換気乾燥機が、前記の「1つの
観点」による換気乾燥機と異なる点は、本体内に風路切
換手段が設けられている場合であっても、制御部がその
風路切換手段に風路の切り換えを指示することを必須要
件としない点だけである。すなわち、このような換気乾
燥機においては、風路の切り換えをすることなく、気温
に応じて排気風量を調整することも可能である。
【0029】本発明のさらに別の観点によれば、吸気
口、吹出口及び排気口が設けられた本体と、この本体の
内部に設けられた吸気・吹出・排気用送風機と、この送
風機及び吸気口に通じる吸気用風路と、送風機及び吹出
口に通じる吹出用風路と、送風機及び排気口に通じる排
気用風路と、本体の内部に設けられた熱源と、送風機及
び熱源の作動を制御する制御部とを備えてなり、乾燥運
転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体の内部
へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるいは熱源
で暖めることなく常温の風として吹出口から室内へ吹き
出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排気口か
ら排気することで室内の湿気を排出する換気乾燥機であ
って、送風機が、多い所定吹出風量から少ない所定吹出
風量までの複数段の吹出風量を得るように出力を切り換
えることのできるものであり、制御部がさらに、前記乾
燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ
選択して送風機の出力の切り換えを指示することを特徴
とする換気乾燥機が提供される。
【0030】このような換気乾燥機が、前記の「別の観
点」による換気乾燥機と異なる点は、本体内に風路切換
手段が設けられている場合であっても、制御部がその風
路切換手段に風路の切り換えを指示することを必須要件
としない点だけである。すなわち、このような換気乾燥
機においては、風路の切り換えをすることなく、気温に
応じて吹出風量を調整することも可能である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1つの実施の形態
を図面に基づいて詳しく説明する。なお、これによって
本発明が限定されるものではない。
【0032】まず、図1及び図2に基づいて、本発明の
1つの実施の形態に係る浴室換気乾燥機Dの全体構成を
説明する。
【0033】1は、浴室換気乾燥機Dにおける箱状の本
体である。浴室換気乾燥機Dは、ユニットバスなどの浴
室の天井に取り付けられている。この浴室換気乾燥機D
は、浴室内の空気を吸い込み、室外へ排気し、室内へ吹
き出し、あるいは室内外両方へ排気及び吹き出しをする
ことができる。本体1は前面を浴室の天井面に開口させ
て天井内に設置されている。
【0034】この浴室換気乾燥機Dは、浴室内の空気を
吸い込み、室外へ排気する場合は換気運転、室内へ吹き
出す場合は室内の予備暖房運転、室内外へ排気または吹
き出す場合は乾燥運転として機能する。乾燥運転の場合
に限り、後述する熱源11のON−OFFによって温風
又は常温の風を室内へ吹き出すことができる。この場
合、室内への吹き出しとともに室外へ排気するが、これ
は室内の湿気を逃して乾燥を促進するためである。ま
た、予備暖房運転では熱源11はONしている。
【0035】2は本体1の前面に取り付けられた化粧パ
ネルである。化粧パネル2は本体1側に設けられたバネ
3の力で本体1側に引き寄せられて固定されている。ま
た、化粧パネル2には、浴室内の空気を本体1の内部へ
吸い込むための吸気口4と、吸い込んだ空気を浴室内に
吹き出すための吹出口5とが、浴室内へ開口するように
形成されている。6は本体1の側面に設けられた排気口
である。この排気口6は、ダクト(図示せず)に接続さ
れて、浴室内から吸い込んだ空気を外部へ排出するのに
用いられる。
【0036】7は換気・乾燥用送風機としてのシロッコ
ファンである。シロッコファン7は、浴室内の空気を吸
気口4から吸い込み、吸い込んだ空気を吹出口5から浴
室内へ吹き出し、あるいは、浴室内から吸い込んだ空気
を排気口6から外部へ排出する際に作動される。
【0037】シロッコファン7の外側には、吸い込んだ
空気の流れを案内するためのガイド板8が取り付けられ
ている。このガイド板8はアルミニウム板によって形成
されている。すなわち、ガイド板8は、両端が本体1内
で固定され、前面側でバネ3を保持するバネ箱から切り
起こされた切り起こし片9と、本体1に形成され本体1
に取り付けられる付属部品などを取り付けるための切り
起し片10とによって押さえられている。これにより、
組立て中にガイド板8が前面側へ飛び出ないように、組
立て性の向上が図られている。
【0038】熱源としてのシーズヒータ11は、コイル
状に巻かれたものであり、1.4kWのワット数を有し
ており、シロッコファン7の通風路が延びる方向とコイ
ルが延びる方向とが一致するように配されている。シー
ズヒータ11は、浴室外にある、制御部の一部としての
操作パネル(図示せず)からの操作で、予備暖房運転時
及び温風乾燥運転時に作動される。
【0039】12は風路切換手段を兼ねる切換シャッタ
としてのシャッタ板である。このシャッタ板12は、シ
ロッコファン7から送り出された空気を吹出口5または
排気口6へ、あるいは吹出口5及び排気口6の両方へ案
内するためのものであり、吹出用風路28及び排気用風
路29にわたって回動可能に設けられている。すなわ
ち、シャッタ板12は、シロッコファン7とシャッタ板
12との間に設けられた制御部の一部としての駆動回路
14によって回動軸13の周りに回動する。駆動回路1
4はケース15により被われて配置されている。
【0040】次に、駆動回路14について、図3に基づ
き説明をする。
【0041】16はシャッタ板12を回動させるための
同期モータである。同期モータ16のモータ軸17には
円盤18が取り付けられており、この円盤18は同期モ
ータ16の駆動とともに回転する。円盤18には、外周
の一部に突部19が形成されており、また、円盤18の
回転中心から偏心した位置に軸21が形成されている。
軸21には第1レバー20が回動可能に取り付けられて
いる。
【0042】22は第2レバーである。この第2レバー
22は、第1レバー20の軸21が取り付けられている
端とは反対側の端に回動可能に取り付けられている。第
2レバー22は、その他端が回動軸13に取り付けら
れ、ケース15に対して回動可能になっている。そし
て、第2レバー22の回動によってシャッタ板12が回
動動作をするようになっている。
【0043】23は同期モータ16の回転位置を検出す
るためのマイクロスイッチである。マイクロスイッチ2
3は円盤18に形成された突部19の回転によってON
・OFFするようになっている。
【0044】24はシャッタ板12の先端に取り付けら
れたウレタンフォームであり、吹出口5または排気口6
と接する。ウレタンフォーム24は、気密性を向上させ
るとともに、シャッタ板12が動作したときの本体1と
の接触音をなくすために設けられている。
【0045】次に、駆動回路14の動作について説明す
る。今、シャッタ板12は、その切り換えによって、本
体1内の空気が吹出口5から浴室へ吹き出す位置になっ
ているとする。このとき、同期モータ16に設けられた
円盤18の突部19はマイクロスイッチ23を押さえる
位置になっている。そして、浴室外にある操作パネルか
らの操作によって電源がONされると、同期モータ16
が駆動し、もう一度マイクロスイッチ23がONするま
で円盤18が一回転する。
【0046】もし、最初の突部19の位置がマイクロス
イッチ23に当たらない箇所にあるときには、2回ON
するまで円盤18が回転する。円盤18の一回転は、マ
イクロスイッチ23のONから次のONまでを計測する
ことで確認できる。また、円盤18が一回転する時間を
計測することで、同期モータ16が50ヘルツで駆動さ
れているか60ヘルツで駆動されているかが分かる。
【0047】そして、操作パネルの内部に設けられた制
御部の一部としてのマイクロコンピュータ(図示せず)
によって、換気運転や予備暖房運転のときに同期モータ
16をどれだけ回転すればシャッタ板12が所定の位置
になるかを演算によって定める。円盤18が一回転する
と、シャッタ板12の回動は、図3の実線と二点鎖線で
示すシャッタ板12の間を一往復することで行われる。
【0048】次に、例えば換気運転が選択されると、前
述した演算結果に基づいて同期モータ16が駆動され、
シャッタ板12が二点鎖線で示す位置まで移動する。予
備暖房運転が選択されると、シャッタ板12は実線で示
す位置まで移動し、風を吹出口5へ案内する。また、乾
燥運転が選択されると、後述するように、シャッタ板1
2は、二点鎖線で示す位置と実線で示す位置との間に設
定された4つの所定位置のうちの1つで停止する。これ
ら4つの所定位置は、予め前記マイクロコンピュータに
記憶された値から選択される。シャッタ板12がこれら
の所定位置にあると、浴室内へ多くの風を送りながら少
しの風を排気するようになる。
【0049】このようにシャッタ板12は、乾燥運転時
に吹出口5及び排気口6の両方へ風が流れるように、回
動途中で停止することができる。したがって、別々の通
風路を設けなくてもよく、コンパクトな構成で乾燥効率
が向上する。
【0050】次に、図4に基づいて、シロッコファン7
を駆動するためのモータ25について説明をする。モー
タ25は、本体1の内部に取り付けてあり、シロッコフ
ァン7の回転軸に結合されている。26はモータ25の
ケースであり、このケース26は熱伝導性の良いアルミ
ニウム合金や銅合金で形成されている。
【0051】27は熱伝導性の良いアルミニウム合金や
銅合金で形成された円筒状のモータカバーである。この
モータカバー27は、ケース26の回転軸側半分を被っ
ており、浴室内から吸い込まれた湿気の多い空気がモー
タ25に直接当たらないようにモータ25を保護してい
る。モータ25は、後述するように、その出力が85%
から100%までの間で4段階に切り換えることができ
るようにされている。
【0052】ここで、ケース26及びモータカバー27
の熱伝導性を良くしているのは、モータ25による発熱
を本体1に伝導して放熱の効率を上げるためである。ま
た、アルミニウム合金などの軽量な材料を使用すること
によって軽量化を図り、天井に取り付けやすく、補強を
簡易にできるようにしている。
【0053】また、図1に示すように、本体1の内部に
は、シーズヒータ11とシャッタ板12との間に温度セ
ンサ30が設けられている。この温度センサ30は、シ
ーズヒータ11の作動していないときの浴室内の気温を
検知するとともに、シーズヒータ11及びシロッコファ
ン7の作動により得られた温風の温度をも検知するため
のものである。
【0054】次に、この浴室換気乾燥機Dにおける各種
運転の動作について説明する。浴室外にある操作パネル
の操作によって電源が入れられると、駆動回路14内の
同期モータ16が駆動を始め、円盤18が一回転する。
この動きに連動してシャッタ板12が一往復する。この
時、各運転状態が選択されたときにシャッタ板12をど
れだけ動かせばよいかが前記マイクロコンピュータによ
って演算される。
【0055】次に、換気運転の指示が操作パネルの操作
により入力されたとすると、モータ25の駆動によって
シロッコファン7が回転を始め、吸気口4から空気を吸
い込むとともに、駆動回路14によってシャッタ板12
が回動し、吸い込んだすべての空気が排気口6から排出
される位置まで動く。これで換気運転を続ける。
【0056】次に、予備暖房運転の指示が操作パネルの
操作により入力されたとすると、シーズヒータ11に通
電が開始されるとともに、シロッコファン7が回転して
吸気口4から空気を吸い込み始める。また、駆動回路1
4によってシャッタ板12が回動し、吸い込んだ空気を
すべて吹出口5から浴室内へ吹き出すようにする。これ
により、温風が吹出口5から吹き出し、気温の低い日で
も浴室に入る前に浴室内の室温を上げておくことができ
る。
【0057】次に、乾燥運転について説明をする。乾燥
運転は、シーズヒータ11に通電をしない常温乾燥運転
と、シーズヒータ11に通電をして行う温風乾燥運転と
の2つの運転状態がある。
【0058】常温乾燥運転は、気温の高い夏季などに衣
類を乾燥させるために行われるもので、シーズヒータ1
1には通電を行わず、シャッタ板12の位置を前記の4
つの所定位置のうちの1つから選択した状態で行われ
る。
【0059】まず、図5に示すように、操作パネルの操
作によって電源が入れられて常温乾燥運転がスタートす
る。このとき、シーズヒータ11には通電が行われない
(ヒータOFF)状態でシロッコファン7が回転して吸
気口4から空気を吸い込み始める。また、シャッタ板1
2は、乾燥運転時において最も大きく開かれる位置であ
る図6のP4 の位置にあり、シロッコファン7のモータ
25は、その最大出力(100%出力値)Qの85%の
出力値(第1段出力)で駆動される。このとき、吹出口
5から浴室内へ吹き出される風量Qinと排気口6から排
出される風量Qout との間には、Qout /Qin=0.3
の関係が成り立っている。
【0060】そして、シャッタ板12がP4 の位置にあ
り、かつQin=0.85Q、Qout/Qin=0.3の状
態で、温度センサ30によりその時点における気温t1
が検知され、そのまま所定時間T1 (ここでは5.0
分)が経過するのを待つ。これは、シロッコファン7の
回転により浴室内の空気が吸気口4から本体1内へ吸い
込まれるのに従って浴室外の空気は浴室のドアの隙間な
どから浴室内へ流れ込むため、所定時間T1 が経過する
のを待つことで、浴室外の空気の温度すなわち気温t1
を正確に検知するためである。
【0061】図5に示すように、検知された気温t1
15°Cに満たないとき(例えば冬季)は、Qin=Qの
関係が成り立つようにモータ25の出力を100%出力
値(第4段出力)まで上げてシロッコファン7を回転さ
せる。また、シャッタ板12は、Qout /Qin=0.1
となるように、乾燥運転時において最も小さく開かれる
位置である図6のP1 の位置に置かれる。
【0062】温度センサ30により検知された気温t1
が15°C以上であって20°C未満であるとき(例え
ば春季)は、Qin=0.95Qの関係が成り立つように
モータ25の出力を95%出力値(第3段出力)にして
シロッコファン7を回転させる。また、シャッタ板12
は、Qout /Qin=0.2となるように、図6のP2
位置に置かれる。
【0063】温度センサ30により検知された気温t1
が20°C以上であって25°C未満であるとき(例え
ば秋季)は、Qin=0.9Qの関係が成り立つようにモ
ータの出力を90%出力値(第2段出力)にしてシロッ
コファン7を回転させる。また、シャッタ板12は、Q
out /Qin=0.25となるように、図6のP3 の位置
に置かれる。
【0064】温度センサ30により検知された気温t1
が25°C以上であるとき(例えば夏季)は、Qin=
0.85Qの関係が成り立つようにモータ25の出力を
85%出力値(第1段出力)にしてシロッコファン7を
回転させる。また、シャッタ板12は、Qout /Qin=
0.3となるように、図6のP4 の位置に置かれる。
【0065】以上のようにして、常温乾燥運転が行われ
た後、所望により、シーズヒータ11に通電をして(ヒ
ータON)、温風乾燥運転を行ってもよい。この場合、
図5に示す所定時間T2 は、操作パネル内に組み込まれ
た制御部の一部としてのタイマー(図示略)により適
宜、決められる。この所定時間T2 が経過すると、電源
がOFFになり、温風乾燥運転が終了する。
【0066】次に、図7に基づいて、図5における「ヒ
ータON」以降の部分の変形例を説明する。すなわち、
シーズヒータ11に通電が開始された後に、温度センサ
30により浴室の室内温度t2 が検知される。そして、
検知された室内温度t2 の高低によりシロッコファン7
のモータ25の出力を4段階に変化させて、吹出口5か
ら浴室内へ吹き出される風量Qinを最適な値に変化させ
る。所定時間T2 が経過すると、電源がOFFになり、
温風乾燥運転が終了する。
【0067】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の換気乾燥機にあ
っては、排気用風路に、少ない所定排気風量から多い所
定排気風量までの複数段の排気風量を得るように位置を
切り換えることのできる切換シャッタが設けられ、制御
部が、乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数段
から1つ選択して切換シャッタの位置の切り換えを指示
するように構成されている。したがって、気温に応じて
制御部が切換シャッタの位置の切り換えを指示すること
でその気温に最適な排気風量を得ることができるので、
気温の高低にかかわらず、衣類などの効率的な乾燥を行
うことが可能になる。
【0068】本発明の請求項2記載の換気乾燥機にあっ
ては、制御部は、気温が低い所定範囲にあるときは少な
い所定排気風量を、気温が高い所定範囲にあるときは多
い所定排気風量を得るように選択すべく構成されてい
る。したがって、衣類などの水分が蒸発しにくい冬季な
どの気温が低いときには、比較的少ない排気風量で室内
からの湿気の排出を充分に行うことができ、一方、水分
が蒸発しやすい夏季などの気温が高いときには、排気風
量をより多くすることで湿気の排出を充分に行うことが
できる。
【0069】本発明の請求項3記載の換気乾燥機にあっ
ては、本体の内部に気温を検知するための温度センサを
さらに備え、制御部が、この温度センサの検知した気温
に適した所定排気風量を得るように選択して乾燥運転を
開始させる。したがって、使用者によるボタン操作など
のマニュアル操作を行うことなく、制御部がその時の気
温に最も適した排気風量を得ることで、最適な乾燥運転
を自動的に行うことができる。
【0070】本発明の請求項4記載の換気乾燥機にあっ
ては、温度センサが、熱源の作動により得られた温風の
温度の検知をも行うものであり、制御部が、同熱源を作
動させることなく乾燥運転を開始させ次いで同熱源を作
動させて乾燥運転を継続させる。したがって、温度セン
サが乾燥運転の開始時に気温を検知して、その気温に最
も適した乾燥運転を効率よくしかも低コストでコンパク
トな構成により行うことができる。
【0071】本発明の請求項5記載の換気乾燥機にあっ
ては、送風機が、多い所定吹出風量から少ない所定吹出
風量までの複数段の吹出風量を得るように出力を切り換
えることのできるものであり、制御部が、乾燥運転時
に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ選択して
送風機の出力の切り換えを指示するように構成されてい
る。したがって、制御部がその時の気温に応じて送風機
の出力の切り換えを指示することでその気温に最適な吹
出風量を得ることができるので、気温の高低にかかわら
ず、衣類などの効率的な乾燥を行うことが可能になる。
【0072】本発明の請求項6記載の換気乾燥機にあっ
ては、制御部は、気温が低い所定範囲にあるときは多い
所定吹出風量を、気温が高い所定範囲にあるときは少な
い所定吹出風量を得るように選択すべく構成されてい
る。したがって、冬季などの気温が低いときには吹出風
量をより多くして、吹出口から離れた箇所に位置する衣
類などを確実にかつ速く乾燥させることができ、夏季な
どの気温が高いときには吹出風量をより少なくして、送
風機の負荷を軽減するとともに電力消費を適正値に抑制
することができる。
【0073】本発明の請求項7記載の換気乾燥機にあっ
ては、本体の内部に気温を検知するための温度センサを
さらに備え、制御部が、この温度センサの検知した気温
に適した所定吹出風量を得るように選択して乾燥運転を
開始させる。したがって、使用者によるボタン操作など
のマニュアル操作を行うことなく、制御部がその時の気
温に最も適した吹出風量を得ることで、最適な乾燥運転
を自動的に行うことができる。
【0074】本発明の請求項8記載の換気乾燥機にあっ
ては、温度センサが、熱源の作動により得られた温風の
温度の検知をも行うものであり、制御部が、同熱源を作
動させることなく乾燥運転を開始させ次いで同熱源を作
動させて乾燥運転を継続させる。したがって、温度セン
サが乾燥運転の開始時に気温を検知して、その気温に最
も適した乾燥運転を効率よくしかも低コストでコンパク
トな構成により行うことができる。
【0075】本発明の請求項9記載の換気乾燥機にあっ
ては、排気用風路に、少ない所定排気風量から多い所定
排気風量までの複数段の排気風量を得るように位置を切
り換えることのできる切換シャッタが設けられ、制御部
が、乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数段か
ら1つ選択して切換シャッタの位置の切り換えを指示す
るように構成されている。したがって、気温に応じて制
御部が切換シャッタの位置の切り換えを指示することで
その気温に最適な排気風量を得ることができるので、気
温の高低にかかわらず、衣類などの効率的な乾燥を行う
ことが可能になる。
【0076】本発明の請求項10記載の換気乾燥機にあ
っては、送風機が、多い所定吹出風量から少ない所定吹
出風量までの複数段の吹出風量を得るように出力を切り
換えることのできるものであり、制御部が、乾燥運転時
に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ選択して
送風機の出力の切り換えを指示するように構成されてい
る。したがって、制御部がその時の気温に応じて送風機
の出力の切り換えを指示することでその気温に最適な吹
出風量を得ることができるので、気温の高低にかかわら
ず、衣類などの効率的な乾燥を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態に係る換気乾燥機の
内部を上方から見た構成説明図である。
【図2】図1の換気乾燥機の外観を下方から見た構成説
明図である。
【図3】図1の換気乾燥機の内部における駆動回路を示
す構成説明図である。
【図4】図1の換気乾燥機の内部におけるシロッコファ
ン及びモータを示す構成説明図である。
【図5】図1の換気乾燥機の作動状態を示すフローチャ
ートである。
【図6】図1の換気乾燥機の内部におけるシャッタ板を
示す構成説明図である。
【図7】図1の換気乾燥機の別の作動状態を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 本体 4 吸気口 5 吹出口 6 排気口 7 シロッコファン(送風機) 11 シーズヒータ(熱源) 12 シャッタ板(切換シャッタ) 14 駆動回路(制御部) 25 モータ 28 吹出用風路 29 排気用風路 30 温度センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気口、吹出口及び排気口が設けられた
    本体と、この本体の内部に設けられた吸気・吹出・排気
    用送風機と、この送風機及び吸気口に通じる吸気用風路
    と、送風機及び吹出口に通じる吹出用風路と、送風機及
    び排気口に通じる排気用風路と、本体の内部に設けられ
    た熱源と、送風機及び熱源の作動と風路の切り換えとを
    制御する制御部とを備えてなり、 乾燥運転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体
    の内部へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるい
    は熱源で暖めることなく常温の風として吹出口から室内
    へ吹き出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排
    気口から排気することで室内の湿気を排出する換気乾燥
    機であって、 排気用風路に、少ない所定排気風量から多い所定排気風
    量までの複数段の排気風量を得るように位置を切り換え
    ることのできる切換シャッタが設けられ、制御部がさら
    に、前記乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数
    段から1つ選択して切換シャッタの位置の切り換えを指
    示することを特徴とする換気乾燥機。
  2. 【請求項2】 制御部は、気温が低い所定範囲にあると
    きは少ない所定排気風量を、気温が高い所定範囲にある
    ときは多い所定排気風量を得るように選択する請求項1
    記載の換気乾燥機。
  3. 【請求項3】 本体の内部に気温を検知するための温度
    センサをさらに備え、制御部が、この温度センサの検知
    した気温に適した所定排気風量を得るように選択して乾
    燥運転を開始させる請求項2記載の換気乾燥機。
  4. 【請求項4】 温度センサが、前記熱源の作動により得
    られた温風の温度の検知をも行うものであり、制御部
    が、同熱源を作動させることなく乾燥運転を開始させ次
    いで同熱源を作動させて乾燥運転を継続させる請求項3
    記載の換気乾燥機。
  5. 【請求項5】 吸気口、吹出口及び排気口が設けられた
    本体と、この本体の内部に設けられた吸気・吹出・排気
    用送風機と、この送風機及び吸気口に通じる吸気用風路
    と、送風機及び吹出口に通じる吹出用風路と、送風機及
    び排気口に通じる排気用風路と、本体の内部に設けられ
    た熱源と、送風機及び熱源の作動と風路の切り換えとを
    制御する制御部とを備えてなり、 乾燥運転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体
    の内部へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるい
    は熱源で暖めることなく常温の風として吹出口から室内
    へ吹き出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排
    気口から排気することで室内の湿気を排出する換気乾燥
    機であって、 送風機が、多い所定吹出風量から少ない所定吹出風量ま
    での複数段の吹出風量を得るように出力を切り換えるこ
    とのできるものであり、制御部がさらに、前記乾燥運転
    時に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ選択し
    て送風機の出力の切り換えを指示することを特徴とする
    換気乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御部は、気温が低い所定範囲にあると
    きは多い所定吹出風量を、気温が高い所定範囲にあると
    きは少ない所定吹出風量を得るように選択する請求項5
    記載の換気乾燥機。
  7. 【請求項7】 本体の内部に気温を検知するための温度
    センサをさらに備え、制御部が、この温度センサの検知
    した気温に適した所定吹出風量を得るように選択して乾
    燥運転を開始させる請求項6記載の換気乾燥機。
  8. 【請求項8】 温度センサが、前記熱源の作動により得
    られた温風の温度の検知をも行うものであり、制御部
    が、同熱源を作動させることなく乾燥運転を開始させ次
    いで同熱源を作動させて乾燥運転を継続させる請求項7
    記載の換気乾燥機。
  9. 【請求項9】 吸気口、吹出口及び排気口が設けられた
    本体と、この本体の内部に設けられた吸気・吹出・排気
    用送風機と、この送風機及び吸気口に通じる吸気用風路
    と、送風機及び吹出口に通じる吹出用風路と、送風機及
    び排気口に通じる排気用風路と、本体の内部に設けられ
    た熱源と、送風機及び熱源の作動を制御する制御部とを
    備えてなり、 乾燥運転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体
    の内部へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるい
    は熱源で暖めることなく常温の風として吹出口から室内
    へ吹き出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排
    気口から排気することで室内の湿気を排出する換気乾燥
    機であって、 排気用風路に、少ない所定排気風量から多い所定排気風
    量までの複数段の排気風量を得るように位置を切り換え
    ることのできる切換シャッタが設けられ、制御部がさら
    に、前記乾燥運転時に、その時の気温に応じて前記複数
    段から1つ選択して切換シャッタの位置の切り換えを指
    示することを特徴とする換気乾燥機。
  10. 【請求項10】 吸気口、吹出口及び排気口が設けられ
    た本体と、この本体の内部に設けられた吸気・吹出・排
    気用送風機と、この送風機及び吸気口に通じる吸気用風
    路と、送風機及び吹出口に通じる吹出用風路と、送風機
    及び排気口に通じる排気用風路と、本体の内部に設けら
    れた熱源と、送風機及び熱源の作動を制御する制御部と
    を備えてなり、 乾燥運転時に、送風機が、室内の空気を吸気口から本体
    の内部へ吸い込んだ後に熱源で暖めて温風としてあるい
    は熱源で暖めることなく常温の風として吹出口から室内
    へ吹き出すとともに、内部へ吸い込んだ空気の一部を排
    気口から排気することで室内の湿気を排出する換気乾燥
    機であって、 送風機が、多い所定吹出風量から少ない所定吹出風量ま
    での複数段の吹出風量を得るように出力を切り換えるこ
    とのできるものであり、制御部がさらに、前記乾燥運転
    時に、その時の気温に応じて前記複数段から1つ選択し
    て送風機の出力の切り換えを指示することを特徴とする
    換気乾燥機。
JP5195497A 1997-03-06 1997-03-06 換気乾燥機 Pending JPH10244100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195497A JPH10244100A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 換気乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5195497A JPH10244100A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 換気乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10244100A true JPH10244100A (ja) 1998-09-14

Family

ID=12901280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5195497A Pending JPH10244100A (ja) 1997-03-06 1997-03-06 換気乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10244100A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163293A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Panasonic Corp 浴室暖房乾燥機
JP2017058121A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室空気調和機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163293A (ja) * 2011-02-09 2012-08-30 Panasonic Corp 浴室暖房乾燥機
JP2017058121A (ja) * 2015-09-15 2017-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室空気調和機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4604588B2 (ja) 浴室空調装置
WO2009113284A1 (ja) 衣類乾燥の制御方法および衣類乾燥機
WO2006009171A1 (ja) 浴室空調装置
JP2006226637A (ja) 空調システム
KR20090004688U (ko) 난방 겸용 환기장치
JP2007107790A (ja) 空調装置
JP2007271191A (ja) 空調装置
JP4807036B2 (ja) 浴室空調装置
JPH10244100A (ja) 換気乾燥機
JP4572716B2 (ja) 浴室空調装置
JP4715393B2 (ja) 空調装置
JP5114920B2 (ja) 浴室空調装置
JP2004290504A (ja) 浴室乾燥装置
JP2002188849A (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2005164114A (ja) 浴室用空調装置
JP3554618B2 (ja) 暖房乾燥装置
JP4655803B2 (ja) 浴室空調装置
JP4706378B2 (ja) 浴室空調装置
JP4788435B2 (ja) 空調装置
JP3529645B2 (ja) 排気装置
JP3567863B2 (ja) 浴室乾燥装置
JP3157494B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP6413251B2 (ja) 送風装置
JP2000254398A (ja) 浴室空調装置
JP3015576B2 (ja) 浴室用空気調和機