JP5522050B2 - クロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法 - Google Patents

クロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法 Download PDF

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Description

本発明は、クロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法に関し、特に、複数の機能ブロックのそれぞれに周波数の異なるクロック信号を生成し分配するクロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法に関する。
半導体装置に集積された複数の回路(機能ブロック)のそれぞれに、周波数の異なるクロック信号を分配する方法として、ある周波数のクロック信号から、機能ブロック毎に、より低い周波数のクロック信号を分周して生成し、それぞれの機能ブロックに分配する方法が提案されている。
ある周波数のクロック信号から、より低い周波数のクロック信号を分周するクロック分周回路において、分周比、すなわち分周前のクロック信号の周波数と分周後のクロック信号の周波数の比が1/M(Mは整数)の分周回路(整数分周回路)は、カウンタ回路を用いて容易に実現することができる。
一方、分周比がN/M(N、Mは整数)であっても、分周が可能な分周回路(有理数分周回路)が、提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。これらの背景技術によると、まず、分周比の分子を設定する値(分周比N/MにおけるNの値)を、入力クロック信号のサイクル毎に累積的に加算する。次に、その加算結果が分周比の分母を設定する値(分周比N/MにおけるMの値)より大きくなった場合には、その加算結果からMを引く。これらの動作を行い、その加算結果を参照して、入力クロック信号のクロック・パルスを適切にマスクする(間引く)ことにより有理数分周を実現している。
また、半導体装置がますます大規模化し、その動作周波数が増加するにつれて、半導体装置上に分配されたクロック信号間の相対的な位相ずれ、いわゆるクロックスキューが大きな問題となっている。クロックスキューが大きくなると、同期式回路の動作周波数の上限が制限されるため、性能を低下させてしまう。
クロックスキューを低減する技術として、クロックバッファ及びクロック配線をツリー状に構成したクロックツリー回路が知られている。このクロックツリー回路は、クロックツリーの各階層においてクロックバッファを使用する。さらに負荷容量や配線抵抗が同一になるように設計レイアウトを行うことによって、クロックツリーの入力端から各出力端までのクロック伝播経路の遅延を同一とする。そのため、各出力端間におけるクロック信号の位相差は相対的に小さくなり、クロックスキューを低減することが期待できる。
図8および図9を参照して、上記背景技術によるクロック分周回路およびクロック分配回路における問題の具体例を説明する。
図8は、クロックAi(iは1≦i≦64の整数)で動作する回路Ai(iは1≦i≦64の整数)、クロックNで動作する通信回路N、クロックツリー回路20、複数のクロック分周回路100とを含んだ半導体集積回路の例である。回路Aiは、通信回路Nに接続され、通信回路Nを通じて互いに通信する。クロックツリー回路20の各出力端にはクロック分周回路100が接続され、クロックツリー回路20と複数のクロック分周回路100から構成されるクロック分配回路を構成する。
クロックツリー回路20は、クロックツリーの各階層において、クロックバッファ22を使用し、かつ負荷容量や配線抵抗が同一になるように設計レイアウトを行う。これにより、クロックSおよびクロックAiのクロックスキューを低減する。さらに、クロックNもまたクロックツリー回路(図示せず)により分配することにより、クロックNとクロックSの分配遅延を同一とする。これによって、クロックN、クロックSおよびクロックAiのクロックスキューを低減し、回路Aiと通信回路Nとが同期的に通信することを実現する。
背景技術によるクロック分周回路100は、入力する分周比設定に基づいて、クロックツリー回路20により分配されたクロックSを有理数分周することで、クロックAiを生成する。
背景技術によるクロック分周回路100は、入力クロック信号のクロック・パルスを選択的にマスクすることで分周を実現している。しかし、異なる周波数のクロックで動作する通信回路Nとの通信を考慮していない。そのため、通信回路Nと通信を行う場合、特別なクロック乗せ換え回路や、特別なタイミング設計が必要になる、という問題がある。さらにその結果、通信の性能が低下してしまう、という問題もある。また、分周比を変更する場合、それに応じて通信回路Nとの通信のタイミングも変更する必要がある、という問題がある。
図9は、背景技術にかかるクロック分周回路100によるクロック分周例を示すタイミング図である。クロックSを分周比11/12〜4/12で分周して生成したクロックAiを図示している。クロックAiは、入力するクロックSのクロック・パルスを適切にマスクすることにより生成することができる。例えば、分周比が9/12のクロックAiは、クロックSのタイミングT0〜T11にある12個のクロック・パルスのうち、タイミングT3、T8、T11にある3個のクロック・パルスをマスクすることで生成している。
ここで、クロックNの周波数はクロックSの1/3であるとする。すわなち、クロックNのクロックSに対する分周比は1/3(=4/12)である。このとき、クロックNとクロックAiの位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングを、T0〜T11で示している。
ここで、回路Aiと通信回路Nは、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングであるタイミングT0、T3、T6、T9、で通信するとする。より詳細には、タイミングT0、T3、T6、T9、において、回路Aiは通信回路Nに信号を出力し、通信回路Nからの信号を入力する。同様に、タイミングT0、T3、T6、T9、において、通信回路Nは回路Aiに信号を出力し、回路Aiからの信号を入力する。
ところが、背景技術にかかるクロック分周回路100は、異なる周波数のクロックとの通信を考慮していない。そのため、この通信のタイミングにおいても、クロックSのクロック・パルスをマスクしてクロックAiを生成してしまう場合がある。
図9の例の場合、通信のタイミングのうち、T3、T6、T9において、クロックSのクロック・パルスをマスクしてクロックAiを生成している場合がある。具体的には、タイミングT3において、分周比が9/12の場合(110a)、6/12の場合(110b)、5/12の場合(110c)にクロック・パルスをマスクしている。同様に、タイミングT6において、5/12の場合(110d)にクロック・パルスをマスクしている。同様に、タイミングT9において、分周比が7/12の場合(110e)、6/12の場合(110f)、5/12の場合(110g)にクロック・パルスをマスクしている。
上記の場合のように、通信のタイミングでクロックSのクロック・パルスをマスクしてクロックAiを生成した場合、クロックNで動作する通信回路Nが出力した信号を、クロックAiで動作する回路Aiが期待したタイミングで入力できないことになる。同様に、クロックNで動作する通信回路Nが期待したタイミングで、クロックAiで動作する回路Aiが信号を出力できないことになる。
従って、背景技術にかかるクロック分周回路では、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において、期待した正しい通信動作を実現するために、特別なクロック乗せ換え回路や、特別なタイミング設計が必要となる、という問題がある。その結果、通信の性能が低下してしまう、という問題がある。さらに、分周比を変更する場合、それに応じて異なる周波数のクロックとの通信のタイミングも変更する必要がある、という問題がある。
さらに、図8に示したクロックツリー回路20の各出力端にクロック分周回路100を接続するクロック分配回路においては、クロックツリー回路20により分配されるクロックSは、常に分周されていない周波数の高いクロック信号である。そのため、クロックツリー回路20の消費電力が大きいという問題がある。
特開2005−45507号公報 特開2006−148807号公報
以上、説明したように、背景技術にかかるクロック分周回路及びクロック分配回路では、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において期待した正しい通信動作を行うことが困難という第1の問題を生じる。
また、クロックツリー回路の消費電力が大きいという第2の問題を生じる。
本発明の目的は、第1の問題点を鑑みて発明されたものであり、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法を提供することにある。
他の観点による本発明の目的は、第2の問題を解決するために、クロックツリー回路の消費電力を低減できるクロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法を提供することにある。
本発明にかかるクロック分周回路は、N/S(Nは正整数,SはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、(S−N)個分のクロック・パルスを減少させることにより、当該入力クロック信号をN/S分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、前記入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミング以外のクロック・パルスを優先的に減少させる制御信号を生成する制御回路と、前記制御回路によって生成された制御信号に応じて、前記入力クロック信号のクロック・パルスを減少させることによって前記出力クロック信号を生成する処理回路を備えたものである。
また、本発明にかかるクロック分配回路は、クロックツリー回路と、入力されたクロック信号に対して第1の分周を行い、前記クロックツリー回路に出力する第1のクロック分周回路と、前記クロックツリー回路から出力される複数のクロック信号を入力し、それぞれのクロック信号に対して第2の分周を行い、複数の対象回路に出力する第2のクロック分周回路とを備えたものである。
本発明にかかるクロック分周方法は、N/S(Nは正整数,SはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、S−N個分のクロック・パルスを減少させることにより、当該入力クロック信号をN/S分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、前記入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、前記出力クロック信号を用いる対象回路で行うデータ通信の通信タイミング以外のクロック・パルスを決定し、決定されたクロック・パルスを減少させることによって前記出力クロック信号を生成する。
本発明にかかるクロック分配方法は、入力されたクロック信号に対して第1の分周を行い、第1の分周が行われたクロック信号を複数に分配し、分配されたクロック信号に第2の分周を行い、複数の回路に出力する。
本発明によれば、異なる周波数のクロックにより動作する回路との通信において期待した正しい通信動作を行うことを可能とするクロック信号を生成するクロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法を提供することができる。
また、他の観点による本発明によれば、クロックツリー回路の消費電力を低減できるクロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法を提供することができる。
本発明における半導体集積回路の構成図である。 発明の実施の形態1にかかるクロック分周回路の構成図である。 発明の実施の形態1にかかるクロック分周例を示すタイミング図である。 発明の実施の形態1にかかるクロック分周例を示すタイミング図である。 発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路の構成図である。 発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミング図である。 発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路の動作を示すタイミング図である。 背景技術による半導体集積回路の構成図である。 背景技術によるクロック分周例を示すタイミング図である。
発明の実施の形態1.
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1にかかるクロック分配回路について説明する。図1は、クロックAi(iは1≦i≦64の整数)で動作する回路Ai(iは1≦i≦64の整数)、クロックNで動作する通信回路N、クロックツリー回路20、クロック分周回路10aおよび10bとを備えた半導体集積回路の例である。図8で示した背景技術にかかる半導体集積回路の例と同一の構成要素には同一の符号を付してある。
回路Aiは、通信回路Nに接続され、通信回路Nを通じて互いに通信する。クロックツリー回路20の各出力端にはクロック分周回路10aが接続されるとともに、クロックツリー回路20の入力端にはクロック分周回路10bが接続され、クロック分配回路を構成する。
クロックツリー回路20は、クロックツリーの各階層においてクロックバッファ22を使用し、かつ負荷容量や配線抵抗が同一になるように設計レイアウトを行うことによって、クロックSのクロックスキューを低減する。さらに、クロックNもまたクロックツリー回路(図示せず)により分配することにより、クロックNとクロックSの分配遅延を同一とする。これによって、クロックN、クロックSおよびクロックAiのクロックスキューを低減し、回路Aiと通信回路Nとが同期的に通信することを実現する。
図2は、本実施形態におけるクロック分周回路10の構成を示す構成図である。クロック分周回路10は、分周比設定35で与えられるN/M(Nは正整数,MはNより大きい正整数)で規定された分周比と、入力クロック分周比情報61で与えられるS/M(Sは正整数,MはSより大きい正整数)で規定されたクロックINの分周比情報に基づいて、クロックIN(入力クロック信号)の連続するS個のクロック・パルスのうち、(S−N)個分のクロック・パルスをマスクする。これにより、クロック分周回路10は、クロックINをN/Sの分周比で有理数分周したクロックOUT(出力クロック信号)を生成する。
ここで、クロックINはS/Mで分周されたクロックである。従って、クロック分周回路10は、分周されていないクロック信号に対してN/Mの分周比で分周されたクロックOUTを生成することになる。言い換えると、クロック分周回路10は、分周比設定35で与えられる分周比N/Mに基づいて、入力クロック分周比情報61で与えられる分周比S/Mで分周された入力クロック信号を、N/Sの分周比で有理数分周する。これにより、クロック分周回路10は、分周されていないクロック信号をN/M(=(S/M)×(N/S))の分周比で分周したクロック信号に相当する出力クロック信号を生成する。
クロック分周回路10は、さらに、上記した分周比設定35および入力クロック分周比情報61に加えて、クロックOUTで動作する回路が通信を行うタイミングを示す通信タイミング情報36を入力し、これらに基づいて通信タイミングを考慮したクロックOUTを生成する。
このクロック分周回路10は、主な回路として、マスク回路50とマスク制御回路30とを含んでいる。
マスク回路50は、入力されたマスク信号39に応じてクロックINのクロック・パルスをマスクすることにより、クロックOUTを生成して出力する機能を有する処理回路である。
マスク制御回路30は、クロックOUTで動作する回路が通信を行うタイミングを示す通信タイミング情報36に基づいて、マスク信号39をマスク回路50へ出力する機能を有する制御回路である。マスク信号39は、連続するS個のクロック・パルスのタイミングのうち、当該通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、S個とN個の差分となる個数(S−N)個分のクロック・パルスをマスクするマスクタイミングを割り当てた信号である。
マスク制御回路30は、さらに、分周比の小さい(N/MまたはN/Sの値が大きい)場合において、マスクタイミングを割り当てたタイミングに対して、それよりも分周比の大きい(N/MまたはN/Sの値が小さい)場合においても、必ずマスクタイミングを割り当てたマスク信号39をマスク回路50へ出力する機能を有している。
図1に示した本実施形態において、クロック分周回路10aおよび10bは、クロック分周回路10と同一の構成を有するクロック分周回路である。クロック分周回路10aは、入力する分周比設定35、通信タイミング情報36、入力クロック分周比情報61に基づいて、クロックツリー回路20により分配されたクロックS'を有理数分周することで、クロックAiを生成する。クロック分周回路10bは、入力する分周比設定35、通信タイミング情報36、入力クロック分周比情報61に基づいて、クロックSを有理数分周することで、クロックツリー回路20によって分配するクロックS'を生成する。
すべての回路Aiは通信回路Nと、同一のタイミング、例えばクロックNのすべての立ち上がりエッジのタイミングで通信を行う。従って、すべてのクロック分周回路10aおよび10bは、当該タイミングを示す同一の通信タイミング情報36が供給される。
一方、各回路Aiは、それぞれ動作周波数が異なっていてもよい。従って、各クロック分周回路10aには、それぞれ値が異なる分周比設定35が供給されてもよい。また、クロック分周回路10bの分周比設定35には、すべてのクロック分周回路10aのうち、最も小さい分周比(N/Mの値が大きい)が設定されている分周比設定35と同一の値が供給される。
また、各クロック分周回路10aには、クロック分周回路10aの入力クロックであるクロックS'の周波数を示す入力クロック分周比情報61が供給される。同様にクロック分周回路10bには、クロック分周回路10bの入力クロックであるクロックSの周波数を示す入力クロック分周比情報61が供給される。
上記したクロック分周回路10aおよび10bに供給される分周比設定35、通信タイミング情報36、入力クロック分周比情報61は、上位回路(図示せず)が供給してもよいし、回路Aiのいずれかが供給してもよい。
次に、図3および図4を参照して、本発明の実施の形態1にかかるクロック分周回路の動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1にかかるクロック分周回路10bの動作を示すタイミングチャートである。ここでは、分周比分母M=12、分周比分子N=11〜3としている。クロックSを分周比11/12〜3/12で分周してクロックS'を生成する場合を例として説明する。
また、入力クロック信号であるクロックSは分周されていないクロック信号である。そのため、入力クロック分周比情報61で与えられるクロックSの分周比S/Mにおいて、入力クロック分周比分子S=12、入力クロック分周比分母M=12である。従って、この例では、N/M=N/Sである。
図3では、クロックNの周波数がクロックSの1/4である。すなわちクロックNのクロックSに対する分周比が1/4(=3/12)で、クロックNがクロックSに同期している場合が示されている。この際、クロックNとクロックS'の位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。図3では、この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングがT0〜T11で示されている。回路Aiは、クロックNの立ち上がりタイミングに相当するタイミングT0,T4,T8でデータ通信を行う。
本発明の実施の形態1によるクロック分周回路10と、背景技術にかかるクロック分周回路100との違いは、本発明の実施の形態1によるクロック分周回路10が上記通信のタイミングを示す通信タイミング情報を入力し、それに基づいて通信のタイミングを考慮した有理数分周を行うことにある。具体的には、通信のタイミングにあるクロック・パルスは常にマスクをせずに、それ以外の通信のタイミングにないクロック・パルスをマスクすることで、有理数分周を実現することを特徴とする。さらに、分周比の小さい(N/MまたはN/Sの値が大きい)場合においてクロック・パルスをマスクしたタイミングに対して、それよりも分周比の大きい(N/MまたはN/Sの値が小さい)場合にも当該タイミングで必ずマスクすることで、有理数分周を実現することを特徴とする。
図3のクロック分周例においては、
(1)通信のタイミングであるタイミングT0、T4、T8では、常にクロック・パルスをマスクせず、それ以外の通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T3、T5、T6、T7、T9、T10、T11のいずれかにあるクロック・パルスをマスクする、
かつ、
(2)分周比の小さい場合においてクロック・パルスをマスクしたタイミングに対して、分周比の大きい場合にも当該タイミングで必ずマスクする、
ことによって、クロックS'を生成している。
従って、マスク制御回路30は、上記通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T3、T5、T6、T7、T9、T10、T11のいずれかに対して、S−N個分のクロック・パルスをマスクし、かつ、分周比の小さい場合にクロック・パルスをマスクしたタイミングでは、分周比の大きい場合にも必ずマスクするマスクタイミングを割り当てたマスク信号39を生成する。
このようなクロックS'は、分周比の小さい場合から、クロック・パルスをマスクするタイミングを追加割り当てしていくことで、生成することができる。
例えば、クロックSのタイミングT0〜T11にある12個のクロック・パルスのうち、T0、T4、T8以外のタイミング、例えばタイミングT9に対してマスクタイミングを割り当てれば、分周比11/12のクロックS'を生成できる。さらに、T5に対してマスクタイミングを追加割り当てすれば、分周比10/12のクロックS'を生成できる。さらにT1に対して追加割り当てすれば、分周比の9/12のクロックS'を生成できる。さらにT7に対して追加割り当てすれば、分周比の8/12のクロックS'を生成できる。
また、さらにT11に対して追加割り当てすれば、分周比7/12のクロックS'を生成できる。さらに、T3に対して追加割り当てすれば、分周比6/12のクロックS'を生成できる。さらにT2に対して追加割り当てすれば、分周比の5/12のクロックS'を生成できる。さらにT10に対して追加割り当てすれば、分周比の4/12のクロックS'を生成できる。さらにT6に対して追加割り当てすれば、分周比の3/12のクロックS'を生成できる。
図4は、本発明の実施の形態1にかかるクロック分周回路10aの動作を示すタイミングチャートである。クロック分周回路10aの動作は、入力クロックがクロック分周回路10bにより分周される場合のあるクロックS'であることを除けば、図3に示したクロック分周回路10bと同一の動作である。クロックSに対してクロック・パルスをマスクするタイミングも同一である。
ここでは、分周比設定35で与えられる分周比N/Mにおいて、分周比分母M=12、分周比分子N=9〜3とした場合を例として説明する。このとき、入力クロック信号であるクロックS'はクロックSを分周比9/12で分周したクロックであるとする。従って、入力クロック分周比情報61で与えられるクロックS'の分周比を規定する分周比S/Mにおいて、入力クロック分周比分子S=9、入力クロック分周比分母M=12である。
すなわち、分周比が9/12のクロックS'を分周比9/9〜3/9で分周してクロックAiを生成する場合の例である。従って、クロックSを分周比9/12〜3/12で分周したクロック信号に相当するクロックAiを生成する場合の例である。
前述したように、クロック分周回路10bの分周比設定35には、すべてのクロック分周回路10aのうち、最も小さい(N/Mの値が大きい)分周比が設定されている分周比設定35と同一の値が供給される。従って、この例では、クロック分周回路10aは、分周比9/12〜3/12のいずれかで分周したクロックAiを生成する。図4には分周比が11/12および10/12の場合のクロックAiの波形も図3との比較のために図示しているが、この例ではそれらの分周比が設定されることはない。
図4では、図3と同様に、クロックNの周波数がクロックSの1/4である。すなわちクロックNのクロックSに対する分周比が1/4(=3/12)で、クロックNがクロックSに同期している場合が示されている。また、クロックS'はクロックSを分周比9/12で分周して生成されている。この際、クロックNとクロックS'やクロックAiとの位相関係は、クロックSの12サイクルで一巡する。図4では、この位相関係が一巡する12サイクルのタイミングがT0〜T11で示されている。回路Aiおよび通信回路Nは、クロックNの立ち上がりタイミングに相当するタイミングT0、T4、T8でデータ通信を行う。
図4のクロック分周例においても、
(1)通信のタイミングであるタイミングT0、T4、T8では、常にクロック・パルスをマスクせず、それ以外の通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T3、T5、T6、T7、T9、T10、T11のいずれかにあるクロック・パルスをマスクする、
かつ、
(2)分周比の小さい場合においてクロック・パルスをマスクしたタイミングに対して、分周比の大きい場合にも当該タイミングで必ずマスクする、
ことによって、クロックAiを生成する。
従って、マスク制御回路30は、この通信のタイミングではないタイミングT1、T2、T3、T5、T6、T7、T9、T10、T11のいずれかに対して、S−N個分のクロック・パルスをマスクし、かつ、分周比の小さい場合にクロック・パルスをマスクしたタイミングに対して、分周比の大きい場合にも当該タイミングで必ずマスクするマスクタイミングを割り当てたマスク信号39を生成する。
以上説明したように、本実施の形態1のクロック分配回路は、分周比設定35で与えられる分周比N/Mに基づいて、入力クロック分周比情報61で与えられる分周比S/Mで分周された入力クロック信号を、N/Sの分周比で有理数分周することで、分周されていないクロック信号をN/Mの分周比で分周したクロック信号に相当する出力クロック信号を生成する。従って、入力クロック信号をあらかじめ分周して周波数を低減することができる。
さらに、本実施の形態1のクロック分配回路は、分周比の小さい場合にクロック・パルスをマスクしたタイミングに対して、分周比の大きい場合にも当該タイミングで必ずマスクしてクロックを生成する。さらに、クロック分周回路10bの分周比設定は、すべてのクロック分周回路10aのうち、最も小さい(N/MまたはN/Sの値が大きい)分周比が設定されている分周比設定と同一の値が供給される。従って、クロック分周回路10aは、クロック分周回路10bにより分周されたクロックS'から、クロックS'の分周比と同じか、それより大きい分周比のクロックAiを生成することができる。なぜなら、クロックS'でマスクされるタイミングでは、クロックAiにおいても必ずマスクされ、クロックAiにおいてマスクされないタイミングでは、クロックS'においてもマスクされないからである。
言い換えると、すべてのクロックAiのうち、最も小さい(N/Mの値が大きい)分周比と同一の分周比で、クロックS'を分周することができる。このため、クロックツリー回路20により分配するクロック信号(クロックS')の周波数を低減することができる。従って、クロックツリー回路20の消費電力を削減することができるという効果がある。
一方、図9に示した背景技術にかかるクロック分周例のように、クロックツリー回路の入力端で分周することを考慮しないクロック分配方法では、必ずしもすべてのクロックAiのうち、最も小さい分周比と同一の分周比でクロックS'を分周することができない。
例えば図9の例では、分周比9/12のクロックS'において、タイミングT3およびT8にはクロック・パルスがない。従って、分周比9/12のクロックS'からは、タイミングT3またはT8においてクロック・パルスが必要な分周比が8/12、7/12、6/12、4/12のクロックAiを生成することができない。このため、仮にすべてのクロックAiのうち、最も小さい分周比が9/12であったとしても、必ずしもクロックS'を9/12の分周比で分周することができない。従って、仮にクロックツリーの入力端にもクロック分周回路を接続したとしても、クロックツリー回路の消費電力を十分に削減することができない。
さらに、本実施の形態1では、マスク制御回路30により、マスク信号39を生成してマスク回路50へ出力している。マスク信号39は、回路Aiと通信回路Nとの間で行う通信のタイミングを示す通信タイミング情報36に基づいて、通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、クロック・パルスをマスクするマスクタイミングを割り当てた信号である。これにより、回路Aiと通信回路Nとの間で通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングにおいて、クロックSからクロック・パルスがマスクされてクロックS'およびクロックAiが生成される。
このため、通信タイミングでは、クロックAiのクロック・パルスがマスクされなくなり、通信タイミングには必ずクロックAiにクロック・パルスが出力される。これに応じて、回路Aiは、通信回路Nが出力した信号を、期待したタイミングで受け取ることができる。同様に回路Aiは、通信回路Nが期待したタイミングで、信号を出力することができる。
したがって、本実施の形態1にかかるクロック分周回路によれば、異なる周波数のクロック信号(クロックN)で動作する通信相手の回路(通信回路N)との間でも、通信性能を低下させずにデータ通信を行える出力クロック信号(クロックAi)を生成することが可能となる。これにより、異なる周波数のクロック信号との通信のために、特別なタイミング設計や特別なクロック乗せ換え回路が不要となり、低電力、低面積かつ低設計コストで、クロック信号を有理数分周することが可能となる。
また、本実施の形態1では、マスク制御回路30において、分周比設定35に応じて、通信相手の回路で通信が行われる通信タイミングを除く他のタイミングに対して、クロック・パルスをマスクするマスクタイミングを割り当てるようにした。そのため例えば、分周比N/Mが11/12〜3/12のうちのいずれかに変更される場合でも、通信タイミングT0、T4、T8以外のタイミングでクロックSおよびS'のクロック・パルスをマスクすることができる。したがって、分周比を変更する場合でも、通信回路NのクロックNや通信タイミングを変更する必要がなくなり、極めて柔軟に分周比の変更に対応することが可能となる。
発明の実施の形態2.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路について説明する。図5は、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態2では、実施の形態1にかかるクロック分周回路10のマスク回路50およびマスク制御回路30の具体例について説明する。
図5において、マスク回路50は、入力するマスク信号39を参照して、クロックINパルスをマスクするか、あるいはマスクせずにそのままクロックOUTに出力するか、のいずれかを選択する機能を有している。本実施の形態2において、このマスク回路50は、ラッチ回路52とゲート回路53とから構成されている。
ラッチ回路52は、クロックINの立ち下りのタイミングでマスク信号39をラッチすることで、ゲート回路53に入力されるマスク信号39の遷移を、クロックINの値が「0」であるタイミングに限定する機能を有している。ゲート回路53は、ラッチ回路52でラッチされたマスク信号39に基づいてクロックINをマスクする機能を有する。マスク信号39の値が「0」の場合、クロックINをマスクする。マスク信号39の値が「1」の場合、クロックINをマスクしない。
ラッチ回路52を設けることで、クロックOUTにグリッチが発生することを抑制できる。タイミング設計が容易になるという効果があるが、タイミング設計を厳密に行うことでグリッチの発生を回避する場合には、ラッチ回路52を省略してもよい。また、図5では、クロックINをマスクするゲート回路53としてAND回路が用いられているが、これに限るものではない。OR回路を用いてもよいし、その他、同等の機能を有する回路を用いてもよい。
マスク制御回路30は、分周比設定35、通信タイミング情報36、入力クロック分周比情報61に基づいて、クロックINのクロック・パルスをカウントする。これによって、クロックINとクロックOUTとの相対的な位相を示すカウンタ値を生成し、このカウンタ値に基づいてマスクタイミングを割り当てたマスク信号39を生成して出力する機能を有している。
本実施の形態2において、このマスク制御回路30は、カウンタ33とテーブル回路31とから構成されている。また、分周比設定35は、複数ビットの並列データからなる分周比分母Mと分周比分子Nとから構成されており、分周比設定N/Mを規定する。
また、通信タイミング情報36は、タイミング選択信号37と位相信号38とから構成されている。タイミング選択信号37は、クロックOUT(クロックS'やクロックAi)と、クロックOUTで動作する回路の通信相手の回路を駆動するクロック信号(クロックN)との位相関係が一巡する期間の各タイミングから、通信タイミングを選択するための信号である。タイミング選択信号37は、通信タイミングを特定する値を示す複数ビットの並列データからなり、通信タイミングが変更されない限り値は変化しない。位相信号38は、クロックOUTと、クロックOUTで動作する回路の通信相手の回路を駆動するクロック信号(以下では通信相手クロック信号と表記する)との相対的な位相関係を示す信号である。
入力クロック分周比情報61は、複数ビットの並列データからなる分周比分子Sから構成されており、入力クロック信号の分周比S/Mを規定する。分母Mの値は分周比設定35における値と同一であり、分周比設定35を構成する分周比分母Mの値を使用するとして、重複した入力を省略している。
カウンタ33は、クロックINのクロック・パルスをカウントするとともに、クロックOUTと通信相手クロック信号との位相関係が一巡した時点で、位相信号38のタイミングに合わせてカウンタ値をリセットし、クロックOUTと通信相手クロック信号との相対的な位相を示すカウンタ値34を出力する機能を有している。これにより、カウンタ33から、クロックOUTと通信相手クロック信号との位相関係が一巡するサイクル数がカウンタ値34として出力される。
テーブル回路31は、カウンタ値34、分周比設定35である分周比分母Mと分周比分子N、入力クロック分周比情報61である分周比分子S、およびタイミング選択信号37の組合せごとに、マスクの要否を示すテーブルデータ32を予めテーブル形式で保持する機能と、入力されたこれら値の組合せに応じたテーブルデータをマスク信号39として選択して出力する機能とを有している。これにより、テーブル回路31から、分周比分母M、分周比分子N、カウンタ値34、分周比分子S、タイミング選択信号37に応じて、マスク回路50でクロックINのクロック・パルスをマスクするか否かを制御するマスク信号39が、クロックINのクロック・パルスごとに出力される。
次に、図6および図7を参照して、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路の動作について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路10bの動作を示すタイミングチャートである。
ここでは、クロックSから分周比9/12のクロックS'を生成する場合について説明する。なお、回路Aiと通信回路Nは、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングでデータ通信を行うものとし、クロックNはクロックSに同期しており、その分周比が1/4であるものとする。すわなち、回路Aiと通信回路Nは、タイミングT0、T4、T8で通信を行う。
タイミング選択信号37は、この通信のタイミングがタイミングT0、T4、T8であることを示す信号であり、通信タイミングが変更されない限り値は変化しない。
位相信号38は、クロックS'とクロックNの位相関係が一巡する間において、クロックNの立ち上がりのタイミングのいずれかの1サイクルで「1」となり、それ以外で「0」となる信号である。図6の場合、位相関係が一巡するクロックSの12サイクルのうちの1サイクルであるタイミングT0で「1」になる。
入力クロック信号であるクロックSは分周されていないクロック信号である。従って分周比は1、すなわちS/M=12/12であるので、分周比分子Sには値12が設定されている。
カウンタ33は、位相信号38が「1」となるタイミングでカウンタ値をリセットする。その後、クロックS'とクロックNの位相関係が一巡する12サイクル分を繰り返してクロックSのクロック・パルスをカウントする。これにより、クロックS'とクロックNの相対的な位相関係を示すカウンタ値34がカウンタ33から出力される。
図6では、カウンタ値34が「0」〜「11」の値をとるタイミングとタイミングT0〜T11とが対応している。すなわち、カウンタ値34は、タイミングT0で「0」、タイミングT1で「1」、タイミングT11で「11」となる。その後再びタイミングT0で「0」になる。
テーブル回路31のテーブルデータ32には、分周比分母M、分周比分子N、カウンタ値34、分周比分子S、タイミング選択信号37の組合せごとに、クロックSの次のサイクルのパルスをマスクする場合は「0」、マスクしない場合は「1」が予め設定されている。したがって、各タイミングに入力された、分周比分母M、分周比分子N、カウンタ値34、分周比分子S、タイミング選択信号37の組合せに応じたテーブルデータ32の値が、マスク信号39として出力される。
図6の場合、テーブル回路31には、タイミングT0〜T11のうち、回路Aiと通信回路Nとの間で行うデータ通信の通信タイミングを除く他のタイミングT1、T5、T9に対応する組合せに対してマスクタイミングを割り当てたテーブルデータ32が予め設定されている。また、これら以外のタイミングT0、T2、T3、T4、T6、T7、T8、T10、T11に対応する組合わせについては、非マスクタイミングが割り当てられている。
これにより、例えばカウンタ値が「1」、「5」、「9」の場合は、テーブルデータ32としてマスクタイミングを示す「0」、それ以外の場合は、テーブルデータ32として非マスクタイミングを示す「1」が、テーブル回路31からマスク信号39として出力される。マスク回路50は、このマスク信号39を参照して、タイミングT1、T5、T9において、クロックSのパルスをマスクし、それ以外のタイミングではパルスをマスクしないで、クロックS'に出力する。
したがって、タイミングT0〜T11のうち、通信タイミングであるタイミングT0、T4、T8では、常にクロックSのクロック・パルスがマスクされずクロックS'として出力される。また、タイミングT0〜T11のうち、通信タイミングではないそれ以外のタイミング、ここではタイミングT1、T5、T9にあるクロック・パルスがマスクされてクロックS'として出力されない。
図6では、クロックS'の分周比が9/12、クロックNの周波数がクロックSの1/4であり、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングで通信を行う場合の生成例を示したが、その他の場合であっても同様である。通信タイミング情報36、分周比設定35、入力クロック分周比情報61、およびクロックS'とクロックNの相対的な位相関係を示すカウンタ値34の組合せごとに、テーブルデータ32の値を適切に設定することで、通信タイミングにあるクロック・パルスは常にマスクをせずに、それ以外の通信のタイミングにないクロック・パルスをマスクすることによる任意の有理数分周を実現することができる。
また、図6では、マスク制御回路30に入力される、分周比分母M、分周比分子N、分周比分子S、などの値は一定であったが、テーブル回路31がそれらの値に対応するテーブルデータ32を保持する範囲内であれば、適宜動作中に変更することもできる。
図7は、本発明の実施の形態2にかかるクロック分周回路10aの動作を示すタイミングチャートである。
ここでは、クロック分周回路10bが生成した分周比9/12のクロックS'から、分周比5/12のクロックAiを生成する場合について説明する。なお、回路Aiと通信回路Nは、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングでデータ通信を行うものとし、クロックNはクロックSに同期しており、その分周比が1/4であるものとする。すわなち、回路Aiと通信回路Nは、タイミングT0、T4、T8で通信を行う。
タイミング選択信号37は、この通信のタイミングがタイミングT0、T4、T8であることを示す信号であり、通信タイミングが変更されない限り値は変化しない。
位相信号38は、クロックAiとクロックNの位相関係が一巡する間において、クロックNの立ち上がりのタイミングのいずれかの1サイクルで「1」となり、それ以外で「0」となる信号である。図7の場合、位相関係が一巡するクロックSの12サイクルのうちの1サイクルであるタイミングT0で「1」になる。
入力クロック信号であるクロックS'の分周比S/Mは9/12であるので、分周比分子Sには値9が設定されている。
カウンタ33は、位相信号38が「1」となるタイミングでカウンタ値をリセットし、その後、クロックAiとクロックNの位相関係が一巡するクロックSの12サイクル分、クロックS'の9サイクル分を繰り返してクロックS'のクロック・パルスをカウントする。これにより、クロックAiとクロックNの相対的な位相関係を示すカウンタ値34がカウンタ33から出力される。カウンタ33は、クロックS'で動作するので、カウンタ値34はクロックS'の9サイクル分に対応する「0」〜「8」の値をとる。
図7では、カウンタ値34が「0」〜「8」の値をとるタイミングとタイミングT0〜T11とが対応している。すなわち、カウンタ値34は、タイミングT0で「0」、タイミングT1およびT2で「1」、タイミングT3で「2」、タイミングT4で「3」、タイミングT5およびT6で「4」、タイミングT7で「5」、タイミングT8で「6」、タイミングT9およびT10で「7」、タイミングT11で「8」となる。その後再びタイミングT0で「0」になる。
テーブル回路31のテーブルデータ32には、分周比分母M、分周比分子N、カウンタ値34、分周比分子S、タイミング選択信号37の組合せごとに、クロックS'の次のサイクルのパルスをマスクする場合は「0」、マスクしない場合は「1」が予め設定されている。したがって、各タイミングに入力された、分周比分母M、分周比分子N、カウンタ値34、分周比分子S、タイミング選択信号37の組合せに応じたテーブルデータ32の値が、マスク信号39として出力される。
図7の場合、テーブル回路31には、タイミングT0〜T11のうち、回路Aiと通信回路Nとの間で行うデータ通信の通信タイミング除く他のタイミングT1、T2、T3、T5、T7、T9、T11に対応する組合せに対してマスクタイミングを割り当てたテーブルデータ32が予め設定されている。また、これら以外のタイミングT0、T4、T6、T8、T10に対応する組合わせについては、非マスクタイミングが割り当てられている。
これにより、例えばカウンタ値が「1」、「2」、「5」、「8」の場合は、テーブルデータ32としてマスクタイミングを示す「0」、それ以外の場合は、テーブルデータ32として非マスクタイミングを示す「1」が、テーブル回路31からマスク信号39として出力される。マスク回路50は、このマスク信号39を参照して、タイミングT1、T2、T3、T5、T7、T9、T11において、クロックS'のパルスをマスクし、それ以外のタイミングではパルスをマスクしないで、クロックAiに出力する。
したがってタイミングT0〜T11のうち、通信タイミングであるタイミングT0、T4、T8では、常にクロックS'のクロック・パルスがマスクされずクロックAiとして出力される。また、タイミングT0〜T11のうち、通信タイミングではないそれ以外のタイミング、ここではタイミングT1、T2、T3、T5、T7、T9、T11にあるクロック・パルスがマスクされてクロックAiとして出力されない。
図7では、クロックS'の分周比が9/12、クロックAiの分周比が5/12、クロックNの周波数がクロックSの1/4であり、クロックNのすべての立ち上がりのタイミングで通信を行う場合の生成例を示したが、その他の場合であっても同様である。通信タイミング情報36、分周比設定35、入力クロック分周比情報61、およびクロックAiとクロックNの相対的な位相関係を示すカウンタ値34の組合せごとに、テーブルデータ32の値を適切に設定することで、通信タイミングにあるクロック・パルスは常にマスクをせずに、それ以外の通信のタイミングにないクロック・パルスをマスクすることによる任意の有理数分周を実現することができる。
また、図7では、マスク制御回路30に入力される、分周比分母M、分周比分子N、分周比分子S、などの値は一定であったが、テーブル回路31がそれらの値に対応するテーブルデータ32を保持する範囲内であれば、適宜動作中に変更することもできる。
このように、本実施の形態2では、マスク制御回路において、入力クロック信号のクロック・パルスをカウンタでカウントするとともに、出力クロック信号と、出力クロック信号で動作する回路の通信相手の回路を駆動するクロック信号との位相関係が一巡した時点でカウント値をリセットすることにより、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、このカウント値に基づいてマスクタイミングを割り当てたマスク信号を生成するようにしたので、カウンタという極めて簡単な回路構成で、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相を導出でき、通信タイミング以外のタイミングからマスクタイミングを正確に割り当てることが可能となる。
また、本実施の形態2では、マスク制御回路において、少なくとも通信タイミング情報、分周比設定、入力クロック分周比情報、およびカウント値の組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予めテーブル回路で保持し、入力されたこれら組合せに応じてテーブル回路から出力されたテーブルデータをマスク信号として出力するようにしたので、テーブル回路という極めて簡単な回路構成で、通信タイミング以外のタイミングから、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相に応じた所望のマスクタイミングを正確に割り当てることが可能となる。
また、本実施の形態2では、マスク制御回路において、少なくとも通信タイミング情報、分周比設定、入力クロック分周比情報、およびカウント値の組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予めテーブル回路で保持し、入力されたこれら組合せに応じてテーブル回路から出力されたテーブルデータをマスク信号として出力するようにしたので、入力クロック信号が分周されたクロック信号であっても、通信タイミング以外のタイミングから、入力クロック信号に対する通信タイミングの相対的な位相に応じた所望のマスクタイミングを正確に割り当てることが可能となる。
また、本実施の形態2では、マスク制御回路30が入力する分周比設定35は、分周比の分母の値を示す分周比分母Mと、分周比の分子の値を示す分周比分子Nから構成されるとしたが、分周比を設定できるものであれば、別の形式であってもよい。同様に、マスク制御回路30が入力する通信タイミング情報は、通信タイミングを選択するタイミング選択信号37と、出力クロック信号と通信相手のクロック信号との位相関係を示す位相信号38から構成されるとしたが、通信タイミングを指定できるものであれば、別の形式であってもよい。また、分周比の設定や、通信タイミングの指定に不要の信号は適宜省略してもよい。例えば、通信タイミングがある特定のタイミングのみである場合には、テーブルデータ32をタイミング選択信号37の値ごとに備える必要がないので、タイミング選択信号37を省略することができる。
また、本実施の形態2によるクロック分周回路10は、ディジタル論理回路のみで構成され、クロックINをマスクするか否かのいずれかを選択して、有理数分周を実現するので、消費電力やレイアウト面積が小さいという特徴がある。また、アナログ回路や専用設計を必要とする回路を使用しないので、設計・検証コストが小さいという特徴がある。
この出願は、2008年10月29日に出願された日本出願特願2008−278497を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、複数の回路ブロックに異なる周波数のクロック信号を分配する半導体回路、及びこれを用いた電子機器の分野に広く適用することができる。
10、10a、10b クロック分周回路
20 クロックツリー回路
22 クロックバッファ
30 マスク制御回路
31 テーブル回路
32 テーブルデータ
33 カウンタ
34 カウンタ値
35 分周比設定
36 通信タイミング情報
37 タイミング選択信号
38 位相信号
39 マスク信号
50 マスク回路
52 ラッチ回路
53 ゲート回路
61 入力クロック分周比情報
100 クロック分周回路

Claims (17)

  1. N/S(Nは正整数,SはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、(S−N)個分のクロック・パルスを減少させることにより、当該入力クロック信号をN/S分周した出力クロック信号を生成するクロック分周回路であって、
    前記出力クロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを通知する通信タイミング情報を受けて、前記通信タイミング以外のクロック・パルスを優先的に減少させる制御信号を生成する制御回路と、
    前記制御回路によって生成された制御信号に応じて、前記入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち前記制御信号で指示されたタイミングのクロック・パルスを減少させることによって前記出力クロック信号を生成する処理回路と、を備えたクロック分周回路。
  2. 前記処理回路は、前記制御信号に応じて、前記入力クロック信号に含まれる複数のクロック・パルスのうち、一部のクロック・パルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成する処理回路を備えたことを特徴とする請求項1記載のクロック分周回路。
  3. 前記制御回路は、分周比の小さい場合にマスク対象となったクロック・パルスに対しては、それよりも分周比の大きい場合にマスク対象に含めることを特徴とする請求項2記載のクロック分周回路。
  4. 前記制御回路は、少なくとも前記分周比を規定する分周比分母Sおよび分周比分子Nの組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予め保持するテーブル回路を備え、入力されたこれら組合せに応じて前記テーブル回路から出力されたテーブルデータを前記制御信号として出力することを特徴とする請求項2記載のクロック分周回路。
  5. 前記テーブル回路は、前記分周比分母Sおよび前記分周比分子Nに、前記入力クロック信号の分周比を規定するS/M(Sは正整数,MはSより大きい正整数)の分周比分母Mを加えた組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予め保持することを特徴とする請求項4記載のクロック分周回路。
  6. 前記制御回路は、前記入力クロック信号のクロック・パルスをカウンタでカウントしてカウント値を生成するとともに、当該カウント値が分周比分母Sに達した時点でカウント値をリセットすることにより、当該入力クロック信号に対する前記通信タイミングの相対的な位相を示すカウント値を生成し、このカウント値に基づいて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項2〜5いずれかに記載のクロック分周回路。
  7. 前記テーブル回路は、前記分周比分母S、前記分周比分子Nおよび前記分周比分母Mに、前記通信タイミングに関する情報および前記入力クロック信号のクロック・パルス数を示すカウント値を加えた組合せごとにマスクの要否を示すテーブルデータを予めテーブル回路で保持し、入力されたこれら組合せに応じて前記テーブル回路から出力されたテーブルデータを前記制御信号として出力することを特徴とする請求項4記載のクロック分周回路。
  8. 前記通信タイミングに関する情報は、前記対象回路における通信動作に用いるクロック信号と前記出力クロック信号との位相関係が一巡する期間の各タイミングから前記対象回路での通信タイミングを選択する通信タイミング選択情報をさらに含むことを特徴とする請求項1〜7いずれかに記載のクロック分周回路。
  9. クロックツリー回路と、
    入力されたクロック信号に対して第1の分周を行い、前記クロックツリー回路に出力する第1のクロック分周回路と、
    前記クロックツリー回路から出力される複数のクロック信号を入力し、それぞれのクロック信号に対して第2の分周を行い、複数の対象回路に出力する第2のクロック分周回路と、を備え、
    前記第1のクロック分周回路と前記第2のクロック分周回路は、それぞれ、
    前記第2のクロック分周回路が出力するクロック信号を用いる対象回路が行うデータ通信の通信タイミングを通知する通信タイミング情報を受けて、前記通信タイミング以外のクロック・パルスを優先的に減少させる制御信号を生成する制御回路と、
    前記制御回路によって生成された制御信号に応じて、前記クロック信号のS個のクロック・パルスのうち前記制御信号で指示されたタイミングのクロック・パルスを減少させることによって出力するクロック信号を生成する処理回路と、を備えたクロック分配回路。
  10. 前記第1のクロック分周回路は、前記第2のクロック分周回路における第2の分周のうち、最も小さい分周比と同一の分周比に基づいて、第1の分周を行うことを特徴とする請求項9記載のクロック分配回路。
  11. 前記第2のクロック分周回路から出力されるクロック信号は、前記複数の対象回路がデータ通信を行うタイミングに相当するクロック・パルスを全て含むことを特徴とする請求項9又は10記載のクロック分配回路。
  12. N/S(Nは正整数,SはNより大きい正整数)により規定された分周比に基づいて、入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち、(S−N)個分のクロック・パルスを減少させることにより、当該入力クロック信号をN/S分周した出力クロック信号を生成するクロック分周方法であって、
    前記出力クロック信号を用いる対象回路で行うデータ通信の通信タイミングを通知する通信タイミング情報を受けて、前記通信タイミング以外のクロック・パルスを決定し、
    前記入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち決定されたクロック・パルスに対応するクロック・パルスを減少させることによって前記出力クロック信号を生成する、クロック分周方法。
  13. 前記出力クロック信号を生成するに際し、前記入力クロック信号に含まれる複数のクロック・パルスのうち、一部のクロック・パルスをマスクすることによって前記出力クロック信号を生成することを特徴とする請求項12記載のクロック分周方法。
  14. 分周比の小さい場合にマスク対象となったクロック・パルスに対しては、それよりも分周比の大きい場合にマスク対象に含めることを特徴とする請求項13記載のクロック分周方法。
  15. 入力クロック信号に対して第1の分周を行い、
    第1の分周が行われたクロック信号を複数に分配し、
    分配されたクロック信号に第2の分周を行い、複数の回路に出力し、
    前記第1の分周及び第2の分周では、それぞれ
    前記第2の分周により生成されるクロック信号を用いる対象回路で行うデータ通信の通信タイミングを通知する通信タイミング情報に基づき前記通信タイミング以外のクロック・パルスを決定し、
    前記入力クロック信号のS個のクロック・パルスのうち決定されたクロック・パルスに対応するクロック・パルスを優先的に減少させることによって出力するクロック信号を生成する、クロック分配方法。
  16. 前記第1の分周を行うに際し、前記第2の分周のうち、最も小さい分周比と同一の分周比に基づいて、第1の分周を行うことを特徴とする請求項15記載のクロック分配方法。
  17. 前記第2の分周によって出力されるクロック信号は、前記複数の対象回路がデータ通信を行うタイミングに相当するクロック・パルスを全て含むことを特徴とする請求項15又は16記載のクロック分配方法。
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