JP4967400B2 - クロック分周器 - Google Patents

クロック分周器 Download PDF

Info

Publication number
JP4967400B2
JP4967400B2 JP2006081479A JP2006081479A JP4967400B2 JP 4967400 B2 JP4967400 B2 JP 4967400B2 JP 2006081479 A JP2006081479 A JP 2006081479A JP 2006081479 A JP2006081479 A JP 2006081479A JP 4967400 B2 JP4967400 B2 JP 4967400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
frequency
division ratio
frequency division
divider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006081479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007259125A (ja
Inventor
直人 小杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2006081479A priority Critical patent/JP4967400B2/ja
Publication of JP2007259125A publication Critical patent/JP2007259125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4967400B2 publication Critical patent/JP4967400B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)

Description

本発明は、クロック分周器に関する。
システムLSIでは、回路内部に様々な周波数のクロック周波数の領域を持ちながら動作していることが多い。また、各クロック領域の周波数は、ユーザがレジスタ設定により各クロック領域の周波数を可変にする回路構成をとることが多い。この回路構成の利点としては、高い性能を必要としない場合にクロック周波数設定を下げることができることが挙げられる。従って、システムLSI全体の消費電力をできるだけ抑える回路設計をすることができる。
ここで、“ユーザ"とは、LSIの分周クロック設定を変更したいと思う者(物)を指す。たとえばソフトウェア設計者だけでなく、CPU等による自動的な設定や、LSI内部あるいは外部の他の機能モジュールやプログラム等による自動設定も含める。以降、“ユーザ"という単語はこの意味で使用する。
図2と図3に代表的なシステムLSIにおけるクロック生成回路の回路図を示す。
図2は、システムLSI201内部の各分周クロックを生成するための回路例を示す図である。図2において、LSI外部から入力されたクロックXCKは、PLL回路203でクロック周波数が逓倍され、PLL出力クロックPCKとして出力される。クロックPCKは、クロックXCKに対して、周波数がm倍である。ここで、m=1,2,3,・・・である。
第1のクロック分周器205は、クロックPCKを1/n1分周して、クロックDCK1を出力する。クロックDCK1は、クロックPCKに対して周波数が1/n1になる。第2のクロック分周器206は、クロックPCKを1/n2分周して、クロックDCK2を出力する。クロックDCK2は、クロックPCKに対して周波数が1/n2になる。第3のクロック分周器207は、クロックPCKを1/n3分周して、クロックDCK3を出力する。クロックDCK3は、クロックPCKに対して周波数が1/n3になる。クロックDCK1〜DCK3は、それぞれLSI201の各フリップフロップ等の同一クロック領域に供給される。
図3は、図2の第1〜第3のクロック分周器205〜207の構成例を示す図である。クロック分周器301は、第1〜第3のクロック分周器205〜207に対応する。ここでは簡単のために入力クロックPCKの1/n(n=1,2,3,…)分周クロックDCKx(x=1,2,3)を生成するクロック分周器301の例を表す。クロック分周器301は、分周比記憶レジスタ302、N−1進カウンタ303、及び分周クロック生成回路304を有する。
分周比記憶レジスタ302は、レジスタ設定端子305を介してCPUから分周比nxを入力して記憶する。N−1進カウンタ303は、N−1進(Nはレジスタ設定値により可変である)のダウンカウンタである。分周クロック生成回路304は、N−1進カウンタ303の値と分周比記憶レジスタ302の値nxを参照し、N−1進カウンタ303の値が(nx−1)/2より大きいときに高(ハイ)レベル、それ以外で低(ロー)レベルとなるクロックDCKxを出力する。
図3の場合、分周比記憶レジスタ302に、希望の分周比nxを設定すると、N−1進カウンタ303はnx−1進カウンタとなる。分周クロック生成回路304は、分周クロックDCKxを出力する。クロックDCKxは、入力クロックPCKを1/nx分周したクロックである。従って、図2及び図3の回路をユーザが使用する場合には、LSI全体の回路構成図を考えた上で、各クロック領域に指定するクロック分周比(レジスタ値)を指定していくことで、LSI内部が適正な動作をする設定となる。
図4は、図3のクロック分周器301の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS401では、このクロック分周器を使用する際にはユーザは、分周比記憶レジスタ302に分周比nxを設定する。次に、ステップS402では、分周比記憶レジスタ302の値がnxに更新される。次に、ステップS403では、N−1進カウンタのNの値がnxに更新され、新しい分周比nxのクロックDCKxが生成される。
また、下記の特許文献1には、製造上のばらつきによって動作速度が低下したLSIに対しては、内部クロックのデューティを自動的に再調整して動作速度を向上させることによって、歩留まりを改善することができるクロック発生回路が記載されている。
特開2004−88434号公報
近年システムLSIの回路構成が大きくまた複雑になってきており、LSI内部の各回路ブロックに対して別々のクロック周波数制御を行うだけでなく、各回路ブロック内部にも、複数のクロック領域を持たせる等して、それらを制御することにより、不必要なときにはできるだけクロック周波数を抑えて低消費電力となるようになる回路設計が存在している。その結果、ユーザがクロック周波数設定の際に考慮すべきクロック領域の数は増えてきている。
一方で、各回路ブロックの周波数は、必ずしも任意の周波数を採ってよいということはなく、例えばシステムLSI内部の他のクロック領域の周波数に対して整数分の1の周波数関係でなければいけい、あるいはシステムLSI内部のある領域の周波数よりも必ず低い周波数でなければいけない、等といった制約がある場合が多い。その結果、ユーザが各クロック領域の周波数を設定する際に考慮すべき制約は更に増加していくこととなる。
このように、多数のクロック領域を持ったシステムLSIにおいては、ユーザがクロック設定をする際に考慮すべき事項はとても多い。しかも、考慮すべき項目の1点でも抜け落ちてしまえば、回路は正しく動作しないだけでなく、システムLSI全体がデッドロックしてしまうこともある。しかし、システムLSIにおいてユーザは、LSI内部の詳細な回路やクロック系統図まで理解しながらクロック設定を行うことは非常に手間がかかるし、設定ミスによる誤動作も生じやすい。
本発明の目的は、デッドロックすることなく動作し続けることができるような、クロック分周器を提供することである。
本発明のクロック分周器は、自己のクロック分周器の分周比及び他のクロック分周器の分周比を基にした条件式を満たすか否かを判定する分周比判定手段と、前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を代替式により生成し、前記生成された分周比を前記自己のクロック分周器の分周比として前記分周比判定手段に出力する代替分周比生成手段と、前記分周比判定手段により前記条件式を満たすと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段とを有することを特徴とする。
また、本発明のクロック分周器は、自己のクロック分周器の分周比が条件式を満たすか否かを判定し、その判定結果を他のクロック分周器に出力する分周比判定手段と、前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を代替式により生成し、前記生成された分周比を前記自己のクロック分周器の分周比として前記分周比判定手段に出力する代替分周比生成手段と、前記分周比判定手段により前記条件式を満たすと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段とを有することを特徴とする。
適切な分周比を決定することができるので、分周クロックを基に動作するシステムLSIはデッドロックすることなく動作し続けることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるシステムLSI101の構成例を示す図であり、システムLSI内部の各分周クロックを生成するための回路の例である。PLL回路103は、LSI外部から入力されたクロックXCKの周波数を逓倍し、PLL出力クロックPCKを出力する。クロックPCKは、クロックXCKに対して、周波数がm倍である。ここで、m=1,2,3,・・・である。
第1のクロック分周器105は、クロックPCKを1/n1分周して、クロックDCK1を出力する。クロックDCK1は、クロックPCKに対して周波数が1/n1になる。第2のクロック分周器106は、クロックPCKを1/n2分周して、クロックDCK2を出力する。クロックDCK2は、クロックPCKに対して周波数が1/n2になる。第3のクロック分周器107は、クロックPCKを1/n3分周して、クロックDCK3を出力する。クロックDCK3は、クロックPCKに対して周波数が1/n3になる。クロックDCK1〜DCK3は、それぞれLSI101の各フリップフロップ等の同一クロック領域に供給される。
各クロック分周器105〜107は、クロック分周器間を通信するバス111〜113を介して接続されている。バス111はアドレス線、バス112はデータ線、バス113は制御線である。クロック分周器105〜107は、それぞれ独立に分周比を設定できるのではなく、互いにクロック分周比の設定を参照しながら設定できるものとする。
図5は、図1の第1〜第3のクロック分周器105〜107の構成例を示す図であり、図3のクロック分周器と対応している。クロック分周器501は、第1〜第3のクロック分周器105〜107に対応する。ここでは簡単のために入力クロックPCKの1/n(n=1,2,3,…)分周クロックDCKx(x=1,2,3)を生成するクロック分周器501の例を表す。クロック分周器501は、分周比設定レジスタ502、分周比判定回路503、代替分周比生成回路503、論理積回路504、及び分周クロック生成部519を有する。分周クロック生成部519は、分周比記憶レジスタ505、N−1進カウンタ506、及び分周クロック生成回路507を有する。
分周比設定レジスタ502は、入力クロックPCKに同期して、レジスタ設定端子510を介してCPUから入力した分周比Nsetを記憶する。図3においてはユーザが設定した分周比が即座に分周比記憶レジスタ302に反映され、新しい分周クロックに切り替わる回路になっているのに対して、図5ではユーザ設定した分周比は、一旦、分周比設定レジスタ502に格納される。
分周比判定回路503は、分周比設定レジスタ502に記憶された分周比Nsetと通信バス520の分周比Nsetを入力し、分周比設定レジスタ502に記憶された分周比Nsetが妥当であるかを判定し、判定結果信号ENを出力する。通信バス520は、図1のバス111〜113に対応する。通信バス520の分周比Nsetは、他のクロック分周器の分周比である。例えば、第1のクロック分周器105の分周比判定回路503は、第2のクロック分周器106及び/又は第3のクロック分周器107の分周比Nsetを参照し、第1のクロック分周器105の分周比Nsetが妥当か否かを判定する。判定結果信号ENは、分周比設定レジスタ502に記憶された分周比Nsetが妥当であればOKとなり、妥当でなければNGとなる。
もし判定結果信号ENがNGであれば、代替分周比生成回路503は、代替となる分周比Naltを生成し、分周比Naltを分周比設定レジスタ502の新たな分周比Nsetとして再設定する。その後、再び、分周比判定回路503は、判定を行う。判定結果信号ENがOKになるまで、上記の処理を繰り返す。
分周比設定レジスタ502に記憶されている分周比Nset及び分周比判定回路503の判定結果信号ENは、バス521を介して、他のクロック分周器に出力される。バス521は、図1のバス111〜113に対応する。例えば、第1のクロック分周器105は、バス521を介して、分周比Nset及び判定結果信号ENを第2のクロック分周器106及び/又は第3のクロック分周器107に出力する。
また、クロック分周器501は、バス520を介して、他のクロック分周器から分周比Nset及び判定結果信号ENを入力する。例えば、第1のクロック分周器105は、バス520を介して、分周比Nset及び判定結果信号ENを第2のクロック分周器106及び/又は第3のクロック分周器107から入力する。
論理積回路504は、分周比判定回路503の判定結果信号EN及びバス520の判定結果信号ENを入力し、それらの論理積信号ENallを出力する。論理積信号ENallは、分周比判定回路503の判定結果信号EN及びバス520の判定結果信号ENのすべてがOK(=1)の場合に1となり、それ以外の場合に0となる。
分周比記憶レジスタ505は、入力クロックPCKに同期し、論理積信号ENallが1のときに、分周比設定レジスタ502の分周比Nsetを分周比Nmemとして記憶する。すなわち、自己のクロック分周器501の判定結果信号ENと関連するクロック分周器の判定結果信号ENがすべてOKのときに、分周比Nsetを分周比Nmemとして記憶する。
N−1進カウンタ506は、Nmem−1進のダウンカウンタであり、入力クロックPCKに同期して、カウント値Countをダウンカウントする。具体的には、カウンタ506は、分周比記憶レジスタ505の分周比Nmemをカウント値Countとして設定し、入力クロックPCKに同期してカウント値Countを1ずつ減算し、カウント値Countが0になったら分周比Nmemをカウント値Countとして再設定する動作を繰り返す。
分周クロック生成回路(論理回路)507は、カウンタ506のカウント値Countと分周比記憶レジスタ505の分周比Nmemを参照し、カウント値Countが(Nmem−1)/2より大きいときに高(ハイ)レベル、(Nmem−1)/2以下であるときに低(ロー)レベルとなるクロックDCKxを出力する。クロックDCKxは、入力クロックPCKを1/Nmem分周したクロックであり、入力クロックPCKに対して周波数が1/Nmemである。
ここで、分周クロック生成部519の分周クロック生成方式は一例であり、この分周クロック生成方法に限るものではない。クロック分周器501は、通常のクロック分周器に、他のクロックの分周器の分周比設定を参照しながら分周比を決定する機能、設定された分周比を判定する機能と、不正な分周比を設定する場合にそれを修正する機能のいずれかを兼ね備えていることが重要である。
図6は、図5のクロック分周器501の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS601では、このクロック分周器501を使用する際にはユーザは、分周比設定レジスタ502に分周比Nsetを設定する。次に、ステップS602では、分周比判定回路503が分周比Nsetの妥当性を判定し、判定結果信号ENを出力する。次に、ステップS603では、判定結果信号ENをチェックし、判定結果信号ENがOKであればステップS606に進み、判定結果信号ENがNGであればステップS604に進む。ステップS604では、代替分周比生成回路503は代替分周比Naltを生成して分周比設定レジスタ502に出力する。次に、ステップS605では、分周比設定レジスタ502は代替分周比Naltを新たな分周比Nsetとして再設定して記憶する。その後、ステップS602に戻り、上記の処理を繰り返す。
ステップS606では、論理積回路504は、分周比判定回路503の判定結果信号ENがOKであり、かつ関連するクロック分周器の判定結果信号ENもOKであるときには論理積信号ENallを1にし、それ以外のときには論理積信号ENallを0にして出力する。次に、ステップS607では、論理積信号ENallをチェックし、論理積信号ENallが1であればステップS608に進み、論理積信号ENallが0であればステップS602に戻って上記の処理を繰り返す。
ステップS608では、分周比記憶レジスタ505は、分周比設定レジスタ502の分周比Nsetを分周比Nmemとして記憶する。次に、ステップS609では、N−1進カウンタ506は、分周比Nmemをカウント値Countに設定し、ダウンカウントする。分周クロック生成回路507は、カウント値Count及び分周比Nmemを基に、分周クロックDCKxを生成する。
以上のように、分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503は、予めLSI設計者が、生成される分周クロックに仕様上必要な制約条件を決め、またユーザが不正な設定を行った場合の代替分周比Naltを決めて、予め回路的に組み込むこととなる。以下の実施形態では、分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503の具体例を挙げる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態によるクロック分周器501の構成例を示す図である。本実施形態のクロック分周器501は、分周比が関連する他のクロック分周器の分周比以上になる制約を持つクロック分周器の例である。本実施形態(図7)は、第1の実施形態(図5)に対して、分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503が具体的な構成になっている。
分周比判定回路503は、分周比設定レジスタ502の分周比Nset及びバス520の分周比Nsetを比較する論理回路を有し、判定結果信号ENを出力する。ここで、分周比設定レジスタ502の分周比NsetをNxとし、バス520の分周比NsetをNyとすると、判定結果信号ENは次式(1)及び(2)で表される。
Nx≧NyならばEN=1(OK) ・・・(1)
Nx<NyならばEN=0(NG) ・・・(2)
式(1)の条件を満たせば、分周比Nxが分周比Ny以上であるので、判定結果信号ENがOKになる。逆に、式(2)の条件を満たせば、分周比Nxが分周比Ny未満であるので、判定結果信号ENがNGになる。
代替分周比生成回路503は、分周比判定回路503の判定結果信号ENがNGである場合に、代替となるクロック分周比Naltを出力する。例えば、代替分周比Naltは、次式(3)で表される。
Nx<NyならばNalt=Ny ・・・(3)
式(3)の修正が行われた代替分周比Naltは、分周比設定レジスタ502に設定された後、再度、分周比判定回路503により判定される。その際には、必ず式(1)の条件が満たされ、判定結果信号ENがOKになる。
さらに、論理積回路504は、分周比判定回路503の判定結果信号EN及びバス520の判定結果信号ENの論理積を取ることにより、このクロック分周器501の分周比だけでなく、関連する他のクロック分周器の分周比も妥当であるときだけ、分周比設定レジスタ502の分周比Nsetは分周比記憶レジスタ505に記憶され、新しい分周クロックDCKxが出力されるため、分周比Nx及びNyは常に式(1)の条件を満たした分周比設定になる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態によるクロック分周器501の構成例を示す図である。本実施形態のクロック分周器501は、分周比が関連する他のクロック分周器の分周比に対して必ず整数倍である制約を持つクロック分周器の例である。本実施形態(図8)は、第1の実施形態(図5)に対して、分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503が具体的な構成になっている。
分周比判定回路503は、分周比設定レジスタ502の分周比Nset及びバス520の分周比Nsetを比較する論理回路を有し、判定結果信号ENを出力する。ここで、分周比設定レジスタ502の分周比NsetをNxとし、バス520の分周比NsetをNyとすると、判定結果信号ENは次式(4)及び(5)で表される。ここで、“%”は、剰余演算を表す。
Nx%Ny=0ならばEN=1(OK) ・・・(4)
Nx%Ny≠0ならばEN=0(NG) ・・・(5)
上記の剰余演算が0であれば、分周比Nxは分周比Nyの整数倍であるので、判定結果信号ENがOKになる。逆に、上記の剰余演算が0でなければ、分周比Nxは分周比Nyの整数倍でないので、判定結果信号ENがNGになる。
代替分周比生成回路503は、分周比判定回路503の判定結果信号ENがNGである場合に、代替となるクロック分周比Naltを出力する。例えば、代替分周比Naltは、次式(6)で表される。
Nx%Ny≠0ならばNalt=Nx+1 ・・・(6)
式(6)の修正が行われた代替分周比Naltは、分周比設定レジスタ502に設定された後、再度、分周比判定回路503により判定される。何度か式(6)の修正及び判定を繰り返すうちに、式(4)の条件を満たす分周比(しかも当初設定したNxに最も近い分周比)にたどり着く。
さらに、論理積回路504は、分周比判定回路503の判定結果信号EN及びバス520の判定結果信号ENの論理積を取ることにより、このクロック分周器501の分周比だけでなく、関連する他のクロック分周器の分周比も妥当であるときだけ、分周比設定レジスタ502の分周比Nsetは分周比記憶レジスタ505に記憶され、新しい分周クロックDCKxが出力されるため、分周比Nx及びNyは常に式(4)の条件を満たした分周比設定になる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態によるクロック分周器501の構成例を示す図である。本実施形態のクロック分周器501は、分周比が必ず一定値Nmax以下の値でなければいけない制約を持つクロック分周器の例である。本実施形態(図9)は、第1の実施形態(図5)に対して、分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503が具体的な構成になっており、論理積回路504が削除されている。また、クロック分周器501は、バス520に接続する必要がない。レジスタ908は、一定値Nmaxを記憶している。
分周比判定回路503は、分周比設定レジスタ502の分周比Nset及びレジスタ908の一定値Nmaxを比較する論理回路を有し、判定結果信号ENを出力する。ここで、分周比設定レジスタ502の分周比NsetをNxとすると、判定結果信号ENは次式(7)及び(8)で表される。
Nx≦NmaxならばEN=1(OK) ・・・(7)
Nx>NmaxならばEN=0(NG) ・・・(8)
分周比Nxが一定値Nmax以下であれば、判定結果信号ENがOKになる。逆に、分周比Nxが一定値Nmaxより大きければ、判定結果信号ENがNGになる。
代替分周比生成回路503は、分周比判定回路503の判定結果信号ENがNGである場合に、代替となるクロック分周比Naltを出力する。例えば、代替分周比Naltは、次式(9)で表される。
Nx>NmaxならばNalt=Nmax ・・・(9)
式(9)の修正が行われた代替分周比Naltは、分周比設定レジスタ502に設定された後、再度、分周比判定回路503により判定される。その際には、必ず式(7)の条件が満たされ、判定結果信号ENがOKになる。
論理積回路504は、分周比判定回路503の判定結果信号ENがOKであるときだけ、分周比設定レジスタ502の分周比Nsetは分周比記憶レジスタ505に記憶され、新しい分周クロックDCKxが出力されるため、分周比Nxは常に式(7)の条件を満たした分周比設定になる。
以上のように、第1〜第4の実施形態は、他のクロック分周器の分周比を参照し、自己のクロック分周器の分周比を決定する分周比決定手段と、前記決定された分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段519とを有する。分周比決定手段は、他のクロック分周器の分周比を参照し、自己のクロック分周器の設定されたクロック分周比Nsetが妥当であるか否かを判定する分周比判定回路503と、判定結果信号がNGである場合に自己のクロック分周器の分周比Nsetの代替となるクロック分周比Naltを生成する代替分周比生成回路503とを有する。
分周比判定回路503及び代替分周比生成回路503には、生成される分周クロックNsetに仕様上必要な制約条件、及びユーザが不正な設定を行った場合の代替クロック分周比Naltの演算方法を予め回路的に組み込む。そのため、ユーザがどのようなクロック分周比の設定を行ったとしても(たとえそれが設定ミスだとしても)、LSI内部の分周クロックは仕様上必要な制約条件を満たす分周クロックのみ生成されるため、分周クロックの不正設定によりシステムLSI101が誤動作やデッドロックすることはなくなる。
なお、分周比は、1以上でも1以下でもよい。すなわち、分周クロックDCKxは、入力クロックPCKに対して、周波数が低くても、高くてもよい。
上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態は、例えば以下のように種々の適用が可能である。
(付記1)
他のクロック分周器の分周比を参照し、自己のクロック分周器の分周比を決定する分周比決定手段と、
前記決定された分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段と
を有することを特徴とするクロック分周器。
(付記2)
前記分周比決定手段は、他のクロック分周器の分周比を参照し、自己のクロック分周器の分周比が妥当か否かを判定する分周比判定手段を有することを特徴とする付記1記載のクロック分周器。
(付記3)
前記分周比決定手段は、前記自己のクロック分周器の分周比が妥当でないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を生成する代替分周比生成手段を有することを特徴とする付記2記載のクロック分周器。
(付記4)
前記分周クロック生成手段は、前記自己のクロック分周器の分周比が妥当であると判定され、かつ他のクロック分周器の分周比が妥当である旨の信号を入力したとき、前記分周クロックを生成することを特徴とする付記2又は3記載のクロック分周器。
(付記5)
前記分周クロック生成手段は、
前記決定された分周比を基にカウントを行うカウンタと、
前記決定された分周比及び前記カウント値を基に分周クロックを生成する論理回路とを有することを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載のクロック分周器。
(付記6)
自己のクロック分周器の分周比が妥当か否かを判定し、その判定結果を他のクロック分周器に出力する分周比判定手段と、
前記自己のクロック分周器の分周比が妥当でないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を生成する代替分周比生成手段と、
前記自己のクロック分周器の分周比が妥当であると判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段と
を有することを特徴とするクロック分周器。
本発明の第1の実施形態によるシステムLSIの構成例を示す図である。 システムLSI内部の各分周クロックを生成するための回路例を示す図である。 図2のクロック分周器の構成例を示す図である。 図3のクロック分周器の動作の流れを示すフローチャートである。 図1のクロック分周器の構成例を示す図である。 図5のクロック分周器の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるクロック分周器の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態によるクロック分周器の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態によるクロック分周器の構成例を示す図である。
符号の説明
101 システムLSI
103 PLL回路
105〜107 クロック分周器
111 アドレス線
112 データ線
113 制御線
501 クロック分周器
502 分周比設定レジスタ
503 分周比判定回路、代替分周比生成回路
504 論理積回路
505 分周比記憶レジスタ
506 N−1進カウンタ
507 分周クロック生成回路
519 分周クロック生成部

Claims (5)

  1. 自己のクロック分周器の分周比及び他のクロック分周器の分周比を基にした条件式を満たすか否かを判定する分周比判定手段と、
    前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を代替式により生成し、前記生成された分周比を前記自己のクロック分周器の分周比として前記分周比判定手段に出力する代替分周比生成手段と、
    前記分周比判定手段により前記条件式を満たすと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段と
    を有することを特徴とするクロック分周器。
  2. 前記分周クロック生成手段は、前記分周比判定手段により前記条件式を満たすと判定され、かつ他のクロック分周器の分周比が条件式を満たす旨の信号を入力したとき、前記分周クロックを生成することを特徴とする請求項記載のクロック分周器。
  3. 前記分周比判定手段は、前記自己のクロック分周器の分周比が前記他のクロック分周器の分周比以上であるときには前記条件式を満たすと判定し、前記自己のクロック分周器の分周比が前記他のクロック分周器の分周比未満であるときには前記条件式を満たさないと判定し、
    前記代替分周比生成手段は、前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記他のクロック分周器の分周比を前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比として生成することを特徴とする請求項1又は2記載のクロック分周器。
  4. 前記分周比判定手段は、前記自己のクロック分周器の分周比が前記他のクロック分周器の分周比の整数倍であるときには前記条件式を満たすと判定し、前記自己のクロック分周器の分周比が前記他のクロック分周器の分周比の整数倍でないときには前記条件式を満たさないと判定し、
    前記代替分周比生成手段は、前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比を1増加させることにより前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を生成することを特徴とする請求項1又は2記載のクロック分周器。
  5. 自己のクロック分周器の分周比が条件式を満たすか否かを判定し、その判定結果を他のクロック分周器に出力する分周比判定手段と、
    前記分周比判定手段により前記条件式を満たさないと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比の代替となる分周比を代替式により生成し、前記生成された分周比を前記自己のクロック分周器の分周比として前記分周比判定手段に出力する代替分周比生成手段と、
    前記分周比判定手段により前記条件式を満たすと判定されたときには、前記自己のクロック分周器の分周比で入力クロックを分周して分周クロックを生成する分周クロック生成手段と
    を有することを特徴とするクロック分周器。
JP2006081479A 2006-03-23 2006-03-23 クロック分周器 Active JP4967400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081479A JP4967400B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 クロック分周器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006081479A JP4967400B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 クロック分周器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007259125A JP2007259125A (ja) 2007-10-04
JP4967400B2 true JP4967400B2 (ja) 2012-07-04

Family

ID=38632897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006081479A Active JP4967400B2 (ja) 2006-03-23 2006-03-23 クロック分周器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4967400B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5609326B2 (ja) 2010-07-01 2014-10-22 富士通セミコンダクター株式会社 クロック分周回路

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0483425A (ja) * 1990-07-25 1992-03-17 Fujitsu Ltd パルス発生回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007259125A (ja) 2007-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5522050B2 (ja) クロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法
US5459855A (en) Frequency ratio detector for determining fixed frequency ratios in a computer system
US7889581B2 (en) Digital DLL circuit
JP5488470B2 (ja) クロック分周回路、クロック分配回路、クロック分周方法及びクロック分配方法
JP5338819B2 (ja) クロック分周回路、及びクロック分周方法
US9564907B2 (en) Multi-channel delay locked loop
TWI791914B (zh) 分頻器電路、用於分頻器電路的方法及補償電路
US20100052740A1 (en) Clock signal frequency dividing circuit and clock signal frequency dividing method
JP5332616B2 (ja) クロック信号分周回路
CN108459876B (zh) 用于缩减面积的控制寄存器电路的方法与装置
JP5037581B2 (ja) 同期周波数合成器
JP4967400B2 (ja) クロック分周器
JP2010282399A (ja) クロック切替回路
JP2002182777A (ja) クロック切り換え回路
JP2010154019A (ja) Dll回路及びこれを備える半導体装置、並びに、データ処理システム
JP2009171573A (ja) Dll回路およびその制御方法
US20080037698A1 (en) Counter circuit and method of operating the same
JP4542020B2 (ja) 分周回路
JP2006197367A (ja) カウンタ回路と、それを含む半導体装置
JP2007003337A (ja) 半導体集積回路
US20040227553A1 (en) Reliable phase adjustment circuit
JP5493591B2 (ja) クロック分周回路および方法
JP5223696B2 (ja) クロック分周回路、及びクロック分周方法
CN108111163B (zh) 一种高速分频器
JP2006196973A (ja) 可変分周器

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080731

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120306

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4967400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350