JP5517989B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた画像形成装置に関するものである。また、画像形成装置に着脱可能に備えられるプロセスカートリッジに関するものである。
従来、電子写真画像プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、プロセスカートリッジ方式が採用されている。これは、電子写真感光体ドラム及び電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする方式である。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンに頼らずユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこで、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。ここで、プロセスカートリッジ方式の電子写真画像形成装置においては、次のような場合にプロセスカートリッジと電子写真画像形成装置本体とを電気的に接続する必要がある(例えば、特許文献1参照)。それは、プロセスカートリッジの有する電子写真感光体ドラムを帯電するための帯電部材に電圧を印加する場合、あるいは電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段に電圧を印加する場合である。
また、複数のプロセスカートリッジを1列に並べたインライン型のカラー電子写真画像形成装置がある。このようなカラー電子写真画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジの現像方式として、接触現像方式がある。接触現像方式とは、現像ローラを電子写真感光体ドラムに対して接触させた状態で現像を行う方式である。この方式では、画像形成中に、現像ローラを前記電子写真感光体ドラムに対して所定の圧力で接触させるために、現像ローラが電子写真感光体ドラムに対して付勢された状態になっている。よって、接触現像方式の場合、現像ローラが電子写真感光体ドラムに接触した状態で長時間使用されないと、電子写真感光体ドラムから受ける圧力によって現像ローラの弾性層が変形してしまうことが懸念される。現像ローラの弾性層が変形してしまうと、現像ローラによる現像時に現像ローラの回転周期に応じて、現像された画像に濃度ムラが発生することが懸念される。
この問題を解決するための構成として、画像形成動作が行われていない場合には、電子写真感光体ドラムと現像ローラとを離間させる機構を設けたプロセスカートリッジ及び画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。またプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着することで、それまで電子写真感光体ドラムから離間されていた現像ローラを当接させる機構を設けたプロセスカートリッジが提案されている(特許文献3参照)。
特開2007−213018号公報(第9、17頁、図11) 特開2001−337511号公報(第5−6頁、図2) 特開2006−276190号公報(第9−11頁、図6−8)
従来のような構成の場合、現像ローラを電子写真感光体ドラムに当接させる際に、プロ
セスカートリッジが電子写真画像形成装置の電気接点部に接触する。現像ローラを電子写真感光体ドラムに当接させる加圧力が小さい場合には、プロセスカートリッジと、電子写真画像形成装置の電気接点部の摺動によって生じる摺動抵抗によって、現像ローラが電子写真感光体ドラムに安定して当接しなくなる懸念があった。その為に、現像ローラを電子写真感光体ドラムに当接させるための加圧力を上げる必要があった。しかし、現像ローラと電子写真感光体ドラムとの間に作用する加圧力を上げる場合には、画像を形成しない待機時間に、現像ローラと感光体ドラムを離間させる離間機構に加わる負荷が増える。そのため、この離間機構の強度を上げる必要があった。
本発明は上記したような事情に鑑みてなされたものであり、像担持体と現像剤担持体とが接離可能なプロセスカートリッジおよび、これを装着する画像形成装置において、像担持体と現像剤担持体との当接状態をより安定させることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、像担持体を備える第一ユニットと、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記第一ユニットと移動可能に結合し、前記現像剤担持体を前記像担持体に当接させる当接位置と、前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させる離間位置とを取り得る第二ユニットであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが離間位置に位置する場合に、前記装置本体に設けられた本体電気接点と接触して第一の当接力を受ける第一の接触部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが前記当接位置に位置する場合に、前記本体電気接点と接触して第二の当接力を受け、前記本体電気接点と電気的に接続する第二の接触部と、を備える第二ユニットと、を有し、前記第二の当接力は、前記第二ユニットが前記離間位置から前記当接位置に移動する移動方向に作用し、前記第一の当接力よりも、前記移動方向に強く作用することを特徴とするプロセスカートリッジである。
また本発明の別の構成は、画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、像担持体を備える第一ユニットと、現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記第一ユニットと移動可能に結合し、前記現像剤担持体を前記像担持体に当接させる当接位置と、前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させる離間位置とを取り得る第二ユニットであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが離間位置に位置する場合に、前記装置本体に設けられた、前記プロセスカートリッジに電圧を印加するための本体電気接点が挿入される凹部もしくは開口部と、を備える第二ユニットと、を有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
本発明によれば、像担持体と現像剤担持体とが接離可能なプロセスカートリッジにおいて、像担持体と現像剤担持体との当接状態をより安定させることが可能となる。
実施例1のプロセスカートリッジと装置本体の接点部について説明する図 実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1の、トナーを収納したプロセスカートリッジの概略断面図 実施例1のプロセスカートリッジを示す概略斜視図 実施例1の現像ユニットの概略斜視図 プロセスカートリッジを装置本体に装着する装着動作について説明する図 実施例1の感光体ドラムと現像ローラの離間当接動作を説明する図 実施例1のプロセスカートリッジの概略斜視図 実施例1のプロセスカートリッジの離間保持部材の動作について説明する図 実施例1における装置本体の接点部について説明する図 実施例1のプロセスカートリッジと装置本体の接点部について説明する図 実施例1の現像ローラ接点部の構成について説明する図 実施例1のプロセスカートリッジと装置本体の接点部について説明する図 実施例4のプロセスカートリッジと装置本体の接点部について説明する図 実施例4のプロセスカートリッジと装置本体の接点部について説明する図 実施例2の現像ローラ接点部の構成について説明する図 実施例3の現像ローラ接点部の構成について説明する図 実施例4の現像ローラ接点部の構成について説明する図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明は、画像形成装置および、画像形成装置に用いられるプロセスカートリッジの接点構成に関するものである。ここで、画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置である。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、レーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。また、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体ドラムを有するドラムユニット、及び、現像手段を有する現像ユニットを一体的にカートリッジ化したもので、前記電子写真画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成されたものである。また、このプロセスカートリッジには、電子写真感光体ドラムに作用するプロセス手段が備えられるものであってもよい。プロセス手段としては、帯電手段、クリーニング手段、現像ローラに現像剤を供給する現像剤供給ローラ、現像ローラに担持される現像剤の量(厚さ)を規制する規制部材を例示できる。
以下、実施例1について説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、本実施例の電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置)100の全体構成について、図2を用いて説明する。
図2は、本実施例の画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。図2に示すように、着脱可能な4個のプロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)が装着部材(不図示)を介して画像形成装置100に装着されている。図2において、プロセスカートリッジ7(7a,7b,7c,7d)は、画像形成装置本体(以下、装置本体)100A内に水平方向に対して傾斜して併設(並設)されている。ここで、各プロセスカートリッジや転写手段の構成及び動作は、用いる現像剤(以下、トナー)の色が異なることを除いては実質的に同じである。したがって、以下の説明において特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために、図2において符号に与えた添字a,b,c,dを省略して、総括的に説明する。
各プロセスカートリッジ7には、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光体ドラム)1と、感光体ドラム1の周囲に帯電ローラ2と、現像ローラ25と、クリーニング部材6等のプロセス手段が一体的に配置されている。帯電ローラ2は、感光体ドラム1の表面を一様に帯電させるものである。現像剤担持体としての現像ローラ25はトナーを担持するものであって、感光体ドラム1に形成した潜像をトナーによって現像して可視
像化するものである。そして、クリーニング部材6は、感光体ドラム1に形成されたトナー像(現像剤像)が転写材に転写された後に、感光体ドラム1に残留したトナーを除去するものである。また、プロセスカートリッジ7の下方には画像情報に基づいて感光体ドラム1に選択的な露光を行い、感光体ドラム1に潜像を形成するためのスキャナユニット3が設けられている。
装置本体100Aの下部には記録材Sを収納したカセット17が装着されている。そして、記録材Sが2次転写ローラ70、定着部74を通過して装置本体100Aの上方へ搬送されるように記録材搬送手段が設けられている。すなわち、カセット17内の記録材Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54、給送された記録材Sを搬送する搬送ローラ対76、感光体ドラム1に形成される潜像と記録材Sとの同期を取るためのレジストローラ対55が設けられている。また、プロセスカートリッジ7の上方には各感光体ドラム1上に形成されたトナー画像を転写させるための中間転写手段としての中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5には駆動ローラ56、従動ローラ57、各色の感光体ドラム1に対向する位置に1次転写ローラ58、2次転写ローラ70に対向する位置に対向ローラ59が設けられ、これらのローラに転写ベルト9が掛け渡されている。
そして、転写ベルト9はすべての感光体ドラム1に対向し、且つ接するように循環移動する。1次転写ローラ58に電圧が印加されることにより、感光体ドラム1上のトナーが、感光体ドラム1から転写ベルト9上に一次転写される。そして、転写ベルト9内に配置された対向ローラ59と、2次転写ローラ70に電圧が印加されることにより、転写ベルト9上のトナーが記録材Sに二次転写される。
画像形成に際しては、各感光体ドラム1を回転させ、帯電ローラ2によって一様に帯電させる。そして感光体ドラム1に対してスキャナユニット3が選択的な露光を行う。これによって、感光体ドラム1に静電潜像が形成される。その潜像を現像ローラ25によって現像する。これによって、各感光体ドラム1に各色トナー像が形成される。この画像形成と同期して、記録材Sは、対向ローラ59と2次転写ローラ70とが転写ベルト9を介在させて当接している2次転写位置にレジストローラ対55によって搬送される。そして、2次転写ローラ70へ転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト上の各色トナー像が記録材Sに2次転写される。このようにして、記録材Sにカラー画像が形成される。カラー画像が形成された記録材Sは、定着部74によって加熱、加圧されてトナー像が定着される。その後、記録材Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。尚、定着部74は、装置本体100Aの上部に配置されている。
(プロセスカートリッジ)
次に、本実施例のプロセスカートリッジ7について、図3〜図5を用いて説明する。図3は、トナーを収納したプロセスカートリッジ7の概略断面図である。尚、イエロー色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7a、マゼンタ色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7b、シアン色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7c、ブラック色のトナーを収納したプロセスカートリッジ7dは同一構成である。図4(a)は、本実施例のプロセスカートリッジ7における装置本体100Aへの装着前の状態を示す概略斜視図である。図4(b)は、本実施例のプロセスカートリッジ7が装置本体100Aに位置決めされた状態を示す概略斜視図である。図5は、本実施例の現像ユニットの概略斜視図である。プロセスカートリッジ7は、第一ユニットとしてのドラムユニット26と、第二ユニットとしての現像ユニット4とを有する。ドラムユニット26は、感光体ドラム1と、帯電ローラ2、及びクリーニング部材6を備えている。そして、現像ユニット4は、現像ローラ25を備えている。
ドラムユニット26のクリーニング枠体27には、感光体ドラム1がドラム前軸受10
、ドラム奥軸受11を介して回転自在に取り付けられている。感光体ドラム1の端部には、ドラムカップリング16とフランジ85が設けられている(図4参照)。感光体ドラム1の周上には、前述した通り帯電ローラ2、クリーニング部材6が配置されている。さらに、クリーニング部材6によって感光体ドラム1表面から除去された残留トナーは除去トナー室27aに落下する。そして、ドラムユニット26に駆動源としての本体駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されることにより、感光体ドラム1が画像形成動作に応じて回転駆動される。帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介し、クリーニング枠体27に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材46により感光体ドラム1に向かって加圧され、感光体ドラム1に従動回転する。
現像ユニット4は、感光体ドラム1と接触して図3において矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を支持する現像枠体31とから構成される。現像ローラ25は、現像枠体31の両側にそれぞれ取り付けられた現像前軸受12、現像奥軸受13を介して、回転自在に現像枠体31に支持されている(図5参照)。また、現像ローラ25の周上には、現像ローラ25に接触して図3において矢印C方向に回転するトナー供給ローラ34と、現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35がそれぞれ配置されている。ここでトナー供給ローラ34は現像ローラ25に担持される現像剤(トナー)を供給する現像剤供給部材に相当する。また現像ブレード35は現像ローラ25に担持される現像剤(トナー)の量を規制する現像剤量規制部材に相当する。さらに、現像枠体31のトナー収容部31aには、収容されたトナーを撹拌するとともにトナー供給ローラ34へトナーを搬送するためのトナー搬送部材36が設けられている。
また図3に示すように、ドラムユニット26に対し現像ユニット4が回転自在に取り付けられている。現像前軸受12、現像奥軸受13の吊り穴12a,13aに、クリーニング枠体27に圧入された前支持ピン14、奥支持ピン15が係合する。それによって現像ユニット4は、クリーニング枠体27に対し、支持ピン14,15を回転軸として回転自在に支持されている(図3参照)。また、クリーニング枠体27には感光体ドラム1を回転自在に支持するドラム前軸受10、ドラム奥軸受11が設けられている。ドラム奥軸受11には、感光体ドラム1に結合されたドラムカップリング16が支持されている。また、ドラム前軸受10はフランジ85を支持している。ここで、ドラムカップリング16は、感光体ドラム1に装置本体100Aからの駆動回転力(第一の駆動回転力)を伝達するためのドラムカップリング部材である(図4参照)。
また図5に示す現像ユニット4は、プロセスカートリッジ7の画像形成時においては、現像枠体31に設けられた加圧部材としての加圧バネ38と、現像前軸受12に設けられた引張りバネ39によりドラムユニット26に付勢される構成となっている。ここで、加圧バネ38は、現像ローラ25を感光体ドラム1に接触させるために現像ローラ25に対して加圧力(弾性力)を与えるものである。加圧バネ38はクリーニング枠体27と現像枠体31との間に圧縮バネとして配置される。引張りバネ39はその両端が現像前軸受12とドラム前軸受10にそれぞれ掛けられている。これら加圧バネ38、引張りバネ39により作用する力が、現像ローラ25を感光体ドラム1に当接するための加圧力となる。
また、現像ユニット4の側面には、現像ローラ接点部40と、トナー供給ローラ接点部41と、現像ブレード接点部42が設けられている。ここで、現像ローラ接点部40は、現像ローラ25にバイアス電圧を印加するためのものである。また、トナー供給ローラ接点部41は、トナー供給ローラ34にバイアス電圧を印加するためのものである。また、現像ブレード接点部42は、現像ブレード35にバイアス電圧を印加するためのものである。尚、感光体ドラム1と現像ローラ25が接触して現像を行う接触現像方式においては、感光体ドラム1は剛体とし、現像ローラ25は弾性体を有するローラとすることが好ましい。この弾性体としては、ソリッドゴム単層やトナーへの帯電付与性を考慮してソリッ
ドゴム層上に樹脂コーティングを施したもの等が用いられる。
次に、プロセスカートリッジ7の画像形成に関する一連の動作を説明する(図2,3参照)。画像情報が画像形成装置100に送られると、本体駆動モータ(不図示)が回転を開始し、感光体ドラム1、現像ローラ25、トナー供給ローラ34、トナー搬送部材36に駆動回転力が伝達される。そして、帯電ローラ2に装置本体100Aから帯電バイアス電圧が印加され、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される。そして画像情報に応じ、スキャナユニット3から露光が行われ潜像画像が感光体ドラム1上に形成される。
そして、トナー収容部31a内のトナーは、トナー搬送部材36の回転によってトナー供給ローラ34へ送り込まれる。そして、トナー供給ローラ34にはバイアス電圧が印加される。トナー供給ローラ34は回転して、回転する現像ローラ25の外周にトナーを供給する。現像ローラ25の外周に供給されたトナーは、バイアス電圧が印加された現像ブレード35により現像ローラ25の外周で摩擦帯電される。そして、現像ローラ25に画像形成装置100から現像バイアス電圧が印加される。これにより、感光体ドラム1に形成された静電潜像が現像される。尚、現像ローラ25は感光体ドラム1と対向して配置されている。そして、現像ローラ25は、感光体ドラム1に接触して、感光体ドラム1に形成された静電潜像を現像する構成となっている。
(プロセスカートリッジの画像形成装置本体への装着機構)
次に、本実施例のプロセスカートリッジ7を装置本体100A内へ装着する装着機構について図6を用いて説明する。図6は本実施例のプロセスカートリッジ7を装置本体100Aに装着する際の装着動作について説明するための模式図である。図6(a)はプロセスカートリッジ7の装置本体100A内への装着前の状態を説明する図である。図6(a)において、プロセスカートリッジ7は装置本体100Aの前側板82に設けられた開口部82aより矢印E方向に装着される。その際に、プロセスカートリッジ7のクリーニング枠体27に一体に設けられたガイド部27bが、装置本体100Aに設けられた本体ガイド部材81に乗せられた状態でガイドされながら装着される。本体ガイド部材81は、プロセスカートリッジ7を取り外し可能に装着する為の装着部材である。
図6(b)はプロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着が完了する途中の状態を説明する図である。装置本体100Aに設けられたガイド部材81には、プロセスカートリッジ7の装着方向において下流側に、上方に向かって傾斜した傾斜部81aが設けられている。また、クリーニング枠体27には、装着方向上流側端部に下方に向かって傾斜した傾斜部27cが設けられている。プロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着される際には、クリーニング枠体27のガイド部27bが傾斜部81aに乗り上がり、更に傾斜部27cが本体ガイド部材81に乗り上がる。これにより、プロセスカートリッジ7は中間転写ユニット5に近づく方向(上方向)に移動する。
図6(c)はプロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着された状態を説明する図である。プロセスカートリッジ7が中間転写ユニット5に近づく方向に移動した状態で更にプロセスカートリッジ7の装着を続けると、クリーニング枠体27に一体に設けられた突き当て部27dが、装置本体100Aの奥側板83に当接する。それによって、プロセスカートリッジ7の画像形成装置100のへの装着が完了する。この状態において、ドラム奥軸受11の被押圧部11aが奥側板83に設けられた奥押圧部材91と当接し、加圧バネ92により上方に押し上げられる。そして、ドラム奥軸受11の上部に設けられたカートリッジ位置決め部11bが、奥側板83の本体位置決め部である突き当て部83aに当接し、プロセスカートリッジ7の奥側の装置本体100Aに対する位置が決まる。
またドラム前軸受10の被引張り部10aが前側板82に設けられた引張り部材93と
係合する。前側板82に設けられた引張りバネ94により、引張り部材93が上方に持ち上げられ、これにより、被引張り部10aも上方に持ち上げられる。そして、ドラム前軸受10のカートリッジ位置決め部である突き当て部10bが前側板82の本体位置決め部である位置決め部82bに当接し、プロセスカートリッジ7の手前側の装置本体100Aに対する位置が決まる。
更に図4(b)に示すように、突き当て部83a(図4(b)で2点鎖線で示した)は、略V字形状になっておりドラム奥軸受11の位置決め部11bと当接する構成となっている。そして、ドラム前軸受10は前側板82に設けられた引張り部材93がドラム前軸受10の被引張り部10aに係合し、矢印P方向に引っ張られる構成となっている。また位置決めに関してはドラム奥軸受11と同様に、前側板82に設けられた略V字形状のドラム位置決め部82b(図4(b)で2点鎖線で示した)に当接する構成となっている。そして、ドラム前軸受10とドラム奥軸受11の装置本体100Aからの位置決めに必要な加圧力が矢印P,R方向に掛けられる。よって、プロセスカートリッジ7の位置決めを行う、感光体ドラム1を回転可能に支持するドラム前軸受10とドラム奥軸受11を、装置本体100Aに対して正確に位置決めすることができる。また、クリーニング枠体27にはプロセスカートリッジ7の回転止めとなるボス27gが側面に設けられており、ボス27gが装置本体100Aに設けられた回転止め受け部材51に嵌合する。そして、プロセスカートリッジ7が装置本体100Aで回転することを防止する。
(プロセスカートリッジにおける感光体ドラムと現像ローラの離間当接機構)
次に、本実施例のプロセスカートリッジ7における感光体ドラム1(ドラムユニット26)と現像ローラ25(現像ユニット4)の離間当接機構について図7を用いて説明する。図7(a)は本実施例における感光体ドラム1と現像ローラ25の離間動作を説明するための概略断面図である。図7(b)は本実施例における感光体ドラム1と現像ローラ25の当接動作を説明するための概略断面図である。図7(a)に示すように、画像形成装置100には離間部材8が配置されている。画像形成完了後に、プロセスカートリッジ7の現像ユニット4は、現像枠体31の力受け部31bが矢印N方向に移動する離間部材8から力を受ける。これにより現像ユニット4は現像ローラ25を感光体ドラム1から離間させる位置に移動される。以下、この現像ユニット4の位置(状態)を離間位置という。
画像形成時には図7(b)に示すように、離間部材8が矢印Mの方向に移動し力受け部31bから離れると、加圧バネ38と引張りバネ39の弾性力により現像ユニット4が現像前軸受12、現像奥軸受13の穴12a,13aを中心にして矢印T方向に回転する。このようにして現像ユニット4が移動することで、現像ローラ25と感光体ドラム1は接触する構成と成っている。以下、この現像ユニット4の位置(状態)を当接位置という。このような感光体ドラム1に対する現像ユニット4の離間当接構成によって、画像形成時以外は、現像ユニット4を図7(a)の離間位置に保持することができる。それによって、現像ローラ25の変形による画像品質への影響を抑える効果を得ている。
(離間保持部材)
図8(a)はプロセスカートリッジ7を装置本体100Aへ装着(進入)する前の初期の状態を示す概略斜視図である。この状態では現像ユニット4には、現像ユニット4を離間位置に保持するための離間保持部材64が設けられている。離間保持部材64がクリーニング枠体27の側面に設けられた穴27eに係合し、現像ローラ25を感光体ドラム1から離間させた状態に保持している。このときの離間保持部材64の位置を係合位置とする。
図8(b)は、プロセスカートリッジ7における離間保持部材64による離間保持状態が解除された状態を示す概略斜視図である。図8(b)に示すように、プロセスカートリ
ッジ7が装置本体100Aに装着された際に、離間保持部材64と当接する本体解除部材65が装置本体100Aに設けられている。そして、プロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着され本体位置決め部82b,83a(図6参照)に位置決めされる直前に本体解除部材65が離間保持部材64と当接することで、離間保持部材64と穴27eとの係合を解除する構成となっている。このときの離間保持部材64の位置を解除位置とする。また、離間保持部材64が穴27eとの係合を解除されると現像ローラ25が感光体ドラム1に当接することが可能となる。しかし、通常プロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着された状態では、装置本体100Aに設けられた離間部材8が現像枠体31の力受け部31bに当接する位置(図7(a)参照)に配置されている。したがって、プロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着され、離間保持部材64が穴27eとの係合を解除されたとしても現像ローラ25は感光体ドラム1には当接することがない(図7(a)参照)。
図9を用いてプロセスカートリッジ7の離間保持部材64の解除方法について説明する。図9(a)は離間保持部材64がクリーニング枠体27に係合している状態を示す概略図である。図9(b)は本体解除部材65が離間保持部材64に当接した状態を示す概略図である。図9(c)は離間保持部材64とクリーニング枠体27との係合状態が本体解除部材65により解除された状態を示す概略図である。図9(a)には離間保持部材64に設けられたボス64aが示されている。ボス64aは現像枠体31に設けられた溝31cに回転可能に支持され、サイドカバー48の押え部48bに押えられている。また、離間保持部材64の係合部64bはクリーニング枠体27に設けられた穴27eに係合した状態となっている。
そして図9(b)に示すように、この状態でプロセスカートリッジ7を矢印E方向に移動させると、本体解除部材65がクリーニング枠体27の穴27eに挿入される。そして本体解除部材65が離間保持部材64に当接し、離間保持部材64がボス64aを中心に回転することによって、離間保持部材64とクリーニング枠体27との係合を解除する。
そして図9(c)に示すように、感光体ドラム1と現像ローラ25が当接可能な状態となるように現像枠体31が矢印Lの方向に移動可能となる。
そして、プロセスカートリッジ7の装着動作が完了した後、プリント信号により画像形成動作が開始されると、現像作動タイミングに合わせて離間部材8(図7(b)参照)が矢印M方向に移動し、力受け部31bと離間部材8は離間する。従って、加圧バネ38、引張りバネ39(図7(b)参照)の弾性力によって現像ユニット4は接触位置に移動し、これにより現像ローラ25は感光体ドラム1に接触して現像可能な状態となる。そして、現像が完了すると離間部材8は図7(a)の矢印N方向に再び移動し、力受け部31bに力を与えることで現像ユニット4を離間位置に移動させ、感光体ドラム1と現像ローラ25を離間させる。画像形成時以外はこの状態で保持される。
上記説明した如く感光体ドラム1と現像ローラ25を離間させた状態、及び、これらを当接させた状態の二つの状態を現像ユニット4が、容易に選択できる。従って、現像ローラ25の弾性層の材料選定を厳しく行わなくても、弾性層の変形を防止する事ができる。
(プロセスカートリッジ及び画像形成装置本体の接点構成)
次に、プロセスカートリッジ7及び装置本体100Aの電気接点構成について説明する。図10(a)は本実施例における装置本体100Aの接点部について説明するための概略斜視図である。図10(b)は本実施例における装置本体100Aの接点部を示す模式図である。本実施例は、装置本体100Aの本体電気接点が、プロセスカートリッジ7の電気接点と接触した際に加える当接力を、現像ローラ25が感光体ドラム1を押圧する力に加算することを特徴とする。以下、詳細に説明する。
プロセスカートリッジ7には前述した現像ローラ接点部40、トナー供給ローラ接点部41、現像ブレード接点部42が設けられている(図5参照)。それぞれの接点部は現像ローラ25の長手方向において、現像ユニット4の一端側に設けられている。また、装置本体100Aの接点部は、図10(a)に示すように装置本体100A内のプロセスカートリッジ装着方向下流側の奥側板83内に設けられている。装置本体100Aの本体電気接点として現像バイアス接点部43、トナー供給ローラバイアス接点部44、現像ブレードバイアス接点部45の各接点部が接点ホルダ49に支持されている。また接点ホルダ49には、接点部の抜け止め部材としての接点ホルダ蓋50が設けられている。各々の接点部は装置本体100A内の高圧基板(不図示)に接続されており、高圧基板よりバイアス電圧が印加される構成となっている。
本実施例におけるプロセスカートリッジ7及び装置本体100Aの接点構成の一例として現像ローラ接点部40と現像バイアス接点部43の構成を説明する。すなわち、本実施例ではトナー供給ローラ接点部41とトナー供給ローラバイアス接点部44の接点構成、また現像ブレード接点部42と現像ブレードバイアス接点部45との接点構成についても同様の構成となる。実際には、各接点構成のうち少なくともいずれかが以下に説明する構成となっていればよい。
図10(b)に示すように、装置本体100A内の現像バイアス接点部43は、現像ローラ接点部40との接点圧を付与するための圧縮バネ部43aと、現像ローラ接点部40に当接する当接部43bとで構成されている。現像バイアス接点部43がプロセスカートリッジ7の現像ローラ接点部40と接触する際には、圧縮バネ部43aのバネによる加圧力により、接点部間で接点圧が発生する構成である。また、現像バイアス接点部43には高圧基板(不図示)と接触し、給電を受けるための接点部43cが設けられている。
次に、プロセスカートリッジ接点部と装置本体100Aの本体接点部が当接した状態について説明する。図11(a)は、本実施例において、現像ユニット4が離間位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略斜視図である。図11(b)は、本実施例において、現像ユニット4が当接位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略斜視図である。ここで、図11においては、説明の便宜上、奥側板83は不図示としている。
図11(a)に示すようにプロセスカートリッジ7が装置本体100Aに装着完了した際には、装置本体100Aの離間部材8が現像枠体31の力受け部31bに当接し、現像ローラ25と感光体ドラム1が離間した離間位置に現像ユニット4を保持する。そして、現像ユニット4が離間位置にある状態では、装置本体100Aの現像バイアス接点部43は、現像ユニット4の側面に設けられた第一の接触部としてのサイドカバー48の摺動面48a(図内斜線部)に当接している。トナー供給ローラバイアス接点部44も、同様にサイドカバー48の摺動面48c(図内斜線部)に当接している。また、現像ブレードバイアス接点部45もサイドカバー48の摺動面(不図示)に当接している。
サイドカバー48の摺動面48aは、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aの圧縮方向と、垂直になるような平面で配置されている。すなわち、現像ローラ25と感光体ドラム1が接触するための加圧方向とは一致しない方向に配置されている。本実施例では、摺動面48aは、現像ローラ25の回転軸に直交する平面で構成されている。また、トナー供給ローラバイアス接点部44、現像ブレードバイアス接点部45と接触する摺動面も同様である。
そして、画像形成が行われる場合には、図11(b)に示すように離間部材8が矢印M方向に移動し、現像枠体31の力受け部31bから離れ、現像ユニット4は矢印T方向に回転する。このようにして現像ユニット4が移動することで当接位置に位置し、現像ローラ25は感光体ドラム1に当接することとなる。この当接位置において、現像ユニット4に設けられた第二の接触部を構成する現像ローラ接点部40と、現像バイアス接点部43とが接触し、電気的に接触可能(接続可能)な状態となる。
ここで、現像ローラ接点部40は、現像ユニット4が離間位置から当接位置に移動している間に、現像バイアス接点部43と当接し始める位置に配置されている。これは、現像ローラ25が感光体ドラム1に当接する前に現像ローラ25にバイアス電圧を印加する必要があるためである。バイアス電圧が印加されていない状態で現像ローラ25と感光体ドラム1が当接すると、電荷を付与されていないトナーが現像ローラ25から感光体ドラム1に転写されてしまうことが懸念される。よって、現像バイアス接点部43と現像ローラ接点部40は、現像ローラ25と感光体ドラム1とが当接するよりも前に接触する構成となっている。
次に、プロセスカートリッジ7の現像ローラ接点部40及びサイドカバー48の構成について説明する。図12は現像ローラ接点部40及びサイドカバー48の構成について説明するための概略断面図である。図12に示すように現像ローラ25には、芯金25aが設けられており、芯金25aが現像奥軸受13を介して回転可能に支持されている。また、現像ローラ25の芯金25aの端部には装置本体100Aからの駆動力を現像ローラ25に駆動を伝達するためのオルダムカップリング23が設けられている。現像ローラ接点部40は、現像奥軸受13に取り付けられており、芯金25aとの接点となる接点部40bと、現像バイアス接点部43との接点となる第二の接触部としての当接面40aとを有する。
そして、サイドカバー48には摺動面48aが設けられている。サイドカバー48の摺動面48aは、摺動面48aの法線H1と現像ローラ25の回転軸線25cとが平行になるように配置されている。そして、現像ローラ接点部40の当接面40aの法線H2は、摺動面48aの法線H1よりも前記現像ローラ25から遠ざかる方向(現像ユニット4が当接位置から離間位置に移動する方向)を向くように配置されている。
次に、図13,図1を用いて現像ユニット4の離間位置、当接位置における、現像バイアス接点部43と現像ローラ接点部40との間の接点部の当接状態及び、当接した際に作用する力について説明する。図13は、本実施例において、現像ユニット4が離間位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略断面図である。図1は、本実施例において、現像ユニット4が当接位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略断面図である。
図13に示すように、現像ローラ25が感光体ドラム1と離間している位置において、摺動面48aにおいては、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aが圧縮され当接力(第一の当接力)P1が掛かっている。摺動面48aにおいて当接力P1の掛かる方向は、現像ローラ25が、感光体ドラム1に当接するために移動する方向とは一致しない方向である。すなわち、摺動面48aが現像バイアス接点部43より受ける当接力P1が、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向(図における矢印T方向)に向かないように構成されている。
本実施例においては、当接力P1の方向は、プロセスカートリッジ7の長手方向(現像ローラ25及び感光体ドラム1の回転軸方向)、すなわち現像ローラ25を感光体ドラム
1に当接させるために現像ユニット4が移動する移動方向と直交する方向としている。ここで現像ユニット4は、装置本体100A内の離間部材8によって離間位置に保持されている。現像バイアス接点部43の当接力P1は、プロセスカートリッジ7の長手方向に掛かっているため、現像ユニット4を感光体ドラム1に当接させるための加圧方向とは異なる。よって、当接力P1が、離間部材8に負荷を与えることがない。
現像ユニット4が離間位置から当接位置に移動する場合、現像ユニット4が現像バイアス接点部43の当接部43bと接触した状態で移動することで、摺動抵抗Qが生じる。現像ローラ25を感光体ドラム1に当接させる力が小さい場合には、この摺動抵抗Qが、現像ユニット4の移動を妨げ、現像ローラ25を感光体ドラム1に安定して当接できなくなる恐れがある。ここで本実施例では、現像ローラ接点部40の当接面40aは、現像バイアス接点部43が現像ユニット4に当接しようとする当接方向に対して傾いて設けられることを特徴としている。この特徴によって、現像バイアス接点部43が当接面40aと接触する際は、現像バイアス接点部43から現像ユニット4が受ける摺動抵抗Qの影響が小さくなる。
前述したように、当接面40aは、現像バイアス接点部43が現像ユニット4に当接しようとする当接方向に対して傾いて設けられている。すなわち、当接面40aは、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向の上流側に向かうにつれて、現像バイアス接点部43から離間する方向に傾斜する傾斜面となっている。そして、図1に示すように、現像ユニット4が離間位置から当接位置に移動する際、現像バイアス接点部43が現像ローラ接点部40の当接面40aと当接すると、現像バイアス接点部43から当接面40aに当接力(第二の当接力)P2が掛かる。ここでプロセスカートリッジの長手方向における、当接力P2の分力をP3とする。また分力P3と垂直する方向における、当接力P2の分力をP4とする。本実施例では分力P4は現像ローラ25が感光体ドラム1に当接するために移動する方向に向いている。
つまり当接面40aは、画像形成時に現像ローラ25を感光体ドラム1と当接させる際に現像バイアス接点部43から受ける当接力の分力P4が、現像ローラ25が感光体ドラム1に当接するために移動する方向に向くように構成されている。すなわち、現像ユニット4が当接位置に位置する場合に、現像バイアス接点部43が当接面40aに接触すると、現像バイアス接点部43から当接面40aに加わる力が、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向に向くように構成されている。
従来のように、現像ローラ接点部の当接面が、サイドカバーの摺動面と平行に配置されている場合は、当接面と現像バイアス接点部との摩擦で生じる摺動抵抗によって、現像ローラを感光体ドラムに加圧することが阻害される恐れがある。また、接点部による摺動抵抗を考慮して、現像ローラを感光体ドラムに加圧するためプロセスカートリッジに設けるバネの力を大きくする必要が生じる。さらにこのバネの力が大きいと、現像ローラを感光体ドラムから離間させる際、現像ローラと感光体ドラムを離間させる離間部材にかかる力も大きくなる。このとき離間部材の強度を上げる必要性も生じる。
本実施例によれば、現像ユニット4が離間位置から当接位置に移動する際に、当接面40aが装置本体100Aの現像バイアス接点部43から受ける分力P4を、現像ローラ25を感光体ドラム1に当接させるために必要な加圧力として加算することができる。これにより、現像ローラ25を感光体ドラム1に当接させる加圧力が、当接面40aと現像バイアス接点部43との摺動抵抗によって減少することを抑制することができる。また、現像ローラ25と感光体ドラム1との当接させるために必要な加圧バネ38、引張りバネ39の力を小さくすることができる。このことで、現像ローラ25と感光体ドラム1を離間した際に、離間部材8および力受け部31bに加わる負荷も小さくなる。これにより、加
圧バネ38や離間部材8から力を受けてプロセスカートリッジ7が変形してしまうことも抑制できる。離間部材8やプロセスカートリッジ7に求められる強度も小さくなる。
なお、本実施例では、摺動面48aを現像ローラ25の回転軸線25cに対して垂直(離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向に対して平行)に設けた。摺動面48aが現像バイアス接点部43から受ける当接力P1(図13参照)によって、現像ユニット4を離間位置から当接位置に移動させないようにするためである。しかし、必ずしも摺動面48aを現像ローラ25の回転軸線25cに対して垂直に設ける必要はない。つまり、当接位置から離間位置に移動する現像ユニット4の移動方向に対して、当接面40aが傾斜する角度よりも、摺動面48aが傾斜する角度がなだらかになるよう構成してもよい。このとき、現像バイアス接点部43が摺動面48aに加える当接力P1が、現像バイアス接点部43が当接面40aに加える当接力P2よりも、現像ユニット4を離間位置から当接位置に移動させる方向には弱く作用する。そのため、現像ローラ25と感光体ドラム1が離間しているときに、当接力P1が現像ユニット4を離間位置に保持する離間部材8に負荷を与えることを抑制できる。
以上まとめると、本実施例によれば画像形成装置100が画像を形成しない時には、現像バイアス接点部43が離間部材8に与える負荷を抑えつつ、画像形成時には現像ローラ25と感光体ドラム1を安定して当接することができる。
以下、図16を用いて実施例2について説明する。なお前述の実施例と同等の部材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略する。図16は、本実施例において、現像ユニット4が離間位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略説明図である。
本実施例は図16に示されるように、現像ローラ25が感光体ドラム1と離間する位置にあるとき、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aがプロセスカートリッジ7のサイドカバー48に設けられた摺動面48bと接触することを特徴とする。ここで摺動面48bは、現像バイアス接点部43が現像ユニット4に当接しようとする当接方向に対して傾いて設けられている。すなわち、摺動面48bは、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向の下流側に向かうにつれて、現像バイアス接点部43から離れる方向に傾斜する傾斜面となっている。そのため、現像バイアス接点部43が摺動面48bに接触した際に、現像バイアス接点部43から摺動面48bに加わる当接力P5は、現像ユニット4が当接位置から離間位置に移動する方向に作用する。
すなわち、プロセスカートリッジ7の長手方向における、当接力P5の分力をP6とし、分力P6の生じる向きと垂直する方向における、当接力P5の分力をP7としたとき、分力P7は,現像ローラ25が感光体ドラム1から離間する方向を向いている。これにより、非画像形成時には、現像バイアス接点部43から摺動面48bに加わる当接力P5を用いて、離間部材8(図7参照)が現像ローラ25と感光体ドラム1を離間する為にプロセスカートリッジ7に加える力を低減できる。
一方で実施例1と同様に、当接面40aは、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向の上流側に向かうにつれて、現像バイアス接点部43から離れる方向に傾斜する傾斜面となっている。すなわち、現像ユニット4が当接位置に位置する際に、当接面40aが現像バイアス接点部43より受ける力は、現像ローラ25を感光体ドラム1に当接させる方向に作用する。これにより、画像形成装置100が画像を形成しない時には、現像ローラ25と感光体ドラムを離間させる負荷を低減し、画像形成時には現像ローラ25と感光体ドラム1の当接状態を安定化させることができる。
以下、図17を用いて実施例3について説明する。なお前述の実施例と共通する部材・部分には同一の符号を付して再度の説明を省略する。図17は、本実施例において、現像ユニット4が離間位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略断面図である。
本実施例は図17に示されるように、現像ローラ25が感光体ドラム1と離間する位置にあるとき、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aがプロセスカートリッジ7と接触しないことを特徴とする。すなわち現像ユニット4のサイドカバー48は凹部48cを有し、この凹部48cは現像ユニット4が離間位置にあるときに、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aが挿入される位置にある。よって、現像ユニット4が離間位置にあるとき、現像バイアス接点部43の圧縮バネ部43aは凹部48cに入り込み、プロセスカートリッジ7とは接触しない。これにより、現像ローラ25と感光体ドラム1が離間しているときに、現像バイアス接点部43が離間部材8(図7参照)に負荷を与えることがない。
現像ユニット4が離間位置から当接位置に移動する際には、圧縮バネ部43aは、まず現像ローラ接点部40に設けられた屈曲部40dに乗り上げる。その後、現像ユニット4がさらに移動することで、圧縮バネ43aは当接面40aと当接する。これにより、現像ユニット4は現像バイアス接点部43から当接位置に移動する方向に力を受ける。よって現像ユニット4は現像ローラ25を感光体ドラム1に安定して当接させることができる。
なお本実施例において、現像ユニット4が離間位置にあるとき、現像バイアス接点部43は現像ユニット4と接触しなければよいのであって、凹部48cの代わりに、サイドカバー48を貫通する開口部等を設けてもよい。
以下、実施例4について説明する。図14は、本実施例において、現像ユニット4が離間位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの接点部について説明するための概略斜視図である。図15は、本実施例において、現像ユニット4が当接位置に位置した状態のプロセスカートリッジ7と、装置本体100Aとの接点部について説明するための概略斜視図である。本実施例においては、実施例1に対して異なる構成部分について述べることとし、実施例1と同様の構成部分については、その説明を省略する。
実施例1においては、現像ユニット4が現像ローラ25を感光体ドラム1から離間させた離間位置にある際に、現像バイアス接点部43がサイドカバー48の摺動面48aと当接する構成を説明した。これに対して本実施例においては、図14に示すように現像ユニット4が、現像ローラ25と感光体ドラム1が離間されている離間位置にあるときに、現像バイアス接点部43は第一の接触部としての現像ローラ接点部40の当接面40cに当接されている。すなわち、本実施例においては、現像バイアス接点部43に電気的に接触可能な1つの電気接触部材としての現像ローラ接点部40に、第一の接触部としての当接面40c、及び第二の接触部としての当接面40aが備えられている。ここで図18に示すように当接面40cは、実施例1における摺動面48aと同様に、現像ローラ25の回転軸線25cに対して垂直に設けた。
図15に示すように画像形成時には、現像ローラ25を感光体ドラム1に当接させるために、現像ユニット4が矢印T方向に回転する。すると、現像ユニット4が回転動作をする際に、現像バイアス接点部43が当接面40cと摺動する。そして、現像ユニット4の
回転動作が完了する前に、現像バイアス接点部43が、現像ローラ接点部40の当接面40aに当接する構成となっている。ここで、前述のように現像ローラ25が感光体ドラム1に当接する前に現像ローラ25にバイアス電圧を印加する必要がある。これはバイアス電圧が印加されていない状態で現像ローラと感光体ドラムが当接すると、電荷を付与されていないトナーが現像ローラから感光体ドラムに転写されてしまうことが懸念されるためである。
本実施例においては、現像バイアス接点部43と現像ローラ接点部40が、現像ユニット4の離間位置においても当接しているため、現像ローラ25にバイアス電圧を印加するタイミングに余裕を持たせることができるものである。このように本実施例によれば、本実施例においても実施例1と同様の効果を得ることができ、さらに、電荷を付与されていないトナーが現像ローラから感光体ドラムに転写されてしまうことを、より確実に防止することが可能となる。
なお、当接面40cが現像バイアス接点部43から受ける当接力によって、現像ユニット4を当接位置に移動させないよう、当接面40cを現像ローラ25の回転軸線25cに対して垂直に設けたが、必ずしも垂直である必要はない。つまり、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向に対して、当接面40aが傾斜する角度よりも、当接面40cが傾斜する角度をよりなだらかにしてもよい。
また当接面40cを、実施例2における摺動面48bと同様に、離間位置から当接位置に移動する現像ユニット4の移動方向の下流側に向かうにつれて、現像バイアス接点部43から離れる方向に傾斜する傾斜面としてもよい。このとき、現像バイアス接点部43が当接面40c加える当接力は、現像ユニット4が当接位置から離間位置に移動する方向に作用する。そのため離間部材8(図7参照)が現像ローラ25と感光体ドラム1を離間する為にプロセスカートリッジ7に加える力を低減できる。
[他の実施例]
前述した各実施例では、プロセスカートリッジを4つ使用しているが、この使用個数は限定されるものではなく、必要に応じて適宜設定されるものであれば良い。また前述した実施例では、画像形成装置としてプリンタを例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。また前述した実施例では、中間転写体を使用し、該中間転写体に各色のトナー像を順次重ねて転写し、該中間転写体に担持されたトナー像を記録材に一括して転写する画像形成装置を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、記録材担持体を使用し、該記録材担持体に担持された記録材に各色のトナー画像を順次重ねて転写する画像形成装置であっても良い。これらの画像形成装置に本発明を適用しても前述した実施例同様の効果を得ることができる。
また、前述した実施例では、現像ローラ接点部40と現像バイアス接点部43との間の接点構成について説明したが、前述した接点構成は、これらの間に限るものではない。すなわち、本発明は、プロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの間の電気的な接触(接続)が行われる場合であれば好適に適用することができる。プロセスカートリッジ7と装置本体100Aとの間の電気的な接触部が複数備えられている場合には、装置本体100Aに設けられた複数の本体電気接点にそれぞれ対応するように、第一の接触部と第二の接触部とがそれぞれ1つずつ設けられているとよい。
1 感光体ドラム ; 4 現像ユニット ; 7 プロセスカートリッジ ; 25現像ローラ ; 26 ドラムユニット ; 40 現像ローラ接点部 ; 40a 当
接面 ; 48 サイドカバー ; 48a 摺動面 ; 48b 摺動面 ; 48c
凹部 ; 100 画像形成装置 ;100A 装置本体

Claims (19)

  1. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    像担持体を備える第一ユニットと、
    現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記第一ユニットと移動可能に結合し、前記現像剤担持体を前記像担持体に当接させる当接位置と、前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させる離間位置とを取り得る第二ユニットであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが離間位置に位置する場合に、前記装置本体に設けられた本体電気接点と接触して第一の当接力を受ける第一の接触部と、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが前記当接位置に位置する場合に、前記本体電気接点と接触して第二の当接力を受け、前記本体電気接点と電気的に接続する第二の接触部と、を備える第二ユニットと、を有し、
    前記第二の当接力は、前記第二ユニットが前記離間位置から前記当接位置に移動する移動方向に作用し、前記第一の当接力よりも、前記移動方向に強く作用することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記第一の接触部および前記第二の接触部は、前記現像剤担持体の長手方向において、前記第二ユニットの端部に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  3. 前記第二の接触部は、前記本体電気接点から前記移動方向に作用する力を受ける向きに傾斜した面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 前記第一の接触部は、前記本体電気接点から前記移動方向に作用する力を受けない向きに傾斜した面であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプロセスカ
    ートリッジ。
  5. 前記第一の接触部は、前記本体電気接点から、前記第二ユニットが前記当接位置から前記離間位置に移動する方向に作用する力を受ける向きに傾斜した面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  6. 前記本体電気接点と電気的に接続可能な電気接触部材を有し、前記電気接触部材に前記第一の接触部と前記第二の接触部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  7. 前記第二の接触部は、前記現像剤担持体と電気的に接続することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 前記プロセスカートリッジは、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材を有し、前記第二の接触部は、前記現像剤供給部材と電気的に接続することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  9. 前記プロセスカートリッジは、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材を有し、前記第二の接触部は、前記現像剤量規制部材と電気的に接続することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  10. 前記第二ユニットは、前記装置本体に設けられた複数の本体電気接点にそれぞれ対応するように、前記第二の接触部を複数備えることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  11. 画像形成装置の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
    像担持体を備える第一ユニットと、
    現像剤を担持する現像剤担持体を備え、前記第一ユニットと移動可能に結合し、前記現像剤担持体を前記像担持体に当接させる当接位置と、前記現像剤担持体を前記像担持体から離間させる離間位置とを取り得る第二ユニットであって、前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが離間位置に位置する場合に、前記装置本体に設けられた、前記プロセスカートリッジに電圧を印加するための本体電気接点が挿入される凹部もしくは開口部と、を備える第二ユニットと、
    を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 前記第二ユニットは前記プロセスカートリッジが前記装置本体に装着され、前記第二ユニットが前記当接位置に位置する場合に、前記本体電気接点と接触して当接力を受け、前記本体電気接点と電気的に接続する接触部を備え、前記当接力は、前記第二ユニットが前記離間位置から前記当接位置に移動する移動方向に作用することを特徴とする請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
  13. 前記接触部は、前記本体電気接点から前記移動方向に作用する力を受ける向きに傾斜した面であることを特徴とする請求項12に記載のプロセスカートリッジ。
  14. 前記接触部は、前記現像剤担持体の長手方向において、前記第二ユニットの端部に設けられたことを特徴とする請求項12又は13に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 前記接触部は、前記現像剤担持体と電気的に接続することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  16. 前記プロセスカートリッジは、前記現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給部材を有し、前記接触部は、前記現像剤供給部材と電気的に接続することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 前記プロセスカートリッジは、前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制する現像剤量規制部材を有し、前記接触部は、前記現像剤量規制部材と電気的に接続することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  18. 前記第二ユニットは、前記装置本体に設けられた複数の本体電気接点にそれぞれ対応するように、前記接触部を複数備えることを特徴とする請求項12乃至17のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
  19. 記録材に画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1乃至18のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジと、
    前記記録材を搬送する記録材搬送手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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