JP5511384B2 - 非晶質サブミクロン粒子 - Google Patents

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Description

本発明は、非常に小さい平均粒度並びに狭い粒度分布を有する粉末状非晶質固体、その製法並びにその使用に関する。
背景技術
微細な非晶質珪酸及び珪酸塩はここ数十年来工業的に製造されている。通常、微粉砕はスパイラル−又は対向ジェットミルで粉砕ガスとして圧縮空気を用いて行われる(例えばEP0139279)。
到達可能な粒径は粒子の衝撃速度の逆数値の平方根に比例することは公知である。衝撃速度はまた、使用されるノズルからの各粉砕媒体の膨張する気体噴射の噴射速度により前もって決められる。この理由から、非常に小さな粒度を生じさせるために有利には過熱蒸気を使用することができる。それは、蒸気の加速能力が空気より約50%大きいからである。しかし水蒸気の使用は、特にミルの運転開始の間に全粉砕システムで凝集を引き起こす恐れがあり、その結果、通常粉砕工程の間に集塊物及びクラストを生じることになるという欠点を有する。
従って、非晶質珪酸、珪酸塩又はシリカゲルの粉砕で慣用のジェットミルを使用する場合に得られる平均粒径d50は、これまでは1μmより遥かに上である。従って、例えばUS3367742には、エーロゲルの粉砕法が記載されているが、その際、平均粒径1.8〜2.2μmを有するエーロゲルが得られる。しかしこの方法を用いては、1μmより小さい平均粒径にまで粉砕することはできない。更にUS3367742の粒子は、0.1〜5.5μmの平均粒径及び>2μmの粒子の割合15〜20%を有する広い粒度分布を有する。大きな粒子、即ち>2μmの高い割合は、塗料系に使用するために不利である。それは、それによって平滑な表面を有する薄い層を製造することができないからである。US2856268には、シリカゲルの蒸気ジェットミル中での粉砕乾燥が記載されている。しかしその際達成される平均粒径は2μmより明らかに上である。
代わりの粉砕方法は、例えばボールミルでの湿式粉砕である。これにより粉砕すべき生成物の非常に微細な懸濁液が得られる(例えばWO200002814参照)。この方法を用いては、微細な、凝集体不含の乾燥生成物を、特にポロジメトリック特性を変えることなしに、この懸濁液から単離することはできない。
従って本発明の課題は、新規の微細な粉末状の非晶質固体並びにその製法を提供することであった。
更に詳説してない課題は、本発明の詳細な説明並びに請求項及び実施例から得られる。
意外にも、非晶質固体を請求項1から19に詳説した非常に特別な方法を用いて1.5μmより小さい平均粒度d50まで粉砕し、更に非常に狭い粒子分布が得ることができることを見出した。
従って、課題は、請求項及び下記の詳細な説明で詳説する方法並びにそこに詳説する非晶質固体によって解決される。
従って本発明の目的は、有利にはジェットミルを含む粉砕システム(粉砕装置)を用いる非晶質固体の粉砕法であり、これは、ミルを粉砕段階で気体及び/又は蒸気、有利には水蒸気及び/又は水蒸気を含有する気体から成る群から選択した作業媒体を用いて作動させ、粉砕室を加熱段階で、即ち作業媒体を用いる本来の作業の前に、粉砕室及び/又はミル出口の温度が蒸気及び/又は作業媒体の露点より高いように加熱することを特徴とする。
更に本発明の目的は、平均粒度d50<1.5μm及び/又はd90−値<2μm及び/又はd99−値<2μmを有する非晶質固体である。
非晶質固体は、ゲルであってもよいが、その他の種類の構造を有するようなもの、例えば集塊物及び/又は凝集体から成る粒子であってもよい。有利には、少なくとも1種の金属及び/又は少なくとも1種の金属酸化物を含有するか又はそれらから成る固体であるが、特に元素の周期系の第3及び4主族の金属の酸化物である。これはゲルにもその他の非晶質固体、特に集塊物及び/又は凝集体から成る粒子を含有するようなものにも当てはまる。特に沈降珪酸、熱分解珪酸、珪酸塩及びシリカゲルが有利であるが、その際、シリカゲルはヒドロゲル、エーロゲル並びにキセロゲルを包含する。
更に本発明の目的は、平均粒度d50<1.5μm及び/又はd90−値<2μm及び/又はd99−値<2μmを有する本発明による非晶質固体の表面塗料系における使用である。
本発明による方法を用いて初めて、平均粒度d50<1.5μm並びにd90−値<2μm及び/又はd99−値<2μmによって表される狭い粒度分布を有する粉末状非晶質固体を製造することができる。
このような小さな平均粒度を得るための非晶質固体、特に金属及び/又は金属酸化物を含有するようなもの、例えば元素の周期系の第3及び4主族の金属、例えば沈降珪酸、熱分解珪酸、珪酸塩及びシリカゲルの粉砕は、これまで湿式粉砕を用いてのみ可能であった。しかしそれによっては分散液を得ることしかできなかった。この分散液の乾燥により、非晶質粒子の再凝集が起こり、従って粉砕の効果が部分的に後戻りし、乾燥した粉末状固体で平均粒度d50<1.5μm並びに粒度分布d90−値<2μmを得ることができなかった。更に、ゲルの乾燥の場合には多孔率にマイナスの影響があった。
本発明による方法は、公知技術の方法、特に湿式粉砕に対して、特に有利には更に高い多孔率も有しうる、非常に小さな平均粒度を有する粉末状生成物が直接得られる、乾燥粉砕であるという利点を有する。粉砕に引き続いて乾燥工程が必要でないので、乾燥の際の再凝集問題も回避される。
特に有利な態様における本発明による方法のもう一つの利点は、粉砕と同時に乾燥を行うことができるので、例えばフィルターケーキを直接更に加工することができる点にある。これにより付加的な乾燥工程が省かれ、同時に時空収率が高められる。
有利な態様では、本発明による方法は更に、粉砕システムの始動の際に全く又はごく僅かな量の凝縮物しか粉砕システム、特にミル中に生じないという利点を有する。冷却では乾燥させた気体を使用することができる。これによって冷却の際に凝縮物が粉砕システム中で全く生じず、冷却段階が著しく短縮される。それによって有効機械稼働時間を高めることができる。
最後に、始動の際に粉砕システムに全く又はごく僅かしか凝縮物が生じないことによって、既に乾燥させた粉砕物が再び湿潤することが阻止され、それによって粉砕工程の間に集塊物及びクラストが生成するのを阻止することができる。
本発明による方法を用いて製造した非晶質粉末状固体は、非常に特別なかつ無比の平均粒度及び粒度分布により、表面塗布系で、例えば流動助剤として、紙塗料及びペイント又はラッカーで使用する際に特に良好な特性を有する。
本発明による生成物により、例えば非常に小さな平均粒度及び特に低いd90−値及びd99−値により、非常に薄い塗膜を製造することができる。
次に本発明を詳説する。その前に詳細な説明並びに請求項で使用される幾つかの概念を定義する。
概念粉末及び粉末状固体は、本発明では同義的に使用し、各々小さな乾燥粒子から成る微細に粉砕した固体物質を表し、その際、乾燥粒子は外から乾燥させた粒子であることを意味する。この粒子は通常確かに水分含量を有するが、この水分は粒子又はその毛管中に強固に結合しているので、室温及び大気圧で遊離しない。換言すれば、光学的方法で検出可能な粒状物質であり、懸濁液又は分散液ではない。更に、表面変性されている固体であっても表面変性されてない固体であってもよい。表面変性は有利には炭素を含有する塗料を用いて行うが、これは粉砕前又は後に行うことができる。
本発明による固体は、ゲルとして又は集塊物及び/又は凝集体を含有する粒子として存在することができる。ゲルは、固体が一次粒子の安定な三次元の、有利には均質な網状物から成ることを意味する。この例はシリカゲルである。
本発明で凝集体及び/又は集塊物を含有する粒子は、三次元網状構造を有さないか又は少なくとも全粒子に及ぶ一次粒子の網状構造は有さない。その代わりに、一次粒子の凝集体及び集塊物を有する。この例は、沈降珪酸及び熱分解珪酸である。
沈降SiOと比較したシリカゲルの構造相違は、Iler R.K.、"The Chemistry of Silica"、1979、ISBN 0−471−02404−X、第5章、462頁並びに図3.25に記載されている。この刊行物の内容は本発明の説明に組み込む。
本発明の方法は、粉砕システム(粉砕装置)中で、有利にはジェットミルを含む、特に有利には対向ジェットミルを含む粉砕システム中で行う。このために粉砕すべき供給物を高速度の膨張する気体噴射中で加速させ、粒子−粒子−衝突により粉砕する。ジェットミルとしては極めて特に有利には流動床対向ジェットミル又は固定床ジェットミル又はスパイラルジェットミルを使用する。極めて特別に有利な流動床対向ジェットミルの場合には、粉砕室下三分の一に、有利には粉砕ノズルの形の、2個以上の粉砕噴射入口があり、これは有利には水平平面に存在する。特に有利には粉砕噴射入口は、有利には丸い粉砕容器の周縁に、粉砕噴射が全て粉砕容器の内面で一点に集まるように配置されている。特に粉砕噴射ノズルが同時に粉砕容器周縁にわたり均一に分配されているのが有利である。従って3個の粉砕噴射ノズルの場合には、間隔は各々120°である。
本発明による方法の特別な態様では、粉砕システム(粉砕装置)は分級機、有利には動的分級機、特に有利には動的羽根車分級機、特別有利には図2及び3による分級機を有する。
特に有利な態様では、図2a及び3aによる動的空気分級機を使用する。この動的空気分級機は、分級車輪及び分級車軸並びに分級機ケーシングを有し、その際、分級車輪と分級機ケーシングの間には分級機間隙が形成されており、分級車輪と分級機ケーシングの間には軸貫通部が形成されており、分級機間隙及び/又は軸貫通部を低エネルギーの圧縮ガスでフラッシングすることを特徴とする。
分級機を本発明による条件下で作動するジェットミルと組み合わせて使用することによって、粗大粒子を制限するが、その際、膨張した気体噴射と一緒に上昇する生成物粒子は粉砕容器中央から分級機を通って導入され、次いで十分な粉末度を有する生成物は分級機及びミルから排出される。粗すぎる粒子は粉砕帯域に戻し、更に粉砕する。
粉砕システムで分級機は別の単位としてミルの下流に接続することができるが、しかし有利には一体化された分級機を使用する。
本発明による方法の本質的な特徴は、本来の粉砕工程の前に加熱段階を設けており、その加熱段階で、粉砕室、特に有利にはミル及び/又は粉砕システムの主構成部分全て(そこで水及び/又は水蒸気が凝縮されうる)をその温度が蒸気の露点より上であるように確実に加熱する。加熱は通常どの加熱方法によって行ってもよい。しかし有利には加熱は、熱気体をミル及び/又は全粉砕システムを通すことによって行い、ミル出口の気体の温度が蒸気の露点より高いようにする。その際、特に有利には、熱気体が、水蒸気と接触するミル及び/又は全粉砕システムの主要構成部分全てを十分に加熱するように留意する。
加熱気体としては原則として全ての任意の気体及び/又は気体混合物を使用することができるが、しかし有利には熱空気及び/又は燃料ガス及び/又は不活性ガスを使用する。熱気体の温度は水蒸気の露点より上である。
熱気体は原則として任意に粉砕室に導入することができる。有利にはこのために粉砕室中に入口又はノズルが存在する。この入口又はノズルは、粉砕段階の間に粉砕噴射も導入する(粉砕ノズル)ような入口又はノズルであってよい。しかし、粉砕室に別個の入口又はノズル(加熱ノズル)が存在していて、そこから熱気体及び/又は気体混合物を導入することもできる。有利な態様では、加熱気体又は加熱気体混合物を少なくとも2個、有利には3個以上の平面に配置した入口又はノズルにより導入するが、これは有利には丸いミル容器の周縁に噴射が粉砕容器の内部の一点に当たるように配置されている。入口又はノズルが粉砕容器の周縁に均質に分散しているのが特に有利である。
粉砕の間に、有利には粉砕ノズルの形の粉砕噴射入口を通して、作業媒体として気体及び/又は蒸気、有利には水蒸気及び/又は気体/水蒸気混合物を送る。この作業媒体は、通常空気より著しく高い音速(343m/s)、有利には少なくとも450m/sを有する。有利には作業媒体には水蒸気及び/又は水素ガス及び/又はアルゴン及び/又はヘリウムが含まれる。過熱した水蒸気が特に有利である。非常に微細な粉砕を達成するために、作業媒体が圧力15〜250バール、特に有利には20〜150バール、極めて特に有利には30〜70バール及び特別に有利には40〜65バールでミル中へ送られるのが特に有利であると実証された。同じく特に有利には作業媒体は、温度200〜800℃、特に有利には250〜600℃、特に300〜400℃を有する。
作業媒体が水蒸気である場合には、特に蒸気供給管が水蒸気源と接続されている場合には、粉砕−又は入口ノズルが、伸縮ベンドを具備している蒸気供給管に接続されているのが特に有利であると実証された。
更に、ジェットミルの表面ができる限り小さな値を有し及び/又は流路が少なくとも十分に突出不含であり及び/又はジェットミルの構成部品が材料堆積を阻止するように設計されているのが、有利であると実証された。この手段によって、ミル中の粉砕物の堆積を付加的に阻止することができる。
次に記載の本発明による方法の有利かつ特別な態様形並びにジェットミルの有利かつ特別好適な態様並びに図面及び図面の説明につき、例として本発明を詳説する、即ち本発明はこれらの実施−及び使用例又は個々の実施例内の特徴組み合わせに制限されるものではない。
具体的な実施例に関連して記載し及び/又は図示してある個々の特徴は、これらの態様又はこれらの態様の残りの特徴に制限するものではなく、技術的可能な範囲で、本明細書で別に検討されてなくとも、その他の全ての修正法と組み合わせることができる。
個々の図及び図面の図解中の同じ照合番号は、同一又は類似の構成部品又は同一又は類似作用を有する構成部品を表す。図面の表示により照合番号がないような特徴も、このような特徴が下記で詳説されているか否かに関係なく、明らかにされる。他方、本明細書に含まれるが、図面で明らかでないか又は記載されていない特徴も、当業者にとって直ちに理解される。
既に前記したように、本発明による方法で、一体化された分級機、有利には一体化された動的空気分級機を有する、ジェットミル、有利には対向ジェットミルを微細粒子を製造するために使用することができる。特に有利には、空気分級機は、分級車輪及び分級車軸並びに分級機ケーシングを包含し、その際、分級車輪と分級機ケーシングの間には分級機間隙が形成されており、分級車輪と分級機ケーシングの間には軸貫通部が形成されており、分級機間隙及び/又は軸貫通部を低エネルギーの圧縮ガスでフラッシングするように機能する。
その際有利にはフラッシングガスは、ミル内部圧力より少なくとも約0.4バール以上でない、特に有利には少なくとも約0.3バール以上でない、特には約0.2バール以上でない圧力で使用する。その際、ミル内部圧力は少なくともほぼ0.1〜0.5バールの範囲であってよい。
更に、温度約80〜約120℃、特に約100℃を有するフラッシングガスを使用し及び/又はフラッシングガスとして、特に約0.3〜約0.4バールを有する、低エネルギーの圧縮空気を使用するのが有利である。
空気分級機の分級ローターの回転数及び内部増強比V(=Di/DF)は、分級車輪に取り付けた浸漬管又は出口ノズルの作業媒体(B)の周縁速度を作業媒体の音速の0.8倍までになるように選択することができるか又は調節することができるか又は制御可能である。式V(=Di/DF)中で、Di=分級機車輪(8)の内径、即ち羽根(34)の内側端部間の距離及びDF=浸漬管(20)の内径を表す。特に有利な態様では、分級車輪の内径Di=280mm及び浸漬管の内径DF=100mである。増強比の定義に関しては、企業コンサルタントDr.Roland Nied、86486 Bonstetten、ドイツで入手可能な、Dr.R.Nied、"Stroemungsmechanik und Thermodynamik in der mechanischen Verfahrenstechnik"も参照にされたい。同じくNETZSCH−CONDUX Mahltechnik GmbH、Rodenbacher Chaussee1、63457Hanau、ドイツでも得られる。
これは更に、空気分級機の分級ローターの回転数及び内部増強比V(=Di/DF)を、浸漬管又は出口ノズルの作業媒体(B)の周縁速度を作業媒体の音速の0.7倍までに、特に有利には0.6倍までになるように選択する又は調節するか又は制御可能であるようにして、発展させることができる。
特に、分級ローターが、半径の減少に伴って増加する内のり高さを有するようにすることが有利であり、その際有利には通過が行われる分級ローターの面積は少なくともほぼ一定である。その代わり又は付加的に、分級ローターが、交換可能な、一緒に回転する浸漬管を有利に有することができる。もう一つの方法では、流れ方向に断面積が増大する微粉出口室を具備するのが有利である。
更に本発明によるジェットミルは有利には特に、EP0472930B1による空気分級機の個々の特徴又は特徴組み合わせを含む空気分級機を有することができる。EP0472930B1の全開示内容の単なる同じ引用を避けるために、参照までに全て本明細書に組み込む。特に空気分級機は、EP0472930B1による流れの周縁成分を分解するための手段を有することができる。その際、特に空気分級機の分級車輪に取り付けられた、浸漬管として形成されている排出ノズルが流れ方向で、有利には渦形成を阻止するために丸く形作られた断面積拡大を有するようにすることができる。
本発明による方法で使用可能な粉砕システムの有利な及び/又は優れた態様は、図1から3a並びにその説明から明らかであるが、その際もう一度強調しておくが、本発明のこれらの態様は単に例として記載したものであり、即ち本発明はこれらの実施例及び使用例又は個々の実施例内の各々の特徴組み合わせに制限されるものではない。
図1は、ジェットミルの実施例の部分的断面略図を線図形で表す。 図2は、ジェットミルの空気分級機の実施例を縦配置で概略中央縦断面図で表すが、その際分級車輪に分級空気及び固体粒子から成る混合物用の排出管が取り付けてある。 図2aは、図2と同じであるが、分級機間隙8a及び軸貫通部35bのフラッシングを有する空気分級機の実施例を表す。 図3は、空気分級機の分級車輪を概略図及び縦断面図として表わす。 図3aは、図3と同じであるが、分級機間隙8a及び軸貫通部35bのフラッシングを有する空気分級機の分級車輪を概略図及び縦断面図として表わす。 図4は、シリカ1(未粉砕)の粒子分布を表す。 図5は、例1のTEM写真を表す。 図6は、例1の等直径のヒストグラムを表す。 図7は、例2のTEM写真を表す。 図8は、例2の等直径のヒストグラムを表す。 図9は、例3aのTEM写真を表す。 図10は、例3aの等直径のヒストグラムを表す。 図11は、例3bのTEM写真を表す。 図12は、例3bの等直径のヒストグラムを表す。
具体的な実施例に関して記載し及び/又は示した個々の特徴は、これらの実施例又はこれらの実施例のその他の特徴との組み合わせに制限するものではなく、技術的に可能な範囲で、本明細書で特に検討されていない場合でも、その他の任意の方法と組み合わせることができる。
個々の図及び図面の図解中の同じ照合番号は、同一又は類似の構成部品又は同一又は類似作用を有する構成部品を表す。図面の表示によって、照合番号がないような特徴も、このような特徴が下記で詳説されているか否かに関係なく、明らかにされる。他方、本明細書に含まれるが、図面で明らかでないか又は記載されていない特徴も、当業者にとって直ちに理解される。
図1は、ジェットミル1の実施例を表すが、これは、粉砕室3を収納する円筒状ケーシング2、粉砕室3のほぼ半分の高さの所に粉砕物供給4、粉砕室3下部に少なくとも1個の粉砕噴射入口5及び粉砕室3上部に生成物排出口6を有する。そこに回転可能な分級車輪8を有する空気分級機7が配置されており、この分級機を用いて粉砕物(記載してない)を分級する。特定の粒度の粉砕物のみ生成物排出口6を通って粉砕室3から取り出し、選択した値より上の粒度を有する粉砕物は更に粉砕工程に送る。
分級車輪8は、空気分級機で慣用の分級車輪であってよく、その羽根(以下で例えば図3に関して参照)は半径方向に延びている羽根通路を区切っており、その外側端部で分級空気が入り、小さな粒度又は質量の粒子を中央排出口及び生成物排出口6へ飛沫同伴し、一方比較的大きな粒子又は大きな質量の粒子は遠心力の作用下ではねのける。空気分級機7及び/又は少なくともその分級車輪8がEP0472930によるデザイン特性の少なくとも一つを有するのが特に有利である。
例えば唯一の半径方向の入口開口部又は入口ノズル9から成る粉砕噴射入口5を一つだけ設けることができ、それによって個々の粉砕噴射10を、粉砕物供給4から粉砕噴射10の範囲に到達する粉砕物粒子に高いエネルギーで当て、粉砕物粒子を小さな粒子に分解し、これを分級車輪8によって吸い込み、これが相応する僅かな大きさ又は質量を有する場合に、生成物排出口6から外へ搬送するようにすることができる。しかし更に良好な作用は、相互に衝突する二つの粉砕噴射10を生じる、相互に直径方向に相対する一対の粉砕噴射入口によって得られ、特に多数の粉砕噴射対を製造する場合には、1個の粉砕噴射10を用いるより強力に粒子粉砕が可能である。
有利には2個以上の粉砕噴射入口、有利には粉砕ノズル、特に3、4、5、6、7、8、10、11又は12個の粉砕噴射入口を使用するのが有利であり、これは、粉砕室の有利には円筒状の、ケーシングの下三分の一に取り付けてある。この粉砕噴射入口は有利には一つの平面にかつ均質に粉砕容器の周縁に分散して配置されているので、粉砕噴射は全て粉砕容器内部の一点に集まる。入口又はノズルが粉砕容器の周縁に均一に分散されているのが特に有利である。3個の粉砕噴射では各々の入口又はノズル間の角度は120°である。通常、粉砕室が大きくなればそれだけ多くの入口又は粉砕ノズルを使用すると言える。
本発明の有利な態様では、粉砕室は、粉砕噴射入口に付加的に加熱開口部5aを、有利には加熱ノズルの形で、有することができ、これを通して熱気体を加熱段階でミル中に導入することができる。このノズル又は開口部は−既に前記したように−粉砕開口部又は−ノズル5と同じ平面に配置されていてよい。これは、1個の、しかし有利には多数の、特に有利には2、3、4、5、6、7又は8個の加熱開口部又は−ノズル5aを有していてよい。
極めて特に有利な態様では、ミルは2個の加熱ノズル又は−開口部及び3個の粉砕ノズル又は−開口部を有する。
更に、内部加熱源11を粉砕物供給4と粉砕噴射10の範囲の間に使用するか又は相応する加熱源12を粉砕物供給4の外の範囲で使用するか又は熱損失を回避して粉砕物供給4に到達した、いずれにせよ既に温かい粉砕物の粒子を加工することによって、加工温度に影響を与えることができるが、前記目的のために、供給管13は温度遮断ジャケット14で囲ってある。加熱源11又は12を使用する場合には、原則として任意であってよく、従って特別な目的に合わせて使用可能であり、市場での入手性を鑑みて選択することができるので、これに関して更に詳説する必要はない。
温度に関しては特に粉砕噴射10の温度が重要であり、粉砕物の温度はこの粉砕噴射温度に少なくとも近似させるべきである。
粉砕噴射入口5を通って粉砕室3に導入される粉砕噴射10を作るために、本実施例では過熱蒸気を使用する。その際、各粉砕噴射入口5の入口ノズル9の後の水蒸気の熱単位がこの入口ノズル9の前より実質的に僅かではないと想定する。衝撃粉砕用に必要なエネルギーは第一に流動エネルギーとして使用可能であるべきであるので、それに対して入口ノズル9の入口15とその排出口16の間の圧力降下は著しく(圧力エネルギーは大部分流動エネルギーに変換される)、温度降下も僅かとは言い難い。特にこの温度降下は、粉砕物の加熱によって補うべきであり、粉砕物及び粉砕噴射10を粉砕室3の中央17の範囲で、少なくとも2個の粉砕噴射10が相互にぶつかり合う場合又は2個の粉砕噴射10の複合の場合には、同じ温度を有する程度まで、補うべきである。
特に閉鎖系の形における、過熱蒸気から成る粉砕噴射10の製造のデザイン及び実施に関しては、DE19824062を参照にされたい。その開示内容は全て、同じ内容を取り上げることを避けるために、これに関して参照までに本明細書に全て組み入れる。閉鎖系によって例えば粉砕物として熱スラグの粉砕を最適効率で行うことができる。
ジェットミル1の本実施例の線図で、1種又は数種の作業媒体Bのあらゆる供給用の例は、例えばタンク18aである貯蔵−又は製造装置18であり、これから一つ又は複数の粉砕噴射を形成するために1種又は数種の作業媒体Bが管装置19を介して一つ又は複数の粉砕噴射入口5に導入される。
特に空気分級機7を装備したジェットミル1から出発して、一体化された動的空気分級機7を有するこのジェットミル1を用いて極めて微細な粒子を製造するための方法を行うが、その際、ここに記載の実施例は単に例として記載したもので、それに制限するものではないと解されたい。粉砕段階の前に加熱段階が設けられており、そこで蒸気と接触させられる全ての部分を蒸気の露点より上の温度に加熱すること及び有利には一体化された分級機を使用することの他に、慣用のジェットミルの対しする新規性は、空気分級機7の分級ローター又は分級車輪8の回転数及び内部増強比V(=Di/DF)を有利には、作業媒体Bの周縁速度が分級車輪8に取り付けられた浸漬管又は排出口ノズル20で、1種又は数種の作業媒体Bの音速の0.8倍、有利には0.7倍及び特に有利には0.6倍までになるように選択、調節又は制御する点に存する。
1種又は数種の作業媒体B又はその代わりとして過熱蒸気を用いる前記方法に関して、作業媒体として、空気(343m/s)より高い及び特にかなり高い音速を有する気体又は蒸気Bを使用するのが特に有利である。特に作業媒体としては、少なくとも450m/sの音速を有する気体又は蒸気Bを使用する。これによって、公知技術の知識から使用されるようなその他の作業媒体を用いる方法に対して微細粒子の製造及び収率が著しく改善され、従って方法全体が最適化される。
作業媒体Bとして液体を使用するが、有利には前記した水蒸気を使用し、水素ガス又はヘリウムガスも使用する。
特に有利な態様では、ジェットミル1は、これは特には流動床ジェットミル又は固定床ジェットミル又はスパイラルジェットミルであるが、微細な粒子を製造するために一体化された動的空気分級機7又は好適な装置を備えて製造又は設計して、空気分級機7の分級ローター又は分級車輪8の回転数及び内部増強比V(=Di/DF)を、作業媒体Bの周縁速度が浸漬管又は排出口ノズル20で、1種又は数種の作業媒体Bの音速の0.8倍、有利には0.7倍及び特に有利には0.6倍までになるように選択又は調節又は設定又は制御するようにする。
更にジェットミル1は、有利には源、例えば水蒸気又は過熱蒸気用の貯蔵−又は製造装置18又は作業媒体B用のその他の好適な貯蔵−又は製造装置を装備しているか又はそのような作業媒体源を取り付けてあり、そこから作業用に作業媒体Bを空気(343m/s)より高い、特には著しく高い音速、例えば有利には少なくとも450m/sの音速で供給する。この作業媒体源、例えば水蒸気又は過熱蒸気用の貯蔵−又は製造装置は、ジェットミル1の運転時に使用するための気体又は蒸気B、特に前記した水蒸気を含有し、その際水素ガス又はヘリウムガスも有利な代用品である。
特に熱水蒸気を作業媒体Bとして使用する場合には、伸縮ベンド(記載してない)を備えた導管装置19(蒸気供給管とも記載)を入口−又は粉砕ノズル9に備えるのが有利であり、即ち、蒸気供給管が貯蔵−又は製造装置18として水蒸気源に接続している場合も有利である。
作業媒体Bとして水蒸気を使用する場合のもう一つの有利な態様は、ジェットミル1が可能な限り小さな表面積を有し、換言すれば、ジェットミル1を可能な限り小さな表面積に関して最適化させる点に存する。特に作業媒体Bとしての水蒸気に関しては、系中の熱交換又は熱損失、従ってエネルギー損失を阻止することが特に有利である。この目的にその他の代わり又は付加的な構成手段が役に立ち、即ち質量堆積を阻止するようにジェットミル1の構成部品を設計するか又はそのように最適化する。これは例えば可能な限り薄いフランジを導管装置19中に及びその接続用に使用することによって実現することができる。
エネルギー損失及びその他の流量に関連する不利な作用は、ジェットミル1の構成部品を凝縮を阻止するために設計するか又は最適化することによって抑制又は阻止することができる。この目的のために、凝縮を阻止するための特別な装置(記載してない)を有することができる。更に、流路が少なくとも実質的に突出がないか又はそのように最適化されているのが有利である。言い換えれば、この構成修正法を単独又は任意の組み合わせで用いて、冷たくなるもの及びそれによって凝縮が起こりうる場所を、可能な限り多くか又は全て阻止するという原則が実現される。
更に、分級ローターが、半径の減少に伴って、即ちその軸に向かって、増加する内のり高さを有するようにすることが有利であり、従って選択されるが、その際、特に通過が行われる分級ローターの面積は少なくともほぼ一定である。先ず或いは代わりに、流れ方向に断面積が増大する微粉出口室を備えさせてもよい。
ジェットミル1で特に有利な態様は、分級ローター8が交換可能な、一緒に回転する浸漬管20を有する点に存する。
次に図2及び3につきジェットミル1及びその構成部品の有利なデザインの詳細及びその変更形を詳説する。
ジェットミル1は、有利には図2の略図で示されるように、一体化された分級機7を有し、この分級機は例えば、流動床ジェットミル又は固定床ジェットミル又はスパイラルジェットミルとしてのジェットミル1のデザインでは、動的空気分級機7であり、これは有利にはジェットミル1粉砕室3の中央に配置されている。粉砕ガス流量及び分級機回転数に応じて粉砕物の所望される粉末度に影響を与えることができる。
図2によるジェットミル1の空気分級機7では、縦型空気分級機7全体は分級機ケーシング21によって取り囲まれており、この分級機ケーシングは、ケーシング上部22及びケーシング下部23から構成されている。ケーシング上部22及びケーシング下部23は、上端部又は下端部で各々外向きの周縁フランジ24又は25を有する。二つの周縁フランジ24、25は、空気分級機8の取り付け又は作業状態で上下に重なっており、好適な手段によって相互に固定されている。固定用の好適な手段は、例えばねじ接合(図示してない)である。脱着可能な固定手段としてはクランプ(図示してない)又は同等物を使用することもできる。
フランジ周縁の実質的に任意の位置で二つの周縁フランジ24及び25は、継ぎ手26によって、ケーシング上部22はフランジ結合手段を緩めた後にケーシング下部23に対して上方へ矢印27の方向に回転させることができ、ケーシング上部22を下から並びにケーシング下部23を上から接近することができるように、相互に結合している。ケーシング下部23は二つの部分から構成されており、実質的にその上方開放端部に周縁フランジ25を有する円筒形分級室ケーシング28及び下方に向かって円錐形に先細りになる搬出コーン29から成る。搬出コーン29及び分級室ケーシング28は、上端部又は下端部でフランジ30、31で上下に重なっており、搬出コーン29及び分級室ケーシング28の二つのフランジ30、31は、周縁フランジ24、25と同じく、脱着可能な固定手段(図示してない)によって相互に結合されている。こうして組み立てられた分級機ケーシング21は支持アーム28a中に又はそこに掛けられ、その中多数はジェットミル1の空気分級機7の分級機−又は凝縮機ケーシング21の周縁にできる限り均一な間隔で分散されており、円筒形分級室ケーシング28を把持する。
空気分級室7のケーシング内部構造物の主要部は、分級車輪8であるが、これは上部カバーディスク32を有し、これと同軸に離れて下方に排出方向にカバーディスク33を有し、二つのカバーディスク32と33の外端部の間に配置され、これらと堅固も結合されかつ有利には分級車輪8の周縁に均一に分布された有利な形状の羽根34を有する。この空気分級機7では、分級車輪8の駆動は上部カバーディスクを介して行われるが、下部カバーディスク33は、流出側のカバーディスク32である。分級車輪8の取り付けは、有利には強制駆動の分級車軸35から成り、これは上端部で分級機ケーシング21から取り出され、分級機ケーシング21内部でその下部端部で移動性軸受け中で耐回転性に分級車輪8を支持する。分級機ケーシング21からの分級車軸35の取り出しは、対で作動するプレート36、37で行われ、これは分級機ケーシング21を上に向かって円錐形に延びるケーシング末端端部38の上端部で閉じ、分級車軸35を導き、その軸通路を分級車軸35の回転運動を妨げることなく閉じている。有利には上部プレート36はフランジとして耐回転性に分級車軸35に取り付けてあり、回転軸受け35aを介して下部プレート37上に回転可能に支えられていてよく、このプレートはケーシング端部38に取り付けられている。流出側のカバーディスク33の下側は、周縁フランジ24及び25の間の共通平面にあるので、分級車輪8はその全体が開閉可能なケーシング上部22の内部に配置されている。円錐形ケーシング端部38の範囲で、ケーシング上部22は、粉砕物供給4の管状生成物供給ノズル39を有し、その縦軸は分級車輪8の回転軸40及びその駆動−又は分級車軸35と平行に延びており、分級車輪8のこの回転軸40及びその駆動−又は分級車軸35からできる限り遠く離れており、ケーシング上部22で半径方向に外側に配置されている。
図2a及び3aの特に有利な態様では、一体化された動的空気分級機1は、前記したように分級車輪8及び分級車軸35並びに分級機ケーシングを有する。その際、分級車輪8と分級機ケーシング21の間には分級機間隙8aがあり、分級車輪と分級機ケーシング21の間には軸貫通部35bが形成されている(これに関しては図2a及び3bを参照にされたい)。特にこのような空気分級機7を有するジェットミル1から出発して(ここでこれに関する実施例は例として挙げたものであり、制限するものでないと解されたい)、一体化された動的空気分級機7を有するこのジェットミル1を用いて、微細な粒子を製造するための方法を実施する。その際、慣用のジェットミルに対する新規性は、粉砕室を粉砕段階の前に蒸気の露点より上の温度に加熱することの他に、分級機間隙8a及び/又は軸貫通部35bを低エネルギーの圧縮ガスでフラッシングすることである。このデザインの特異性は、この低エネルギーの圧縮ガスと高エネルギーの過熱蒸気と一緒に使用する組み合わせであり、これを粉砕噴射入口、特に粉砕ノズル又はその中に含まれる粉砕ノズルを通してミルに装入する。従って高エネルギー媒体及び低エネルギー媒体を同時に使用する。
図2及び3又は2a及び3aの態様で、分級機ケーシング21は、分級車輪8と同軸に配置されている管状排出口ノズル20を有するが、これはその上端部で分級車輪8の流出側カバーディスク33の下に密接しているが、これと結合してはいない。管の形の排出口ノズル20の下端部に出口室41が同軸に取り付けてあるが、これは同じく管状であるが、その直径は排出口ノズル20の直径よりはるかに大きく、本実施態様では排出口ノズル20の直径の少なくとも2倍である。従って排出口ノズル20と出口室41の間の移行部には著しい直径ギャップがある。排出口ノズル20は出口室41の上部カバープレート42中に取り付けられている。出口室41は下部で脱着可能なカバー43で閉じられている。排出口ノズル20及び出口室41から成る構造単位は、多数の支持アーム44で支持されており、これは構造単位の周縁に星状に均一に分布されており、その内側端部で排出口ノズル20の範囲内で構造単位と堅固に結合しており、その外側端部で分級機ケーシング21に固定されている。
排出口ノズル20は、円錐形環ケーシング45により取り囲まれており、その下部の大きな方の外径は少なくともほぼ出口室41の直径に相応し、その上部の小さな方の外径は少なくともほぼ分級車輪8の直径に相応する。環ケーシング45の円錐形壁が支持アーム44の末端であり、この壁と堅固に結合しており、この壁も排出口ノズル20及び出口室41から成る構造単位の一部である。
支持アーム44及び環ケーシング45はフラッシング空気装置(図示してない)の一部であり、その際、フラッシング空気は分級機ケーシング21の内部空間からの材料が分級車輪又はより正確にはその下部カバーディスク3と排出口ノズル20との間の間隙に侵入するのを阻止する。このフラッシング空気を環ケーシング45中へ、そこから空けておくべきである間隙中へ達するようにするために、支持アーム44は管の形に形成してあり、その外側端部末端は分級機ケーシング21の壁を通って導かれ、吸込みフィルター46を介してフラッシング気体源(図示してない)と接続している。環ケーシング45は上方へ多孔板47により閉じられており、間隙自体は同軸上を調整可能な環状ディスクによって多孔板47と分級車輪8の下部カバーディスク33の間の範囲で調整可能であってよい。
出口室41からの出口は、微粉排出管48によって形成され、これは外から分級機ケーシング21中へ導かれており、接線配置で出口室41に接続している。微粉排出管48は生成物排出口6の一部である。微粉排出管48の入口を出口室41に貼り合わせるためには偏向コーン49が機能する。
円錐形ケーシング端部38の下部末端で水平配置で分級空気流入スパイラル50及び粗大物排出口51がケーシング端部38に取り付けられている。分級空気流入スパイラル50の回転方向は、分級車輪8の回転方向と反対方向である。粗大物排出口51はケーシング端部38に脱着可能に取り付けられており、その際ケーシング端部38の下端部にフランジ52が、粗大物搬出口51の上端部にフランジ53が取り付けられており、空気分級機7が運転準備完了状態にある場合に、この二つのフランジ52及び53も公知手段により脱着可能に相互に結合している。
予定分散帯域を54で表す。清浄流動流用の内縁加工した(面取り)フランジ及び簡単なライニングを55で表す。
最後に、排出口ノズル20の内壁に交換可能な保護管56を摩耗部品として取り付け、相応する交換可能な保護管57を出口室41の内壁に取り付けてもよい。
記載操作状態で空気分級機7の運転の始めに、分級空気流入スパイラル50を介して分級空気を空気分級機7中に圧力傾斜下でかつ目的に応じて選択した流入速度で導入する。スパンラルを特にケーシング端部の円錐形と組み合わせて用いて分級空気を導入する結果として、分級空気が分級車輪8の範囲で螺旋状に上方へ上昇する。同時に、種々の質量の固体粒子から成る"生成物"を、生成物供給ノズル39を介して分級機ケーシング21中に導入する。この生成物から粗大物、即ち比較的大きな質量を有する粒子分は、分級空気とは反対方向に粗大物排出口51の範囲に達し、更なる加工に供給される。微粉、即ち僅かな質量を有する粒子分は、分級空気と混合され、外側から内側へ半径方向に分級車輪8によって排出口ノズル20、出口室41中へ達し、最後に微粉排出管48を介して微粉出口又は排出口58に達し、そこからフィルター中へ至り、そこで流体の形の作業媒体、例えば空気と微粉が相互に分離される。比較的粗大な微粉成分は、分級車輪8から半径方向に遠心力により分離され、粗大物と混じり合い、粗大物と一緒に分級機ケーシング21から出るか又は分級機ケーシング21中で、分級空気と一緒に排出されるような粒度の微粉になるまで、循環させられる。
排出口ノズル20から出口室41までの急激な横断面拡大の結果として、そこに微粉−空気−混合物の流速の著しい低下が起こる。この混合物は非常に僅かな流速を用いて出口室41を通して微粉排出管48を介して微粉排出口58中に導かれ、出口室41の壁に僅かな程度の摩擦物を生じるにすぎない。そのために保護管も万一の予防手段にすぎない。良好な分離技術の理由から分級車輪8の高い流速が、排出口又は排出ノズル20中でもなお勢いを保っており、従って保護管56は保護管57より重要である。特に重要なことは、排出口ノズル20から出口室41への移行における直径拡大による直径ギャップである。
その他空気分級機7は、分級機ケーシングの記載した方法での細分及び分級機構成部品の個々の部分ケーシングへの取り付けによって良好に手入れすることができ、損傷した部品を比較的少ない費用で短い待ち時間内で交換することができる。
図2又は2aの略図に、二つのカバーディスク32及び33及びこの間に配置された羽根34を有する羽根環59を有する分級車輪8を、平行な及び平行平面のカバーディスク32及び33を有する既に公知の慣用の形で表しているが、図3又は3aでは、有利な態様の空気分級機7のもう一つの実施例用の分級車輪8を表す。
図3又は3aによるこの分級車輪8は、羽根34を有する羽根環59に付加的に上部カバーディスク32及びこれと軸上に離れて下部排出側カバーディスク33を有し、回転軸40の回り、従って空気分級機7の縦軸の回りを回転可能である。分級車輪8の直径方向延びは、回転軸40、従って前記縦軸が垂直であるか又は水平であるかに関係なく、回転軸40に対して、即ち空気分級機7の縦軸に対して垂直である。下部流出側カバーディスク33は、排出口ノズル20を同中心的に取り囲んでいる。羽根34は二つのカバーディスク33及び32と結合している。二つのカバーディスク32及び33は公知技術とは異なり円錐形であり、しかも有利には上部カバーディスク32の流出側カバーディスク33からの距離は、羽根34の環59から内部へ、即ち回転軸40へ向かって大きくなり、しかも有利には例えば直線的又は非直線的に連続的であり、更に有利には、貫流されるシリンダージャケットの面積が羽根出口縁と排出口ノズル20との間のどの半径に関しても少なくともほぼ一定を保つように形作られている。公知解決法で小さくなってゆく半径の結果として僅かになる流出速度は、この解決法では少なくともほぼ一定に保たれる。
前記及び図3及び3aで説明した上部カバーディスク32及び下部カバーディスク33のデザイン案の他に、この二つのカバーディスク32又は33の一つだけが前記したように円錐形であり、もう一つのカバーディスク33又は32が平らであってもよく、これは例えば図2による実施例に関連して二つのカバーディスク32及び33の場合である。特にその際、平行面でないカバーディスクの形は、少なくともほぼ、貫流されるシリンダージャケットの面積が羽根出口縁と排出口ノズル20との間のどの半径に関しても一定を保つようになっていてよい。
本発明、特に本発明による方法を詳細な説明及び図面の実施例につき詳説するが、これらは単に例として記載したものであり、これに制限されるものでなく、当業者が本明細書、特に本明細書の前書きにおける請求の範囲及び一般記載並びに実施例の記載及び図面におけるその線図から導出し、その専門知識並びに公知技術と組み合わせることができる、全ての変法、修正、置換及び組み合わせを包含する。特に、本発明の全ての個々の特徴及び設計及びその実施変法は組み合わせることができる。
前記で詳説した方法を用いて、任意の粒子、特に非晶質粒子を、平均粒度d50<1.5μm及び/又はd90−値<2μm及び/又はd99−値<2μmを有する粉末状固体が得られるように粉砕することができる。特にこの粒度又は粒度分布を乾燥粉砕により得ることができる。
本発明による非晶質固体は、平均粒度(TEM)d50<1.5μm、有利にはd50<1μm、特に有利には0.01〜1μmのd50、極めて特に有利には0.05〜0.9μmのd50、特に有利には0.05〜0.8μmのd50、特別に有利には0.05〜.0.5μmのd50、特に特別に有利には0.08〜0.25μmのd50及び/又はd90−値<2μm、有利にはd90<1.8μm、特に有利には0.1〜1.5μmのd90、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd90及び特に有利には0.1〜0.5μmのd90及び/又はd99−値<2μm、有利にはd99<1.8μm、特に有利にはd99<1.5μm、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd99及び特に有利には0.25〜1.0μmのd99を有することを特徴とする。前記の粒度は全てTEM分析及び画像分析を用いる粒度測定に関する。
本発明による非晶質固体は、ゲルであってもよいが、非晶質固体であってもよい。有利には、少なくとも1種の金属及び/又は金属酸化物を含有するか又はそれらから成る固体であるが、特に元素の周期系の第3及び4主族の金属の酸化物である。これはゲルにもその他の構造を有する非晶質固体にも当てはまる。特に沈降珪酸、熱分解珪酸、珪酸塩及びシリカゲルが有利であるが、その際、シリカゲルはヒドロゲル、エーロゲル並びにキセロゲルを包含する。
最初の特別な態様では、本発明による非晶質固体は、平均粒度(TEM)d50<1.5μm、有利にはd50<1μm、特に有利には0.01〜1μmのd50、極めて特に有利には0.05〜0.9μmのd50、特に有利には0.05〜0.8μmのd50、特別に有利には0.05〜.0.5μmのd50及び特に特別に有利には0.1〜0.25μmのd50及び/又はd90−値<2μm、有利にはd90<1.8μm、特に有利には0.1〜1.5μmのd90、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd90、特に有利には0.1〜0.5μmのd90及び特に有利には0.2〜0.4μmのd90及び/又はd99−値<2μm、有利にはd99<1.8μm、特に有利にはd99<1.5μm、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd99、特に有利には0.25〜1.0μmのd99及び特に有利には0.25〜0.8μmのd99を有する、集塊物及び/又は凝集体を含有する粒状固体であり、その際特に沈降珪酸及び/又は熱分解珪酸及び/又は珪酸塩及び/又はその混合物である。その際、沈降珪酸が熱分解珪酸に比して遥かに安価であるので特に有利である。前記の粒度は全て、TEM分析及び画像分析を用いる粒度測定に関する。
第二の特別な態様では、本発明による非晶質固体は、平均粒度d50<1.5μm、有利にはd50<1μm、特に有利には0.01〜1μmのd50、極めて特に有利には0.05〜0.9μmのd50、特に有利には0.05〜0.8μmのd50、特別に有利には0,05〜.0.5μmのd50及び特に特別に有利には0.1〜0.25μmのd50及び/又はd90−値<2μm、有利には0.05〜1.8μmのd90、特に有利には0.1〜1.5μmのd90、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd90、特に有利には0.1〜0.5μmのd90及び特に有利には0.2〜0.4μmのd90及び/又はd99−値<2μm、有利にはd99<1.8μm、特に有利には0.05〜1.5μmのd99、極めて特に有利には0.1〜1.0μmのd99、特に有利には0.25〜1.0μmのd99及び特に有利には0.25〜0.8μmのd99を有する、ゲル、有利にはシリカゲル、特にキセロゲル又はエーロゲルである。前記の粒度は全て、TEM分析及び画像分析を用いる粒度測定に関する。
もう一つのなお特別な態様2aでは、既に態様2で含有されているd50−、d90−及びd99−値の他に、付加的に0.2〜0.7ml/g、有利には0.3〜0.4ml/gの細孔容量を有する細孔キセロゲルが該当する。
もう一つのなお特別な態様2bでは、既に態様2で含有されているd50−、d90−及びd99−値の他に、付加的に0.8〜1.4ml/g、有利には0.9〜1.2ml/gの細孔容量を有するキセロゲルが該当する。
もう一つのなお特別な態様2cでは、既に態様2で含有されているd50−、d90−及びd99−値の他に付加的に1.5〜2.1ml/g、有利には1.7〜1.9ml/gの細孔容量を有するキセロゲルが該当する。
本発明による沈降珪酸の反応条件及び物理的/化学的データを下記の方法を用いて測定する:
粒度測定
下記実施例では、次の三つの方法の一つにより測定した粒度を種々の場所で記載する。その理由は、そこに記載した粒度が非常に広い粒度範囲(〜100nm〜1000μm)にわたっているからである。従って試験すべき試料の予期される粒度に応じて、各々三つの粒度測定法の異なる方法が挙げられる。
予期される平均粒度が約>50μmである粒子は、篩分けを用いて測定する。予期される平均粒度が約1〜50μmである粒子は、レーザー回折法を用いて測定し、予期される平均粒度が<1.5μmである粒子に関しては、TEM分析+画像分析を使用した。
実施例に記載の粒度を測定するためにどの方法を使用したかは、各々表の脚注に記載してある。請求項で記載した粒度は専ら画像分析と組み合わせた透過電子顕微鏡法(TEM)を用いる粒度の測定に関する。
1.篩分けを用いる粒子分布の測定
粒子分布測定用に篩フラクションを振とう機(Retsch AS Basic)を用いて測定する。
篩分析用に規定の網目の大きさを有する試験篩を下記順序で積み重ねる:ダストトレイ、45μm、63μm、125μm、250μm、355μm、500μm。
こうして生じた篩塔を篩機に固定する。篩分けするために固体100gを0.1gまで正確に量り、篩塔の一番上の篩に入れる。振幅85で5分間振とうする。
篩分けが自動的にスイッチが切れた後、個々のフラクションを再び0.1gまで正確に量る。フラクションは振とう後直ちに秤量すべきである。そうしないと湿気損失によって結果に誤差が生じる恐れがあるからである。
個々のフラクションの合計した質量は、結果を評価することができるためには、少なくとも95gなければならない。
2.レーザー回折を用いる粒子分布の測定(Horiba LA 920)
粒子分布の測定は、回折原理によりレーザー回折計(Fa.Horiba、LA−920)で行う。
先ず、非晶質固体の試料を150mlビーカー(直径:6cm)中で水100ml中に分散剤添加物の添加なしに分散させて、SiO1質量%の質量割合を有する分散液が生じるようにする。その後、この分散液を超音波フィンガー(Dr.Hielscher UP400s、Sonotrode H7)を用いて5分間の時間にわたり強力に(300W、非パルス型)分散させる。このために超音波フィンガーを、その下端部がビーカーの底より約1cm上まで浸漬するように取り付ける。分散終了後直ちに、超音波負荷された分散液の部分試料に関してレーザー回折計(Horiba LA−920)を用いて粒度分布を測定する。Horiba LA−920の付属標準ソフトで評価するために、1.09の屈折率を選択すべきである。
測定は全て室温で行う。粒度分布並びに関連する大きさ、例えば粒度d90及びd99は、装置によって自動的に計算され、図示される。操作の手引きの指示は厳守すべきである。
3.透過電子顕微鏡法(TEM)及び画像分析を用いる粒度の測定
透過電子顕微鏡(TEM)撮影は、ASTM D 3849−02により行う。
画像分析による測定用に、透過電子顕微鏡(Fa.Hitachi H−7500、最高加速電圧120KV)を使用する。デジタル画像処理は、Soft Imaging Systems社のソフト(SIS、Muenster/Westfalen)により行う。プログラムバージョンiTEM5.0を使用する。
測定用に非晶質固体約10〜15mgをイソプロパノール/水−混合物(イソプロパノール20ml/蒸留水10ml)中に分散させ、15分間超音波(Ultraschallprozessor UP100、Fa.Dr.Hielscher GmbH、HF−電力100W、HF−周波数35kHz)で処理する。その後完成した分散液から少量(約1ml)を取り出し、次いで支持体グリッド上に塗布する。過剰の分散液を濾紙で吸収する。その後グリッドを乾燥させる。
倍率の選択は、ITEM WK5338(ASTM)に記載されており、試験すべき非晶質固体の最初の粒度による。通常電子光学倍率50000:1及び最終倍率200000:1を選択する。デジタル撮影システム用に、ASTM D 3849は測定すべき非晶質固体の最初の粒度に関連して好適な解像度をnm/ピクセルで定めている。
撮影条件を組み合わせて、測定の再現性が保証されるようにすべきである。
TEM撮影を用いて特性付けるべきである個々の粒子は、十分鮮明な輪郭の画像にしなければならない。粒子の分布は濃密過ぎてはならない。粒子は出来る限り相互に離れているべきである。オーバーラップも最小限でなければならない。
TEM試料の種々の画像部分の精査により、相応する好適な範囲を選択する。その際、各試料に関して小さい、中程度及び大きな粒子の比を表し、特性付けし、オペレーターによる小さい粒子又は大きな粒子の選択的優先性がないように行うことに配慮すべきである。
測定すべき凝集体の総数は、凝集体の大きさの散乱範囲による:これが大きければ、適切な統計学的結論を得るためには、それだけ多くの粒子を包含する必要がある。珪酸では約2500の個々の粒子を測定する。
最初の粒度及び粒度分布の測定は、特にこの目的のために用意したTEM撮影を用いて行い、これをEndter及びGebauerによる粒度分析器TGZ3(販売:Fa.Carl ZEISS)を用いて分析する。全測定法は分析ソフトDASYLab6.0−32により裏付けする。
先ず、測定範囲を試験すべき粒子の大きさ範囲により目盛を定め(最小及び最大粒子の測定)、その後測定を行う。TEM写真の拡大透明フィルムを読図台の上に、粒子の重点が測定マークのほぼ中央になるような場所におく。その後TGZ3のハンドル車の回転によって円形測定マークの直径を、解析すべき画像対象とできる限り等面積になるまで変える。
解析すべき構造は円形でない場合がしばしばある。その場合には、測定マークを超えて突き出た粒子の面積部分を、粒子境界の外にある測定マークの面積部分に合わせる必要がある。この調整がなされたら、足踏みスイッチの操作によって本来の計数工程が開始される。測定マークの範囲内の粒子は、下へ打ちつけるマーキングピンによって穴開けする。
その後TEM−フィルムを再び読図台上で、新しい粒子が測定マーク下に調整されるまで動かす。新たな調整−及び計数工程を行う。これを、必要とされる粒子の評価統計が全て特性付けされるまで繰り返す。
計測すべき粒子の数は、粒度の散乱範囲による:これが大きければ、適切な統計学的結論を得るためには、それだけ多くの粒子を包含する必要がある。珪酸では約2500の個々の粒子を測定する。
解析終了後、個々の計数の値を記録する。
分析した粒子全ての等直径の平均値を、平均粒度d50として記載する。粒度d90及びd99の確定は、分析した粒子全ての等直径を各々25nmの等級(0−25nm、25−50nm、50−100nm、...925−950nm、950−975nm、975−1000nm)に分け、各々の等級の頻度を求める。この頻度分布の累積プロットから粒度d90(即ち評価した粒子の90%がより小さい等直径を有する)及びd99を決める。
比表面積(BET)の測定
粉末状固体の比窒素表面積(以下でBET表面積と称する)をISO5794−1/Annex Dを模して装置TRISTAR3000(Fa.Micromeritics)を用いてDIN ISO 9277によるマルチポイント測定により測定する。
窒素吸着によるメゾ孔固体のN −細孔容量及び細孔半径分布の測定
測定原理は、77Kにおける窒素吸着(容積測定)に基づき、メゾ孔固体(孔直径2〜50nm)に関して使用することができる。
細孔サイズの測定は、DIN66134(Bestimmung der Porengroessenverteilung und der spezifischen Oberflaeche mesoporoeser Feststoffe durch Stickstoffsorption;Barrett、Joyner及びHalenda(BJH)による方法)により行う。
非晶質固体の乾燥は、乾燥箱で行う。試料調製及び測定は、装置ASAP2400(Fa.Micromeritics)を用いて行う。測定ガスとして窒素5.0及びヘリウム5.0を使用する。冷却浴として液体窒素を使用する。初期質量は分析用テンビンを用いて[mg]で小数点以下1位まで正確に測定する。
試験すべき試料を105℃で15〜20時間前乾燥させる。そこから0.3〜1gを試料容器に量り入れる。試料容器を装置ASAP2400に接続し、200℃で60分間真空下(最終真空<10μmHg)で加熱する。試料は真空下で室温に冷却し、その上に窒素を入れ、秤量する。窒素を充填した、固体不含の試料容器の質量差から正確な初期質量が得られる。
測定は、ASAP2400の操作手引きに従って行う。
−細孔容量(細孔直径<50nm)を評価するために吸着された容量を脱着ブランチに基づき(細孔直径<50nmを有する細孔に関する細孔容量)測定する。
細孔半径分布は、BJH法により測定した窒素等温線により算出し(E.P.Barett、L.G.Joyner、P.H.Halenda、J.Amer.Chem.Soc.、第73巻、373(1951))、分布曲線として表わす。
平均細孔直径(細孔直径;APD)はWheeler方程式により算出する。
APD[nm]=4000メゾ細孔容量[cm/g]/BET表面積[m/g]
湿気又は乾燥減量の測定
非晶質固体の湿気はDIN EN ISO 787−2により105℃で空気循環乾燥箱中で2時間乾燥後に測定する。この乾燥減量は主として水分湿量から成る。
pH値の測定
非晶質固体のpH値の測定は、DIN EN ISO 787−9により5%水性懸濁液として室温で行う。この規格の設定基準値に対して初期質量を変更した(脱イオン水100mlに対してSiO5.00g)。
DBP−吸収の測定
非晶質固体の吸収度の尺度であるDBP吸収(DBP数)は、規格DIN53601を手本にして下記のようにして測定する:
粉末状の非晶質固体(湿分4±2%)12.50gをBrabender−Absorptometer"E"の混練室(商品番号279061)に入れる(トルクトランスデュサーの出力フィルターの減衰なし)。絶え間なく混合しながら(混練羽根の回転速度125r.p.m)室温で"Dosimaten Brabender T90/50"によりジブチルフタレートを4ml/分の速度で混合物中に滴加する。混入はごく僅かな所要出力で行われ、デジタル表示器により追跡される。測定終了近くに混合物はペースト状になり、これは所要出力の急激な上昇により示される。600ディジット(0.6Nmのトルク)の表示で電気接触によって混練機並びにDBP添加のスイッチが切れる。DBP供給用のシンクロンモーターはデジタル計数器と接続されていて、DBPの消費量をmlで読み取ることができる。
DBP吸収は少数点なしの単位[g/100g]で示され、下記式により計算される:
Figure 0005511384
式中、DBP=DBP吸収(g/100g)、V=DBPの消費量(ml)、D=DBPの密度(g/ml)(20℃で1.047g/ml)、E=珪酸の初期質量、K=湿度較正表による較正値(g/100g)。
DBP吸収は、無水の非晶質固体について定義されている。湿った沈降珪酸又はシリカゲルを使用する場合には、DBP吸収の計算用に較正値Kを考慮する必要がある。この値は下記の較正表を用いて得られ、例えば珪酸の含水量が5.8%であるなら、DBP吸収に関して33g/(100g)の追加を意味する。珪酸又はシリカゲルの湿分は、下記の方法"湿分又は乾燥減量の測定"に従って測定される。
無水ジブチルフタレート吸収用の湿分較正表
Figure 0005511384
タップ密度の測定
タップ密度の測定は、DIN EN ISO 787−11により行う。
前もって篩にかけてない試料規定量を目盛付きガラスシリンダー中に充填し、タップ容量計を用いて規定回数のタッピングを行う。タッピングの間に試料は密になる。実施した試験の結果として、タップ密度が得られる。
測定は、Engelsmann社、Ludwigshafenのカウンターを有するタップ容量計Typ STAV2003で行う。
先ず、250mlガラスシリンダーを精密天秤で風袋を量る。次いで、非晶質固体200mlを粉末ロートを用いて風袋を量ったメスシリンダー中に、間隙が生じないように充填する。引き続き試料の量を正確に0.01gまで測定する。次いでシリンダーを軽く叩き、珪酸の表面がシリンダー中で水平であるようにする。メスシリンダーをタップ容量計のメスシリンダーホールダーに入れ、1250回振動させる。振動させた試料の容量を1回のタップ工程後に1mlまで正確に読み取る。
タップ密度D(t)は下記のように計算する:
D(t)=m1000/V
D(t):タップ密度[g/l]
V:タップ後の珪酸の容量[ml]
m:珪酸の質量[g]
アルカリ価の測定
アルカリ価測定(AZ)とは、pH値が8.30なるまでのアルカリ性溶液又は懸濁液の直接電位差滴定における塩酸の消費量(ml)(試料容量50ml、蒸留水50ml及び使用される塩酸濃度0.5モル/l)である。これによって、溶液又は懸濁液の遊離アルカリ含量が得られる。
pH装置(Fa.Knick、Typ:766pH−Meter Calimatic、温度センサー付き)及びpH電極(Schott社の組合せ電極、Typ N7680)を2種の緩衝溶液(pH=7.00及びpH=10.00)を用いて室温で検定する。組合せ電極は、試料50.0ml及び脱イオン水50.0mlから成る、40℃に温度調整した測定溶液又は−懸濁液中に浸漬させる。次いで濃度0.5モル/lの塩酸溶液を、8.30の一定のpH値になるまで、滴加する。珪酸と遊離アルカリ含量の間の平衡がただ徐々にしか定まらないという理由から、酸消費量の最終的な読み取りまで15分の待ち時間が必要である。選択した物質量及び濃度では読み取られた塩酸消費量(ml)は直接アルカリ価に相応し、これを無次元で表す。
次に実施例につき本発明を詳説するが、本発明はこれに制限されるものではない。
出発材料
シリカ1:
粉砕すべき出発材料として使用される沈降珪酸は、下記方法により製造した:
下記方法でシリカ1の製造用に種々の箇所で使用した水ガラス及び硫酸は下記の特性を有する:水ガラス:密度1.348kg/l、SiO27.0質量%、NaO8.05質量%;硫酸:密度1.83kg/l、94質量%。
傾斜床、MIG傾斜ブレード攪拌装置及びEkato流体剪断タービンを有する150m沈澱容器に、水117mを前装入し、水ガラス2.7mを添加する。その際、水ガラス対水の比を、アルカリ価が7となるように調節する。続いて受器を90℃に加熱する。温度に達した後、75分間にわたって同時に、水ガラスを添加速度10.2m/時で及び硫酸を添加速度1.55m/時で攪拌下で添加する。その後更に75分間攪拌下で90℃で同時に、水ガラスを添加速度18.8m/時で及び硫酸を添加速度1.55m/時で添加する。全添加時間の間、硫酸の添加速度を必要な場合にはこの時間の間アルカリ価が7に保たれるように、調節する。
その後、水ガラス添加を中止する。次いで15分以内に硫酸を添加して、pH値が8.5になるようにする。このpH値で懸濁液を30分間にわたって攪拌する(=熟成)。その後、約12分以内に硫酸を添加することによって懸濁液のpH値を3.8に調節する。沈澱、熟成及び酸化の間、沈澱懸濁液の温度を90℃に保つ。
得られた懸濁液を膜濾過プレスを用いて濾過し、フィルターケーキを脱イオン水で、洗浄水中で導電性<10mS/cmが確認されるまで、洗浄する。そこで、フィルターケーキの固体含量は<25%である。
フィルターケーキの乾燥は、スピン−フラッシュ−乾燥機で行う。
シリカ1のデータを第1表に表す。
ヒドロゲル製造
水ガラス(密度1.348kg/l、SiO27.0質量%、NaO8.05質量%)及び45%硫酸からシリカゲル(=ヒドロゲル)を製造する。
これに、45質量%硫酸及びソーダ水ガラスを強力に混合して、反応成分比が過剰の酸(0.25N)及びSiO濃度18.5質量%に相応する。次いで反応成分比になるようにする。その際生じたヒドロゲルを一夜(約12時間)保存し、その後粒度約1cmに破砕する。脱イオン水で30〜50℃で、洗浄水の導電性が5mS/cm以下になるまで、洗浄する。
シリカ2(ヒドロゲル)
前記したようにして製造したヒドロゲルをアンモニア添加下でpH9及び80℃で10〜12時間熟成させ、次いで45質量%の硫酸でpH3にする。そこでヒドロゲルは固体含量34〜35%を有する。次いでディスクミル(Alpine Typ 160Z)で粒度約150μmに粗く粉砕する。ヒドロゲルは残湿分67%を有する。
シリカ2のデータを第1表に表す。
シリカ3a:
シリカ2をスピンフラッシュ乾燥機(Anhydro A/S、APV、Typ SFD47、Tin=350℃、Tout=130℃)で乾燥させて、乾燥後に最終湿分約2%を有するようにする。
シリカ3aのデータを第1表に表す。
シリカ3b:
前記したようにして製造したヒドロゲルを約80℃で、洗浄水の導電性が2mS/cm以下になるまで洗浄し、空気循環乾燥箱(Fresenberger POH 1600.200)中で160℃で残湿分が<5%になるまで乾燥させる。より均一な添加挙動及び粉砕結果が得られるように、キセロゲルを粒度<100μmまで前もって粉砕する(Alpine AFG 200)。
シリカ3bのデータを第1表に表す。
シリカ3c:
前記したようにして製造したヒドロゲルをアンモニア添加下でpH9及び80℃で4時間熟成させ、次いで45質量%の硫酸で約pH3に調節し、空気循環乾燥箱(Fresenberger POH 1600.200)中で160℃で残湿分が<5%になるまで乾燥させる。より均一な添加挙動及び粉砕結果が得られるように、キセロゲルを粒度<100μmまで前もって粉砕する(Alpine AFG 200)。
シリカ3cのデータを第1表に表す。
第1表:未粉砕出発材料の物理−化学的データ
Figure 0005511384
例1〜3:本発明による粉砕
過熱水蒸気を用いる本来の粉砕の準備をするために、図1、2a及び3aによる流動床対向ジェットミルを先ず、10バール及び160℃の熱圧縮空気を当てた2個の加熱ノズル5a(この中、図1では1個しか記載してない)を介して、ミル出口温度が約105℃になるまで加熱する。ミルは、粉砕物を分離するために、フィルター装置(図1には記載してない)をミルの後方に接続してあり、そのフィルターケーシングは下三分の一を、同じく凝縮を阻止するために、取り付けてある加熱コイルを介して間接的に6バールの飽和蒸気を用いて加熱する。ミル、分離フィルター並びに蒸気及び熱圧縮空気用の供給管の範囲の装置表面は全て特に絶縁されている。
所望の加熱温度に達した後、加熱ノズルへの熱圧縮空気の供給を切り、3個の粉砕ノズルへの過熱水蒸気(38バール(絶対)、330℃)の吹込みを開始する。
分離フィルター中で使用されるフィルター材料を保護し並びに有利には2〜6%の粉砕物の一定の残存含水量に調節するために、開始段階及び粉砕の間ミルの粉砕室中に圧縮空気作動二元ノズルを介してミル出口温度に応じて水を噴入させる。
関連する工程パラメータ(第2表参照)が一定となったら、生成物供給を開始する。供給量の調節は、設定される分級機流量に応じて行う。分級機流は供給量を制御して、名目流量の約70%を超えることができないようにする。
その際、供給材料を貯蔵容器から気圧式閉鎖として働く同期式ロックを介して、超大気圧下にある粉砕室中へ配量添加する、回転数制御した回転羽根供給機が供給機関(4)として働く。
粗大物の粉砕は、膨張する蒸気噴射(粉砕ガス)中で行われる。膨張した粉砕ガスと一緒に、生成物粒子は粉砕容器の中央で分級車輪へ上昇する。調節した定めた分級機回転数及び粉砕蒸気量に応じて(第1表参照)、十分な粉末度を有する粒子は粉砕蒸気と一緒に微粉排出口へ達し、そこから下流へ接続された分離システムへ達するが、他方粗大すぎる粒子は再び粉砕帯域に達し、もう一度粉砕工程を施される。分離された微粉の分離フィルターから次の貯蔵及び包装への搬出は、回転羽根供給機を用いて行われる。
粉砕ガスの粉砕ノズルでの粉砕圧力又はそこから生じる粉砕気体量は、動的羽根車分級機の回転数と組合わさって粒子分布関数の精度並びに過大粒限度を決定する。
関連工程パラメーターは第2表に、生成物パラメーターは第3表に表す:
第2表
Figure 0005511384
第3表
Figure 0005511384
1)透過電子顕微鏡(TEM)及び画像分析を用いる粒度分布の測定
1 ジェットミル、 2 円筒形ケーシング、 3 粉砕室、 4 粉砕物供給、 5 粉砕噴射入口、 5a 加熱ノズル、 6 生成物排出口、 7 空気分級機、 8 分級車輪、 8a 分級機間隙、 9 入口開口部又は入口ノズル、 10 粉砕噴射、 11 加熱源、 12 加熱源、 13 供給管、 14 断熱ジャケット、 15 入口、 16 排出口、 17 粉砕室中央、 18 貯蔵−又は製造装置、 19 導管装置、 20 排出口ノズル、 21 分級機ケーシング、 22 ケーシング上部、 23 ケーシング下部、 24 周縁フランジ、 25 周縁フランジ、 26 継手、 27 矢印、 28 分級室ケーシング、 28a 支持アーム、 29 搬出コーン、 30 フランジ、 31 フランジ、 32 カバーディスク、 33 カバーディスク、 34 羽根、 35 分級車軸、 35a 回転軸受け、 35b 軸貫通部、 36 上部加工板、 37 下部加工板、 38 ケーシング端部、 39 生成物供給ノズル、 40 回転軸、 41 出口室、 42 上部カバープレート、 43 脱着可能なカバー、 44 支持アーム、 45 円錐形環ケーシング、 46 吸込フィルター、 47 多孔板、 48 微粉排出管、 49 偏向コーン、 50 分級空気流入スパイラル、 51 粗大物排出口、 52 フランジ、 53 フランジ、 54 分散帯域、 55 内縁で加工した(面取り)フランジ及びライニング、 56 交換可能な保護管、 57 交換可能な保護管、 58 微粉出口/−排出口、 59 羽根環

Claims (35)

  1. 粉砕システム又は粉砕装置を用いる非晶質固体の粉砕法において、
    ミルを粉砕段階で気体及び/又は蒸気、及び/又は水蒸気を含有する気体から成る群から選択した粉砕のための作業媒体を用いて作動させ、粉砕室を加熱段階で、即ち粉砕のための作業媒体を用いる本来の作業前に、粉砕室及び/又はミル出口の温度が蒸気及び/又粉砕のための作業媒体の露点より高いように加熱すること、
    及び、
    粉砕のための作業媒体が、200〜800℃の温度を有すること
    を特徴とする、非晶質固体の粉砕法。
  2. 粉砕システム又は粉砕装置が、ジェットミルを含む粉砕システムであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記蒸気が水蒸気であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 粉砕システム又は粉砕装置のジェットミルが、流動床対向ジェットミル又は固定床ジェットミル又はスパイラルジェットミルであることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 粉砕システム又はミルを加熱段階で熱い気体及び/又は気体混合物を用いて作動させることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 熱い気体及び/又は気体混合物を加熱段階の間に、入口を通して、粉砕段階の間に、粉砕のための作業媒体が開放される場所とは異なる粉砕室中に導入することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 前記熱い気体及び/又は気体混合物を加熱段階の間に、入口を通して、粉砕段階の間に、粉砕のための作業媒体が開放されもする粉砕室中に導入することを特徴とする、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記入口がノズルであることを特徴とする、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記熱い気体及び/又は気体混合物が、熱い空気及び/又は燃料ガス及び/又は不活性ガス及び/又はそれらの混合物であることを特徴とする、請求項5から8までのいずれか1項に記載の方法。
  10. 加熱ガス用の入口が一つの平面で粉砕室下三分の一に、加熱噴射及び/又は粉砕噴射が全て粉砕容器の内面で一点に集まるように配置されていることを特徴とする、請求項5から9までのいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記加熱ガス用の入口が、加熱ノズル及び/又は粉砕のための作業媒体用の入口又は粉砕ノズルであることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. さらに、粉砕段階で得られた非晶質固体の粉砕物を冷却する段階を含み、
    冷却するために乾燥気体及び/又は乾燥気体混合物をミルを通して送ることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記乾燥気体及び/又は乾燥気体混合物が、乾燥空気及び/又は燃料ガス及び/又は不活性ガス及び/又はそれらの混合物であることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 粉砕システム又はミルの構成部品及び/又は装置部品への水蒸気の凝縮が阻止されることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項に記載の方法。
  15. 粉砕のための作業媒体の温度が、粉砕段階で200〜800℃の範囲であることを特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項に記載の方法。
  16. 粉砕のための作業媒体の圧力が、粉砕段階で15〜250バールの範囲であることを特徴とする、請求項1から15までのいずれか1項に記載の方法。
  17. 粉砕物の分級を分級機を用いて行うことを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項に記載の方法。
  18. 分級機が一体化された及び/又は動的分級機であることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 分級を一体化された動的羽根車分級機及び/又は空気分級機を用いて行うことを特徴とする、請求項17又は18に記載の方法。
  20. 一体化された動的空気分級機(7)を有するジェットミル(1)を使用するが、その際、空気分級機(7)の分級ローター又は分級車輪(8)の回転数及び内部増強比V(=Di/DF)を、粉砕のための作業媒体(B)の周縁速度が分級車輪に取り付けられた浸漬管又は排出口ノズル(20)で、粉砕のための作業媒体(B)の音速の0.8倍にまでなるように選択又は調節することを特徴とする、請求項18又は19に記載の方法。
  21. 分級車輪と分級機ケーシングの間の間隙及び/又は分級車軸と分級機ケーシングの間の軸貫通部のフラッシングが可能であり及び/又はそれが行われる、粉砕システムを使用することを特徴とする、請求項17から20までのいずれか1項に記載の方法。
  22. 分級車輪(8)及び分級車軸(35)並びに分級機ケーシング(21)を含み、その際、分級車輪(8)と分級機ケーシング(21)の間には分級機間隙(8a)があり、分級車軸(35)と分級機ケーシング(21)の間には軸貫通部(35b)が形成されている、一体化された動的空気分級機(7)を有するジェットミル(1)を使用しかつ分級機間隙(8a)及び/又は軸貫通部(35b)のフラッシングを低エネルギー含量の圧縮ガスを用いて行うことを特徴とする、請求項17から21までのいずれか1項に記載の方法。
  23. 分級機中に達する粉砕ガス量を、得られる粉砕物の平均粒度(TEM)d50が1.5μmより小さく及び/又はd90−値が<2μm及び/又はd99−値が<2μmであるように調節することを特徴とする、請求項17から22までのいずれか1項に記載の方法。
  24. 非晶質固体が、ゲル又は凝集体及び/又は集塊物を含有する粒子であることを特徴とする、請求項1から23までのいずれか1項に記載の方法。
  25. 既に乾燥工程を施した非晶質粒子を粉砕することを特徴とする、請求項1から24までのいずれか1項に記載の方法。
  26. 非晶質粒子のフィルターケーキ又はヒドロゲルを粉砕又は同時に粉砕し、乾燥させることを特徴とする、請求項1から25までのいずれか1項に記載の方法。
  27. 平均粒度d50(TEM)<1.5μm及びd90−値(TEM)<1.8μm及びd99−値(TEM)<2μmを有する非晶質粉末状固体。
  28. ゲルであるか又は凝集体及び/若しくは集塊物を含有する粒状固体であることを特徴とする、請求項27に記載の非晶質固体。
  29. 0.2〜0.7ml/gの細孔容量を有するシリカゲルであることを特徴とする、請求項28に記載の非晶質固体。
  30. 0.8〜1.5ml/gの細孔容量を有するシリカゲルであることを特徴とする、請求項28に記載の非晶質固体。
  31. 1.5〜2.1ml/gの細孔容量を有するシリカゲルであることを特徴とする、請求項28に記載の非晶質固体。
  32. 凝集体及び/又は集塊物を含有する粒状固体であることを特徴とする、請求項27に記載の非晶質固体。
  33. 元素の周期系の第3及び4主族の金属の非晶質酸化物であることを特徴とする、請求項27、28、又は32に記載の非晶質固体。
  34. 請求項27から33のいずれか1項に記載の非晶質固体の塗料系における使用。
  35. 請求項27から33のいずれか1項に記載の非晶質固体少なくとも1種を含有する塗料。
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