JP5504974B2 - 接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体前部に設けられるフロントロアクロスメンバとフードロックブレースとを接合する接合構造に関する。
車体前部では、その内部に備わるエンジンを被覆するためにエンジンフード(ボンネットとも称される)が設けられていて、このエンジンフードの前端近傍の下方を支持するために車幅方向に延びるフードロックメンバが設けられている。フードロックメンバの下方には、車体前部の構造体となるフロントロアクロスメンバが車幅方向に延設されている。そして、フードロックメンバとフロントロアクロスメンバとの間には、車高方向に延びるフードロックブレースが設けられていて、フードロックメンバおよびフロントロアクロスメンバとを接合している。
上記のフロントロアクロスメンバは、一般的に、前後に配置される2つの板材、もしくは上下に配置される2つの板材というように2つの板材から構成され、その2つの板材を接合することにより閉空間が形成されている。例えば特許文献1では、フロントロアクロスメンバ(フロントエンドクロスメンバと称されている)を、前後に並設される第1部材と第2部材とから構成し、これらにより閉空間を形成している。
特開2002−120760号公報
車体前面すなわちフロントバンパにはフロントグリル等が設けられているが、雨天時における車両の走行中には、走行風により雨水(以下、単に水と称する)がそれらの隙間を通過してフードロックブレースにまで至ることがある。フードロックブレースに付着した水は、これを伝って下方に流れ落ちる。すると、特許文献1に記載されているような従来の構造では、流れ落ちた水は、フードロックブレースの下方に接合されているフロントロアクロスメンバの上端面すなわち2つの板材の上端面に到達し、そこに溜まってしまう。このため、従来の構造ではフロントロアクロスメンバの上端面において錆が生じやすいという問題があった。
またフロントロアクロスメンバの上端面に水が溜まると、その水が2つの部材の合わせ面からフロントロアクロスメンバ内の閉空間に入り込みやすくなる。このため、フロントロアクロスメンバ内部において錆が発生する可能性を増大させてしまうという問題もあった。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントロアクロスメンバの上端面における水の滞留を防ぐことにより、上端面ひいてはフロントロアクロスメンバ内部における錆の発生を抑制することが可能な接合構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる接合構造の代表的な構成は、エンジンフードの前端近傍の下方を支持するフードロックメンバより下方において車幅方向に延設され、前後に並設される前方板材および後方板材からなり、これらが接合されて空間を形成するフロントロアクロスメンバと、フードロックメンバとフロントロアクロスメンバとの間に車高方向に延設されてこれらを接合するフードロックブレースと、を備え、フードロックブレースには、フロントロアクロスメンバ側に向かって膨出しフロントロアクロスメンバに接合される台座部が設けられ、台座部が後方板材の上端面より低い位置にあり、フロントロアクロスメンバの前方板材と後方板材の上端近傍をフードロックブレースの前側に共締めし、前方板材の上端面および後方板材の上端面をフードロックブレースから離間させたことを特徴とする。
上記構成によれば、前方板材の上端面および後方板材の上端面、すなわちフロントロアクロスメンバの上端面とフードロックブレースとが接触しないため、フードロックブレースを流れ落ちた水が上端面に到達しない。したがって、上端面への水の滞留が生じることがなく、上端面における錆の発生を抑制することができる。また上端面に水が滞留しないので、フロントロアクロスメンバ内部への水の浸入が防がれ、その内部における錆の発生をも抑制することが可能となる。
また上記のフードロックブレースには、フロントロアクロスメンバ側に向かって膨出しフロントロアクロスメンバに接合される台座部が設けられ、台座部が後方板材の上端面より低い位置にある


かかる構成によれば、台座部により前方板材の上端面および後方板材の上端面とフードロックブレースとが離間される。そして、台座部が後方板材の上端面より低い位置に設けられているため、フードロックブレースを伝った水は、後方板材の上端面に触れることなく台座部を伝っていく。したがって、上端面への水の滞留を防ぎ、上述した効果を得ることができる。また台座部を膨出させることにより、フードロックブレースの台座部周囲の部分とフロントロアクロスメンバとの間には隙間が形成される。これにより、台座部に至った水がその両側の隙間を通って下方に流れ落ちるため、接合部近傍における水捌けの促進を図れる。
上記の前方板材は、後方板材の上端よりも上方に延びていて、上端において後方に向かって曲がっているとよい。
かかる構成によれば、前方板材および後方板材の合わせ面の上方には前方板材が位置するため、走行風により車体内部に水が入り込んだ場合であっても、合わせ面からの水の侵入を防ぐことが可能となる。また後方板材の上端は前方板材により覆われるため、仮に後方板材の上端の内面に錆が生じた場合であっても、錆が外から見えづらく、美観を好適に保つことができる。
上記の前方板材および後方板材は、フードロックブレースとの接合部より上方で前方に向かって曲がっているとよい。このような構成によっても、前方板材の上端面および後方板材の上端面をフードロックブレースから離間させることができるため、それらの上端面への水の滞留が防ぎ、上記と同様の効果を得ることができる。
上記の前方板材は、後方板材の上端よりも上方に延びていて、上端において後方板材の上端にかぶさるように後方に向かって曲がっているとよい。これにより、前方板材および後方板材の合わせ面の前方および上方に前方板材が位置するため、合わせ面からの水の侵入を防ぐことが可能となる。また上記と同様に、仮に後方板材の上端の内面に錆が生じた場合であっても、錆を見えづらくして美観を好適に保つことができる。
上記のフードロックブレースの下端は、後方板材から離間するように後方に向かって曲がっているとよい。これにより、フードロックブレースを伝ってきた水がその下端において水滴となって落下する。したがって、フードロックブレースの下端における水捌けが良くなり、そこにおける錆の発生を防ぐことができる。
上記の前方板材と後方板材との対向面には、溶接または締結する箇所以外の部分に間隙部が設けられているとよい。前方板材と後方板材との対向面が接触している場合、その接触面に水が浸入すると、水が排出されにくいので長時間滞留してしまい錆が発生しやすい。したがって、間隙部を設ければ、前方板材と後方板材との接触面を減少させることができ、錆の発生範囲を縮小させることが可能となる。
上記の前方板材は、後方板材の下端よりも下方に延びているとよい。かかる構成によれば、万が一後方板材の下端の内面に錆が生じた場合であっても、その下端は前方板材により覆われる。これにより、錆が外から見えづらくなるため、美観の維持が可能となる。
本発明によれば、フロントロアクロスメンバの上端面における水の滞留を防ぐことにより、上端面ひいてはフロントロアクロスメンバ内部における錆の発生を抑制することが可能となる。
第1実施形態にかかる接合構造を備える車体の前部の概略構成を示す図である。 図1のフロントロアクロスメンバの概略構成を示す図である。 図1のフードロックブレースの概略構成を示す図である。 図1(b)におけるフロントロアクロスメンバとフードロックブレースの接合部分近傍の拡大図である。 図4(a)の断面図である。 図4(b)の断面図である。 第2実施形態にかかる接合構造の概略構成を説明する図である。 比較例としての接合構造の概略構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる接合構造を備える車体100の前部の概略構成を示す図である。図1(a)は車体100の前部の外観の斜視図であり、図1(b)は図1(a)の内部の構成を示す斜視図である。なお、理解を容易にするために、図1では本実施形態にかかる接合構造の説明に不要な部材の詳細な図示を省略している。
図1(a)に示すように、車体100の前部の外装は主にフロントバンパ102により構成され、フロントバンパ102の上方には、車体100の前部内に備わるエンジン(不図示)を被覆するエンジンフード104が設けられている。またフロントバンパ102の前方には、フロントアッパグリル106aやフロントロアグリル106b等のフロントグリルが設けられている。
図1(b)に示すように、車体100の前部の内部には、エンジンフード104の前端近傍の下方を支持するフードロックメンバ108が車幅方向に延設されている。フードロックメンバ108の下方には、車体100の前部の構造体となるフロントロアクロスメンバ110が車幅方向に延設されている。そして、フードロックメンバ108とフロントロアクロスメンバ110との間には、車高方向に延びるフードロックブレース120が設けられている。このフードロックブレース120にフードロックメンバ108およびフロントロアクロスメンバ110を接合することにより、これらがフードロックブレース120を介して連結される。
車体100の雨天時の走行中において、走行風により水(雨水)がフロントグリル(フロントアッパグリル106aおよびフロントロアグリル106b)の隙間を通過してフードロックブレース120にまで至ることがある。すると、フードロックブレース120に付着した水は、それを伝って下方に流れ落ち、フードロックブレース120の下方に接合されているフロントロアクロスメンバ110に到達する。本実施形態では、このような場合であってもフロントロアクロスメンバ110の上端面における水の滞留を防ぎ、錆の発生を抑制することが可能な、フロントロアクロスメンバ110とフードロックブレース120の接合構造について説明する。
図2は、図1のフロントロアクロスメンバ110の概略構成を示す図である。図2(a)はフロントロアクロスメンバ110の外観斜視図である。図2(a)に示すように、フロントロアクロスメンバ110は、前後に並設される前方板材112および後方板材114からなり、これらの前方板材112および後方板材114が接合されて空間を形成する。
図2(b)は前方板材112の外観斜視図である。図2(b)に示すように、前方板材112は、屈曲面112aによりフロントロアクロスメンバ110の空間の前面および上面を形成する。前方板材112の車幅方向の略中央には、後述する後方板材114の接合部114bを介してフードロックブレース120に接合される接合部112bが設けられていて、接合部112bにはボルト穴112cが形成されている。接合部112bの両側の屈曲面112aの一端からは上フランジ112dが立設していて、屈曲面112aの他端からは下フランジ112eが立設している。
図2(c)は後方板材114の外観斜視図である。図2(c)に示すように、後方板材114は、屈曲面114aによりフロントロアクロスメンバ110の空間の後面および下面を形成する。後方板材114の車幅方向の略中央には、フードロックブレース120に接合される接合部114bが設けられていて、接合部114bにはボルト穴114cが形成されている。接合部114bの両側の屈曲面114aの一端からは上フランジ114dが立設していて、114aの他端からは下フランジ114eが立設している。
後方板材114の上フランジ114dおよび下フランジ114eには、前方板材112の上フランジ112dまたは下フランジ114eと接触する接触部114fおよび114gが所定の位置に設けられている。これにより、前方板材112と後方板材114とを当接させて接触部114fおよび114gをスポット溶接すると、図2(a)に示すようにフロントロアクロスメンバ110を組み立てることができる。なお、接触部114fおよび114gはすべてがスポット溶接されるわけではなく、他の部材(不図示)で締結されることもある。
本実施形態では、隣接する接触部114fおよび114gの間に、接触部114fまたは114gより車長方向に後退させた非接触部114hおよび114iが形成されている。これにより、フロントロアクロスメンバ110を組み立てた際に、上フランジ112dと上フランジ114dの間および下フランジ112eと下フランジ114eに間隙部118aおよび118bが形成される(図6参照)。間隙部118aおよび118bについては後に詳述する。
なお、本実施形態では、後方板材114の上フランジ114dおよび下フランジ114eに接触部114fおよび114gおよび非接触部114hおよび114iを設ける構成としたが、これに限定するものではない。例えば、前方板材112のフランジ、または前方板材112および後方板材114のフランジ両方に接触部および非接触部を設ける構成としてもよい。
また本実施形態においては、後方板材114の上フランジ114dの接触部114f間を窪ませて非接触部114hを後退させ、下フランジ114eの接触部114gを突出させて非接触部114iを相対的に後退させる構成としたが、これに限定するものではなく、非接触部114hおよび114iはいずれの方法を用いて形成されてもよい。
図3は、図1のフードロックブレース120の概略構成を示す図である。図3(a)はフードロックブレース120の正面図であり、図3(b)はフードロックブレース120の側面図である。フードロックブレース120には、フードロックメンバ108やフロントロアクロスメンバ110が接合されるだけでなく、図3に示すようにフロントバンパブラケット120aも取り付けられて、これを介してフロントバンパ102が接合されたり、他にもエンジンフード104の開閉錠であるフードロック(不図示)が設けられたりすることもある。
本実施形態では、フードロックブレース120は、車体前方すなわちフロントロアクロスメンバ側に向かって膨出しフロントロアクロスメンバ110に接合される台座部122を有する。台座部122にはボルト穴122aが形成されている。このような構成により、台座部122にフロントロアクロスメンバ110の接合部112bおよび114bを接合した際に、台座部122より上方においてフロントロアクロスメンバ110、特にその後方板材114とフードロックブレース120とが離間される。
図4は、図1(b)におけるフロントロアクロスメンバとフードロックブレースの接合部分近傍の拡大図である。図4(a)は接合部分近傍の前面拡大図であり、図4(b)は図4(a)の背面図である。上述したフロントロアクロスメンバ110およびフードロックブレース120を接合する際には、まず組み立てたフロントロアクロスメンバ110の上端近傍に設けられた接合部112bおよび114bをフードロックブレース120の台座部122の前側に当接させる。そして、ボルト穴112c、114cおよび122aにボルト116aを挿入してナット116bにより共締めすることにより、図4(a)および(b)に示す状態となる。
図5は、図4(a)の断面図である。図5(a)は図4(a)のA−A断面図であり、図5(b)は図5(a)の円内拡大図であり、図5(c)は図5(b)の台座部122の斜視図である。図5(a)に示すように、フロントロアクロスメンバ110とフードロックブレース120とを接合すると、前方板材112および後方板材114の最上部、すなわち接合部112bおよび114bの上端面112jおよび114jはフードロックブレース120から離間される。そして、台座部122は、後方板材114の接合部114bの上端面114jよりも低い位置に配置される。換言すれば、前方板材112の上端面112jおよび後方板材114の上端面114j(フロントロアクロスメンバ110の上端面)とフードロックブレース120の台座部122とは接触しない。
上記構成により、図5(b)に示すようにフードロックブレース120を伝ってきた水は、上端面112jおよび114jに到達することなく、すなわち上端面112jおよび114jに触れることなく台座部122を伝っていく。したがって、上端面112jおよび114jへの水の滞留が生じることがなく、上端面112jおよび114jにおける錆の発生を抑制することができる。また上端面112jおよび114jに水が滞留しないので、上端面112jおよび114jの間からのフロントロアクロスメンバ110内の空間への水の浸入が防がれ、フロントロアクロスメンバ110内における錆の発生をも抑制することが可能となる。
また台座部122が膨出していることにより、図5(c)に示すように、台座部122の周囲では、フードロックブレース120と、後方板材114の接合部114b(フロントロアクロスメンバ)との間に隙間が形成される。これにより、台座部122に至った水がその両側の隙間を通って下方に流れ落ちるため、フロントロアクロスメンバ110とフードロックブレース120との接合部部分近傍における水捌けの促進を図れる。
本実施形態では、前方板材112の接合部112bは、後方板材114の接合部114b(上端)よりも上方に延びていて、上端において後方に向かって曲がっている(図5(a)および(b)参照)。したがって、接合部112bおよび114bの合わせ面の上方には接合部112bの先端(前方板材112)が位置することとなる。これにより、車体内部に入り込んだ水の合わせ面からの侵入を防ぐことができる。またかかる構成であれば、接合部114bの上端は接合部112bにより覆われるため、仮に接合部112bの内面に錆が生じても外から見えづらく、美観を好適に保つことが可能となる。
上記のように接合部112bを上端において後方に向かって曲げる場合、その曲がり角は90度未満であることが好ましい。曲がり角を90度とすると接合部112bの上端がフードロックブレース120に接触し、それを伝ってきた水が前方板材112に流れてしまう可能性があるからである。ここで、仮に接合部112bの長さを短くすれば曲がり角を90度としても接合部112bの上端はフードロックブレース120に接触しないが、この場合、加工用機械で接合部112bを挟持する際の長さが不足して安定性が低下するおそれがある。故に、本実施形態のように曲がり角を90度未満とすれば、接合部112bとフードロックブレース120を接触させることなく、且つ加工用機械による挟持の際の安定性も好適に確保することができる。
なお、前方板材112の接合部112bの形状は必ずしも図5に示す形状に限定するものではない。したがって、例えば接合部112bおよび接合部114bの合わせ面から水が浸入しづらい場合には、接合部112bは上端において後方に曲がらずに上方に延びたままとしてもよい。また例えば後方板材114が錆びにくい材料からなる場合には、接合部112bの上端が接合部114bの上端よりも下に位置してもよい。
また本実施形態では、前方板材112の下フランジ112eは後方板材114の下フランジ114e(下端)よりも下方に延びている(図5(a)参照)。これにより、下フランジ114eの内面は下フランジ112eにより覆われるため、万が一錆が生じた場合であっても、錆が外から見えづらくなり美観の維持が可能となる。
更に、本実施形態のフードロックブレース120の下端は、後方板材114から離間するように後方に向かって曲がっている(図5(a)参照)。これにより、フードロックブレース120を伝ってきた水がその下端において水滴となって落下するため水捌けが良くなり、フードロックブレース120の下端における錆の発生を防ぐことができる。
図6は、図4(b)の断面図である。図6(a)は図4(b)のB−B断面図であり、図6(b)は図4(b)のC−C断面図である。上述したように、後方板材114の上フランジ114dには接触部114fおよび非接触部114hが、下フランジ114eには接触部114gおよび非接触部114iが形成されている。これにより、フロントロアクロスメンバ110を組み立てると、前方板材112と後方板材114との対向面のうち、上フランジ112dおよび下フランジ112eと、非接触部114hおよび114i(すなわち溶接または他の部材が締結される箇所以外の部分)との間に、図6(a)および(b)に示す間隙部118aおよび118bが形成される。
詳細には、図6(a)に示すように、下フランジ112eと非接触部114iとの間には間隙部118aが形成される。また図6(b)に示すように、上フランジ112dと非接触部114hとの間には間隙部118bが形成される。これらにより、上フランジ112dおよび114dと下フランジ112eおよび114eとの接触面積(前方板材と後方板材との接触面積)が減少する。仮に、溶接等が行われる箇所以外の部分を接触面とすると、万が一水が浸入した場合にその水が排出されにくいので長時間の滞留を招いてしまい錆が発生しやすい。そこで、上記のように間隙部118aおよび118bを設けて接触面の面積(接触面積)を減少させれば、錆の発生範囲を縮小させることが可能となる。また間隙部118aは、万が一フロントロアクロスメンバ110内に水が浸入した場合の排水口としても機能するため、水捌けの向上を図れる。
以上説明したように、第1実施形態にかかる接合構造によれば、前方板材112の接合部112bの上端面112jおよび後方板材114の接合部114bの上端面114j、すなわちフロントロアクロスメンバ110の上端面とフードロックブレース120とが接触しない。このため、フードロックブレース120を流れ落ちた水が上端面112jおよび114jに到達せず、そこへの水の滞留が生じることがない。したがって、上端面112jおよび114jにおける錆の発生を抑制することができる。また上端面112jおよび114jに水が滞留しないので、フロントロアクロスメンバ110の内部への水の浸入を防ぎ、その内部における錆の発生をも抑制することが可能となる。更に、前方板材112やフードロックブレース120の端部形状や後方板材114の上下のフランジの形状を工夫したことにより、上端面112jおよび114j以外の部分における錆の発生も防ぐことができる。
上記の第1実施形態において説明したように、前方板材112および後方板材114の上端面112jおよび114jにおける錆の発生を抑制するためには、そこに水が滞留しないようにする必要がある。そして、上端面112jおよび114jへの水の滞留を防ぐためには、その上端面をフードロックブレース120から離間させることが有効であり、第1実施形態の接合構造では、フードロックブレース120に台座部122を設けることによりそれらを離間していた。これに対し、以下の第2実施形態では、フロントロアクロスメンバ110の形状を工夫することにより、前方板材112および後方板材114の上端面112jおよび114jと、フードロックブレース120との離間が可能な接合構造について説明する。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態にかかる接合構造の概略構成を説明する図である。図7(a)は第2実施形態にかかる接合構造の断面図であり、図7(b)は図7(a)の部分拡大図である。なお、以下の説明では、第1実施形態の接合構造の構成要素を実質的に同一な機能および構成を有する要素については同一の符号を付して重複説明を避ける。また理解を容易にするために、図7では本実施形態にかかる接合構造の説明に不要な部材の詳細な図示を省略している。
図7(a)に示すように、第2実施形態の接合構造では、フロントロアクロスメンバ210の前方板材212と後方板材214の上端近傍をフードロックブレース220の前側に共締めする。本実施形態では、前方板材212および後方板材214の接合部212bおよび214bは、フードロックブレース220との接合部分(フードロックブレース220における接合部、厳密にはボルト穴)より上方で前方に向かって曲がっている。
詳細には、図7(b)に示すように、接合部212bは、フードロックブレース220との接合部分より上方のP1において前方に曲がっていて、接合部214bはフードロックブレース220との接合部分より上方のP2において前方に曲がっている。これにより、前方板材212の上端面212jおよび後方板材214の上端面214jをフードロックブレース220から離間させることができる。
このため、フードロックブレース220に台座部122が設けられていなくても、フードロックブレース220を伝ってきた水は、上端面212jおよび214jに触れることなく、後方板材214とフードロックブレース220との間に流れていく。したがって、上端面212jおよび214jへの水の滞留が生じることがない。これにより、上端面212jおよび214jにおける錆の発生を抑制し、且つそこからのフロントロアクロスメンバ210内の空間への水の浸入も防いでフロントロアクロスメンバ210内における錆の発生をも抑制することが可能となる。
また本実施形態では、前方板材212の212bは、P1において前方に曲がった後、後方板材214の上端(上端面214j)よりも上方に延びて、上端において後方板材214の上端にかぶさるように後方に向かって曲がっている。これにより、前方板材212の接合部212bおよび後方板材214の接合部214bの合わせ面の前方および上方に前方板材212の接合部212bが位置することとなる。したがって、合わせ面からの水の侵入を防ぐことができ、且つ仮に後方板材の接合部214bの内面に錆が生じた場合であっても、錆を見えづらくして美観を好適に保つことができる。
以上説明したように、第2実施形態にかかる接合構造によっても、フロントロアクロスメンバ210の上端面とフードロックブレース220とを離間し、フロントロアクロスメンバ210の上端面への水の滞留を防ぐことができる。したがって、210の上端面や内部における錆の発生を抑制することが可能となる。
(比較例)
図8は、本発明の第1実施形態および第2実施形態と比較される比較例としての接合構造の概略構成を示す図である。図8(a)は比較例の接合構造の部分斜視図であり、図8(b)は図8(a)の断面図であり、図8(c)は図8(b)の部分拡大図である。図8(a)に示すように、比較例の接合構造では、ボルト16aとナット16bを用いて、フロントロアクロスメンバ10の上端近傍をフードロックブレース20の前側に共締めする。
図8(b)に示すように、比較例の接合構造では、フロントロアクロスメンバ10の上端すなわち前方板材12および後方板材14の上端とフードロックブレース20とは離間していない。このため、後方板材14の上端はフードロックブレース20に、前方板材12の上端は後方板材14の上端を介してフードロックブレース20に当接している。換言すれば、前方板材12および後方板材14の上端面12aおよび14aは、フードロックブレース20と連続している。このため、フードロックブレースを伝ってきた水は、上端面12aおよび14aに溜まってしまい、そこに錆が生じるおそれがある。
そして、上端面12aおよび14aに溜まった水は、図8(c)に示すようにフードロックブレース20とフロントロアクロスメンバ10(前方板材12および後方板材14)との間に徐々に浸入する。このとき、後方板材14とフードロックブレース20との合わせ面に浸入した水は、合わせ面は水捌けが悪いものの、いずれフードロックブレース20の下端に到達して合わせ面から排出される。しかし、前方板材12と後方板材14の合わせ面に浸入した水はそれを伝ってフロントロアクロスメンバ10の内部に流れてしまう。このため、比較例の接合構造では、上端面12aおよび14aのみならず、フロントロアクロスメンバ10の内部においても錆が発生するおそれがある。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体前部に設けられるフロントロアクロスメンバとフードロックブレースとを接合する接合構造に利用することができる。
10…フロントロアクロスメンバ、12…前方板材、12a…上端面、14…後方板材、14a…上端面、16a…ボルト、16b…ナット、20…フードロックブレース、100…車体、102…フロントバンパ、104…エンジンフード、106a…フロントアッパグリル、106b…フロントロアグリル、108…フードロックメンバ、110…フロントロアクロスメンバ、112…前方板材、112a…屈曲面、112b…接合部、112c…ボルト穴、112d…上フランジ、112e…下フランジ、112j…上端面、114…後方板材、114a…屈曲面、114b…接合部、114c…ボルト穴、114d…上フランジ、114e…下フランジ、114f…接触部、114g…接触部、114h…非接触部、114i…非接触部、114j…上端面、116a…ボルト、116b…ナット、118a…間隙部、118b…間隙部、120…フードロックブレース、122…台座部、210…フロントロアクロスメンバ、212…前方板材、212b…接合部、212j…上端面、214…後方板材、214b…接合部、214j…上端面、220…フードロックブレース

Claims (7)

  1. エンジンフードの前端近傍の下方を支持するフードロックメンバより下方において車幅方向に延設され、前後に並設される前方板材および後方板材からなり、これらが接合されて空間を形成するフロントロアクロスメンバと、
    前記フードロックメンバと前記フロントロアクロスメンバとの間に車高方向に延設されてこれらを接合するフードロックブレースと、
    を備え、
    前記フードロックブレースには、前記フロントロアクロスメンバ側に向かって膨出し該フロントロアクロスメンバに接合される台座部が設けられ、該台座部が前記後方板材の上端面より低い位置にあり、
    前記フロントロアクロスメンバの前方板材と後方板材の上端近傍を前記フードロックブレースの前側に共締めし、
    前記前方板材の上端面および前記後方板材の上端面を前記フードロックブレースから離間させたことを特徴とする接合構造。
  2. 前記前方板材は、前記後方板材の上端よりも上方に延びていて、上端において後方に向かって曲がっていることを特徴とする請求項に記載の接合構造。
  3. 前記前方板材および前記後方板材は、前記フードロックブレースとの接合部より上方で前方に向かって曲がっていることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  4. 前記前方板材は、前記後方板材の上端よりも上方に延びていて、上端において該後方板材の上端にかぶさるように後方に向かって曲がっていることを特徴とする請求項に記載の接合構造。
  5. 前記フードロックブレースの下端は、前記後方板材から離間するように後方に向かって曲がっていることを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  6. 前記前方板材と前記後方板材との対向面には、溶接または締結する箇所以外の部分に間隙部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の接合構造。
  7. 前記前方板材は、前記後方板材の下端よりも下方に延びていることを特徴とする請求項に記載の接合構造。
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