JP5921850B2 - 鉄道車両構体 - Google Patents
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Description
側構体は、張出部より下側の内板に、隔壁で内板と連結された外板との間隔を狭める窪みが凹設され、その窪みに扉開閉装置が取着されるので、扉開閉装置の側構体からの突出量を小さくすることができる。これにより、側構体の内側に広い客室空間を確保できる。
<その他>
<手段>
技術的思想1の鉄道車両構体は、屋根構体と、その屋根構体の両側に配設されると共に、外板および内板が複数の隔壁で連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成され、側扉を開閉する扉開閉装置が少なくとも一方に取着される一対の側構体と、その側構体の内板の上端の第1節点に連結されると共に、その第1節点から他方の側構体側を向いて張り出し、前記側構体の長手方向に沿って前記屋根構体が先端に連結される張出部と、その張出部より上側に位置し、前記屋根構体の下端の第2節点と前記側構体の外板の上端の第3節点との間に連結されると共に、前記側構体の長手方向に沿って延設される底部と、その底部が連結される前記第3節点に突設されると共に、先端が前記屋根構体側を向いて前記側構体の長手方向に沿って延設される堰部とを備えている。
技術的思想2の鉄道車両構体は、技術的思想1記載の鉄道車両構体において、前記底部は、前記第2節点から前記第3節点に向かって下降傾斜している。
技術的思想3の鉄道車両構体は、技術的思想1又は2に記載の鉄道車両構体において、前記張出部は、前記第1節点から前記張出部の先端に向かって上昇傾斜している。
技術的思想4の鉄道車両構体は、技術的思想1から3のいずれかに記載の鉄道車両構体において、前記隔壁は、前記第3節点と前記第1節点との間、その第1節点と前記第2節点との間、その第2節点と前記張出部の先端との間にそれぞれ介設されている。
技術的思想5の鉄道車両構体は、技術的思想1から4のいずれかに記載の鉄道車両構体において、前記屋根構体は、外板および内板が複数の隔壁で連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成されるものであり、前記隔壁は、前記屋根構体の外板の所定部と前記屋根構体の内板の所定の第4節点との間、その第4節点と前記第2節点との間に介設されている。
<効果>
技術的思想1記載の鉄道車両構体によれば、側扉を開閉する扉開閉装置が少なくとも一方に取着される一対の側構体が、複数の隔壁で外板および内板が連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成されるので、側構体の剛性を確保できる効果がある。
また、側構体の内板の上端の第1節点に張出部が連結されると共に、その第1節点から他方の側構体側を向いて張出部が張り出し、側構体の長手方向に沿って屋根構体が先端に連結されるので、張出部の下側の側構体の内側を扉開閉装置の取着位置にすることができる。従って、側構体の一部を骨皮構造にすることなく、張出部の下側の側構体に扉開閉装置を取着するスペースを確保できる。その結果、屋根構体の下端部の位置に対して、扉開閉装置が、鉄道車両構体の幅方向の内側(客室側)に突出することを抑制できる効果がある。
また、張出部より上側に位置する底部が、屋根構体の下端の第2節点と側構体の外板の上端の第3節点との間に連結される。側構体の長手方向に沿って延設される堰部が、底部が連結される第3節点に突設されると共に、堰部の先端が屋根構体側を向いて側構体の長手方向に沿って延設される。これにより、底部および堰部を隠し樋構造にできる効果がある。以上より、側構体の剛性を確保しつつ側構体に扉開閉装置を取着するスペースを確保できると共に、隠し樋構造にできる効果がある。
技術的思想2記載の鉄道車両構体によれば、底部は、屋根構体の外板の下端の第2節点から、側構体の外板の上端の第3節点に向かって下降傾斜している。その第3節点に堰部が突設されているので、底部を第2節点から水平に設定した場合と比較して、堰部の上端の位置を変えずに堰部の下端(即ち第3節点)を下方に下げることができる。これにより、技術的思想1の効果に加え、底部を第2節点から水平に設定した場合と比較して、底部および堰部の有効断面積を大きくすることができ排水量を増加できる効果がある。
ここで、底部を流れる雨水の流量が少ないと、底部にゴミや砂等が溜まり易く、底部および堰部の有効断面積が経時的に小さくなり排水量が減少する。これに対し、底部は第2節点から第3節点(即ち堰部の下端)に向かって下降傾斜しているので、屋根構体から底部に流れ込んだ雨水は、底部に沿って堰部の下端に向かって流れる。従って、底部を第2節点から水平に設定した場合と比較して、底部の第3節点側を流れる雨水の流量を多くできる。これにより、底部の第3節点側にゴミや砂等を溜まり難くすることができる。その結果、底部および堰部の有効断面積の経時的な減少を抑制することができ、技術的思想1の効果に加え、排水量が減少することを抑制できる効果がある。
技術的思想3記載の鉄道車両構体によれば、張出部は、第1節点から張出部の先端に向かって上昇傾斜しているので、張出部を第1節点から水平に設定した場合と比較して、張出部の先端の位置を上方に上げることができる。これにより、技術的思想1又は2の効果に加え、張出部を第1節点から水平に設定した場合と比較して、張出部の下側であって側構体の内側に、扉開閉装置を取着する広いスペースを確保できる効果がある。
技術的思想4記載の鉄道車両構体によれば、隔壁は、第3節点と第1節点との間、その第1節点と第2節点との間、その第2節点と張出部の先端との間にそれぞれ介設されている。底部および張出部は、これらの複数の隔壁を介して連結されているので、技術的思想1から3のいずれかに記載の効果に加え、底部および張出部の機械的強度を向上できる効果がある。
技術的思想5記載の鉄道車両構体によれば、屋根構体は、外板および内板が複数の隔壁で連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成されるので、屋根構体の剛性を大きくできる効果がある。また、隔壁は屋根構体の外板の所定部と屋根構体の内板の所定の第4節点との間、その第4節点と第2節点との間に介設されている。その結果、屋根構体の外板および内板を連結する隔壁と底部とが第2節点で接合されるので、技術的思想1から4のいずれかに記載の効果に加え、屋根構体と底部との接合強度を向上できる効果がある。
10 屋根構体
11 外板
11a 第2節点
12 内板
12a 第4節点
13 隔壁
20 側構体
20a 窪み
21 外板
21a 第3節点
22 内板
22a 第1節点
23 隔壁
31,131 張出部
31a,131a 先端
32,132 底部
33,133 堰部
M 扉開閉装置
Claims (3)
- 屋根構体と、
その屋根構体の両側に配設されると共に、外板および内板が複数の隔壁で連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成され、側扉を開閉する扉開閉装置が少なくとも一方に取着される一対の側構体と、
その側構体の内板の上端の第1節点に連結されると共に、その第1節点から他方の側構体側を向いて張り出し、前記側構体の長手方向に沿って前記屋根構体が先端に連結される張出部と、
その張出部より上側に位置し、前記屋根構体の下端の第2節点と前記側構体の外板の上端の第3節点との間に連結されると共に、前記側構体の長手方向に沿って延設される底部と、
その底部が連結される前記第3節点に突設されると共に、先端が前記屋根構体側を向いて前記側構体の長手方向に沿って延設される堰部とを備え、
前記底部は、前記第2節点から前記第3節点に向かって下降傾斜し、
前記張出部は、前記第1節点から前記張出部の先端に向かって上昇傾斜し、
前記側構体は、前記張出部より下側の前記内板に、前記隔壁で前記内板と連結された前記外板との間隔を狭める窪みが凹設され、その窪みに前記扉開閉装置が取着され、
前記窪みは、前記張出部が連結された前記第1節点まで連続することを特徴とする鉄道車両構体。 - 前記隔壁は、前記第3節点と前記第1節点との間、その第1節点と前記第2節点との間、その第2節点と前記張出部の先端との間にそれぞれ介設されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両構体。
- 前記屋根構体は、外板および内板が複数の隔壁で連結されるダブルスキン構造の中空形材により形成されるものであり、
前記隔壁は、前記屋根構体の外板の所定部と前記屋根構体の内板の所定の第4節点との間、その第4節点と前記第2節点との間に介設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両構体。
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