JP2010012863A - 鉄道車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく剛性を高めた鉄道車両を提供すること。
【解決手段】外板11に骨部材12,13を接合した車両用構体1によって構成され、その車両用構体1には装備品を支持するための内骨16,61が接合されているものであって、その内骨16,61が複数の骨部材13に接合され、その骨部材13同士を連結する継手として機能するようにした鉄道車両。
【選択図】 図2

Description

本発明は、開口部の形成された側構体の剛性を高めた鉄道車両に関し、特に、装備品を支持するために設けられた既存の骨部材である内骨を利用して剛性を高めるようにした鉄道車両に関する。
鉄道車両は、屋根構体、側構体、台枠及び妻構体が互いに接合されて車両用構体が構成されているが、車体の自重や乗客などの垂直荷重によって側構体に対してせん断力などが作用するため、剛性を高めた構造にすることが必要である。そうした場合、車両用構体を構成する外板はそれ自体が骨部材を有するものではないので、剛性を高めるため、断面がハット形状の横骨や縦骨などの骨部材が外板に接合される。
例えば、下記特許文献1には、図14に示す側外板の一部が記載されている。外板101の内面には、断面がハット形状の骨部材102がレーザ溶接によって接合されている。特に、骨部材102は車体横方向に配置された横骨(以下、横骨102とする)である。一般的に、外板101の車体外側の表面には横方向に研磨加工が施されているので、レーザビームの走行方向を研磨方向に合わせるため、横骨102を直接外板101に当てたレーザ溶接が行われる。ここで、図15は、鉄道車両の側構体を車内側から見た状態を示す図である。側構体110は、図示するような面積の大きい窓開口部111が形成されているため剛性が低くなる。そこで、横骨102に重ねて戸尻柱131や窓柱132などの縦骨103がレーザ溶接によって接合されている。
特開2005−329412号公報
前記従来例のように、横骨102に縦骨103を重ねて溶接することで、その鉄道車両について、側構体の断面変形を抑えるための剛性が得られる。しかし、特許文献1に示す構造の鉄道車両は、縦骨103が外板101から浮いている分、直接外板に接合されたものに比べて加工コストを抑えられる一方で、剛性を高める効果が劣るとも考えられる。側構体の開口面積が大きい構造であればある程、その周囲の変形は無視できないものになってくる。その一方で、別部材を用いて剛性を高めたのでは、部品点数の増加によってコストを上げるだけでなく、車体重量を増加させることになってしまう。
そこで、本発明は、かかる課題を解決すべく、部品点数を増やすことなく剛性を高めた鉄道車両を提供することを目的とする。
本発明に係る鉄道車両は、外板に骨部材を接合した車両用構体によって構成され、その車両用構体には装備品を支持するための内骨が接合されているものであって、前記内骨が複数の骨部材に接合され、当該骨部材同士を連結する継手として機能するようにしたものであることを特徴とする。
また、本発明に係る鉄道車両は、前記車両用構体が、外板に横骨が接合され、その横骨に対して縦骨が接合されたものであり、前記内骨は、複数の前記縦骨に接合されものであることが好ましい。
また、本発明に係る鉄道車両は、前記内骨が、前記車両用構体に形成された窓開口部の上下両側の辺の一方又は双方に沿って配置され、前記窓開口部の上下に設けられた複数の縦骨に接合されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る鉄道車両は、前記窓開口部の左右両側の辺に沿って縦骨が設けられ、その左右両側の縦骨に前記内骨が接合されたものであることが好ましい。
また、本発明に係る鉄道車両は、前記車両用構体を構成する側構体が、側梁に対して上方に突き出るように内骨が接合され、その内骨が側構体の縦骨を下端部分で連結するようにしたものであることが好ましい。
よって、本発明によれば、車両用構体に設けられた内骨が、本来の装備品支持として機能する他、複数の骨部材同士を互いに接続させる継手として機能させているので、部品点数を増やすことなく車両用構体の剛性を高めることができる。
次に、本発明に係る鉄道車両の一実施形態について図面を参照しながら以下に説明する。図1は、本実施形態の鉄道車両を構成する側構体を示した図である。この鉄道車両は、ステンレス製構体であって、その側構体1が構体ブロックなどのパーツを接合して組み合わされた車両用構体によって構成されている。車両用構体は、側構体1の上部に屋根構体が、前後には妻構体がそれぞれ接合され、更にその下には台枠が接合されている。側構体1は、2つの車端窓ブロック2と中間窓ブロック3、そして窓ブロック2,3の間に3つの側入口ブロック4が接合されている。車端窓ブロック2や中間窓ブロック3は、例えば上下に分けられた上部外板と下部外板との接合によって側外板が形成され、その車体内側には剛性を保つため骨部材などが接合されている。
次に図2は、中間窓ブロックを車内側から表した図であり、両端には接合された側入口ブロック4が示されている。中間窓ブロック3は、外板11に骨部材を接合して構成されている。図3乃至図5は、そうした構造が分かりやすいように、それぞれ中間窓ブロックの腰部、吹寄せ部、幕部を横方向に切った図2のA−A断面、B−B断面そしてC−C断面を示した図であり、図6は、腰部を縦方向に切った図2のD−D断面図である。
中間窓ブロック3は、厚さ2mmのステンレス製の外板11に対し、厚さ1.5mmステンレス製板材から形成された補強部材である横骨12と縦骨13とが接合されている。なお、以下の説明において、特定の横骨12又は縦骨13を他のものと区別する場合には、a,b…の符号を付して示す。横骨12及び縦骨13は、そのほとんどが図6に示すように、断面がコの字に折り曲げられた立体部301と、その両側に張り出したフランジ部302が連続したハット形状をしたものである。
本実施形態では、例えば図6に示すように、横骨12が外板11に直接接合され、その横骨12に重ねて縦骨13が接合されている。横骨12は、外板11に重ねられたフランジ部302に沿うようにレーザ溶接が行われ、縦骨13は、そのフランジ部302が横骨12の立体部301に重ねられ、その重なった部分にレーザ溶接が行われる。本実施形態では、骨部材の接合にレーザ溶接が使用されるが、接合手段としてはレーザ溶接の他、スポット溶接や栓溶接を使用してもよい。また、本実施形態でも部分的には栓溶接なども使用されている。
腰部では、図2に示すように、4本の横骨12が外板11に接合され、その横骨12の上には、窓開口部21の下の4本の縦骨13aと、窓開口部21の左右の縦辺に沿って2本の縦骨13bが接合されている。そして、最上部の横骨12bは、上方に延びたフランジ部311が形成され、その先端には車内側に折り曲げられたヘリ曲部311aが形成され、窓開口部21の窓枠剛性が高められている。側外板を構成する上部外板11と下部外板11との境目Pがこのフランジ部311の高さにあり、上部に分割された外板11は段差のない車体表面になるように構成されている。一方、外板11の下方には、台形形状の断面をした長土台14が接合され、下側のフランジ部14aが下方に延びて内側の側梁17に沿って形成される。また、外板11は、その下端部分が側梁17やフランジ部14aに重ねて接合されている。
ここで図7は、中間窓ブロック3の左側端部を示した図3の一部拡大図である。側入口ブロック4との連結部分であり、側入口フレーム18が外板11の外側に重ねて接合されている。外板11の内側には縦骨13cが接合されているが、この縦骨13cは、立体部301の側面と片側のフランジ部302に切欠き131(図2参照)が複数形成され、横骨12の先端の端部が挿入されている。縦骨13cの接合は、外板11に当てられたフランジ部302のレーザ溶接によって行われるが、表面側には側入口フレーム18があるため、縦方向の溶接痕が車体表面に現れることはない。
次に、中間窓ブロック3の幕部には、図5に示すように、外板11に対して横骨12が直接接合され、その上に縦骨13が重ねられて接合が行われる。図8は、幕部を示した図2のE−E断面図である。図示するように、外板11には横骨12が接合され、その上端部に横骨12dのフランジ部302と屋根構体8の端部が重ねられて接合されている。一方、幕部における最下部の横骨12eは、下方に延びたフランジ部313が形成され、その先端には内側に折り曲げられたヘリ曲部313aが形成され、窓開口部21の窓枠剛性が高められている。
続いて、せん断力のかかりやすい吹寄せ部には、図2に示すように、補強部材としてシアプレート31が張り合わされている。このシアプレート31は、板厚2mmの外板11に対し、厚さ1.5mmのステンレス鋼板あって、窓開口部21の左右両側に設けられている。シアプレート31は、吹寄せ部全体に重なる大ききであって、特に窓開口部21の窓隅部R1〜R4の周りに沿うように突起部31aが上下に形成され、その窓隅部R1〜R4を補強する形状になっている。
吹寄せ部では、こうしたシアプレート31の上から骨部材を接合した構成になっている。そして、シアプレート31によって剛性を高めているため、中間の縦骨13を省略した構造になっている。吹寄せ部は、図4に示すように、外板11にシアプレート31が重ねられてレーザ溶接によって接合されているが、横骨12と同様に車体横方向にレーザを走らせて接合される。そうしたシアプレート31に対し、横骨12fがレーザ溶接によって接合され、その両端部に縦骨13b,13cが接合されている。縦骨13bは、片側を長くして段差のついた一方のフランジ部314がシアプレート31に当てられて接合されている。この場合、縦方向にレーザ溶接を行っても、シアプレート31が間にあるため、外板11の表面に縦方向の溶接痕は現れない。
外板11は、端部が応力を受けて変形し易いため、外形線に沿って骨部材を接合するなどして強度を確保しているが、本実施形態では、窓開口部21の窓枠に沿って起立したヘリ曲部が形成されている。そこで、シアプレート31には、窓開口部21の形状に沿って図4に示すようにヘリ曲部31bが形成されている。更に、窓開口部21の上下にも同様にヘリ曲部が形成されている。ここで図9及び図10は、窓隅部R1或いはR2を示した図であり、いずれも図(a)は図2の一部拡大図であり、図(b)はその横方向断面図である。
図9に示す窓開口部21の下の腰部には、横骨12bが外板11に接合され、そこに内骨16が車内側へ突き出すように(図6参照)接合されている。横骨12bは、窓開口部21側のフランジ部311が上方に延び、先端が折り曲げられたヘリ曲部311aになっている。フランジ部311は、シアプレート31の突起部31aと干渉しないように切り欠かれ、フランジ部311のヘリ曲部311aと、シアプレート31のヘリ曲部31bは、窓開口部21の枠形状に沿って連続している。そして、フランジ部311とシアプレート31とはガセット32によって連結され、そのガセット32にもヘリ曲部32aが形成されている。なお、こうした構造は窓開口部21において左右対称に形成され、右側の窓隅部R4にも同様に構成されている。
次に、図10に示す窓開口部21の上の腰部には、横骨12eが外板11に接合され、そこに内骨26が重ね合わせて接合されている(図8参照)。内骨26には切欠き部が形成され、そこに縦骨13bの端部が挿入されて接合されている。横骨12eは、窓開口部21側のフランジ部315が延び、先端が折り曲げられたヘリ曲部315aになっている。フランジ部315は、シアプレート31の突起部31aと干渉しないように切り欠かれ、フランジ部315のヘリ曲部315aと、シアプレート31のヘリ曲部31bは、窓開口部21の枠形状に沿って連続している。そして、フランジ部315とシアプレート31とはガセット33によって連結され、そのガセット33にもヘリ曲部33aが形成されている。なお、こうした構造は窓開口部21において左右対称に形成され、右側の窓隅部R3にも同様に構成されている。
よって、鉄道車両の吹寄せ部は強度不足によって外板面へのシワが発生し易いが、本実施形態では吹寄せ部にシアプレート31を重ねて剛性を高めることで強度不足を補っている。特に、窓開口部21の窓隅部R1〜R4に対して突起部31を形成して補強しているため、高い応力が発生する箇所も十分に強度を確保することができている。更に、窓開口部21の窓隅部R1〜R4を含む枠形状に沿って、シアプレート31のヘリ曲部31bや骨部材のフランジ部311,315のヘリ曲部311a,315aが形成されているため、この点でもより剛性を高めた構成になっている。従って、側構体に面積の大きい窓開口部21が形成された鉄道車両であっても、車体剛性を向上させて面外変形に対する強度を増加させることができる。また、窓開口部21の枠形状に沿って周状にヘリ曲部31b,311a,315aが形成されているため、これが窓周囲のシールだまりを兼ねることもできる。
続いて、鉄道車両の装備品の取り付け構造について説明する。図11は、ロングシートの取り付け部分を示した図である。腰掛40は、座布団41と背ズリ42から構成されており、座布団41は座部骨組み43上に設けられ、背ズリ42は不図示の背部骨組みに装着されている。腰掛40は、こうした骨組み43などが構体の骨部材12,13側に固定され、腰掛40にかかる荷重を支持するよう構成されている。中間窓ブロック3の腰部には、図2に示すように、窓開口部21の下に4本の縦骨13aが接合されている。その縦骨13aには、補強プレート46が接合され、そこに座部骨組み43がボルトによって締結されている。
ところで、内骨16には、支持プレート56が接合され、その支持プレート56に対して窓部品58がネジ止めされている。また、内骨16には車内側に化粧板60がネジ止めされている。内骨16は、それ自体が剛性を高める機能はほとんど有していなかったが、本実施形態では、図2に示すように窓開口部21の下辺に沿って配置され、縦骨13に接合された剛構造になっている。
内骨16は、図6に示すように左右の縦骨13bの間に配置され、縦骨13aの上端に被せられるようにして接合されている。内骨16は、断面L字形の板材であって、横骨12bの立体部301にはレーザ溶接などによって接合され、縦骨13a,13bには栓溶接によって接合されている。内骨16の端部は、図9(a)に示すように、縦骨13bとの間にガセット25によって接合されている。ガセット25は、一方を縦骨13bに載せ、他方を内骨16内に入れ、穿設した長孔161に栓溶接が行われている。そして、4本ある縦骨13aに対応しては、図12に示すように、穿設された長孔162に栓溶接が行われて接合されている。
車両用構体に設けられた内骨は、装備品支持を目的として構成されており、そのことから従来の内骨は、例えば図9(b)の断面で示されるように先端部全体が浮いた状態で取り付けられていた。この点、本実施形態では、内骨16を縦骨13b,13bに接合することで、複数の骨部材同士を互いに接続させる継手として機能させている。従って、窓開口部21の下側では、内骨16によって縦骨13b,13bが結合され、剛性を高めたことにより強固な構造になっている。
そして、縦骨13の下端側でも、図6に示すように側梁17に内骨61が突き立てられるようにして接合され、剛構造が構成されている。その内骨61は、図2に示すように、中間窓ブロック3両端の縦骨13cの間に掛け渡され、縦骨13cの他に縦骨13a,13bにも当接して接合されている。縦骨13との当接部には長孔が形成され、栓溶接によって接合されている。従って、側構体の下端側では、内骨61が継手として機能し、縦骨13同士や側梁17が結合され、剛性を高めたより強固な構造になっている。
次に、図13は、側構体に組み付けられた荷棚について、その取り付け構造を示した断面図である。荷棚65は、複数本の荷受け棒66が、車体の長手方向に所定間隔で配置された荷棚ブラケット67に架設されて構成されている。そして、その荷棚ブラケット67が化粧板68に当てられ、その裏側に設けられた縦骨13dと、更にネジ座71が重ねられ、ネジ止めによって荷棚65が固定されている。ここでも、横骨12に縦骨13dが接合されており、その上端には屋根構体8の長桁180に接合されている。
ところで、内骨26のような部材は、本来は窓フレーム72,73を支持するためのものであって、骨部材12,13のように車両構体の剛性を高める目的で設けられてはいない。従って、従来の内骨は、剛性を高める機能はほとんど有していなかったが、本実施形態では、図10(b)に示すように、内骨26が横骨12eとともに縦骨13dや13bに接合され、骨部材同士を接続する継手として機能している。すなわち、内骨26には、図10(a)に示すように、縦骨13bや13dの立体部301に当てられ、当該部分に穿設された長孔261に栓溶接が行われて接合されている。従って、内骨26は、縦骨13dや13bを連結して剛構造を構成するとともに、特に窓開口部21の上辺に沿って配置されていることにより、開口部の剛性を高めるように構成されている。
よって、基本的に内骨は設備品を支える役割を担い、車体剛性向上への寄与度は低いものであったが、本実施形態では、縦骨13と接合させることで内骨16,26,61を車体剛性向上に対して使用できるようになった。鉄道車両は、軽量化が求められているが、骨部材を別途用いることなく内骨16,26,61を利用することで、質量を増加させることなく効果的に剛性向上を図っている。特に、内骨16,26は、窓開口部21の上下部分の面外変形を抑え、側構体を強化する構成とすることができた。すなわち、内骨16,26,61によって接合箇所を増やすことで窓周りの剛性を高めることができた。
以上、本発明に係る鉄道車両の一実施形態について説明したが、本発明は、こうした実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
前記実施形態では、側構体1の中間窓ブロック3を例に挙げ、内骨16,26,61に関して縦骨13と接合した構造を示したが、側構体1以外の屋根構体や妻構体、或いは側構体3の車端窓ブロック2や側入口ブロック4における内骨についても同様に、複数の骨部材を接合して継手の役割をもたせるようにしてもよい。
また、各箇所においてレーザ溶接や栓溶接を適用して接合を示したが、各箇所の溶接方法は必ずしも当該接合方法に限られるものではない。
鉄道車両の一実施形態についてその側構体を示した図である。 鉄道車両の中間窓ブロックを接車内側から示した図である。 中間窓ブロックの腰部を横方向に切った図2のA−A断面図である。 中間窓ブロックの吹寄せ部を横方向に切った図2のB−B断面図である。 中間窓ブロックの幕部を横方向に切った図2のC−C断面図である。 中間窓ブロックの腰部を縦方向に切った図2のD−D断面図である。 中間窓ブロックの左側端部を示した図3の一部拡大図である。 中間窓ブロックの幕部を縦方向に切った図2のE−E断面図である。 窓開口部における腰部側の窓隅部を拡大して示した図である。 窓開口部における幕部側の窓隅部を拡大して示した図である。 ロングシートの取り付け部分を示した図である。 縦骨に対する内骨の接合部を示した図である。 側構体に組み付けられた荷棚について、その取り付け構造を示した断面図である。 外板に接合された骨部材を示した図である。 従来の鉄道車両の側構体を車内側から見た状態を示す図である。
符号の説明
1 側構体
3 中間窓ブロック
11 外板
12 横骨
13 縦骨
21 窓開口部
16,26,61 内骨
40 腰掛
65 荷棚

Claims (5)

  1. 外板に骨部材を接合した車両用構体によって構成され、その車両用構体には装備品を支持するための内骨が接合されている鉄道車両において、
    前記内骨が複数の骨部材に接合され、当該骨部材同士を連結する継手として機能するようにしたものであることを特徴とする鉄道車両。
  2. 請求項1に記載する鉄道車両において、
    前記車両用構体は、外板に横骨が接合され、その横骨に対して縦骨が接合されたものであり、前記内骨は、複数の前記縦骨に接合されものであることを特徴とする鉄道車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する鉄道車両において、
    前記内骨は、前記車両用構体に形成された窓開口部の上下両側の辺の一方又は双方に沿って配置され、前記窓開口部の上下に設けられた複数の縦骨に接合されたものであることを特徴とする鉄道車両。
  4. 請求項3に記載する鉄道車両において、
    前記窓開口部の左右両側の辺に沿って縦骨が設けられ、その左右両側の縦骨に前記内骨が接合されたものであることを特徴とする鉄道車両。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載する鉄道車両において、
    前記車両用構体を構成する側構体は、側梁に対して上方に突き出るように内骨が接合され、その内骨が側構体の縦骨を下端部分で連結するようにしたものであることを特徴とする鉄道車両。
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