JPH05139303A - 鉄道車両 - Google Patents

鉄道車両

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JPH05139303A
JPH05139303A JP30452091A JP30452091A JPH05139303A JP H05139303 A JPH05139303 A JP H05139303A JP 30452091 A JP30452091 A JP 30452091A JP 30452091 A JP30452091 A JP 30452091A JP H05139303 A JPH05139303 A JP H05139303A
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pillar
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block
bench
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JP30452091A
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Toshihisa Yamada
敏久 山田
Sakae Kono
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】車両の長手方向に沿って側構から腰掛(ロング
シート)50を吊下げる場合において、側構の変形を安
価に防止する。 【構成】床ブロック10は側梁11と横梁12とから構
成されている。側ブロック20は外板21、縦梁22、
柱23、沿え柱24等からなる。沿え柱24は柱23に
固定している。腰掛50は引掛金具52で沿え柱24に
吊下げてある。沿え柱24の下端と側梁11の垂直片1
1aにリベット40で固定している。腰掛50に多人数
が乗っても、沿え柱24は強固な側梁11aで支えられ
るので、沿え柱24、柱23、外板21等の変形を防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両において車両の
長手方向に沿って取付けた腰掛に関するものである。
【0002】尚、本発明において、鉄道車両とは、鉄路
を鉄輪で走行する車両のみならず、ガイドウエイを走行
する車両をいう。ガイドウエイを走行する車両には、ラ
バータイヤで走行する車両や浮上式リニアモータカー等
がある。
【0003】
【従来の技術】車両において車両の幅方向の壁(一般に
側構という)に沿って取付ける腰掛、いわゆるロングシ
ートは、床の上に設置している。即ち、側構に沿って床
の上に架台を設け、これに腰掛の座部を設置している。
尚、背中に接触する背部は側構に設置している。(特開
平1−289758号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の腰掛は床に設置
しているので、腰掛の架台の側面を覆うカバーが必要と
なり、高価になっている。
【0005】本発明は腰掛を側構に設置しようとするも
のである。この場合、腰掛は側構を構成する骨組に取付
けることになる。腰掛はロングシートであり、多人数が
乗るので、大きな荷重が作用することになる。
【0006】本発明の目的は側構に腰掛を設ける車両に
おいて、強度が十分でかつ安価な構成を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両の長手方
向に沿って配置した腰掛を備える車両において、前記腰
掛を支える柱を側ブロックに複数備えており、該柱の車
外側の面は前記側ブロックの外板に固定しており、該柱
の車内側を前記腰掛の取付けたものであり、前記柱の下
端であって前記車内側を前記床ブロックに固定したこ
と、を特徴とする。
【0008】
【作用】腰掛に多人数が乗ることによって柱に大きな曲
げ荷重が作用しても、柱の室内側の下端を強固な床ブロ
ックに固定しているので、柱や外板等を変形させること
がなく、構成を簡単にでき、安価にできるものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4により
説明する。
【0010】図4は車両の内部の構成を示すものであ
る。腰掛50は側ブロック20に設置しており、床ブロ
ック10には取付けていない。腰掛50は側ブロック2
0の窓70の下方にある。75は出入口のドアである。
【0011】図1〜図3によって各部の構成を説明す
る。
【0012】床ブロック10の構成を説明する。11は
車両の長手方向に沿って設けた側梁であり、縦断面がチ
ャンネル状であり、さらに上片11bの先端を上方に折
曲げて突出片11aを設けている。12は2つの側梁1
1,11を連結する横梁であり、車両の長手方向に沿っ
て所定の間隔で設置している。側梁12はチャンネル状
であり、その長手方向の端部を車両の長手方向に沿って
折曲げている。横梁12の上片12a、下片12c、先
端の片12dは側梁11の上片11b、垂直片11c、
下片11dにスポット溶接で固定している。横梁12の
上には床材13が設置され、さらにその上方には内装用
の敷物14を配置している。側梁11と横梁12とから
なる台枠は台車(図示せず)に載る。
【0013】側ブロック20の構成を説明する。21は
車両の長手方向に沿って設けた外板である。外板21の
下端には車両の長手方向に沿って縦梁22を設けてい
る。23は柱であり、長手方向に沿って複数設置してい
る。縦梁22の上片22aは柱23の垂直面にスポット
溶接している。縦梁22の下片22cは外板21にスポ
ット溶接している。横断面がハット状の柱23のフラン
ジ23aは外板21にスポット溶接している。
【0014】24は横断面がチャンネル状の沿え柱であ
り、柱23の側面にスポット溶接で取付けている。沿え
柱24は腰掛50の架台51を側ブロック20に固定す
る位置の柱23に設置している。このため、沿え柱24
の数は一つの腰掛50に対して2つあれば良い。沿え柱
24と沿え柱24には沿え柱24の無い柱23が複数あ
る。沿え柱24と24との間には複数の横材25,26
を配置している。横材25は柱23にスポット溶接で固
定している。横材25の室内側の面は沿え柱24の室内
側の面と同一面になっている。横材25の長手方向の端
部は沿え柱24に固定している。
【0015】以上によって骨組を構成している。
【0016】沿え柱24,24には腰掛50を吊下げる
穴30a,30b,30c,30dを設けている。腰掛
50の裏面の引掛金具52をこの穴30a〜30dに挿
入して、腰掛50を吊下げる。引掛金具52は逆U状で
ある。一方の沿え柱24の穴30a,30bの幅は小さ
く、他方の沿え柱24の穴30c,30dの幅は広い。
腰掛50は一方の沿え柱24を基準として位置決めされ
る。腰掛50と骨組(24,25)との間には内装板2
8を配置している。このため、穴30a〜30dの部分
には内装板28にも同様の穴を設けている。内装板28
はビスや接着剤で骨組(24,25,26)に取付けて
いる。
【0017】床ブロック10と側ブロック20との結合
作業を説明する。床ブロック10、側ブロック20をそ
れぞれ製作する。次に、床ブロック10と側ブロック2
0とを結合する。側ブロック20の下部を床ブロック1
0の側面に当てて、外方のみから行えるスポット溶接法
で溶接する。例えば、インダイレクト方式のスポット溶
接法又は2つの電極を並列に配置したスポット溶接法が
ある。室内側の下部の結合は側梁10の垂直片11aと
沿え柱24の下部とをリベット40で結合する。このリ
ベット40は室内側のみから締結作業を行える方式の公
知のリベットを用いる。次に、室内側の下部にL状のカ
バー45を前記骨組にビスや接着材等で取付ける。
【0018】腰掛50はL状の架台51、クッション性
の座部55、クッション性の背部57とからなる。架台
51の背面には4つの引掛金具52を設けている。穴を
あけた内装板28を骨組に取付けた後、引掛金具52を
穴30a〜30dに挿入して架台51を取付ける。穴3
0a〜30dの下部の沿え柱24の裏面には補強用の板
31を溶接している。次に、背部57の背面に設けた上
向きの突起58を架台51の穴に挿入する。次に、背部
57の下部をボルト59で架台57に固定する。次に、
座部55を架台51に載せる。座部55の下面の凸部が
架台51の凹部に入って位置決めされる。
【0019】かかる構成によれば、腰掛50に多くの人
が乗ることによって沿え柱24,24に大きな荷重が作
用しても、沿え柱24の下部は強固な床ブロック10に
固定されているので、沿え柱24や柱23等が変形する
ことがない。特に、沿え柱24を支える側梁11の垂直
片11aは側梁11と共に一体に形成できるので、安価
にできるものである。
【0020】側梁11はアルミニウム合金製の押出し型
材でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、腰掛を側
ブロックから吊下げても、側ブロックの変形を防止でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の縦断面図である。
【図2】本発明の一実施例の要部の縦断面図で、図1と
は異なる位置の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例の要部の斜視図である。
【図4】本発明を備えた車両の室内側の斜視図である。
【符号の説明】
10…床ブロック、11…側梁、11a…垂直片、20
…側ブロック、21…外板、22…縦梁、23…柱、2
4…沿え柱、28…内装板、40…リベット、45…カ
バー、50…腰掛、51…架台、52…引掛金具。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の長手方向に沿って設けた2本の側梁
    を有する床ブロックと、前記側梁に固定した側ブロック
    と、車両の長手方向に沿って配置した腰掛と、からなる
    車両において、 前記腰掛を支える柱を前記側ブロックに複数備えてお
    り、該柱の車外側の面は前記側ブロックの外板に固定し
    ており、該柱の車内側を前記腰掛の取付けたものであ
    り、前記柱の下端であって前記車内側を前記床ブロック
    に固定したこと、を特徴とする鉄道車両。
  2. 【請求項2】請求項1の鉄道車両において、前記柱の下
    端の固定部は前記側梁と同一部材で設けた垂直片に固定
    していること、を特徴とする鉄道車両。
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