JP6347484B2 - 鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 - Google Patents
鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6347484B2 JP6347484B2 JP2014169497A JP2014169497A JP6347484B2 JP 6347484 B2 JP6347484 B2 JP 6347484B2 JP 2014169497 A JP2014169497 A JP 2014169497A JP 2014169497 A JP2014169497 A JP 2014169497A JP 6347484 B2 JP6347484 B2 JP 6347484B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- window frame
- sliding window
- vehicle cab
- plate member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の鉄道車両運転台の構体窓枠骨は、高位置に配置され、乗務員が車体側面から前後方向を確認するための引き窓開口部を傾斜面に備える鉄道車両運転台の、外観形状を構成するものであり、引き窓開口部の上辺に沿った位置から立ち上がる帯板部材と、構体窓枠骨の外壁とによって、雨樋が構成されるものである。そして、構体窓枠骨は、金属ブロック材料から機械加工により削り出されたものであり、帯板部材が、構体窓枠骨の外壁と一体形成されていることによって、引き窓開口部に対する雨樋の、所望の位置精度が確保される。又、構体窓枠骨と帯板部材とが一体形成されることで、両者の形状検討、設計及び製作が一体に行われ、両者を固定する作業が無用となり、構体窓枠骨に対する帯板部材の取り付け強度を、検討及び確保する必要性がなくなるものとなる。なお、帯板部材は、外壁の引き窓開口部の上辺に沿った位置に下端が配置されると共に上端が外壁から離間するように水平方向ないし上方へ向けて立ち上がることで、構体窓枠骨の外壁との間に、上方に開放された断面V字状の溝を形成し、この溝が、引き窓開口部から外れた位置へと雨水を案内する雨樋として機能する。そして、帯板部材が上方へ向けて立ち上がる態様とすることで、雨樋を伝って流れる雨水が、引き窓開口部へと零れ落ちることを最も効果的に防止するものとなる。
本項に記載の鉄道車両運転台の構体窓枠骨は、複数の構体部品で構成され、これら複数の構体部品のうち、引き窓開口部が形成された構体部品と帯板部材との双方が、一つの金属ブロック材料から、一連の機械加工によって一体に切り出されるものである。このため、構体部品における帯板部材の位置は、機械加工を行う工作機械の加工精度の範囲内で精度が保証される。又、構体部品と帯板部材との連結部分の形状設定により、構体部品に対する帯板部材の、必要な取り付け強度が確保される。又、構体窓枠骨の外壁と帯板部材との連続性は、素となる金属ブロック材料の状態から変化なく維持されていることから、両者の水密性が確保されている。
本項に記載の鉄道車両運転台の雨樋構造は、高位置に配置され、乗務員が車体側面から前後方向を確認するための引き窓開口部を傾斜面に備える鉄道車両運転台の、外観形状を構成する構体窓枠骨に設けられるものであり、鉄道車両運転台の外壁の、引き窓開口部の上辺に沿った位置に下端が配置されると共に外壁から立ち上がる帯板部材と、鉄道車両運転台の外壁とによって、雨樋が構成されるものである。そして、構体窓枠骨は金属ブロック材料から機械加工により削り出されたものであり、帯板部材が、外壁と一体形成されていることによって、引き窓開口部に対する雨樋の、所望の位置精度が確保される。又、外壁と帯板部材とが一体形成されることで、両者の形状検討、設計及び製作が一体に行われ、両者を固定する作業が無用となり、構体窓枠骨に対する帯板部材の取り付け強度を、検討及び確保する必要性がなくなる。又、本雨樋は、帯板部材と外壁とが連続して構成された、上方に開放された断面V字状の溝を有することから、雨樋の溝の底部にシーリング加工を施すことなく、帯板部材と外壁との水密性がそれら自体によって確保される。なお、帯板部材は、構体窓枠骨の外壁の引き窓開口部の上辺に沿った位置に下端が配置されると共に上端が外壁から離間するように水平方向ないし上方へ向けて立ち上がることで、鉄道車両運転台の外壁との間に、上方に開放された断面V字状の溝を形成し、この溝が、引き窓開口部から外れた位置へと雨水を案内する雨樋として機能する。そして、帯板部材が上方へ向けて立ち上がる態様とすることで、雨樋を伝って流れる雨水が、引き窓開口部へと零れ落ちることを最も効果的に防止するものとなる。
本項に記載の鉄道車両運転台の雨樋構造は、構体窓枠骨が複数の構体部品で構成され、これら複数の構体部品のうち、引き窓開口部が形成された構体部品と帯板部材との双方が、一つの金属ブロック材料から、一連の機械加工によって一体に切り出されるものである。このため、構体部品における帯板部材の位置は、機械加工を行う工作機械の加工精度の範囲内で精度が保証される。又、構体部品と帯板部材との連結部分の形状設定により、構体部品に対する帯板部材の、必要な取り付け強度が確保される。又、構体窓枠骨の外壁と帯板部材との連続性は、素となる金属ブロック材料の状態から変化なく維持されていることから、両者の水密性が確保されている。
すなわち、本発明の実施の形態に係る鉄道車両運転台の構体窓枠骨12は、引き窓開口部12cの上辺に沿った位置から、上方へ向けて立ち上がる帯板部材14と、構体窓枠骨12の外壁とによって、雨樋16が構成されるものである。そして、帯板部材14が、構体窓枠骨12の外壁と一体形成されていることによって、引き窓開口部12cに対する雨樋16の、所望の位置精度が確保されることとなる。又、構体窓枠骨12と帯板部材14とが一体形成されることで、両者の形状検討、設計及び製作が一体に行われ、両者を固定する作業が無用となり、構体窓枠骨12に対する帯板部材14の取り付け強度を、検討及び確保する必要性がなくなるものとなる。
Claims (4)
- 高位置に配置され、乗務員が車体側面から前後方向を確認するための引き窓開口部を傾斜面に備える鉄道車両運転台の、外観形状を構成する、金属ブロック材料から機械加工により削り出された構体窓枠骨であって、
外壁の前記引き窓開口部の上辺に沿った位置に下端が配置されると共に上端が前記外壁から離間するように水平方向ないし上方へと立ち上がる帯板部材が、前記外壁と一体形成されていることを特徴とする鉄道車両運転台の構体窓枠骨。 - 前記構体窓枠骨は複数の構体部品で構成され、これら複数の構体部品のうち、前記引き窓開口部が形成された構体部品と一体に、前記帯板部材が前記金属ブロック材料から削り出されてなることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両運転台の構体窓枠骨。
- 高位置に配置され、乗務員が車体側面から前後方向を確認するための引き窓開口部を傾斜面に備える鉄道車両運転台の、外観形状を構成する、金属ブロック材料から機械加工により削り出された構体窓枠骨の、
外壁の前記引き窓開口部の上辺に沿った位置に下端が配置されると共に上端が前記外壁から離間するように水平方向ないし上方へと立ち上がる帯板部材が、前記外壁と一体に形成され、該帯板部材と前記外壁とが連続して構成された、上方に開放された断面V字状の溝を備えることを特徴とする鉄道車両運転台の雨樋構造。 - 前記構体窓枠骨が複数の構体部品で構成され、これら複数の構体部品のうち、前記引き窓開口部が形成された構体部品と一体に、前記帯板部材が前記金属ブロック材料から削り出されてなることを特徴とする請求項3記載の鉄道車両運転台の雨樋構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169497A JP6347484B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014169497A JP6347484B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016043808A JP2016043808A (ja) | 2016-04-04 |
JP6347484B2 true JP6347484B2 (ja) | 2018-06-27 |
Family
ID=55634781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014169497A Active JP6347484B2 (ja) | 2014-08-22 | 2014-08-22 | 鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6347484B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108860184B (zh) * | 2018-08-09 | 2021-10-26 | 中车株洲电力机车有限公司 | 一种地铁车辆车体及其车顶排水系统 |
CN115257835A (zh) * | 2022-08-22 | 2022-11-01 | 中车唐山机车车辆有限公司 | 司机室头罩、司机室及轨道车辆 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS589795Y2 (ja) * | 1979-12-03 | 1983-02-22 | 日本国有鉄道 | 車両用引戸窓の排水構造 |
JP2012218571A (ja) * | 2011-04-08 | 2012-11-12 | Japan Transport Engineering Co | 鉄道車両構体 |
JP5921850B2 (ja) * | 2011-10-07 | 2016-05-24 | 日本車輌製造株式会社 | 鉄道車両構体 |
-
2014
- 2014-08-22 JP JP2014169497A patent/JP6347484B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016043808A (ja) | 2016-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5459409B2 (ja) | 樹脂ルーフ取付構造 | |
JP6210809B2 (ja) | 自動車のサンルーフ構造 | |
JP6126046B2 (ja) | サンルーフ装置の排水構造 | |
CN110730746B (zh) | 车辆的支柱结构体 | |
CN105522902A (zh) | 挡风雨条 | |
JP6347484B2 (ja) | 鉄道車両運転台の構体窓枠骨及び雨樋構造 | |
JP5721298B2 (ja) | 鉄道車両構体 | |
JP6432734B2 (ja) | 車両のサイドステップ | |
JP2012218571A (ja) | 鉄道車両構体 | |
JP6186747B2 (ja) | 車両側部の排水構造 | |
JP6597217B2 (ja) | 車両のキャブ構造 | |
JP6586324B2 (ja) | キャリアプレート | |
JP6474293B2 (ja) | スライドドア車のドリップウエザーストリップ構造 | |
RU146912U1 (ru) | Боковая стенка кузова вагона рельсового транспортного средства | |
JP2013082278A (ja) | 鉄道車両構体 | |
JP5327114B2 (ja) | 車両用バックドア構造 | |
JP4747189B2 (ja) | 鉄道車両 | |
JP6104128B2 (ja) | 建機キャブのルーフパネル構造 | |
JP7180441B2 (ja) | 建設機械のキャブ | |
JP7233463B2 (ja) | ドア構造 | |
JP6035962B2 (ja) | 車両のドア構造 | |
JP2013163442A (ja) | リヤドアステーショナリガラス支持構造 | |
KR102463456B1 (ko) | 차량 도어의 글래스런 이탈 방지 구조 | |
JP6407671B2 (ja) | 車両用シングルサッシュ側窓 | |
JP2017039410A (ja) | 車両のドア構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170606 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180308 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180314 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180524 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6347484 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |