JP6597217B2 - 車両のキャブ構造 - Google Patents
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Description
かかるキャブによれば、前端部の幅を中央部の幅よりも小さくすることで、中央部を流れてきた雨水が幅の狭い前端部を通過する際に、雨水の流速が大きくなる。これにより、雨水が排水口から遠くへ排出されることになるので、雨水がレール部の下方に位置するドア開口部へ落下することを抑制できる。また、前端部をキャブの前面側へ延ばす必要がなくなるので、走行時に前端部によって空気抵抗が増大することを防止できる。
図1及び図2を参照しながら、本発明の一の実施形態に係る車両のキャブ1の概要について説明する。
キャブ1は、トラック等の大型車両に設けられている。具体的には、キャブ1は、車両の前後方向(図1のX方向)に延びている車体フレームに取り付けられている。キャブ1は、複数のパネルが接合することで、前面、側面及び後面を含む箱状体を成している。キャブ1の内部には、運転手等の乗員が座る室内空間である車室3が形成されている。
図3〜図5を参照しながら、ルーフパネル10とサイドパネル20に連結されたドリップレール60の詳細構成の一例について説明する。なお、ルーフパネル10とサイドパネル22に連結されたドリップレールも、図3に示すドリップレール60と同様な構成であるので、説明は省略する。
レール部61は、長さ方向がキャブ1の前後方向に沿うように設けられた長尺状の基部である。レール部61を設けたことによって、ルーフパネル10に沿って落下した雨水は、レール部61の長手方向に沿って流れて、ドリップレール60の前端部60a(図1参照)又は後端部60bにて排水される。また、レール部61は、ルーフサイドパネル11と接合している。
本実施形態では、ドア開口部20aの前面側の縁20c(図2)の一部が、ドリップレール60の前端部60aよりも前後方向の前方に位置している。かかる構成において、上記の前端部60aを設けることで、雨水がドア開口部20aから車室3内へ入り込むことを抑制できるという効果がより有効に奏される。
これに対して、本実施形態のように前端部60aの幅L1を小さくした場合には、前端部60aを延ばさなくても、雨水を遠くへ排水できる。このため、上記のような空気抵抗の増大や風切り音の発生を抑制できる。
図6は、ドリップレール60の前端部60aとミラー固定部75との関係を説明するための図である。ミラー固定部75は、サイドパネル20のピラー部分25に取り付けられている。前端部60aは、ミラー固定部75の上方に位置している。そして、上述したように前端部60aに曲げ部67を設けたことによって、前端部60aから排水された雨水は、ミラー固定部75へ飛散せずに、キャブ1の前面側へ飛散する。
上述したように、本実施形態に係るキャブ1において、ドア開口部20a、22aの上方に設けられたドリップレール60の前端部60aの幅L1は、中央部であるレール部61の幅L2よりも小さい。
かかる場合には、レール部61を流れてきた雨水が幅の狭い前端部60aを通過する際に、雨水の流速が大きくなる。これにより、雨水が排水口66から遠くへ飛散することになるので、雨水がドリップレール60の下方に位置するドア開口部20a、22aへ落下することを抑制できる。また、前端部60aを前面側へ延ばす必要がなくなるので、走行時に前端部60aによって空気抵抗が増大することを防止できる。
20、22 サイドパネル
20a、22a ドア開口部
60 ドリップレール
60a 前端部
61 レール部
66 排水口
67 曲げ部
Claims (3)
- 前面、側面及び後面を含む箱状体の車両のキャブ構造であって、
前記側面に設けられ、開閉ドアが取り付けられるドア開口部と、
前記ドア開口部の上方に、前後方向に沿って設けられた排水用のレール部と、
前記レール部の前記前後方向の前側に位置し、排水口が設けられた前端部と、
を備え、
前記前端部の幅は、前記レール部の前記前後方向の中央部の幅よりも小さく、
前記前端部は、前記前面へ向かって曲げられている曲げ部を有し、
前記排水口は、前記曲げ部の先端に設けられている、車両のキャブ構造。 - 前記ドア開口部の前記前面側の縁の一部は、前記レール部の前記前端部よりも前記前後方向の前方に位置する、
請求項1に記載の車両のキャブ構造。 - 前記側面に設けられ、ミラーが固定されているミラー固定部を更に備え、
前記前端部は、前記ミラー固定部の上方に位置している、
請求項1又は2に記載の車両のキャブ構造。
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JP2015223960A JP6597217B2 (ja) | 2015-11-16 | 2015-11-16 | 車両のキャブ構造 |
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JP2017088090A JP2017088090A (ja) | 2017-05-25 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2015223960A Active JP6597217B2 (ja) | 2015-11-16 | 2015-11-16 | 車両のキャブ構造 |
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JP7198846B2 (ja) * | 2021-02-22 | 2023-01-04 | 本田技研工業株式会社 | 車体上部構造 |
CN115303366B (zh) * | 2022-09-25 | 2023-11-17 | 厦门金龙联合汽车工业有限公司 | 一种下沉式可敞开的电动汽车顶盖总成 |
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