JP5493710B2 - 積層鉄心、その射出成形方法及び射出成形装置 - Google Patents

積層鉄心、その射出成形方法及び射出成形装置 Download PDF

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Description

この発明は、モータにおける回転子用積層鉄心等の積層鉄心、その積層鉄心の貫通孔等に合成樹脂を射出することに用いられる射出成形方法、及び射出成形装置に関するものである。
一般に、モータにおける回転子用及び固定子用の積層鉄心は、図13及び図14に示すように、帯状の薄板鋼材51から円環状の鉄心片113を連続的に打ち抜き形成するとともに、その鉄心片113を複数枚積層することによって構成されている。このように、帯状の薄板鋼材51から円環状の鉄心片113を連続的に打ち抜き形成した場合、図13から明らかなように、鉄心片113の中心孔の位置及び外周側に鋼材の無駄な廃棄部分が大量に発生して、歩留まりが悪くなる。また、帯状の薄板鋼材51では、その結晶が圧延加工の方向,すなわち薄板鋼材51の延長方向に配向(図13及び図14において多数の短い直線で示す)される。このため、打ち抜かれた鉄心片113はその結晶の配向方向が円周方向または放射方向ではなく、直線的な一方向となる。このため、鉄心片113の磁気特性が部位によって変化し、モータの性能低下を招くというおそれがあった。
一方、特許文献1〜特許文献3においては、セグメントを組み合わせて環状に構成した固定子用の積層鉄心が提案されている。これらの従来構成においては、鉄心片をその周方向において複数に分割した形状の分割片を用い、その分割片を複数枚積層して積層部材を形成している。そして、複数の積層部材を環状に配置して、隣接する積層部材の端部間を連結することにより、積層鉄心が構成されている。
特開平7−222383号公報 特開2009-118676号公報 特開2000-134832号公報
ところが、前述した従来構成においては、次のような問題があった。
特許文献1に記載の従来構成においては、隣接する積層部材の端部間が、積層方向に貫通する1本のボルトのみにより連結されている。このため、各分割片において、ボルトが貫通される孔と、分割片の端部との位置関係がきわめて正確になるように分割片を加工しなければ、積層状態の分割片にボルトを貫通させることができない。ボルトの貫通孔等に大きめの公差を設ければ、ボルトを貫通できない状態は避けることはできるが、このようにすれば、積層鉄心全体の寸法精度が低下したり、がたつきが生じたりする。しかも、特許文献1の構成においては、積層部材にボルトを中心とした回転力が作用するため、積層部材の組み付け精度が低下するおそれもある。よって、この特許文献1においては、精度の確保が困難で、高性能のモータを得ることは難しい。また、この特許文献1の技術を回転子用の積層鉄心に適用した場合には、精度の確保が困難であることから、前記と同様に高性能のモータを得ることができない。
特許文献2に記載の従来構成においては、隣接する積層部材の端部間が凸部と凹部との嵌合関係で連結され、その凸部及び凹部には、積層方向へ突出する舌片状の係止片及びその係止片と係合可能な係止溝が形成されている。そして、凸部と凹部との嵌合及び係止片と係止溝との係合により、隣接する積層部材の端部間が連結されている。このため、この特許文献2においては、積層部材間を貫通するボルト等の貫通部材が存在せず、しかも積層部材間の連結状態の固定に直接関与する係止片と係止溝とは、1枚または2枚の分割片に形成されているのみである。従って、この特許文献2の構成においては、積層部材間の連結強度の不足という問題があった。しかも、舌片状の係止片と係止溝との係合では組み付け精度を確保できず、前記特許文献1の技術と同様な問題点をも抱えることになる。
特許文献3に記載の従来構成においては、隣接する積層部材が嵌合突条と嵌合溝との凹凸の嵌合関係のみで連結されている。このため、この特許文献3の構成においては、積層部材間の分離を防止するために、嵌合突条及び嵌合溝がアリ形状に形成されている。従って、隣接する積層部材間の円周方向に対しては所定の連結強度を確保することができるが、分割片の積層方向においては連結強度が不足する。また、嵌合突条及び嵌合溝がアリ形状をなしているため、嵌合突条が嵌合溝の上部開口から同溝内に押し込まれるようにして隣接する積層部材どうしが連結される。従って、嵌合突条の外面と嵌合溝の内面とを直接接触させてそれらを嵌合させる場合は、嵌合突条及び嵌合溝の寸法精度をきわめて高くしなければ、相互に干渉して前記の押し込みが困難になる。これを防止するためには、嵌合突条と嵌合溝との間に隙間を持たせる必要があるが、このようにすれば、積層鉄心全体の組み付け精度が低下する。さらに、この特許文献3の構成においては、隣接する積層部材の端部間の隙間に対して、その全域にわたって合成樹脂が充填されているため、各積層部材間において磁束の漏洩が生じて、モータの性能低下を招くおそれもあった。
そして、特許文献1〜3の従来構成いずれにおいても、積層鉄心が固定子用であるため、その積層鉄心にはコイルを巻き回する部位が必要となり、このため、形状が複雑になる。従って、特許文献1〜3においては、帯状の薄板鋼板からの鉄心片の材料取りにおいて鉄心片が複数に分割された形状であっても廃棄部分が大量に発生して、歩留まりが悪くなるという問題を解決できない。加えて、特許文献1〜3の構成においては、いずれも積層鉄心全体の組み付け精度やがたつき等に問題があるという課題を抱えているが、このような課題は積層鉄心が回転されない固定子として用いられる場合はある程度許容される。しかし、積層鉄心が高速回転される回転子に用いられる場合は、モータの性能低下に直結するおそれがある。
この発明は、前記のような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。この発明の目的は、材料の歩留まりを向上できるとともに、隣接する積層部材の端部間を円周方向及び積層方向に強固に、かつ高精度に連結することができて、モータの性能を向上させることができる積層鉄心を提供することにある。また、この発明のその他の目的は、前記積層鉄心に対する合成樹脂の射出に適した射出成形方法及び射出成形装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、複数枚の薄板環状の鉄心片を積層して構成した積層鉄心において、前記鉄心片をその周方向において複数に分割した形状の分割片を積層して複数の積層部材を形成し、前記複数の積層部材を周方向に配列して環状積層体を形成するとともに、前記環状積層体を前記分割片の積層方向に積層して該積層鉄心を構成しており、前記環状積層体を構成する各積層部材では、周方向の一端部に凹部が形成されるとともに他端部に凸部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第一の連結部を形成し、前記積層方向に隣り合う環状部材では、周方向の一端部に凸部が形成されるとともに他端部に凹部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第二の連結部を形成し、前記第一の連結部と前記第二の連結部は、前記積層方向に重なり合ってそれぞれの凸部が積層方向に互い違いに積層され、前記連結部における凹部と凸部の間には、樹脂封止材が充填された樹脂封止部をけ、前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する閂部により前記環状積層体を前記積層方向に連結し、前記閂部を、前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する貫通孔内に充填された合成樹脂により構成し、前記第一の連結部と第二の連結部との間に、前記樹脂封止部を閂部に連通させるための樹脂流路を形成したことを特徴としている。
従って、この発明の積層鉄心においては、鉄心片が周方向に分割された形状の分割片により構成されているため、帯状の薄板鋼材から分割片をほとんど隙間なく材料取りできて、歩留まりを向上できるとともに、結晶の配向方向を周方向に揃えることができる。また、積層部材が鉄心片の周方向及び積層部材の積層方向に凹凸の嵌合関係で連結されるとともに、その連結部が閂部と樹脂封止部との二重連結構造により連結状態で固定されるため、積層部材を円周方向,積層方向及び放射方向の各方向において強固に、かつ高精度に連結することができる。さらに、隣接する積層部材の端部間に金属接触部が設けられため、各積層部材間における磁束の経路を良好に保つことができる。
上記の目的を達成するために、この発明は、複数枚の薄板環状の鉄心片を積層して構成した積層鉄心において、前記鉄心片をその周方向において複数に分割した形状の分割片を積層して複数の積層部材を形成し、前記複数の積層部材を周方向に配列して環状積層体を形成するとともに、前記環状積層体を前記分割片の積層方向に積層して該積層鉄心を構成しており、前記環状積層体を構成する各積層部材では、周方向の一端部に凹部が形成されるとともに他端部に凸部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第一の連結部を形成し、前記積層方向に隣り合う環状部材では、周方向の一端部に凸部が形成されるとともに他端部に凹部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第二の連結部を形成し、前記第一の連結部と前記第二の連結部は、前記積層方向に重なり合ってそれぞれの凸部が積層方向に互い違いに積層され、前記各連結部における凹部と凸部の間には、樹脂封止材が充填された樹脂封止部を設け、前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する閂部により前記環状積層体を前記積層方向に連結し、前記閂部を、積層部材を貫通する貫通孔内に挿入された金属製の連結シャフトと、その連結シャフトと貫通孔の内周面との間に充填された合成樹脂とにより構成し、前記第一の連結部と第二の連結部との間に、前記樹脂封止部を閂部に連通させるための樹脂流路を形成したことを特徴としている。
前記積層鉄心の発明において、前記各連結部間には、金属接触部と、前記樹脂封止部とを設け、前記樹脂封止部を閂部の周囲に設けるとともに、前記金属接触部を樹脂封止部の両側に設けるとよい
前記積層鉄心の発明において、前記各積層部材に永久磁石を収容するための収容孔を設け、積層部材の連結状態において、前記閂部の貫通孔が隣接する積層部材の収容孔間の中間部に位置するように構成するとよい。
また、別の発明では、前記のような構成の積層鉄心の貫通孔及び収容孔に合成樹脂を射出するための射出成形方法であって、貫通孔に射出される樹脂を分配して収容孔に射出することを特徴としている。
さらに、別の発明では、前記のような構成の積層鉄心の貫通孔及び収容孔に合成樹脂を射出するための射出成形装置であって、ゲートを前記貫通孔と対応可能な位置に配置するとともに、そのゲートと連通するランナを前記収容孔と対応可能な位置に配置したことを特徴としている。
従って、この射出成形方法及び射出成形装置の発明においては、各積層部材の貫通孔及び収容孔に対して、合成樹脂を同時に射出することができる。
以上のように、この発明によれば、歩留まりを向上できて生産性を向上でき、さらに、結晶の配向方向を周方向に揃えることができるとともに、積層部材を強固に、かつ高精度に連結することができ、しかも、各積層部材間における磁束の経路を良好に保つことができて、高性能のモータを実現できる。
この発明をモータの回転子用の積層鉄心に具体化した第1実施形態を示す斜視図。 (a)は図1の積層鉄心の部分平面図、(b)は同じく部分断面図。 図2(a)の3−3線における部分断面図。 図1の積層鉄心の積層部材を分解して示す要部斜視図。 図1の積層鉄心に合成樹脂を射出することに用いられる射出成形装置を示す断面図。 第2実施形態の回転子用の積層鉄心を示す部分断面図。 (a)は第3実施形態の積層鉄心を示す部分平面図、(b)は同じく部分断面図。 (a)は第4実施形態の積層鉄心を示す正面図、(b)は同じく部分断面図。 第5実施形態の積層鉄心の積層部材を示す斜視図。 (a)(b)はそれぞれ変更例を示す一部平面図。 帯状の薄板鋼材の鉄心片の材料取りを示す部分平面図。 結晶の配向を示す回転子用の積層鉄心を示す平面図。 帯状の薄板鋼材から従来の鉄心片の材料取りを示す部分平面図。 従来の鉄心片を示す平面図。
(第1実施形態)
以下に、この発明をモータの回転子用の積層鉄心に具体化した第1実施形態を、図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、この実施形態の積層鉄心11は、薄板環状の鉄心片12を複数枚積層することにより、全体として円筒状をなすように構成されている。この鉄心片12は、積層鉄心11をその周方向において複数(実施形態では8)に分割した形状の分割片12aにより形成されている。また、図4に示すように、この分割片12aを複数枚積層することにより、積層部材13が形成されている。さらに、この積層部材13を周方向に複数個配列することにより、環状積層体14A,14Bが構成されている。そして、2つの環状積層体14A,14Bを鉄心片12の積層方向に重ね合わせ、その上下の環状積層体14A,14Bの各積層部材13の端部間を連結することにより、積層鉄心11が構成されている。
図2及び図4に示すように、上部環状積層体14Aにおいては、各積層部材13の一端部に平面半円形状の凹部15が幅方向の両側に平坦面を残した状態で形成されている。上部環状積層体14Aにおける各積層部材13の他端部には、前記凹部15に隙間S(図2(a)(b)及び図3参照)をおいて嵌合可能な平面半円形状の凸部16が幅方向の両側に平坦面を残した状態で形成されている。これに対して、下部環状積層体14Bにおいては前記上部環状積層体14Aと逆に、各積層部材13の一端部に平面半円形状の凸部16が幅方向の両側に平坦面を残した状態で形成されている。下部環状積層体14Bにおける各積層部材13の他端部には、前記凸部16に隙間Sをおいて嵌合可能な平面半円形状の凹部15が幅方向の両側に平坦面を残した状態で形成されている。
前記両環状積層体14A,14Bにおける各積層部材13の凸部16には、積層方向に延びる貫通孔17が形成されている。そして、各環状積層体14A,14Bにおいて各積層部材13の凹部15及び凸部16が隣接する積層部材13の凸部16及び凹部15に対して嵌合される。この状態においては、隣接する各積層部材13の凸部16及び凹部15が鉄心片12の周方向において凹凸の関係で嵌合し、上下の環状積層体14A,14Bの凸部16及び凹部15が鉄心片12の積層方向において凹凸の関係で嵌合している。そして、この状態で、両環状積層体14A,14Bの連結部20間において、各積層部材13の貫通孔17が積層方向に連通されている。
前記両環状積層体14A,14Bにおける各積層部材13の貫通孔17にはエポキシ等の熱硬化性の合成樹脂が充填され、この合成樹脂により連結部20を貫通する閂部21が構成されている。隣接する積層部材13の端部間において閂部21の周囲に位置するように、凹部15と凸部16との間の隙間Sには、エポキシ等の熱硬化性の合成樹脂を充填した樹脂封止部22が設けられている。そして、閂部21及び樹脂封止部22の二重連結構造により、両環状積層体14A,14Bの積層部材13間が周方向及び積層方向に連結されている。また、この積層部材13の連結状態において、閂部21の貫通孔17が隣接する積層部材13の収容孔19間の中間部に位置している。
前記下部環状積層体14Bの積層部材13において、最上部の分割片12aの連結部20には閂部21の延長方向と直交する面内に位置するように、下部側の樹脂封止部22を閂部21と連通させるための樹脂流路23が形成されている。すなわち、この樹脂流路23は、積層鉄心11の上面に開口していない隙間Sと貫通孔17とを連通するように、下部環状積層体14Bの各積層部材13において、上端に配置された1枚または複数枚(2,3枚でよい)の分割片12aの端部の凸部16を切除することにより形成されている。そして、各積層部材13の貫通孔17に合成樹脂が充填されて閂部21が形成される際に、その合成樹脂の一部が貫通孔17の中間部から樹脂流路23を介して下部の隙間Sに導入されて、その隙間Sに樹脂封止部22が形成されるようになっている。
また、この実施形態においては、前記各積層部材13の貫通孔17に合成樹脂が充填されて閂部21が形成される際に、その合成樹脂が各積層部材13の収容孔19に分配されて、収容孔19の内周面と永久磁石18の外周面との間に充填される。この充填により、樹脂封止部26が形成され、この樹脂封止部26により各積層部材13において永久磁石18が収容孔19内に封止状態で固定されている。
両環状積層体14A,14Bの隣接する積層部材13の端部間には、凹部15及び凸部16の両側の金属平坦面を互いに接触させることにより金属接触部24が設けられている。この金属接触部24は、前記樹脂封止部22の半径方向の両側に位置するように配置されている。そして、各積層部材13間における磁束が、この金属接触部24によって良好に形成されるようになっている。
次に、前記のように構成された積層鉄心11の貫通孔17及び収容孔19に合成樹脂を射出するための射出成形装置と、射出成形方法について説明する。
図5に示すように、この射出成形装置は、第1型31と、その第1型31上に複数のガイドロッド33を介して上下方向へ開閉可能に対向配置された第2型32とを備えている。そして、第1型31上には、前記のように複数の積層部材13よりなる環状積層体14A,14Bを上下に重合してなる円筒状の積層鉄心11が、載置台34上に載置するとともに、各積層部材13の収容孔19に永久磁石18を挿入した状態で支持される。載置台34上には、積層鉄心11の外周を支持する外周支持部34aと、内周を支持する内周支持部34bとが設けられている。
前記第2型32には、複数のポット35が同一円周上で所定間隔をおいて上下方向に延びるように配置されている。図2(a)に3点鎖線で示すように、これらのポット35は、第1型31上の積層鉄心11における各積層部材13の貫通孔17の上端と対応するように配置されている。第2型32の開閉面には、各一対のランナ36が各ポット35の下端に連通するように形成されている。これらのランナ36の先端部は、積層鉄心11の隣接する一対の収容孔19の上端と対応するように配置されている。
図5に示すように、前記第2型32の上方には、昇降板37が昇降可能に配置されている。昇降板37の下面には、第2型32の各ポット35に押入可能な複数のプランジャ38が突設されている。そして、各ポット35内に固形の合成樹脂が挿入された状態で、第2型32に高周波が付与されながら、昇降板37の下降により各プランジャ38がポット35に押入される。このため、各ポット35内の合成樹脂が高周波にともなう熱によって溶融されながら、ポット35の下端部から積層鉄心11の各貫通孔17及び上部の隙間S内に射出されて、閂部21及び上部環状積層体14Aに対応する上部の樹脂封止部22が形成される。また、各貫通孔17に射出された合成樹脂の一部が貫通孔17の中間部から樹脂流路23を介して下部環状積層体14Bに対応する下部の隙間Sに充填されて、下部の樹脂封止部22が形成される。従って、各ポット35の下端部は貫通孔17及び隙間Sに対する射出用のゲートを構成する。
また、前記各ポット35から貫通孔17に合成樹脂が射出される際、その合成樹脂がランナ36を介して分配されて各収容孔19内に射出される。このため、収容孔19の内周面と永久磁石18の外周面との間に合成樹脂が充填されて樹脂封止部26が形成され、永久磁石18が収容孔19内に封止状態で固定される。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この実施形態の積層鉄心11においては、その鉄心片12が周方向に分割された形状の分割片12aにより構成されている。従って図11から明らかなように、帯状の薄板鋼材51から分割片12aの材料取りをする場合、その分割片12aを整列状態にすれば、ほとんど隙間なく材料取りできる。このため、歩留まりを向上できる。しかも、各分割片12aの結晶の配向方向が揃うため、図12に示すように、分割片12aを環状にして鉄心片12とした場合、結晶の配向方向が鉄心片12の円周方向に沿う状態となる。従って、鉄心片12上における磁束密度が全周ほぼ均一となり、高性能のモータを実現できる。
(2) この実施形態の積層鉄心11においては、隣接する積層部材13の端部間が、鉄心片12の周方向及び積層部材13の積層方向に凹凸の嵌合関係で連結されている。しかも、その連結部20が同部20貫通する閂部21と、樹脂封止材を充填した樹脂封止部22との二重連結構造により連結状態で固定されている。このため、隣接する積層部材13の端部間を積層鉄心11の円周方向,積層方向及び放射方向の各方向において強固に、かつ高精度に連結することができる。よって、モータの性能を向上させることができる。
(3) この実施形態の積層鉄心11では、隣接する積層部材13の端部間に金属接触部24が設けられている。このため、各積層部材13間における磁束の経路を、ほとんど漏洩が生じることなく良好に保つことができて、モータの性能向上に寄与することができる。
(4) この実施形態の積層鉄心11では、前記閂部21が積層部材13を貫通する貫通孔17内に充填された合成樹脂により構成されている。このため、閂部21の構造が簡単であるとともに、充填された合成樹脂により隣接する積層部材13の端部間を強固に連結することができる。しかも、積層鉄心11の軽量化に寄与できて、この積層鉄心11をモータの回転子として用いた場合、回転の際のエネルギーロスを低減できるとともに、良好な応答性を得ることができる。
(5) この実施形態の積層鉄心11では、前記樹脂封止部22が閂部21の周囲に設けられている。このため、成形装置の第2型32の同一のポット35から閂部21及び樹脂封止部22となる隙間Sに対して合成樹脂を同時に射出することが可能となり、第2型32の構造を簡素化できる。
(6) この実施形態の積層鉄心11では、前記金属接触部24が樹脂封止部22の両側に設けられている。このため、樹脂封止部22の両側において良好な磁路を確保できて、モータの性能向上に貢献できる。
(7) この実施形態の積層鉄心11では、隣接する積層部材13の連結部20において樹脂封止部22を貫通孔17と連通させるための樹脂流路23が形成されている。このため、貫通孔17内に充填される合成樹脂の一部を、樹脂流路23を介して樹脂封止部22内へ円滑に流入させて、その樹脂封止部22内に隙間なく充填することができる。
(8) この実施形態の積層鉄心11では、積層部材13の連結状態において、前記閂部21の貫通孔17が隣接する積層部材13の収容孔19間に位置するように構成されている。このため、閂部21の貫通孔17に合成樹脂を射出するためのポット35からランナ36を介して収容孔19に対して貫通孔17に対する射出と同時に射出することができる。
(9) この実施形態の射出成形装置及び射出成形方法においては、積層鉄心11の貫通孔17と対応可能な位置にゲートとしてのポット35が配置されるとともに、積層鉄心11の収容孔19と対応可能な位置にポット35と連通するランナ36が配置されている。そして、ポット35から貫通孔17に射出される樹脂が、ランナ36により分配されて収容孔19に射出されるようになっている。よって、積層鉄心11の各貫通孔17及び収容孔19に対して、合成樹脂を同時に射出することができて、生産性を高めることができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した積層鉄心の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態では、図6に示すように、積層部材13における上端の分割片12aの貫通孔17が、他の分割片12aよりも小さい小径孔17aとなっている。このため、この実施形態においては、前記第1実施形態の効果に加えて以下の効果がある。
(10) この実施形態においては、射出成型装置によって貫通孔17に合成樹脂を射出して、閂部21を形成した場合、小径孔17aの部分において、貫通孔17内の合成樹脂をポット35内の合成樹脂から容易に切り離すことができる。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した積層鉄心の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第3実施形態では、図7(a)(b)に示すように、閂部21が以下のように構成されている。すなわち、積層部材13の貫通孔17内に金属製の丸棒状をなす連結シャフト41が挿入されている。その連結シャフト41と貫通孔17の内周面との間には封止部22を構成する合成樹脂が充填されている。
従って、この第3実施形態によれば、前記第1実施形態における(1)〜(3)及び(5)〜(9)に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(11) この実施形態の積層鉄心においては、前記閂部21に金属製の連結シャフト41が設けられている。このため、閂部21により隣接する積層部材13の端部間を一層強固に連結することができる。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化した積層鉄心の第4実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第4実施形態では、図8(a)(b)に示すように、複数の積層部材13よりなる環状積層体14A,14B,14Cを3層に重ね合わせることによって、積層鉄心11が構成されている。そして、前記第1実施形態の場合と同様に、環状積層体14A,14B,14Cの積層部材13間が、連結部20における周方向及び積層方向における凹凸の嵌合関係によって連結されるとともに、閂部21と樹脂封止部22との二重連結構造により連結状態に固定されている。樹脂流路23は、下部側の環状積層体14B,14Cの凸部16に形成されている。
従って、この第4実施形態においても、前記第1実施形態における(1)〜(9)に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、この発明を具体化した積層鉄心の第5実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第5実施形態では、図9に示すように、下部環状積層体14Bの各積層部材13において、上端に配置された分割片12aの貫通孔17から凸部16の外周にかけて溝部42を形成することにより、樹脂流路23が構成されている。
従って、この第5実施形態においても、前記第1実施形態における(1)〜(9)に記載の効果とほぼ同様な効果を得ることができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 図10(a)(b)に示すように、各積層部材13を連結するための連結部20において、凹部15,凸部16,閂部21及び樹脂封止部22を複数設けること。
・ 閂部21や樹脂封止部22の合成樹脂としてポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いること。
・ 環状積層体14を4層以上の複数層重ね合わせることにより、積層鉄心11を構成すること。
・ 上部環状積層体14Aの各積層部材13について、下端に配置された分割片12aの端部から凸部16を切除し、または貫通孔17から凸部16の外周に溝部42を形成することにより、樹脂流路23を構成すること。
・ 前記実施形態を、モータの固定子用積層鉄心に具体化すること。
11…積層鉄心、12…鉄心片、12a…分割片、13…積層部材、14…環状積層体、15…凹部、16…凸部、17…貫通孔、18…永久磁石、19…収容孔、20…連結部、21…閂部、22…樹脂封止部、23…樹脂流路、24…金属接触部、31…第1型、32…第2型、35…ゲートとしてのポット、36…ランナ、38…プランジャ、41…連結シャフト。

Claims (6)

  1. 複数枚の薄板環状の鉄心片を積層して構成した積層鉄心において、
    前記鉄心片をその周方向において複数に分割した形状の分割片を積層して複数の積層部材を形成し、前記複数の積層部材を周方向に配列して環状積層体を形成するとともに、前記環状積層体を前記分割片の積層方向に積層して該積層鉄心を構成しており、
    前記環状積層体を構成する各積層部材では、周方向の一端部に凹部が形成されるとともに他端部に凸部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第一の連結部を形成し、
    前記積層方向に隣り合う環状部材では、周方向の一端部に凸部が形成されるとともに他端部に凹部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第二の連結部を形成し、
    前記第一の連結部と前記第二の連結部は、前記積層方向に重なり合ってそれぞれの凸部が積層方向に互い違いに積層され、
    前記連結部における凹部と凸部の間には、樹脂封止材が充填された樹脂封止部をけ、
    前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する閂部により前記環状積層体を前記積層方向に連結し、
    前記閂部を、前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する貫通孔内に充填された合成樹脂により構成し、
    前記第一の連結部と第二の連結部との間に、前記樹脂封止部を閂部に連通させるための樹脂流路を形成したことを特徴とする積層鉄心。
  2. 複数枚の薄板環状の鉄心片を積層して構成した積層鉄心において、
    前記鉄心片をその周方向において複数に分割した形状の分割片を積層して複数の積層部材を形成し、前記複数の積層部材を周方向に配列して環状積層体を形成するとともに、前記環状積層体を前記分割片の積層方向に積層して該積層鉄心を構成しており、
    前記環状積層体を構成する各積層部材では、周方向の一端部に凹部が形成されるとともに他端部に凸部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第一の連結部を形成し、
    前記積層方向に隣り合う環状部材では、周方向の一端部に凸部が形成されるとともに他端部に凹部が形成されて、隣接する他の積層部材の端部に対して鉄心片の周方向において凹凸の関係で連結する第二の連結部を形成し、
    前記第一の連結部と前記第二の連結部は、前記積層方向に重なり合ってそれぞれの凸部が積層方向に互い違いに積層され、
    前記各連結部における凹部と凸部の間には、樹脂封止材が充填された樹脂封止部を設け、
    前記第一の連結部と第二の連結部を貫通する閂部により前記環状積層体を前記積層方向に連結し、
    前記閂部を、積層部材を貫通する貫通孔内に挿入された金属製の連結シャフトと、その連結シャフトと貫通孔の内周面との間に充填された合成樹脂とにより構成し、
    前記第一の連結部と第二の連結部との間に、前記樹脂封止部を閂部に連通させるための樹脂流路を形成したことを特徴とする積層鉄心。
  3. 前記各連結部間には、金属接触部と、前記樹脂封止部とを設け、
    前記樹脂封止部を閂部の周囲に設けるとともに、前記金属接触部を樹脂封止部の両側に設けたことを特徴とする請求項に記載の積層鉄心。
  4. 前記各積層部材に永久磁石を収容するための収容孔を設け、積層部材の連結状態において、前記閂部の貫通孔が隣接する積層部材の収容孔の間に位置することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の積層鉄心。
  5. 請求項に記載の積層鉄心の貫通孔及び収容孔に合成樹脂を射出するための射出成形方法であって、貫通孔に射出される樹脂を分配して収容孔に射出することを特徴とする射出成形方法。
  6. 請求項に記載の積層鉄心の貫通孔及び収容孔に合成樹脂を射出するための射出成形装置であって、樹脂射出のためのゲートを前記貫通孔と対応可能な位置に配置するとともに、そのゲートと連通するランナを前記収容孔と対応可能な位置に配置したことを特徴とする射出成形装置。
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