JP5472722B2 - レアメタル抽出剤 - Google Patents
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Description
第3の本発明の複数種類のレアメタルの連続的抽出方法によれば、第1の本発明の抽出剤およびその他のチアカリックスアレン含有抽出剤を組み合わせて用いることにより、連続的に複数種類のレアメタルを抽出できる他、第一段階にて不要なメタル成分を抽出除去した上で、第二段階にて所望のレアメタルを高効率にて抽出することもできる。
本発明のレアメタル抽出剤は、下記一般式(1)で表される環状フェノール硫化物誘導体を含有するものである。
本発明のレアメタル抽出剤を用いたレアメタルの抽出では、レアメタル溶液のpHを変化させることで、レアメタルの抽出率が変動し、その抽出率の変動は金属種によって全く異なる挙動を示す。したがって、目的とする金属種に応じてレアメタル溶液のpHを所望の金属種を最も抽出できるpHに調整すれば、特定のレアメタルを選択的に優位に抽出することができ、効率的に抽出することができる。また、あるレアメタル溶液の中から複数種のレアメタルを抽出する場合についても、1つの金属種について最も抽出できるpHに調整してその金属種を抽出した後、他の金属種について最も抽出できるpHに水層を調整し直して抽出することを順次繰り返せば、1つのレアメタル分離抽出剤で効率的に複数種のレアメタルを抽出することが可能である。例えば、pHを0.8超1.2未満に調整してPdおよび/またはPtを選択的に抽出することができる。また、pHを1.2超1.8未満に調整してZrを選択的に抽出することができる。
第1の本発明のレアメタル抽出剤を用いて抽出する工程に、この抽出剤以外のチアカリックスアレンを含有する抽出剤を用いて抽出する工程を組み合わせて、複数の種類のレアメタルを含有する水溶液から、それぞれの工程にて特定のレアメタルを選択的に優位に抽出することができる。
(製造例1)環状フェノール硫化物中間体オリゴマー(A)の製造
製造例3で得られた環状フェノール硫化物誘導体(1−1)をレアメタル抽出剤とした、レアメタル抽出実験を行った。まず、上記環状フェノール硫化物誘導体(1−1)をクロロホルムに溶解して濃度を2.92mMとした有機層50mLと、工場より排出されたレアメタルを数種類含む廃棄物を酸処理により水溶液化したPGM(Platinum−Group Metals)溶液(Rh:264.3ppm,Pd:737.8ppm,Pt:434.1ppm,Zr:198.2ppm,Ce:>3840.5ppm,Ba:2118.2ppm,Al:2272.5ppm,La:666.9ppm,Y:36.3ppm)を蒸留水にて50倍に希釈した水層50mL(pH:0.8)とを200mLの分液ロートに入れ、30分間浸透撹拌した。その後、水層中の金属濃度をICP発光分析装置により分析し、その得られた結果をもとに抽出率(E%)を下記の式(I)にて求めた。環状フェノール硫化物誘導体と水溶液中の金属濃度はモル濃度比1:1とした。
(E%)=(C0−C)/C0×100 式(I)
ただし、C0 :抽出前の水層中の金属濃度(ppm)、C:抽出後の水層中の金属濃度(ppm)
(製造例4)
1000mL三口フラスコにp−tert−ブチルフェノール300g(2.0mol)、ジフェニルエーテル64.0ml、エチレングリコール56.0mL(1.0mol)を入れ、窒素下加熱撹拌し、60℃に達したら、酸化カルシウム28.0g(0.5mol)を投入し、約20分で120℃まで昇温させ2時間反応させた。
反応後、エチレングリコール、生成した水を減圧溜去し、その時に同時に溜去してしまったジフェニルエーテルを追加後、窒素下加熱撹拌し、100℃に達したら硫黄95.9g(3.0mol)を全量加え、230℃まで昇温させて3時間反応させた。
反応終了後、放冷し温度が110℃に達したらトルエン250mLを徐々に加えて、反応液の粘性を下げていき、4Nの硫酸500mL中に反応液を注ぎクエンチした。
析出した硫酸カルシウムを濾過し、濾液を飽和硫酸ナトリウム水溶液にて洗浄後、濃縮し、80℃に加温しておいた。
別に準備しておいた酢酸1Lを80℃に加温しておき、そこに濃縮した反応液を注ぎ、約1時間80℃で撹拌後、室温で一晩放置した。
析出した沈殿を蒸留水にて洗浄後、未洗浄の酢酸を除くため、大量のクロロホルムに溶解させ、硫酸ナトリウム水溶液で洗浄した。
その後、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、一晩減圧乾燥させ、下記式で示される環状フェノール硫化物中間体オリゴマーを得た。
製造例4で得られた環状フェノール硫化物中間体オリゴマー30g、ジフェニルエーテル64.0mL、水酸化ナトリウム3.99g、酢酸1.62gをこの順に500mLの三口フラスコに入れ窒素下加熱撹拌し、100℃で硫黄2.14gを全量加え約1時間で230℃まで昇温させ、4時間反応させた。
反応終了後、放冷し2Nの硫酸(100mL)を反応液に注ぎクエンチし、n−へプタン(100mL)を加え約10分間撹拌した。
その後、無水硫酸ナトリウム水溶液で硫酸を洗浄し水層と有機層に分け、有機層内のジフェニルエーテルを減圧溜去し、アセトンを加えて沈殿を析出させた。
析出した沈殿を濾取し減圧乾燥後、下記式で示される環状フェノール硫化物の粗結晶を得た。粗結晶をクロロホルムに溶解させて再結晶化により精製を行った。
製造例5得られた化合物1077.13mg(1mmol)、炭酸セシウム2935.71mg(9mmol)を500mLの2口フラスコに入れ、窒素雰囲気にし、アセトン(100mL)を加え撹拌した。
その後、ブロモ酢酸エチル1335μL(12mmol)を加え加熱撹拌し、リフラックスで3時間反応させた。
反応終了後、濃縮しアセトンを留去した。
その後、未反応のブロモ酢酸エチルを除くために、60℃で数時間減圧乾燥させた。
その後、クロロホルム(約100mL)に溶解させ、副生成物の塩を除くために、硫酸ナトリウム水溶液にて3回洗浄した。
得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ濃縮し、減圧下で十分乾燥させ粗生成物を得た。得られた粗生成物をエタノールからの再結晶により精製を行い、下記式で示される目的物を得た。
製造例5で得られた化合物1081.93mg(1mmol)、炭酸カリウム1246.38mg(9mmol)を500mLの2口フラスコに入れ、窒素雰囲気下で撹拌し、アセトン(100mL)を加えた。
その後、ブロモ酢酸メチル1245μL(12mmol)を加え加熱撹拌し、還流状態で24時間反応させた。
反応終了後、濃縮しアセトンを留去した。その後、未反応のブロモ酢酸メチルを除くために、60℃で数時間減圧乾燥させた。
その後、クロロホルム(約100mL)に溶解させ、副生成物の塩を除くために、硫酸ナトリウム水溶液にて3回洗浄した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ濃縮し、減圧下で十分乾燥させ粗生成物を得た。
得られた組成生物をエタノールからの再結晶により精製を行い、下記式で示される目的物を得た。
製造例6で得られた化合物(1.00g,0.63mmol)、水酸化ナトリウム(1.10g,27.5mmol)、エタノールと水の混合溶媒(250mL,3:2)を2口フラスコに入れ、24時間加熱還流した。
反応終了後、放熱し氷浴下で反応溶液がpH=1となるように4N−H2SO4(100mL)を注ぎ入れ、クエンチした。
その後、析出した沈殿物を吸引ろ過により濾取した。続いて同時に析出した硫酸ナトリウムを除くために、アセトンに溶解させ再びろ過し精製を行い、下記式で示される目的物を得た。
製造例6〜8で得られた環状フェノール硫化物誘導体によるレアメタル、白金族系金属抽出実験を行った。
抽出実験は上記環状フェノール硫化物をそれぞれクロロホルムに溶解させ2.92mMとした有機相50mLとレアメタル、白金族系金属として自動車触媒製造時により回収された白金族金属を塩酸、過酸化水素水の混合溶液に浸出させたPGM(Platinum−Group Metals)溶液(Rh 264.3ppm,Pd 737.8ppm,Pt 434.1ppm,Zr 198.2ppm,Ce >3840.5ppm,Ba 2118.2ppm,Al 2272.5ppm,La 666.9ppm,Y 36.3ppm)を準備し、それを蒸留水にて50倍に希釈したPGM溶液(pH:0.8)50mLを準備した。
準備した有機相と金属水溶液を200mLの分液ロートに入れ、30分間浸透撹拌した。
その後、水層中の金属濃度をICP発光分析装置により分析し、その得られた結果をもとに抽出率(E%)を上記式(I)にて求めた。
製造例7で示したメチルエステル付加化合物は特にPd(31%)、Zr(55%)に対して選択的に高い抽出能力を示した。
製造例8で得られた環状フェノール硫化物誘導体によるレアメタル、白金族系金属抽出実験を行った。
抽出実験は前記環状フェノール硫化物をそれぞれクロロホルムに溶解させ2.92mMとした有機相50mLとレアメタル、白金族系金属として自動車触媒製造時により回収された白金族金属を塩酸、過酸化水素水の混合溶液に浸出させたPGM(Platinum−Group Metals)溶液(Rh 264.3ppm,Pd 737.8ppm,Pt 434.1ppm,Zr 198.2ppm,Ce >3840.5ppm,Ba 2118.2ppm,Al 2272.5ppm,La 666.9ppm,Y 36.3ppm)を準備し、それを塩酸にて50倍に希釈したPGM溶液50mLを準備した。
準備した有機相と金属水溶液を200mLの分液ロートに入れ、30分間浸透撹拌した。
その後、水層中の金属濃度をICP発光分析装置により分析し、その得られた結果をもとに抽出率(E%)を上記式(I)にて求めた。
製造例8で得られた環状フェノール硫化物誘導体によるレアメタル、白金族系金属抽出実験を行った。
抽出実験は上記環状フェノール硫化物をそれぞれクロロホルムに溶解させ2.92mMとした有機相50mLとレアメタル、白金族系金属として各種金属(Rh,Pd,Pt,Zr,Ce,Ba,Al,La,Y)標準溶液(100ppm)を塩酸にて10倍に希釈した溶液50mLを準備した。
準備した有機相と金属水溶液を200 mLの分液ロートに入れ、30分間浸透撹拌した。
その後、水層中の金属濃度をICP発光分析装置により分析し、その得られた結果をもとに抽出率(E%)を上記式(I)にて求めた。
本発明では、上記した本発明の抽出剤を用いて、レアメタルの連続的抽出を行うことができる。例えば、実施例1において、まず、pH1.2〜1.6で抽出を行い、これにより、Rh、Pd、Zrを選択的に優位に抽出する。その後、これらレアメタルの濃度が減少した溶液から、pH1.0において抽出を行い、これにより、Ptを選択的に優位に抽出することができる。
抽出剤を変化させた連続的抽出としては、まずは、実施例2の抽出剤を用いて実施例2の条件にて抽出を行い(カルボン酸付加物、エチルエステル、メチルエステルのいずれでもよい。)、これにより、Pd、Zrを選択的に優位に抽出する。その後、これらレアメタルの濃度が減少した溶液から、実施例1の抽出剤を用いて抽出を行うことにより、Ptを選択的に優位に抽出することができる。なお、抽出剤の変更と共に、溶液のpHを変更してもよい。
ウランの溶媒抽出用抽出剤であるリン酸トリブチル(TBP)と、レアアース、Ni、Zr等の抽出剤であるジ(2−エチルヘキシル)リン酸(D2EHPA)とを用いてPGM水溶液からのレアメタル抽出を行った。
抽出実験は、TBPまたはD2EHPAをケロシンを用いて、各濃度が30質量%となるように希釈して有機相50mLとした以外は、実施例2と同様にして行った。
抽出結果を図5に示す。図5より、一般的な抽出剤(TBP、D2EHPA)はPdに関して約55%、その他Ce、Baに関して抽出が認められるが、明らかな選択性や高効率は認められない結果であった。なお、図5中では、D2EHPAをDPAと表示している。
Claims (10)
- 前記一般式(1)におけるR1が水素原子又は炭素数1〜10の分岐又は直鎖のアルキル基であり、R2が炭素数0〜10の分岐又は直鎖のアルキレン基である請求項1に記載のレアメタル抽出剤。
- 下記一般式(1)で表される環状フェノール硫化物誘導体を含有するレアメタル抽出剤を用いて、複数の種類のレアメタルを含有する水溶液からレアメタルを抽出分離する方法であって、目的とするレアメタルに応じて前記水溶液のpHを複数回変化させることにより、複数回に亘って抽出を行い、それぞれ特定のレアメタルを選択的に優位に抽出する工程を備えてなり、該特定のレアメタルがジルコニウム、パラジウムおよび白金から選ばれる1種以上である、複数種類のレアメタルの連続的抽出分離方法。
- 前記複数回に亘って変化させるpHが、0.8超1.2未満および/または1.2超1.8未満の範囲を含む、請求項3に記載の複数種類のレアメタルの連続的抽出方法。
- 下記一般式(1)で表される環状フェノール硫化物誘導体を含有するレアメタル抽出剤を用いて複数の種類のレアメタルを含有する水溶液から抽出を行う工程、および、下記一般式(1)で表される以外のチアカリックスアレンを含有するレアメタル抽出剤を含むレアメタル抽出剤を用いて、複数の種類のレアメタルを含有する水溶液から抽出を行う工程を含み、それぞれの工程にて特定のレアメタルを選択的に優位に抽出し、該特定のレアメタルがジルコニウム、パラジウムおよび白金から選ばれる1種以上である、複数種類のレアメタルの連続的抽出分離方法。
- 前記抽出工程の一つが、白金を選択的に優位に抽出する工程である、請求項3〜6のいずれかに記載の複数種類のレアメタルの連続的抽出分離方法。
- pHが0.8超1.2未満においてPdおよびPtを抽出する工程、および、pHが1.2超1.8未満においてZrを抽出する工程を、含む、請求項3または4に記載のレアメタルの連続的抽出分離方法。
- 前記一般式(2)中、R5が、炭素数1〜5の炭化水素基である、請求項6に記載のレアメタルの連続的抽出方法。
- 第一工程において、前記一般式(2)で表されるチアカリックスアレンを含有するレアメタル抽出剤を用いて、PdおよびZrを選択的に抽出し、その後、第二工程において、前記一般式(1)で表される環状フェノール硫化物誘導体を含有するレアメタル抽出剤を用いてPtを選択的に抽出する、請求項6に記載のレアメタルの連続的抽出方法。
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