JPH11152284A - 環状フェノール硫化物カルボン酸エステルの製造法 - Google Patents

環状フェノール硫化物カルボン酸エステルの製造法

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JPH11152284A
JPH11152284A JP33661597A JP33661597A JPH11152284A JP H11152284 A JPH11152284 A JP H11152284A JP 33661597 A JP33661597 A JP 33661597A JP 33661597 A JP33661597 A JP 33661597A JP H11152284 A JPH11152284 A JP H11152284A
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JP
Japan
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hydrocarbon group
phenol sulfide
cyclic phenol
group
general formula
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Withdrawn
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JP33661597A
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English (en)
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Hitoshi Kumagai
仁志 熊谷
Saneji Hasegawa
実治 長谷川
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COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
Original Assignee
COSMO SOGO KENKYUSHO KK
Cosmo Oil Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一つのフェノール性水酸基の水素
原子をアシル基に変換した環状フェノール硫化物カルボ
ン酸エステルを、収率よく、より効率的かつ簡便に製造
する方法を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される環状フェノール
硫化物を、ピリジン類または三級アミンの溶媒中、ハロ
ゲン化アシルと反応させる。 (式中、Y1は水素原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化
水素基、−COR1、−OR2 、−COOR3 、−CN、
−CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハロゲン原
子、−OSO38または−SO39であり、R1は水素
原子または炭化水素基であり、R2、R3、R4、R5、R
6、R7、R8またはR9は炭化水素基であり、複数のY1
は、それぞれ同一であってもよいし、異なっていてもよ
い。nは4〜8の整数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環状フェノール硫
化物類を、ハロゲン化アシルと反応させることによっ
て、フェノール性水酸基をアシル基に置換した環状フェ
ノール硫化物カルボン酸エステルを製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】我々は、先に、基本骨格にフェノール骨
格を3つ以上含む環状フェノール硫化物群を見いだし
(特開平9−227553)、さらにこれらの環状フェ
ノール硫化物群が、金属補足剤、イオンセンサー、基質
特異性センサー、分離膜材料、高分子材料、酸化触媒、
人工酵素、光エネルギー変換材料、あるいはそのほかの
イオンや分子認識を利用した機能性分子の中間体などと
して有用であることも見いだした。これらの環状フェノ
ール硫化物群にはフェノール性水酸基の水素原子がアシ
ル基に変換されたものも含まれる。しかしながら、フェ
ノール性水酸基の水素原子を効率よくアシル基に変換す
る環状フェノール硫化物カルボン酸エステルの製造方法
は、提案されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アシル化剤
としてハロゲン化アシルを使用し、少なくとも一つのフ
ェノール性水酸基の水素原子をアシル基に変換した環状
フェノール硫化物カルボン酸エステルを、収率よく、よ
り効率的かつ簡便に製造する方法を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために鋭意検討を重ねた結果、フェノール性
水酸基をピリジン類または三級アミンの溶媒中、ハロゲ
ン化アシルと反応させることにより、上記の環状フェノ
ール硫化物カルボン酸エステルを効率的に製造する方法
を見い出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明は、一般式(1)
【0005】
【化4】
【0006】(式中、Y1は水素原子、炭化水素基、ハ
ロゲン化炭化水素基、−COR1、−OR2 、−COOR
3 、−CN、−CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハ
ロゲン原子、−OSO38または−SO39であり、R
1は水素原子または炭化水素基であり、R2、R3、R4
5、R6、R7、R8またはR9は炭化水素基であり、複
数のY1は、それぞれ同一であってもよいし、異なって
いてもよい。nは4〜8の整数である。)で表される環
状フェノール硫化物を、ピリジン類または三級アミンの
溶媒中、一般式(2)
【0007】
【化5】
【0008】(式中、Xはハロゲン原子で、Wは炭化水
素基、ハロゲン化炭化水素基、−COOR10、−OR11
または−SR12であり、R10、R11またはR12は炭化水
素基である。)で表されるのハロゲン化アシルと反応さ
せることにより、一般式(3)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、Zは水素原子または一般式(2)
より由来するアシル基で、n個のZのうち少なくとも1
つはアシル基である。またY1は水素原子、炭化水素
基、ハロゲン化炭化水素基、−COR1、−OR2 、−C
OOR3 、−CN、−CONR4 5 、−NO2、−NR6
7 、ハロゲン原子、−OSO38または−SO39
あり、R1は水素原子または炭化水素基であり、R2、R
3、R4、R5、R6、R7、R8またはR9は炭化水素基で
あり、複数のY1は、それぞれ同一であってもよいし、
異なっていてもよい。nは4〜8の整数である。)で表
される環状フェノール硫化物カルボン酸エステルを製造
することを特徴とする環状フェノール硫化物カルボン酸
エステルの製造法を提供するものである。以下、本発明
を詳細に説明する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において使用する原料は、
上記一般式(1)の環状フェノール硫化物である。一般
式(1)中のY1は水素原子、炭化水素基、ハロゲン化
炭化水素基、−COR1、−OR2 、−COOR3 、−C
N、−CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハロゲン
原子、−OSO38または−SO39である。炭化水素
基の炭素の数は、1以上であれば特に制限されないが、
好ましくは1〜50である。これらの炭化水素基として
は、例えば飽和脂肪族炭化水素基、不飽和脂肪族炭化水
素基、脂環式炭化水素基、脂環式−脂肪族炭化水素基、
芳香族炭化水素基、芳香族−脂肪族炭化水素基などがあ
げられる。
【0012】飽和脂肪族炭化水素基の例としては、例え
ばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−
ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチ
ル、イソペンチル、ネオペンチル、tert−ペンチ
ル、2−メチルブチル、n−ヘキシル、イソヘキシル、
3−メチルペンチル、エチルブチル、n−ヘプチル、2
−メチルヘキシル、n−オクチル、イソオクチル、te
rt−オクチル、2−エチルヘキシル、3−メチルヘプ
チル、n−ノニル、イソノニル、1−メチルオクチル、
エチルヘプチル、n−デシル、1−メチルノニル、n−
ウンデシル、1,1−ジメチルノニル、n−ドデシル、
n−テトラデシル、n−ヘプタデシル、n−オクタデシ
ル、及びエチレンやプロピレン、ブチレンの重合物ある
いはそれらの共重合物より成る基などの炭化水素基があ
げられる。
【0013】不飽和脂肪族炭化水素基の適当な具体例と
しては、例えばビニル、アリル、イソプロペニル、2−
ブテニル、2−メチルアリル、1,1−ジメチルアリ
ル、3−メチル−2−ブテニル、3−メチル−3−ブテ
ニル、4−ペンテニル、ヘキセニル、オクテニル、ノネ
ニル、デセニル基、及びアセチレンやブタジエン、イソ
プロピレンの重合物あるいはそれらの共重合物より成る
基などがあげられる。
【0014】脂環式炭化水素基の適当な具体例として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチ
ル、3−メチルシクロヘキシル、4−メチルシクロヘキ
シル、4−エチルシクロヘキシル、2−メチルシクロオ
クチル、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペ
ンテニル、シクロヘキセニル、シクロペンテニル、シク
ロオクテニル、4−メチルシクロヘキセニル、4−エチ
ルシクロヘキセニル基などがあげられる。
【0015】脂環式−脂肪族炭化水素基の適当な具体例
としては、例えばシクロプロピルエチル、シクロブチル
エチル、シクロペンチルエチル、シクロヘキシルメチ
ル、シクロヘキシルエチル、シクロヘプチルメチル、シ
クロオクチルエチル、3−メチルシクロヘキシルプロピ
ル、4−メチルシクロヘキシルエチル、4−エチルシク
ロヘキシルエチル、2−メチルシクロオクチルエチル、
シクロプロペニルブチル、シクロブテニルエチル、シク
ロペンテニルエチル、シクロヘキセニルメチル、シクロ
ヘプテニルメチル、シクロオクテニルエチル、4−メチ
ルシクロヘキセニルプロピル、4−エチルシクロヘキセ
ニルペンチル基などがあげられる。
【0016】芳香族炭化水素基の適当な具体例として
は、例えばフェニル、ナフチルなどのアリール基;4−
メチルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4,
5−トリメチルフェニル、2−エチルフェニル、n−ブ
チルフェニル、tert−ブチルフェニル、アミルフェ
ニル、ヘキシルフェニル、ノニルフェニル、2−ter
t−ブチル−5−メチルフェニル、シクロヘキシルフェ
ニル、クレジル、オキシエチルクレジル、2−メトキシ
−4−tert−ブチルフェニル、ドデシルフェニルな
どのアリール基などがあげられる。
【0017】芳香族−脂肪族炭化水素基の具体的な例と
しては、例えばベンジル、1−フェニルエチル、2−フ
ェニルエチル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプ
ロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、
6−フェニルヘキシル、1−(4−メチルフェニル)エ
チル、2−(4−メチルフェニル)エチル、2−メチル
ベンジル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル基な
どがあげられる。
【0018】また、−COR1において、アシル基の炭
素数は、1以上であれば特に制限されないが、好ましく
は1〜40である。アシル基の適当な具体例としては、
ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブ
チリル、バレリル、イソバレリル、オキサリル、サクシ
ニル、ピバロイル、ステアロイル、ベンゾイル、フェニ
ルプロピオニル、トルオイル、ナフトイル、フタロイ
ル、インダンカルボニル、p−メチルベンゾイル、シク
ロヘサンカルボニル基などが挙げられる。また、ハロゲ
ン化炭化水素基は、上記のY1において説明した炭化水
素基と同様なものにハロゲン原子が置換したものが挙げ
られ、好ましいものも同様である。
【0019】R1は水素原子または炭化水素基であり、
2、R3、R4、R5、R6、R7、R8またはR9は炭化水
素基である。この炭化水素基は上記のY1において説明
した炭化水素基と同様なものにハロゲン原子が置換した
ものが挙げられ、好ましいものも同様である。なお、上
記炭化水素基は、−COR1、−OR2 、−COOR3
−CN、−CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハロ
ゲン原子、−OSO38または−SO39などの官能基
により置換されていてもよい。ハロゲン原子は、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素の各原子のいずれでもよい。置
換されるこれらの官能基は、1種でもよいし、2種以上
でもよく、また単一でもよいし、2個以上の複数でもよ
い。また、一般式(1)においてY1は1分子中に複数
存在するが、それらのY1は、それぞれ同一であっても
よいし、異なっていてもよい。
【0020】次に、一般式(1)の環状フェノール硫化
物の製造方法について説明する。一般式(1)の環状フ
ェノール硫化物の製造例は、特開平9−227553号
明細書に記載されている。適当な具体例としては、まず
一般式(4)
【0021】
【化7】
【0022】(式中、Y2は水素原子、炭化水素基であ
る。)で表されるフェノール類と、適当量の単体硫黄
を、適当量のアルカリ金属試薬及びアルカリ土類金属試
薬から選ばれる少なくとも一種金属試薬の存在下、反応
させることにより得られる。フェノール類と単体硫黄の
使用量は、フェノール類1グラム当量に対し単体硫黄が
0.1グラム当量以上であり、好ましくは0.35グラ
ム当量以上である。単体硫黄の使用量の上限は特に限定
はされないが、フェノール類1グラム当量に対し20グ
ラム当量以下が好ましく、特に好ましくは10グラム当
量以下である。
【0023】アルカリ金属としては、例えばアルカリ金
属単体、水素化アルカリ金属、水酸化アルカリ金属、炭
酸アルカリ金属、アルカリ金属アルコキシド、ハロゲン
化アルカリ金属などが挙げられる。また、アルカリ土類
金属試薬としては、例えばアルカリ土類金属単体、水素
化アルカリ土類金属、水酸化アルカリ土類金属、酸化ア
ルカリ土類金属、炭酸アルカリ土類金属、アルカリ土類
金属アルコキシド、ハロゲン化アルカリ土類金属などが
挙げられる。アルカリ金属試薬またはアルカリ土類金属
試薬の使用量はフェノール類1グラム当量に対し0.0
05グラム当量以上であり、好ましくは0.01グラム
当量以上である。アルカリ金属試薬またはアルカリ土類
金属試薬の使用量の上限は特にないが、好ましくは10
グラム当量以下であり、特に好ましくは5グラム当量以
下である。このようにして得られた環状フェノール硫化
物より、常法に従い、Y2が水素原子であるものは直接
官能基を置換することにより、またY2が炭化水素基で
あるものは脱アルキル化反応を行い、その後官能基を置
換することにより、一般式(1)で表される環状フェノ
ール硫化物製造することができる。
【0024】本発明は、一般式(1)で表される環状フ
ェノール硫化物を、一般式(2)で表されるハロゲン化
アシルをアシル化剤として用いることにより一般式
(3)で表される環状フェノール硫化物カルボン酸エス
テルを収率よく容易にしかも効率的に製造することがで
きる。一般式(2)で表されるハロゲン化アシルにおい
て、式中のXはハロゲン原子、また、Wは炭化水素基、
ハロゲン化炭化水素基、−COOR10、−OR11または
−SR12であり、R10、R11またはR12は炭化水素基で
ある。
【0025】一般式(2)に示したハロゲン原子、炭化
水素基、ハロゲン化炭化水素基は、上記Y1において説
明したハロゲン原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化水素
基と同様のものが挙げられるが、好ましい炭化水素基と
しては、炭素数1〜20の炭化水素基があげられ、アシ
ル基の適当な具体例としては、ホルミル、アセチル、プ
ロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソ
バレリル、カルボキシカルボニル、カルボキシベンゾイ
ル、ピバロイル、ステアロイル、ベンゾイル、フェニル
プロピオニル、トルオイル、ナフトイル、カルボキシベ
ンゾイル、インダンカルボニル、p−メチルベンゾイ
ル、シクロヘサンカルボニル基などがあげられる。ま
た、好ましいハロゲン化炭化水素基は、上記アシル基と
同様なものにハロゲン原子が置換したものがあげられ
る。また、R10、R11またはR12が、−COR1、−O
2 、−COOR3 、−CN、−CONR4 5 、−N
2、−NR6 7 、ハロゲン原子、−OSO38または
−SO39などの官能基により置換されていてもよいこ
とも同様である。使用するハロゲン化アシルの使用量と
しては、一般式(1)で表される環状フェノール硫化物
の置換する水酸基1モル当たり、n分の1×0.8〜1
0倍モルあればよく、より好ましくはn分の1×1〜5
倍モルであり、このときのnは一般式(1)のnであ
る。
【0026】本発明では、溶媒として、ピリジン類また
は三級アミンを用いる。ピリジン類としては、原料の環
状フェノール硫化物及び生成物の環状フェノール硫化物
カルボン酸エステルのいずれか一方又は両者を溶解する
ピリジン及びピリジン誘導体があげられる。ピリジン誘
導体としては、アルキル基、水酸基、アミノ基などの置
換基を有するピリジンなどがあげられる。ピリジン類の
具体例としては、例えば、ピリジン、メチルピリジン、
ジメチルピリジン、トリメチルピリジン、エチルピリジ
ン、ジエチルピリジン、ジメチルアミノピリジン、ヒド
ロキシピリジン、キノリン、メチルキノリン、ジメチル
キノリン、エチルキノリン、ジエチルキノリン、アミノ
ピリジン、ビピリジンなどがあげられる。ピリジン類
は、1種または2種以上を混合して用いることができ
る。
【0027】三級アミンとしては、原料の環状フェノー
ル硫化物及び生成物の環状フェノール硫化物カルボン酸
エステルのいずれか一方又は両者を溶解する脂肪族三級
アミン、芳香族三級アミン、複素環状三級アミンなどの
種々の三級アミンがあげられる。三級アミンの具体例と
しては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、トリフェニルアミン、ジエチル
メチルアミン、ジメチルアミノエタノール、ジエチルア
ミノエタノール、テトラメチルエチレンジアミン、テト
ラメチルプロピレンジアミン、テトラメチルヘキサメチ
レンジアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、N,
N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N
−メチルピペリジン、N−エチルピペリジン、N,N’
−ジエチルピペラジン、N−メチルモルホリン、N,N
−ジメチルシクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルエ
チルアミン、トリシクロヘキシルアミンなどがあげられ
る。三級アミンは、1種または2種以上を混合して用い
ることができる。これらの溶媒のうち、特にピリジン、
N,N−ジメチルアニリン、トリエチルアミンが好まし
い。ピリジン類または三級アミンは、それぞれ単独で用
いてもよいし、両者を混合して用いてもよい。溶媒の使
用量は特に制限ないが、通常、原料の環状フェノール硫
化物1g当たり5〜100mLにすればよく、好ましく
は8〜50mLである。
【0028】さらに、環状フェノール硫化物やハロゲン
化アシルが、立体障害を持っていたり、また、分子内に
カルボニル、ニトリル、ニトロなどの電子吸引基を有し
て、その反応性が低い場合、添加剤として4−ジメチル
アミノピリジン類を添加することが好ましい。4−ジメ
チルアミノピリジン類の具体的な例としては、4−ジメ
チルアミノピリジン、4−ジメチルアミノ−2−メチル
ピリジン、4−ジメチルアミノ−2,6−ジメチルピリ
ジン、4−ジメチルアミノ−2−エチルピリジン、4−
ジメチルアミノ−2,6−ジエチルピリジンなどが挙げ
られ、好ましいものとしては4−ジメチルアミノピリジ
ンが挙げられる。4−ジメチルアミノピリジン類の添加
する量は、特に制限はないが、ハロゲン化アシルの10
0分の1〜5分の1モル量であればよく、より好ましく
は50分の1〜10分の1モル量である。
【0029】ハロゲン化アシルは、原料の環状ブチルフ
ェノール硫化物に添加して混合し、反応させることが好
ましい。ハロゲン化アシルの添加温度は、ハロゲン化ア
シルの種類によって異なるが、0℃以上100℃以下が
好ましい。この反応の反応温度は、0℃以上溶媒である
ピリジン類または三級アミンの還流温度以下が好まし
い。この反応の反応時間は、特に制限ないが、通常5分
から24時間にすればよい。反応生成物が混合物である
場合には、通常の分離手段により、例えば再結晶やシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにより分離することが
できる。
【0030】上記製造方法の生成物は一般式(3)で表
される環状フェノール硫化物カルボン酸エステルであ
る。一般式(3)中、Zは前記一般式(2)中のWと同
様であり、n個のZのうち少なくとも一つはアシル基で
ある。一般式(3)中、Y1は前記一般式(1)中のY1
と同様である。一般式(3)中、Y1は複数存在する
が、それらのY1は、それぞれ同一であってもよいし、
異なってもよい。一般式(3)中、nは4〜8の整数で
ある。
【0031】
【実施例】次に本発明を製造例及び実施例により更に詳
細に説明するが、本発明はこれにより何ら制限されるも
のではない。
【0032】製造例1 4−tert−ブチルフェノール45.2gに、単体硫
黄14.4g及び水酸化ナトリウム3.0gを加え、窒
素雰囲気下攪拌しながら、4時間かけて徐々に230℃
に加熱し、更に2時間攪拌した。この間、反応で生成す
る水及び硫化水素は除去した。反応中に留出した水は約
0.8gであり、反応により生成した硫化水素は約6g
であった。この反応混合物を室温まで冷却し、エーテル
500mlを加え溶解させた後、1規定の硫酸水溶液で
加水分解した。分液したエーテル層を水洗し硫酸マグネ
シウムで乾燥した。エーテルを留去した後に得られる反
応混合物を、更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン/クロロホルム)により分割し、粗生成物を
得、これをクロロホルム/アセトンから再結晶すること
により、無色透明の結晶である5,11,17,23−
テトラ−tert−ブチル−25,26,27,28−
テトラヒドロキシ−2,8,14,20−テトラチア
[19.3.1.13,79,1315,19]オクタコサ−1
(25),3,5,7(28),9,11,13(2
7),15,17,19(26),21,23−ドデカ
エンを4.32g得た。この生成物は一般式(1)中、
n=4,Y1=t−Buである環状フェノール硫化物で
ある。
【0033】以下に物性を示す。 融点:320〜322℃、1H−NMR(d,ppm,
CDCl3)9.60(s,4H,OH),7.64
(s,8H,ArH),1.22(s,36H,C(C
33)、13C−NMR:(d,ppm,CDCl3
155.6,144.7,136.4,120.5(A
r),34.2(C(CH3)),31.3(C(C
33)、IR:(cm-1,KRS−5)3324(O
H),2962(CH)、MS m/z:720(M
+)、元素分析 % 理論値 for C4048
44:C,66.62;H,6.71;S,17.7
9、測定値:C,66.37;H,6.57;S,1
7.22.
【0034】製造例2 4−tert−ブチルフェノール150gをジフェニル
スルフィド1Lに溶解した溶液に、単体イオウ22gお
よび水酸化ナトリウム31gを加えた。窒素気流中、攪
拌下この溶液を200℃に保ち、反応で生成する水およ
び硫化水素を除去しながら、さらに8時間攪拌を続け
た。反応終了後、反応溶液を室温まで冷却し、1N−硫
酸水溶液により中和した後、反応混合物をエーテルによ
り抽出した。不溶解分をろ過により除去し溶媒を留去し
た後、シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/クロ
ロホルム)により粗生成物を得、これをクロロホルム/
アセトンにて再結晶させたところ、白色粉末の5,1
1,17,23,29,35−ヘキサ−tert−ブチ
ル−37,38,39,40,41,42−ヘキサヒド
ロキシ−2,8,14,20,26,32−ヘキサチア
−[31.3.1.13,79,1315,19
21,2527,31]ドテトラコンタ−1(37),3,5,
7(42),9,11,13(41),15,17,1
9(40),21,23,25(39),27,29,
31(38),33,35−オクタデカエンを1.09
g得た。この生成物は一般式(1)中、n=6,Y1
t−Buである環状フェノール硫化物である。
【0035】以下に物性を示す。 融点:289〜291℃、1H−NMR:(d,pp
m,CDCl3)9.18(s,6H,OH),7.5
9(s,12H,ArH),1.23(s,54H,C
(CH33)、13C−NMR:(d,ppm,CDCl
3)155.3,144.4,135.4,120.4
(Ar),34.2(C(CH3)),31.3(C
(CH33)、MS m/z:1080(M+)、元素
分析 % 理論値 for C404844:C,6
6.67;H,6.67;S,17.78、測定値:
C,66.20;H,6.57;S,17.12.
【0036】実施例1 製造例1で得られた5,11,17,23−テトラ−t
ert−ブチル−25,26,27,28−テトラヒド
ロキシ−2,8,14,20−テトラチア[19.3.
1.13,79,1315,19]オクタコサ−1(25),
3,5,7(28),9,11,13(27),15,
17,19(26),21,23−ドデカエン1.00
50g(1.394mmol)をピリジン10mLに溶
解させ、氷浴に浸した。反応溶液を0〜5℃にして、そ
こに塩化アセチル0.5mL(6.7mmol)を攪拌
下ゆっくりと滴下した。滴下後、60℃に昇温し30分
間そのまま反応させた。反応後、溶液を氷冷した水に注
ぎアセチル化物を析出させ、これをろ別した。蒸留水で
十分に洗浄後、減圧下乾燥させると1.21gの一般式
(3)においてn=4、Y1=tert−ブチル、Z=
メチルであるほぼ純粋な環状フェノール硫化物四酢酸エ
ステルが得られた(収率98%)。
【0037】生成物である25,26,27,28−テ
トラアセトキシ−5,11,17,23−テトラ−te
rt−ブチル−25,26,27,28−テトラヒドロ
キシ−2,8,14,20−テトラチア[19.3.
1.13,79,1315,19]オクタコサ−1(25),
3,5,7(28),9,11,13(27),15,
17,19(26),21,23−ドデカエンの物性を
以下に示す。1 H−NMR(CDCl3)δ7.45(s,2,Ar
H),1.58(s,3,COCH3),1.29pp
m(s,9,C(CH33);13C−NMR(CDCl
3)δ149.6,149.2,128.5,128.
3(Ar),34.8(C(CH33),31.3(C
(CH33
【0038】実施例2 製造例2で得られた5,11,17,23,29,35
−ヘキサ−tert−ブチル−37,38,39,4
0,41,42−ヘキサヒドロキシ−2,8,14,2
0,26,32−ヘキサチア−[31.3.1.13,7
9,1315,1921,2527,31]ドテトラコンタ−1
(37),3,5,7(42),9,11,13(4
1),15,17,19(40),21,23,25
(39),27,29,31(38),33,35−オ
クタデカエン100.1mg(92.6μmol)をピ
リジン2mLに加え、反応溶液を室温にて塩化ベンゾイ
ル131μL(1.13mmol)を攪拌下滴下した。
滴下後、120℃のオイルバスにて反応溶液を穏やかに
還流させ、2時間保持した。反応後、溶液にエーテルを
加えると白色の析出が生じた。この懸濁液を5%−炭酸
水素ナトリウム水溶液、1N−硫酸水溶液、蒸留水で洗
浄し、析出物をろ別した。析出物をメタノールにて洗浄
後、減圧下乾燥させたところ135mgの一般式(3)
においてn=6、Y1=tert−ブチル、Z=フェニ
ルであるほぼ純粋な環状フェノール硫化物六安息香酸エ
ステルが得られた(収率85%)。
【0039】生成物である37,38,39,40,4
1,42−ヘキサベンゾイロキシ−5,11,17,2
3,29,35−ヘキサ−tert−ブチル−2,8,
14,20,26,32−ヘキサチア−[31.3.
1.13,79,1315,1921,2527,31]ドテトラコン
タ−1(37),3,5,7(42),9,11,13
(41),15,17,19(40),21,23,2
5(39),27,29,31(38),33,35−
オクタデカエンの物性を以下に示す。1 H−NMR:(d,ppm,CDCl2CDCl2
7.91(d,2,ArH),7.47(m,3,Ar
H),7.25(t,2,ArH),1.03(s,
9,C(CH33)、13C−NMR:(d,ppm,C
DCl2CDCl2)165.9(PhC=O)151.
5,134.7,133.8,131.7,130.
9,130.7,130.0(Ar),36.0(C
(CH3)),32.6(C(CH33)、FD−MS
m/z:1704(M+)
【0040】実施例3 実施例1においてピリジンの代わりにN,N−ジメチル
アニリンを用い、懸濁状態で反応させた以外は実施例1
と同様にして、5,11,17,23−テトラ−ter
t−ブチル−25,26,27,28−テトラヒドロキ
シ−2,8,14,20−テトラチア[19.3.1.
3,79,1315,19]オクタコサ−1(25),3,
5,7(28),9,11,13(27),15,1
7,19(26),21,23−ドデカエン1.064
0g(1.475mmol)を、N,N−ジメチルアニ
リン10mL中にて懸濁状態下、反応溶液を0〜5℃に
して、そこに塩化アセチル0.5mL(6.7mmo
l)と反応させ、実施例1と同様に溶液を氷冷した水に
注ぎアセチル化物を析出させ、これをろ別した。これを
FD−MSにて分析したところ、一般式(3)において
n=4、Y1=tert−ブチル、4つのZのうち2つ
がアセチルで、2つが水素原子の環状フェノール硫化物
二酢酸エステル体および4つのZのうち3つがアセチル
で1つが水素原子の環状フェノール硫化物三酢酸エステ
ル体が、相対強度比で二酢酸エステル体:三酢酸エステ
ル体=5:4の割合で生成し、原料およびそのほかの生
成物はなかった。
【0041】実施例4 実施例1においてピリジンの代わりにトリエチルアミン
を用い、懸濁状態で反応させた以外は実施例1と同様に
して、5,11,17,23−テトラ−tert−ブチ
ル−25,26,27,28−テトラヒドロキシ−2,
8,14,20−テトラチア[19.3.1.13,7
9,1315,19]オクタコサ−1(25),3,5,7
(28),9,11,13(27),15,17,19
(26),21,23−ドデカエン1.0020g
(1.390mmol)を、トリエチルアミン10mL
中にて懸濁状態下、反応溶液を0〜5℃にして、そこに
塩化アセチル0.5mL(6.7mmol)と反応さ
せ、実施例1と同様に溶液を氷冷した水に注ぎアセチル
化物を析出させ、これをろ別した。これをFD−MSに
て分析したところ、一般式(3)においてn=4、Y1
=tert−ブチル、4つのZのうち1つがアセチルで
3つが水素原子の環状フェノール硫化物一酢酸エステル
体、2つがアセチルで、2つが水素原子の環状フェノー
ル硫化物二酢酸エステル体および4つのZのうち3つが
アセチルで1つが水素原子の環状フェノール硫化物三酢
酸エステル体、すべてのZがアセチルの環状フェノール
硫化物四酢酸エステル体および原料が、相対強度比で原
料:一酢酸エステル体:二酢酸エステル体:三酢酸エス
テル体:四酢酸エステル体=3:3:2:7:10の割
合で生成した。
【0042】実施例5 実施例1において塩化アセチルの代わりに塩化炭酸エチ
ルを用い、反応温度をピリジン還流温度、反応時間を6
時間、添加剤として4−ジメチルアミノピリジン55m
g(450μmol)を加えた以外は実施例1と同様に
して、5,11,17,23−テトラ−tert−ブチ
ル−25,26,27,28−テトラヒドロキシ−2,
8,14,20−テトラチア[19.3.1.13,7
9,1315,19]オクタコサ−1(25),3,5,7
(28),9,11,13(27),15,17,19
(26),21,23−ドデカエン1.0136g
(1.406mmol)を、ピリジン10mL中、反応
溶液が室温の状態で塩化炭酸エチル1.1mL(11.
247mmol)と反応させ、実施例1と同様に溶液を
氷冷した水に注ぎエトキシカルボニル化物を析出させ、
これをろ別した。これをFD−MSにて分析したとこ
ろ、一般式(3)においてn=4、Y1=tert−ブ
チル、4つのZのうち3つがエトキシカルボニルで、1
つが水素原子の環状フェノール硫化物三炭酸エステル体
および全てのZがエトキシカルボニルの環状フェノール
硫化物四炭酸エステル体が、相対強度比で三炭酸エステ
ル体:四炭酸エステル体=7:10の割合で生成し、原
料およびそのほかの生成物は認められなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、アシル化剤としてハロ
ゲン化アシルを使用することにより、少なくとも一つの
フェノール性水酸基の水素原子をアシル基に変換した環
状フェノール硫化物カルボン酸エステルを、収率よく、
より効率的かつ簡便に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Y1は水素原子、炭化水素基、ハロゲン化炭化
    水素基、−COR1、−OR2 、−COOR3 、−CN、
    −CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハロゲン原
    子、−OSO38または−SO39であり、R1は水素
    原子または炭化水素基であり、R2、R3、R4、R5、R
    6、R7、R8またはR9は炭化水素基であり、複数のY1
    は、それぞれ同一であってもよいし、異なっていてもよ
    い。nは4〜8の整数である。)で表される環状フェノ
    ール硫化物を、ピリジン類または三級アミンの溶媒中、
    一般式(2) 【化2】 (式中、Xはハロゲン原子で、Wは炭化水素基、ハロゲ
    ン化炭化水素基、−COOR10、−OR11または−SR
    12であり、R10、R11またはR12は炭化水素基であ
    る。)で表されるのハロゲン化アシルと反応させること
    により、一般式(3) 【化3】 (式中、Zは水素原子または一般式(2)より由来する
    アシル基で、n個のZのうち少なくとも1つはアシル基
    である。また、Y1は水素原子、炭化水素基、ハロゲン
    化炭化水素基、−COR1、−OR2 、−COOR3 、−
    CN、−CONR4 5 、−NO2、−NR6 7 、ハロゲ
    ン原子、−OSO38または−SO39であり、R1
    水素原子または炭化水素基であり、R2、R3、R4
    5、R6、R7、R8またはR9は炭化水素基であり、複
    数のY1は、それぞれ同一であってもよいし、異なって
    いてもよい。nは4〜8の整数である。)で表される環
    状フェノール硫化物カルボン酸エステルを製造すること
    を特徴とする環状フェノール硫化物カルボン酸エステル
    の製造法。
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