JP5440719B2 - リアクトル及びリアクトル装置 - Google Patents
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Description
本発明は、リアクトル及びリアクトルをケースに収納したリアクトル装置に係り、特に、それぞれ異なる長さの2つの脚部を有する一対の鉄心を用いるリアクトル及びリアクトルをケースに収納したリアクトル装置に関する。
電源装置の昇圧回路等に用いられるリアクトルは、環状に形成したリアクトルコアにコイルを巻回したものを用いることができる。
例えば、特許文献1において、従来技術のリアクトルは、一対のU字型鉄心を用い、一対の鉄心の脚部がそれぞれ対向する端面の空隙に合わせて、一対のコイルのボビンが重複するように配置され、そのコイルのボビン重複のため、鉄心の脚部が太くできず、銅損が多く温度上昇が大きくなることを指摘している。そこで、一対のコイルのボビンを重複配置しないようにし、一対のJ字型鉄心を用いることが開示されている。
また、特許文献2には、電源装置として、振動源となるリアクトルからの騒音が外部に伝播しないように、PCUケースの底面の突出部に囲まれた領域にリアクトルを据え付け、リアクトルカバーをこの突出部に固定する構成が開示されている。
また、特許文献3には、リアクトルの製造方法として、ハウジング内にリアクトルとコイルが収納され、放熱性能を有する封止樹脂体でモールド成形する際に、リアクトルを予熱することが開示されている。これにより、封止樹脂体とリアクトルとの間の接着強度が向上すると述べられている。
特許文献1に述べられているように、J字型鉄心を用いて環状のリアクトルコアを形成し、一対のコイルをその軸方向に沿って重複しないように配置するので、コイルの径方向に沿ったリアクトルの寸法を小さくできる。しかし、一方で、コイルの軸方向に沿ったリアクトルの寸法が大きくなるので、電源装置におけるリアクトルの配置方法に制約がつく場合がある。
また、リアクトルをその側面から冷却することを考えると、発熱源となる一対のコイルは、リアクトルの側面から見て等距離ではないところに配置されるので、双方のコイルに対する冷却が均等に行うことが難しい。
また、リアクトルをケース等に保持することを考えると、振動源となる磁気ギャップの位置が、リアクトルの4隅から見て等距離ではないところとなるので、保持部の配置次第では、偏った振動がケース等に伝播しやすくなることが生じる。
このように、一対のJ字型鉄心を用いるリアクトルには、課題が残されている。本発明の目的は、一対のJ字型鉄心を用いて、電源装置内の配置の自由度を向上できるリアクトル及びリアクトル装置を提供することである。また、他の目的は、一対のJ字型鉄心を用いて、効率よい冷却を行うことを可能とするリアクトル及びリアクトル装置を提供することである。また、さらに他の目的は、一対のJ字型鉄心を用いて、磁気ギャップからの振動伝播を抑制できるリアクトル及びリアクトル装置を提供することである。以下の手段は、これらの目的の少なくとも1つに貢献する。
本発明に係るリアクトルは、それぞれ異なる長さの2つの脚部を有する一対の鉄心について、一方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第1ギャップ部とし、一方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第2ギャプ部として組み合わせ、環状形状を形成するリアクトルコアと、リアクトルコアの環状形状において、第1ギャップ部に巻回される第1のコイルと、第2ギャップ部に巻回される第2のコイルの一対のコイル部と、を備え、第1のコイルの軸方向外周部と、第2のコイルの軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにリアクトルコアに配置されることを特徴とする。
また、本発明に係るリアクトルは、リアクトルを外部に取り付けるためにリアクトルの4方の隅部に設けられる4つの保持ステイ部であって、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の剛性を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の剛性よりも小さい4つの保持ステイ部を備える。
また、本発明に係るリアクトルにおいて、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の板厚は、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の板厚よりも薄いことが好ましい。
また、本発明に係るリアクトル装置は、ケースと、ケースに保持されるリアクトルと、リアクトルとケースとの間に設けられる放熱用部材と、を備え、リアクトルは、それぞれ異なる長さの2つの脚部を有する一対の鉄心について、一方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第1ギャップ部とし、一方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第2ギャップ部として組み合わせ、環状形状を形成するリアクトルコアと、リアクトルコアの環状形状において、第1ギャップ部に巻回される第1のコイルと、第2ギャップ部に巻回される第2のコイルの一対のコイル部であって、第1のコイルの軸方向外周部と、第2のコイルの軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにリアクトルコアに配置される一対のコイルと、リアクトルをケースに取り付けるためにリアクトルの4方の隅部に設けられる4つの保持ステイ部であって、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の剛性を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の剛性よりも小さい4つの保持ステイ部と、を含むことを特徴とする。
上記構成により、リアクトルは、それぞれ異なる長さの2つの脚部を有するJ字型鉄心を対向させて環状形状とするリアクトルコアを用いる。そして、リアクトルコアの環状形状において、第1ギャップ部に巻回される第1のコイルの軸方向外周部と、第2ギャップ部に巻回される第2のコイルの軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにリアクトルコアに配置する。これによって、一対のコイルを軸方向に沿って互いに重複しないように配置する場合に比べ、コイルの軸方向に沿ったリアクトルの寸法を小さくでき、例えば、電源装置におけるリアクトルの配置方法に自由度が高くなる。
また、一対のコイルが、リアクトルの側面から見て等距離のところに配置されるので、双方のコイルに対する冷却を均等にすることができる。
また、リアクトルにおいて、リアクトルを外部に取り付けるためにリアクトルの4方の隅部に設けられる4つの保持ステイ部について、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の剛性を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の剛性よりも小さくする。このように、振動源となる磁気ギャップに近いところの保持剛性を小さくすることで、振動をケース等に伝播することを抑制できる。
また、リアクトルにおいて、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の板厚を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の板厚よりも薄くするので、簡単な構成で振動源となる磁気ギャップに近いところの保持剛性を小さくできる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下では、車両用電源装置に用いられるリアクトル、リアクトル装置について説明するが、車両用以外の用途の電源装置であってもよい。また、リアクトルコアであるJ字型鉄心として、1つの鉄心材がJ字型に曲がった形状を有するものとして説明するが、これを複数のコア材を組み合わせてJ字形状を形成するものとしてもよい。例えば、3つの直線状のIコアを組み合わせてJ字型としてもよく、1つのU字型コアの2つの脚部のうち1つにさらにI字コアを組み合わせてJ字型としてもよい。
J字型鉄心は、磁性粉末を成形された圧粉磁心として説明するが、電磁鋼板を所定の形状に打ち抜いたものとしてもよい。また、リアクトルを保持するケースを電源装置ケースとして説明するが、リアクトルを収納するリアクトルケースであってもよい。また、以下で述べる材質、寸法、形状は説明のための一例であって、用途等に応じ適当に変更が可能である。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、リアクトル10の平面図と側面図である。なお、以下では、鉄心にコイルを巻回し、ケースに取り付ける保持部を有するものをリアクトルと呼び、保持部を用いてリアクトルをケースに取り付けたものをリアクトル装置と呼ぶことにする。リアクトル10は、ハイブリッド車両、電気自動車等に搭載される車両用電源装置の昇圧回路に用いられるもので、電源装置のケースの中に保持部を介して配置される。
リアクトル10は、リアクトルコア12と、リアクトルコア12を樹脂で被覆するモールド部14と、モールド部の外周に巻回される一対のコイル50,52と、モールド部14の4隅から突き出る4つの保持ステイ部60,62,64,66を含んで構成される。
リアクトルコア12は、一対の鉄心20,30を組み合わせて環状形状とした磁性体である。一対の鉄心20,30のそれぞれは、長さが異なる2つの脚部を有し、平面形状でJ字型を有する。図1では、この2つの鉄心20,30を区別するため、T1,T2として示してある。かかる鉄心20,30としては、磁性粉末を成形してJ字型とした圧粉磁心が用いられる。
T1を一方側の鉄心20として、一方側の鉄心20は、長い方の脚部22と、短い方の脚部24と、これらを結ぶ胴部21とを有する。T2を他方側の鉄心30として、他方側の鉄心30は、長い方の脚部32と、短い方の脚部34と、これらを結ぶ胴部31とを有する。一方側の鉄心20と他方側の鉄心30について、それぞれの胴部21,31の長さは同じで、長い方の脚部22,32の長さは同じで、短い方の脚部24,34の長さは同じである。つまり、一方側の鉄心20と他方側の鉄心30とは、互いに同じ外形を有している。
リアクトルコア12は、一方側の鉄心20の長い方の脚部22と、他方側の鉄心30の短い方の脚部34とを対向させ、一方側の鉄心20の短い方の脚部24と、他方側の鉄心30の長い方の脚部32とをそれぞれ対向させて、環状形状としている。ここで、一方側の鉄心20の長い方の脚部22と、他方側の鉄心30の短い方の脚部34とが対向する隙間を第1ギャップ部40とし、一方側の鉄心20の短い方の脚部24と、他方側の鉄心30の長い方の脚部32とが対向する隙間を第2ギャップ部42として、図1では、第1ギャップ部40がG1、第2ギャップ部42がG2として示されている。第1ギャップ部40と第2ギャップ部42には適当な非磁性体が挿入され、リアクトルコア12における磁気ギャップとなる。
モールド部14は、一方側の鉄心20の第1ギャップ部40に向かい合う端面と第2ギャップ部42に向かい合う端面を露出しながら全体を樹脂で覆う一方側の鉄心モールドと、他方側の鉄心30の第1ギャップ部40に向かい合う端面と第2ギャップ部42に向かい合う端面を露出しながら全体を樹脂で覆う他方側の鉄心モールドの2つの総称である。換言すれば、一方側の鉄心20も、他方側の鉄心30も、磁気ギャップとなるところを除いて、樹脂でモールドされている。モールド部14の樹脂は、耐熱性と電気絶縁性を有する適当なプラスチック樹脂を用いることができる。
一対のコイル50,52は、リアクトルコア12の環状形状において、第1ギャップ部40に巻回される第1のコイル50と、第2ギャップ部42に巻回される第2のコイル52で構成される。第1のコイル50と第2のコイル52は、適当なボビンに絶縁導線を所定の巻数で巻回したもので、互いに直列接続されて、等価回路的には、リアクトルコア12を鉄心として巻回された1つのコイルである。図1では、二重丸マークで、第1のコイル50側から引き出された一方側端子、第2のコイル52側から引き出された他方端端子が示されている。第1のコイル50と第2のコイル52とは巻数が同じである。
ここで、第1のコイル50は第1ギャップ部40を覆うように配置され、第2のコイル52は第2ギャップ部42を覆うように配置されるが、第1のコイル50の軸方向外周部と、第2のコイル52の軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにされる。軸方向に沿って互い重複することの意義については、図2,3を用いて後述する。
保持ステイ部60,62,64,66は、リアクトル10を外部のケースに取り付けて保持するために、モールド部14の4隅から突き出る4つの保持部である。保持ステイ部60,62,64,66は、適当な金属板の一方端をモールド部14に埋め込み、他方端をモールド部14から露出するようにしたものを用いることができる。
ここで、4つの保持ステイ部60,62,64,66を区別するために、図1では、S11,S12,S21,S22として示した。S11は、リアクトルコア12の一方側の鉄心20の第1ギャップ部40側に設けられる保持ステイ部60である。これを第11ステイと呼ぶことにする。S11は、第11の意味である。同様に、S12は、一方側の鉄心20の第2ギャップ部42側に設けられる保持ステイ部62であり、これを第12ステイと呼ぶ。S21は、他方側の鉄心30の第1ギャップ部40側に設けられる保持ステイ部64であり、これを第21ステイと呼ぶ。S22は、他方側の鉄心30の第2ギャップ部42側に設けられる保持ステイ部66であり、これを第22ステイと呼ぶ。
ここで、第1ギャップ部40に近いS21である保持ステイ部64の板厚と、第2ギャップ部42に近いS12である保持ステイ部62の板厚は、第1ギャップ部40に遠いS11である保持ステイ部60の板厚と、第2ギャップ部42に近いS22である保持ステイ部66の板厚よりも薄い。図1の側面図には、S12である保持ステイ部62の板厚が、S22である保持ステイ部66の板厚よりも薄いことが示されている。
つまり、磁気ギャップ部に近い保持ステイ部62,64の剛性は、磁気ギャップ部から遠い保持ステイ部60,66よりも剛性が小さく設定される。剛性を小さくするには、上記のように板厚を薄くする他に、撓みやすい形状とすることでもよい。例えば、保持ステイ部62,64のモールド部14における根元部の幅を、保持ステイ部62,64のモールド部14における根元部の幅よりも狭くするものとしてもよい。このように剛性に差を設ける意義については、図7,8を用いて、後述する。
図2と図3は、軸方向に沿って互いに重複することを説明する図である。図2は、図1の一方側の鉄心20と他方側の鉄心30と第1のコイル50と第2のコイル52を抜き出して示す模式図である。図3は、従来技術におけるJ字型鉄心を用いたリアクトル11の構成を示す図で、一方側の鉄心20と他方側の鉄心30と第1のコイル50と第2のコイル52を抜き出して示す模式図である。図2、図3において、第1のコイル50と第2のコイル52は同じものである。ここで、図3では、第1のコイル50の軸方向外周部と、第2のコイル52の軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複しないように配置されている。
第1のコイル50と第2のコイル52のそれぞれの軸方向に沿った長さをLCとすると、図2では、第1のコイル50の軸方向外周部と、第2のコイル52の軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するように配置される。したがって、図2のリアクトル10の軸方向の寸法L1は、LCに、第1鉄心20の胴部21の幅と第2鉄心30の胴部31の幅とを加えたものにほぼ等しい。また、図2のリアクトル10の幅方向の寸法W1は、第1のコイル50の幅方向寸法と第2のコイル52の幅寸法を加えたものにほぼ等しい。
なお、リアクトル10の軸方向とは、第1のコイル50、第2のコイル52の軸方向に平行な方向で、第1鉄心20の脚部22,24、第2鉄心30の脚部32,34の延びる方向である。リアクトル10の幅方向とは、軸方向に垂直な方向で、第1鉄心20の胴部21、第2鉄心30の胴部31の延びる方向である。
これに対し、従来技術のリアクトル11では、第1のコイル50の軸方向外周部と、第2のコイル52の軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複しないように配置される。したがって、図3のリアクトル11の幅方向の寸法W2は、第1のコイル50の幅方向寸法と第2のコイル52の幅寸法を加えたものから、幅方向に重複する部分を引いたものにほぼ等しい。第1のコイル50と第2のコイル52の幅方向に重複する部分の寸法は、各コイルの巻線部分の径方向寸法に相当する。図3のリアクトル11の軸方向の寸法L2は、2LCに、第1鉄心20の胴部21の幅と第2鉄心30の胴部31の幅とを加えたものにほぼ等しくなる。
図2の構成と図3の構成とを比べると、図2のリアクトル10の軸方向の寸法L1は、図3のリアクトル11の軸方向の寸法L2よりもLc分だけ短くなる。一方、図3のリアクトル11の幅方向の寸法W2は、図2のリアクトル10の幅方向の寸法W1よりもコイル巻線の径方向寸法分だけ短くなる。このように、図3のリアクトル11は、幅方向の寸法W2を小さくすることができるが、軸方向の寸法L2が大きくなる。図2のリアクトル10は、幅方向の寸法W1が長くなるが、軸方向の寸法L1を短くすることができる。なお、軸方向と幅方向に直交する高さ方向寸法は、リアクトル10,11で同じである。
実際に電源装置ケースの中にリアクトルを配置する場合に、軸方向の寸法と幅方向の寸法が問題になることがある。幅方向の寸法が小さい方が配置しやすい場合には、リアクトル11の構成をとることが配置上は有利である。一方で、軸方向の寸法が小さい方が配置しやすい場合には、リアクトル10の構成をとることが配置上有利である。このように、図3の構成のほかに、図2のリアクトル10の構成をとることで、電源装置ケースの中にリアクトルを配置する自由度が高くなる。
例えば、電源装置ケースに、リアクトル以外のインバータ回路、DC/DCコンバータ等が配置される場合に、これらの寸法関係から、リアクトルの幅方向の寸法には余裕が取れるが、軸方向の寸法は小さいことが望ましいことが生じ得る。そのような場合には、リアクトル10の構成をとることで、コンパクトな電源装置とすることが可能になる。以下では、従来技術と異なる構成のリアクトル10のその他の効果について説明する。
図4から図8は、リアクトル10を電源装置ケース70に配置したリアクトル装置90の作用を、リアクトル11を電源装置ケース71に配置したリアクトル装置91の作用と比較して説明する図である。図4から図6は冷却作用について、図7,8は振動伝播抑制作用について、それぞれ説明する図である。
図4に示すリアクトル装置90は、電源装置ケース70にリアクトル10を配置したもので、ここでは、リアクトル10と電源装置ケース70の間に放熱樹脂72,74,76が配置されている。放熱樹脂72,74,76は、リアクトル10と電源装置ケース70との間を電気的に絶縁しながら、リアクトル10が動作したときに発生する熱を電源装置ケース70側に導くために配置される樹脂層である。ここでは、コイル50,52と電源装置ケース70との間に放熱樹脂72、第1鉄心20、第2鉄心30と電源装置ケース70との間に放熱樹脂74,76が配置される。かかる放熱樹脂としては、耐熱性と熱伝導性がよい適当なプラスチック樹脂を用いることができる。
電源装置ケース70には、放熱部が設けられる。電源装置ケース70の底部に放熱部80を設ける方式が下部冷却方式で、電源装置ケース70の内部に放熱部82,84を立てて、その間にリアクトル10を配置する方式が両面冷却方式である。この2つの冷却方式の特質について図5を用いて説明する。
図5は、一対のU字型鉄心を組み合わせて環状形状とし、それに一対のコイルを巻回したリアクトルをケースに収納したリアクトル装置の冷却の様子を示す図である。なお、U字型鉄心とは、鉄心の胴部から曲がって突き出す両脚部の長さが同じである鉄心である。一対のU字型鉄心を用いるリアクトルでは、コイルがリアクトルの対称中央部に配置されるので、両面冷却方式の場合でも下部冷却方式の場合でも、冷却が偏らず一様とすることが可能となる。そこで、冷却の様子を説明する最もよい一例として、図5では、U字型鉄心を用いるリアクトル装置を取り上げた。
図5の横軸は、リアクトル装置における温度測定位置を示し、縦軸は温度である。温度測定位置1は、供給冷媒の温度測定位置で、ここにおける温度は、供給冷媒の温度を示す。温度測定位置2は、放熱部とケースとが接触する位置である。下部冷却方式の場合は、ケースの底面と放熱部とが接触する位置であり、両面冷却方式の場合は、ケースの側面と放熱部とが接触する位置である。温度測定位置3は、ケース電源と放熱樹脂とが接触する位置である。温度測定位置4は、放熱樹脂とコイルが接触する位置である。温度測定位置5は、コイルの表面温度の測定位置である。
図5において、破線は、リアクトルの動作時において、下部冷却方式を用いたときの温度特性86で、実線は、両面冷却方式を用いたときの温度特性88である。ここで示されるように、コイルの表面温度が最も高温となる。また、一般的には、下部冷却方式の方が両面冷却方式よりも、コイルの対する冷却性能がよい。しかし、電源装置によっては、下部冷却方式を採用できないこともあり、両面冷却方式を用いることになる。その場合には、図5の温度特性88が、リアクトルの性能低下につながらないように、供給冷媒温度等を設定することになる。
再び図4のリアクトル装置90に戻ると、このリアクトル装置90に配置されるリアクトル10は、図2で説明したように、第1ギャップ部40と第2ギャップ部42はリアクトル10の対称中心位置にないが、コイル50,52は、リアクトル10の対称中心位置にある。その意味では、図5で説明したU字型鉄心を用いるリアクトル装置と同じである。すなわち、両面冷却方式を用いる場合でも、白抜き矢印で示すように、コイル50,52の発熱による熱の流れは、電源装置ケース70の両側に配置される放熱部82,84に均等に伝播され、冷却が偏ることがない。したがって、図5で説明した一様冷却の場合の温度特性88を用いて、供給冷媒温度等を適切に設定できる。
図6は、図3で説明した従来技術のリアクトル11を電源装置ケース71に配置したリアクトル装置91における冷却の様子を説明する図である。このリアクトル11は、図3で説明したように、第1ギャップ部40、第2ギャップ部42も、コイル50,52も、リアクトル11の対称中心位置にない。したがって、両面冷却方式を用いる場合に、コイル50,52の発熱による熱の流れは、電源装置ケース70の両側に配置される放熱部83,85とコイル50,52との間の距離にしたがって、放熱樹脂73,75,77を経由して不均等に伝播し、冷却が偏る。図6に白抜き矢印でコイル52の発熱による熱の流れを示したが、コイル52に近い放熱部83への熱の流れに比べ、コイル52から遠い放熱部85への熱の流れが悪くなる。
このように、従来技術のリアクトルに比べ、図1の構成のリアクトル10は、リアクトル装置90として構成したときに、両面冷却方式を用いる場合でも、冷却性能が優れたものとなる。
図7,8は、リアクトル10の振動伝播抑制作用について、従来技術のリアクトル11と比較して説明する図である。リアクトル10は、図1で説明したように、磁気ギャップ部に近い保持ステイ部62,64の剛性は、磁気ギャップ部から遠い保持ステイ部60,66よりも剛性が小さく設定される。従来技術のリアクトル11では、各保持ステイ部の剛性は同じである。
図7は、図4と同様の図であるが、ここでは、4つの保持ステイ部60,62,64,66によってリアクトル10が電源装置ケース70に取り付け保持されるリアクトル装置90の様子が示される。具体的には、図7において、S12として示される剛性の小さい保持ステイ部62と、S22として示される通常の剛性の保持ステイ部66によって、リアクトル10が電源装置ケース70に取り付けられる。
ここでリアクトル10が動作すると、磁気ギャップである第1ギャップ部40と第2ギャップ部42の間隔が変動して、振動が発生する。つまり、振動源は、磁気ギャップである第1ギャップ部40と第2ギャップ部42の近傍である。ここで、この振動源に近い保持ステイ部62,64の剛性は、振動源から遠い保持ステイ部60,66よりも剛性が小さい。図7では、G2として示される第2ギャップ部42に近くS12として示される保持ステイ部62の板厚が、G2から遠くS22として示される保持ステイ部66の板厚よりも薄い。
このようにすることで、振動源に遠い保持ステイ部60,66の剛性によって、リアクトル10と電源装置ケース70との間の保持のための剛性を確保しながら、振動源から近く剛性の小さい保持ステイ部62,64によって、振動を吸収し、振動源からの振動を電源装置ケース70に伝播することを抑制することができる。
図8は、図6と同様の図であるが、ここでは、リアクトル11を電源装置ケース71に取り付ける4つ保持ステイ部の剛性は同じで、通常の剛性のままとされる。図8では、第2ギャップ部42に近い保持ステイ部63の板厚も、第2ギャップ部42から遠い保持ステイ部67の板厚が同じとして示されている。
ここでリアクトル11が動作すると、磁気ギャップである第1ギャップ部40と第2ギャップ部42の間隔が変動して、振動が発生する。ここで各保持ステイ部の剛性は同じであるので、この振動源に近い保持ステイ部から大きな振動が電源装置ケース70に伝播する。この振動は、振動源から遠い保持ステイ部から電源装置ケース70に伝播する振動よりも大きい。
このように、従来技術のリアクトルに比べ、図1の構成のリアクトル10は、リアクトル装置90として構成したときに、振動抑制性能が優れたものとなる。
本発明に係るリアクトル及びリアクトル装置は、電源装置に利用できる。
10,11 リアクトル、12 リアクトルコア、14 モールド部、20,30 鉄心、21,31 胴部、22,24,32,34 脚部、40 第1ギャップ部、42 第2ギャップ部、50,52 コイル、60,62,63,64,66,67 保持ステイ部、70,71 電源装置ケース、72,73,74,75,76,77 放熱樹脂、82,83,84,85 放熱部、86,88 温度特性、90,91 リアクトル装置。
Claims (3)
- それぞれ異なる長さの2つの脚部を有する一対の鉄心について、一方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第1ギャップ部とし、一方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第2ギャップ部として組み合わせ、環状形状を形成するリアクトルコアと、
リアクトルコアの環状形状において、第1ギャップ部に巻回される第1のコイルと、第2ギャップ部に巻回される第2のコイルの一対のコイル部であって、第1のコイルの軸方向外周部と、第2のコイルの軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにリアクトルコアに配置されるコイル部と、
リアクトルを外部に取り付けるためにリアクトルの4方の隅部に設けられる4つの保持ステイ部であって、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の剛性を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の剛性よりも小さい4つの保持ステイ部と、
を備えることを特徴とするリアクトル。 - 請求項2に記載のリアクトルにおいて、
第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の板厚は、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の板厚よりも薄いことを特徴とするリアクトル。 - ケースと、
ケースに保持されるリアクトルと、
リアクトルとケースとの間に設けられる放熱用部材と、
を備え、
リアクトルは、
それぞれ異なる長さの2つの脚部を有する一対の鉄心について、一方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第1ギャップ部とし、一方側の鉄心の2つの脚部の短い方の脚部と、他方側の鉄心の2つの脚部の長い方の脚部とを対向させてその対向隙間を第2ギャップ部として組み合わせ、環状形状を形成するリアクトルコアと、
リアクトルコアの環状形状において、第1ギャップ部に巻回される第1のコイルと、第2ギャップ部に巻回される第2のコイルの一対のコイル部であって、第1のコイルの軸方向外周部と、第2のコイルの軸方向外周部とが、軸方向に沿って互いに重複するようにリアクトルコアに配置される一対のコイルと、
リアクトルをケースに取り付けるためにリアクトルの4方の隅部に設けられる4つの保持ステイ部であって、第1ギャップ部に近い保持ステイ部と第2ギャップ部に近い保持ステイ部の剛性を、第1ギャップ部に遠い保持ステイ部と第2ギャップ部に遠い保持ステイ部の剛性よりも小さい4つの保持ステイ部と、を含むことを特徴とするリアクトル装置。
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