JP5420605B2 - ホイールローダ - Google Patents

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Description

本発明は、ホイールローダに関するものである。
一般的にホイールローダは一般車両に比較すると大型であり、車高も高い。このため、ホイールローダのエンジン室前方(たとえばエアクリーナ)の点検、整備の際には、作業者が昇降するためのステップ台が必要となる。しかし、作業のたびにステップ台を設置、撤去すると、作業者の労力が多大となる。
またホイールローダにおいては、通常、エンジン室前方の側部には後輪が位置している。このため、作業者はその後輪の横にステップ台を設置して、後輪越しに点検、整備などの作業をする必要があり、作業性が良くない。
そこで、プラットホームのような足場を運転席フロアよりも車体後方側へ拡大して設置することが考えられる。
プラットホームの例は、たとえば特開2005−67533号公報に開示されている。
しかしながら、プラットホームを車体後方側へ拡大して設置すると、運転者が作業中では、運転者の後方の視界はプラットホームによって遮られる。これにより運転者は後輪とその周囲との双方を同時に直視することができなくなり、後輪付近の障害物を確認することが難しく、後方の安全確認が不十分になる場合が考えられる。
特開2005−67533号公報
しかしながら、特開2005−67533号公報には、ホイールローダの特有の作業中に運転席から後方を見るための技術は開示されていない。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、エンジン室前方の点検、整備の作業性が良好で、かつ運転者が作業中に後方の視認性が良好なホイールローダを提供することである。
本発明のホイールローダは、車体と、後輪と、プラットホームと、プレート部材とを備えている。後輪は、車体の側部に取付られている。プラットホームは、後輪の上方に位置するように車体の側部に取付られている。プラットホームには貫通孔よりなる開口部が形成されており、側面視で開口部の前端と後端は、後輪を上方へ投影した範囲内であって、かつ上面視で後輪の少なくとも幅の中心よりも車体側に位置している。開口部にて車体の前後方向にのみ延びるプレート部材が備えられている。車体には、運転席と、その運転席の後方に位置する後面窓と、リアピラーとを有する運転室が取付けられており、開口部は、運転者が運転席に着座した状態で後面窓を通して車体の後方を確認したときに、リアピラーと運転室の後方に位置する車体の作動油タンクとの間に位置している。開口部は車体の幅方向よりも前後方向に長い形状を有している。作動油タンクの側部上方に車体側から外側に向けてテーパ状の切欠部が形成されている。
本発明のホイールローダによれば、プラットホームが後輪上方に位置するように車体の側部に取付けられている。このため、作業者はこのプラットホームを足場として後輪上方部分の点検、整備を行なうことが可能となる。よって、整備の際にステップ台が不要になるとともに、運転席フロアから作業者が身を乗り出す必要もなくなり、作業性は良好となる。
またこのプラットホームには、貫通孔よりなる開口部が設けられており、その開口部は後輪を上方へ投影した範囲内であって、かつ後輪を上方から見た時に後輪の幅の中心より車体側に位置している。このため、運転者は運転席に座った状態で、その開口部を通して後輪と、その後輪の周囲の地面との双方を同時に目視することが可能となる。これにより、後方の視認性が良好となるため、後輪付近の障害物の確認が容易となり、後方の安全性を十分に確認することができる。
また本発明のホイールローダは、開口部にて車体の前後方向に延びるプレート部材をさらに備えている。このため、開口部を大きくしてもプレート部材によって後輪で跳ね上げられた石などが開口部を通ることが抑制され、その石などによる車体の損傷を抑制することができる。また開口部を大きくしてもプレート部材によって作業者がプラットホーム上を歩行する際に開口部で足を踏み外したり、躓いたりすることが抑制される。また開口部に蓋をする必要もない。さらに開口部を大きくすることができるため、運転者は広い視野で後輪とその後輪の周囲とを視認することが可能となる。
またプレート部材は、車体の前後方向に延びている。これによりプレート部材が運転者の後方の視認を妨げることが抑制される。また作動油タンクの側部上方に車体側から外側に向けてテーパ状の切欠部が形成されている。これにより運転者は開口部を視認しやすくなる。
上記のホイールローダにおいては、車体には、運転席と、その運転席の後方に位置する後面窓と、リアピラーとを有する運転室が取付けられており、開口部は、運転者が運転席に着座した状態で後面窓を通して車体の後方を視認したときに、運転者のアイポイントから見てリアピラーと運転室の後方に位置する車体の作動油タンクとの間に位置している。
上記のホイールローダにおいては、車体には、側面窓を有する運転室が取付けられており、開口部は、車体を側面側から見たときに、側面窓の後下隅を通る後輪の外径の接線と、側面窓の後下隅と後輪の外径の最高地上高の位置とを通る第1線と、上記接線に対して第1線と線対称をなす第2線とを想定したときに、プラットホームおよび第1線が交差する点と、プラットホームおよび第2線が交差する点との間の領域に配置されている。
上記のホイールローダにおいては、プレート部材は、プラットホームの下側から開口部に取付けられている。これによりプラットホーム上で歩行、作業などをする作業者がプレート部材で躓いたりすることが抑制される。
上記のホイールローダにおいては、プレート部材は開口部を20mm未満の幅に分割するように開口部に取付けられている。このため、後輪で跳ね上げられた石などが開口部を通ることがプレート部材によって効果的に抑制され得る。
上記のホイールローダにおいては、開口部は周囲をプラットホームに取り囲まれている。これにより開口部は剛性を有している。
上記のホイールローダにおいては、開口部は一辺が車体の内側に開放している。これにより、運転者による後方視界性が向上する。
以上説明したように本発明によれば、プラットホームが後輪上方に位置するように車体の側部に取付けられているため作業性が良好となり、かつプラットホームには貫通孔よりなる開口部が設けられているため、後方の視認性が良好となり、後方の安全性を十分に確認することができる。
本発明の一実施の形態におけるホイールローダの構成を概略的に示す側面図である。 本発明の一実施の形態におけるホイールローダの構成を概略的に示す上面図である。 プラットホームに設けられた開口部の位置を説明するための、図1に示すホイールローダの部分拡大側面図である。 プラットホームに設けられた開口部の位置を説明するための、図2に示すホイールローダの部分拡大上面図である。 運転者が運転席に着座した状態で後方を確認した場合のプラットホームの開口部とタイヤの見え方を示す図である。 プラットホーム付近の構成を示す図1および図2のホイールローダの部分拡大斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるホイールローダに用いられるプラットホームの分解斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるホイールローダに用いられるプラットホームの組立斜視図である。 本発明の一実施の形態におけるホイールローダに用いられるプラットホームの組立上面図である。
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
まず本発明の一実施の形態におけるホイールローダの構成について図1および図2を用いて説明する。
図1および図2を参照して、本実施の形態のホイールローダ1は、後部車体2と、前部フレーム5と、作業機30とを主に有している。前部フレーム5の両側部の各々には前輪3aが取付けられており、後部車体2の両側部の各々には後輪3bが取付けられている。
後部車体2と前部フレーム5とは、センタピン51により左右に揺動自在に取付けられており、アーティキュレート構造を構成している。つまり後部車体2と前部フレーム5とは、左右一対のステアリングシリンダ52、52により連結されており、この左右のステアリングシリンダ52、52を伸縮することにより後部車体2と前部フレーム5とはセンタピン51を中心として左右に揺動し、操向するように構成されている。この後部車体2と前部フレーム5とによりホイールローダ1の車体が構成されている。
前部フレーム5の前方には作業機30が取付けられている。作業機30は、前部フレーム5に基端部を揺動自在に取付けられたブーム31と、ブーム31の先端部に揺動自在に取付けられたバケット32とを有している。前部フレーム5とブーム31とは一対のブームシリンダ33、33により連結されており、ブームシリンダ33、33を伸縮することによりブーム31が揺動するよう構成されている。
また作業機30は、そのほぼ中央部においてブーム31に揺動自在に支持されているチルトアーム34と、チルトアーム34の基端部と前部フレーム5とを連結するバケットシリンダ35と、チルトアーム34の先端部とバケット32とを連結するチルトロッド36とを有している。バケットシリンダ35を伸縮することにより、バケット32が揺動するように構成されている。
後部車体2の後方にはエンジン室2bが配置されており、このエンジン室2bの前方の後部車体2内にはエアクリーナなど(図示せず)が配置されている。また後部車体2の前方上部には運転室(たとえばキャブ)6が取付けられており、運転室6の後方には作動油タンク2aが配置されている。運転室6は、図6に示すように一対のフロントピラー(図示せず)、一対のリアピラー6a、6a、ルーフ6d、前面窓6f、側面窓6b、後面窓6c、ドア6eなどから構成されている。後部車体2の側部にはたとえばボルトなどによってプラットホーム4が取付けられている。このプラットホーム4は、運転室6の扉の下方から後輪3bの上方まで延びるように配置されている。これにより、プラットホーム4は、図示しないエアクリーナなどの整備箇所の下側まで延びるように配置されている。なおエアクリーナは外装カバーにより覆われている。
プラットホーム4には貫通孔よりなる開口部4aが形成されている。この開口部4aは、周囲(四方)をプラットホーム4に取り囲まれているので剛性がある。開口部4aは、ホイールローダ1の運転者が運転室6の運転席に着座した状態で車体の後方を視認したときに、プラットホーム4の開口部4aを通して後輪3bとその後輪3b付近の地面との双方を同時に直視できる位置に配されている。後方視界性を向上するため開口部4aの一辺が車体側に開放していてもよい。
以下に、この開口部4aの位置について図3および図4を用いて説明する。
図3および図4を参照して、開口部4aの前端と後端は、ホイールローダ1を水平で平坦な面上に配置した状態において、後輪3bを上方(鉛直上方向)へ投影した範囲内に位置している。つまり開口部4aの前端と後端は、ホイールローダ1を水平で平坦な面上に配置した状態において、図3に示すように後輪3bの上方へ投影した範囲R内であって、図4に示すように上方から見たときに少なくとも後輪3bと重なる部分に位置している。また開口部4aは、図4に示すように後輪3bを上方から見た時に(上面視で)後輪3bの少なくとも幅の中心(中心線A−A)より車体(後部車体2)側(白抜き矢印側)に位置している。後輪3bの幅はタイヤ幅(タイヤの断面幅)W1であってもよく、タイヤの総幅W3であってもよい。
より具体的には、図3に示す車体側面視において、運転室6の側面窓6bの後下隅P0を通る後輪3bの外径の接線L1と、運転室6の側面窓6bの後下隅P0と後輪3bの外径の最高地上高の位置PAとを通る第1線L2と、接線L1に対して第1線L2と線対称をなす第2線L3とを想定したときに、開口部4aは、プラットホーム4および第1線L2が交差する点P1と、プラットホーム4および第2線L3が交差する点P2との間の領域R1内に少なくとも配置されている。つまり開口部4aは、領域R1に位置していれば、領域R1と同じ長さを有していてもよく、また領域R1より長くてもよい。
ここで、運転室6の側面窓6bの後下隅P0は図面側面視のため便宜上使用している。実際は、側面視で見えない後面窓6cのリアピラー6a側の下隅部6Pを示しているものであり、側面視でP0を通る後輪3bの外径の接線L1上に6Pが通っている。
また図4に示すように上方から見たときに、開口部4aは、運転室6の側面窓6bの後下隅P0と後輪3bの後部の外側の角PBとを繋ぐ線L4上に配置されている。開口部4aは、たとえば後輪3bの幅W1の約半分の幅W2を有している。
運転者が運転室6の運転席に着座した状態で運転室6の後面窓6cを通して車体の後方を視認したときに、図4に示すように運転者のアイポイントEPから、運転室6のリアピラー6aと後部車体2の作動油タンク2aとの間(つまり線L5とL6との間)を通して開口部4aを視認することができる。運転者は、さらにその開口部4aを通して後輪3bとその後輪3bの周囲の地面とを視認することができる。上記のアイポイントEPから開口部4a越しに後輪3bとその周囲の地面とを視認した場合の運転者に見える風景はたとえば図5に示すようになる。
図5および図6に示すように、作動油タンク2aの側部上方に車体側から外側に向けてテーパ状の切欠部2a1が形成されている。作動油タンク2aの上方に角部がある場合には、その角部で運転者の視界が遮られることになるが、この切欠部2a1によってその角部を切欠くことで運転者は上記のアイポイントEPから開口部4aを視認しやすくなっている。
なお上記のアイポイントEPは、たとえばJIS D 4607「自動車室内寸法測定用三次元座位人体模型(3DM−JM 50)」またはISO 6549「road vehicles-Procedure for H-point determination」に規定する成人男子の50%タイル人体模型を用いて設定することができる。このアイポイントEPは、車室内で基準点として定めることができ、具体的には、たとえば「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(国土交通省)の別添81」に示された方法で定めることができる。
この開口部4aには、プレート部材4bが取付けられている。このプレート部材4bについて図7〜図9を用いて説明する。
図7および図8を参照して、開口部4aには1つ以上(たとえば3つ)のプレート部材4bが取付けられており、かつプラットホーム4の下側から開口部4aに取付けられている。またプレート部材4bは、車体の前後方向に延びるようにプラットホーム4に取付けられている。また図9に示すようにプレート部材4bは、開口部4aの幅W2方向の長さを20mm未満の幅W21に分割するように開口部4aに取付けられている。なおプレート部材4bの上部は作業者の滑り止め防止形状となっていることが好ましい。
本実施の形態のホイールローダ1は、一般的には掘削作業および積込作業に用いられる。掘削作業を行なうときは、図1および図2に示すブーム31を下げ、バケット32を正面に向けた状態でホイールローダ1が前進し、やがてバケット32の刃先が対象物に突っ込む。ここで、バケットシリンダ35を操作してバケット32をチルトバックさせることにより、バケット32内に対象物をすくいこむことができる。
積込作業を行なうときには、バケット32内に対象物をすくいこんだ状態でブームシリンダ33を伸張させてブーム31を上昇させ、バケット32を上げた状態でホイールローダ1が後進する。その後、ホイールローダ1をダンプトラックの近くへ前進させて接近し、所定の位置でバケットシリンダ35を操作してバケット32をダンプして対象物をダンプトラックの荷台に積み込む。
このように本実施の形態のホイールローダ1は、掘削作業および積込作業において前進と後進とを繰り返すため、前方と後方との安全確認が重要となる。そのため、後方視界を良好にするための開口部4aが必要となる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、プラットホーム4が後輪3bの上方に位置するように後部車体2の側部に取付けられている。このため、作業者はこのプラットホーム4を足場として後輪3bの上方部分(たとえばエアクリーナ)の点検、整備を行なうことが可能となる。よって、整備の際にステップ台が不要になるとともに、運転席フロアから作業者が身を乗り出す必要もなくなり、作業性は良好となる。
またこのプラットホーム4には、貫通孔よりなる開口部4aが設けられており、その開口部4aは後輪3bを上方へ投影した範囲内であって、かつ後輪3bを上方から見た時に後輪3bの幅W1またはW3の中心(中心線A−A)より車体(後部車体2)側に位置している。このため、運転者は運転席に座った状態で、その開口部4aを通して後輪3bと、その後輪3bの周囲の地面との双方を同時に目視することが可能となる。よって、上記のように前進と後進とを繰り返すホイールローダ1において後方の視認性が良好となり、後輪の後の障害物などを視認することが可能となるため、後方の安全性を十分に確認することができる。
上記のホイールローダ1は、開口部4aにて車体の前後方向に延びるプレート部材4bを有している。このため、開口部4aを大きくしても、後輪3bで跳ね上げられた石などが開口部4aを通ることがプレート部材4bによって抑制され、その石などによる車体(後部車体2)の損傷を抑制することができる。また開口部4aを大きくしてもプレート部材4bによって作業者がプラットホーム4上を歩行する際に開口部4aで足を踏み外したり、躓いたりすることが抑制される。また開口部4aに蓋をする必要もない。さらに開口部4aを大きくすることができるため、運転者は広い視野で後輪3bとその後輪3bの周囲とを視認することが可能となる。
またプレート部材4bがプラットホーム4の下側から開口部4aに取付けられているため、プラットホーム4上で歩行、作業などをする作業者がプレート部材4bで躓いたりすることが抑制される。
またプレート部材4bが車体の前後方向に延びているため、プレート部材4bが運転者の後方の視認を妨げることが抑制される。プレート部材4bを補強のために車体の左右方向に入れることも考えられるが、その場合は後方視界が悪くなる。
またプレート部材4bが開口部4aを20mm未満の幅に分割するように開口部4aに取付けられているため、後輪3bで跳ね上げられた石などが開口部4aを通ることがプレート部材4bによって効果的に抑制され得る。
上記の本実施の形態においては、図4に示すように上方から見た場合に開口部4aが後輪3bと完全に重なっている場合について説明したが、開口部4aは少なくとも後輪3b重なる部分を有していれば後輪3bと完全に重なってなくてもよく、たとえば後輪3bよりも車体側にはみ出していてもよい。
また上記の本実施の形態においては、図2および図4に示すように、開口部4aを有するプラットホーム4が運転者から見て後部車体2の右側側部に設けられた場合について説明したが、開口部4aを有するプラットホーム4は後部車体2の左側側部にのみ設けられていてもよく、また右側側部および左側側部の両側に設けられていてもよい。
また上記の本実施の形態においては、ホイールローダ1の車体がアーティキュレート構造をなす後部車体2と前部フレーム5とを有する場合について説明したが、本発明はアーティキュレート構造をなさないホイールローダ1の車体にも適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、前進と後進とを繰り返すホイールローダに特に有利に適用され得る。
1 ホイールローダ、2 後部車体、2a 作動油タンク、2a1 切欠部、2b エンジン室、3a 前輪、3b 後輪、4 プラットホーム、4a 開口部、4b プレート部材、5 前部フレーム、6 運転室、6a リアピラー、6b 側面窓、6c 後面窓、6d ルーフ、6e ドア、6f 前面窓、30 作業機、31 ブーム、32 バケット、33 ブームシリンダ、34 チルトアーム、35 バケットシリンダ、36 チルトロッド、51 センタピン、52 ステアリングシリンダ。

Claims (7)

  1. 車体と、
    前記車体の側部に取付けられた後輪と、
    前記後輪の上方に位置するように前記車体の前記側部に取付けられたプラットホームとを備え、
    前記プラットホームには貫通孔よりなる開口部が形成されており、側面視で前記開口部の前端と後端は、前記後輪を上方へ投影した範囲内であって、かつ上面視で前記後輪の少なくとも幅の中心よりも前記車体側に位置していて、
    さらに前記開口部にて前記車体の前後方向にのみ延びるプレート部材を備え、
    前記車体には、運転席と、前記運転席の後方に位置する後面窓と、リアピラーとを有する運転室が取付けられており、
    前記開口部は、運転者が前記運転席に着座した状態で前記後面窓を通して前記車体の後方を確認したときに、前記リアピラーと前記運転室の後方に位置する前記車体の作動油タンクとの間に位置しており、
    前記開口部は前記車体の幅方向よりも前記前後方向に長い形状を有し、
    前記作動油タンクの側部上方に前記車体側から外側に向けてテーパ状の切欠部が形成されていることを特徴とする、ホイールローダ。
  2. 記開口部は、運転者が前記運転席に着座した状態で前記後面窓を通して前記車体の後方を視認したときに、運転者のアイポイントから見て前記リアピラーと前記運転室の後方に位置する前記車体の前記作動油タンクとの間に位置することを特徴とする、請求項1に記載のホイールローダ。
  3. 前記車体には、側面窓を有する運転室が取付けられており、
    前記開口部は、前記車体を側面側から見たときに、前記側面窓の後下隅を通る前記後輪の外径の接線と、前記側面窓の後下隅と前記後輪の外径の最高地上高の位置とを通る第1線と、前記接線に対して前記第1線と線対称をなす第2線とを想定したときに、前記プラットホームおよび前記第1線が交差する点と、前記プラットホームおよび前記第2線が交差する点との間の領域に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のホイールローダ。
  4. 前記プレート部材は、前記プラットホームの下側から前記開口部に取付けられている、請求項1〜3のいずれかに記載のホイールローダ。
  5. 前記プレート部材は、前記開口部を20mm未満の幅に分割するように前記開口部に取付けられている、請求項1〜4のいずれかに記載のホイールローダ。
  6. 前記開口部は周囲を前記プラットホームに取り囲まれていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のホイールローダ。
  7. 前記開口部は一辺が前記車体の内側に開放していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のホイールローダ。
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