JP2001151166A - アーティキュレート式構造を有する作業車両 - Google Patents
アーティキュレート式構造を有する作業車両Info
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- JP2001151166A JP2001151166A JP33500299A JP33500299A JP2001151166A JP 2001151166 A JP2001151166 A JP 2001151166A JP 33500299 A JP33500299 A JP 33500299A JP 33500299 A JP33500299 A JP 33500299A JP 2001151166 A JP2001151166 A JP 2001151166A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 アーティキュレート式構造を有する作業
車両において、後部車体の有する車輪の軌跡をオペレー
タが把握し易いようにする。 【解決手段】 オペレータ7が運転姿勢をとったまま、
後部車体3の第2車輪52のほぼ全体を目視可能となる
ように、第2車輪52に対するオペレータ1の視線上に
位置する前部車体2の構成部材23に面取りを施す。
車両において、後部車体の有する車輪の軌跡をオペレー
タが把握し易いようにする。 【解決手段】 オペレータ7が運転姿勢をとったまま、
後部車体3の第2車輪52のほぼ全体を目視可能となる
ように、第2車輪52に対するオペレータ1の視線上に
位置する前部車体2の構成部材23に面取りを施す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アーティキュレー
ト式構造を有する作業車両に関する。
ト式構造を有する作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】不整地走行の用途で作られる作業車両例
えばオフロードダンプトラックには、小回りを利かせる
ために、車体を前部と後部とに二分割し、前部車体と後
部車体とを互いに水平方向に揺動自在となるよう軸支し
た、アーティキュレート式構造を有するものがある。従
来の、アーティキュレート式構造を有するダンプトラッ
クの、代表的なものについて図6〜図9を参照して説明
する。
えばオフロードダンプトラックには、小回りを利かせる
ために、車体を前部と後部とに二分割し、前部車体と後
部車体とを互いに水平方向に揺動自在となるよう軸支し
た、アーティキュレート式構造を有するものがある。従
来の、アーティキュレート式構造を有するダンプトラッ
クの、代表的なものについて図6〜図9を参照して説明
する。
【0003】図6はアーティキュレート式構造を有する
3軸6輪のダンプトラックの直進状態での側面図であ
り、図7は同上面図である。図8(a)は同ダンプトラ
ックの左折状態での側面図で、図8(b)は図8(a)
中のZ矢視図であり、図9は同上面図である。ダンプト
ラックの車体1は、前部車体2と後部車体3とに分割さ
れ、屈曲軸10が前部車体2と後部車体3とを水平方向
に揺動自在となるように結合している。前部車体2と後
部車体3との間には、屈曲軸10を挟んだ左右に夫々1
本ずつシリンダ11、12が取着される。シリンダ1
1、12のいずれか一方が伸び、同時に他方が縮むこと
によって、前部車体2と後部車体3との相対角度が変化
して、車体1が水平方向に屈曲し、旋回が可能となる。
また同時に、前部車体2と後部車体3とは、互いにねじ
り自在、すなわち全幅の略中心にある前後方向軸(図示
せず)の周りに揺動自在とされており、悪路走行時にお
いてもタイヤの接地性を確保している。
3軸6輪のダンプトラックの直進状態での側面図であ
り、図7は同上面図である。図8(a)は同ダンプトラ
ックの左折状態での側面図で、図8(b)は図8(a)
中のZ矢視図であり、図9は同上面図である。ダンプト
ラックの車体1は、前部車体2と後部車体3とに分割さ
れ、屈曲軸10が前部車体2と後部車体3とを水平方向
に揺動自在となるように結合している。前部車体2と後
部車体3との間には、屈曲軸10を挟んだ左右に夫々1
本ずつシリンダ11、12が取着される。シリンダ1
1、12のいずれか一方が伸び、同時に他方が縮むこと
によって、前部車体2と後部車体3との相対角度が変化
して、車体1が水平方向に屈曲し、旋回が可能となる。
また同時に、前部車体2と後部車体3とは、互いにねじ
り自在、すなわち全幅の略中心にある前後方向軸(図示
せず)の周りに揺動自在とされており、悪路走行時にお
いてもタイヤの接地性を確保している。
【0004】前部車体2は、右第1輪41と左第1輪4
2とを両端に取着した第1車軸4と、右第1輪41の上
方と左第1輪42の上方とに夫々設けられた2つのフェ
ンダ26,27と、キャビン21と、燃料タンク24と
を有する。キャビン21は前部車体2の全体よりも幅が
狭く、前部車体2の2つのフェンダ26,27に挟まれ
た部分すなわちほぼ中心部の上部に位置している。キャ
ビン21の定員は2名でありオペレータ7はキャビン2
1の左寄りでかつ第1車軸4のほぼ真上に着座して運転
する。キャビン21が前部車体2の中心寄りなのは、前
記ねじり運動に伴うオペレータの上下動幅を小さくして
その疲労を軽減するためである。左のフェンダ27上で
かつオペレータ7の左後方にあたる位置には燃料タンク
24が取着されている。燃料タンク24は略水平な上
面、第1車軸4に略垂直な左面及び前後軸に略垂直な後
面を有しており、前記3面は互いに略垂直に交わってい
る。
2とを両端に取着した第1車軸4と、右第1輪41の上
方と左第1輪42の上方とに夫々設けられた2つのフェ
ンダ26,27と、キャビン21と、燃料タンク24と
を有する。キャビン21は前部車体2の全体よりも幅が
狭く、前部車体2の2つのフェンダ26,27に挟まれ
た部分すなわちほぼ中心部の上部に位置している。キャ
ビン21の定員は2名でありオペレータ7はキャビン2
1の左寄りでかつ第1車軸4のほぼ真上に着座して運転
する。キャビン21が前部車体2の中心寄りなのは、前
記ねじり運動に伴うオペレータの上下動幅を小さくして
その疲労を軽減するためである。左のフェンダ27上で
かつオペレータ7の左後方にあたる位置には燃料タンク
24が取着されている。燃料タンク24は略水平な上
面、第1車軸4に略垂直な左面及び前後軸に略垂直な後
面を有しており、前記3面は互いに略垂直に交わってい
る。
【0005】後部車体3は、右第2輪51と左第2輪5
2とを両端に取着した第2車軸5と、右第3輪61と左
第3輪62とを両端に取着して第2車軸5の後方に位置
する第3車軸6と、後部を軸支され上下に揺動自在とな
ることで土砂を収納・排出自在な荷台31とを有する。
2とを両端に取着した第2車軸5と、右第3輪61と左
第3輪62とを両端に取着して第2車軸5の後方に位置
する第3車軸6と、後部を軸支され上下に揺動自在とな
ることで土砂を収納・排出自在な荷台31とを有する。
【0006】オペレータ7がステアリング操作をする
と、前述の通りシリンダ11、12のいずれか一方が伸
びると同時に他方が縮むことによって、前部車体2と後
部車体3との相対角度が変化して、例えば図9に示すよ
うに車体1が水平方向に屈曲し、旋回が可能となる。車
体を屈曲させて操舵・旋回する構造とすることで、車体
を一体として車輪を略垂直軸周りに回転させて操舵・旋
回する構造の車両に比べて、より大きな操舵角が得ら
れ、小回りが利くようになる。また同時に蛇行運転がで
きるので、不整地での脱出性・走破性にも優れる。
と、前述の通りシリンダ11、12のいずれか一方が伸
びると同時に他方が縮むことによって、前部車体2と後
部車体3との相対角度が変化して、例えば図9に示すよ
うに車体1が水平方向に屈曲し、旋回が可能となる。車
体を屈曲させて操舵・旋回する構造とすることで、車体
を一体として車輪を略垂直軸周りに回転させて操舵・旋
回する構造の車両に比べて、より大きな操舵角が得ら
れ、小回りが利くようになる。また同時に蛇行運転がで
きるので、不整地での脱出性・走破性にも優れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記形
態のアーティキュレート式構造を有する作業車両の車体
形状では、下記の問題が生じる。そもそもオフロードダ
ンプトラックなどの作業車両の稼動現場は、不整地であ
る場合が多く、ぬかるみや凹地にはまってのスタック、
岩石に乗り上げての転倒、または路肩を踏み外しての転
落といった可能性が常に存在する。したがって、オペレ
ータは走行中の車輪の位置と軌跡とを把握した運転を心
掛けねばならない。上記形態のダンプトラックにあって
は、第1車軸4のほぼ真上に運転席があるので、前方を
向いて運転しながらでも、右第1輪41と左第1輪42
との軌跡を把握するのは容易であるが、後方の4輪の軌
跡は目視のみならずミラーでも把握しずらい。そうする
と、図6〜図9に示すようにオペレータは運転席から身
を乗り出し、窓から顔を出して左後方の確認をする必要
が生じる(右後方は同乗者に確認してもらえば良い)。
しかるにこの場合、図6、図8に示すように直進時及び
左折時ともオペレータの左第2輪52に対する視線は燃
料タンク24の角部で遮られる。図10はキャビン21
内から見た左第2輪52と燃料タンク24との位置関係
を示す図であり、図10(a)は直進状態、図10
(b)は左折状態を示す。図10(a)と図10(b)
とに示す通り、左第2輪52の下部及びその直前の地面
は、直進状態及び左折状態とも燃料タンク24に隠れて
見ることができなくなっている。そのため、オペレータ
は左第2輪52が障害物と干渉する可能性のある場合
は、徐行運転を強いられ、時によっては停車してキャビ
ン21の外に出て左第2輪52の軌跡を確認する必要も
あった。このことが、運搬作業のサイクルタイムの延
長、ひいては作業能率の低下を招いていた。
態のアーティキュレート式構造を有する作業車両の車体
形状では、下記の問題が生じる。そもそもオフロードダ
ンプトラックなどの作業車両の稼動現場は、不整地であ
る場合が多く、ぬかるみや凹地にはまってのスタック、
岩石に乗り上げての転倒、または路肩を踏み外しての転
落といった可能性が常に存在する。したがって、オペレ
ータは走行中の車輪の位置と軌跡とを把握した運転を心
掛けねばならない。上記形態のダンプトラックにあって
は、第1車軸4のほぼ真上に運転席があるので、前方を
向いて運転しながらでも、右第1輪41と左第1輪42
との軌跡を把握するのは容易であるが、後方の4輪の軌
跡は目視のみならずミラーでも把握しずらい。そうする
と、図6〜図9に示すようにオペレータは運転席から身
を乗り出し、窓から顔を出して左後方の確認をする必要
が生じる(右後方は同乗者に確認してもらえば良い)。
しかるにこの場合、図6、図8に示すように直進時及び
左折時ともオペレータの左第2輪52に対する視線は燃
料タンク24の角部で遮られる。図10はキャビン21
内から見た左第2輪52と燃料タンク24との位置関係
を示す図であり、図10(a)は直進状態、図10
(b)は左折状態を示す。図10(a)と図10(b)
とに示す通り、左第2輪52の下部及びその直前の地面
は、直進状態及び左折状態とも燃料タンク24に隠れて
見ることができなくなっている。そのため、オペレータ
は左第2輪52が障害物と干渉する可能性のある場合
は、徐行運転を強いられ、時によっては停車してキャビ
ン21の外に出て左第2輪52の軌跡を確認する必要も
あった。このことが、運搬作業のサイクルタイムの延
長、ひいては作業能率の低下を招いていた。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、後部車体の車輪及びその車輪の軌跡を、
オペレータがキャビンに居ながらにして容易に目視可能
とするアーティキュレート式構造を有する作業車両を提
供することを目的としている。
たものであり、後部車体の車輪及びその車輪の軌跡を、
オペレータがキャビンに居ながらにして容易に目視可能
とするアーティキュレート式構造を有する作業車両を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、第1の発明は、キャビン及び第1
車輪を有する前部車体と第2車輪を有する後部車体と
が、互いに揺動自在に連結されたアーティキュレート式
構造を有する作業車両において、オペレータが運転姿勢
をとったまま、後部車体の第2車輪のほぼ全体を目視可
能となるように、第2車輪に対するオペレータの視線上
に位置する前部車体の構成部材に面取りを有することを
特徴とする。
的を達成するために、第1の発明は、キャビン及び第1
車輪を有する前部車体と第2車輪を有する後部車体と
が、互いに揺動自在に連結されたアーティキュレート式
構造を有する作業車両において、オペレータが運転姿勢
をとったまま、後部車体の第2車輪のほぼ全体を目視可
能となるように、第2車輪に対するオペレータの視線上
に位置する前部車体の構成部材に面取りを有することを
特徴とする。
【0010】第1の発明によると、オペレータの視線上
に位置する構成部材に面取りを施したことによりオペレ
ータの視界が広がり、運転姿勢のままで後部車体の第2
車輪及びその軌跡を把握できる。したがって障害物を避
けて走行することが容易になり、徐行運転または一時停
止してキャビンから出ての後方確認をするといったこと
の頻度が減少して、作業の能率が向上する。
に位置する構成部材に面取りを施したことによりオペレ
ータの視界が広がり、運転姿勢のままで後部車体の第2
車輪及びその軌跡を把握できる。したがって障害物を避
けて走行することが容易になり、徐行運転または一時停
止してキャビンから出ての後方確認をするといったこと
の頻度が減少して、作業の能率が向上する。
【0011】第2の発明は、第1の発明によるアーティ
キュレート式構造を有する作業車両において、オペレー
タの視線上に位置する前部車体の構成部材は燃料タンク
及び作動油タンクの少なくとも一方であることを特徴と
する。
キュレート式構造を有する作業車両において、オペレー
タの視線上に位置する前部車体の構成部材は燃料タンク
及び作動油タンクの少なくとも一方であることを特徴と
する。
【0012】第2の発明によると、第1の発明に加え
て、面取りを施す部材は燃料タンク及び作動油タンクの
少なくとも一方となる。これらは内部が殆ど空洞なので
形状の制約が少ない。また、タンクの上部は空気溜りに
なっており、面取りを施しても容量は殆ど低下しない。
したがって、他の部材よりも面取りの成形が施し易い。
て、面取りを施す部材は燃料タンク及び作動油タンクの
少なくとも一方となる。これらは内部が殆ど空洞なので
形状の制約が少ない。また、タンクの上部は空気溜りに
なっており、面取りを施しても容量は殆ど低下しない。
したがって、他の部材よりも面取りの成形が施し易い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
ダンプトラックの例をとり、図1〜図4を参照して説明
する。図1は本発明の実施形態によるダンプトラックの
直進状態での側面図であり、図2は同上面図である。図
3(a)は同ダンプトラックの左折状態での側面図で図
3(b)は図3(a)中のZ矢視図であり、図4は同上
面図である。なお、本実施形態のダンプトラックは、燃
料タンクの形状以外、従来の技術の項で説明したダンプ
トラックと同一である。したがって、燃料タンク以外の
部分は同一符号を付し、説明は省略する。
ダンプトラックの例をとり、図1〜図4を参照して説明
する。図1は本発明の実施形態によるダンプトラックの
直進状態での側面図であり、図2は同上面図である。図
3(a)は同ダンプトラックの左折状態での側面図で図
3(b)は図3(a)中のZ矢視図であり、図4は同上
面図である。なお、本実施形態のダンプトラックは、燃
料タンクの形状以外、従来の技術の項で説明したダンプ
トラックと同一である。したがって、燃料タンク以外の
部分は同一符号を付し、説明は省略する。
【0014】本実施形態のダンプトラックが有する燃料
タンク23は、上面後端の角の面取り23a及び上面左
端の角の面取り23bを有した形状となっている。この
形状により、例えば直進状態では図2に示すように後ろ
下方の視界が広がり、また左折状態では図4に示すよう
に左後ろ下方の視界が広がるので、オペレータの左第2
輪52に対する視線が燃料タンク23によって遮られる
ことがほとんどない。図5はキャビン21内から見た左
第2輪52と燃料タンク23との位置関係を示す図であ
り、図5(a)は直進状態、図5(b)は左折状態を示
す。図5(a)と図5(b)とに示す通り、面取り23
aと面取り23bとによって、左第2輪52及びその近
傍の、燃料タンク23の上面後端の角と上面左端の角と
の陰になる部分があらわになる。したがってオペレータ
7は、直進状態及び左折状態とも、左第2輪52のほぼ
全体を視界に入れることができる。
タンク23は、上面後端の角の面取り23a及び上面左
端の角の面取り23bを有した形状となっている。この
形状により、例えば直進状態では図2に示すように後ろ
下方の視界が広がり、また左折状態では図4に示すよう
に左後ろ下方の視界が広がるので、オペレータの左第2
輪52に対する視線が燃料タンク23によって遮られる
ことがほとんどない。図5はキャビン21内から見た左
第2輪52と燃料タンク23との位置関係を示す図であ
り、図5(a)は直進状態、図5(b)は左折状態を示
す。図5(a)と図5(b)とに示す通り、面取り23
aと面取り23bとによって、左第2輪52及びその近
傍の、燃料タンク23の上面後端の角と上面左端の角と
の陰になる部分があらわになる。したがってオペレータ
7は、直進状態及び左折状態とも、左第2輪52のほぼ
全体を視界に入れることができる。
【0015】以上により、オペレータ7は運転席から左
第2輪52のほぼ全体を視界に入れ、これによって左第
2輪52と障害物との干渉を容易に避けることができ
る。そのことで、スタック、転倒または転落を恐れ、左
第2輪52及びその近傍の見えない部分を気遣う余り、
徐行運転、または一時停止してキャビン21から出ての
後方確認をするといったことが少なくて済む。したがっ
て、運搬作業のサイクルタイムを短縮し、作業の効率を
向上できる。また、面取りを施すのは燃料タンク23の
上部であり、一般に燃料タンク上部は空気溜りだから、
面取りによる燃料タンク容量の実質的な低下は極めて小
さいといえる。そのうえ、燃料タンクの殆どは板金加工
品なので、面取り成形は容易である。
第2輪52のほぼ全体を視界に入れ、これによって左第
2輪52と障害物との干渉を容易に避けることができ
る。そのことで、スタック、転倒または転落を恐れ、左
第2輪52及びその近傍の見えない部分を気遣う余り、
徐行運転、または一時停止してキャビン21から出ての
後方確認をするといったことが少なくて済む。したがっ
て、運搬作業のサイクルタイムを短縮し、作業の効率を
向上できる。また、面取りを施すのは燃料タンク23の
上部であり、一般に燃料タンク上部は空気溜りだから、
面取りによる燃料タンク容量の実質的な低下は極めて小
さいといえる。そのうえ、燃料タンクの殆どは板金加工
品なので、面取り成形は容易である。
【0016】なお、本発明の実施形態は、上記実施形態
のような、燃料タンクに限定されるものではない。燃料
タンクに替わり同位置に配されるのが、作動油タンク、
工具箱、マフラー、または電装品もしくは油空圧機器を
内蔵する機器ボックスであっても、上記のような面取り
を施すことで同様の効果が得られることは言うまでもな
い。また、作業車両の種類はダンプトラックに限らず、
ホイールローダ、振動ローラまたはその他でも良い。も
ちろん、オペレータの着座位置が車両の左側でなく、右
側にあっても良いし、面取りを施す部材が車両の左側で
なく、右側にあっても良い。
のような、燃料タンクに限定されるものではない。燃料
タンクに替わり同位置に配されるのが、作動油タンク、
工具箱、マフラー、または電装品もしくは油空圧機器を
内蔵する機器ボックスであっても、上記のような面取り
を施すことで同様の効果が得られることは言うまでもな
い。また、作業車両の種類はダンプトラックに限らず、
ホイールローダ、振動ローラまたはその他でも良い。も
ちろん、オペレータの着座位置が車両の左側でなく、右
側にあっても良いし、面取りを施す部材が車両の左側で
なく、右側にあっても良い。
【0017】
【図1】本発明の実施形態による車体アーティキュレー
ト式ダンプトラックの直進状態の側面図である。
ト式ダンプトラックの直進状態の側面図である。
【図2】本発明の実施形態による車体アーティキュレー
ト式ダンプトラックの直進状態の上面図である。
ト式ダンプトラックの直進状態の上面図である。
【図3】本発明の実施形態による車体アーティキュレー
ト式ダンプトラックの左折状態の図であり、(a)は側
面図、(b)は(a)のZ視図である。
ト式ダンプトラックの左折状態の図であり、(a)は側
面図、(b)は(a)のZ視図である。
【図4】本発明の実施形態による車体アーティキュレー
ト式ダンプトラックの左折状態の上面図である。
ト式ダンプトラックの左折状態の上面図である。
【図5】本発明の実施形態による車体アーティキュレー
ト式ダンプトラックの、キャビンから左後方を見た状態
での車輪と燃料タンクとの位置関係を示す図であり、
(a)は直進状態、(b)は左折状態を示す。
ト式ダンプトラックの、キャビンから左後方を見た状態
での車輪と燃料タンクとの位置関係を示す図であり、
(a)は直進状態、(b)は左折状態を示す。
【図6】従来の形態による車体アーティキュレート式ダ
ンプトラックの直進状態の側面図である。
ンプトラックの直進状態の側面図である。
【図7】従来の形態による車体アーティキュレート式ダ
ンプトラックの直進状態の上面図である。
ンプトラックの直進状態の上面図である。
【図8】従来の形態による車体アーティキュレート式ダ
ンプトラックの左折状態の図であり、(a)は側面図、
(b)は(a)のZ視図である。
ンプトラックの左折状態の図であり、(a)は側面図、
(b)は(a)のZ視図である。
【図9】従来の形態による車体アーティキュレート式ダ
ンプトラックの左折状態の上面図である。
ンプトラックの左折状態の上面図である。
【図10】従来の形態による車体アーティキュレート式
ダンプトラックの、キャビンから左後方を見た状態での
車輪と燃料タンクとの位置関係を示す図であり、(a)
は直進状態、(b)は左折状態を示す。
ダンプトラックの、キャビンから左後方を見た状態での
車輪と燃料タンクとの位置関係を示す図であり、(a)
は直進状態、(b)は左折状態を示す。
2…前部車体、3…後部車体、7…オペレータ、23…
燃料タンク、24…燃料タンク、52…左第2輪。
燃料タンク、24…燃料タンク、52…左第2輪。
Claims (2)
- 【請求項1】 キャビン及び第1車輪を有する前部車体
と第2車輪を有する後部車体とが、互いに揺動自在に連
結されたアーティキュレート式構造を有する作業車両に
おいて、 オペレータ(7)が運転姿勢をとったまま、後部車体(3)の
第2車輪(52)のほぼ全体を目視可能となるように、第2
車輪(52)に対するオペレータ(7)の視線上に位置する前
部車体(2)の構成部材(23)に面取りを有することを特徴
とするアーティキュレート式構造を有する作業車両。 - 【請求項2】 オペレータ(7)の視線上に位置する前部
車体(2)の構成部材(23)は燃料タンク及び作動油タンク
の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1記載
のアーティキュレート式構造を有する作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33500299A JP2001151166A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | アーティキュレート式構造を有する作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33500299A JP2001151166A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | アーティキュレート式構造を有する作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001151166A true JP2001151166A (ja) | 2001-06-05 |
Family
ID=18283648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33500299A Pending JP2001151166A (ja) | 1999-11-25 | 1999-11-25 | アーティキュレート式構造を有する作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001151166A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011255798A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Ohbayashi Corp | 列車 |
JP2013053520A (ja) * | 2012-12-19 | 2013-03-21 | Komatsu Ltd | ホイールローダ |
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WO2024129603A1 (en) * | 2022-12-12 | 2024-06-20 | Great Plains Manufacturing, Inc. | Work machine with improved viewing angles |
-
1999
- 1999-11-25 JP JP33500299A patent/JP2001151166A/ja active Pending
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