JP2004359168A - 屈曲式の建設車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータが前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を運転席に着座したままで目視できる屈曲式の建設車両を提供する。
【解決手段】フロントタイヤ2aで支持されたフロントフレーム1aとリヤタイヤ2bで支持され運転席6を設置したリヤフレーム1bとを備え、フロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対して水平方向に回動させ得るようにピン10で連結するとともにフロントフレーム1aの後端部とリヤフレーム1bの前端部との間に内側に引っ込んだ凹部Sを形成して自走車体本体1を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができ、自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側に干渉しないようにフロントフレーム1a側に設置するようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】フロントタイヤ2aで支持されたフロントフレーム1aとリヤタイヤ2bで支持され運転席6を設置したリヤフレーム1bとを備え、フロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対して水平方向に回動させ得るようにピン10で連結するとともにフロントフレーム1aの後端部とリヤフレーム1bの前端部との間に内側に引っ込んだ凹部Sを形成して自走車体本体1を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができ、自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側に干渉しないようにフロントフレーム1a側に設置するようにした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントタイヤで支持される前部車体本体とリヤタイヤで支持される後部車体本体とを屈曲可能に連結して自走車体本体を構成し、後部車体本体に運転席を設置したショベルローダや自走式締め固め機等の屈曲式の建設車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輪で走行する自走式の建設車両には、ホイールローダのように、フロントタイヤで支持された前部車体本体と、リヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを水平方向に屈曲可能に連結して自走車体本体を構成した屈曲式の建設車両がある。この屈曲式の建設車両は、ステアリング時に自走車体本体が屈曲するという、通常の建設車両にはみられない特質を有する。また、このように前部車体本体と後部車体本体とを水平方向に屈曲可能に連結するため、通常、前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部が形成されるとともに、運転席が両車体本体の連結部よりも上方の後部車体本体の運転席床上に設置されて、運転席が通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されるという構造上の特徴を有する。この種の屈曲式の建設車両は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー291044号公報(第2頁、図3−4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の屈曲式の建設車両は、ステアリング時に自走車体本体が屈曲するという特質を有し、加えて、運転席が通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されるとともに、前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部が形成されているため、特に、運転停止の状態から自走車体本体を屈曲させてステアリングさせようとするときに、通常の建設車両にはみられない特有の問題が生じる。すなわち、運転停止の状態では、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近に作業員等人や動物がいることもあり、こうした状態の下で自走車体本体を屈曲させると、前部車体本体と後部車体本体との間に人や動物を巻き込む危険性がある。
【0005】
また、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近に障害物が存在するときには、この障害物を巻き込んで車体を損傷する危険性もある。しかしながら、従来の屈曲式の建設車両では、運転席が前記のように高い位置に設置されているため、オペレータが運転席に着座したままでは、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を目視することができず、こうした危険を防止するための安全確認を行うことが困難であり、作業能率上も問題がある。
【0006】
本発明は、こうした従来の屈曲式の建設車両のステアリング時にみられる問題を解消しようとするものであって、その技術課題は、オペレータが前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を運転席に着座したままで目視してステアリング時における安全確認を容易に行うことができる屈曲式の建設車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のこうした技術課題は、
フロントタイヤで支持された前部車体本体とリヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを備え、前部車体本体を後部車体本体に対して水平方向に回動させ得るように連結するとともに前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部を形成して自走車体本体を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、
前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができ、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしたことにより達成される。
【0008】
本発明の屈曲式の建設車両は、特に、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができるように設置しているので、オペレータは、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近のほぼ全域を運転席に着座したままで目視することができる。その結果、その凹部付近における人や障害物等の存在を容易に確認することができて、ステアリング時における安全確認を容易に行うことができる。
【0009】
また、ミラーは、特に、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すので、運転席床の下も、運転席に着座したままで目視することができて運転時の安全性の向上に一層資することができる。ショベルローダのような屈曲式の建設車両では、自走車体本体を予想以上に大きく屈曲させることができるが、本発明の屈曲式の建設車両は、こうしたミラーを、特に、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしているので、前部車体本体側に設置したミラーがステアリング時に、後部車体本体に付設した部品等と干渉して損傷する危惧もない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が実際上どのように具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づいて説明することにより、本発明の実施の形態を明らかにする。図1は、本発明を具体化した屈曲式の建設車両の一例であるショベルローダの左側面図、図2は、図1のショベルローダの平面図である。
【0011】
これらの図において、1は車輪で走行する屈曲式の建設車両としてのホイールローダにおける自走車体本体、1aはこの自走車体本体1の前部をなす前部車体本体としてのフロントフレーム、1bは自走車体本体1の後部をなす後部車体本体としてのリヤフレーム、2aは前輪をなしフロントフレーム1aを支持するフロントタイヤ、2bは後輪をなしリヤフレーム1bを支持するリヤタイヤ、3はフロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対し水平方向に回動させるように駆動して自走車体本体1を屈曲させる車体屈曲用油圧シリンダである。
【0012】
フロントフレーム1aは、点P1〜P6を通る直線乃至は曲線で概ね区画されている。リヤフレーム1bは、点Q1〜Q5を通る直線乃至は曲線で概ね区画されている。フロントフレーム1aは、リヤフレーム1bに対して水平方向に回動させることができるようにピン10で軸着されて連結されており、車体屈曲用油圧シリンダ3を伸縮することにより、フロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対し回動させて自走車体本体1を屈曲させることができる。このピン10の付近の個所を、本明細書では「屈曲部」と称する。このようにフロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対して水平方向に回動させることができるようにするため、フロントフレーム1aの後端部とリヤフレーム1bの前端部との間には、図2に示すように内側に引っ込んだ凹部Sを形成している。
【0013】
4は後記のリフトアーム4a、バケット4b、リフトアームシリンダ4c及びバケットシリンダ4dを設けて構成されたフロント作業機、4aはフロントフレーム1aの前部に上下方向に揺動可能に取り付けたリフトアーム、4bはこのリフトアーム4aの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケット、4cは伸縮することによりリフトアーム4aを上下方向に揺動させるように駆動するリフトアームシリンダ、4dは伸縮することによりバケット4bを上下方向に揺動させるように駆動するバケットシリンダ、5は前照灯を取り付けるための、フロントフレーム1aに設置された前照灯ブラケット、6はオペレータによりフロント作業機4等の操縦が行われる運転室、6aは運転室6の床をなす運転席床、7は運転席6の後方を見るための後写鏡、8はエンジンルーム等を形成する建屋カバー、9はフロント作業機4による作業時にショベルローダに作用する外力と釣り合わせるためのカウンタウエイトである。なお、Eは、オペレータが運転席6に着座したときのアイポイントである。
【0014】
リフトアーム4a及びリフトアームシリンダ4cは、フロントフレーム1aの左右両側に一対設けられ、バケットシリンダ4dは、一対のリフトアーム4aの間に一つ設けられる。ショベルローダのフロント作業機4は、通常、フロントフレーム1aに設置され、運転室6は、通常、自走車体本体1の屈曲部よりも上方のリヤフレーム1bの運転席床6a上に設置されて、前述したように通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されている。運転室6では、オペレータが操作レバー等の操作手段を操作して自走車体やフロント作業機4を操縦することにより土砂等のばら物の掘削作業や積載作業等の各種作業を行う。掘削作業は、土砂等をバケット4bですくい採って取り込む作業である。また、積載作業は、土砂等をダンプトラック等の運搬車へ運んで荷台に積み込んだり、運搬車に積み込んだ土砂等の積み荷をバケット4bで荷切りしたりする作業である。
【0015】
以上述べた技術内容は、通常のショベルローダが有する技術内容であるが、次に、この本発明に係るショベルローダの独自の技術内容について述べる。
【0016】
前述したように、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間の凹部S付近を、オペレータが運転席6に着座したままでは目視することができないため、自走車体本体1を屈曲させてステアリングさせようときにフロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間に人や障害物等を巻き込む危険性があるという、通常の建設車両にはみられない特有の問題があったが、このショベルローダでは、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置することにより、こうした問題を解決した。その場合、ミラー11は、次の1)〜3)に示すように設置するようにすることが望ましい。
【0017】
1)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の上下方向の設置位置をフロントタイヤ2aの上端以上でフロントフレーム1aの上端以下の位置(図1のAの領域)にする。
【0018】
2)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の前後方向の設置位置をフロントタイヤ2aの中心から運転席床6aの前端以内の位置(図1のBの領域)にする。
【0019】
3)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の左右方向の設置位置をフロントフレーム1aの外端(フロントフレーム1aの左右の端)以上でフロントタイヤ2aの外端(左右のフロントタイヤ2aの左右の端)以内の位置(図2のCの領域)にする。
【0020】
ミラー11の上下方向の設置位置を前記1)のようにしたのは、ミラー11の上下方向の設置位置がフロントタイヤ1aの上端よりも下であると、ミラー11が運転席6から見にくくなり、フロントフレーム1aの上端よりも上であると、フロント作業機4による作業や走行等のショベルローダの運転の邪魔になる恐れがあるからである。
【0021】
ミラー11の前後方向の設置位置を前記2)のようにしたのは、ミラー11の前後方向の設置位置がフロントタイヤ2aの中心よりも前であると、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部をミラー11で映し出すときにこの屈曲部がフロントタイヤ2aでさえぎられやすくなり、運転席床6aの前端よりも後であると、ミラー11が運転席6から見にくくなるからである。
【0022】
ミラー11の左右方向の設置位置を前記3)のようにしたのは、ミラー11が車幅内に収まり、かつ、フロント作業機4と干渉する恐れがないからである。
【0023】
ショベルローダのような屈曲式の建設車両では、自走車体本体1を予想以上に大きく屈曲させることができるが、この本発明に係る屈曲式の建設車両では、ミラー11を以上のような態様で設置することに加え、ミラー11を、特に、自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側すなわちリヤフレーム1bやこれに付設した部品に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしている。そのため、フロントフレーム1a側に設置したミラー11がステアリング時に、リヤフレーム1bに付設した部品等と干渉して損傷する危惧がない。
【0024】
屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置する場合、ここに示す例では、特にフロントフレーム1a側に設けた前照灯取付部材としての前照灯ブラケット5に取り付けて設置するようにしている。このようにミラー11を前照灯ブラケット5に取り付けて設置すると、ミラー11を、前記のように自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側に干渉しないように設置することができることに加えて、前記1)〜3)の要件を満たすように設置することができる。また、前照灯ブラケット5をミラー11の取付部材に兼用することができて二重に活用することができ、ミラー11のための特別の取付部材を要することなく、ミラー11を、前照灯の光を妨げない位置に簡便に設置することができる。さらに、すでに製造、販売された既製のショベルローダに対しても、大がかりな改修を行うことなく簡単に取り付けることができる。
【0025】
屈曲部を映し出すミラー11を前記のようにフロントフレーム1a側に設置する場合、ここに示す例では、リヤタイヤ2bの前部もミラー11で映し出すことができるようにしている。そのため、ステアリング時に、フロントタイヤ2aと異なる軌跡でカーブするリヤタイヤ2bをミラー11で映し出すことができ、オペレータは、その映像を運転席6で着座したまま観察することができるので、リヤタイヤ2bが溝に嵌まったり、障害物に載り上げたりするのを防ぐことができて、走行時に適切な運転を行うことができる。
【0026】
このショベルローダの屈曲式の建設車両は、特に、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置しているので、オペレータは、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間の凹部S付近のほぼ全域を運転席6に着座したままで目視することができる。その結果、その凹部S付近における人や障害物等の存在を容易に確認することができて、ステアリング時における安全確認を容易に行うことができる。また、ミラー11は、特に、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すので、運転席床6aの下も、運転席6に着座したままで目視することができて運転時の安全性の向上に一層資することができる。
【0027】
以上、本発明をショベルローダに具体化した例を述べたが、以上述べた本発明に係る技術内容は、ショベルローダに限らず、自走式締め固め機等の他の屈曲式の建設車両にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、フロントタイヤで支持された前部車体本体とリヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを備え、前部車体本体を後部車体本体に対して水平方向に回動させ得るように連結するとともに前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部を形成して自走車体本体を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、特に「前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができ、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにした」ので、本発明によれば、オペレータが前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を運転席に着座したままで目視してステアリング時における安全確認を容易に行うことができる屈曲式の建設車両が得られる。
【0029】
本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、ミラーが運転席から見にくくなる恐れがなく、ショベルローダの運転の邪魔になる恐れもない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項3に記載のように具体化すれば、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部をミラーで映し出すときにこの屈曲部がフロントタイヤでさえぎられず、また、ミラーが運転席から見にくくなることもない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項4に記載のように具体化すれば、ミラーが車幅内に収まり、かつ、フロント作業機と干渉して損傷する恐れがない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項5に記載のように具体化すれば、以上の効果を奏することに加え、前照灯の取付部材をミラーの取付部材に兼用することができて二重に活用することができ、ミラーのための特別の取付部材を要することなく、ミラーを、前照灯の光を妨げない位置に簡便に設置することができる。また、すでに製造、販売された既製のショベルローダに対しても、大がかりな改修を行うことなく簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した屈曲式の建設車両の一例であるショベルローダの左側面図である。
【図2】図1のショベルローダの平面図である。
【符号の説明】
1 自走車体本体
1a フロントフレーム
1b リヤフレーム
2a フロントタイヤ
2b リヤタイヤ
3 車体屈曲用シリンダ
4 フロント作業機
4a リフトアーム
4b バケット
4c リフトアームシリンダ
4d バケットシリンダ
5 前照灯ブラケット
6 運転席
6a 運転席床
7 後写鏡
8 建屋カバー
9 カウンタウエイト
10 ピン
11 ミラー
E オペレータのアイポイント
S (前部車体本体1aと後部車体本体1b間の)凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントタイヤで支持される前部車体本体とリヤタイヤで支持される後部車体本体とを屈曲可能に連結して自走車体本体を構成し、後部車体本体に運転席を設置したショベルローダや自走式締め固め機等の屈曲式の建設車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輪で走行する自走式の建設車両には、ホイールローダのように、フロントタイヤで支持された前部車体本体と、リヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを水平方向に屈曲可能に連結して自走車体本体を構成した屈曲式の建設車両がある。この屈曲式の建設車両は、ステアリング時に自走車体本体が屈曲するという、通常の建設車両にはみられない特質を有する。また、このように前部車体本体と後部車体本体とを水平方向に屈曲可能に連結するため、通常、前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部が形成されるとともに、運転席が両車体本体の連結部よりも上方の後部車体本体の運転席床上に設置されて、運転席が通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されるという構造上の特徴を有する。この種の屈曲式の建設車両は、例えば、特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー291044号公報(第2頁、図3−4)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の屈曲式の建設車両は、ステアリング時に自走車体本体が屈曲するという特質を有し、加えて、運転席が通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されるとともに、前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部が形成されているため、特に、運転停止の状態から自走車体本体を屈曲させてステアリングさせようとするときに、通常の建設車両にはみられない特有の問題が生じる。すなわち、運転停止の状態では、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近に作業員等人や動物がいることもあり、こうした状態の下で自走車体本体を屈曲させると、前部車体本体と後部車体本体との間に人や動物を巻き込む危険性がある。
【0005】
また、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近に障害物が存在するときには、この障害物を巻き込んで車体を損傷する危険性もある。しかしながら、従来の屈曲式の建設車両では、運転席が前記のように高い位置に設置されているため、オペレータが運転席に着座したままでは、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を目視することができず、こうした危険を防止するための安全確認を行うことが困難であり、作業能率上も問題がある。
【0006】
本発明は、こうした従来の屈曲式の建設車両のステアリング時にみられる問題を解消しようとするものであって、その技術課題は、オペレータが前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を運転席に着座したままで目視してステアリング時における安全確認を容易に行うことができる屈曲式の建設車両を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のこうした技術課題は、
フロントタイヤで支持された前部車体本体とリヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを備え、前部車体本体を後部車体本体に対して水平方向に回動させ得るように連結するとともに前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部を形成して自走車体本体を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、
前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができ、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしたことにより達成される。
【0008】
本発明の屈曲式の建設車両は、特に、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができるように設置しているので、オペレータは、前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近のほぼ全域を運転席に着座したままで目視することができる。その結果、その凹部付近における人や障害物等の存在を容易に確認することができて、ステアリング時における安全確認を容易に行うことができる。
【0009】
また、ミラーは、特に、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すので、運転席床の下も、運転席に着座したままで目視することができて運転時の安全性の向上に一層資することができる。ショベルローダのような屈曲式の建設車両では、自走車体本体を予想以上に大きく屈曲させることができるが、本発明の屈曲式の建設車両は、こうしたミラーを、特に、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしているので、前部車体本体側に設置したミラーがステアリング時に、後部車体本体に付設した部品等と干渉して損傷する危惧もない。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が実際上どのように具体化されるのかを示す具体化例を図1及び図2に基づいて説明することにより、本発明の実施の形態を明らかにする。図1は、本発明を具体化した屈曲式の建設車両の一例であるショベルローダの左側面図、図2は、図1のショベルローダの平面図である。
【0011】
これらの図において、1は車輪で走行する屈曲式の建設車両としてのホイールローダにおける自走車体本体、1aはこの自走車体本体1の前部をなす前部車体本体としてのフロントフレーム、1bは自走車体本体1の後部をなす後部車体本体としてのリヤフレーム、2aは前輪をなしフロントフレーム1aを支持するフロントタイヤ、2bは後輪をなしリヤフレーム1bを支持するリヤタイヤ、3はフロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対し水平方向に回動させるように駆動して自走車体本体1を屈曲させる車体屈曲用油圧シリンダである。
【0012】
フロントフレーム1aは、点P1〜P6を通る直線乃至は曲線で概ね区画されている。リヤフレーム1bは、点Q1〜Q5を通る直線乃至は曲線で概ね区画されている。フロントフレーム1aは、リヤフレーム1bに対して水平方向に回動させることができるようにピン10で軸着されて連結されており、車体屈曲用油圧シリンダ3を伸縮することにより、フロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対し回動させて自走車体本体1を屈曲させることができる。このピン10の付近の個所を、本明細書では「屈曲部」と称する。このようにフロントフレーム1aをリヤフレーム1bに対して水平方向に回動させることができるようにするため、フロントフレーム1aの後端部とリヤフレーム1bの前端部との間には、図2に示すように内側に引っ込んだ凹部Sを形成している。
【0013】
4は後記のリフトアーム4a、バケット4b、リフトアームシリンダ4c及びバケットシリンダ4dを設けて構成されたフロント作業機、4aはフロントフレーム1aの前部に上下方向に揺動可能に取り付けたリフトアーム、4bはこのリフトアーム4aの前端部に上下方向に揺動可能に取り付けたバケット、4cは伸縮することによりリフトアーム4aを上下方向に揺動させるように駆動するリフトアームシリンダ、4dは伸縮することによりバケット4bを上下方向に揺動させるように駆動するバケットシリンダ、5は前照灯を取り付けるための、フロントフレーム1aに設置された前照灯ブラケット、6はオペレータによりフロント作業機4等の操縦が行われる運転室、6aは運転室6の床をなす運転席床、7は運転席6の後方を見るための後写鏡、8はエンジンルーム等を形成する建屋カバー、9はフロント作業機4による作業時にショベルローダに作用する外力と釣り合わせるためのカウンタウエイトである。なお、Eは、オペレータが運転席6に着座したときのアイポイントである。
【0014】
リフトアーム4a及びリフトアームシリンダ4cは、フロントフレーム1aの左右両側に一対設けられ、バケットシリンダ4dは、一対のリフトアーム4aの間に一つ設けられる。ショベルローダのフロント作業機4は、通常、フロントフレーム1aに設置され、運転室6は、通常、自走車体本体1の屈曲部よりも上方のリヤフレーム1bの運転席床6a上に設置されて、前述したように通常の建設車両よりもかなり高い位置に設置されている。運転室6では、オペレータが操作レバー等の操作手段を操作して自走車体やフロント作業機4を操縦することにより土砂等のばら物の掘削作業や積載作業等の各種作業を行う。掘削作業は、土砂等をバケット4bですくい採って取り込む作業である。また、積載作業は、土砂等をダンプトラック等の運搬車へ運んで荷台に積み込んだり、運搬車に積み込んだ土砂等の積み荷をバケット4bで荷切りしたりする作業である。
【0015】
以上述べた技術内容は、通常のショベルローダが有する技術内容であるが、次に、この本発明に係るショベルローダの独自の技術内容について述べる。
【0016】
前述したように、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間の凹部S付近を、オペレータが運転席6に着座したままでは目視することができないため、自走車体本体1を屈曲させてステアリングさせようときにフロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間に人や障害物等を巻き込む危険性があるという、通常の建設車両にはみられない特有の問題があったが、このショベルローダでは、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置することにより、こうした問題を解決した。その場合、ミラー11は、次の1)〜3)に示すように設置するようにすることが望ましい。
【0017】
1)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の上下方向の設置位置をフロントタイヤ2aの上端以上でフロントフレーム1aの上端以下の位置(図1のAの領域)にする。
【0018】
2)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の前後方向の設置位置をフロントタイヤ2aの中心から運転席床6aの前端以内の位置(図1のBの領域)にする。
【0019】
3)ミラー11をフロントフレーム1a側に設置する場合に、ミラー11の左右方向の設置位置をフロントフレーム1aの外端(フロントフレーム1aの左右の端)以上でフロントタイヤ2aの外端(左右のフロントタイヤ2aの左右の端)以内の位置(図2のCの領域)にする。
【0020】
ミラー11の上下方向の設置位置を前記1)のようにしたのは、ミラー11の上下方向の設置位置がフロントタイヤ1aの上端よりも下であると、ミラー11が運転席6から見にくくなり、フロントフレーム1aの上端よりも上であると、フロント作業機4による作業や走行等のショベルローダの運転の邪魔になる恐れがあるからである。
【0021】
ミラー11の前後方向の設置位置を前記2)のようにしたのは、ミラー11の前後方向の設置位置がフロントタイヤ2aの中心よりも前であると、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部をミラー11で映し出すときにこの屈曲部がフロントタイヤ2aでさえぎられやすくなり、運転席床6aの前端よりも後であると、ミラー11が運転席6から見にくくなるからである。
【0022】
ミラー11の左右方向の設置位置を前記3)のようにしたのは、ミラー11が車幅内に収まり、かつ、フロント作業機4と干渉する恐れがないからである。
【0023】
ショベルローダのような屈曲式の建設車両では、自走車体本体1を予想以上に大きく屈曲させることができるが、この本発明に係る屈曲式の建設車両では、ミラー11を以上のような態様で設置することに加え、ミラー11を、特に、自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側すなわちリヤフレーム1bやこれに付設した部品に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしている。そのため、フロントフレーム1a側に設置したミラー11がステアリング時に、リヤフレーム1bに付設した部品等と干渉して損傷する危惧がない。
【0024】
屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置する場合、ここに示す例では、特にフロントフレーム1a側に設けた前照灯取付部材としての前照灯ブラケット5に取り付けて設置するようにしている。このようにミラー11を前照灯ブラケット5に取り付けて設置すると、ミラー11を、前記のように自走車体本体1の屈曲時にリヤフレーム1b側に干渉しないように設置することができることに加えて、前記1)〜3)の要件を満たすように設置することができる。また、前照灯ブラケット5をミラー11の取付部材に兼用することができて二重に活用することができ、ミラー11のための特別の取付部材を要することなく、ミラー11を、前照灯の光を妨げない位置に簡便に設置することができる。さらに、すでに製造、販売された既製のショベルローダに対しても、大がかりな改修を行うことなく簡単に取り付けることができる。
【0025】
屈曲部を映し出すミラー11を前記のようにフロントフレーム1a側に設置する場合、ここに示す例では、リヤタイヤ2bの前部もミラー11で映し出すことができるようにしている。そのため、ステアリング時に、フロントタイヤ2aと異なる軌跡でカーブするリヤタイヤ2bをミラー11で映し出すことができ、オペレータは、その映像を運転席6で着座したまま観察することができるので、リヤタイヤ2bが溝に嵌まったり、障害物に載り上げたりするのを防ぐことができて、走行時に適切な運転を行うことができる。
【0026】
このショベルローダの屈曲式の建設車両は、特に、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すミラー11を、運転席6で目視することができるようにフロントフレーム1a側に設置しているので、オペレータは、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの間の凹部S付近のほぼ全域を運転席6に着座したままで目視することができる。その結果、その凹部S付近における人や障害物等の存在を容易に確認することができて、ステアリング時における安全確認を容易に行うことができる。また、ミラー11は、特に、フロントフレーム1aとリヤフレーム1bとの屈曲部を映し出すので、運転席床6aの下も、運転席6に着座したままで目視することができて運転時の安全性の向上に一層資することができる。
【0027】
以上、本発明をショベルローダに具体化した例を述べたが、以上述べた本発明に係る技術内容は、ショベルローダに限らず、自走式締め固め機等の他の屈曲式の建設車両にも適用することができる。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、フロントタイヤで支持された前部車体本体とリヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを備え、前部車体本体を後部車体本体に対して水平方向に回動させ得るように連結するとともに前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部を形成して自走車体本体を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、特に「前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができ、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにした」ので、本発明によれば、オペレータが前部車体本体と後部車体本体との間の凹部付近を運転席に着座したままで目視してステアリング時における安全確認を容易に行うことができる屈曲式の建設車両が得られる。
【0029】
本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項2に記載のように具体化すれば、ミラーが運転席から見にくくなる恐れがなく、ショベルローダの運転の邪魔になる恐れもない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項3に記載のように具体化すれば、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部をミラーで映し出すときにこの屈曲部がフロントタイヤでさえぎられず、また、ミラーが運転席から見にくくなることもない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項4に記載のように具体化すれば、ミラーが車幅内に収まり、かつ、フロント作業機と干渉して損傷する恐れがない。本発明を具体化する場合、特に、特許請求の範囲の請求項5に記載のように具体化すれば、以上の効果を奏することに加え、前照灯の取付部材をミラーの取付部材に兼用することができて二重に活用することができ、ミラーのための特別の取付部材を要することなく、ミラーを、前照灯の光を妨げない位置に簡便に設置することができる。また、すでに製造、販売された既製のショベルローダに対しても、大がかりな改修を行うことなく簡単に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した屈曲式の建設車両の一例であるショベルローダの左側面図である。
【図2】図1のショベルローダの平面図である。
【符号の説明】
1 自走車体本体
1a フロントフレーム
1b リヤフレーム
2a フロントタイヤ
2b リヤタイヤ
3 車体屈曲用シリンダ
4 フロント作業機
4a リフトアーム
4b バケット
4c リフトアームシリンダ
4d バケットシリンダ
5 前照灯ブラケット
6 運転席
6a 運転席床
7 後写鏡
8 建屋カバー
9 カウンタウエイト
10 ピン
11 ミラー
E オペレータのアイポイント
S (前部車体本体1aと後部車体本体1b間の)凹部
Claims (5)
- フロントタイヤで支持された前部車体本体とリヤタイヤで支持され運転席を設置した後部車体本体とを備え、前部車体本体を後部車体本体に対して水平方向に回動させ得るように連結するとともに前部車体本体の後端部と後部車体本体の前端部との間に内側に引っ込んだ凹部を形成して自走車体本体を屈曲可能に構成した屈曲式の建設車両において、前部車体本体と後部車体本体との屈曲部を映し出すミラーを、運転席で目視することができ、自走車体本体の屈曲時に後部車体本体側に干渉しないように前部車体本体側に設置するようにしたことを特徴とする屈曲式の建設車両。
- 請求項1に記載の屈曲式の建設車両において、ミラーを前部車体本体側に設置する場合に、ミラーの上下方向の設置位置をフロントタイヤの上端以上で前部車体本体上端以下の位置にしたことを特徴とする屈曲式の建設車両。
- 請求項1又は請求項2に記載の屈曲式の建設車両において、ミラーを前部車体本体側に設置する場合に、ミラーの前後方向の設置位置をフロントタイヤの中心から運転席床の前端以内の位置にしたことを特徴とする屈曲式の建設車両。
- 請求項1、請求項2又は請求項3に記載の屈曲式の建設車両において、ミラーの左右方向の設置位置を前部車体本体の外端以上でフロントタイヤの外端以内の位置にしたことを特徴とする屈曲式の建設車両。
- 請求項1に記載の屈曲式の建設車両において、ミラーを前部車体本体側に設置する場合に、前部車体本体側に設けた前照灯の取付部材に取り付けて設置するようにしたことを特徴とする屈曲式の建設車両。
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Cited By (3)
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WO2007070638A3 (en) * | 2005-12-13 | 2007-08-02 | Cody L Sewell | Compact tool carrier with articulation joint |
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-
2003
- 2003-06-06 JP JP2003162412A patent/JP2004359168A/ja active Pending
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