JP2001171977A - ホイール式建設機械 - Google Patents

ホイール式建設機械

Info

Publication number
JP2001171977A
JP2001171977A JP35766599A JP35766599A JP2001171977A JP 2001171977 A JP2001171977 A JP 2001171977A JP 35766599 A JP35766599 A JP 35766599A JP 35766599 A JP35766599 A JP 35766599A JP 2001171977 A JP2001171977 A JP 2001171977A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
counterweight
wheel
track frame
construction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35766599A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Ishimaru
秀治 石丸
Hiroshi Kobayashi
浩 小林
Toshihiko Araya
俊彦 新家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP35766599A priority Critical patent/JP2001171977A/ja
Publication of JP2001171977A publication Critical patent/JP2001171977A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体の左,右方向に対する安定性を高め、性
能、信頼性等を向上させる。 【解決手段】 ホイール式油圧ショベルを構成するトラ
ックフレーム8の側面板12には前,後に離間して複数
のブラケット12A〜12Dを設ける。また、このトラ
ックフレーム8のブラケット12A〜12Dには、前輪
13と後輪14との間に位置して左,右のカウンタウエ
イト21,21を着脱可能に設け、このカウンタウエイ
ト21は、前側ウエイト22、後側ウエイト28および
中間ウエイト34によって構成する。そして、前側ウエ
イト22は、箱体23と、この箱体23内に充填された
重量調整物24によって構成する。また、後側ウエイト
28および中間ウエイト34についても、前側ウエイト
22とほぼ同様に、箱体29,35と重量調整物30,
36とによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばホイール式
油圧ショベル、ホイール式油圧クレーン等のホイール式
建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホイール式油圧ショベル等の建
設機械は、前輪と後輪が設けられたトラックフレームを
有する走行体と、この走行体上に旋回可能に搭載された
旋回体とを備え、旋回体の前部側には土砂等の掘削作業
を行う作業装置が俯仰動可能に設けられている(例え
ば、特開平9−142217号公報等)。
【0003】そして、この従来技術によるホイール式油
圧ショベルは、旋回体の後部側にカウンタウエイトが搭
載され、このカウンタウエイトは旋回体の前部側に設け
られた作業装置との重量バランスをとるものである。ま
た、走行体にはアウトリガ装置やブレード装置が設けら
れ、作業時にアウトリガ装置やブレード装置を地面に接
地させることで、車両の安定性を確保するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるホイール式油圧ショベルは、旋回体の前部
側に設けられた作業装置と後部側に設けられたカウンタ
ウエイトによって、旋回体のバランスをとり、走行体側
では作業時にアウトリガ装置やブレード装置を使用する
ことによって、車両全体の安定性を確保するようにして
いる。
【0005】しかし、旋回体を走行体に対して約90度
分だけ旋回させた状態で掘削作業等を行う場合には、作
業装置とカウンタウエイトとがそれぞれ走行体の車幅内
から左,右両側に大きくはみ出すため、アウトリガ装置
を張出して使用しても、車両全体を安定した状態に保持
するのが難しいという問題がある。
【0006】一方、他の従来技術によるクローラ式油圧
ショベルにあっては、トラックフレームを構成する左,
右のサイドフレームの内部にカウンタウエイトを設ける
ことにより、車両の重心位置を下げて安定性を向上させ
る構成としたものが知られている(例えば、特開平9−
125460号公報等)。
【0007】しかし、この従来技術によるカウンタウエ
イトは、クローラ式の油圧ショベルに適用されるもので
あり、ホイール式の油圧ショベルに対して考慮されたも
のではない。さらに、カウンタウエイトをサイドフレー
ムの内部に取付ける構成としているため、カウンタウエ
イトの取付作業が面倒になり、作業性が低下するという
問題もある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、走行体の左,右方向に
対して車両全体の安定性を高め、作業時の性能、信頼性
等を向上できるようにしたホイール式建設機械を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるホイール式
建設機械は、トラックフレームの前,後に前輪,後輪が
設けられた走行体と、前記走行体上に旋回可能に搭載さ
れた旋回体とを備えている。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、 前記トラックフレームの左,右両側には前記
前輪と後輪との間に位置してカウンタウエイトを設ける
構成としたことにある。
【0011】このように構成したことにより、トラック
フレームの左,右両側には前輪と後輪との間のスペース
を利用してカウンタウエイトを設けることができる。そ
して、これらの左,右のカウンタウエイトにより車両の
重心位置を下げて全体の重量バランスをとることがで
き、これにより作業時には走行体を地面に安定的に接地
させることができる。
【0012】また、請求項2の発明は、トラックフレー
ムは、上板、下板および左,右の側板を互いに溶接する
ことにより形成された製缶構造体からなり、前記製缶構
造体の左,右の側板にはカウンタウエイトを取付けるた
めのブラケットを設ける構成としている。これにより、
カウンタウエイトを、製缶構造体の外側からブラケット
を介して側板側に容易に取付けることが可能となり、従
来技術で述べたようにカウンタウエイトをトラックフレ
ームの内部に取付ける必要をなくすことができる。
【0013】また、請求項3の発明は、カウンタウエイ
トを、トラックフレームに取付けられる箱体と、前記箱
体内に充填して設けられた重量調整物とによって構成し
ている。この場合には、箱体の内部に重量調整物を充填
するだけでカウンタウエイトを容易に製作することがで
きる。さらに、請求項4の発明のように、カウンタウエ
イトを鋳造により一体物として形成した場合には、カウ
ンタウエイトの全体重量を効果的に増やすことができ
る。
【0014】さらに、請求項5の発明は、カウンタウエ
イトを、トラックフレームの前,後方向に沿って配置さ
れ前記トラックフレームに着脱可能に取付けられる複数
のウエイト部材によって構成している。これにより、各
ウエイトをトラックフレームから個別に取外したり取付
けたりすることができ、カウンタウエイトの全体重量を
左側と右側とでそれぞれ適宜に調整することができる。
【0015】一方、請求項6の発明のように、カウンタ
ウエイトには旋回体の運転室に乗降するためのステップ
を設けた場合には、ステップにより運転室への乗降を円
滑に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
ホイール式建設機械をホイール式油圧ショベルに適用し
た場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0017】ここで、図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態を示し、図中、1は下部走行体、2はこの下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、こ
の上部旋回体2は、旋回フレーム3を有し、この旋回フ
レーム3上には、運転席を画成するキャブ4、建屋カバ
ー5および後述のカウンタウエイト7が設けられてい
る。また、旋回フレーム3の前部側には、土砂等の掘削
作業を行うための作業装置6が俯仰動可能に設けられ、
この作業装置6は、ロアブーム6A、アッパブーム6
B、アーム6Cおよびバケット6Dによって大略構成さ
れている。
【0018】7は旋回フレーム3の後部側に設けられた
カウンタウエイトで、このカウンタウエイト7は、旋回
フレーム3の前部側に設けられた作業装置6との重量バ
ランスをとるものである。
【0019】8は下部走行体1の本体部分を構成するト
ラックフレームで、このトラックフレーム8は、図3、
図4に示す如く中央に丸胴9Aを有する上面板9、前面
板10、後面板11、左,右の側面板12,12および
下面板(図示せず)等を互いに溶接することにより形成
された製缶構造体として構成されている。
【0020】また、トラックフレーム8の側面板12に
は、前,後に間隔をおいて例えば4個のブラケット12
A,12B,12C,12Dが突設され、これらのブラ
ケット12A〜12Dは、それぞれ基端側が側面板12
に固着され、先端側は左,右方向に突出している。そし
て、トラックフレーム8には、ブラケット12Aの前側
に位置して左,右の前輪13,13が設けられると共
に、ブラケット12Dの後側に位置して左,右の後輪1
4,14が設けられている。
【0021】15,15はトラックフレーム8の前側に
着脱可能に設けられた左,右の前側フェンダで、この前
側フェンダ15は、前輪13を上側から覆うように略く
字状に折曲げられた板体からなり、トラックフレーム8
の上面板9にボルト16,16等を介して取付けられて
いる。
【0022】17,17はトラックフレーム8の後側に
着脱可能に設けられた左,右の後側フェンダで、この後
側フェンダ17は、後輪14を上側から覆うように略コ
字状に折曲げられた板体からなり、トラックフレーム8
の上面板9にボルト18,18等を介して取付けられて
いる。
【0023】21,21は前輪13と後輪14との間に
位置してトラックフレーム8の左,右両側に設けられた
左,右のカウンタウエイトで、このカウンタウエイト2
1は、前側フェンダ15と後側フェンダ17との間のス
ペースに前,後方向に沿って配置された後述の前側ウエ
イト22、後側ウエイト28および中間ウエイト34に
よって構成されている。そして、このカウンタウエイト
21は、後述するように車両の重心位置を低く下げて、
全体の重量バランスをとるものである。
【0024】22,22はトラックフレーム8の前部側
に着脱可能に設けられたウエイト部材としての左,右の
前側ウエイトで、この前側ウエイト22は、上側が開口
した直方体形状をなす有底のボックスとして形成された
箱体23と、この箱体23内に充填して設けられた鉄く
ず、コンクリート材等からなる重量調整物24とによっ
て構成されている。
【0025】そして、前側ウエイト22は、箱体23を
構成する前,後の側板23A,23Bの端部がそれぞれ
複数のボルト27等によってトラックフレーム8のブラ
ケット12A,12Bに一体に取付けられると共に、側
板23Aは複数のボルト(図示せず)によって前側フェ
ンダ15にも一体に取付けられている。
【0026】また、箱体23には上,下のステップ2
5,26が一体に設けられ、これらのステップ25,2
6は、オペレータがキャブ4に乗降するための乗降用ス
テップとして構成されている。
【0027】28,28はトラックフレーム8の後部側
に着脱可能に設けられたウエイト部材としての左,右の
後側ウエイトで、この後側ウエイト28についても、前
側ウエイト22とほぼ同様に直方体形状をなす有底のボ
ックスとして形成された箱体29と、この箱体29内に
充填して設けられたコンクリート材等からなる重量調整
物30とによって構成され、箱体29には、上,下のス
テップ31,32が一体に設けられている。
【0028】そして、後側ウエイト28は、箱体29を
構成する前,後の側板29A,29Bの端部がそれぞれ
複数のボルト33等を介してトラックフレーム8のブラ
ケット12C,12Dに一体に取付けられると共に、側
板29Bは複数のボルト(図示せず)によって後側フェ
ンダ17にも一体に取付けられている。
【0029】34,34は前側ウエイト22と後側ウエ
イト28との間に位置してトラックフレーム8に着脱可
能に設けられたウエイト部材としての左,右の中間ウエ
イトで、この中間ウエイト34は、平坦な六面をもった
直方体形状の中空ボックスとして形成された箱体35
と、この箱体35内に充填された重量調整物36とによ
って構成されている。
【0030】そして、中間ウエイト34は前側ウエイト
22と後側ウエイト28との側板23B,29A間に配
置される。そして、中間ウエイト34の奥側(トラック
フレーム8の側面板12側)は、ボルト27,33によ
って前側ウエイト22,後側ウエイト28と一緒にトラ
ックフレーム8のブラケット12B,12Cに一体に取
付けられ、また、この中間ウエイト34の手前側は、図
示しない複数のボルトによって、前側ウエイト22の側
面板23Bに取付けられると共に、後側ウエイト28の
側面板29Aに取付けられている。
【0031】37は図1、図2に示す如くトラックフレ
ーム8の後部側に着脱可能に設けられたアウトリガ装置
で、このアウトリガ装置37は、トラックフレーム8の
後部側に取付けられて左,右方向に伸長し、このトラッ
クフレーム8の一部を構成する角筒状のビーム37A
と、このビーム37Aの左,右両端側に回動可能に設け
られた左,右のアウトリガ37B,37B等によって構
成されている。
【0032】そして、アウトリガ装置37は、ビーム3
7A内に設けられたシリンダ(図示せず)を縮小するこ
とにより、常時は各アウトリガ37Bをビーム37A内
に格納している。また、掘削作業時にはシリンダを伸長
させることにより、図2に示すように各アウトリガ37
Bをビーム37Aから張出してその先端側を接地させ、
下部走行体1をジャッキアップして支持する構成となっ
ている。
【0033】本実施の形態によるホイール式油圧ショベ
ルは、上述の如き構成を有するもので、土砂等の掘削作
業時にはアウトリガ装置37によって各アウトリガ37
Bを接地させることにより、下部走行体1をジャッキア
ップして地面に固定し、この状態で作業装置6を作動さ
せて土砂の掘削を行う。また、この掘削作業時には上部
旋回体2の前部側に設けられた作業装置6と後部側に設
けられたカウンタウエイト7によって、上部旋回体2の
前,後方向の安定性が確保される。
【0034】しかし、図2に示すように上部旋回体2を
下部走行体1に対して約90度分だけ旋回させた状態で
掘削作業等を行う場合には、作業装置6とカウンタウエ
イト7とがそれぞれ走行体の車幅内から左,右両側に大
きくはみ出すように配置されるため、車両全体の左,右
方向の安定性が悪くなる。
【0035】そこで、本実施の形態では、下部走行体1
を構成するトラックフレーム8の左,右両側にカウンタ
ウエイト21,21を設け、これらのカウンタウエイト
21によって下部走行体1を含めた車両全体の重心を低
く保ち、全体の重量バランスをとる構成としたので、車
両の安定性、特に下部走行体1の左,右方向に関する安
定性を高め、掘削作業等を円滑に行うことができ、性
能、信頼性等を向上することができる。
【0036】また、カウンタウエイト21は、前側フェ
ンダ15と後側フェンダ17との間の位置でトラックフ
レーム8の左,右両側に配置する構成としたので、前側
フェンダ15と後側フェンダ17との間にカウンタウエ
イト21の取付スペースを容易に確保でき、カウンタウ
エイト21のレイアウトを簡単に行うことができる。
【0037】また、トラックフレーム8の側面板12に
はカウンタウエイト21を取付けるためのブラケット1
2A〜12Dを突設する構成としたので、これらのブラ
ケット12A〜12Dによりカウンタウエイト21をト
ラックフレーム8に対し外側から容易に取付けることが
でき、従来技術で述べたようにカウンタウエイト21を
トラックフレーム8の内部に取付ける必要をなくすこと
ができ、カウンタウエイト21の取付時の作業性を高め
ることができる。
【0038】さらに、カウンタウエイト21を複数のウ
エイト部材としての前側ウエイト22、後側ウエイト2
8および中間ウエイト34によって構成し、これらのウ
エイト22,28,34をトラックフレーム8に着脱可
能に取付ける構成としたので、ウエイト22,28,3
4をトラックフレーム8から個別に取外したり取付けた
りすることにより、カウンタウエイト21,21の全体
重量を左側と右側とでそれぞれ適宜に調整できるので、
下部走行体1の前輪13、後輪14の軸重のバランスを
調整することが可能となると共に、左,右の軸重バラン
スの調整も容易に行うことができ、車検取得時等におけ
る調整が容易になる。
【0039】次に、図5は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と同一
の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するも
のとする。然るに、本実施の形態の特徴は、トラックフ
レーム8の左,右両側に、それぞれ単一のカウンタウエ
イト41を着脱可能に設け、このカウンタウエイト41
を鋳造により一体物として形成したことにある。
【0040】ここで、カウンタウエイト41は、前側フ
ェンダ15と後側フェンダ17との間のスペースとほぼ
対応した大きさをもった角柱状の鋳鉄を用いて形成され
るものである。そして、このカウンタウエイト41の外
側面41Aには上,下のステップ42,42が設けられ
ている。
【0041】また、トラックフレーム8の側面板12に
は、第1の実施の形態で述べたブラケット12A〜12
Dに替えてブラケット43,43が固着して設けられ、
カウンタウエイト41は、このブラケット43,43間
にボルト(図示せず)等を介して取付けられている。
【0042】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得
ることができる。特に、本実施の形態ではカウンタウエ
イト41を鋳造により一体物として形成したので、カウ
ンタウエイト41の全体重量を効果的に増やすことがで
きる。
【0043】なお、第2の実施の形態では、カウンタウ
エイト41を鋳造により一体物として形成する場合を例
示したが、これに替えて、例えば図6に示す第1の変形
例のように、カウンタウエイト51を第1の実施の形態
で述べたカウンタウエイト21と同様に、箱体52と、
この箱体52の内部に充填された重量調整物53とによ
って構成し、箱体52の外側面52Aに上,下のステッ
プ54,55を一体に設ける構成としてもよい。
【0044】また、第2の実施の形態では、ステップ4
2をカウンタウエイト41の外側面41Aに上,下に離
間して1個ずつ設ける場合を例示したが、これに替え
て、例えば図7に示す第2の変形例のように、ステップ
61,62をそれぞれ上,下に離間して左,右に2個ず
つ設ける構成としてもよい。
【0045】さらに、第2の実施の形態では、ステップ
42をカウンタウエイト41の外側面41Aに対し前,
後の長さ方向の中間部に設ける場合を例示したが、これ
に替えて、例えば図8に示す第3の変形例のように2個
のステップ71,72を外側面41Aに対し前,後の長
さ方向に全長に亘って設ける構成としてもよいし、図9
に示す第4の変形例のように1個のステップ81を外側
面41Aに対し左,右の長さ方向に全長に亘って設ける
構成としてもよいし。
【0046】一方、第1の実施の形態では、アウトリガ
装置37をトラックフレーム8の後部側に設ける場合を
例示したが、これに替えて、例えばアウトリガ装置37
をトラックフレーム8の前部側に設けてもよいし、前,
後の両方に設ける構成としてもよい。このことは第2の
実施の形態についても同様である。
【0047】また、各実施の形態では、ホイール式建設
機械として油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、例えば、油圧クレーン等の他のホイ
ール式建設機械に適用してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、トラックフレームの左,右両側にそれぞれカウン
タウエイトを設ける構成としたので、このカウンタウエ
イトにより走行体を地面に安定的に接地させることがで
き、車両全体の安定性、特に走行体の左,右方向に関す
る安定性を高めることができると共に、例えば掘削作業
時等の作業性を高めて、性能、信頼性等を向上すること
ができる。また、カウンタウエイトを前輪と後輪との間
に配置する構成としたので、前輪と後輪との間にカウン
タウエイトの取付スペースを容易に確保でき、カウンタ
ウエイトのレイアウトを簡単に行うことができる。
【0049】また、請求項2の発明は、トラックフレー
ムを製缶構造体として形成し、この製缶構造体の左,右
の側板にはカウンタウエイトを取付けるためのブラケッ
トを設ける構成としたので、カウンタウエイトを製缶構
造体の外側からブラケットを介して側板側に容易に取付
けることが可能となり、従来技術で述べたようにカウン
タウエイトをトラックフレームの内部に取付ける必要が
なくなり、カウンタウエイトの取付時の作業性を高める
ことができる。
【0050】また、請求項3の発明は、カウンタウエイ
トを、トラックフレームに取付けられる箱体と、この箱
体内に充填して設けられた重量調整物とによって構成し
たので、箱体内に重量調整物を充填するだけでカウンタ
ウエイトを形成でき、カウンタウエイトの製作時の作業
性を高めることができる。さらに、請求項4の発明のよ
うにカウンタウエイトを鋳造により一体物として形成し
た場合には、カウンタウエイトの全体重量を効果的に増
やすことができる。
【0051】さらに、請求項5の発明は、カウンタウエ
イトをトラックフレームに着脱可能に取付けられる複数
のウエイト部材によって構成したので、各ウエイトをト
ラックフレームから個別に取外したり取付けたりするこ
とにより、カウンタウエイトの全体重量を左側と右側と
でそれぞれ適宜に調整でき、車両の安定性を一層高める
ことができる。
【0052】さらに、請求項6の発明は、カウンタウエ
イトには運転室に乗降するためのステップを設ける構成
としたので、このステップによりキャブへの乗り降りを
容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるホイール式油
圧ショベルを示す正面図である。
【図2】アウトリガを接地させて上部旋回体を旋回した
状態でホイール式油圧ショベルを示す図1の右側面図で
ある。
【図3】左側のカウンタウエイトをトラックフレームか
ら取外した状態で図1中の矢示III −III 方向からみた
下部走行体の平面図である。
【図4】図3中のトラックフレーム、カウンタウエイト
を示す分解斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるホイール式油
圧ショベルのトラックフレーム、カウンタウエイトを示
す分解斜視図である。
【図6】本発明の第1の変形例によるカウンタウエイト
を単体で示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の変形例によるカウンタウエイト
を単体で示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の変形例によるカウンタウエイト
を単体で示す斜視図である。
【図9】本発明の第4の変形例によるカウンタウエイト
を単体で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下部走行体 2 上部旋回体 4 キャブ(運転室) 8 トラックフレーム 9 上面板 12 側面板 13 前輪 14 後輪 21,41,51 カウンタウエイト 22 前側ウエイト 23,29,35,52 箱体 24,30,36,53 重量調整物 25,26,31,32,42,54,55,61,6
2,71,72,81ステップ 28 後側ウエイト 34 中間ウエイト 37 アウトリガ装置 37B アウトリガ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新家 俊彦 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機ビ ジネスフロンティア株式会社内 Fターム(参考) 2D015 FA01 3F205 AA06 BA10 GA02 GA04 GA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪と後輪が設けられたトラックフレー
    ムを有する走行体と、前記走行体上に旋回可能に搭載さ
    れ運転席が設けられた旋回体とを備えてなるホイール式
    建設機械において、 前記トラックフレームの左,右両側には前記前輪と後輪
    との間に位置してカウンタウエイトを設ける構成とした
    ことを特徴とするホイール式建設機械。
  2. 【請求項2】 前記トラックフレームは、上板、下板お
    よび左,右の側板を互いに溶接することにより形成され
    た製缶構造体からなり、前記製缶構造体の左,右の側板
    には前記カウンタウエイトを取付けるためのブラケット
    を設けてなる請求項1に記載のホイール式建設機械。
  3. 【請求項3】 前記カウンタウエイトは、前記トラック
    フレームに取付けられる箱体と、前記箱体内に充填して
    設けられた重量調整物とによって構成してなる請求項1
    または2に記載のホイール式建設機械。
  4. 【請求項4】 前記カウンタウエイトは鋳造により一体
    物として形成してなる請求項1または2に記載のホイー
    ル式建設機械。
  5. 【請求項5】 前記カウンタウエイトは、前記トラック
    フレームの前,後方向に沿って配置され前記トラックフ
    レームに着脱可能に取付けられる複数のウエイト部材に
    よって構成してなる請求項1,2,3または4に記載の
    ホイール式建設機械。
  6. 【請求項6】 前記カウンタウエイトには前記旋回体の
    運転室に乗降するためのステップを設けてなる請求項
    1,2,3,4または5に記載のホイール式建設機械。
JP35766599A 1999-12-16 1999-12-16 ホイール式建設機械 Pending JP2001171977A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35766599A JP2001171977A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ホイール式建設機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35766599A JP2001171977A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ホイール式建設機械

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001171977A true JP2001171977A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18455292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35766599A Pending JP2001171977A (ja) 1999-12-16 1999-12-16 ホイール式建設機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001171977A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033983A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nec Tokin Corp レンズモジュール
KR101070134B1 (ko) * 2009-02-16 2011-10-05 김용석 건설기계차 하부프레임
CN103206484A (zh) * 2013-03-28 2013-07-17 三一重工股份有限公司 一种移动式工程机械及配重机构
JP2014508696A (ja) * 2010-10-14 2014-04-10 ヴァーレ、ソシエダージ、アノニマ リクレーマー装置
JP2017166158A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社Kcm 建設機械
JP2018122978A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械
WO2018143193A1 (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2018122977A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007033983A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nec Tokin Corp レンズモジュール
KR101070134B1 (ko) * 2009-02-16 2011-10-05 김용석 건설기계차 하부프레임
JP2014508696A (ja) * 2010-10-14 2014-04-10 ヴァーレ、ソシエダージ、アノニマ リクレーマー装置
CN103206484A (zh) * 2013-03-28 2013-07-17 三一重工股份有限公司 一种移动式工程机械及配重机构
JP2017166158A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 株式会社Kcm 建設機械
JP2018122978A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械
WO2018143193A1 (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2018122977A (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 コベルコ建機株式会社 建設機械
US11066281B2 (en) 2017-02-02 2021-07-20 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5009933B2 (ja) ホイールローダ
US20130149094A1 (en) Construction machine
JP3634723B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP2001171977A (ja) ホイール式建設機械
KR100627438B1 (ko) 건설 기계
JP4044314B2 (ja) 建設機械
JP4179406B2 (ja) 旋回式建設機械
JP2001171978A (ja) ホイール式建設機械
JP3695301B2 (ja) 後端小旋回型油圧ショベル
JPH1193209A (ja) 旋回作業機のトラックフレーム
JP2004116048A (ja) 作業機
JP4798985B2 (ja) 旋回作業機
JPH11278300A (ja) 旋回作業機のトラックフレーム
JP3227124B2 (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP2004239015A (ja) 建設機械の旋回フレーム
JP4459027B2 (ja) 旋回作業機
JP7374031B2 (ja) 作業機械
WO2022064920A1 (ja) ホイール式建設機械
JP4381287B2 (ja) 旋回作業機
JP3247256B2 (ja) 建設機械のトラックフレーム
JP2001317084A (ja) 建設機械の旋回フレームおよびその組立方法
JP2001260940A (ja) 旋回作業機の下部構造
JP5202581B2 (ja) 旋回作業機
JP3323990B2 (ja) 建設機械のカウンタウエイト
JPH1059229A (ja) 旋回作業車