JP5396746B2 - 半導体装置及び半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体装置及び半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及び半導体集積回路装置に関し、特に、内部回路と外周電源配線を有する半導体装置及び半導体集積回路装置に関する。
従来から、誘電体層上に形成され、最上位配線である電源配線と、電源配線と離間して形成された最上位配線層である接地配線との間に設けられた配線間容量と、電源配線及び接地配線から構成される配線抵抗とからなるRCフィルタと、回路及び素子が最上位配線よりも下層の配線を用いて接続され、電源配線がビアを介して高電位電源に電気的に接続され、接地配線がビアを介して低電位側電源に電気的に接続された回路ブロックとを具備した半導体装置であって、寄生の抵抗及び容量によるRCフィルタにより、EMI(Electro Magnetic Interference)ノイズを低減しつつ、チップ面積の増大を抑制した半導体装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−196803号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の構成では、平面的に、RCフィルタの途中に回路ブロックが接続されているため、RCフィルタを機能させていない部分があり、十分なEMIノイズの低減が得られない回路ブロックがあるという問題があった。
また、特許文献1に記載の構成では、同一のRCフィルタに複数の回路ブロックが接続されているため、個々の回路ブロック各々に対して最大の効果を上げるRCフィルタを個々に形成することはできなかった。よって、最上位配線に電源配線及び接地配線を敷き詰めてRCフィルタを構成し、回路ブロック上のビアを介してRCフィルタの接続可能な位置に接続するしか無く、個々の回路ブロックに対して、十分なEMIノイズの低減が困難であった。
そこで、本発明は、EMIノイズの低減の効果を最大限に発揮させる配線パターンを有する半導体装置及び半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)は、内部回路(10、10c、15〜18)と、
該内部回路(10、10c、15〜18)よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド(Pdv、Pdv1、Pdv2)及び接地端子パッド(Pdg、Pdg1、Pdg2)と接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線(20、20d、20e)と、
前記内部回路(10、10c、15〜18)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との間に設けられ、前記外周電源配線(20、20d、20e)から前記内部回路(10、10c、15〜18)に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)を有する半導体装置(100、100a〜100d)であって、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)と前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)は、配線間容量(C、Ca〜Ce)が発生するように近接して配置され、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)は、前記外周電源配線(20、20d、20e)よりも線幅が細く、長さが長い配線であり、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)の配線抵抗(Rv、Rva〜Rve、Rg、Rga〜Rge)と、前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32eの前記線間容量(C、Ca〜Ce)とでRCフィルタを構成し、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)は、前記内部回路(10、10c、15〜18)との接続点(Yv、Yv1、Yv2、Yg、Yg1、Yg2)及び前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)が各々1箇所のみであることを特徴とする。
これにより、内部回路に接続される電源配線にEMIノイズを低減させる役割を担わせるとともに、内部回路に供給される電流の経路を固定し、確実にEMIノイズを低減させることができる。また、内部回路と外周電源配線の間にRCフィルタを設けるとともに、これを確実に内部回路に流れる電流に通過させることができ、RCフィルタの効果を最大限に果たさせることができる。
これにより、内部回路と外周電源配線の間にRCフィルタを設けるとともに、これを確実に内部回路に流れる電流に通過させることができ、RCフィルタの効果を最大限に果たさせることができる。
の発明は、第1の発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)において、
前記内部回路電源電位供給用配線(31)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32)は、前記内部回路(10)との接続点(Yv、Yg)及び前記外周電源配線(20)との接続点(Xv、Xg)との間で、各々が並列回路を構成していることを特徴とする。
これにより、供給する電源電圧をあまり低下させることなく、EMIノイズの低減を図ることができる。
の発明に係る半導体装置は、内部回路(10、10c、15〜18)と、
該内部回路(10、10c、15〜18)よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド(Pdv、Pdv1、Pdv2)及び接地端子パッド(Pdg、Pdg1、Pdg2)と接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線(20、20d、20e)と、
前記内部回路(10、10c、15〜18)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との間に設けられ、前記外周電源配線(20、20d、20e)から前記内部回路(10、10c、15〜18)に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)を有する半導体装置(100、100a〜100d)であって、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)と前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)は、配線間容量(C、Ca〜Ce)が発生するように近接して配置され、前記内部回路(10、10c、15〜18)との接続点(Yv、Yv1、Yv2、Yg、Yg1、Yg2)及び前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)が各々1箇所のみであり、
前記内部回路電源電位供給用配線(31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32a〜32e)は、前記内部回路(10、15〜18)との接続点(Yv、Yg)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)との間で、各々がRC分布定数回路を構成し、
前記RC分布定数回路は、前記内部回路(10)の周囲を螺旋状に周回するように配置されて構成されていることを特徴とする。
これにより、内部回路に供給される電力は、総てEMIノイズ対策用の回路を経た上で内部回路に供給されることになり、EMIノイズ対策用回路を十分に機能させることができる。また、RC分布定数回路の経路を長く取ることができ、省スペースでありながら、EMIノイズ低減対策を十分に機能させることができる。
の発明に係る半導体装置は、内部回路(10、10c、15〜18)と、
該内部回路(10、10c、15〜18)よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド(Pdv、Pdv1、Pdv2)及び接地端子パッド(Pdg、Pdg1、Pdg2)と接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線(20、20d、20e)と、
前記内部回路(10、10c、15〜18)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との間に設けられ、前記外周電源配線(20、20d、20e)から前記内部回路(10、10c、15〜18)に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)を有する半導体装置(100、100a〜100d)であって、
前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)と前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)は、配線間容量(C、Ca〜Ce)が発生するように近接して配置され、前記内部回路(10、10c、15〜18)との接続点(Yv、Yv1、Yv2、Yg、Yg1、Yg2)及び前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)が各々1箇所のみであり、
前記内部回路電源電位供給用配線(31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32a〜32e)は、前記内部回路(10、15〜18)との接続点(Yv、Yg)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)との間で、各々がRC分布定数回路を構成し、
前記内部回路(10b、10c、15、16)が前記外周電源配線(20)に隣接して配置され、前記RC分布定数回路は、前記内部回路(10b、10c、15、16)との接続点(Yv、Yg)と前記外周電源配線(20)との接続点(Xv、Xg)との間で、ジグザグに配置されて構成されていることを特徴とする。
これにより、内部回路が半導体装置の片側に寄って配置されている場合でも、電源配線の経路を長く取ることができ、EMIノイズの低減を十分に行うことができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)において、
前記内部回路(15、16)を複数有し、
前記内部回路(15、16)同士で前記電源電位及び前記接地電位を供給するための接続がなされていることを特徴とする。
これにより、内部回路が複数存在する場合でも、電源配線の経路を固定し、EMIノイズ対策を十分に行うことができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)において、
供給する前記電源電位が異なる前記内部回路(17、18)を複数有し、
前記電源端子パッド(Pdv1、Pdv2)及び前記接地端子パッド(Pdg1、Pdg2)、前記外周電源配線(20d、20e)、前記内部回路電源電位供給用配線(31d、31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32d、32e)は、複数の前記内部回路(17、18)に対応して各々独立して設けられていることを特徴とする。
これにより、複数の内部回路が設けられており、独立した電源の供給が必要な場合には、各々に対してEMIノイズ対策を行うことにより、設けたEMIノイズ対策用の回路を各々十分に機能させることができ、効果的にEMIノイズを抑制することができる。
の発明は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)において、
互いに最も近接して配置されている前記電源端子パッド(Pdv、Pdv1、Pdv2)及び前記接地端子パッド(Pdg、Pdg1、Pdg2)の付近に、前記内部回路電源電位供給用配線(31、31a〜31e)及び前記内部回路接地電位供給用配線(32、32a〜32e)と前記外周電源配線(20、20d、20e)との接続点(Xv、Xv1、Xv2、Xg、Xg1、Xg2)が設けられることを特徴とする。
これにより、入出力回路を簡素に構成することができ、EMIノイズ対策用の電源配線の配置も容易になる。
の発明に係る半導体集積回路装置(100、100a〜100d)は、第1〜のいずれかの発明に係る半導体装置(100、100a〜100d)を有し、
該半導体装置がパッケージングされたことを特徴とする。
これにより、EMIノイズが低減された半導体集積回路装置をユーザに提供することができ、ユーザ側でEMIノイズの低減対策が不要となり、部品点数の削減及び半導体集積回路装置を部品として用いた他製品の開発期間を短縮することができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、電源配線によるEMIノイズの低減効果を十分に発揮させ、EMIノイズを抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明を適用した実施例1に係る半導体装置100の全体構成図の一例である。実施例1に係る半導体装置100は、半導体ウエハ40上に、内部回路10と、電源端子パッドPdvと、接地端子パッドPdgと、外周電源配線20と、内部回路供給用電源配線30とを有する。外周電源配線20は、電源電位用外周電源配線21と、接地電位用外周電源配線22とを有する。また、内部回路供給用電源配線30は、内部回路電源電位供給用配線31と、内部回路接地電位供給用配線32とを有する。
内部回路10は、半導体装置100の所定の処理機能を有する回路である。内部回路10は、半導体ウエハ40上に備えられ、所定の機能を実行する。内部回路10は、電源電位を供給すべき内部回路電源配線11と、接地電位を供給すべき内部回路接地配線12とを有する。内部回路10は、内部回路電源配線11及び内部回路接地配線12に電力が供給されることにより動作し、所定の機能を実行する。
電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgは、半導体装置100の外部電源との電気的接続が行われるための外部接続用の端子である。半導体装置100は、外部電源から電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgに電力が供給されることにより、半導体装置100内の電力供給が行われる。電源端子パッドPdvには、電源電位、つまり高電位側の電位が供給される。一方、接地端子パッドPdgには、接地電位の0〔V〕、つまり低電位側の電位が供給される。
電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgは、半導体装置100内に複数備えられていてよい。半導体装置100内の位置による不均衡を生じさせず、半導体装置100に均一に電力を供給するため、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgは、なるべく半導体装置100の外周に沿って等間隔に対称的に配置することが好ましい。よって、電源端子パッドPvd及び接地端子パッドPdgは、均一な電力供給を行うべく、複数備えられていてよい。
電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgは、内部回路10より外側であれば、どこに配置してもよいが、外部電源との接続を容易にするため、半導体装置100の外周縁付近に設けられることが好ましい。これにより、外部電源と半導体装置100の接続配線を短くすることができ、また半導体装置100を広く使用することができる。
外周電源配線20は、点在して設けられた電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgに供給された電力を、半導体装置100の内部全体に供給可能とするための電源供給用配線である。よって、外周電源配線20は、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgに接続される。外周電源配線20は、電源電位を供給する電源電位用外周電源配線31と、接地電位を供給する接地電位用外周電源配線32とを備える。電源電位用外周電源配線31は、電源端子パッドPdvに接続され、接地電位用外周配線32は、接地端子パッドPdgに接続される。
外周電源配線20は、内部回路10に電力を供給するための配線であるので、内部回路10よりも外側に配置され、好ましくは、図1に示すように、半導体装置100の外周に沿って配置される。外周電源配線20は、半導体装置100の表面に点在するように配置して設けられた電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgから供給された電源を、半導体装置100内の電源供給配線として利用し易い配置にする役割を果たす。よって、外周電源配線20は、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgの近くで、かつ内部回路10への電源供給を行い易い位置に配置されることが好ましい。そのような点を考慮し、外周電源配線20は、例えば図1に示すように、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgと内部回路10の間で、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgに近接したなるべく外側の外周位置に配置してもよい。
外周電源配線20は、半導体装置100内の電源供給ラインとして機能するため、可能な限り抵抗が小さい方が好ましい。よって、外周電源配線20には、ある程度線幅の大きい配線パターンが適用されてよい。具体的な線幅は、半導体装置100の用途等に応じて個別具体的に設定されてよいが、電力供給のロスが少ない配線が適用されることが好ましい。
また、外周電源配線20は、半導体装置100の表面に点在するように配置して設けられた出力端子パッド(図示せず)に接続された出力バッファ回路(図示せず)に、電源を供給するための配線としても用いられる。
内部回路供給用電源配線30は、外周電源配線20から、内部回路10に電力を供給するための電源配線である。よって、内部回路供給用電源配線30は、外周電源配線20と、内部回路10とを電気的に接続する。内部回路供給用電源配線30は、内部回路10に電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線31と、内部回路10に接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線32とを有する。内部回路電源電位供給用配線31は、外周電源配線20の電源電位用外周電源配線21に接続される。一方、内部回路接地電位供給用配線32は、外周電源配線20の接地電位用外周電源配線22に接続される。
同様に、内部回路電源電位供給用配線31は、内部回路10の内部回路電源配線11に接続され、内部回路接地電位供給用配線32は、内部回路10の内部回路接地配線12に接続される。このように、内部回路供給用電源配線30は、内部回路10と外周電源配線20との間の電力供給のための電気的接続を行う。
内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、半導体装置100内のEMIノイズ(Electronic Magnetic Interference、電磁輻射ノイズ)を低減するRCフィルタとして機能するため、以下のような構成を有する。
内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、RCフィルタを構成するのに必要な抵抗成分を有する。図1に示すように、内部回路電源電位供給用配線31は、抵抗Rvの寄生抵抗を有する。また、内部回路接地電位供給用配線32は、抵抗Rgの寄生抵抗を有する。抵抗Rv及び抵抗Rgは、個別の抵抗体を特に設けることなく、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32が、各々自分自身で持つ配線抵抗である。よって、内部回路供給用配線30は、個別の抵抗体を設けることなく、RCフィルタのR成分を備えることができる。
内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、通常の配線パターンを用いて形成し、適切な抵抗Rv、Rgが得られた場合には、それをそのまま適用してよいが、抵抗Rv、Rgの値が小さく、適切なRCフィルタを構成するのに不足している場合には、以下のように構成してもよい。
内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、抵抗Rv、Rgを適切な抵抗値とするため、外周電源配線20より小さな線幅の配線で構成してもよい。これにより、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32の抵抗値を増加させることができ、RCフィルタを構成するのに必要な抵抗成分を得ることが可能となる。また、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給配線32は、抵抗Rv、Rgの抵抗値を増加させるためと、RCフィルタを十分な長さで設けるため、外周電源配線20と内分回路10との間を、引き回すような配線構成としてよい。この場合、内部回路供給用電源配線30は、少なくとも外周電源配線20よりは長く構成され、好ましくは外周電源配線20の1.5倍以上、更に好ましくは2倍以上に構成されてよい。内部回路供給用電源配線30の長さの上限は、半導体装置100の内部回路10と外周電源20との間のスペースの大きさ等により定められるが、例えば、外周電源配線20の長さの10倍以下に構成される。
このように、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32を、電源電位用外周電源配線21及び接地電位用外周電源配線22よりも長く、かつ細く構成することにより、配線自身が持つ寄生の配線抵抗Rv、Rgを増加させることができ、良好な寄生のRCフィルタを設けることができる。
なお、内部回路電源電位供給用配線31が有する抵抗Rvと、内部回路接地電位供給用配線32が有する抵抗Rgとは、略同一の値となる。内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、同一の配線パターンとして形成されるので、その配線抵抗Rv、Rgも略同一となる。
内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32は、両配線間で配線間容量Cを発生するように、近接して配置される。これにより、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32とで寄生のRCフィルタを発生させることができ、EMIノイズの低減を図ることができる。配線間容量Cは、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32との距離を調整することにより、その容量値を調整することができる。例えば、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32との離間距離を小さくすれば、配線間容量Cの容量値を大きくすることができ、逆に離間距離を大きくすれば、配線間容量Cの容量値は小さくなる。
なお、配線間容量Cを発生させる内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32同士は隣接して配置されるが、例えば、全体的にも、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32が半導体ウエハ40上に交互に配置されるような配線パターンとして構成してもよい。図1においては、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32とが交互に配置される平面形状で構成されている。
このようにして形成された寄生のRCフィルタは、低周波成分を通過させ、高周波成分を減衰させるローパスフィルタとして機能し、半導体装置100に発生する高周波成分のEMIノイズを低減することができる。図1において、内部回路10がEMIノイズの発生源であるので、内部回路10から発生するEMIノイズは、内部回路供給用電源配線30を通過する間に、十分減衰されることになる。
次に、かかるRCフィルタに十分に機能を果たさせるための内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32の構成について説明する。
内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、上述のように、内部回路10の内部回路電源配線11及び内部回路接地配線12と、外周電源配線20の電源電位用外周配線21及び接地電位用外周配線22との間を接続しているが、内部回路10との接続点及び外周電源配線20との接続点は、ともに1箇所のみである。具体的には、内部回路電源電位供給用配線31は、内部回路10とは、内部回路電源配線11と接続点Yvでのみ接続されており、外周電源配線20とは、電源電位用外周電源配線21と接続点Xvでのみ接続されている。同様に、内部回路接地電位供給用配線32は、内部回路10とは、内部回路接地配線12と接続点Ygでのみ接続されており、外周電源配線20とは、接地電位供給用外周電源配線22と接続点Xgでのみ接続されている。
このように、外周電源配線20と内部回路供給用電源配線30との間の接続点Xv、Xgを電源ラインと接地ラインで1箇所ずつのみとし、内部回路供給用電源配線30と内部回路10との接続点Yv、Ygをやはり電源ラインと接地ラインで1箇所ずつのみとすることにより、外部電源配線20と内部回路10との間を流れる電流が、内部回路供給用電源配線30の総てのラインを流れるようにすることができる。
例えば、図1において、電源端子パッドPdvに供給された電源電位VCCによる電流は、電源電位用外周電源配線21の接続点Xvから供給され、内部回路電源電位供給用配線31に流れ込む。内部回路電源電位供給用配線31は、接続点Uvから左右に分岐する配線経路を有し、これらの配線を流れた電流は、対角線反対側の接続点Wvから内側の接続点Zvに流れ込む。内部回路電源電位供給用配線31は、接続点Zvからも左右に分岐する配線経路を有し、これらの配線経路を流れた電流は、やはり対角線反対側の接続点Yvに流れ込む。そして、接続点Yvから、内部回路電源配線11を経由して内部回路10内の処理回路を電流は流れ、所定の回路機能が実現される。同様に、接地ラインにおいても、内部回路10の内部回路接地配線12から流出した電流は、内部回路接地電位供給用配線32の接続点Ygから、対角線反対側のZgに、左右の内側の配線経路を通過して流れ込む。そして、接続点Zgから接続点Wgへと電流は流れ、左右の外側の配線経路を経由して、対角線反対側の接続点Ugへと電流は流れ、接続点Xgを通過して接地端子パッドPdgから電流が流出することになる。
このように、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32の外周電源配線20との接続点Xv、Xgと、内部回路10との接続点Yv、Ygとを、各々1箇所のみとすることにより、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32により構成されるRCフィルタを、内部回路10に供給される電流が必ず総ての配線経路を通るようにすることができる。これにより、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32により構成されるRCフィルタの機能を最大限発揮させることができ、EMIノイズ低減に確実に寄与させることができる。
なお、図1の実施例1に係る半導体装置100においては、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32は、外周電源配線20と内部回路10との間で、並列接続されたRC回路が2段である形で設けられている。並列回路の部分を設けることにより、抵抗Rv、Rgの値を小さくし、電力供給のロスを少なくすることができる。
また、実施例1に係る半導体装置100において、内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32の外周電源配線20との接続点Xv、Xgは、電源端子パッドPdvと接地端子パッドPdgが互いに近接して配置された左下隅の位置が選択されている。内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32の外周電源配線20との接続点Xv、Xgは、任意の位置を選択することができるが、電力ロスを少なくする観点から、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgに近接した位置が好ましい。ここで、電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgは、図1において4箇所示されているが、電源端子パッドPdvと接地端子パッドPdgが最も近接した組み合わせの端子パッドに接近した位置とすることが好ましい。例えば、図1においては、右下隅の電源端子パッドPdvf及び接地端子パッドPdgfの付近に接続点Xv、Xgを配置するのではなく、それ以外の電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgの組を選択することが好ましい。電源端子パッドPdvと接地端子パッドPdgは、接近していた方が電力供給は安定するので、半導体装置100に電源端子パッドPdv及び接地端子バッドPdgの組み合わせが複数ある場合には、互いが最も接近した組み合わせの電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgの付近を選択するようにしてよい。
次に、図2を用いて、実施例1に係る半導体装置100の回路構成を実現するための半導体装置100の平面構成及び断面構成の一例について説明する。図2は、実施例1に係る半導体装置100の平面構成及び断面構成の一例を示した図である。図2(a)は、実施例1に係る半導体装置100の平面構成の一例を示した図である。図2(b)は、実施例1に係る半導体装置100の断面構成の一例を示した図であり、図2(a)におけるA−A’断面を示した図である。
図2(b)において、最下層にLOCOS50が配置され、これより下の層との素子分離がなされている。LOCOS50は、例えば、シリコン基板に窒化膜などのマスクを形成し、熱酸化して素子分離用の酸化膜として形成されたものが適用されてよい。LOCOS50の上層には、第1のポリシリコン61が形成されている。第1のポリシリコン61は、導電性の膜であり、電源電位VCCが供給されている。絶縁膜71を介して第1のポリシリコン61よりも上層に形成された第2のポリシリコン62も、第1のポリシリコンと同じ材料から形成され、導電性の膜である。第2のポリシリコン62には、接地電位GNDが供給される。絶縁膜71は、電源電位VCCが供給された第1のポリシリコン61と接地電位が供給された第2のポリシリコン62との間に介在して配置され、第1のポリシリコン61と第2のポリシリコン62が配線間容量Cを形成するための誘電体としての機能を有する。このように、配線間容量Cは、半導体装置100の立体構造中に形成されていてもよい。この場合、第1のポリシリコン61と第2のポリシリコン62との間に、配線間容量Cが発生するように、絶縁膜71は薄い膜として形成される。なお、絶縁膜71は、例えば、二酸化ケイ素(SiO)と窒化ケイ素(SiN)からなる絶縁膜71等の、通常の半導体装置100で用いられる材料が適用されてよい。
層間膜70は、配線層の間を充填して絶縁するための絶縁膜である。層間膜70は、例えば、二酸化ケイ素(SiO)等の絶縁膜が用いられてもよい。
配線層30は、半導体ウエハ40上に、平面的に回路配線を形成するための導電層である。配線層30は、アルミニウム又は銅等の配線用金属が適用される。本実施例に係る半導体装置100においては、電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線31と、接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線32が、別配線として組みとなって形成されているので、図2においても、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32とが、別々に、かつ2本ずつ交互に形成されている。
コンタクトホール80は、上下層の導電層間の電気的導通を図るための電気的接続手段である。本実施例に係る半導体装置100においては、内部回路電源電位供給用配線31には電源電位VCC、内部回路接地電位供給用配線32には接地電位GNDを供給する必要があるので、各々の電位供給が可能なようにコンタクトホール80が形成されている。具体的には、内部回路電源電位供給用配線31は、電源電位VCCが供給されている第1のポリシリコン61と導通が図られ、内部回路接地電位供給用配線32は、接地電位GNDが供給されている第2のポリシリコン62と導通が図られている。
配線層30は、配線層30間同士においても、平面的に配線間容量Cを発生する。つまり、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32との間にも、配線間容量Cを発生させる。よって、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32との間隔は、水平方向にも、配線間容量Cが発生するように狭く配置されていることが好ましい。
図2(a)は、図2(b)に対応する平面図であり、平面的には、層間膜70の上に、同一方向に延在する内部回路電源電位供給用配線31及び内部回路接地電位供給用配線32が平行に2本ずつ交互に配置されていることが分かる。図2(b)に対応する切断線A−A’の箇所に着目すると、中央部分と両端部で電源電位VCCが供給されている第1のポリシリコン61と内部回路電源電位供給用配線31との導通が行われている。そして、中央部と端部に挟まれた部分で、接地電位GNDが供給されている第2のポリシリコン62と内部回路接地電位供給用配線32との導通が行われている。図2(a)においては、理解の容易のため、中央部と両端部のコンタクトホール80が存在する領域の層間膜70を除去して、第1のポリシリコン61を露出した状態で示している。また、内部回路接地電位供給用配線32の下層には、層間膜70を介して、接地電位GNDが供給されている第2のポリシリコン62が存在しているので、コンタクトホール80を介して接地電位が供給されることが図2(b)との対応で分かる。
そうすると、図2(a)より、内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32とが対面している領域は、延在する配線間容量が形成されることが分かる。このように、本実施例に係る半導体装置100においては、平面的及び立体構造的に配線間容量Cを発生させることができる。そして、図1で示したように、内部回路供給用電源30と外周電源配線20及び内部回路10との接続点Xv、Xg、Yv、Ygを各々1箇所ずつとすることにより、内部回路10に供給される電流が配線間容量Cと抵抗Rv、RgによるRCフィルタを総て通過させることができ、EMIノイズを効果的に低減させることができる。
図3は、本発明を適用した実施例2に係る半導体装置100aの全体構成図の一例である。実施例2に係る半導体装置100aは、電源端子パッドPdv、接地端子パッドPdg、外周電源配線20及び内部回路10の配置構成は、実施例1に係る半導体装置100と同様であるので、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施例2に係る半導体装置100aは、半導体ウエハ40a上に形成されている内部回路供給用電源配線30aが、並列回路の部分を有せず、総てRC分布定数回路から構成され、かつ平面構成が螺旋状となっている点で、実施例1に係る半導体装置100と異なっている。
実施例2において、内部回路供給用電源配線30aは、内部回路電源電位供給用配線31aが、接続点Xvで電源電位用外周電源配線21と接続され、接続点Yvで内部回路電源配線11と接続されている。同様に、内部回路接地電位供給用配線32aが、接続点Xgで接地電位用外周電源配線22と接続され、接続点Ygで内部回路接地配線12と接続されている。接続点Xvから接続点Yv及び接続点Xgから接続点Ygまで、内部回路電源電位供給用配線31a及び内部回路接地電位供給用配線32aは、互いに平行に、螺旋状で1本のまま配置構成されている。そして、内部回路電源電位供給用配線31aは、配線抵抗として抵抗Rvaを有し、内部回路接地電位供給用配線32aは、配線抵抗として抵抗Rgaを有する。また、内部回路電源電位供給用配線31aと内部回路接地電位供給用配線32aは、十分に近接して配置され、配線間容量Caを発生し、寄生のRCフィルタを形成している。
このような構成とすることにより、内部回路10に電源端子パッドPdv及び接地端子パッドPdgから供給される電流は、螺旋状の内部回路電源電位供給用配線31a及び内部回路接地電位供給用配線32aから形成されたRCフィルタを総て通ることとなり、EMIノイズの低減が確実に行われる。また、内部回路電源電位供給用配線31a及び内部回路接地電位供給用配線32aは、内部回路10の周囲を螺旋状に囲む平面形状となっているので、実施例1と同様に、内部回路10が中央に配置されている場合には、内部回路10と外周電源配線20との間のスペースに、スペース形状に沿った形で効果的にRCフィルタを配置できるので、空きスペースを最大限に利用したRCフィルタを設けることが可能となり、RCフィルタの能力を高めることができる。
このように、実施例2に係る半導体装置100aによれば、内部回路電源電位供給用配線31a及び内部回路接地電位供給用配線32aを直列的に螺旋状に配置することにより、RCフィルタのノイズ低減能力自体を高めるとともに、設けたRCフィルタに確実にEMIノイズ低減の機能を発揮させることができる。
図4は、本発明を適用した実施例3に係る半導体装置100bの全体構成図の一例である。図4において、実施例3に係る半導体装置100bは、電源端子パッドPdv、接地端子パッドPdg及び外周電源配線20の配置及び構成については、実施例1及び実施例2に係る半導体装置100、100aと同様であるので、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施例3に係る半導体装置100bは、内部回路10bが、半導体ウエハ40bの中央部ではなく、外周電源配線20に隣接した片側に寄った配置となっている点で、実施例1及び実施例2に係る半導体装置100、100aと異なっている。このように、内部回路10bの配置位置が半導体ウエハ40bの中央位置でない場合にも、本実施例に係る半導体装置100bは好適に適用され得る。
図4においては、内部回路10bが右に寄って外周電源配線20に近接して配置され、半導体ウエハ40bの左側にスペースが生じている。よって、実施例3においては、半導体ウエハ40bの左側のスペースを用いて、内部回路供給用電源配線30bを形成する。図4において、外周電源配線20内の左側から内部回路10bの左側の間のスペースが、内部回路供給用電源配線30bを形成できる領域であるから、この間の領域で最も内部回路供給用電源配線30bを長くできる構成が、最もRCフィルタを効果的に形成できる構成である。
図4においては、内部回路供給用電源配線30bを、左から右にジグザグに配置する構成としている。内部回路電源電位供給用配線31bは、配線抵抗として抵抗Rvbを有し、内部回路接地電位供給用配線32bは、配線抵抗として抵抗Rgbを有する。そして、内部回路電源電位供給用配線31bと内部回路接地電位供給用配線32bは、十分に近接して略平行に配置され、配線間容量Cbを発生している。そして、内部回路電源電位供給用配線31bは、外周電源配線20とは接続点Xvの1箇所のみで接続され、内部回路10bとも接続点Yvの1箇所のみで電気的に接続されている。同様に、内部回路接地電位供給用配線32bは、外周電源配線20とは接続点Xgの1箇所のみで接続され、内部回路10bとも接続点Ygの1箇所のみで接続されている。
このような構成とすることにより、内部回路10と外周電源配線20との間に、RC分布定数回路のジグザグに長い形状を有するRCフィルタを形成することができる。このように、四角形のスペースが与えられた場合には、内部回路電源電位供給用配線31b及び内部回路接地電位供給用配線32bをジグザグに配置して、RCフィルタを長くとるように構成することにより、RCフィルタの能力を高め、EMIノイズを低減させることができる。また、内部回路電源電位供給用配線31b及び内部回路接地電位供給用配線32bの外周電源配線20及び内部回路10bとの接続点Xv、Xg、Yv、Ygは、ともに1箇所ずつのみであるので、内部電流10bを流れる電流は、総てRCフィルタを通過し、確実にRCフィルタの機能を発揮させることができる。
なお、実施例3においては、内部回路10bが右側に寄って配置されている例を説明したが、内部回路10bは、左側に寄って配置されてもよいし、奥側や手前側に配置されても同様に本実施例に係る半導体装置100bを適用できることは言うまでもない。
図5は、本発明を適用した実施例4に係る半導体装置100cの全体構成図の一例である。図5において、実施例4に係る半導体装置100cは、電源端子パッドPdv、接地端子パッドPdg及び外周電源配線20の配置及び構成は、実施例3に係る半導体装置100bと同様であるので、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図5において、実施例4に係る半導体装置100cは、半導体ウエハ40c上に形成された内部回路15、16が複数であり、第1の内部回路15及び第2の内部回路16を備えている点で、実施例3に係る半導体装置100bと異なっている。内部回路15、16は、半導体装置100cの用途に応じて、1つの半導体装置100c内に、複数設けられる場合がある。そのような場合であっても、本発明に係る半導体装置を適用することができる。
図5において、複数の内部回15、16が、外周電源配線20に隣接して片側に寄って配置されているが、第1の内部回路15と第2の内部回路16同士が、内部回路電源配線11及び内部回路接地配線12により接続されている。つまり、第1の内部回路15と第2の内部回路16の電源供給は、共通の内部回路電源配線11及び内部回路接地配線12を用いて行われており、同電位が供給されている。このような場合には、例えば、第1の内部回路15への電源供給を行えば、第2の内部回路16への電源供給も第1の内部回路15を介して行われるので、第1の内部回路15に電源を供給する構成とすればよい。そうすると、実施例4に係る半導体装置100cは、第1の内部回路15と第2の内部回路16を合わせて1つの内部回路10cと捉えることができ、実施例3と同様に考えることができる。
よって、実施例4においては、内部回路供給用電源配線30の構成は、実施例3とほぼ同様となる。具体的には、内部回路電源電位供給用配線31cが配線抵抗の抵抗Rvcを有し、内部回路接地電位供給用配線32cが配線抵抗の抵抗Rgcを有する。内部回路電源電位供給用配線31cと内部回路接地電位供給用配線32cは、十分に近接して配置され、配線間容量Ccを生ずる。そして、内部回路電源電位供給用配線31cと内部回路接地電位供給用配線32cとで、寄生のRCフィルタが形成される。内部回路電源供給用配線31cは、外周電源配線20とは、接続点Xvの1箇所でのみ接続され、内部回路15とは、接続点Yvの1箇所でのみ接続されている。同様に、内部回路接地電源供給用配線32cは、外周電源配線20とは、接続点Xgの1箇所でのみ接続され、内部回路15とは、接続点Ygの1箇所でのみ接続されている。第1の内部回路15と第2の内部回路16同士は接続されており、電力供給も一方から総ての供給が可能になっている。そして、内部回路電源電位供給用配線31c及び内部回路接地電位供給用配線32cは、全体としては接続点Xv、Xgと接続点Yv、Ygとの間を、ジグザグ形状をなして配置され、接続点XvとYv、接続点XgとYg同士を接続している。これにより、RCフィルタを、四角形のスペースの中で効率的に長く構成し、総てのRCフィルタを機能させる構成とすることができる。
このように、内部回路15、16が複数であっても、内部回路15、16に同じ電位を供給すればよい場合には、実施例1乃至3と同様の構成として電力供給を行うことができる。
また、実施例4においては、内部回路15、16が2つの場合について説明したが、同一電位を供給すれば動作する内部回路15、16が3つ以上備えられている場合であっても、実施例4を同様に適用することができる。
図6は、本発明を適用した実施例5に係る半導体装置100dの全体構成図の一例である。実施例5に係る半導体装置100dは、第1の内部回路17と、第2の内部回路18と、第1の電源端子パッドPdv1と、第1の接地端子パッドPdg1と、第2の電源端子パッドPd2と、第2の接地端子パッドPdg2と、第1の外周電源配線20dと、第2の外周電源配線20eと、第1の内部回路供給用電源配線30dと、第2の内部回路供給用電源配線30eとを有する。
第1の内部回路17と、第2の内部回路18とは、互いに機能的に独立した内部回路であり、異なる電位の電源供給を必要とする回路である。このように、供給電位の異なる複数の内部回路17、18を有する場合であっても、本発明に係る半導体装置を適用することができる。
第1の内部回路17と、第2の内部回路18とは、電源として供給する電位が異なるので、外部接続用の外部電源からは、異なる電位が供給される。よって、外部接続用の端子パッドも各内部回路17、18に対応して独立して設けられる。
第1の電源端子パッドPdv1及び第1の接地端子パッドPdg1は、第1の内部回路17に供給する電力を受け取るための端子パッドである。また、第2の電源端子パッドPdv2及び第2の接地端子パッドPdg2は、第2の内部回路18に供給する電力を受け取るための端子パッドである。
同様に、第1の外周電源配線20dは、第1の内部回路17に電力供給を行うための電源配線であり、第2の外周電源配線20eは、第2の内部回路18に電力供給を行うための電源配線である。第1の外周電源配線20dと、第2の外周電源配線20eが、実施例1〜4とは異なり、外周総てを囲ってはおらず、途中で切断されており、電気的に独立して形成されている。これにより、第1の内部回路17と第2の内部回路18に、異なる電位の電力を独立して供給することができる。
第1の内部回路供給用電源配線30dは、第1の内部回路電源電位供給用配線31dと、第1の内部回路接地電位供給用配線32dとを有する。第1の内部回路電源電位供給用配線31dは、配線抵抗として抵抗Rvdを有し、第1の内部回路接地電位供給用配線32dは、配線抵抗として抵抗Rgdを有する。そして、第1の内部回路電源電位供給用配線31dと第1の内部回路接地電位供給用配線32dは、配線間容量Cdを発生するように近接して配置され、寄生のRCフィルタを形成する。
第1の内部回路電源電位供給用配線31dは、第1の外周電源配線20dとは、接続点Xv1のみの1箇所で接続され、第1の内部回路17とは、接続点Yv1の1箇所のみで接続されている。同様に、第1の内部回路接地電位供給用配線32dは、第1の外周電源配線20dとは、接続点Xg1のみの1箇所で接続され、第1の内部回路17とは、接続点Yg1の1箇所のみで接続されている。そして、第1の内部回路電源電位供給用配線31dは、全体としては、ジグザグの平面構成を有し、半導体ウエハ40d上の左側のスペースを用いて、長いRCフィルタを構成するようにしている。かかる構成により、第1の内部回路17に供給される電流は、必ずRCフィルタを総て経由し、RCフィルタのEMIノイズ低減の機能を、十分に発揮させることができる。
第2の内部回路18についても同様で、第2の内部回路供給用電源配線30eは、第2の内部回路電源電位供給用配線31eと、第2の内部回路接地電位供給用配線32eとを有する。第2の内部回路電源電位供給用配線31eは、配線抵抗として抵抗Rveを有し、第2の内部回路接地電位供給用配線32eは、配線抵抗として抵抗Rgeを有する。そして、第2の内部回路電源電位供給用配線31eと第2の内部回路接地電位供給用配線32eは、配線間容量Ceを発生するように近接して配置され、寄生のRCフィルタを形成する。
また、第2の内部回路電源電位供給用配線31eは、第2の外周電源配線20eとは、接続点Xv2のみの1箇所で接続され、第2の内部回路18とは、接続点Yv2の1箇所のみで接続される。同様に、第2の内部回路接地電位供給用配線32eは、第2の外周電源配線20eとは、接続点Xg2のみの1箇所で接続され、第2の内部回路18とは、接続点Yg2の1箇所のみで接続される。そして、第2の内部回路電源電位供給用配線31eも、全体としては、ジグザグの平面構成を有し、半導体ウエハ40d上の右側のスペースを用いて、長いRCフィルタを構成している。かかる構成により、第2の内部回路18に供給される電流は、必ずRCフィルタを総て経由し、RCフィルタのEMIノイズ低減の効果を、十分に発揮させることができる。
このように、内部回路17、18が複数存在し、内部回路17、18同士で供給すべき電源電圧が異なる場合であっても、実施例5に係る半導体装置100dによれば、電源供給系統を独立させ、RCフィルタも独立して設けることにより、内部回路17、18で発生するEMIノイズを個別に低減することができ、結果として半導体装置100d全体としてのEMIノイズを抑制することができる。
また、図6においては、内部回路17、18が2つの場合を例に挙げて説明したが、内部回路17、18が更に多く備えられている場合にも、電源電位の異なる数に対応して独立してRCフィルタ等を設けることにより、EMIノイズを同様に低減させることができる。
なお、実施例1〜5に係る半導体装置100、100a、100b、100c、100dは、パッケージングを行ってパッケージに収容することにより、半導体集積回路装置として製品化することができる。本実施例に係る半導体装置100、100a〜100dを適用した半導体集積回路装置は、既にEMIノイズ対策がなされているので、ユーザがEMIノイズ対策を行う必要がない。よって、ユーザは、本発明が適用された半導体集積回路装置を用いる場合には、EMIノイズ対策に要する労力と部品点数を削減できるため、半導体集積回路装置を部品として用いた製品の開発期間を短縮することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。特に、実施例1において説明した、内部回路供給用電源配線30の線幅を、外周電源配線20より小さくする構成と、電源端子パッドPdvと接地端子パッドPdgが最も接近している組み合わせの端子パッドを選択して、その付近に内部回路供給用電源配線30と外周電源配線20の接続点Xv、Xgを配置するようにする構成は、実施例2〜5に組み合わせて適用することができる。また、実施例1の図2において説明した、配線間容量Cを発生させる際に、平面的な内部回路電源電位供給用配線31と内部回路接地電位供給用配線32との間に発生する配線間容量だけでなく、断面構成において電源電位VCC供給用の第1のポリシリコン61と接地電位GND供給用の第2のポリシリコン62との間に発生する配線間容量Cも利用してよい内容も、実施例2〜5に同様に適用してよい。本発明は、平面構成等に矛盾が発生しない限り、実施例同士を組み合わせることができる。
実施例1に係る半導体装置100の全体構成図の一例である。 実施例1に係る半導体装置100の平面構成及び断面構成の一例を示した図である。図2(a)は、実施例1に係る半導体装置100の平面構成の一例を示した図である。図2(b)は、実施例1に係る半導体装置100の断面構成の一例を示した図である。 実施例2に係る半導体装置100aの全体構成図の一例である。 実施例3に係る半導体装置100bの全体構成図の一例である。 実施例4に係る半導体装置100cの全体構成図の一例である。 実施例5に係る半導体装置100dの全体構成図の一例である。
符号の説明
10、10c、15、16、17、18 内部回路
11 内部回路電源配線
12 内部回路接地配線
20、20d、20e 外周電源配線
21、21d、22e 電源電位用外周電源配線
22、22d、22e 接地電位用外周電源配線
30、30a、30b、30c、30d、30e 内部回路供給用電源配線
31、31a、31b、31c、31d、31e 内部回路電源電位供給用配線
32、32a、32b、32c、32d、32e 内部回路接地電位供給用配線
40、40a、40b、40c、40d 半導体ウエハ
50 LOCOS
61、62 ポリシリコン
70 層間膜
71 絶縁膜
80 コンタクトホール
100、100a、100b、100b、100c、100d 半導体装置
Pdv、Pdvf、Pdv1、Pdv2 電源端子パッド
Pdg、Pdgf、Pdg1、Pdg2 接地端子パッド
Rv、Rva、Rvb、Rvc、Rvd、Rve、Rg、Rga、Rgb、Rgc、Rgd、Rge 配線抵抗
C、Ca、Cb、Cc、Cd、Ce 配線間容量
Xv、Xg、Yv、Yg、Uv、Ug、Wv、Wg、Zv、Zg 接続点

Claims (8)

  1. 内部回路と、
    該内部回路よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド及び接地端子パッドと接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線と、
    前記内部回路と前記外周電源配線との間に設けられ、前記外周電源配線から前記内部回路に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線を有する半導体装置であって、
    前記内部回路電源電位供給用配線と前記内部回路接地電位供給用配線は、配線間容量が発生するように近接して配置され、
    前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、前記外周電源配線よりも線幅が細く、長さが長い配線であり、
    前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線の配線抵抗と、前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線の前記配線間容量とでRCフィルタを構成し、
    前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、前記内部回路との接続点及び前記外周電源配線との接続点が各々1箇所のみであることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、前記内部回路との接続点及び前記外周電源配線との接続点との間で、各々が並列回路を構成していることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 内部回路と、
    該内部回路よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド及び接地端子パッドと接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線と、
    前記内部回路と前記外周電源配線との間に設けられ、前記外周電源配線から前記内部回路に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線を有する半導体装置であって、
    前記内部回路電源電位供給用配線と前記内部回路接地電位供給用配線は、配線間容量が発生するように近接して配置され、前記内部回路との接続点及び前記外周電源配線との接続点が各々1箇所のみであり、
    前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、前記内部回路との接続点と前記外周電源配線との接続点との間で、各々がRC分布定数回路を構成し
    前記RC分布定数回路は、前記内部回路の周囲を螺旋状に周回するように配置されて構成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 内部回路と、
    該内部回路よりも外側に配置され、外部接続用の電源端子パッド及び接地端子パッドと接続されて電源電位及び接地電位が供給される外周電源配線と、
    前記内部回路と前記外周電源配線との間に設けられ、前記外周電源配線から前記内部回路に前記電源電位を供給する内部回路電源電位供給用配線及び前記接地電位を供給する内部回路接地電位供給用配線を有する半導体装置であって、
    前記内部回路電源電位供給用配線と前記内部回路接地電位供給用配線は、配線間容量が発生するように近接して配置され、前記内部回路との接続点及び前記外周電源配線との接続点が各々1箇所のみであり、
    前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、前記内部回路との接続点と前記外周電源配線との接続点との間で、各々がRC分布定数回路を構成し、
    前記内部回路が前記外周電源配線に隣接して配置され、前記RC分布定数回路は、前記内部回路との接続点と前記外周電源配線との接続点との間で、ジグザグに配置されて構成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記内部回路を複数有し、
    前記内部回路同士で前記電源電位及び前記接地電位を供給するための接続がなされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 供給する前記電源電位が異なる前記内部回路を複数有し、
    前記電源端子パッド及び前記接地端子パッド、前記外周電源配線、前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線は、複数の前記内部回路に対応して各々独立して設けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 互いに最も近接して配置されている前記電源端子パッド及び前記接地端子パッドの付近に、前記内部回路電源電位供給用配線及び前記内部回路接地電位供給用配線と前記外周電源配線との接続点が設けられることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の半導体装置を有し、
    該半導体装置がパッケージングされたことを特徴とする半導体集積回路装置。
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