JP2003152091A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回路ブロック間のアイソレーションが高い半
導体集積回路を得る。 【解決手段】 第1の回路ブロック2と第2の回路ブロ
ック間3をサージ素子で接続しない構成とすることによ
り、ブロック間を結合する容量を小さくする。
導体集積回路を得る。 【解決手段】 第1の回路ブロック2と第2の回路ブロ
ック間3をサージ素子で接続しない構成とすることによ
り、ブロック間を結合する容量を小さくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコードレ
スリモコン、コードレス電話、携帯電話などの無線機の
高周波回路を半導体基板上に集積した半導体集積回路に
関し、特に集積された複数の回路ブロック間で高いアイ
ソレーションを必要とする用途に用いられる半導体集積
回路に関する。
スリモコン、コードレス電話、携帯電話などの無線機の
高周波回路を半導体基板上に集積した半導体集積回路に
関し、特に集積された複数の回路ブロック間で高いアイ
ソレーションを必要とする用途に用いられる半導体集積
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体集積回路について図面を参
照しながら説明する。図3は、従来の半導体集積回路の
半導体基板上の回路の構成図である。
照しながら説明する。図3は、従来の半導体集積回路の
半導体基板上の回路の構成図である。
【0003】図3において、1は半導体基板、2は第1
の回路ブロック、3は第2の回路ブロック、4は第3の
回路ブロック、5は第1の端子パッド群、6は第2の端
子パッド群、7は第3の端子パッド群、8は第1のサー
ジ素子群、9は第2のサージ素子群、10は第3のサー
ジ素子群、11は第4のサージ素子群、12は第1の回
路ブロックのグランド端子パッド、13は第2の回路ブ
ロックのグランド端子パッド、14は第3の回路ブロッ
クのグランド端子パッド、16は信号ラインまたは電源
ラインである。
の回路ブロック、3は第2の回路ブロック、4は第3の
回路ブロック、5は第1の端子パッド群、6は第2の端
子パッド群、7は第3の端子パッド群、8は第1のサー
ジ素子群、9は第2のサージ素子群、10は第3のサー
ジ素子群、11は第4のサージ素子群、12は第1の回
路ブロックのグランド端子パッド、13は第2の回路ブ
ロックのグランド端子パッド、14は第3の回路ブロッ
クのグランド端子パッド、16は信号ラインまたは電源
ラインである。
【0004】図3は、ICチップの半導体基板上に形成
された端子パッド、アルミ配線およびサージ素子の構成
を表している。半導体基板1に第1、第2および第3の
回路ブロック2、3、4が形成されている。そして前記
第1、第2および第3の回路ブロックと半導体集積回路
外の回路とを接続するための端子パッドとして第1、第
2および第3の端子パッド群5、6、7が半導体基板1
上に形成されている。また、半導体基板内で各回路ブロ
ック間を接続する信号ラインまたは電源ライン16が形
成されている。各端子パッドはパッケージリードにボン
ディングワイヤで接続され、半導体基板1が、樹脂によ
りパッケージングされて完成品のICとなる。
された端子パッド、アルミ配線およびサージ素子の構成
を表している。半導体基板1に第1、第2および第3の
回路ブロック2、3、4が形成されている。そして前記
第1、第2および第3の回路ブロックと半導体集積回路
外の回路とを接続するための端子パッドとして第1、第
2および第3の端子パッド群5、6、7が半導体基板1
上に形成されている。また、半導体基板内で各回路ブロ
ック間を接続する信号ラインまたは電源ライン16が形
成されている。各端子パッドはパッケージリードにボン
ディングワイヤで接続され、半導体基板1が、樹脂によ
りパッケージングされて完成品のICとなる。
【0005】さて図3に示す従来の半導体集積回路で
は、外部から半導体集積回路へのサージ入力による素子
の破損を防ぐために、各端子パッド間をサージ素子で接
続している。ここでサージ素子にはダイオード素子やト
ランジスタ素子などが用いられ、一定以上の電圧印可に
よりブレイクダウン現象が生じ抵抗値が低下して電流を
流す特性を持っている。第1の回路ブロック2に接続さ
れた第1の端子パッド群5は第1のサージ素子群8によ
り第1の回路ブロックのグランド端子パッド12に接続
されている。同様に第2の端子パッド群6は第2のサー
ジ素子群9により第2の回路ブロックのグランド端子パ
ッド13に、第3の端子パッド7群は第3のサージ素子
群10により第3の回路ブロックのグランド端子パッド
14にそれぞれ接続されている。
は、外部から半導体集積回路へのサージ入力による素子
の破損を防ぐために、各端子パッド間をサージ素子で接
続している。ここでサージ素子にはダイオード素子やト
ランジスタ素子などが用いられ、一定以上の電圧印可に
よりブレイクダウン現象が生じ抵抗値が低下して電流を
流す特性を持っている。第1の回路ブロック2に接続さ
れた第1の端子パッド群5は第1のサージ素子群8によ
り第1の回路ブロックのグランド端子パッド12に接続
されている。同様に第2の端子パッド群6は第2のサー
ジ素子群9により第2の回路ブロックのグランド端子パ
ッド13に、第3の端子パッド7群は第3のサージ素子
群10により第3の回路ブロックのグランド端子パッド
14にそれぞれ接続されている。
【0006】更に第1、第2および第3の回路ブロック
のグランド端子パッド12、13、14は互いにサージ
素子群17により接続されている。
のグランド端子パッド12、13、14は互いにサージ
素子群17により接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半導体集積回路では、各回路ブロック間のアイソレ
ーションが十分に得られないという問題があった。
来の半導体集積回路では、各回路ブロック間のアイソレ
ーションが十分に得られないという問題があった。
【0008】図3および図4を用いて、アイソレーショ
ンが十分に得られない理由を説明する。
ンが十分に得られない理由を説明する。
【0009】図3に示すように、各ブロック間が第4の
サージ素子群11により接続されているため、信号がサ
ージ素子を介して漏れることによりアイソレーションが
劣化する。
サージ素子群11により接続されているため、信号がサ
ージ素子を介して漏れることによりアイソレーションが
劣化する。
【0010】図4は回路ブロック間のアイソレーション
の説明図である。図4において、C1はサージ素子の容
量である。サージ素子はダイオード素子などで構成され
るため容量成分を持っている。また、L1、L2は端子
パッドに接続されるボンディングワイヤおよびパッケー
ジリードのインダクタンス成分である。半導体集積回路
内にミキサとLNAが集積されている場合を考える。外
部のVCO(信号源)からミキサの入力端子に高周波電
圧Viが入力されると、L1の存在によりミキサのグラ
ンド配線パターンには高周波電圧V1が発生する。この
V1がサージ素子の容量を介することによりLNAのグ
ランド配線パターンに高周波電圧V2を励起する。つま
りL1、L2おおびC1の存在によりアイソレーション
が劣化する。
の説明図である。図4において、C1はサージ素子の容
量である。サージ素子はダイオード素子などで構成され
るため容量成分を持っている。また、L1、L2は端子
パッドに接続されるボンディングワイヤおよびパッケー
ジリードのインダクタンス成分である。半導体集積回路
内にミキサとLNAが集積されている場合を考える。外
部のVCO(信号源)からミキサの入力端子に高周波電
圧Viが入力されると、L1の存在によりミキサのグラ
ンド配線パターンには高周波電圧V1が発生する。この
V1がサージ素子の容量を介することによりLNAのグ
ランド配線パターンに高周波電圧V2を励起する。つま
りL1、L2おおびC1の存在によりアイソレーション
が劣化する。
【0011】そして、半導体集積回路の各回路ブロック
間で十分なアイソレーションが得られないことが、高周
波回路の集積化が困難であることの要因となっていた。
間で十分なアイソレーションが得られないことが、高周
波回路の集積化が困難であることの要因となっていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の半導体集積回路は、半導体基板と、
前記半導体基板上に構成された第1および第2の回路ブ
ロックと、前記第1および第2の回路ブロック内の回路
にそれぞれ接続された第1および第2の端子パッド群
と、前記第1の端子パッド群と前記第1の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第1のサージ素子群と、前記第2の端子パッド
群と前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続する第2のサージ素子
群からなり、前記第1の回路ブロックのグランド端子パ
ッドまたは/および電源端子パッドと前記第2の回路ブ
ロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子パ
ッドは互いにサージ素子で接続されない構成からなるも
のである。
るために、本発明の半導体集積回路は、半導体基板と、
前記半導体基板上に構成された第1および第2の回路ブ
ロックと、前記第1および第2の回路ブロック内の回路
にそれぞれ接続された第1および第2の端子パッド群
と、前記第1の端子パッド群と前記第1の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第1のサージ素子群と、前記第2の端子パッド
群と前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続する第2のサージ素子
群からなり、前記第1の回路ブロックのグランド端子パ
ッドまたは/および電源端子パッドと前記第2の回路ブ
ロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子パ
ッドは互いにサージ素子で接続されない構成からなるも
のである。
【0013】そして、半導体基板内で回路ブロック間を
跨って配線される信号ラインや電源ラインをなくし半導
体基板外で接続することで、各回路ブロック間を接続す
るサージ素子をなくすことができる。そのため、回路ブ
ロック間のアイソレーションを大きくすることができ
る。
跨って配線される信号ラインや電源ラインをなくし半導
体基板外で接続することで、各回路ブロック間を接続す
るサージ素子をなくすことができる。そのため、回路ブ
ロック間のアイソレーションを大きくすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、半導体基
板と、前記半導体基板上に構成された第1および第2の
回路ブロックと、前記第1および第2の回路ブロック内
の回路素子にそれぞれ接続された第1および第2の端子
パッド群と、前記第1の端子パッド群と前記第1の回路
ブロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子
パッドを接続する第1のサージ素子群と、前記第2の端
子パッド群と前記第2の回路ブロックのグランド端子パ
ッドまたは/および電源端子パッドを接続する第2のサ
ージ素子群からなり、前記第1の回路ブロックのグラン
ド端子パッドまたは/および電源端子パッドと前記第2
の回路ブロックのグランド端子パッドまたは/および電
源端子パッドは互いにサージ素子で接続されない構成か
らなるものである。そして、回路ブロック間を接続する
サージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーシ
ョンを大きくすることができる。
板と、前記半導体基板上に構成された第1および第2の
回路ブロックと、前記第1および第2の回路ブロック内
の回路素子にそれぞれ接続された第1および第2の端子
パッド群と、前記第1の端子パッド群と前記第1の回路
ブロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子
パッドを接続する第1のサージ素子群と、前記第2の端
子パッド群と前記第2の回路ブロックのグランド端子パ
ッドまたは/および電源端子パッドを接続する第2のサ
ージ素子群からなり、前記第1の回路ブロックのグラン
ド端子パッドまたは/および電源端子パッドと前記第2
の回路ブロックのグランド端子パッドまたは/および電
源端子パッドは互いにサージ素子で接続されない構成か
らなるものである。そして、回路ブロック間を接続する
サージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーシ
ョンを大きくすることができる。
【0015】また請求項2記載の発明は、半導体基板
と、前記半導体基板上に構成された第1、第2および第
3の回路ブロックと、前記第1、第2および第3の回路
ブロック内の回路素子にそれぞれ接続された第1、第2
および第3の端子パッド群と、前記第1の端子パッド群
と前記第1の回路ブロックのグランド端子パッドまたは
/および電源端子パッドを接続する第1のサージ素子群
と、前記第2の端子パッド群と前記第2の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第2のサージ素子群と、前記第3の端子パッド
群と前記第3の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続する第3のサージ素子
群と、前記第1の回路ブロックのグランド端子パッドま
たは/および電源端子パッドと前記第2の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続し前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドま
たは/および電源端子パッドと前記第3の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第4のサージ素子群からなり、前記第1の回路
ブロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子
パッドと前記第3の回路ブロックのグランド端子パッド
または/および電源端子パッドは直接にはサージ素子で
接続されない構成からなるものである。そして、アイソ
レーションを必要とする回路ブロックを直接接続するサ
ージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーショ
ンを大きくすることができると共に、回路ブロック間の
信号ラインまたは電源ラインの配線がある場合でも耐サ
ージ特性を確保することができる。
と、前記半導体基板上に構成された第1、第2および第
3の回路ブロックと、前記第1、第2および第3の回路
ブロック内の回路素子にそれぞれ接続された第1、第2
および第3の端子パッド群と、前記第1の端子パッド群
と前記第1の回路ブロックのグランド端子パッドまたは
/および電源端子パッドを接続する第1のサージ素子群
と、前記第2の端子パッド群と前記第2の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第2のサージ素子群と、前記第3の端子パッド
群と前記第3の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続する第3のサージ素子
群と、前記第1の回路ブロックのグランド端子パッドま
たは/および電源端子パッドと前記第2の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続し前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドま
たは/および電源端子パッドと前記第3の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第4のサージ素子群からなり、前記第1の回路
ブロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子
パッドと前記第3の回路ブロックのグランド端子パッド
または/および電源端子パッドは直接にはサージ素子で
接続されない構成からなるものである。そして、アイソ
レーションを必要とする回路ブロックを直接接続するサ
ージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーショ
ンを大きくすることができると共に、回路ブロック間の
信号ラインまたは電源ラインの配線がある場合でも耐サ
ージ特性を確保することができる。
【0016】また請求項3記載の発明は、第1の回路ブ
ロックと第2の回路ブロック間の信号ラインまたは電源
ラインの接続は、第1の端子パッド群の端子と第2の端
子パッド群の端子を半導体基板の外部で接続することに
より行うものである。そして回路ブロック間の信号ライ
ンまたは電源ラインの接続を半導体集積回路の外を介し
て行うため、回路ブロック間アイソレーションの確保と
耐サージ特性を両立することができる。
ロックと第2の回路ブロック間の信号ラインまたは電源
ラインの接続は、第1の端子パッド群の端子と第2の端
子パッド群の端子を半導体基板の外部で接続することに
より行うものである。そして回路ブロック間の信号ライ
ンまたは電源ラインの接続を半導体集積回路の外を介し
て行うため、回路ブロック間アイソレーションの確保と
耐サージ特性を両立することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0018】(実施例1)図1は、本発明による実施例
1の半導体集積回路の半導体基板上の回路の構成図であ
る。図1を用いて本実施例の半導体集積回路について説
明する。
1の半導体集積回路の半導体基板上の回路の構成図であ
る。図1を用いて本実施例の半導体集積回路について説
明する。
【0019】図1において、1は半導体基板、2は第1
の回路ブロック、3は第2の回路ブロック、4は第3の
回路ブロック、5は第1の端子パッド群、6は第2の端
子パッド群、7は第3の端子パッド群、8は第1のサー
ジ素子群、9は第2のサージ素子群、10は第3のサー
ジ素子群、12は第1の回路ブロックのグランド端子パ
ッド、13は第2の回路ブロックのグランド端子パッ
ド、14は第3の回路ブロックのグランド端子パッド、
15は信号ラインである。
の回路ブロック、3は第2の回路ブロック、4は第3の
回路ブロック、5は第1の端子パッド群、6は第2の端
子パッド群、7は第3の端子パッド群、8は第1のサー
ジ素子群、9は第2のサージ素子群、10は第3のサー
ジ素子群、12は第1の回路ブロックのグランド端子パ
ッド、13は第2の回路ブロックのグランド端子パッ
ド、14は第3の回路ブロックのグランド端子パッド、
15は信号ラインである。
【0020】半導体基板1に第1、第2および第3の回
路ブロック2、3、4が形成されている。そして前記第
1、第2および第3の回路ブロック2、3、4を半導体
集積回路外に接続するための端子パッドとして第1、第
2および第3の端子パッド群5、6、7が半導体基板1
上に形成されている。尚、各端子パッドはパッケージリ
ードにボンディングワイヤで接続され、半導体基板1
が、樹脂によりパッケージングされて完成品のICとな
る。
路ブロック2、3、4が形成されている。そして前記第
1、第2および第3の回路ブロック2、3、4を半導体
集積回路外に接続するための端子パッドとして第1、第
2および第3の端子パッド群5、6、7が半導体基板1
上に形成されている。尚、各端子パッドはパッケージリ
ードにボンディングワイヤで接続され、半導体基板1
が、樹脂によりパッケージングされて完成品のICとな
る。
【0021】第1の回路ブロック2に接続された第1の
端子パッド群5は第1のサージ素子群8により第1の回
路ブロックのグランド端子パッド12に接続されてい
る。同様に第2の端子パッド群6は第2のサージ素子群
9により第2の回路ブロックのグランド端子パッド13
に、第3の端子パッド群7は第3のサージ素子群10に
より第3の回路ブロックのグランド端子パッド14にそ
れぞれ接続されている。
端子パッド群5は第1のサージ素子群8により第1の回
路ブロックのグランド端子パッド12に接続されてい
る。同様に第2の端子パッド群6は第2のサージ素子群
9により第2の回路ブロックのグランド端子パッド13
に、第3の端子パッド群7は第3のサージ素子群10に
より第3の回路ブロックのグランド端子パッド14にそ
れぞれ接続されている。
【0022】そして回路ブロック間を接続するサージ素
子すなわち図3に示す第4のサージ素子群11に相当す
るサージ素子を設けていない。このことにより、図4に
おける容量C1をなくすことができるため、回路ブロッ
ク間のアイソレーションを大きくすることができる。
子すなわち図3に示す第4のサージ素子群11に相当す
るサージ素子を設けていない。このことにより、図4に
おける容量C1をなくすことができるため、回路ブロッ
ク間のアイソレーションを大きくすることができる。
【0023】更に本実施例では、第1の回路ブロック2
内の回路と第2の回路ブロック3内の回路の間を半導体
基板1内で接続する信号ラインまたは電源ラインすなわ
ち図3における信号ラインまたは電源ライン16に相当
する配線が設けられていない。そして信号ライン15に
示すように、回路ブロック間を接続する信号ラインは各
回路ブロックの端子パッドから半導体集積回路の外部を
経由して互いに接続される。すなわち半導体基板内に回
路ブロック間を接続する配線がないため、回路ブロック
間を接続するサージ素子を設けなくても十分な耐サージ
性能が得られる。そして、回路ブロック間アイソレーシ
ョンの確保と耐サージ特性を両立することができる。
内の回路と第2の回路ブロック3内の回路の間を半導体
基板1内で接続する信号ラインまたは電源ラインすなわ
ち図3における信号ラインまたは電源ライン16に相当
する配線が設けられていない。そして信号ライン15に
示すように、回路ブロック間を接続する信号ラインは各
回路ブロックの端子パッドから半導体集積回路の外部を
経由して互いに接続される。すなわち半導体基板内に回
路ブロック間を接続する配線がないため、回路ブロック
間を接続するサージ素子を設けなくても十分な耐サージ
性能が得られる。そして、回路ブロック間アイソレーシ
ョンの確保と耐サージ特性を両立することができる。
【0024】尚、半導体基板の外側を経由して接続され
るラインは、信号ラインの他に電源ラインも外部経由と
しても良い。
るラインは、信号ラインの他に電源ラインも外部経由と
しても良い。
【0025】また、半導体基板の外側を経由して接続さ
れる信号ラインまたは電源ラインは全数である必要はな
く、アイソレーション劣化への影響が大きい1本または
数本のみを外側経由としてもよい。つまり制御ラインな
どはラインに例えば100kΩの高抵抗などを挿入する
ことができるため半導体基板内で配線しても耐サージ特
性はほとんど低下しない。電源ラインや入力側が比較的
低インピーダンスである信号ラインは抵抗の挿入が困難
なため、半導体基板の外部経由とすることにより耐サー
ジ特性を確保することができる。
れる信号ラインまたは電源ラインは全数である必要はな
く、アイソレーション劣化への影響が大きい1本または
数本のみを外側経由としてもよい。つまり制御ラインな
どはラインに例えば100kΩの高抵抗などを挿入する
ことができるため半導体基板内で配線しても耐サージ特
性はほとんど低下しない。電源ラインや入力側が比較的
低インピーダンスである信号ラインは抵抗の挿入が困難
なため、半導体基板の外部経由とすることにより耐サー
ジ特性を確保することができる。
【0026】(実施例2)図2は、本発明の実施例2の
半導体集積回路の半導体基板上の回路の構成図である。
図2において、11は第4のサージ素子群である。また
図1と同じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
半導体集積回路の半導体基板上の回路の構成図である。
図2において、11は第4のサージ素子群である。また
図1と同じ構成要素に同一の番号を付けて示した。
【0027】本発明の特徴は、各回路ブロック間を接続
する第4のサージ素子群の配置の仕方にある。
する第4のサージ素子群の配置の仕方にある。
【0028】本実施例では、第1の回路ブロック2と第
3の回路ブロック4の間のアイソレーションを確保する
設計となっている。第1の回路ブロック2と第2の回路
ブロック3が第4のサージ素子群11により接続されて
いる。また、第2の回路ブロック3と第3の回路ブロッ
ク4が第4のサージ素子群11により接続されている。
従って、サージ信号の入力により第1の回路ブロック2
と第3の回路ブロック4に大きな電位差が発生した場合
には、サージ電流は半導体基板上の回路ブロック間を接
続する信号ラインまたは電源ラインに流れるのではな
く、前記第4のサージ素子群11を経由して流れるた
め、耐サージ特性を確保することができる。
3の回路ブロック4の間のアイソレーションを確保する
設計となっている。第1の回路ブロック2と第2の回路
ブロック3が第4のサージ素子群11により接続されて
いる。また、第2の回路ブロック3と第3の回路ブロッ
ク4が第4のサージ素子群11により接続されている。
従って、サージ信号の入力により第1の回路ブロック2
と第3の回路ブロック4に大きな電位差が発生した場合
には、サージ電流は半導体基板上の回路ブロック間を接
続する信号ラインまたは電源ラインに流れるのではな
く、前記第4のサージ素子群11を経由して流れるた
め、耐サージ特性を確保することができる。
【0029】そして、第1と第3の回路ブロック間を直
接には第4のサージ素子群11で接続していないためア
イソレーションを確保することができる。すなわち第1
と第3の回路ブロック間においては図4におけるサージ
素子の容量C1に相当する容量の影響が低減する。さら
に第1の回路ブロックのグランド端子12と第3の回路
ブロックのグランド端子14はボンディングワイヤーと
パッケージリードを介して接地されるが、その間にある
第2の回路ブロックのグランド端子13も接地されるた
め、第1と第3の回路ブロック間のアイソレーション
は、第1と第2の回路ブロックのアイソレーションと第
2と第3の回路ブロック間のアイソレーションの乗算値
となる。例えばサージ素子で接続された回路ブロック間
のアイソレーションが30dBのときには、上記の構成
では第1と第3の回路ブロックの間のアイソレーション
は60dBを得ることができる。
接には第4のサージ素子群11で接続していないためア
イソレーションを確保することができる。すなわち第1
と第3の回路ブロック間においては図4におけるサージ
素子の容量C1に相当する容量の影響が低減する。さら
に第1の回路ブロックのグランド端子12と第3の回路
ブロックのグランド端子14はボンディングワイヤーと
パッケージリードを介して接地されるが、その間にある
第2の回路ブロックのグランド端子13も接地されるた
め、第1と第3の回路ブロック間のアイソレーション
は、第1と第2の回路ブロックのアイソレーションと第
2と第3の回路ブロック間のアイソレーションの乗算値
となる。例えばサージ素子で接続された回路ブロック間
のアイソレーションが30dBのときには、上記の構成
では第1と第3の回路ブロックの間のアイソレーション
は60dBを得ることができる。
【0030】尚、回路ブロックに接続される端子パッド
およびサージ素子は複数すなわち群の場合について述べ
たが、各回路ブロックの端子数は1個でもよい。
およびサージ素子は複数すなわち群の場合について述べ
たが、各回路ブロックの端子数は1個でもよい。
【0031】また、各サージ素子群はグランド端子に接
続される場合を述べたが、各サージ素子を電源ラインに
接続してもよい。
続される場合を述べたが、各サージ素子を電源ラインに
接続してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
半導体集積回路によれば、回路ブロック間を接続するサ
ージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーショ
ンを大きくすることができるという効果がある。
半導体集積回路によれば、回路ブロック間を接続するサ
ージ素子がないため、回路ブロック間のアイソレーショ
ンを大きくすることができるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1における半導体集積回路の半
導体基板上の回路の構成図
導体基板上の回路の構成図
【図2】本発明の実施例2における半導体集積回路の半
導体基板上の回路の構成図
導体基板上の回路の構成図
【図3】従来の半導体集積回路の半導体基板上の回路の
構成図
構成図
【図4】回路ブロック間のアイソレーションの説明図
1 半導体基板
2 第1の回路ブロック
3 第2の回路ブロック
4 第3の回路ブロック
5 第1の端子パッド群
6 第2の端子パッド群
7 第3の端子パッド群
8 第1のサージ素子群
9 第2のサージ素子群
10 第3のサージ素子群
11 第4のサージ素子群
12 第1の回路ブロックのグランド端子パッド
13 第2の回路ブロックのグランド端子パッド
14 第3の回路ブロックのグランド端子パッド
15 信号ライン
フロントページの続き
Fターム(参考) 5F038 AZ06 BE07 BH10 BH13 BH19
CA10 CD02 DF02 DF11 EZ20
5F064 DD25 DD31 DD44 EE44 EE45
EE52
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板と、前記半導体基板上に構成
された第1および第2の回路ブロックと、前記第1およ
び第2の回路ブロック内の回路素子にそれぞれ接続され
た第1および第2の端子パッド群と、前記第1の端子パ
ッド群と前記第1の回路ブロックのグランド端子パッド
または/および電源端子パッドを接続する第1のサージ
素子群と、前記第2の端子パッド群と前記第2の回路ブ
ロックのグランド端子パッドまたは/および電源端子パ
ッドを接続する第2のサージ素子群からなり、前記第1
の回路ブロックのグランド端子パッドまたは/および電
源端子パッドと前記第2の回路ブロックのグランド端子
パッドまたは/および電源端子パッドは互いにサージ素
子で接続されない半導体集積回路。 - 【請求項2】 半導体基板と、前記半導体基板上に構成
された第1、第2および第3の回路ブロックと、前記第
1、第2および第3の回路ブロック内の回路素子にそれ
ぞれ接続された第1、第2および第3の端子パッド群
と、前記第1の端子パッド群と前記第1の回路ブロック
のグランド端子パッドまたは/および電源端子パッドを
接続する第1のサージ素子群と、前記第2の端子パッド
群と前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続する第2のサージ素子
群と、前記第3の端子パッド群と前記第3の回路ブロッ
クのグランド端子パッドまたは/および電源端子パッド
を接続する第3のサージ素子群と、前記第1の回路ブロ
ックのグランド端子パッドまたは/および電源端子パッ
ドと前記第2の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続し前記第2の回路ブロ
ックのグランド端子パッドまたは/および電源端子パッ
ドと前記第3の回路ブロックのグランド端子パッドまた
は/および電源端子パッドを接続するための第4のサー
ジ素子群からなり、前記第1の回路ブロックのグランド
端子パッドまたは/および電源端子パッドと前記第3の
回路ブロックのグランド端子パッドまたは/および電源
端子パッドは直接にはサージ素子で接続されない半導体
集積回路。 - 【請求項3】 第1の回路ブロックと第2の回路ブロッ
ク間の信号ラインまたは電源ラインの接続は第1の端子
パッド群の端子と第2の端子パッド群の端子を半導体基
板の外部で接続することにより行う前記請求項1または
2記載の半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352766A JP2003152091A (ja) | 2001-11-19 | 2001-11-19 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001352766A JP2003152091A (ja) | 2001-11-19 | 2001-11-19 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003152091A true JP2003152091A (ja) | 2003-05-23 |
Family
ID=19164898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001352766A Pending JP2003152091A (ja) | 2001-11-19 | 2001-11-19 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003152091A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005053028A1 (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 静電破壊保護素子を備えた半導体装置 |
JP2010283182A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 集積回路装置 |
-
2001
- 2001-11-19 JP JP2001352766A patent/JP2003152091A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005053028A1 (ja) * | 2003-11-27 | 2005-06-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 静電破壊保護素子を備えた半導体装置 |
JP2010283182A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 集積回路装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050628 |