JP5386451B2 - 車両 - Google Patents
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Description
緩衝装置(26)を大径にすると、重量が増加し、車両重量の増加に繋がり好ましくない。
前記ストラットダンパの下端部が、前記上キングピンの上方に位置し、平面視で前記上キングピンの少なくとも一部が、前記ストラットダンパの下端部に重なっていることを特徴とする。
ストラットダンパ軸を、上部が仮想線に交差し、下部が仮想線から車幅内側へ離れるように、傾斜させたことを特徴とする
車両側面視で、キングピン軸は、車輪の接地点を通る鉛直線に対し、上部が車両後方に位置するように傾斜して配置され、キングピン軸に対して、ストラットダンパ軸は、上部が車両後方に位置するように傾斜して配置されていることを特徴とする。
ナックルホルダは、上部アームを回転可能に支える上部軸支部と、下部アームを回転可能に支える下部軸支部とを有しており、
上部アームは、上部軸支部に下から当て、上からキングピン軸に沿って挿入されるボルトにて上部軸支部に回転可能に締結され、
下部アームは、下部軸支部に下から当て、下からキングピン軸に沿って挿入されるダボにて下部軸支部に回転可能に締結されていることを特徴とする。
すると、路面反力は、ほぼストラットダンパ軸に沿ってストラットダンパに入力される。ストラットダンパに曲げ力が殆ど加わらないため、ストラットダンパの小径化が可能となり、ストラットダンパの軽量化が可能となる。
仮想線に対して車幅内側に傾斜させることで、車輪との干渉を回避しつつ、ストラットダンパをより立てることができる。
転舵を軽くしつつ、前進走行中に車両前方から車輪に入力する反力を、効果的にストラットダンパに吸収させることができる。
上部アームは、上部軸支部に下から当て、上からキングピン軸に沿って挿入されるボルトにて上部軸支部に回転可能に締結され、
下部アームは、下部軸支部に下から当て、下からキングピン軸に沿って挿入されるダボにて下部軸支部に回転可能に締結される。
開口を補強部材で補強することで、開口寸法が一定に維持され、ナックルホルダの軽量化が図れる。
図1に示されるように、車両10は、車体フレーム11の中央にガソリンエンジン等の動力発生機関12を備え、車体フレーム11の上に備えたエアクリーナ13で吸入した空気に燃料を混合させて動力発生機関12で燃焼させ、排気ガスは動力発生機関12から延びる排気管14及びこの排気管14の後端に接続されているマフラー15を介して外へ排出し、得られた動力で車体フレーム11の前部下部に回転自在に取付けられる前輪16及び/又は車体フレーム11の後部下部に回転自在に取付けられる後輪17に伝達して走行し、車体フレーム11の前部上部に回転自在に取付けられているステアリング軸18及びこのステアリング軸18を回転させるハンドル19により転舵させることができる小型車両である。
ナックルホルダ32は、ナックル35の上部(上部アーム47)を支える上部軸支部56と、ナックル35の下部(下部アーム49)を支える下部軸支部57と、上部軸支部56と下部軸支部57とを繋ぐブリッジ部58とからなる弓形状尾の部材である。ブリッジ部58から上へ延びるホルダ側接続部60には、車両前後方向に貫通するボルト穴59、59が設けられ、下部には、ロアアーム33にボルト61及びナット62で接続されるボルト穴63が設けられている。
対策として、ブリッジ部58を太くすることが考えられるが、太くすることにより、ナックルホルダ32の重量増加が懸念される。
また、ナックルホルダ32が車両前方へ開口する場合は、車両前方側に補強部材79を取付ける。
先ず、本発明は、図1に示すように、車体フレーム11と、この車体フレーム11に取付けられ動力を発生する動力発生機関12と、図2に示すように、車体フレーム11に上端が連結され下方へ延びるストラットダンパ31と、このストラットダンパ31の下部に取付けられナックルホルダ32と、車幅方向に延びナックルホルダ32の下部を車体フレーム11に連結するロアアーム33と、ナックルホルダ32に上下キングピン76、73を介して回動可能に取付けられ車輪16を支えるナックル35とを有する車両を前提とする。
この隙間の長さLは、車両外側からスパナーに代表される締結工具を、差し込むことができる大きさとする。結果、上キングピンとしてのボルト76を締結工具で回動操作することができる。
結果、図2に示すように、上下キングピン76、73の中心軸であるキングピン軸34は、ストラットダンパ31の中心軸であるストラットダンパ軸80に、近接する。
すると、路面反力は、ほぼストラットダンパ軸80に沿ってストラットダンパ31に入力される。ストラットダンパ31に曲げ力が殆ど加わらないため、ストラットダンパ31の小径化が可能となり、ストラットダンパ31の軽量化が可能となる。
仮想線85に対して車幅内側に傾斜させることで、車輪16との干渉を回避しつつ、ストラットダンパ31をより立てることができる。
キングピン軸34が、角度αだけ前下がりに傾斜していれば、転舵がそれほど重くならないで、車両前方からの入力をストラットダンパ31に円滑に伝えることができる。
Claims (8)
- 車体フレーム(11)と、この車体フレーム(11)に取付けられ動力を発生する動力発生機関(12)と、前記車体フレーム(11)に上端が連結され下方へ延びるストラットダンパ(31)と、このストラットダンパ(31)の下部に取付けられ車両前方又は後方へ開口する弓形状のナックルホルダ(32)と、車幅方向に延び前記ナックルホルダ(32)の下部を前記車体フレーム(11)に連結するロアアーム(33)と、前記ナックルホルダ(32)に上下キングピン(76、73)を介して回動可能に取付けられ車輪(16)を支えるナックル(35)とを有する車両(10)において、
前記ストラットダンパ(31)の下端部(31a)が、前記上キングピン(76)の上方に位置し、平面視で前記上キングピン(76)の少なくとも一部が、前記ストラットダンパ(31)の下端部(31a)に重なっていることを特徴とする車両。 - 前記ストラットダンパ(31)は、ストラットダンパ軸(80)より車幅方向内側に前記ナックルホルダ(32)に接続するダンパ側接続部(43)を有し、前記ナックルホルダ(32)は、キングピン軸(34)より車幅方向内側にホルダ側接続部(60)を有し、このホルダ側接続部(60)に前記ダンパ側接続部(43)が締結されることを特徴とする請求項1記載の車両。
- 前記ストラットダンパ(31)の下端部(31a)と前記上キングピン(76)の上面との間に所定長さ(L)の隙間が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両。
- 車両正面視で、前記車輪(16)の接地点(81)を通る鉛直線(82)が前記ロアアーム(33)の延長線に交わる交点(83)と、前記ストラットダンパ(31)が前記車体に連結されている連結点(84)とを仮想的に結んでなる仮想線(85)に、沿うように前記ストラットダンパ軸(80)が配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両。
- 車両正面視で、前記車輪(16)の接地点(81)を通る鉛直線(82)が前記ロアアーム(33)の延長線に交わる交点(83)と、前記ストラットダンパ(31)が前記車体に連結されている連結点(84)とを仮想的に結んでなる仮想線(85)に、ほぼ沿うように前記ストラットダンパ軸(80)が配置され、
前記ストラットダンパ軸(80)を、上部が前記仮想線(85)に交差し、下部が前記仮想線(85)から車幅内側へ離れるように、傾斜させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両。 - 前記ロアアーム(33)は、前記車体フレーム(11)に前部取付部(33a)と後部取付部(33b)との2箇所で連結され、車両平面視で、前記前部取付部(33a)と後部取付部(33b)とを結ぶ長手線(86)に、前記ストラットダンパ軸(80)が略直交するように配置され、
車両側面視で、前記キングピン軸(34)は、前記車輪(16)の接地点(81)を通る鉛直線(82)に対し、上部が車両後方に位置するように傾斜して配置され、前記キングピン軸(34)に対して、前記ストラットダンパ軸(80)は、上部が車両後方に位置するように傾斜して配置されていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の車両。 - 前記ナックル(35)は、上部に上部アーム(47)を有し、下部に下部アーム(49)を有しており、
前記ナックルホルダ(32)は、前記上部アーム(47)を回転可能に支える上部軸支部(56)と、前記下部アーム(49)を回転可能に支える下部軸支部(57)とを有しており、
前記上部アーム(47)は、前記上部軸支部(56)に下から当て、上からキングピン軸(34)に沿って挿入されるボルト(76)にて前記上部軸支部(56)に回転可能に締結され、
前記下部アーム(49)は、前記下部軸支部(57)に下から当て、下からキングピン軸(34)に沿って挿入されるダボ(73)にて前記下部軸支部(57)に回転可能に締結されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の車両。 - 車両前方又は後方へ開口する弓形状の前記ナックルホルダ(32)には、前記開口に取り外し可能な補強部材(79)が取付けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の車両。
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