JP5616030B2 - 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置 - Google Patents

鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5616030B2
JP5616030B2 JP2009083522A JP2009083522A JP5616030B2 JP 5616030 B2 JP5616030 B2 JP 5616030B2 JP 2009083522 A JP2009083522 A JP 2009083522A JP 2009083522 A JP2009083522 A JP 2009083522A JP 5616030 B2 JP5616030 B2 JP 5616030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
damper
vehicle body
body frame
steering shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009083522A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010234904A (ja
Inventor
威 若林
威 若林
剛 津田
剛 津田
関 文三
文三 関
啓太 八木
啓太 八木
秀文 石井
秀文 石井
和城 井上
和城 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2009083522A priority Critical patent/JP5616030B2/ja
Priority to CA2691500A priority patent/CA2691500C/en
Priority to US12/716,414 priority patent/US8646788B2/en
Publication of JP2010234904A publication Critical patent/JP2010234904A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5616030B2 publication Critical patent/JP5616030B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D7/00Steering linkage; Stub axles or their mountings
    • B62D7/22Arrangements for reducing or eliminating reaction, e.g. vibration, from parts, e.g. wheels, of the steering system
    • B62D7/224Arrangements for reducing or eliminating reaction, e.g. vibration, from parts, e.g. wheels, of the steering system acting between the steering wheel and the steering gear, e.g. on the steering column
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K21/00Steering devices
    • B62K21/08Steering dampers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/01Motorcycles with four or more wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/08Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels with steering devices acting on two or more wheels

Description

本発明は、走行時におけるハンドルの振れを抑制する鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置に関する。
一般に、鞍乗り型車両において、路面状態等の外乱による走行時のハンドルの振れを抑制するために、振れに対して減衰力を発生させるステアリングダンパ装置を備えたものが知られている。この種のものでは、ステアリングシャフトの上端部、すなわち、ハンドルの近傍にステアリングダンパ装置を配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−132189号公報
ところで、不整地走行車両(ATV)において、ステアリングシャフトの上端部、すなわち、ハンドル近傍にステアリングダンパを配置すると、この位置には、通常、メータやインジケータなど運転者に視認されるべき部品が配置されているため、これら部品とステアリングダンパとを併設することを要し、当該部品及びステアリングダンパ共にサイズや形状が制約される場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車体フレーム内のスペースを有効に活用し、ステアリングダンパの配置レイアウトの自由度の向上を図った鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置を提供することを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、車両を構成する車体フレーム(4)と、この車体フレーム(4)に操舵自在に取り付けられる前輪(2)と、この前輪(2)に運転者の操舵入力を伝えるステアリングシャフト(27)と、このステアリングシャフト(27)の回転に対し、前輪操舵系(57)に減衰力を与えるステアリングダンパ(36)と、前記車体フレーム(4)に側面視で上部に対して下部が前記ステアリングシャフトとの距離が長くなる状態で支持されるエンジン冷却用のラジエータ(25)とを備え、前記ステアリングダンパ(36)がダンパケース(72)と、このダンパケース(72)内を回動するベーン(95)と、このベーン(95)に直結されて当該ダンパケース(72)の外側に延在するアーム(73)とを備え、前記ダンパケース(72)を前記ステアリングシャフト(27)の一部として、当該ステアリングシャフト(27a,27b)の中間、かつ、側面視で前記ラジエータ(25)の下部の前方に配置するとともに、前記アーム(73)を前記車体フレーム(4)に連結したことを特徴とする。
この構成によれば、ダンパケースを、ステアリングシャフトの一部として、当該ステアリングシャフトの中間に配置したため、ステアリングダンパをステアリングシャフトの周囲に配置するものに比べて、当該ダンパケースを設置するためのスペースが小さくて済む。このため、車体フレーム内のスペースを有効に活用でき、ステアリングダンパの配置レイアウトの自由度が向上する。
また、この構成において、前記車体フレーム(4)の上部および下部に設けられ、前記ステアリングシャフト(27)の回転を支持する回転支持部材(16,17)を備え、これら上下の回転支持部材(16,17)間に前記ダンパケース(72)を配置した構成としても良い。
この構成によれば、ステアリングシャフトを介して、ダンパケースにかかる圧縮応力、引張り応力及び曲げ応力を軽減することができる。このため、ダンパケースを、耐荷重を軽減して形成することができるため、このダンパケースの軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
この構成において、前記アーム(73)は、緩衝機構(76)を介して、前記車体フレーム(4)に結合される構成としても良い。この構成によれば、走行中等にステアリングシャフトに変位が生じた場合であっても、緩衝機構が変位を吸収でき、また、車体フレームからステアリングダンパに伝わる振動を低減することができるので、ダンパケース内のベーンの動作を円滑に保つことができる。従って、ステアリングダンパの性能を安定させることができる。
この構成において、前記ステアリングダンパ(36)は、前記車体フレーム(4)に囲まれた空間(A)内に配置され、側面視で少なくとも当該車体フレーム(4)の一部とオーバーラップする構成としても良い。
この構成によれば、車体フレームを構成するパイプ及びフレームにより囲まれた空間内にステアリングダンパが配置されるので、ステアリングダンパのダンパケースの回動領域が確保される。また、ステアリングダンパは、側面視で少なくとも当該車体フレームの一部とオーバーラップするように配置されるので、当該ステアリングダンパのダンパケース側方が保護される。更に、車体フレームの外側に、例えば、車体カバーを配置することにより、ステアリングシャフト及びステアリングダンパを飛石等から保護することができる。
この構成において、左右一対のアッパフレーム(41,41)間を連結するアッパクロスパイプ(43)と、左右一対のフロントパイプ(46,46)間を連結するクロスメンバ(74)とを備え、前記ステアリングダンパ(36)の前記アーム(73)は、前記アッパクロスパイプ(43)または前記クロスメンバ(74)のいずれかに連結される構成としても良い。この構成によれば、ステアリングダンパのアームは、剛性強度の確保されたアッパクロスパイプもしくはクロスメンバに連結されているため、ステアリングダンパの発生減衰力の反力を安定して受けることができ、ステアリングダンパの減衰性能の安定化が図れる。
また、この構成において、前記ラジエータ(25)は、側面視で上部に対して下部が前記ステアリングシャフトとの距離が長くなる状態で配置され、前記アーム(73)は、前記ダンパケース(72)から前記ラジエータ(25)に向けて車体後方に延出する構成としても良い。この構成によれば、ダンパケースがアームの前方に位置することにより、このアームに対する前方からの衝撃から確実に保護することができる。
本発明によれば、ダンパケースを、ステアリングシャフトの一部として、当該ステアリングシャフトの中間に配置したため、ステアリングダンパをステアリングシャフトの周囲に配置するものに比べて、当該ダンパケースを設置するためのスペースが小さくて済む。このため、車体フレーム内のスペースを有効に活用でき、ステアリングダンパの配置レイアウトの自由度が向上する。
また、本発明によれば、ステアリングシャフトを介して、ダンパケースにかかる圧縮応力、引張り応力及び曲げ応力を軽減することができる。このため、ダンパケースを、耐荷重を軽減して形成することができるため、このダンパケースの軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
また、本発明によれば、走行中等にステアリングシャフトに変位が生じた場合であっても、緩衝機構が変位を吸収でき、また、車体フレームからステアリングダンパに伝わる振動を低減することができるので、ダンパケース内のベーンの動作を円滑に保つことができる。従って、ステアリングダンパの性能を安定させることができる。
また、本発明によれば、車体フレームで囲まれた空間内にステアリングダンパが配置されるので、ステアリングダンパのダンパケースの回動領域が確保される。また、ステアリングダンパは、側面視で少なくとも当該車体フレームの一部とオーバーラップするように配置されるので、当該ステアリングダンパのダンパケース側方が保護される。
また、本発明によれば、ステアリングダンパのアームは、剛性強度の確保されたアッパクロスパイプもしくはクロスメンバに連結されているため、ステアリングダンパの発生減衰力の反力を安定して受けることができ、ステアリングダンパの減衰性能の安定化が図れる。
また、本発明によれば、ダンパケースがアームの前方に位置することにより、このアームに対する前方からの衝撃から確実に保護することができる。
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、前後左右及び上下といった方向の記載は、車体に乗車した乗員(搭乗者)から見た方向に従う。図1は、本発明の実施形態に係る鞍乗り型車両の側面図であり、図2はその上面図である。
この鞍乗り型車両1は、ATV(ALL Terrain Vehicle:不整地走行車両)に分類される4輪車両であり、小型軽量に構成された車体の前後に比較的大径の左右の前輪2及び後輪3を備え、最低地上高を十分に確保して不整地の走破性を高めている。
鞍乗り型車両1は、図1に示すように、車体フレーム4を有し、この車体フレーム4の前部にフロントサスペンション50を介して左右の前輪2が懸架され、車体フレーム4の後部にリヤサスペンション59を介して左右の後輪3が懸架される。
車体フレーム4の略中央部には、複数のエンジンマウント70を介してエンジン(水冷エンジン)5が支持される。このエンジン5のシリンダ部7の後部には、スロットルボディ20が接続され、このスロットルボディ20の後部にはコネクティングチューブ21を介してエアクリーナケース22が接続され、これらがエンジン5の吸気系を構成している。また、エンジン5のシリンダ部7の前方には、排気管23が接続され、この排気管23は、図2に示すように、シリンダ部7の前方に延びた後に車体右方に屈曲して後方に向けて折り返し、シリンダ部7の右側方を後方に延びた後、車体後部に配置されたマフラー24に接続され、これらがエンジン5の排気系を構成している。なお、図2において、符号11はシフトペダルであり、符号12はブレーキペダルであり、符号13、13は足置きステップであり、符号14はバッテリを示している。
図1に示すように、エンジン5の前方には、エンジン冷却用のラジエータ25が配設されている。このラジエータ25は、ゴム製の冷却水配管を介してエンジン5に配管接続され、エンジン5から供給された冷却水を車両前方からの走行風により冷却してエンジン5に戻す。ラジエータ25の背面には、送風ファン25a(図1)が配設され、この送風ファン25aにより外気を強制的にラジエータ25に流して冷却水を冷却するように構成されている。また、ラジエータ25の下方(本例では左側下方)には、冷却水を蓄えるリザーバタンク(図示略)が配設され、ゴム製の冷却水配管を介してラジエータ25に接続されている。
エンジン5は、クランクシャフト等を軸支するクランクケース6と、このクランクケース6の上に連結されるシリンダ部7とを備えている。クランクケース6は変速機を収容する変速機ケースを兼ね、クランクケース6は、クランクケース6内の変速機に連結された出力軸を有し、この出力軸の回動が図示せぬチェーン伝動機構を介して車体フレーム4後部のファイナルギヤケース(図示略)に伝達され、このファイナルギヤケースの左右に延びるドライブシャフト10(図2)を介して後輪3が回動駆動される。
車体フレーム4の上部における車幅方向中央部には、図1に示すように、前側から順に、前輪2、2を転舵するステアリングシャフト27、燃料タンク28及び鞍乗り型のシート29がそれぞれ配設されている。ステアリングシャフト27は、車体フレーム4の上部及び下部に設けられるシャフト上支持部(回転支持部材)16及びシャフト下支持部(回転支持部材)17に回動可能に支持されている。ステアリングシャフト27の上端部には、燃料タンク28の斜め上前方に位置するバー型のハンドル30が取り付けられ、ステアリングシャフト27の下端部が操舵機構に連結され、この操舵機構を介してハンドル30により前輪2、2が操舵される。
燃料タンク28は、エンジン5の上方に配置され、この燃料タンク28内の燃料が図示せぬ燃料ポンプを介してスロットルボディ20に配設されたインジェクタ(図示略)に供給され、このインジェクタによりエンジン5内へ燃料が供給される。
鞍乗り型のシート29は、車体前後方向に延出し、その前端が燃料タンク28の上方を覆うタンクカバー31に固定されると共に、車体フレーム4に固定される。
また、車体フレーム4には、車体を覆う樹脂製の車体カバー32と、両前輪2をその上方から後方に渡って覆う樹脂製のフロントフェンダ33と、両後輪3をその前方から上方に渡って覆う樹脂製のリヤフェンダ34とが取り付けられ、車体カバー32は、車体前部を覆うトップカバー35と、車体前部の左右を覆う左右一対のサイドカバー(図示略)とを備えている。
車体フレーム4は、図2に示すように、車体のほぼ前後方向に延出する左右一対のメインフレーム4a、4aと、メインフレーム4a、4aの後部に連結される左右一対のサブフレーム60、60とを有している。メインフレーム4a、4aは、複数種の鋼材(円筒状のパイプフレーム(丸パイプフレーム))を溶接等により結合して形成され、左右一対のアッパフレーム41、41及び左右一対のロアフレーム42、42を主として左右一対の閉ループ構造体を形成し、これらを複数のクロスメンバ4f、4m、4r等を介して結合することで、車幅方向中央部において前後に長いボックス構造を形成している。
左右一対のアッパフレーム41、41は、図1及び図2に示すように、その前端から斜め上方、かつ、互いの間隔を徐々に拡げながら車体後方へ延びる前部傾斜部41a、41aと、前部傾斜部41a、41aの後端から緩やかな傾斜で斜め下方、かつ、略一定の間隔で車体後方へ延びる中間部41b、41bと、中間部41b、41bの後端から中間部41b、41bより急傾斜で斜め下方、かつ、略一定の間隔で車体後方へ延びる後部傾斜部41c、41cとを有し、各々1本の鋼管を曲げて形成されている。
また、アッパフレーム41、41の中間部41b、41bと後部傾斜部41c、41cとの境には、左右一対のサブフレーム60、60が各々連結され、各サブフレーム60、60は、後方へ略水平に延びた後、車体後方で下方へ屈曲して側面視コ字状に曲げられ、その先端が左右一対のロアフレーム42、42に連結される。
各サブフレーム60、60の水平に延びる部分60a、60aはシートレールを兼ねており、この部分60a、60aには、シート29の後端を支持する支持部材を兼ねる上述のクロスメンバ4m(図2)が配設される。
左右一対のロアフレーム42、42は、図1に示すように、アッパフレーム41、41の下方を車体前後方向に各々延出し、アッパフレーム41、41の前部傾斜部41a、41aに連結されて車体後方へ略水平に延びる水平部42a、42aと、水平部42a、42aの後端部から斜め上方に延び、その後端がサブフレーム60、60に連結される後部傾斜部42b、42bとを有し、各々1本の鋼管を曲げて形成されている。
左右一対のサブフレーム60、60は、ロアフレーム42、42の水平部42a、42aと後部傾斜部42bとの境にブラケット71を介して各々連結され、このサブフレーム60間に後輪用のファイナルギヤケース(図示略)が支持される。
また、サブフレーム60とロアフレーム42の後部傾斜部42bには、左右一対のリヤサブフレーム44、44が配設され、このリヤサブフレーム44及びサブフレーム60には、リヤサスペンション59を構成するアッパサスペンションアーム61(図2)、ロアサスペンションアーム62(図2)及びリヤクッション63(図1)を支持するアッパサスペンションアーム支持部64、64、ロアサスペンションアーム支持部65、65及びクッション支持部66が設けられ、これらによってリヤサスペンション59の各構成部品を支持している。
また、図1に示すように、車体前部のアッパフレーム41とロアフレーム42の間には、アッパフレーム41の前端近傍から車体後方へ延びる左右一対のフロントパイプ46、46が設けられる。これらフロントパイプ46、ロアフレーム42の水平部42a及びアッパフレーム41の前部傾斜部41aには、フロントサスペンション(サスペンション装置)50を構成するアッパサスペンションアーム51(図2)、ロアサスペンションアーム52(図2)及びフロントクッション53(図1)を支持するアッパサスペンションアーム支持部54、54、ロアサスペンションアーム支持部55、55及びクッション支持部56、56が設けられ、これらによって、フロントサスペンション50の構成部品を支持している。本構成では、クッション支持部56、56については、アッパフレーム41、41の前部傾斜部41a、41a間に配設されたクロスメンバ4fに形成されている。
また、フロントパイプ46、46は、アッパサスペンションアーム支持部54の後方で屈曲してこの屈曲部46aを境にして斜め下方に延びてロアフレーム42の水平部42aに連結される。また、フロントパイプ46の屈曲部46aとアッパフレーム41(前部傾斜部41a)との間には、左右のアッパフレーム41から下方へ延びる左右一対のダウンチューブ47、47が連結されると共に、上記屈曲部46a、46aとロアフレーム42、42との間にも、左右のロアフレーム42、42から延びる左右一対のフロントロアチューブ48、48が連結され、これらによってトラス構造を形成してフロント周りのフレーム剛性を高めている。ここで、上述のダウンチューブ47とアッパフレーム41とは、図1に示すように略三角形状の板部材からなるブラケット49を介して接合され、このブラケット49により接合面積を増やしてダウンチューブ47とアッパフレーム41との連結強度を高くしている。
ところで、鞍乗り型車両1は、前輪2、2が路面状況等により左右に振られた際に、ステアリングシャフト27に対して作用する回動方向の反力を減衰させるステアリングダンパ36を備える。本構成では、ステアリングシャフト27は、図3に示すように、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとに分割され、これらの間にステアリングダンパ36が配置されている。すなわち、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとは、同一軸線S上に配置され、これら両シャフトがステアリングダンパ36により連結されている。これにより、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとが一体的に回動する。
上側ステアリングシャフト27aは、車体フレーム4の上部に設けられたシャフト上支持部16に支持されている。具体的には、左右一対のアッパフレーム41、41の前部傾斜部41a、41aと中間部41b、41bとの境に当該アッパフレーム41、41間を連結するアッパクロスパイプ43が設けられ、このアッパクロスパイプ43にシャフト上支持部16が設けられている。
このシャフト上支持部16は、アッパクロスパイプ43に固定された後半割り体16aと、この後半割り体16aにボルト締結される前半割り体16bとを備え、これら前後半割り体16a,16b形成する円筒状の内周面には、ブッシュ(不図示)等を介して上側ステアリングシャフト27aの外周面が回動可能に保持される。
一方、下側ステアリングシャフト27bは、車体フレーム4の下部に設けられたシャフト下支持部17に支持されている。具体的には、シャフト下支持部17は、図3及び図4に示すように、左右一対のロアフレーム42、42間に架け渡される側面視台形形状の下支持プレート17aと、この下支持プレート17aの上面部からステアリングシャフト27の軸線S(図3)に沿って上方に突出する筒状のシャフトホルダ17bとを一体的に設けて構成されている。シャフトホルダ17b内周にはボールベアリング(不図示)の外輪が固定的に保持され、このボールベアリングを介して、下側ステアリングシャフト27bがシャフトホルダ17bに回動可能に支持される。
下側ステアリングシャフト27bの下部外周には、シャフト下支持部17よりも上方位置にピットマンアーム39が一体に取り付けられる。このピットマンアーム39は、車体後方に延出するアーム部39aを備え、このアーム部39aの先端側には左右前輪のナックル(不図示)に向けて延びる左右タイロッド40の一端部がそれぞれボールジョイント45を介して連結される。これにより、ハンドル30及びステアリングシャフト27等の回動時には、左右タイロッド40等を介して左右前輪2が同一方向に操舵される。すなわち、ハンドル30、ステアリングシャフト27、ピットマンアーム39、左右タイロッド40及びナックルを備えて、鞍乗り型車両1の操舵機構(前輪操舵系)57が構成される。
次に、ステアリングダンパ36の配置構成について説明する。
ステアリングダンパ36は、図3に示すように、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとを連結するダンパケース72と、このダンパケース72内を回動するベーン(後述する)に直結されて当該ダンパケース72の外側に延出するアーム73とを備える。
ダンパケース72に上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとをそれぞれボルト締め又は溶接等の手段で同軸となるように連結することにより、このダンパケース72をステアリングシャフト27の一部として機能させることができる。このため、ダンパケース72を車体フレーム4に固定するための専用のブラケット等を設ける必要がなく、車体構成が簡素化するとともに車体フレームの軽量化を図ることが可能となる。また、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとの間に、ステアリングダンパ36を設けたことにより、比較的重量の重いステアリングダンパ36を車体の低い位置に配置することができるため、操舵機構57の操舵性を安定させることができる。
また、ダンパケース72はラジエータ25の前方に配置されている。このラジエータ25は、左右一対のアッパフレーム41、41の前部傾斜部41a、41aと中間部41b、41bとの境に設けられたブラケット67と、左右一対のダウンチューブ47、47の下部から車体後方に延びるブラケット68とにより保持されている。
ラジエータ25の前方には、このラジエータ25への通気量を確保するために十分に大きなスペースが設けられている。更に、本構成では、ダンパケース72がステアリングシャフト27の軸線S上に配置されているため、ステアリングダンパをステアリングシャフトの周囲に配置するものに比べて、当該ダンパケース72を設置するためのスペースが小さくて済む。このため、車体フレーム4内のスペースを有効に活用できるため、ステアリングダンパ36の配置レイアウトの自由度が向上する。
ダンパケース72は、図3に示すように、シャフト上支持部16とシャフト下支持部17との間に配置されている。ダンパケース72に連結される上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bは、それぞれシャフト上支持部16及びシャフト下支持部17によって支持されるため、これらシャフト上支持部16とシャフト下支持部17との間にダンパケース72を配置することにより、ステアリングシャフト27を介して、ダンパケース72にかかる圧縮応力、引張り応力及び曲げ応力を軽減することができる。このため、ダンパケース72を、耐荷重を軽減して形成することができるため、このダンパケース72の軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
また、ダンパケース72は、図3に示すように、アッパフレーム41の前部傾斜部41a、フロントパイプ46及びダウンチューブ47とで囲まれる空間A内に配置される。このため、これらパイプによりダンパケース72の回動領域が確保される。また、本実施形態では、ダンパケース72は、側面視でダウンチューブ47とオーバーラップするように配置されるので、当該ダンパケース72の側方が保護される。更に、これらパイプ等の外側に車体カバー32が配置されることにより、ステアリングシャフト27及びステアリングダンパ36を飛石等から保護することができる。
ダンパケース72は、図5に示すように、上蓋部72aと、上下に積層された上ケース72b及び下ケース72cと、下蓋部72eとを備える。上蓋部72a及び下蓋部72eは、それぞれ溶接部69を介して、上側ステアリングシャフト27a及び下側ステアリングシャフト27bの軸端部に固着されている。
また、上蓋部72aと下蓋部72eとの間には、上ケース72b及び下ケース72cが配置され、ダンパケース72は、これら上蓋部72a、上ケース72b、下ケース72c及び下蓋部72eを貫通するボルト80とナット81により一体に連結されている。これにより、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとは、ダンパケース72により連結されるため、このダンパケース72は、ステアリングシャフト27と一体に回動する。
上ケース72bにはベーンが回動自在に収容され、下ケース72cには車体後方側の面に形成された開口部72dを通じて、当該ベーンに連結されたアーム73がダンパケース72から車体後方に向けて延出している。一方、フロントパイプ46には、屈曲部46a付近で当該フロントパイプ46、46間を連結するクロスメンバ74が設けられ、このクロスメンバ74には軸部75が立設されている。この軸部75とアーム73の先端部とは、例えば、ゴム製のブッシュやピローボール等が介装されたリンク部材(緩衝機構)76を介してボルト77により固定されている。アーム73とクロスメンバ74に立設された軸部75とを直接連結せずに、リンク部材76を介して連結することにより、走行中等にステアリングシャフト27に変位が生じた場合であっても、リンク部材76が変位を吸収でき、また、車体フレーム4からステアリングダンパ36に伝わる振動を低減することができるので、ダンパケース72内のベーンの動作を円滑に保つことができる。従って、ステアリングダンパの性能を安定させることができる。なお、軸部75とアーム73の先端部との間を、硬質ゴム等の弾性部材(緩衝機構)で連結しても良い。
このように、アーム73をクロスメンバ74(車体フレーム4)に連結することにより、ステアリングシャフト27を介してダンパケース72を回動させた場合に、アーム73に直結されたダンパがダンパケース72内で相対的に回動する。
上ケース72b内には、図6Aに示すように、上面視で略扇形状に形成された油圧室93が形成され、この油圧室93には、回動軸94を中心に回動するベーン95が収容されている。この回動軸94の一端は、上蓋部72aの裏面に軸支され、他端は、上ケース72bの底部を貫通して当該底部に軸支されている。この構成では、回動軸94は、上記したステアリングシャフト27の軸線Sと同軸上に配置されていることが望ましい。なお、符号100は、上蓋部72a、上ケース72b、下ケース72c及び下蓋部72eを連結するボルト80(図5)が貫通する孔部である。
また、回動軸94の先端には、図6Bに示しように、上記アーム73がベーン95と重なるように連結されている。これにより、回動軸94を介して、アーム73とベーン95とが連動する。また、アーム73は、下ケース72cの車体後方に向けて形成された開口部72dを通じて外部に延在している。
油圧室93は、右,左側壁96a,96b、周側壁96cを備えて構成され、ダンパケース72(上ケース72b)が回動することにより、ベーン95が右側壁96aから左側壁96aまで相対的に回動する。ベーン95の先端部には、周側壁96cとの間にシール材95aが設けられ、ベーン95の上面部及び下面部には、それぞれ蓋部72a及び底部との間にシール材95bが設けられている。この構成により、油圧室93内には、ベーン95により区分けされた2つの油圧室空間部93a,93bが形成され、各空間部の容積はベーン95の回動位置によって決まる。
油圧室空間部93a,93bには、回動軸94の側方に、これら油圧室空間部93a,93bに連通する油路98a、98bが設けられている。この油路98a、98bには連絡ポート99a、99bが設けられ、バイパス管路(不図示)を介して連通されている。また、油圧室空間部93a,93bには、油圧液体、具体的には高粘度の油圧オイルが充填されており、側壁96a,96b間をベーン95が回動することにより、このベーン95に押し退けられた油圧液体が、バイパス管路を通じて、一方の空間部から他方の空間部へ流動するようになっている。
バイパス管路の流動容積はチョークスクリューによって自由に調節できるようになっている。このチョークスクリューの先端部はバイパス管路内に延在し、この先端部の位置により流動容積が決まる。このため、チョークスクリューの位置調節を行なうことにより、ベーン95の回動に対する油圧液体の抵抗強度および減衰効果が制御される。このチョークスクリューは、下ケース72cの車体前方側の面に形成されて操作容易な調整ノブ79に連結されていて、運転者が鞍乗り型車両1の減衰効果を調整できるようになっている。
また、下ケース72cの車体前方側の面における調整ノブ79の側方には、油圧室93に連通し、この油圧室93内に油圧オイルを供給する供給口78が形成されている。この供給口78にはキャップが取り付けられており、このキャップを外すことにより車体前方から容易にオイル供給を行うことができる。
これら調整ノブ79及び供給口78は、下ケース72cの車体前方側の面に設けられているため、車体前方側からのアクセスが容易になる。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両を構成する車体フレーム4と、この車体フレーム4に操舵自在に取り付けられる前輪2、2と、この前輪2、2に運転者の操舵入力を伝えるステアリングシャフト27と、このステアリングシャフト27の回転に対し、操舵機構57に減衰力を与えるステアリングダンパ36とを備え、このステアリングダンパ36がダンパケース72と、このダンパケース72内を回動するベーン95と、このベーン95に直結されて当該ダンパケース72の外側に延在するアーム73とを備え、ダンパケース72を、ステアリングシャフト27の一部として、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとの間に配置するとともに、アーム73を車体フレーム4に連結したため、ダンパケース72を車体フレーム4に固定するための専用のブラケット等を設ける必要がなく、車体構成が簡素化するとともに車体フレームの軽量化を図ることが可能となる。また、上側ステアリングシャフト27aと下側ステアリングシャフト27bとの間に、ステアリングダンパ36を設けたことにより、比較的重量の重いステアリングダンパ36を車体の低い位置に配置することができるため、操舵機構57の操舵性を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、車体フレーム4の上部および下部に設けられ、ステアリングシャフト27の回転を支持するシャフト上支持部16とシャフト下支持部17とを備え、これらシャフト上支持部16とシャフト下支持部17間にダンパケース72を配置したため、ステアリングシャフト27を介して、ダンパケース72にかかる圧縮応力、引張り応力及び曲げ応力を軽減することができる。このため、ダンパケース72を、耐荷重を軽減して形成することができるため、このダンパケース72の軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、アーム73は、リンク部材76を介して、車体フレーム4に結合される構成としたため、走行中等にステアリングシャフト27に変位が生じた場合であっても、リンク部材76が変位を吸収でき、また、車体フレーム4からステアリングダンパ36に伝わる振動を低減することができるので、ダンパケース72内のベーン95の動作を円滑に保つことができる。従って、ステアリングダンパ36の性能を安定させることができる。
また、本実施形態によれば、ダンパケース72は、車体フレーム4を構成するアッパフレーム41の前部傾斜部41a、フロントパイプ46及びダウンチューブ47とで囲まれる空間A内に配置されるため、これらパイプによりダンパケース72の回動領域が確保される。また、ダンパケース72は、側面視でダウンチューブ47とオーバーラップするように配置されるので、当該ダンパケース72の側方が保護される。更に、これらパイプ等の外側に車体カバー32が配置されることにより、ステアリングシャフト27及びステアリングダンパ36を飛石等から保護することができる。
また、本実施形態によれば、ステアリングダンパ36のアーム73は、剛性強度の確保されたフロントパイプ46、46間を連結するクロスメンバ74に連結されているため、ステアリングダンパ36の発生減衰力の反力を安定して受けることができ、ステアリングダンパ36の減衰性能の安定化が図れる。
また、本実施形態によれば、アーム73は、ダンパケース72から車体後方に向けて延出しているため、このアーム73を前方からの衝撃から確実に保護することができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様であり、本発明は上記実施の形態に限定されないのは勿論である。例えば、上記実施の形態では、ステアリングダンパ36のアーム73をフロントパイプ46、46間を連結するクロスメンバ74に連結する構成としていたが、これに限るものではなく、アッパフレーム41、41間を連結するアッパクロスパイプ43に連結する構成としても良い。また、上述の実施形態では、四輪の鞍乗り型車両に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、二輪車等の各種車両に適用が可能である。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 鞍乗り型車両の上面図である。 ステアリングダンパの配置構成を示す側面図である。 図3を車体左斜め前方から見た斜視図である。 ステアリングダンパを車体左斜め後方から見た斜視図である。 Aは、ダンパケースの上ケースを示す平面図であり、Bは、下ケースを示す平面図である。
1 鞍乗り型車両
2 前輪
4 車体フレーム
16 シャフト上支持部(回転支持部材)
17 シャフト下支持部(回転支持部材)
27 ステアリングシャフト
27a 上側ステアリングシャフト
27b 下側ステアリングシャフト
36 ステアリングダンパ
41 アッパフレーム
41a 前部傾斜部
41b 中間部
41c 後部傾斜部
42 ロアフレーム
42a 水平部
42b 後部傾斜部
43 アッパクロスパイプ
44 リヤサブフレーム
46 フロントパイプ
47 ダウンチューブ
48 フロントロアチューブ
57 操舵機構(前輪操舵系)
72 ダンパケース
72a 上蓋部
72b 上ケース
72c 下ケース
72d 開口部
72e 下蓋部
73 アーム
73c 下ケース
74 クロスメンバ
75 軸部
A 空間
S 軸線

Claims (6)

  1. 車両を構成する車体フレーム(4)と、この車体フレーム(4)に操舵自在に取り付けられる前輪(2)と、この前輪(2)に運転者の操舵入力を伝えるステアリングシャフト(27)と、このステアリングシャフト(27)の回転に対し、前輪操舵系(57)に減衰力を与えるステアリングダンパ(36)と、前記車体フレーム(4)に側面視で上部に対して下部が前記ステアリングシャフトとの距離が長くなる状態で支持されるエンジン冷却用のラジエータ(25)とを備え、
    前記ステアリングダンパ(36)がダンパケース(72)と、このダンパケース(72)内を回動するベーン(95)と、このベーン(95)に直結されて当該ダンパケース(72)の外側に延在するアーム(73)とを備え、
    前記ダンパケース(72)を前記ステアリングシャフト(27)の一部として、当該ステアリングシャフト(27a,27b)の中間、かつ、側面視で前記ラジエータ(25)の下部の前方に配置するとともに、前記アーム(73)を前記車体フレーム(4)に連結したことを特徴とする鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
  2. 前記車体フレーム(4)の上部および下部に設けられ、前記ステアリングシャフト(27)の回転を支持する回転支持部材(16,17)を備え、これら上下の回転支持部材(16,17)間に前記ダンパケース(72)を配置したことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
  3. 前記アーム(73)は、緩衝機構(76)を介して、前記車体フレーム(4)に結合されることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
  4. 前記ステアリングダンパ(36)は、前記車体フレーム(4)に囲まれた空間(A)内に配置され、側面視で少なくとも当該車体フレーム(4)の一部とオーバーラップすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
  5. 左右一対のアッパフレーム(41,41)間を連結するアッパクロスパイプ(43)と、左右一対のフロントパイプ(46,46)間を連結するクロスメンバ(74)とを備え、前記ステアリングダンパ(36)の前記アーム(73)は、前記アッパクロスパイプ(43)または前記クロスメンバ(74)のいずれかに連結されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
  6. 前記ラジエータ(25)は、側面視で上部に対して下部が前記ステアリングシャフトとの距離が長くなる状態で配置され、前記アーム(73)は、前記ダンパケース(72)から前記ラジエータ(25)に向けて車体後方に延出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置。
JP2009083522A 2009-03-30 2009-03-30 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置 Expired - Fee Related JP5616030B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083522A JP5616030B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置
CA2691500A CA2691500C (en) 2009-03-30 2010-02-01 Steering damper device for saddle-riding type vehicle
US12/716,414 US8646788B2 (en) 2009-03-30 2010-03-03 Steering damper device for saddle-riding type vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083522A JP5616030B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010234904A JP2010234904A (ja) 2010-10-21
JP5616030B2 true JP5616030B2 (ja) 2014-10-29

Family

ID=42782755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009083522A Expired - Fee Related JP5616030B2 (ja) 2009-03-30 2009-03-30 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8646788B2 (ja)
JP (1) JP5616030B2 (ja)
CA (1) CA2691500C (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2014244106B2 (en) 2013-03-13 2016-07-14 Polaris Industries Inc. All-terrain vehicle
ES2676295T3 (es) * 2013-07-01 2018-07-18 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Vehículo

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US927735A (en) * 1909-07-13 Gen Electric Hydraulic steering-check for vehicles.
SE8406018D0 (sv) * 1984-11-28 1984-11-28 Hakan Albertsson Hydrauldempanordning
US5076383A (en) * 1988-06-17 1991-12-31 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Steering damper device
JPH09132189A (ja) 1996-05-27 1997-05-20 Unic Ab 自動二輪車のハンドル用油圧式減衰装置
US6120046A (en) * 1998-10-26 2000-09-19 Ford Global Technologies, Inc. Hydraulic torsional damper for a steering system
JP4157638B2 (ja) * 1999-02-22 2008-10-01 カヤバ工業株式会社 二輪車用ステアリング構造
JP4092144B2 (ja) * 2001-10-03 2008-05-28 カヤバ工業株式会社 ステアリング装置
SE525071C2 (sv) * 2003-04-10 2004-11-23 Volvo Lastvagnar Ab Arrangemang för dämpning av vibrationer i en rattaxel
JP4153390B2 (ja) * 2003-09-09 2008-09-24 本田技研工業株式会社 車両用ステアリングダンパ手段
JP4493074B2 (ja) * 2004-02-05 2010-06-30 本田技研工業株式会社 自動2輪車のステアリングダンパ装置
JP2006103553A (ja) * 2004-10-06 2006-04-20 Suzuki Motor Corp 小型電動車両
JP2007112154A (ja) * 2005-10-17 2007-05-10 Yamaha Motor Co Ltd 鞍乗り型車両およびそれに用いるステアリングダンパ
US7871091B2 (en) * 2006-02-14 2011-01-18 Honda Motor Co., Ltd. Steering damper apparatus and damper apparatus
JP4805182B2 (ja) * 2006-02-14 2011-11-02 本田技研工業株式会社 ステアリングダンパ装置及びダンパ装置
US7891681B2 (en) * 2007-03-05 2011-02-22 Ohlins Racing Ab Steering damper and device for mounting a steering damper
JP4758928B2 (ja) * 2007-03-13 2011-08-31 カヤバ工業株式会社 ステアリングダンパ
DE102007020580A1 (de) * 2007-05-02 2008-11-06 Ktm Sportmotorcycle Ag Steuervorrichtung
US7722061B2 (en) * 2008-04-08 2010-05-25 Honda Motor Company, Ltd. Steering dampers and vehicles including same

Also Published As

Publication number Publication date
CA2691500C (en) 2012-06-12
US8646788B2 (en) 2014-02-11
US20100243391A1 (en) 2010-09-30
JP2010234904A (ja) 2010-10-21
CA2691500A1 (en) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7565944B2 (en) Power steering system for all-terrain vehicle
JP4516502B2 (ja) 不整地走行車両のバッテリ配置構造
US7610132B2 (en) Power steering system for all-terrain buggy vehicle
EP1918149B1 (en) Saddle ride type vehicle
US20070176387A1 (en) Suspension structure with improved shock absorber arrangement, and vehicle incorporating same
JP4684682B2 (ja) 鞍乗り型不整地走行車両
JP4684681B2 (ja) 鞍乗り型不整地走行車両のパワーステアリングシステム
JP2006281915A (ja) ステアリングダンパ取り付け構造
JP4558432B2 (ja) スイングアーム部構造
JP2005082040A (ja) スイングアーム式懸架装置
JP5616030B2 (ja) 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置
JP5438352B2 (ja) 鞍乗り型車両のステアリングダンパ装置
EP3225525A2 (en) Swing arm of saddle riding vehicle
JP4881685B2 (ja) 自動二輪車
JP2009241872A (ja) 小型車両のエンジン冷却装置
JP5174578B2 (ja) 自動二輪車
JP4575256B2 (ja) 四輪車両
JP5086155B2 (ja) 小型車両の前輪懸架構造
JP5091797B2 (ja) 自動二輪車の後部構造
JP7399916B2 (ja) 鞍乗り型車両の車体後部構造
JP4499640B2 (ja) 低床式の自動二輪車
JP2006232060A (ja) 不整地走行車両のパワーステアリングシステム
JP4398790B2 (ja) 自動二輪車におけるフレーム構造
JP2024049499A (ja) 車両、及び車両用部品
JP2009241874A (ja) 小型車両の前輪懸架構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130422

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5616030

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees