JP2006256571A - 電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ステアリングシャフト、パワーアシスト部に加わる荷重を抑える。
【解決手段】 ステアリングシャフト38と同軸上に電動パワーステアリング装置24を構成するパワーアシスト部83を設けるとともに、ステアリングシャフト38にパワーアシスト部83に備える電動モータ96を直交するように配置した不整地走行車両において、電動モータ96の後端部を、車体フレーム11の傾斜フレーム43,44(手前側の符号43のみ示す。)に取付けたモータ支持部材98で支持した。
【選択図】 図2
【解決手段】 ステアリングシャフト38と同軸上に電動パワーステアリング装置24を構成するパワーアシスト部83を設けるとともに、ステアリングシャフト38にパワーアシスト部83に備える電動モータ96を直交するように配置した不整地走行車両において、電動モータ96の後端部を、車体フレーム11の傾斜フレーム43,44(手前側の符号43のみ示す。)に取付けたモータ支持部材98で支持した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両の改良に関するものである。
従来の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両として、ステアリングシャフトに直交するように駆動モータを配置したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−231011公報
特許文献1の図3及び図4において、電動パワーステアリング装置を構成する駆動モータ60は、その出力軸60bをステアリングシャフト50の軸線に対して直角方向に向け、出力軸60bが、ステアリングシャフト50の前側に且つ平面視でほぼ車幅方向に延びるように配置される。
上記の電動パワーステアリング装置では、アクチュエータユニットに備える重量物である駆動モータ60がほぼ車両側方に突出するため、例えば、車両が不整地を走行するときに駆動モータ60が振動し、アクチュエータユニットやステアリングシャフト50に加わる繰返し荷重が大きくなることがある。
本発明の目的は、電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両を改良することで、ステアリングシャフト、アクチュエータに加わる荷重を抑えることにある。
請求項1に係る発明は、ステアリングシャフトと同軸上に電動パワーステアリング装置を構成するアクチュエータユニットを設けるとともに、ステアリングシャフトにアクチュエータユニットに備える電動モータを直交するように配置した不整地走行車両において、電動モータの端部を、車体フレームに取付けたモータ支持部材で支持したことを特徴とする。
アクチュエータユニットに備える電動モータの端部をモータ支持部材で支持し、重量物である電動モータの振動を小さくする。
アクチュエータユニットに備える電動モータの端部をモータ支持部材で支持し、重量物である電動モータの振動を小さくする。
請求項2に係る発明は、モータ支持部材により、弾性部材を介して電動モータを支持したことを特徴とする。
モータ支持部材と電動モータとの間の弾性部材によって、電動モータの振動を吸収することが可能になる。
モータ支持部材と電動モータとの間の弾性部材によって、電動モータの振動を吸収することが可能になる。
請求項3に係る発明は、モータ支持部材を、弾性部材で形成したことを特徴とする。
弾性部材で形成されたモータ支持部材で電動モータの振動を吸収することが可能になる。
弾性部材で形成されたモータ支持部材で電動モータの振動を吸収することが可能になる。
請求項4に係る発明は、モータ支持部材を、車体フレームの左右を連結するクロス部材としたことを特徴とする。
車体フレームの左右を連結するモータ支持部材で電動モータの支持が強固になり、電動モータの振動がより一層抑えられるとともに、車体フレームの剛性を高めることが可能になる。
車体フレームの左右を連結するモータ支持部材で電動モータの支持が強固になり、電動モータの振動がより一層抑えられるとともに、車体フレームの剛性を高めることが可能になる。
請求項5に係る発明は、モータ支持部材を、電動モータの端部の下部を支持するロアモータ支持部材と、電動モータの端部の上部を支持するアッパモータ支持部材とを締結することで構成したことを特徴とする。
電動モータを、ロアモータ支持部材とアッパモータ支持部材とを締結したモータ支持部材でより一層強固に支持する。
電動モータを、ロアモータ支持部材とアッパモータ支持部材とを締結したモータ支持部材でより一層強固に支持する。
請求項6に係る発明は、モータ支持部材を、左右の車体フレームの何れかから車体内側に延出する片持ちの部材としたことを特徴とする。
モータ支持部材を、左右の車体フレームの一方から車体内側に延出させる片持ち構造とすることで、モータ支持部材が短くなり、モータ支持部材が軽量になる。また、例えば、モータ支持部材を左右の車体フレームに渡して取付けたときには、車体フレームの剛性が高められるが、モータ支持部材を一方の車体フレームに取付けたときには、車体フレームの必要以上の剛性アップが抑えられる。
モータ支持部材を、左右の車体フレームの一方から車体内側に延出させる片持ち構造とすることで、モータ支持部材が短くなり、モータ支持部材が軽量になる。また、例えば、モータ支持部材を左右の車体フレームに渡して取付けたときには、車体フレームの剛性が高められるが、モータ支持部材を一方の車体フレームに取付けたときには、車体フレームの必要以上の剛性アップが抑えられる。
請求項1に係る発明では、電動モータの端部をモータ支持部材で支持したので、電動モータの振動を抑えることができ、ステアリングシャフト、アクチュエータユニットに大きな繰返し荷重が作用せず、電動パワーステアリング装置に対する強度上の影響を無くすことができる。
請求項2に係る発明では、弾性部材を介して電動モータを支持したので、弾性部材によって電動モータの振動を吸収することができ、ステアリングシャフト、アクチュエータユニットに作用する繰返し荷重をより小さくすることができる。
請求項3に係る発明では、モータ支持部材を弾性部材で形成したので、モータ支持部材によって電動モータの振動を吸収することができ、他に特別に弾性部材を用いる必要がなく、コストを低減することができる。
請求項4に係る発明では、モータ支持部材を、車体フレームの左右を連結するクロス部材としたので、モータ支持部材で電動モータを強固に支持することができ、ステアリングシャフト、アクチュエータユニットに作用する繰返し荷重をより一層小さくすることができる。
更に、モータ支持部材が車体フレームのクロス部材の役目を果たすため、車体フレームの剛性を高めることができ、車体フレームの振動をも低減することができる。
更に、モータ支持部材が車体フレームのクロス部材の役目を果たすため、車体フレームの剛性を高めることができ、車体フレームの振動をも低減することができる。
請求項5に係る発明では、モータ支持部材をロアモータ支持部材とアッパモータ支持部材とを締結することで構成したので、モータ支持部材で電動モータをより一層強固に支持することができ、ステアリングシャフト、アクチュエータユニットに作用する繰返し荷重をより一層小さくすることができる。
請求項6に係る発明では、モータ支持部材を片持ちの部材としたので、モータ支持部材の軽量化を図ることができ、また、モータ支持部材を車体フレームに取付けたときに、車体フレームの剛性アップが抑えられ、車体フレームの剛性を必要以上に高めることがない。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両の側面図(第1実施形態)であり、不整地走行車両10は、車体フレーム11の中央部にエンジン12及び変速機13からなるパワーユニット14を搭載し、変速機13の前部にフロントプロペラシャフト16を介してフロント終減速装置17を連結し、このフロント終減速装置17に図示せぬドライブシャフトを介して左右の前輪18,18に連結し、変速機13の後部にリヤプロペラシャフト21を介してリヤ終減速装置22を連結し、このリヤ終減速装置22に図示せぬドライブシャフトを介して左右の後輪23,23を連結し、前輪18,18を操舵する操舵力を軽減する電動パワーステアリング装置24を備えた四輪駆動車である。
図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両の側面図(第1実施形態)であり、不整地走行車両10は、車体フレーム11の中央部にエンジン12及び変速機13からなるパワーユニット14を搭載し、変速機13の前部にフロントプロペラシャフト16を介してフロント終減速装置17を連結し、このフロント終減速装置17に図示せぬドライブシャフトを介して左右の前輪18,18に連結し、変速機13の後部にリヤプロペラシャフト21を介してリヤ終減速装置22を連結し、このリヤ終減速装置22に図示せぬドライブシャフトを介して左右の後輪23,23を連結し、前輪18,18を操舵する操舵力を軽減する電動パワーステアリング装置24を備えた四輪駆動車である。
車体フレーム11は、前後に延ばした左右一対のアッパメインフレーム31,32(手前側の符号31のみ示す。)と、これらのアッパメインフレーム31,32の前端にそれぞれ連結した正面視逆U字形状のフロントフレーム33と、このフロントフレーム33の下端及びアッパメインフレーム31,32の中間部のそれぞれに連結した左右一対のロアメインフレーム34,36(手前側の符号34のみ示す。)と、上端にハンドル37を取付けたステアリングシャフト38の上部を回転自在に支持するためにフロントフレーム33の上端及びアッパメインフレーム31,32のそれぞれに連結した左右一対のくの字形状のフロントアッパフレーム41,42(手前側の符号41のみ示す。)と、アッパメインフレーム31,32の前端から後下がりにロアメインフレーム34,36に連結した左右一対の傾斜フレーム43,44(手前側の符号43のみ示す。)と、これらの傾斜フレーム43,44の中間部及びフロントフレーム33のそれぞれに渡して連結することで電動パワーステアリング装置24の下部を支持する左右一対のサブ傾斜フレーム46,47(手前側の符号46のみ示す。)とを備える。
ここで、55はフロントキャリア、56は前輪18の上方及び後方を覆うフロントフェンダ、57は燃料タンク、58はシート、61はリヤキャリア、62はエンジン12のシリンダヘッド63の後部側に連結したキャブレタ、66はキャブレタ62にコネクティングチューブ67を介して連結したエアクリーナ、68はシリンダヘッド63の前部から車両後方に延ばした排気管、69は排気管68の後端に接続した消音器、71はロアメインフレーム34,36側に対して後輪23,23をスイング自在に支持するスイングアーム、72,72(手前側の符号72のみ示す。)はスイングアーム71とアッパメインフレーム31,32側とに渡して取付けた左右一対のリヤクッションユニット、73はパワーユニット14の側方に配置したボディサイドカバー、74は後輪23の前方及び上方を覆うリヤフェンダ、75はステップフロアである。
図2は本発明に係る不整地走行車両の要部側面図(第1実施形態である。図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、電動パワーステアリング装置24は、前輪を操舵するためのステアリング装置81と、操舵トルクを検出するトルクセンサ部82と、操舵力を補助する動力を発生させるパワーアシスト部83と、トルクセンサ部82によって検出した操舵トルク等に基づいてパワーアシスト部83を制御する図示せぬ制御部とからなる。
ステアリング装置81は、ハンドル37(図1参照)と、このハンドル37を支持するインプットシャフト85と、このインプットシャフト85にトルクセンサ部82を介して連結したアウトプットシャフト86と、このアウトプットシャフト86の下端部に取付けたステアリングアーム87と、このステアリングアーム87に取付けた左右一対のボールジョイント88,88(手前側の符号88のみ示す。)と、これらのボールジョイント88,88にそれぞれ一端を連結するとともに他端を前輪18(図1参照)側のナックル(不図示)に連結する左右一対のタイロッド(不図示)とからなり、上記のインプットシャフト85とアウトプットシャフト86とは、ステアリングシャフト38を構成する部材である。
インプットシャフト85は、サブアッパフレーム89,89(手前側の符号89のみ示す。フロントアッパフレーム41,42(手前側の符号41のみ示す。)とアッパメインフレーム31,32(手前側の符号31のみ示す。)とにそれぞれ渡した部材である。)に取付けた中間軸受部91で支持したものである。
アウトプットシャフト86は、先端に舵角(即ち、ステアリングシャフト38の回転角度である。)を検出する舵角センサ93を設けた部材であり、舵角センサ93は、サブ傾斜フレーム46,47(手前側の符号46のみ示す。)にブラケット94を介して取付けたものである。
トルクセンサ部82は、インプットシャフト85側とアウトプットシャフト86側との間にトーションバー(不図示)を設けたものである。
ハンドル37(図1参照)の操作によりインプットシャフト85を回転させると、インプットシャフト85とアウトプットシャフト86との間に相対回転角が生じ、トーションバーが捩られる。この捩れ量をトルクに変換することで操舵トルクが求まる。
ハンドル37(図1参照)の操作によりインプットシャフト85を回転させると、インプットシャフト85とアウトプットシャフト86との間に相対回転角が生じ、トーションバーが捩られる。この捩れ量をトルクに変換することで操舵トルクが求まる。
パワーアシスト部83は、電動モータ96と、この電動モータ96の出力軸及びアウトプットシャフト86のそれぞれの間に介在させたクラッチ(不図示)及び減速機(不図示。ウォームギヤ及びウォームホイールからなる。)とで構成した部分である。
電動モータ96は、前端部側(アウトプットシャフト86側)をサブ傾斜フレーム46,47に設けたモータブラケット97,97(手前側の符号97のみ示す。)に取付け、後端部側を左右の傾斜フレーム43,44(手前側の符号43のみ示す。)に渡して取付けたモータ支持部材98で支持したものである。
制御部は、トルクセンサ部82により検出された操舵トルク、舵角センサ93により検出された舵角、不整地走行車両10(図1参照)の車速等に基づいてパワーアシスト部83を制御する。
図3は本発明に係る不整地走行車両の要部平面図(第1実施形態)であり、強制空冷ファン101を、電動モータ96の後方に配置するとともにエンジン12及び排気管68の前方に配置し、電動モータ96の後端部を、左右の傾斜フレーム43,44に渡したモータ支持部材98で支持したことを示す。
モータ支持部材98は、車体フレーム11のクロス部材を兼ねる部材でもある。
モータ支持部材98は、車体フレーム11のクロス部材を兼ねる部材でもある。
電動モータ96は、エンジン12及び排気管68との間を強制空冷ファン101によって完全に遮蔽されるから、電動モータ96をほぼ車両後方に延びるように配置することで電動モータ96とエンジン12、排気管68との距離が小さくなっても、エンジン12及び排気管68からの直接の放射熱が電動モータ96に当たる心配がない。
また、電動モータ96の後端部をモータ支持部材98で支持するので、電動モータ96の後端部が振動し難くなり、特に、パワーアシスト部83における電動モータ96の付根部に大きな繰返し荷重が作用し難くなる。
図4は図2の4−4線断面図(第1実施形態)であり、左右の傾斜フレーム43,44にモータ支持部材98を渡し、このモータ支持部材98に形成した円弧状凹部98aに弾性部材としてのラバー99を貼り付け、このラバー99で形成された凹部99aに電動モータ96の後端部を載せたことを示す。
このように、電動モータ96をモータ支持部材98上でラバー99を介して支持することで、ラバー99によって、電動モータ96の振動を吸収することができる。
また、電動モータ96の後端部を凹部99aに載せて支持することで、電動モータ96の鉛直方向の支持に加えて、水平方向の支持(即ち、位置決め及び振動吸収)を行うこともできる。
また、電動モータ96の後端部を凹部99aに載せて支持することで、電動モータ96の鉛直方向の支持に加えて、水平方向の支持(即ち、位置決め及び振動吸収)を行うこともできる。
以上の図2〜図4に示したように、本発明は第1に、ステアリングシャフト38と同軸上に電動パワーステアリング装置24を構成するアクチュエータユニットとしてのパワーアシスト部83を設けるとともに、ステアリングシャフト38にパワーアシスト部83に備える電動モータ96を直交するように配置した不整地走行車両10(図1参照)において、電動モータ96の後端部を、車体フレーム11に取付けたモータ支持部材98で支持したことを特徴とする。
電動モータ96の後端部をモータ支持部材98で支持したので、電動モータ96の振動を抑えることができ、ステアリングシャフト38、パワーアシスト部83に大きな繰返し荷重が作用せず、電動パワーステアリング装置24に対する強度上の影響を無くすことができる。
本発明は第2に、モータ支持部材98により、弾性部材としてのラバー99を介して電動モータ96を支持したことを特徴とする。
ラバー99を介して電動モータ96を支持したので、ラバー99によって電動モータ96の振動を吸収することができ、ステアリングシャフト38、パワーアシスト部83に作用する繰返し荷重をより小さくすることができる。
本発明は第3に、モータ支持部材98は、鋼材製にかぎらず、弾性部材で形成しても差し支えない。
モータ支持部材98を、例えば、ばね綱、硬質のゴム等の弾性部材で形成することで、モータ支持部材98によって電動モータ96の振動を吸収することができ、他に特別に弾性部材を用いる必要がなく、コストを低減することができる。
モータ支持部材98を、例えば、ばね綱、硬質のゴム等の弾性部材で形成することで、モータ支持部材98によって電動モータ96の振動を吸収することができ、他に特別に弾性部材を用いる必要がなく、コストを低減することができる。
本発明は第4に、モータ支持部材98を、車体フレーム11、詳しくは、傾斜フレーム43,44の左右を連結するクロス部材としたことを特徴とする。
モータ支持部材98を車体フレーム11のクロス部材としたので、モータ支持部材98で電動モータ96を強固に支持することができ、ステアリングシャフト38、パワーアシスト部83に作用する繰返し荷重をより一層小さくすることができる。
更に、モータ支持部材98が車体フレーム11のクロス部材の役目を果たすため、車体フレーム11の剛性を高めることができ、車体フレーム11の振動をも低減することができる。
図5は本発明に係る電動モータの支持構造(第2実施形態)を示す断面図であり、左右の傾斜フレーム43,44にロアモータ支持部材131を渡し、このロアモータ支持部材131に形成した円弧状凹部131aにラバー99を貼り付け、このラバー99で形成された凹部99aに電動モータ96の後端部を載せ、一方、ほぼΩ形状としたバンド部材132の内面にラバー133を貼り付け、このバンド部材132に両端をボルト134,134でロアモータ支持部材131に取付けることで電動モータ96の後端部を弾性支持したことを示す。
上記のロアモータ支持部材131と、バンド部材132と、ボルト134,134とは、モータ支持部材136を構成する部材である。
このように、電動モータ96をモータ支持部材136でラバー99,133を介して支持したことで、電動モータ96の水平方向及び鉛直方向の支持をより確実に行うことができる。
このように、電動モータ96をモータ支持部材136でラバー99,133を介して支持したことで、電動モータ96の水平方向及び鉛直方向の支持をより確実に行うことができる。
本発明は第5に、モータ支持部材136を、電動モータ96の端部の下部を支持するロアモータ支持部材131と、電動モータ96の端部の上部を支持するアッパモータ支持部材としてのバンド部材132とをボルト134で締結することで構成したことを特徴とする。
ロアモータ支持部材131とバンド部材132とからなるモータ支持部材136で、電動モータ96をより一層強固に支持することができ、ステアリングシャフト38(図2参照)、パワーアシスト部83(図2参照)に作用する繰返し荷重をより一層小さくすることができる。
図6は本発明に係る電動モータの支持構造(第3実施形態)を示す断面図であり、左右の傾斜フレーム43,44の内の一方、ここでは傾斜フレーム43にモータ支持部材133を他方の傾斜フレーム44側に延びるように取付け、このモータ支持部材138に形成した円弧状凹部138aにラバー99を貼り付け、このラバー99で形成された凹部99aに電動モータ96の後端部を載せて、電動モータ96の後端部を弾性支持したことを示す。
このように、モータ支持部材138を片持ちばり構造とすることで、モータ支持部材138を短くすることができ、軽量化を図ることができる。また、モータ支持部材138は、傾斜フレーム43のみに取付けたものであるから、車体フレーム11(図2参照)の剛性、特に捩り剛性を大きく高めることがなく、車体フレーム11のしなやかさを維持することができる。
このように、本発明は第6に、モータ支持部材138を、左右の車体フレームとしての傾斜フレーム43,44の何れかから車体内側に延出する片持ちの部材としたことを特徴とする。
モータ支持部材138を片持ちの部材としたことで、モータ支持部材138の軽量化を図ることができ、また、モータ支持部材138を傾斜フレーム43又は傾斜フレーム44に取付けたときに、車体フレーム11(図2参照)の剛性、特に捩り剛性を大きく高めることがなく、車体フレーム11のしなやかさを維持することができる。
尚、本実施形態では、図4及び図5に示したように、モータ支持部材98に円弧状凹部98a、ロアモータ支持部材131に円弧状凹部131aを形成したが、これに限らず、モータ支持部材に円形の穴を開け、この穴に電動モータ96の後端部を挿入し、電動モータ96をラバーを介してモータ支持部材で支持してもよい。
また、図5に示したバンド部材132自体は、弾性部材であってもよい。これにより、ラバー133を省くことができる。
また、図5に示したバンド部材132自体は、弾性部材であってもよい。これにより、ラバー133を省くことができる。
本発明は、電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両に好適である。
10…不整地走行車両、11…車体フレーム、24…電動パワーステアリング装置、38…ステアリングシャフト、83…アクチュエータユニット(パワーアシスト部)、96…電動モータ、98,134,138…モータ支持部材、99…弾性部材(ラバー)、131…ロアモータ支持部材、132…アッパモータ支持部材(バンド部材)。
Claims (6)
- ステアリングシャフトと同軸上に電動パワーステアリング装置を構成するアクチュエータユニットを設けるとともに、前記ステアリングシャフトに前記アクチュエータユニットに備える電動モータを直交するように配置した不整地走行車両において、
前記電動モータの端部を、車体フレームに取付けたモータ支持部材で支持したことを特徴とする電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。 - 前記モータ支持部材は、弾性部材を介して前記電動モータを支持したことを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。
- 前記モータ支持部材は、弾性部材で形成されることを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。
- 前記モータ支持部材は、前記車体フレームの左右を連結するクロス部材であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。
- 前記モータ支持部材は、前記電動モータの端部の下部を支持するロアモータ支持部材と、前記電動モータの端部の上部を支持するアッパモータ支持部材とを締結することで構成されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。
- 前記モータ支持部材は、左右の車体フレームの何れかから車体内側に延出する片持ちの部材であることを特徴とする請求項1〜請求項3、請求項5のいずれか1項記載の電動パワーステアリング装置を備える不整地走行車両。
Priority Applications (3)
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