JP2006096164A - 鞍乗型車両の車体フレーム - Google Patents

鞍乗型車両の車体フレーム Download PDF

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    • B62K5/00Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
    • B62K5/01Motorcycles with four or more wheels

Abstract

【課題】 鞍乗型車両の車体フレームを改良することで、ラジエータ支持のための部品数の増加を抑えるとともにラジエータの放熱性を確保することにある。
【解決手段】 車体フレーム11に、ほぼ車両前後方向に延ばした左右一対のメインパイプ12と、メインパイプ12の下方にほぼ車両前後方向に延ばして配置した左右一対のロアパイプ14と、メインパイプ12とロアパイプ14とに縦向きに渡した左右一対のダウンパイプ16と、ダウンパイプ16の途中から後方斜め下方に延ばすことで先端をロアパイプ14に連結した後部補強パイプ18と、メインパイプ12とダウンパイプ16とが接合された上部接合部95を補強するとともにラジエータ51の上部を支持する第1補強材221と、ダウンパイプ16と後部補強パイプ18とが接合された下部接合部96を補強するとともにラジエータ51の下部を支持する第2補強材222とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鞍乗型車両の車体フレームの改良に関するものである。
従来の鞍乗型車両の車体フレームとして、その上部及び下部にそれぞれブラケットを設け、これらのブラケットにラジエータを結合したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−306185公報
特許文献1を以下に説明する。なお、符号については、同公報に記載されているものを使用した。
特許文献1の図2及び図11には、メインフレーム16と、このメインフレーム16の下方に配置したロアフレーム19との間に中間ダウンフレーム21を上端が下端よりも車両前方に位置するように傾斜させて取付け、メインフレーム16にブラケット103を取付け、中間ダウンフレーム21にブラケット104を取付け、これらのブラケット103,104にラジエタ本体101を取付けたことが記載されている。
上記のブラケット103,104は、ラジエタ本体101のために専用に設けたものであるが、例えば、他の部品を利用してラジエタ本体101を車体フレーム11に取付けることができれば、部品数の増加が抑えられる。
また、ラジエタ本体101が、上端が下端より車両前方に位置するように傾斜すればする程、車両前方からの投影面積が小さくなり、ラジエタ本体101の前面に当たる走行風の量が少なくなってしまう。
本発明の目的は、鞍乗型車両の車体フレームを改良することで、ラジエータ支持のための部品数の増加を抑えるとともにラジエータの放熱性を確保することにある。
請求項1に係る発明は、エンジンの前方にラジエータを備えた鞍乗型車両の車体フレームにおいて、車体フレームに、ほぼ車両前後方向に延ばした左右一対のメインパイプと、これらのメインパイプの下方にほぼ車両前後方向に延ばして配置した左右一対のロアパイプと、メインパイプとロアパイプとに縦向きに渡した左右一対のダウンパイプと、これらのダウンパイプの途中から後方斜め下方に延ばすことで先端をロアパイプに連結した後部補強パイプと、メインパイプとダウンパイプとが接合された第1の接合部を補強するとともにラジエータの上部を支持する第1補強材と、ダウンパイプと後部補強パイプとが接合された第2の接合部を補強するとともにラジエータの下部を支持する第2補強材とを備える、ことを特徴とする。
縦向きに渡したダウンパイプと、メインパイプとダウンパイプとが接合された第1の接合部を補強するとともにラジエータの上部を支持する第1補強材と、ダウンパイプと後部補強パイプとが接合された第2の接合部を補強するとともにラジエータの下部を支持する第2補強材とによって、ラジエータをほぼ鉛直に延びるように支持することが可能になり、ラジエータの車両前方からの投影面積が最大、あるいは最大に近い状態まで大きくできる。また、車体フレームを補強する第1補強材及び第2補強材でラジエータの支持部材を兼ねるため、部品数の増加が抑えられる。
請求項2に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、メインパイプの前部に前方斜め下方へ延びる前部パイプ部を備え、この前部パイプ部とダウンパイプとに、前輪用サスペンションアームを取付けた前部補強パイプを渡して取付け、この前部補強パイプよりも後部補強パイプの径を小さくしたことを特徴とする。
前部補強パイプと後部補強パイプとを別体にすることで、前部補強パイプと後部補強パイプの寸法、材質等の仕様を個別に選択することが可能になる。
請求項3に係る発明は、上記の構成において、好ましくは、第1補強材でラジエータの上部を前方から支持し、第2補強材でラジエータの下部を下方から支持することを特徴とする。
第1補強材でラジエータの上部を前方から支持し、第2補強材でラジエータの下部を下方から支持することで、例えば、ラジエータの上部及び下部の両方を側方から支持するのに比べて、本発明では、ラジエータを第1補強材及び第2補強材で挟み込むように支持することができ、強固に支持することが可能になる。また、ラジエータの上部を前方から支持するため、ラジエータの車両前後方向の振動を低減し易くなり、ラジエータの下部を下方から支持するため、ラジエータの上下方向の振動を低減し易くなる。
請求項1に係る発明では、第1補強材と第2補強材とでラジエータをほぼ鉛直に延びるように支持することができ、ラジエータの車両前方からの投影面積を大きくすることができる。従って、ラジエータに当たる走行風の量を増やすことができ、ラジエータの放熱性を確保することができる。これと共に、車体フレームを補強する第1補強材及び第2補強材でラジエータの支持部材を兼ねるため、部品数が増加せずコストアップを抑えることができる。
請求項2に係る発明では、前部補強パイプと後部補強パイプとを別体にすることで、前部補強パイプと後部補強パイプの寸法、材質等の仕様を個別に選択することができるので、車体フレームの剛性の最適化を図ることができる。例えば、前部補強パイプよりも前記後部補強パイプの径を小さくすれば、車体フレームの剛性を小さくすることができ、例えば、車両の旋回性を向上させることができる。
請求項3に係る発明では、第1補強材でラジエータの上部を前方から支持し、第2補強材でラジエータの下部を下方から支持するので、ラジエータを第1補強材及び第2補強材で挟み込むようにして強固に支持することができ、更に、ラジエータの上部を前方から支持し、ラジエータの下部を下方から支持するので、ラジエータの車両前後方向及び上下方向の両方の振動を抑制することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る車体フレームを備えた鞍乗型車両の側面図であり、鞍乗型車両10は、車体フレーム11を備え、この車体フレーム11を、側面視くの字形状とした左右一対のメインパイプ12(左右一対の部材については、手前側の符号のみ示す。以下同じ。)と、これらのメインパイプ12にそれぞれ連結部材13を介して連結した左右一対のロアパイプ14と、これらのメインパイプ12、ロアパイプ14間にほぼ鉛直方向に延ばして渡した左右一対のダウンパイプ16と、メインパイプ12の前端及びダウンパイプ16のそれぞれに取付けた左右一対の前部補強パイプ17と、ダウンパイプ16、ロアパイプ14間に傾斜させて取付けた左右一対の後部補強パイプ18と、前部補強パイプ17、ロアパイプ14の前部間に渡して取付けた左右一対の前部連結パイプ21と、上記の各部材の左右を連結する複数のクロスパイプ(不図示)とから構成した不整地走行車両である。
また、鞍乗型車両10は、メインパイプ12、ロアパイプ14及び後部補強パイプ18でパワーユニット24(エンジン25及びこのエンジン25の後部に一体的に設けた変速機26とからなる)を支持し、メインパイプ12及びロアパイプ14でステアリングシャフト27を回転自在に支持し、メインパイプ12の後部に左右一対のピボットプレート28を取付け、これらのピボットプレート28にピボット軸31を介してスイングアーム32を上下スイング自在に取付け、連結部材13から後方斜め上方へ左右一対のシートレール33を延ばし、シートレール33とロアパイプ14とに後部傾斜パイプ34を渡して取付けた車両である。
エンジン25は、後部に吸気装置36を取付け、前部に排気装置37を取付けたものであり、吸気装置36は、エアクリーナ41、コネクティングチューブ42、キャブレタ43、吸気管44を順に連結し、吸気管44をエンジン25のシリンダヘッド46の後部に連結し、排気装置37は、シリンダヘッド46の前部に排気管47を連結し、この排気管47の後端にマフラ48を連結したものである。なお、51はラジエータであり、ダウンパイプ16に沿ってほぼ鉛直に車体フレーム11に取付け、このラジエータ51の上部及び下部にそれぞれ冷却水を循環させるホース52,53をエンジン25側から延ばした。なお、54はエンジン25側に設けたウォータポンプである。
ステアリングシャフト27は、左右の前輪56を操舵するための部材であり、上端部にバーハンドル57を取付けたものである。なお、58はハンドルカバーである。
スイングアーム32は、後端部に車軸を介して左右の後輪61を取付けた部材であり、リンク装置62を介してロアパイプ14の後部下部に連結する。
リンク装置62は、ロアパイプ14に設けたリンク取付部63に第1リンク64をスイング自在に取付け、この第1リンク64に第2リンク66をスイング自在に取付け、この第2リンク66の先端をスイングアーム32に設けたリンク取付部67に取付けたものである。
第1リンク64は、リヤクッションユニット68の一端を取付けた部材であり、リヤクッションユニット68の他端は、左右の連結部材13に渡したクロスパイプ(不図示)に取付けた。
シートレール33は、上部にシート71を取付け、後端部に車体を掴むグラブレール72を取付けた部材である。
グラブレール72は、マフラ48、後部ライト73及びツールボックス74を支持する部材でもある。
ここで、81はフロントバンパー、82はバンパー支持部材、83はフロントカバー、84はヘッドランプ、85はフロントフェンダ、86は燃料タンク、87はサイドカバー、88はリヤフェンダ、91はリヤフェンダ88に一体成形した収納部、92は収納部91内に配置したバッテリである。
図2は本発明に係る車体フレームの側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、メインパイプ12とダウンパイプ16との接合部(以下、「上部接合部95」と記す。)を第1補強材221で補強し、ダウンパイプ16と後部補強パイプ18との接合部(以下、「下部接合部96」と記す。)を第2補強材222で補強し、第1補強材221にラジエータ51の上部を取付け、第2補強材222にラジエータ51の下部を取付けたことを示す。
ダウンパイプ16は、その軸線224が水平線225に対して角度θ1をなす部材であり、角度θ1=80°〜100°の縦向きである。
また、ラジエータ51は、その中心線226が水平線227に対して角度θ2をなす部品であり、角度θ2=85°〜95°である。
このように、ダウンパイプ16をほぼ鉛直に設けることで、ラジエータ51をもほぼ鉛直とすることができ、ラジエータ51の車両前方からの投影面積をできるだけ大きくするすることができ、ラジエータ51に当たる走行風の量を多くして冷却性を高めることができる。また、車体フレーム11の補強材である第1補強材221及び第2補強材222でラジエータ51の支持部材を兼ねるため、部品数の増加を抑えることができる。
メインパイプ12は、前端から後上がりに形成した前部パイプ部12aを備え、この前部パイプ部12aに、左右のメインパイプ12を連結するとともに両端部にフロント側のクッションユニット(不図示)の上端を支持するクロス部材228を取付ける。
前部補強パイプ17及び後部補強パイプ18は、ほぼループ状に設けたメインパイプ12とロアパイプ14とに渡したダウンパイプ16に取付けることで、車体フレーム11の全体の剛性を左右する大きな役割を果たす部材であり、これらの前部補強パイプ17及び後部補強パイプ18を個々に外径、肉厚、材質等の仕様を変更することにより、車体フレーム11の剛性を所望のものに設定することが可能になる。例えば、後部補強パイプ18の外径を前部補強パイプ17の外径よりも小さくして後部補強パイプ18の曲げ剛性を小さくすれば、車体フレーム11の全体の剛性(曲げ剛性及び捩り剛性)を小さくすることができ、旋回性を向上させる等の効果を得ることができる。
ここで、231〜235は補強材、236〜240は左右の各パイプを連結するクロスパイプ、243〜246はフロント側のサスペンションアームを取付けるアーム支持部、248はステアリングシャフト27(図1参照)の上部を支持するためにクロスパイプ238に取付けたシャフト上部支持部、251はステアリングシャフト27の下端を回転自在に支持するシャフト下端支持部、253はリヤクッションユニット68(図1参照)の上端を支持するためにクロスパイプ239に取付けたクッション上端支持部、255は後部傾斜パイプ34(図1参照)の端部を支持するパイプ支持部、256〜258はパワーユニット24(図1参照)を支持するための支持部材である。
図3は本発明に係るラジエータの取付状態を示す正面図であり、ラジエータ51の上部、即ち、アッパタンク261の左右を第1補強材221,221に取付けたことを示す。図示していないが、ラジエータ51の下部、即ちロアタンク262の左右を第2補強材222,222(図2参照)に取付けた。なお、264はアッパタンク261に設けたキャップ、265はラジエータ51におけるアッパタンク261とロアタンク262との間に設けたコアである。
図4は本発明に係るラジエータ上部の取付状態を示す斜視図であり、第1補強材221は、メインパイプ12とダウンパイプ16とに渡して取付けた補強部本体271と、この補強部本体271に一体成形したラジエータ支持部272とからなり、ラジエータ支持部272は、補強部本体271と同一平面状にある基部273と、ラジエータ51を取付けるために基部273に対してほぼ直交するように曲げた折曲げ部274とからなる。なお、275は第1補強材221をダウンパイプ16に溶接するために設けた切欠きである。
ラジエータ51は、アッパタンク261の前面261aに補強板271を取付け、この補強板271に図示せぬナット部材を取付けたものである。
ラジエータ51の第1補強材221への取付けは、上記した折曲げ部274に設けた図示せぬ取付穴に緩衝用のラバー276を嵌め、このラバー276の両端面を2枚のワッシャ277,278で挟み、ボルト281をワッシャ277、ラバー276、ワッシャ278の順に挿入し、アッパタンク261側の前述のナット部材にねじ込むことで行う。
上記のラバー276は、車体の振動がラジエータ51に伝わるのを抑える役目も備え、特に、ボルト281の軸方向である車両前後方向のラジエータ51の振動を抑える効果が大きい。
図5は本発明に係るラジエータ下部の取付状態を示す斜視図であり、第2補強材222は、コ字状断面の端部222a,222aをダウンパイプ16及び後部補強パイプ18に溶接した部材であり、ラジエータ51は、ロアタンク262の底面262aに補強板285を取付け、この補強板285にボルト部材286を取付けたものである。
ラジエータ51の第2補強材222への取付けは、第2補強材222の上部平板部222bに開けた図示せぬ取付穴に緩衝用のラバー288を嵌め、このラバー288の下面にワッシャ291を当て、ロアタンク262から下方に突出するボルト部材286をラバー部材288、ワッシャ291の順に挿入し、ボルト部材286の先端部にナット292をねじ込むことで行う。なお、294は補強板285に取付けるためにボルト部材286の端部に一体に設けた鍔部である。
上記のラバー288は、車体の振動がラジエータ51に伝わるのを抑える役目も備え、特に、ボルト部材286の軸方向である上下方向のラジエータ51の振動を抑える効果が大きい。従って、このラバー288と、図4に示したラバー276とで、ラジエータ51の車両前後方向及び上下方向の両方の振動を抑制することができる。
以上の図1及び図2で説明したように、本発明は第1に、エンジン25の前方にラジエータ51を備えた鞍乗型車両10の車体フレーム11において、車体フレーム11に、ほぼ車両前後方向に延ばした左右一対のメインパイプ12と、これらのメインパイプ12の下方にほぼ車両前後方向に延ばして配置した左右一対のロアパイプ14と、メインパイプ12とロアパイプ14とに縦向きに渡した左右一対のダウンパイプ16と、これらのダウンパイプ16の途中から後方斜め下方に延ばすことで先端をロアパイプ14に連結した後部補強パイプ18と、メインパイプ12とダウンパイプ16とが接合された第1の接合部としての上部接合部95を補強するとともにラジエータ51の上部を支持する第1補強材221と、ダウンパイプ16と後部補強パイプ18とが接合された第2の接合部としての下部接合部96を補強するとともに、ラジエータ51がダウンパイプ16に沿うようにラジエータ51の下部を支持する第2補強材222とを備える、ことを特徴とする。
第1補強材221と第2補強材222とでラジエータ51をほぼ鉛直に延びるように支持することができ、ラジエータ51の車両前方からの投影面積を大きくすることができる。従って、ラジエータ51に当たる走行風の量を増やすことができ、ラジエータ51の放熱性を確保することができる。これと共に、車体フレーム11を補強する第1補強材221及び第2補強材222でラジエータ51の支持部材を兼ねるため、部品数が増加せずコストアップを抑えることができる。
本発明は第2に、上記の構成において、好ましくは、メインパイプ12の前部に前方斜め下方へ延びる前部パイプ部12aを備え、この前部パイプ部12aとダウンパイプ16とに、前輪用サスペンションアームを取付けた前部補強パイプ17を渡して取付け、この前部補強パイプ17よりも後部補強パイプ18の径を小さくしたことを特徴とする。
前部補強パイプ17と後部補強パイプ18とを別体にすることで、前部補強パイプ17と後部補強パイプ18の寸法、材質等の仕様を個別に選択することができるので、車体フレーム11の剛性の最適化を図ることができる。例えば、前部補強パイプ17よりも後部補強パイプ18の径を小さくすれば、車体フレーム11の剛性を小さくすることができ、例えば、鞍乗型車両10の旋回性を向上させることができる。
本発明は第3に、上記の構成において、好ましくは、第1補強材221でラジエータ51の上部を前方から支持し、第2補強材222でラジエータ51の下部を下方から支持することを特徴とする。
ラジエータ51を第1補強材221及び第2補強材222で挟み込むようにして強固に支持することができ、更に、ラジエータ51の車両前後方向及び上下方向の両方の振動を抑制することができる。
尚、本発明では、ダウンパイプと後部補強パイプとの接合部を補強する第2補強材でラジエータの下部を支持したが、これに限らず、ダウンパイプと前部補強パイプとの接合部を補強する補強材(図2に示した補強材232)でラジエータの下部を支持してもよい。
本発明の車体フレームは、鞍乗型車両に好適である。
本発明に係る車体フレームを備えた鞍乗型車両の側面図である。 本発明に係る車体フレームの側面図である。 本発明に係るラジエータの取付状態を示す正面図である。 本発明に係るラジエータ上部の取付状態を示す斜視図である。 本発明に係るラジエータ下部の取付状態を示す斜視図である。
符号の説明
10…鞍乗型車両、11…車体フレーム、12…メインパイプ、12a…前部パイプ部、14…ロアパイプ、16…ダウンパイプ、17…前部補強パイプ、18…後部補強パイプ、25…エンジン、51…ラジエータ、95…第1の接合部(上部接合部)、96…第2の接合部(下部接合部)、221…第1補強材、222…第2補強材。

Claims (3)

  1. エンジンの前方にラジエータを備えた鞍乗型車両の車体フレームにおいて、
    前記車体フレームに、ほぼ車両前後方向に延ばした左右一対のメインパイプと、これらのメインパイプの下方にほぼ車両前後方向に延ばして配置した左右一対のロアパイプと、 前記メインパイプと前記ロアパイプとに縦向きに渡した左右一対のダウンパイプと、
    これらのダウンパイプの途中から後方斜め下方に延ばすことで先端を前記ロアパイプに連結した後部補強パイプと、
    前記メインパイプと前記ダウンパイプとが接合された第1の接合部を補強するとともに前記ラジエータの上部を支持する第1補強材と、
    前記ダウンパイプと前記後部補強パイプとが接合された第2の接合部を補強するとともに前記ラジエータの下部を支持する第2補強材とを備える、
    ことを特徴とする鞍乗型車両の車体フレーム。
  2. 前記メインパイプの前部に前方斜め下方へ延びる前部パイプ部を備え、この前部パイプ部と前記ダウンパイプとに、前輪用サスペンションアームを取付けた前部補強パイプを渡して取付け、この前部補強パイプよりも前記後部補強パイプの径を小さくしたことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の車体フレーム。
  3. 前記第1補強材は、前記ラジエータの上部を前方から支持し、前記第2補強材は、前記ラジエータの下部を下方から支持することを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両の車体フレーム。
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