JP2005059608A - スノーモービル - Google Patents

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Takashi Moriyama
隆志 森山
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
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Abstract

【課題】車幅方向の重量の釣り合いをとり易く、しかも、応答性が低下することがないようにスノーモービルにパワーステアリング装置を装備する。
【解決手段】操向ハンドル7を支持するハンドルコラム21の下端部にパワーステアリング装置2を装着する。このパワーステアリング装置2を介してステアリング軸28を操舵用スキー6側のリンク機構32に連結した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鞍乗り型シートの前方に位置する操向ハンドルを操舵することにより操舵用スキーが操舵されるスノーモービルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のスノーモービルとしては、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に示されたスノーモービルは、運転者が鞍乗り型シートに跨って着座し、このシートの前方に設けられた操向ハンドルを把持して走行するものである。
【0003】
前記操向ハンドルは、ステアリング軸の上端部に設けられ、車幅方向の中央部に配設されている。前記ステアリング軸の下端部は、リンク機構を介して左右一対の操舵用スキーに連結されている。前記ステアリング軸は、一般にハンドルコラムに回動自在に支持され、このハンドルコラムを介して車体フレームに支持されている。また、このスノーモービルは、前記シートの下方に駆動トラック装置が搭載されており、この駆動トラック装置によりトラックベルトを回転させることによって走行する。
【0004】
このスノーモービルにおいては、走行中に操向ハンドルを操舵することによって、操舵力が前記ステアリング軸と前記リンク機構とを介して操舵用スキーに伝えられ、操舵用スキーが操舵方向に回動する。このとき、操舵用スキーには、車体前部の重量と、雪面上を直進しようとする力とが作用する。このため、大型のスノーモービルを高速で走行させているような場合には、操向ハンドルを操舵するために大きな力が必要になる。なお、操舵用スキーに作用する車重を低減させることによって、操舵に必要な力を低減することができるが、このようにすると操舵用スキーが横滑りを起こし易くなって旋回性能が低下してしまう。
【0005】
前記操舵力が小さくてよいようにするためには、例えば、特許文献2に開示されているように、操舵系にパワーステアリング装置を介装することが考えられる。この特許文献2に示されたパワーステアリング装置は、操向ハンドルを操舵する力にモータの駆動力を加え、いわゆる操舵力をアシストするもので、乗用小型四輪車の車体左側に偏る位置に配設されている。このパワーステアリング装置は、車体後側の端部に入力軸が設けられるとともに、車体前側の端部に出力軸が設けられている。前記入力軸は、自在継手を介して車幅方向の中央部に位置するステアリング軸に連結され、前記出力軸は、車体の前方に向けて延びて前端部が前輪側のラックアンドピニオン式の操舵装置に連結されている。
【0006】
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−274477号公報(第2頁、図1)
【特許文献2】
特開平10−81246号公報(第3−4頁、図2)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に示すように構成された従来のスノーモービルに特許文献2に示されたパワーステアリング装置を搭載するに当たっては、車幅方向の一方に偏るように配設されたパワーステアリング装置と釣り合うような重量の部品を車幅方向の他方に配設しなければならない。これは、スノーモービルは、四輪車とは異なり、車幅方向の中央部に位置する駆動トラクタ装置によって車体後部が支持されており、車体前部の車幅方向の重量を釣り合わせなければならないからである。
このため、上述したように従来のスノーモービルに特許文献2に示されたパワーステアリング装置を装備すると、パワーステアリング装置との重量の釣り合いをとらなければならないために、部品を搭載する位置の自由度が小さくなってしまうという問題があった。
【0009】
また、上述した従来のパワーステリング装置の入力軸とステアリング軸との間に介装された自在継手にはいわゆる遊びが存在するため、この遊び分だけ操向ハンドルの操舵操作に対してパワーステアリング装置の動作が遅れる。このため、操舵時に必要な力が小さくなる反面、操舵時の応答性が低くなるという問題があった。
【0010】
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、車幅方向の重量の釣り合いをとり易く、しかも、応答性が低下することがないようにスノーモービルにパワーステアリング装置を装備することを目的とする
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係るスノーモービルは、鞍乗り型シートの前方に位置する操向ハンドルを操舵することによりステアリング軸から操舵用リンクを介して操舵用スキーに操舵力が伝達されるスノーモービルにおいて、前記操向ハンドルを支持するハンドルコラムの下端部にパワーステアリング装置を装着し、このパワーステアリング装置を介して前記ステアリング軸を前記操舵用リンクに連結したものである。
本発明によれば、パワーステアリング装置が車幅方向の中央部に搭載されるから、他の部品を用いて車幅方向の重量の釣り合いをとらなくてよい。また、ステアリング軸にパワーステアリング装置の入力軸を直接接続することができる。
【0012】
請求項2に記載した発明に係るスノーモービルは、請求項1に記載した発明に係るスノーモービルにおいて、操舵用スキーをエンジンの両側方に位置するように設け、前記エンジンの後側上方にパワーステアリング装置を配設したものである。
この発明によれば、エンジンが実質的にパワーステアリング装置に付着する雪を遮る遮蔽部材として機能する。
【0013】
請求項3に記載した発明に係るスノーモービルは、請求項1に記載した発明に係るスノーモービルにおいて、ハンドルコラムを車幅方向の中央部に設け、パワーステアリング装置にモータを車体の前方に延びるように設けたものである。
この発明によれば、パワーステアリング装置を構成する部品のなかで相対的に重量が重いモータが車幅方向の中央部に位置付けられる。
【0014】
請求項4に記載した発明に係るスノーモービルは、請求項1に記載した発明に係るスノーモービルにおいて、エンジンをハンドルコラムの前方に位置付けてシリンダの軸線が後上がりに傾斜する状態で車体フレームに搭載し、このエンジンの上方にパワーステアリング装置のモータを延在させたものである。
車体の重心はエンジンの近傍に位置するから、車体の重心に近い部位にマスを集中させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスノーモービルの一実施の形態を図1ないし図6によって詳細に説明する。
図1は本発明に係るスノーモービルの側面図、図2は同じく平面図で、図1および図2においては、要部を理解し易いように模式的に描いてある。図3は車体フレームの斜視図、図4はパワーステアリング装置の斜視図、図5および図6はパワーステリング装置搭載部分を拡大して示す斜視図で、図5は斜め前上方から見た状態で描いてあり、図6は斜め後下方から見た状態で描いてある。
【0016】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態によるパワーステアリング装置2を装備したスノーモービルである。このスノーモービル1は、車体後部における車幅方向の中央部に駆動トラック装置3と鞍乗り型のシート4とが設けられ、車体前部に前記駆動トラック装置3を駆動するエンジン5と、左右一対の操舵用スキー6,6および操向ハンドル7を有する操舵装置8とが設けられている。
【0017】
前記駆動トラック装置3は、従来のスノーモービルに用いられているものと同等の構造のもので、車体フレーム9(図3参照)の後部を支持している。符号3aは駆動トラック装置3のトラックベルトを示し、3bはホイール、3cは懸架用コイルばねを示す。
前記車体フレーム9は、図3に示すように、複数のアルミニウム合金製板材とパイプなどを溶接することによってモノコック型の構造となるように形成され、車体前側の端部に下部フレーム10と上部フレーム11とが前方に向けて突出するように設けられている。前記下部フレーム10は、左右一対のプレート10a,10bと、これらのプレート10a,10bの前端部どうしを接続するクロスメンバ10cとを備え、前記エンジン5を支持している。
【0018】
エンジン5は、水冷式4サイクル4気筒型のもので、図1に示すように、クランク軸5aの軸線が車幅方向を指向するとともに、シリンダ5bの軸線が後上がりに傾斜する状態で前記下部フレーム10に搭載されている。このエンジン5が搭載される位置は、左右の操舵用スキー6,6の間となる車幅方向の中央部であって、前記操舵用スキー6と前記操向ハンドル7との間に位置付けられている。
このようにエンジン5を搭載することによって、図1に示すように、このスノーモービル1の重心Gはエンジン5の後方近傍に位置するようになる。
このエンジン5の前記シリンダ5bは、車体の前方を指向する前部に気化器12が接続され、後部に排気管13が接続されている。これらの気化器12と排気管13は気筒毎に設けられている。なお、排気管13は、車体左側の2気筒分と、車体右側の2気筒分とが後方でそれぞれ集合され、シート4の下方を通って車体後端部まで延設されている。
【0019】
前記上部フレーム11は、図1、図5および図6に示すように、平面視において後方に向けて開放するU字状を呈するように形成されたメインパイプ14と、このメインパイプ14の後端部に横架された2本のクロスメンバ15,16と、これらのクロスメンバ15,16どうしを接続するステアリングブラケット17とから構成されている。
【0020】
前記操舵装置8は、図1に示すように、前記パワーステアリング装置2と、前記操向ハンドル7と、前記操舵用スキー6,6などによって構成されている。
前記パワーステアリング装置2は、図4に示すように、円筒状を呈するように形成されたハンドルコラム21の下端部に取付けられた伝動装置22と、この伝動装置22に一体的に設けられたセンサユニット23と、前記伝動装置22の車体前側の端部に取付けられたモータ24と、このモータ24の駆動力を制御するコントローラ25などによって構成されており、前記ハンドルコラム21と前記伝動装置22に設けられた取付用ブラケット26とを介して前記上部フレーム11に取付けられている。この実施の形態によるパワーステアリング装置2は、図1および図2に示すように、前記モータ24が最も車体前側に位置づけられて前上がりに延びる状態でエンジン5の後側上方近傍に配設されている。なお、このパワーステアリング装置2を車体に取付ける方向は、上述した方向に限定されることはなく、例えばモータ24が伝動装置22から側方または下方へ突出するように設定することができる。
【0021】
前記ハンドルコラム21は、金属によって円筒状を呈するように形成され、図6に示すように、前記上部フレーム11の前記ステアリングブラケット17に前下がりに傾斜して延びる状態でクランプ27によって固定されている。このハンドルコラム21は、内部にステアリング軸28が回動自在に設けられており、このステアリング軸28を介して前記操向ハンドル7を支持している。このステアリング軸28は、前記ハンドルコラム21から突出する上端部にハンドルポスト29を介して前記操向ハンドル7が取付けられるとともに、前記伝動装置22内に臨む下端部にパワーステアリング装置2の入力軸(図示せず)が接続されている。パワーステアリング装置2の下部を上部フレーム11に取付ける前記取付用ブラケット26は、図6に示すように、上部フレーム11の2本のクロスメンバ15,16のうち車体前側に位置するクロスメンバ15に取付用ボルト30によって固定されている。
【0022】
前記伝動装置22は、前記ステアリング軸28が一端部に接続された前記入力軸と、この入力軸の他端部に接続された出力軸31と、前記モータ24の回転を出力軸31に伝達する減速ギヤ(図示せず)などが設けられ、入力軸に加えられた操舵力(操向ハンドル7を操舵するときの力)と、モータ24の駆動力との合力によって出力軸31が回転するように構成されている。この実施の形態によるパワーステアリング装置2は、前記入力軸がトーションバーを構成するように形成されており、この入力軸の回転方向とねじり方向の変位量(操舵力の大きさ)とを前記センサユニット23のセンサ(図示せず)によって検出し、回転方向と変位量の大きさとに対応するようにモータ24の回転方向と動力とを制御する構成が採られている。すなわち、このパワーステアリング装置2は、操向ハンドル7を操舵するときの操舵力と、この操舵力の大きさに対応するモータ24の動力とによって伝動装置22の出力軸31が操向ハンドル7と同方向に回動する。
【0023】
前記出力軸31は、図1に示すリンク機構32を介して操舵用スキー6に連結されている。この実施の形態による操舵用スキー6は、従来からよく知られているように、図1および図2において符号33で示す懸架装置に上下方向および左右方向に回動自在に取付けられ、この懸架装置を介して車体フレーム9の前部を支持している。
前記リンク機構32は、図1および図2に示すように、前記パワーステアリング装置2の出力軸31に第1のレバー34(図4参照)を介して連結されてこの第1のレバー34から車体右側に延びるリンクロッド35と、このリンクロッド35の車体右側の端部に第2のレバー36を介して連結されて前方に延びる伝動軸37と、この伝動軸37の前端部に第3のレバー38を介して連結された車体右側のタイロッド39と、この車体右側のタイロッド39に平行リンク40を介して連動するように連結された車体左側のタイロッド41とから構成されている。このリンク機構32によって、本発明でいう操舵用リンクが構成されている。
【0024】
前記伝動軸37は、エンジン5の右側部の近傍で前下がりに傾斜するように配設され、図示していないブラケットを介して車体フレーム9に回動自在に支持されている。前記車体右側のタイロッド39は、車体右側の端部に右側操舵用スキー6のナックルアーム6aが連結され、車体左側のタイロッド41は、車体左側の端部に左側操舵用スキー6のナックルアーム6aが連結されている。
この実施の形態によるリンク機構32においては、パワーステアリング装置2の出力軸31の回転が第1のレバー34、リンクロッド35および第2のレバー36を介して伝動軸37に伝達され、この伝動軸37が回動することによって、車体右側のタイロッド39と車体左側のタイロッド41とが左右方向に往復動する。
【0025】
上述したように構成されたスノーモービル1によれば、シート4に着座した運転者が走行中に操向ハンドル7を操舵することによって、ステアリング軸28に加えられた操舵力とパワーステアリング装置2のモータ24の動力との合力がリンク機構32を介して左右の操舵用スキー6に伝達され、これらの操舵用スキー6が操向ハンドル7と同一方向に回動する。
【0026】
この実施の形態によるスノーモービル1は、パワーステアリング装置2がハンドルコラム21の下端部に装着されて車幅方向の中央部に搭載されているから、このパワーステアリング装置2によって車幅方向の重量の釣り合い状態が乱されることはない。すなわち、パワーステアリング装置2が車幅方向の一方に偏って配設される場合に較べて、他の部品を用いて車幅方向の重量の釣り合いをとる必要がないから、部品を搭載する位置の自由度を向上させることができる。
【0027】
また、前記パワーステアリング装置2は、入力軸がステアリング軸28に直接接続されているから、これら両軸の間に自在継手が介装される場合に較べると、操舵時の応答性を向上させることができる。しかも、自在継手が設けられていない分、部品数を低減することができ、コストダウンを図ることができる。
この実施の形態によるスノーモービル1においては、操舵用スキー6がエンジン5の両側方に位置するように設けられ、前記エンジン5の後側上方にパワーステアリング装置2が配設されているから、エンジン5が実質的にパワーステアリング装置2に付着する雪を遮る遮蔽部材として機能するようになる。このため、走行時に操舵用スキー6によって舞い上げられた雪がパワーステアリング装置2に付着することをエンジン5によって確実に防ぐことができる。
【0028】
この実施の形態によるスノーモービル1は、ハンドルコラム21が車幅方向の中央部に設けられ、パワーステアリング装置2にモータ24が車体の前方に延びるように設けられているから、パワーステアリング装置2を構成する部品のなかで相対的に重量が重いモータ24が車幅方向の中央部に位置付けられる。このため、車幅方向の重量の釣り合いをより一層とり易く、走行時の車幅方向の安定性をより一層向上させることができる。
【0029】
この実施の形態によるスノーモービル1は、エンジン5がハンドルコラム21の前方に位置付けられかつシリンダ5bの軸線が後上がりに傾斜する状態で車体フレーム9の下部フレーム10に搭載され、パワーステアリング装置2のモータ24が前記エンジン5の上方に延在されているから、車体の重心Gに近い部位にマスを集中させることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、パワーステアリング装置2が車幅方向の中央部に搭載され、他の部品を用いて車幅方向の重量の釣り合いをとる必要がないから、部品を搭載する位置の自由度が低下することなく車幅方向の重量の釣り合いをとることができる。
また、ステアリング軸にパワーステアリング装置の入力軸を直接接続することができるから、操舵時の応答性が低下することなくパワーステアリング装置を装備することができる。
【0031】
請求項2記載の発明によれば、エンジンが実質的に遮蔽物として機能し、走行時にパワーステアリング装置に雪が付着することを防ぐことができる。このため、例えば自動車用として製造された電動式パワーステアリング装置を特別な防雪・防水構造を採ることなくスノーモービルに搭載することができる。
【0032】
請求項3記載の発明によれば、パワーステアリング装置を構成する部品のなかで相対的に重量が重いモータが車幅方向の中央部に位置付けられるから、車幅方向の重量の釣り合いをより一層とり易く、走行時の車幅方向の安定性をより一層向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、車体の重心に近い部位にマスを集中させることができるから、走行安定性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスノーモービルの側面図である。
【図2】本発明に係るスノーモービルの平面図である。
【図3】車体フレームの斜視図である。
【図4】パワーステアリング装置の斜視図である。
【図5】パワーステリング装置搭載部分を拡大して示す斜視図である。
【図6】パワーステリング装置搭載部分を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1…スノーモービル、2…パワーステアリング装置、4…シート、5…エンジン、6…操舵用スキー、7…操向ハンドル、9…車体フレーム、21…ハンドルコラム、28…ステアリング軸、32…リンク機構。

Claims (4)

  1. 鞍乗り型シートの前方に位置する操向ハンドルを操舵することによりステアリング軸から操舵用リンクを介して操舵用スキーに操舵力が伝達されるスノーモービルにおいて、前記操向ハンドルを支持するハンドルコラムの下端部にパワーステアリング装置を装着し、このパワーステアリング装置を介して前記ステアリング軸を前記操舵用リンクに連結したことを特徴とするスノーモービル。
  2. 請求項1記載のスノーモービルにおいて、操舵用スキーをエンジンの両側方に位置するように設け、前記エンジンの後側上方にパワーステアリング装置を配設してなるスノーモービル。
  3. 請求項1記載のスノーモービルにおいて、ハンドルコラムを車幅方向の中央部に設け、パワーステアリング装置にモータを車体の前方に延在するように設けてなるスノーモービル。
  4. 請求項1記載のスノーモービルにおいて、エンジンをハンドルコラムの前方に位置付けてシリンダの軸線が後上がりに傾斜する状態で車体フレームに搭載し、このエンジンの上方にパワーステアリング装置のモータを延在させてなるスノーモービル。
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