JP5382281B1 - プレス成形方法 - Google Patents

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Abstract

天板部、縦壁部、及びフランジ部を備え、長手方向に湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品をプレス成形する方法であって、天板部、縦壁部、湾曲部、及びフランジ部を形成する際に、縦壁部とフランジ部との交差部と湾曲部の曲率中心とを結ぶ水平線を含み前記高強度鋼板と垂直な平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまでフランジ部を交差部で折り曲げ加工する第1成形工程と、前記平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまで、前記第1成形工程後のフランジ部を交差部で追加折り曲げ加工する第2成形工程とを有し、α−αである追加折り曲げ角βを所定の範囲にして、最終成形品の反り及び捻れを低減するプレス成形方法。

Description

本発明は、高強度鋼板を、長手方向に湾曲部を有する最終成形品に成形するプレス成形方法に関する。特に、本発明は、残留応力による最終成形品の反り及び捻れを抑制するプレス成形方法に関する。
近年、自動車の燃費向上・衝突安全性向上の観点から、特に骨格部品において引張強度の高い高強度鋼板やアルミニウム合金が用いられるようになってきた。引張強度が高い素材は、素材の板厚を厚くすることなく衝突性能が向上することが可能であるため、軽量化には有用である。
しかしながら、材料の高強度化により、プレス成形時の残留応力による最終成形品の反り及び捻れが大きくなり、最終成形品の形状精度の確保が課題となっている。
最終成形品の形状精度が確保できていない場合には、車両への組付け時に相手部品との間に隙間が生じ、隙間量が大きい場合には組付け不良が発生する。よって、最終成形品には厳しい形状精度が要求される。また、最終成形品の湾曲部の曲率が小さい部品、即ち、湾曲部の曲率半径が50〜2000mmの場合には、形状精度の高さが特に要求される。湾曲部の形状は、円弧又は連続的に曲率が変化する曲面である。この湾曲部が最終成形品に複数存在する場合には、最終成形品の面内応力に伴う、最終成形品の長手方向の反り及び捻れが大きい。そのため、最終成形品の精度を確保することがさらに難しい。
従来の一般的な形状精度不良対策としては、最終成形品の試作や過去の経験により、スプリングバック発生量を予測し、所定の寸法を満足するように金型形状を最終成形品の形状と異なる形状に仕上げる方法が採られている。また近年では、最終成形品の試作前に最終形状をもとに有限要素法によるスプリングバック等のプレス成形解析を行って金型を製作し、試作における金型修正の回数を減らしている。
しかし、試行錯誤に基づく金型設計では、十分に反り及び捻れを低減する金型形状を考案し、成形条件を確立するまでの時間が長期化する問題があった。また、試行錯誤で金型設計を行うことから金型修正費用が嵩み、最終成形品の低コスト化が阻害される問題があった。
最終成形品の形状精度向上対策として、最終成形品にビードを付与することにより、最終成形品の反り及び捻れを抑制する技術(特許文献1)が開示されている。また、ダイスとブランクホルダーの保持面間で、ブランクを局部押圧してブランクにビードを成形することにより、縦壁部の張力を増加させて最終成形品の形状精度を確保する技術(特許文献2)が開示されている。
特許文献1及び特許文献2に開示された技術は、最終成形品にビードを付与して製品形状を改良することにより、スプリングバックを抑制するものである。したがって、適用できる最終成形品の形状が限定され、汎用的でない問題があった。
特許文献3には、天板部、縦壁部及びフランジ部を備えるハット型断面形状を有するプレス成形品の形状精度を向上させるプレス成形方法が開示されている。特許文献3に記載されたプレス成形方法は、金属板を、縦壁部とフランジ部との間にテーパー部を有する中間成形品にプレス成形し、その中間製品のテーパー部とフランジ部を再度プレス成形して最終成形品を得るものである。
しかし、特許文献3に開示されたプレス成形方法は、最終成形品における、縦壁部とフランジ部の角度の精度を高め、フランジ部の平坦度を改善するものであって、最終成形品全体の反りや捩れを抑制するものではない。
特許文献4には、天板部及び縦壁部を備え、湾曲部を有する最終成形品の形状精度を向上させるプレス成形方法が開示されている。特許文献4に記載されたプレス成形方法は、金属板を、天板部と縦壁部の曲げ角度が最終成形品よりも多い曲げ量となる中間製品に曲げ加工した後、最終成形品の曲げ角度まで戻す曲げ加工をするものである。
しかし、特許文献4のプレス成形方法では、金属板が軟鋼板等、引張強度が高くない金属板の場合には、最終成形品の反りや捻れを抑制できるものの、高強度鋼板等、引張強度の高い金属板の場合には、最終成形品の反りや捻れを抑制することはできなかった。また、最終成形品がフランジ部を備え、断面形状がハット型である場合には、湾曲部の内側のフランジ部に引張の応力が残留しやすいため、最終成形品の反り及び捻れがさらに大きくなる問題があった。
特開2004-25273号公報 特開平11-290951号公報 特開2006−289480号公報 特開2004−195535号公報
本発明は、高強度鋼板をプレス成形するとき、湾曲部の内側に残留する引張応力に起因して発生する最終成形品の反り及び捻れを、最終成形品にビードを設置すること等をせずに低減することができるプレス成形方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、高強度鋼板から、天板部、縦壁部及びフランジ部を備え、長手方向に、最小曲率半径が50〜2000mmの湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品をプレス成形するに際し、最終成形品の反り及び捻れを小さくするためには、次のことが必要であることを知見した。
本発明は、プレス成形の工程を、
1)縦壁部とフランジ部との交差部と湾曲部の曲率中心とを結ぶ水平線を含み高強度鋼板と垂直な平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまでフランジ部を交差部で折り曲げ加工する第1成形工程と、
2)前記平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまで、前記第1成形工程後のフランジ部を交差部で追加折り曲げ加工する第2成形工程と、
に分ける。
このとき、α1−α2で表される追加曲げ角βが所定の範囲であるときに、最終成形品の反り及び捻れが低減されることを、本発明者らは知見した。また、本発明者らは、スプリングバックが発生しやすい、引張強さが440〜4600MPaの高強度鋼板を用いる場合であっても、追加折り曲げ角βを所定の範囲にすることにより、引張強さが440MPa未満の鋼板を用いる場合と同程度の反り量及び捻れ量にできることを知見した。
本発明は、上記知見に基づきなされたもので、その要旨は以下のとおりである。
(1)天板部、縦壁部、及びフランジ部を備え、長手方向に湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品をプレス成形する方法であって、
引張強さが440〜1600MPaの高強度鋼板を用い、天板部、縦壁部、湾曲部、及びフランジ部を形成する際に、縦壁部とフランジ部との交差部と湾曲部の曲率中心とを結ぶ水平線を含み前記高強度鋼板と垂直な平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまでフランジ部を交差部で折り曲げ加工する第1成形工程と、
前記平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまで、前記第1成形工程後のフランジ部を交差部で追加折り曲げ加工する第2成形工程とを有し、
前記平面内で、湾曲部の曲率半径をR(mm)とし、フランジ部の長さをb(mm)とし、歪の許容値を表す数値をεcrとし、前記高強度鋼板のヤング率及び引張強さをE(MPa)及びσT(MPa)とし、
α及びαは、前記水平線を起点として、フランジ部が天板部から離れる方向に回転する方向を正とし、
α>0、α≧0、α>0、Rを50〜2000mm、及びεcrを0〜0.023としたとき、
α−αである追加折り曲げ角βを、
Figure 0005382281
の範囲とし、
Figure 0005382281
の範囲とすることを特徴とするプレス成形方法。
(2)前記湾曲部が、円弧又は連続的に曲率が変化する曲線であることを特徴とする上記(1)に記載のプレス成形方法。
(3)前記第1成形工程及び前記第2成形工程の少なくともいずれかで、対向する金型の一方をパッドと部分成形金型に分割し、パッドと前記対向する金型の他方で鋼板を押さえ込み、部分成形金型と前記対向する金型の他方で鋼板を塑性変形させることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のプレス成形方法。
本発明によれば、高強度鋼板を使用した場合であっても、最終成形品にビードを設置すること等をせずに、天板部、縦壁部及びフランジ部を備え、長手方向に、曲率半径が50〜2000mmの湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品の反り及び捻れを抑制することができる。
図1は、湾曲部を1つ有する最終成形品の一例を示す図である。 図2は、高強度鋼板に、引張及び圧縮荷重を付加したときの高強度鋼板に負荷される応力変化を示す。 図3は、湾曲部を2つ有する最終成形品を示す図である。 図4は、第1成形工程で使用する金型における、湾曲部を成形する部分の、断面構造の概略を示す模式図である。 図5は、幅Wが15〜30mmである最終成形品を成形するとき、第1成形工程で使用する金型における、湾曲部を成形する部分の断面構造の概略を示す模式図である。 図6は、幅Wが15〜30mmである最終成形品を成形するとき、第2成形工程で使用する金型における、湾曲部を成形する部分の断面構造の概略を示す模式図である。 図7は、湾曲部の曲率半径が700〜1200mmの範囲で連続的に変化する部位と直線部と有する、長手上面視方向に緩やかに湾曲した最終成形品の形状を示す図である。 図8は、曲率半径が1000mmと700mmの湾曲部と直線部とを有し、さらに、曲率半径が1200〜2000mmの範囲で連続的に変化する形状を組み合せた、長手上面視方向に緩やかに湾曲した最終成形品を示す図である。 図9は、曲率半径が1000mmと700mmの湾曲部と、直線部とを有し、さらに、曲率半径が1200〜2000mmの範囲で連続的に変化する形状の組み合わせた、長手上面視方向に緩やかに湾曲した最終成形品を示す図である。なお、追加曲げを行う範囲は、内側フランジの一部である。 図10は、曲率半径が1000mmの湾曲部と直線部とを有し、側面視方向に曲率半径が3000mmの湾曲部と直線部と有する、長手上面視方向に緩やかに湾曲した最終成形品を示す図である。 図11は、湾曲部を1つ有する最終成形品の一例を示す図である。 図12は、湾曲部10の曲率半径R(mm)と最終成形品に加わるεとが最終成形品の反り、捻れ、及びしわに与える影響を示す図である。 図13は、α及びαの正負の方向を説明する図である。 図14は、α+βが90°を超えたときの図1(a)中のI−I線における最終成形品の断面を示す。
図1は、天板部、縦壁部及びフランジ部を備え、長手方向に、曲率半径が50〜2000mmの湾曲部を1つ有する最終成形品の一例を示す図である。図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)に示すI−I線に沿う断面図である。図(a)中、符号1は最終成形品を示す。
最終成形品1は、天板部2、縦壁部3a、3b、フランジ部4a、4bを備える。縦壁部3a及びフランジ部4aは湾曲部10の内側であり、縦壁部3b及びフランジ部4bは湾曲部10の外側である。縦壁部3aとフランジ部4aは交差部5aで交差する。縦壁部3bとフランジ部4bは交差部5bで交差する。
図1(b)は、図1(a)中のI−I線における断面形状を示す。実線で記載された断面は、第2成形工程後、即ち、最終成形品1の断面である。第2成形工程後のフランジ部4aの位置をL3とする。また、破線で記載された断面は、第1成形工程後のフランジ部4aの断面である。第1成形工程後のフランジ4aの位置をL2とする。
縦壁部3aとフランジ部4aとの交差部5a上の湾曲部の1つの位置rについて、その湾曲部の位置rに対する曲率中心O、その曲率中心Oと位置rを結ぶ線分L1を図1(b)のように定義する。
曲率中心Oに対し、湾曲部の位置rの曲率中心軸Lo周りの微小範囲Δθを考える。線分L1を通り、微小範囲Δθを含む微小平面S1を定義する。微小平面S1は線分L1と曲率中心軸Loに垂直な軸Lo’を含む水平面の一部を構成する。なお、この水平面は、基準面として便宜的に水平としたものである。これからの説明は、図1(a)中のI−I線における断面、即ち、図1(b)で示した断面で説明する。図1(b)で示した断面は、縦壁部3aとフランジ部4aとの交差部5aと湾曲部10の曲率中心Oとを結ぶ水平線Hを含み素材となる鋼板と垂直な平面である。
最終成形品1は次のようにして成形される。先ず、素材となる鋼板につき、水平線Hに対するフランジ部4aの角度がαになるまでフランジ部4aを交差部5aで折り曲げ加工する。この折り曲げ加工を第1成形工程とする。次に、水平線Hに対するフランジ部の角度がαになるまで、第1成形工程後のフランジ部4aは、交差部5aで追加折り曲げ加工される。この追加折り曲げ加工を第2成形工程とする。即ち、第1成形工程で、素材となる鋼板を中間製品に成形し、第2成形工程で、その中間製品のフランジ部4aを、さらに、追加折り曲げ加工して最終成形品1を得る。
第1成形工程終了時、湾曲部10の内側の縦壁部3a及びフランジ部4aには、引張応力が残留する。この引張残留応力は、スプリングバックの原因となる。そこで、第1成形工程に続いて、追加折り曲げ加工すること(第2成形工程)により、縦壁部3aとフランジ部4aの交差部5aを圧縮塑性変形する。その結果、第1成形工程終了時の引張残留応力は低減され、最終成形品1の反り及び捻れを抑制することができる。
図1(b)で示した断面において、湾曲部10の曲率半径R(mm)は、その断面での縦壁部3aとフランジ部4aとの交差部5aで定義される。ここで、第1成形工程終了時におけるフランジ部4a先端の曲率半径をR(mm)とする。第2成形終了時、即ち、最終成形品のフランジ部4a先端の曲率半径をR(mm)とする。また、フランジ部4aの長さをb(mm)とする。この場合、
=R−bcosα
=R−bcosα
となる。なお、R、R、Rは、微小範囲Δθにおける曲率半径とする。したがって、湾曲部10は、連続的に曲率が変化する自由曲面とすることが可能である。
このとき、フランジ4aの先端部に付与される歪εは、次のように表される。
ε=(R−R)/R
=b(cosα−cosα)/(R−bcosα
上記εから、第1成形工程で成形される、縦壁部3aとフランジ部4aとがなす角αは、
α=cos−1{(bcosα−ε)/b(1−ε)}
となる。
したがって、αからαにする追加折り曲げ角βは、
β=α−α
=cos−1{(bcosα−ε)/(b(1−ε)}−α
・・・(A)
となる。
ここで、フランジ4aの先端部に付与される歪εは、引張強さが440MPa未満の鋼鈑(例えば、軟鋼板等)であれば、ε=σ/E(ただし、σは鋼板の引張強さ(MPa)、Eは鋼板のヤング率(MPa))である。
しかし、プレス成形の素材として用いられる鋼板の引張強さが440〜1600MPaのである場合、即ち、高強度鋼鈑(高張力鋼鈑)である場合には、εがσ/Eよりも小さくなる現象がある。
この現象について説明する。図2は、引張強さが440〜1600MPaの高強度鋼板に、破断直前まで引張荷重を付加し、その後、圧縮荷重を付加したときの、高強度鋼板に負荷される応力変化を示す。
引張強さが440〜1600MPaの高強度鋼板は、バウジンガー効果により、応力反転時に、高強度鋼板が再降伏するのに必要な応力Δσが、通常の降伏応力より減少する早期降伏現象が生じる。よって、ε1も減少する。
ここで、εは、スプリングバックの原因となる、湾曲部10の内側に残留する引張応力を低減するために加える圧縮歪である。圧縮歪の下限は、ε=0.5σ/Eで与えられる。一方、圧縮歪の上限は、ε=0.5σ/E+εcrで与えられる。ここで、εcrは、最終成形品1のフランジ部4aにしわが発生しない歪の許容値である。εcrの範囲は実験により求められ、0〜0.023である。即ち、最終成形品1において、フランジ部4aにしわがないのは、εが0.5σ/E〜(0.5σ/E)+εcrの範囲であるときである。第1成形工程で中間製品を得る場合も同様である。
εの範囲を、上記(A)式に基づいて、追加曲げ角βの範囲に変換すると、
Figure 0005382281
となる。
図12は、上記の不等式に基づいて作成した、湾曲部10の曲率半径R(mm)と圧縮歪εとが最終成形品の反り、捻れ、及びしわに与える影響を示す図である。図12中、Curves1は、素材として使用する鋼板の引張強さσTが、390、490、590、710、980、及び1200MPaであるときそれぞれの、
Figure 0005382281
を示す曲線である。
図12において、εの範囲とCurve1の上下で、領域A〜領域Dに区分けができる。領域A及びBは、εcrが0〜0.023の範囲となる領域、即ち、εが0.5σ/Eに歪の許容値εcrを加味した値である領域である。つまり、領域AとBにおけるεの上限の値は、材料のσにより変化する。図12には、代表して、σ=390MPaと1200MPaの値においてεcr=0.023とした時のεの値を2本の線で示す。σが390〜1200MPaにある鋼材のεの値はほぼ、この2本の線の間にあると考えてよい。したがって、領域A及び領域Bにおいては、中間製品及び最終成形品はしわを発生させることなく成形される。一方、領域C及び領域Dは、εが0.023超であるため、成形しても中間製品及び最終成形品にしわが発生する。
ここで、しわを発生させることなく、反り及び捻れの小さい最終成形品を得るには、εがεcrである領域A及び領域Bで、α−αで定義される追加折り曲げ角βを所定の範囲にすることが必要である。以下、追加折り曲げ角βの範囲について、領域Aと領域Bの場合に分けて説明する。なお、α及びαは、図13(a)に示すように、水平線Hの位置を起点として、フランジ部4aが天板部2から離れる方向に回転する方向を正とする。逆に、水平線Hの位置を起点として、フランジ部4aが天板部2に近づく方向に回転する方向を正とする。
図12の領域Aにおいては、α>0、α≧0、α>0、及びRを50〜2000mmにしたとき、α−αである追加折り曲げ角βを、
Figure 0005382281
の範囲とすることが必要である。
ここで、図12に示すように、Roが大きく、または、εが大きくなると、
Figure 0005382281
の値が負の値になることが生じる。この値からアークコサインを計算した値は上述するようにαであるので、この値が負になるということは、αの値が90°を超えることになる。α1の値は90°を超えると、図14に示すように、フランジ部4aが縦壁部3aとなす角度が180°以下になることになり、図4のような金型を考えると金型が抜けないことになり、成形品が製造できない。したがって、領域Aは、
Figure 0005382281
が正であることが必要条件になる。この条件内で、α1からα2を引いた値であるβの値を求めることができる。βの上限の値は皺の生じない上限であるεcrの値を0.023として求めることが出来る。また、理論的には、εcrはゼロでもよく、この場合には、εの値を0.5σ/Eとする。よって、βの範囲としては、εがσ/Eから、0.5σ/E+εcrとした範囲で計算される値の範囲で変化する。
本発明の加工方法は、はじめに小さく折り曲げ加工した後に、更に同じ方向に折り曲げる成形方法であるため、α≦0となることはない。また、最初から大きく曲げることは皺の発生が起こりやすいので好ましくない。また、α<0であることは、フランジ部の変形でフランジ部に皺が発生しやすくなり好ましくない。そして、α≦0であると、本発明は、はじめに小さく折り曲げ加工した後に、更に同じ方向に折り曲げる成形方法であるため、α≦0となることはない。またα≦0となることは逆方向に加工することになり、第1成形加工時に皺が発生しやすく好ましくない。したがって、α>0、α≧0、α>0とする。
また、Rが50mm未満であると、第1成形工程終了時に、湾曲部10の内側の縦壁部3a及びフランジ部4aに残留する引張応力が非常に大きくなる。したがって、βを上記不等式の範囲としても第2成形工程でその引張応力の残留を開放することができない。その結果、最終成形品1の反り及び捻れが大きくなる。一方、Rが2000mmを超えると、最終成形品1の形状が、長手方向に直線的になるから、第1成形工程終了時に、湾曲部10の内側の縦壁部3a及びフランジ部4aに残留する引張応力は小さくなる。よって、本発明を適用しなくとも、最終成形品1の反り及び捻れは小さい。更に、最終成形品が複数の曲率を持つ場合には、本発明では最小の曲率半径をRとする。
また、
Figure 0005382281
の場合には、α+βであるαが前記水平線を起点として90°を超える。図14は、α+βであるαが90°を超えたときの図1(a)中のI−I線における最終成形品の断面を示す。図14に示したように、フランジ部4aが金型の進行方向に対して逆勾配になっており、金型を用いて最終成形品1を成形できないことは明らかである。
そして、追加折り曲げ角βの範囲が、
Figure 0005382281
を満足しない場合には、しわを発生せずに中間製品及び最終成形品1を成形できるものの、最終成形品1の反り及び捻れは大きい。
次に、図12の領域Bにおいては、α>0、α≧0、α>0、及びRを50〜2000mmにしたとき、α−αである追加折り曲げ角βの範囲を、
Figure 0005382281
とすることが必要である。
α>0、α≧0、α>0、及びRを50〜2000mmとする理由は、領域Aの場合と同様である。
また、
Figure 0005382281
を満足しない場合には、上述したように、α+βであるαが前記水平線を起点として90°を超え、フランジ部4aが金型の進行方向に対して逆勾配となり、金型を用いて成形を行うことができない。したがって、追加折り曲げ角βの上限を90°−αとした。ここで、α=90°とした。
追加折り曲げ角βを、これまで説明してきた範囲とすることで、フランジ部4aにしわを発生させることなく、かつ、反り及び捻れの小さい最終成形品1を得ることができる。
本発明は、最終成形品1が、図1、3、及び7〜11に示すような形状であれば適用することができる。図1、3、及び7〜11に示すような形状の最終成形品1は、例えば、自動車用のフロントサイドメンバー、フロントピラーインナー、ルーフレールインナー等である。
湾曲部10は、交差部5a、5bで、円弧形状、楕円円弧形状、あるいは、連続的に曲率が変化する曲線形状を有するが、その曲線の曲率半径が50〜2000mmであれば曲線形状に制限はない。
また、湾曲部10は、最終成形品1に1個ではなく、複数個存在してもよい。図3は、天板部、縦壁部及びフランジ部を備え、長手方向に、曲率半径が800mmと1200mmの湾曲部を2つ有する、ハット型断面形状の最終成形品1の一例を示す図である。
図3の最終成形品1は、湾曲部10−1、10−2を有するが、これら湾曲部10−1、10−2の内側のフランジ部4−1a、4−2aそれぞれは、上記のβの範囲で追加折り曲げされる。
図3、最終成形品1においても、湾曲部10、10−1、10−2の内側にある、縦壁部3a、3−1a、3−2a、及び、フランジ部4a、4−1a、4−2aで、第1成形工程終了時に残留する引張応力は、第2成形工程で低減される。その結果、図3、最終成形品1も、反り及び捻れが低減され、かつ、フランジ部4a、4−1a、4−2aにしわが発生しない。
図1の最終成形品1において、天板部2aの幅Wに特に制限はない。しかし、幅Wが15〜30mmと狭い場合については、次に説明する方法によりプレス成形することが好ましい。なお、幅Wは、図1の最終成形品1の天板部2における、長手方向と直角の方向の幅を意味する。
図4は、図1の最終成形品1をプレス成形するために使用する金型のうち、第1成形工程で使用する金型における、湾曲部10を成形する部分の断面構造の概略を示す模式図である。図5は、幅Wが15〜30mmである図1の最終成形品1をプレス成形するために使用する金型のうち、第1成形工程で使用する金型における、湾曲部10を成形する部分の断面構造の概略を示す模式図である。図6は、幅Wが15〜30mmである図1の最終成形品1をプレス成形するために使用する金型のうち、第2成形工程で使用する金型における、湾曲部10を成形する部分の断面構造の概略を示す模式図である。
図4に示したように、第1金型50及び第2金型60は、天板部成形面52、62、内側縦壁部成形面53a、63a、外側縦壁部成形面53b、63b、内側フランジ部成形面54a、64a、外側フランジ部成形面54b、64bを有する。
第1成形工程で、鋼板90が第1金型50と第2金型60で挟まれる際、最終成形品1で天板部2となる部位92は、第2金型60の天板部成形面62から浮き上がる。そして、部位92は、鋼板90の板厚方向に大きく曲がる。このとき、最終成形品1で天板部2となる部位92には、鋼板90の板厚方向にモーメントが作用し、天板部2に、最終成形品1全体を曲げようとする応力(以下、曲げ応力)が残留する。この曲げ応力の残留は、第1成形工程終了時に残留した引張応力を第2成形工程で低減させる効果を低減させる。曲げ応力が残留することを抑制するためには、成形圧を大きくする必要がある。しかし、最終成形品1の幅Wが15〜30mmと狭い場合には、特に大きな成形圧を必要とする。
そこで、第1成形工程で使用する金型において、幅Wが15〜30mmと狭い場合には、図4の第1金型50を、図5に示したように、パッド55b、部分成形金型56aに分割する。これにより、最終成形品1で外側縦壁部3b及び外側フランジ部4bとなる部分を、パッド55bと第2金型60で挟みながら、部分成形金型56aで、内側縦壁部3a及び内側フランジ部4aを成形する。即ち、鋼板90をパッド55bと第2金型60で押さえ込み、部分成形金型56aと第2金型60で、鋼鈑90を塑性変形させて内側縦壁部3a及び内側フランジ部4aを成形する。このようにすることで、成形圧を大きくすることなく、天板部2に曲げ応力が残留することを防止できる。なお、パッド55bは、プレス機80に取り付けられた小型油圧シリンダー81で第2金型60に押し付けられる。鋼板90をパッド55bと第2金型60で挟むだけであるので、大荷重を必要としないからである。
そして、第2成形工程に使用する金型を、図6に示したように、第2金型60、パッド55a、及び部分成形金型56bとすることにより、天板部2及び内側縦壁部3aを、パッド55aと第2金型60で挟みながら、パッド55aで内側フランジ部4aを追加曲げ加工しつつ、部分成形金型56bと金型60で外側縦壁部3b及び外側フランジ部4bを成形する。即ち、第1成形工程で得られた中間成形品を、パッド55aと第2金型60で押さえ込みながら、パッド55aと金型60で内側フランジ部4aを塑性変形させて追加曲げ加工しつつ、部分成形金型56bと金型60で鋼鈑90を塑性変形させて外側縦壁部3b及び外側フランジ部4bを成形する。これにより、天板部2に曲げ応力が残留することはない。なお、パッド55aは、プレス機80に取り付けられた小型油圧シリンダー81で押し付けられる。内側フランジ部4aの追加折り曲げには、大荷重を必要としないからである。
これまで説明したように、第1成形工程では、パッド55bと第2金型60で天板部2及び内側縦壁部3aを挟みながら、部分成形金型56aで天板部2と内側縦壁部3a及び内側フランジ部4aを成形する。そして、第2成形工程では、パッド55aで第1成形工程後の内側フランジ部4aを追加曲げ加工をしつつ、部分成形金型56bで外側縦壁部3b及び外側フランジ部4bを成形する。
このように成形することにより、内側フランジ部4aを追加曲げすることにより得られる、最終成形品1の反り及び捻れを低減する効果を一層高めることができる。特に、Wが15〜30mmのとき有効である。
次に、本発明を実施例でさらに説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
(実施例1)
種々の板厚、引張強さの鋼板を用いて、本発明の方法でプレス成形し、図1、図3、及び図11a〜図11iに示した最終成形品1を製作した。
製作された最終成形品1全てに関し、反り及び捻れを次のように評価した。最終成形品1それぞれについて、図1及び図3に示した4点P0、Q0、S0、T0の位置を実測し、それらの座標を点P、Q、S、Tとした。そして、P0=P、Q0=Q、S0=Sと3点を固定したときの、線分T0Tを反り及び捻れ量とした。即ち、全く反り及び捻れがないときは、P0=P、Q0=Q、S0=S、及びT0=Tとなるから、線分T0Tで表される反り及び捻れ量は0となる。なお、図11a〜図11iにおける4点P0、Q0、S0、T0は図1及び図3に準拠する。
評価結果を表1に示す。表1には、最終成形品1が図1、図3、及び図11a〜図11iのどれに相当するか、幅Wの値、使用した鋼板の板厚、引張強さ、及び、追加折り曲げ角β、パッド55a、55bの使用有無なども併記してある。
Figure 0005382281
Figure 0005382281
Figure 0005382281
Figure 0005382281
Figure 0005382281
Figure 0005382281
表1から明らかなように、追加曲げ角βを本発明の範囲とすることにより、440〜1600MPaの高強度鋼板を図1、図3、及び図11a〜11bで示した最終成形品1に成形した場合においても、引張強さが390MPaである軟鋼板を成形した場合と同等の反り及び捻れ量であり、内側フランジ部4a、4−1a、4−1bにしわも発生しないことを確認した。なお、反り及び捻れ量に与える影響因子としては追加折り曲げ角βの影響が大きい。本発明のβの範囲では反り及び捻れ量を17mm以下に抑えることができることを確認した。また、本発明のように2段階で成形せず、1回の成形で最終成形品1を得た従来例よりも、発明例の方が大幅に反り及び捻れ量が低減できていることを確認した。
特に、Wが15〜30mmの場合においては、パッド55a、55bの使用が特に有効であることを併せて確認した。
一方、追加折り曲げ角βが本発明の下限外であるときは、440MPaである軟鋼板を成形した場合よりも、大きい反り及び捻れ量となることを確認した。
また、追加折り曲げ角βが本発明の上限外であるときは、反り及び捻れ量は440MPaである軟鋼板を成形した場合と同等であるものの、内側フランジ部4a、4−1a、4−1bにしわが発生することを確認した。
(実施例2)
自動車車体の骨格部品であるルーフレールアウターリンフォースを図7に示す。この部品は、図7に示したように、長手方向に緩やかに湾曲した形状(最小半径700mm〜最大半径1200mmで連続的に曲率が変化した形状)を有する。
この長手方向に湾曲したルーフレールアウターリンフォースをプレス成形すると、縦壁部3aを成形する際に、天板面2上で発生する板厚方向のモーメントと、内側フランジ部4aを成形する際に発生する引張応力とにより、反り及び捻れが生ずる。
そこで、板厚1.0mm、引張強度980MPaの高強度鋼板を用いて、前述した第1成形工程と第2成形工程を実施した。実験水準2−1は、本発明のように2段階で成形せず、1回の成形で最終成形品1を得た従来例である。実験水準2−2は、本発明の第1成形工程と第2成形工程を施した発明例である。先端部のスプリングバックの測定結果(反り及び捻れ量)を表2に示す。なお、反り及び捻れ量は、実施例1に準拠する方法で評価した。
Figure 0005382281
実験水準3−1の従来例は、反り及び捻れが大きく発生していた。これに対し、実験水準2−2の発明例は、第1成形工程と第2成形工程を施すことで、反り及び捻れが抑制されることを確認できた。
(実施例3)
実際の部品では、前述の図8に示すように、切り欠きが存在する。また、溶接やボルト等を用いた組み付け時に用いる接合座面や、ビード形状等が存在する。長手方向に湾曲した部位において、組み付け時に、相手部品との干渉を避けるためである。あるいは、強度上等のためである。
長手方向に湾曲した部品をプレス成形すると、縦壁部3aを成形する際に、天板面2上で発生する鋼板の板厚方向のモーメントと、内側フランジ部4aを成形する際に発生する引張応力とにより、反り及び捻れが生ずる。
そこで、板厚1.0mm、引張強度980MPaの高強度鋼板に、前述した第1成形工程と第2成形工程を施した。実験水準3−1は、本発明のように2段階で成形せず、1回の成形で最終成形品1を得た従来例である。実験水準3−2は、図8の破線で示す範囲の内側フランジ部に、本発明の第1成形工程と第2成形工程を施した発明例である。最終成形品1の反り及び捻れ量を測定した結果を表3に示す。なお、反り及び捻れ量は、実施例1に準拠する方法で評価した。
Figure 0005382281
実験水準3−1の従来例は、反り及び捻れが大きく発生していた。これに対し、実験水準3−2の発明例は、第1成形工程と第2成形工程を施すことで、反り及び捻れが抑制されることが確認できた。
(実施例4)
内側フランジで追加曲げを施す範囲は一部分でもよい。そこで、実験水準4−2の発明例は、図9のように破線で示す範囲の内側フランジ部に、本発明の第1成形工程と第2成形工程を施した。最終成形品1の反り及び捻れ量を測定した結果を表4に示す。なお、反り及び捻れ量は、実施例1に準拠する方法で評価した。また、実験水準4−1として、本発明のように2段階で成形せず、1回の成形で最終成形品1を得た従来例を準備し、併せて評価した。
Figure 0005382281
実験水準4−2の発明例は、第1成形工程と第2成形工程を施すことで、反り及び捻れが抑制されることが確認できた。これに対し、実験水準4−1の従来例は、反り及び捻れが大きく発生していた。
(実施例5)
自動車車体の骨格部品であるルーフレールアウターリンフォースの一部を図10に示す。この長手方向に湾曲したルーフレールアウターリンフォースをプレス成形すると、縦壁部を成形する際に、天板面上で発生する鋼板の板厚のモーメントと、内側フランジ部を成形する際に発生する引張応力とにより、反り及び捻れが生ずる。
そこで、板厚1.0mm、引張強度980MPa級の高強度鋼板に、前述した第1成形工程と第2成形工程を施した。実験水準6は、本発明のように2段階で成形せず、1回の成形で最終成形品1を得た従来例である。実験水準7は、本発明の第1成形工程と第2成形工程を施した発明例である。反り及び捻れ量の測定結果を表5に示す。なお、反り及び捻れ量は、実施例1に準拠する方法で評価した。
Figure 0005382281
実験水準6の従来例は、反り及び捻れが大きい。これに対し、実験水準7の発明例は、第1成形工程と第2成形工程を施すことで反り及び捻れが抑制されることが確認できた。
上述したように、本発明によれば、天板部、縦壁部及びフランジ部を備え、長手方向に、最小曲率半径が50〜2000mmの湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品1の反り及び捻れを抑制できる。したがって、最終成形品の寸法精度不良を低減することができる。よって、本発明は、産業上の利用価値の高いものである。
1 最終成形品
2 天板部
3a、3−1a、3−2a 内側縦壁部
3b、3−1b、3−2b 外側縦壁部
4a、4−1a、4−2a 内側フランジ部
4b、4−1b、4−2b 外側フランジ部
5a、5−1a、5−2a 内側交差部
5b、5−1b、5−2b 外側交差部
10、10−1、10−2 湾曲部
10a、10−1a、10−2a 内側湾曲部
10b、10−1b、10−2b 外側湾曲部
30 主部
31 分岐部
50 第1金型
60 第2金型
52、62 天板部成形面
53a、63a 内側縦壁部成形面
53b、63b 外側縦壁部成形面
54a、64a 内側フランジ部成形面
54b、64b 外側フランジ部成形面
55a、55b パッド
56a、56b 部分成形金型
80 プレス機
81 小型油圧シリンダー
90 素材となる鋼板
92 最終成形品で天板部となる部位
H 水平線
0、Q0、S0、T0 最終成形品の位置測定点

Claims (3)

  1. 天板部、縦壁部、及びフランジ部を備え、長手方向に湾曲部を少なくとも1つ有する最終成形品をプレス成形する方法であって、
    引張強さが440〜1600MPaの高強度鋼板を用い、天板部、縦壁部、湾曲部、及びフランジ部を形成する際に、縦壁部とフランジ部との交差部と湾曲部の曲率中心とを結ぶ水平線を含み前記高強度鋼板と垂直な平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまでフランジ部を交差部で折り曲げ加工する第1成形工程と、
    前記平面内で、前記水平線に対するフランジ部の角度がαになるまで、前記第1成形工程後のフランジ部を交差部で追加折り曲げ加工する第2成形工程とを有し、
    前記平面内で、湾曲部の曲率半径をR(mm)とし、フランジ部の長さをb(mm)とし、歪の許容値を表す数値をεcrとし、前記高強度鋼板のヤング率及び引張強さをE(MPa)及びσT(MPa)とし、
    α及びαは、前記水平線を起点として、フランジ部が天板部から離れる方向に回転する方向を正とし、
    α>0、α≧0、α>0、Rを50〜2000mm、及びεcrを0〜0.023としたとき、
    α−αである追加折り曲げ角βを、
    Figure 0005382281
    の範囲とし、
    Figure 0005382281
    の範囲とすることを特徴とするプレス成形方法。
  2. 前記湾曲部が、円弧又は連続的に曲率が変化する曲線であることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
  3. 前記第1成形工程及び前記第2成形工程の少なくともいずれかで、対向する金型の一方をパッドと部分成形金型に分割し、パッドと前記対向する金型の他方で鋼板を押さえ込み、部分成形金型と前記対向する金型の他方で鋼板を塑性変形させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプレス成形方法。
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