JP6696611B1 - プレス成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】平面視で長手方向に沿って湾曲した断面ハット形状のプレス成形品のスプリングバックによるフランジ部の角度変化を抑制するプレス成形方法を提供する。【解決手段】本発明に係るプレス成形方法は、平面視で長手方向に沿って湾曲する断面ハット形状のプレス成形品1を目標形状にプレス成形するものであって、目標形状と同形状の天板部13及びフランジ部17と、目標形状と比較して外側に凸の山形状の縦壁部15と、を有する中間成形品11をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品11を目標形状のプレス成形品1にプレス成形する第2成形工程と、を備え、第1成形工程における縦壁部15は、天板側面部15aとフランジ側面部15bと屈曲部15cとを有し、天板側面部15aと水平面とがなす角度が、長手方向の中央から端部に向かって小さくなるように設定されていることを特徴とするものである。【選択図】 図1

Description

本発明は、プレス成形方法に関し、特に、天板部、縦壁部及びフランジ部を有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品のプレス成形方法に関する。
自動車部品においては、主に鋼板を断面ハット形状にプレス成形したプレス成形品のフランジ部同士を接合して閉断面としたものが適用される場合が多い。このように、断面ハット形状のプレス成形品を他の部品とスポット溶接等により接合するには、他の部品の接合面(フランジ部など)に対する当該プレス成形品のフランジ部の角度を合わせる必要がある。そのため、断面ハット形状のプレス成形品においてはフランジ部の角度の精度を高めてプレス成形することが重要である。しかしながら、高強度鋼板を用いてプレス成形した場合、強度が向上するほどプレス成形後のスプリングバックによりフランジ部の角度が変化してしまい、他の部品の接合面と精度良く接合することができない課題があった。
これまでに、断面ハット形状のプレス成形品についてフランジ部の角度の精度を向上させる技術がいくつか開示されている。
特許文献1には、天面と側壁とフランジを備えて長手方向に沿って湾曲するハット型断面形状の最終成形品のプレス成形において、第1工程で側壁の下端から広がるテーパ部と、そのテーパ部の下端から拡がるフランジ部とを備えた中間成形品を成形し、第2工程で該中間成形品のテーパ部およびフランジを平坦なフランジに再成形する技術が開示されており、フランジのスプリングバックを抑制してフランジと側壁の角度及びフランジの平坦度を向上することができるとされている。
また、特許文献2には、天板部と縦壁部とフランジ部とを有する断面ハット形状のプレス成形部品を目標形状に成形するにあたり、第1成形工程においては目標形状と比較して外側に凸の山形状の屈曲部が形成された縦壁部を有する仮成形部品を成形し、第2成形工程においては該仮成形部品を目標形状のプレス成形部品に成形する技術が開示されており、他の部品と接合されるフランジ部の角度変化を抑制することができるとされている。
特開2006−289480号公報 特開2017−196646号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術によれば、縦壁とフランジの角度変化を抑制することはできるが、プレス成形後の縦壁の壁反りによりフランジ部の角度の精度が低下する場合があった。
また、特許文献2に開示されている技術は、長手方向に真っ直ぐなプレス成形品を成形対象とするものであり、長手方向に沿って湾曲する断面ハット形状のプレス成形品を成形対象とする場合、該プレス成形品の長手方向の中央と端部側の双方においてフランジ部の角度変化を抑制することができるとは限らないという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、平面視で長手方向に沿って湾曲する断面ハット形状のプレス成形品のプレス成形に際し、長手方向の中央と端部側の双方においてフランジ部の角度の精度を向上したプレス成形方法を提供することを目的とする。
(1)本発明に係るプレス成形方法は、天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品をプレス成形するものであって、前記プレス成形品の目標形状と同形状の天板部及びフランジ部と、前記プレス成形品の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、該中間成形品を前記目標形状にプレス成形する第2成形工程と、を備え、前記第1成形工程における縦壁部は、前記天板部と接続する天板側面部と、前記フランジ部と接続するフランジ側面部と、該天板側面部と該フランジ側面部との間の屈曲部とを有し、前記天板側面部と水平面とがなす鋭角側の角度が長手方向の中央から端部に向かって小さくなるように設定されている、ことを特徴とするものである。
(2)本発明に係るプレス成形方法は、天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品を目標形状にプレス成形するものであって、前記プレス成形品の目標形状と同形状の天板部及びフランジ部と、前記プレス成形品の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、該中間成形品を前記目標形状にプレス成形する第2成形工程と、を備え、前記第1成形工程における縦壁部は、前記天板部と接続する天板側面部と、前記フランジ部と接続するフランジ側面部と、該天板側面部と該フランジ側面部との間の屈曲部とを有し、前記プレス成形方向における前記天板部から前記屈曲部までの高さが長手方向の中央から端部に向かって大きくなるように設定されている、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品をプレス成形するものであって、前記プレス成形品の目標形状と同形状の天板部及びフランジ部と、前記プレス成形品の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、該中間成形品を前記目標形状にプレス成形する第2成形工程と、を備え、前記第1成形工程における縦壁部は、前記天板部と接続する天板側面部と、前記フランジ部と接続するフランジ側面部と、該天板側面部と該フランジ側面部との間の屈曲部とを有し、前記天板側面部と水平面とがなす鋭角側の角度が長手方向の中央から端部に向かって小さくなるように設定されていることにより、又は、前記プレス成形方向における前記天板部から前記屈曲部までの高さが前記中間成形品の長手方向の中央から端部に向かって大きくなるように設定されていることにより、前記平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品のスプリングバックによる縦壁部の壁反りを抑制して、長手方向の全長にわたって前記壁反りによるフランジ部の角度変化を小さくすることができ、該フランジ部の角度を精度良くプレス成形することができる。
本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法においてプレス成形される中間成形品と、目標形状であるプレス成形品を説明する図である((a)中間成形品の斜視図、(b)中間成形品の断面図、(c)プレス成形品の斜視図)。 本発明で成形対象とするプレス成形品のスプリングバックによるフランジ部の角度変化を説明する図である。 本発明に係るプレス成形方法においてプレス成形される中間成形品の形状を規定するパラメータを説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法において中間成形品をプレス成形する第1成形工程で用いる金型の一例を示す図である((a)斜視図、(b)パンチ側から見たダイの平面図)。 本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法において、中間成形品の縦壁部の角度の違いによるスプリングバックの抑制効果を説明する断面図である((a)長手方向の中央、(b)長手方向の端部)。 本発明の実施の形態2に係るプレス成形方法における中間成形品を説明する断面図である((a)長手方向の中央、(b)長手方向の端部)。 本発明の実施の形態2に係るプレス成形方法において、中間成形品の屈曲部の高さの違いによるスプリングバックの抑制効果を説明する図である((a)長手方向の中央、(b)長手方向の端部、(b’)長手方向の端部におけるスプリングバックによる壁反り)。 本実施例において、スプリングバック後のプレス成形品の断面形状の結果を示す図である(その1)。 本実施例において、スプリングバック後のプレス成形品の断面形状の結果を示す図である(その2)。 本実施例において、スプリングバック後のプレス成形品の断面形状の結果を示す図である(その3)。 本実施例において、スプリングバック後のプレス成形品の断面形状の結果を示す図である(その4)。
本発明の実施の形態に係るプレス成形方法を説明するに先立ち、本発明で成形対象とするプレス成形品について説明する。
<プレス成形品>
本発明で成形対象とするプレス成形品1は、図2に一例として示すように、天板部3と、天板部3から連続する縦壁部5と、縦壁部5から連続するフランジ部7とを有してなる断面ハット形状の平面視で長手方向に沿って湾曲するものである。
このような断面ハット形状のプレス成形品1は、プレス成形後に金型から離型すると、図2に示すように縦壁部5に壁反りのスプリングバックが生じることにより、他の部品の接合面(フランジ部など)に対するフランジ部7の角度が変化してしまい(角度変化:θ)、他の部品と接合できない場合がある。
そのため、プレス成形品1においては、フランジ部7の角度の精度を向上するために、スプリングバックによる縦壁部5の壁反りを抑制したプレス成形が要求される。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法は、一例として図1(c)に示すようなプレス成形品1をプレス成形するものであって、一例として図1(a)及び図1(b)に示すような中間成形品11をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品11を目標形状のプレス成形品1にプレス成形する第2成形工程と、を有するものである。
<第1成形工程>
第1成形工程は、図1(a)及び図1(b)に示すような、プレス成形品1の目標形状と同形状の天板部13及びフランジ部17と、プレス成形品1の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部15と、を有する中間成形品11をプレス成形する工程である。
縦壁部15は、天板部13と接続する天板側面部15aと、フランジ部17と接続するフランジ側面部15bと、天板側面部15aとフランジ側面部15bとの間の屈曲部15cとを有する。ここで、縦壁部15の形状は、図3に示すように、プレス成形方向の断面における天板部13から屈曲部15cまでの高さh、天板側面部15aと水平面とのなす鋭角側の角度φ、フランジ側面部15bと水平面とのなす角度γ、により規定する。
そして、本実施の形態1では、中間成形品11は、図1(b)に示すように、天板側面部15aと水平面とがなす鋭角側の角度φが、長手方向の中央(角度φc)から端部(角度φs)に向かって小さくなるように設定する。
中間成形品11は、例えば図4に示すような、ダイ111とパンチ121を有する金型101を用いてプレス成形することができる。ここで、ダイ111及びパンチ121は、天板成形部113及び123と、縦壁成形部115及び125と、フランジ成形部117及び127と、をそれぞれ有する。
天板成形部113及び123並びにフランジ成形部117及び127は、プレス成形品1の目標形状と同形状の天板部3及びフランジ部7を成形するものである。
これに対し、縦壁成形部115及び125は、プレス成形品1の目標形状と比較して、プレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部15を成形するものである。
また、中間成形品11は、平面視において長手方向に沿った湾曲の内側と外側のそれぞれに縦壁部15が形成される。そして、縦壁部15の湾曲内側と湾曲の外側のいずれにおいても、天板側面部15aと水平面とのなす角度φが長手方向の中央から端部に向かって小さくなるように設定する。
なお、フランジ側面部15bと水平面とのなす角度γは、目標形状のプレス成形品1の縦壁部5と水平面とのなす角度と同じ角度に設定すればよい。
<第2成形工程>
第2成形工程は、第1成形工程でプレス成形された中間成形品11を目標形状のプレス成形品1にプレス成形する工程である。第2成形工程により、中間成形品11の縦壁部15は、目標形状と同形状の縦壁部5にプレス成形される。
<角度φを変化させることによりフランジ角度の精度が向上する理由>
本実施の形態1に係るプレス成形方法により、スプリングバックによるプレス成形品1のフランジ部7の角度変化(図2参照)を抑制することができる理由を以下に説明する。
前述のとおり、中間成形品11における天板側面部15aと水平面とのなす角度φは、長手方向の中央における角度φcに比べて、長手方向の端部における角度φsが小さくなるように設定されている(図1(b))。すなわち、天板側面部15aは、長手方向の中央においては水平面方向外側への広がりが小さく、長手方向の端部においては同方向外側への広がりが大きい。
ここで、第1成形工程で成形される中間成形品11の形状を規定する各パラメータは、プレス成形品1の目標形状(図1、図2参照)を基準として以下の(i)、(ii)及び(iii)の仮定を満たすものとする。
(i)中間成形品11の天板部13の幅wは、目標形状のプレス成形品1の天板部3の幅と同じである。
(ii)長手方向に直交する断面において、中間成形品11のパンチ肩R部14からダイ肩R部16に至るまでの稜線の長さL(縦壁部15の断面線長)は、目標形状のプレス成形品1のパンチ肩R部4からダイ肩R部6に至るまでの稜線の長さ(縦壁部5の断面線長)と同じである。
(iii)中間成形品11におけるフランジ側面部15bと水平面のなす角度γは、目標形状のプレス成形品1の縦壁部5と水平面のなす角度と同じである。
これら(i)〜(iii)の仮定の下で形状が規定される縦壁部15における屈曲部15cは、図2に示す従来のスプリングバックによる壁反りとは逆方向に屈曲(逆曲げ)されている。そのため、第2成形工程において縦壁部15を目標形状に成形することで、縦壁部5にはスプリングゴー成分が付与される。
そして、第1成形工程で成形される中間成形品11における天板側面部15aと水平面とのなす角度φが小さいことは、縦壁部15における天板側面部15aとフランジ側面部15bの折れ曲がりが大きくなることを意味する(図1(b)参照)。そのため、縦壁部15の角度φが小さいほど、第2成形工程において縦壁部15を目標形状に成形する過程で縦壁部5に付与されるスプリングゴー成分が大きくなり、縦壁部5の壁反りがより抑制される。これにより、フランジ部7の角度変化を小さくすることができる。
さらに、本実施の形態1に係るプレス成形方法は、前述のとおり、中間成形品11における天板側面部15aと水平面とのなす角度φを長手方向の中央における角度φcに比べて端部における角度φsが小さくなるように設定するものであるが、その理由は以下のとおりである。
中間成形品11の長手方向の中央では長手方向両側の材料による拘束(形状による剛性)が強く、同じスプリングバック駆動力(残留応力)が作用してもスプリングバック量は小さい。そのため、図5(a)に示すように、中間成形品11の長手方向の中央においては角度φcを大きくし、スプリングバック抑制効果を小さくする。
一方、中間成形品11の長手方向の端部では長手方向外側には材料がないため、拘束(形状による剛性)が弱く、同じスプリングバック駆動力(残留応力)が作用してもスプリングバック量が大きく生じる。そのため、図5(b)に示すように、中間成形品11の長手方向の端部においては中央に比べて角度φsを小さくしてスプリングバック抑制効果を高める。
このように、本実施の形態1に係るプレス成形方法においては、中間成形品11の天板側面部15aと水平面とのなす角度φを長手方向の中央から端部に向かって小さくすることで、縦壁部5の壁反りを長手方向の全長にわたって抑制し、フランジ部7の角度変化を小さくすることができる。
なお、角度φを変化させる場合、プレス成形方向における天板部13から屈曲部15cまでの高さhは長手方向の中央から端部にわたって一定(図1(b)、hc=hs)であっても、あるいは変化させてもよい。
もっとも、後述の実施の形態2で示すように、中間成形品11においては天板部13から屈曲部15cまでの高さhを長手方向の中央から端部に向かって大きくすることで、角度φと高さhとによる縦壁部5の壁反り抑制の相乗効果が得られ、フランジ部7の角度変化をさらに小さくすることができる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2に係るプレス成形方法は、一例として図1(c)に示すようなプレス成形品1をプレス成形するものであって、一例として図6に示すような断面形状を有する中間成形品21をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品21を目標形状のプレス成形品1にプレス成形する第2成形工程と、を有するものである。
<第1成形工程>
第1成形工程は、図6に示すような、プレス成形品1の目標形状と同形状の天板部23及びフランジ部27と、プレス成形品1の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部25と、を有する中間成形品21をプレス成形する工程である。
縦壁部25は、天板部23と接続する天板側面部25aと、フランジ部27と接続するフランジ側面部25bと、天板側面部25aとフランジ側面部25bとの間の屈曲部25cとを有する。ここで、縦壁部25の形状は、前述の実施の形態1における中間成形品11(図3)と同様に、プレス成形方向の断面における天板部23から屈曲部25cまでの高さh、天板側面部25aと水平面とのなす鋭角側の角度φ、フランジ側面部25bと水平面とのなす角度γ、により規定する。
そして、本実施の形態2では、中間成形品21は、図6に示すように、中間成形品21のプレス成形方向における天板部23から屈曲部25cまでの高さhが、長手方向の中央(高さhc)から端部(高さhs)に向かって大きくなるように設定する。
ここで、中間成形品21においては平面視において長手方向に沿った湾曲の内側と外側のそれぞれに縦壁部25が形成される。そして、縦壁部25の湾曲内側と湾曲の外側のいずれにおいても、天板部23から屈曲部25cまでの高さhが長手方向の中央から端部に向かって大きくなるように設定する。
なお、フランジ側面部25bと水平面とのなす角度γは、目標形状の縦壁部5と水平面とのなす角度と同じ角度に設定すればよい。
<第2成形工程>
第2成形工程は、第1成形工程でプレス成形された中間成形品21を目標形状のプレス成形品1にプレス成形する工程である。第2成形工程により、中間成形品21の縦壁部25は、目標形状と同形状の縦壁部5にプレス成形される。
<高さhを変化させることによりフランジ角度の精度が向上する理由>
本実施の形態2に係るプレス成形方法により、スプリングバックによるプレス成形品1のフランジ部7の角度変化(図2参照)を抑制することができる理由を以下に説明する。
前述のとおり、中間成形品21における屈曲部25cは、長手方向の中央での高さhcは小さく(天板部23に近く)、長手方向の端部での高さhsは大きい(天板部23から離れる)。
ここで、第1成形工程で成形される中間成形品21の形状を規定する各パラメータ(図3参照)は、プレス成形品1の目標形状を基準として以下の(i’)、(ii’)及び(iii’)の仮定を満たすものとする。
(i’)中間成形品21の天板部23の幅wは、目標形状のプレス成形品1の天板部3の幅と同じである。
(ii’)長手方向に直交する断面において、中間成形品21のパンチ肩R部24からダイ肩R部26に至るまでの稜線の長さL(縦壁部15の断面線長)は、目標形状のプレス成形品1のパンチ肩R部4からダイ肩R部6に至るまでの稜線の長さ(縦壁部5の断面線長)と同じである。
(iii’)中間成形品21におけるフランジ側面部25bと水平面のなす角度γは、プレス成形品1の縦壁部5と水平面のなす角度と同じである。
これら(i)〜(iii)の仮定の下で形状が規定される縦壁部25の屈曲部25cは、図2に示す従来のスプリングバックによる壁反りと逆方向に屈曲(逆曲げ)されている。そのため、第2成形工程において縦壁部25を目標形状に成形することで、縦壁部5にはスプリングゴー成分が付与される。
ここで、スプリングゴー成分の大小は、縦壁部15における天板側面部15aとフランジ側面部15bの折れ曲がり、すなわち、天板側面部25aと水平面とのなす角度φに依存する。そのため、天板側面部25aと水平面とのなす角度φが同じ条件で天板部23から屈曲部25cまでの高さhを変更しても、第2成形工程で縦壁部5に付与されるスプリングゴー成分の大きさは同じである。
しかし、第1成形工程で成形される中間成形品21における天板部23から屈曲部25cまでの高さhが大きいと、フランジ側面部25bの長さ(プレス成形方向における高さ)は短くなる。また、中間成形品21の天板側面部25aは壁反りがほとんどないのに対し、フランジ側面部25bでは壁反りが大きい。そのため、第2成形工程において、フランジ側面部25bの長さ(プレス成形方向における高さ)が短いと、縦壁部5の壁反りによるスプリングバックを抑制することができる。その結果、フランジ部7の角度変化を小さくすることができる。
このように、天板部3から屈曲部25cまでの高さとスプリングバックによるフランジ部7の角度変化との関係に基づいて、本実施の形態2に係るプレス成形方法は、前述のとおり、中間成形品21における天板部3から屈曲部25cまでの高さhを長手方向の中央における高さhcに比べて、長手方向の端部における高さhsが大きくなるように設定するものであるが、その理由は以下のとおりである。
中間成形品21の長手方向の中央では長手方向両側の材料による拘束(形状による剛性)が強く、同じスプリングバック駆動力(残留応力)が作用してもスプリングバック量は小さい。そのため、図7(a)に示すように、天板部23から屈曲部25cまでの高さhcを小さくしてフランジ側面部25bの高さhbcを大きくしても、フランジ側面部25bにおける壁反りによるスプリングバック量は小さいままである。
一方、中間成形品21の長手方向の端部では長手方向外側には材料がないため拘束(形状による剛性)が弱く、長手方向の中央と同程度のスプリングバック駆動力(残留応力)が作用するとスプリングバック量である壁反りが大きく生じる(図7(b’))。そのため中間成形品21の長手方向の端部においては、図7(b)に示すように、長手方向の中央に比べて天板部23から屈曲部25cまでの高さhsを大きくすることによりフランジ側面部25bの高さhbsを小さくし、フランジ側面部25bにおける壁反りによるスプリングバック量を抑える。
このように、本実施の形態2に係るプレス成形方法においては、中間成形品21の天板部23から屈曲部25cまでの高さhを長手方向の中央から端部に向かって大きくすることで、縦壁部5の壁反りを長手方向の全長にわたって抑制し、フランジ部7の角度変化を小さくすることができる。
なお、天板部23から屈曲部25cまでの高さhを変化させる場合、天板側面部25aと水平面とのなす角度φは、長手方向の中央から端部にわたって一定(図6、φc=φs)であっても、あるいは変化させてもよい。
もっとも、前述の実施の形態1で示したように、天板側面部25aと水平面とのなす角度φを長手方向の中央から端部に向かって小さくすることで、角度φと高さhとによる縦壁部5の壁反り低減の相乗効果が得られ、フランジ部7の角度変化をさらに小さくすることができる。
本発明に係るプレス成形方法の作用効果について確認するための実験を行ったので、その結果について以下に説明する。
実験では、図1(c)に示す平面視で長手方向に沿って湾曲する断面ハット形状のプレス成形品1を成形対象とし、第1成形工程において、目標形状の縦壁部5と比較して外側に凸の山形状の縦壁部を有する中間成形品をプレス成形し、続く第2成形工程において該中間成形品を目標形状のプレス成形品1にプレス成形した。そして、第2成形工程において成形下死点までプレス成形されたプレス成形品1の離型後におけるフランジ部7の角度変化を求めた。
プレス成形品1の目標形状の寸法は、湾曲の曲率半径を500mm又は1000mm、天板部3の幅を60mm、成形高さを60mm、縦壁部5と水平面とのなす角度を85度、パンチ肩R部4の曲率半径を5mm、ダイ肩R部6の曲率半径を8mmとした。
また、プレス成形品1のプレス成形に供する金属板は、板厚1.2mm、引張強度980MPa級の鋼板とした。
<実施例1、天板側面部と水平面のなす角度φの影響>
実施例1では、第1成形工程において、図1(b)に示すように、天板部13から屈曲部15cまでの高さhを一定のまま(hc=hs)、天板側面部15aと水平面とのなす角度φを長手方向の中央(φc)から端部(φs)に向かって小さくなるように設定した中間成形品11をプレス成形した。そして、続く第2成形工程において中間成形品11を目標形状のプレス成形品1にプレス成形し、目標形状のフランジ部7の接合面(水平面)を基準としてプレス成形品1のスプリングバックによるフランジ部7の角度変化を求めた。
ここで、中間成形品11において、天板側面部15aと水平面のなす角度φは、表1及び表2に示すように、長手方向に沿って湾曲する中間成形品11の湾曲内側及び湾曲外側の双方について、長手方向の中央における角度φic(湾曲内側)及び角度φoc(湾曲外側)に比べて長手方向の端部(中央より170mmの位置)における角度φis(湾曲内側)及びφos(湾曲外側)が小さくなるようにそれぞれ設定した(φis<φic、φos<φoc)。
なお、中間成形品11における天板部13から屈曲部15cまでの高さhを30mm、屈曲部15cの曲率半径Rを15mmとした。
また、中間成形品11の天板部13の幅とフランジ部17の幅は、目標形状のプレス成形品1と同じとした。さらに、中間成形品11におけるパンチ肩R部14からダイ肩R部16に至る稜線の長さ(縦壁部15の断面線長)及び水平面に対するフランジ側面部15bの角度は、それぞれ、プレス成形品1のパンチ肩R部4からダイ肩R部6に至る稜線の長さ(縦壁部5の断面線長)及び水平面に対する縦壁部5の角度と同じとした。
プレス成形品1の離型後におけるフランジ部7の角度変化は、目標形状のフランジ部7の接合面(水平面)を基準としたフランジ角度θにより評価した(図2参照)。
なお、比較対象として、1工程で目標形状のプレス成形品1をプレス成形したものを従来例とし、天板側面部15aと水平面の角度φと屈曲部15cの高さhの双方が長手方向に一定の縦壁部15を有する中間成形品11をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品11をプレス成形する第2成形工程と、の2工程で目標形状のプレス成形品1をプレス成形したものを比較例とし、それぞれについてスプリングバックによるフランジ部7の角度変化を評価した。
図8及び図9に、湾曲の曲率半径がそれぞれ500mm及び1000mmのプレス成形品1のスプリングバック後の断面形状を示す。
図8及び図9より、いずれの湾曲の曲率半径においても、従来例に比べて2工程で目標形状のプレス成形品1にプレス成形する比較例及び発明例の方が縦壁部5の壁反りが抑制されている。さらに、比較例と発明例を比較すると、発明例の方が縦壁部5の壁反りがより抑制されていることが分かる。
前掲した表1及び表2に、プレス成形品1の離型後におけるフランジ部7の角度変化の結果を示す。ここで、表1及び表2に示すフランジ部の角度変化は、湾曲内側と湾曲外側、さらに長手方向の中央と端部のそれぞれにおけるフランジ部7の角度変化を平均したものである。
表1及び表2より、1工程でプレス成形品1をプレス成形する従来例に比べて、2工程でプレス成形する比較例及び発明例の方が、フランジ部7の角度変化が低減していることがわかる。
さらに、比較例と発明例を比較すると、湾曲内側と湾曲外側の縦壁部15のそれぞれについて、天板側面部15aと水平面とのなす角度φを長手方向の中央に比べて端部の方を小さく設定した発明例の方が、フランジ部の角度変化が大幅に低下して良好な結果であった。
<実施例2、屈曲部の高さhの影響>
実施例2では、第1成形工程において、図6に示すように、天板側面部25aと水平面とのなす角度φを一定のまま(φc=φs)、天板部23から屈曲部25cまでの高さhを長手方向の中央(hc)から端部(hs)に向かって大きくなるように設定した中間成形品21をプレス成形した。そして、続く第2成形工程において中間成形品21を目標形状のプレス成形品1にプレス成形し、目標形状のフランジ部7の接合面(水平面)を基準としてプレス成形品1のスプリングバックによるフランジ部7の角度変化を求めた。
ここで、中間成形品21において、天板部23から屈曲部25cまでの高さhは、表3及び表4に示すように、長手方向に沿って湾曲する中間成形品21の湾曲内側と湾曲外側の双方について、長手方向の中央における高さhic(湾曲内側)及びhoc(湾曲外側)に比べて長手方向の端部(中央より170mmの位置)における高さhis(湾曲内側)及びhos(湾曲外側)が大きくなるようにそれぞれ設定した(his>hic、hos>hoc)。
なお、中間成形品21における天板側面部25aと水平面のなす角度φを60°、屈曲部25cの曲率半径Rを15mmとした。
また、中間成形品21の天板部23の幅とフランジ部27の幅は、目標形状のプレス成形品1と同じとする。さらに、中間成形品21におけるパンチ肩R部24からダイ肩R部26に至る稜線の長さ(縦壁部25の断面線長)及び水平面に対するフランジ側面部25bの角度は、それぞれ、プレス成形品1のパンチ肩R部4からダイ肩R部6に至る稜線の長さ(縦壁部5の断面線長)及び水平面に対する縦壁部5の角度と同じとした。
プレス成形品1の離型後におけるフランジ部7の角度変化は、前述の実施例1と同様、目標形状のフランジ部の接合面(水平面)を基準としたフランジ角度θにより評価した(図2参照)。
また、実施例1と同様に、比較対象として、1工程で目標形状のプレス成形品1をプレス成形したものを従来例とし、天板側面部25aと水平面の角度φと天板部23から屈曲部25cまでの高さhの双方が長手方向に一定の縦壁部25を有する中間成形品21をプレス成形する第1成形工程と、中間成形品21をプレス成形する第2成形工程と、の2工程で目標形状のプレス成形品1をプレス成形したものを比較例とし、それぞれについてフランジ部7の角度変化を評価した。
図10及び図11に、湾曲の曲率半径がそれぞれ500mm及び1000mmのプレス成形品1のスプリングバック後の断面形状を示す。
図10及び図11より、いずれの湾曲の曲率半径においても、従来例に比べて2工程で目標形状のプレス成形品1にプレス成形する比較例及び発明例の方が縦壁部5の壁反りが抑制されている。さらに、比較例と発明例を比較すると、発明例の方が縦壁部5の壁反りがより抑制されていることが分かる。
前掲した表3及び表4に、プレス成形品1の離型後におけるフランジ部7の角度変化の結果を示す。ここで、表3及び表4に示すフランジ部の角度変化は、湾曲内側における長手方向の中央と端部、及び、湾曲の外側における長手方向の中央と端部、のそれぞれにおけるフランジ部7の角度変化を平均したものである。
表3及び表4より、1工程でプレス成形品1をプレス成形する従来例に比べて、2工程でプレス成形する比較例及び発明例の方が、フランジ部7の角度変化が低減していることがわかる。
さらに、比較例と発明例とを比較すると、湾曲内側と湾曲外側の縦壁部25のそれぞれについて、屈曲部25cの高さhを長手方向の中央に比べて端部の方を大きく設定した発明例の方が、フランジ部の角度変化が大幅に低下して良好な結果であった。
以上、本発明によれば、平面視で長手方向に沿って湾曲した断面ハット形状のプレス成形品をプレス成形するに際し、スプリングバックによるフランジ部の角度変化を抑制できることが実証された。
1 プレス成形品
3 天板部
4 パンチ肩R部
5 縦壁部
6 ダイ肩R部
7 フランジ部
11 中間成形品
13 天板部
14 パンチ肩R部
15 縦壁部
15a 天板側面部
15b フランジ側面部
15c 屈曲部
16 ダイ肩R部
17 フランジ部
21 中間成形品
23 天板部
24 パンチ肩R部
25 縦壁部
25a 天板側面部
25b フランジ側面部
25c 屈曲部
26 ダイ肩R部
27 フランジ部
101 金型
111 ダイ
113 天板成形部
115 縦壁成形部
115a 天板側面成形部
115b フランジ側面成形部
115c 屈曲成形部
117 フランジ成形部
121 パンチ
123 天板成形部
125 縦壁成形部
125a 天板側面成形部
125b フランジ側面成形部
125c 屈曲成形部
127 フランジ成形部

Claims (2)

  1. 天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品をプレス成形するプレス成形方法であって、
    前記プレス成形品の目標形状と同形状の天板部及びフランジ部と、前記プレス成形品の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、
    該中間成形品を前記目標形状にプレス成形する第2成形工程と、を備え、
    前記第1成形工程における縦壁部は、前記天板部と接続する天板側面部と、前記フランジ部と接続するフランジ側面部と、該天板側面部と該フランジ側面部との間の屈曲部とを有し、前記天板側面部と水平面とがなす鋭角側の角度が長手方向の中央から端部に向かって小さくなるように設定されている、ことを特徴とするプレス成形方法。
  2. 天板部と、該天板部から連続する縦壁部と、該縦壁部から連続するフランジ部とを有する断面ハット形状であり、平面視で長手方向に沿って湾曲するプレス成形品をプレス成形するプレス成形方法であって、
    前記プレス成形品の目標形状と同形状の天板部及びフランジ部と、前記プレス成形品の目標形状と比較してプレス成形方向における断面が外側に凸の山形状の縦壁部と、を有する中間成形品をプレス成形する第1成形工程と、
    該中間成形品を前記目標形状にプレス成形する第2成形工程と、を備え、
    前記第1成形工程における縦壁部は、前記天板部と接続する天板側面部と、前記フランジ部と接続するフランジ側面部と、該天板側面部と該フランジ側面部との間の屈曲部とを有し、前記プレス成形方向における前記天板部から前記屈曲部までの高さが長手方向の中央から端部に向かって大きくなるように設定されている、ことを特徴とするプレス成形方法。
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