JP5378345B2 - 永久磁石モータ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、永久磁石モータ及びその製造方法に関し、特に磁石のロータコアへの接着技術に関するものである。
通常この種の永久磁石モータにおいては、電磁鋼板を積層してなるロータコア外周面または内周面に形成した磁石貼付け面に、磁石と同じ幅で、深さが磁気特性に影響を与えない程度として、磁石厚さの十分の一程度の溝が複数設けられており、この溝の底面と磁石の底面の間に接着剤を塗布し、磁石を溝に位置決めして、押し込むことにより接着する構成となっている。
このように、ロータコアの外表面に磁石を接着剤で取り付ける技術として、下記特許文献1、2が挙げられる。
特開2009−303445号公報 特開2007−60836号公報
この種のモータにおいては、ロータコアに接着された磁石の外表面と、これに対向するステータの内表面の間隙が、磁石毎に不均一であると、モータ出力に変動が生じるおそれがあるので、磁石の底面と、ロータコア外表面の溝の底面とが平行となり、しかも均一の接着剤層が形成されるように接着する必要がある。特に近年、エレベータの昇降機には、減速機を使用せず、こうした永久磁石モータにより直接駆動することが主流になっているが、磁石の外表面とステータの内表面の間隙が磁石毎に不均一であると、微少なトルク変動が周期的に発生し、乗り心地を悪化させる原因ともなる。
そこで、この種の磁石をロータコアに接着する際、両底面間に塗布された接着剤が、磁石の自重、はめ込みの際の外力、貼付け方法、もしくは磁石の磁気吸引力によって磁石周辺部に溢れ、磁石周辺部に接着剤が盛り上がるような状態とし、この盛り上がり状態をみて、磁石の接着状態を確認するようにしていた。
このような従来の接着構造を図11に示す。
ロータコア2は、水平軸回りに回転可能に保持する治具に取り付けられており、上端にきた磁石用溝部3に対し、底面に接着剤が塗布された、平板型の磁石1を、磁石保持機構を備えたプッシャなどにより、(b)に示されるように位置決めした後、(a)に示されるように磁石用溝3の内部に水平に押し込む。
従来の接着構造では、磁石用溝部3の側壁は、その上端まで磁石1の側壁と平行になっており、磁石1の押し込みに伴い、底面に塗布された接着剤が、磁石用溝部3の側壁と磁石1の側壁との間に押し出され、図11(a)に示されるように、磁石用溝部3の側壁の上端に沿って接着剤が溢れ出たのを視認することにより、磁石1の接着が正しく行われたことを確認していた。
しかし、このように溢れ出た接着剤は本来不要なものであり、また、製造工程で作業者や他の製品等と接触して品位を悪化させるので、最小限とするのが望ましい。
一方、接着剤が少なすぎて、接着剤が磁石の周囲に溢れ出さない状態であると、接着剤が磁石底面とロータコアに形成した溝底面の間に、接着剤が均一に充填されているかどうかの確認ができないことから、ある程度の接着剤が溢れるように塗布せざるを得ず、そのため、磁石1を押し込んだ後、その周辺部の全域に、何ら制御されることなく流出した接着剤を取り除き、清浄化する工程が必要不可欠となる。特に溢れ出た接着剤が硬化してしまうと、除去作業が困難になり、製造工程を複雑にするとともに、コストアップの原因となっていた。
本発明は、このような問題に鑑み、電磁鋼板を積層して形成されたロータコアの外周面または内周面に磁石を貼付ける溝と、この溝に接着剤により貼付される永久磁石とで構成されるロータを備えた永久磁石モータにおいて、接着剤を溢れさせることなく、適正な量の接着剤充填を実現し、しかも永久磁石との底面と溝の底面に、設計上最適な厚さの接着剤層を均一に形成することを目的とする。
本発明では、使用する接着剤を最小限に抑えつつ、接着剤が磁石とロータコアの間に全面にわたり均一に充填されていることを確認する機能を設ける。具体的には、本発明の永久磁石モータ及びその製造方法においては、次のような技術的手段を講じた。
(1)巻線を設けたステータと、電磁鋼板を積層したロータコアと、該ロータコアに接着した永久磁石とからなるロータコアとで構成され、前記ロータコアの径方向外周には、前記永久磁石の形状に合わせた複数のがモータ中心軸方向に沿って前記ロータコアの両端部を貫通するように設けられており、前記永久磁石前記溝に押し込められて、前記永久磁石の底面と該溝の底面との間に塗布された接着剤により接着される永久磁石モータであって、前記ロータコアが押し込められる際、記溝の底面と前記永久磁石の底面との間から、前記溝の側壁と前記永久磁石の側壁との間隙を通して流出した接着剤が導入される接着剤貯留凹所前記溝の側壁の前記ロータコア径方向外周側端角部であって、前記ロータコアのモータ中心軸方向両端部から離間した位置に少なくとも1つ設けられ、該凹所に貯留された前記接着剤の量を視認することにより、接着剤の塗布状態を確認できるようにした。
(2)上記の永久磁石モータを製造する際、前記磁石を前記溝に押し込み、両者の底面間に一定の厚さの接着剤層が形成され、しかも、前記接着剤が前記接着剤貯留凹所を溢れ出すことなく、一定の高さに貯留される接着剤の塗布量を予め実験により定める工程と、前記磁石の底面あるいは前記溝の底面のいずれか一方に、前記実験により求めた塗布量の接着剤を塗布する工程と、前記磁石を前記溝に押し込み、前記接着剤貯留凹所に貯留される接着剤の量に基づいて、前記磁石の接着状態を判定する工程とからなる製造方法を採用した。
本発明によると、磁石をロータコアに形成した溝に押し込み際、両者の底面から溢れた接着剤を接着剤貯留凹所に確実に貯留させることができ、ロータコアの表面に何ら制御されることなく溢れた接着剤を取り除く作業を行なうなどの作業負担を低減し、品位の高い永久磁石モータの製造が可能になるとともに、接着剤貯留凹所に貯留される接着剤の量により、磁石が溝内に適正に接着されたか否かを確実に判定することが可能になる。そして、このような判定結果に基づいて、各種の修正を行うことにより、磁石の外表面とステータの内表面の間隙を均一化し、トルク変動の小さいモータを製造することができる。
実施形態1の磁石接着部断面を示す図。 磁石接着時の接着剤の挙動を示す図。 実施形態2の磁石接着部断面を示す図。 実施形態2の接着剤貯留凹所の拡大図。 実施形態3の磁石接着部断面を示す図。 実施形態3の接着剤貯留凹所拡大図。 実施形態4の磁石接着部断面を示す図。 実施形態4の接着剤貯留凹所拡大図。 実施形態5の磁石接着部の上面図。 実施形態5の磁石接着部断面を示す図。 従来の形態の磁石接着部断面の拡大図を示す。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施例について説明する。
図1〜図10は、本発明による接着構造の実施形態1〜6を示し、従来の接着構造を示す図11と同様に、(a)は磁石1をロータコア2に接着した状態、(b)は磁石1をロータコア2の磁石用溝部3に接着する前の状態を示しており、従来と同様に接着剤4を所定量塗布した後、磁石1を上方から押し込むことにより行われる。
図1に示す実施形態1では、磁石1は平板状の形状であり、ロータコア2の磁石用溝部3の底面に、エラストマー系あるいはエポキシ系など、ある程度の粘度を有する接着剤4を塗布した後、磁石1をこの磁石用溝部3に押し込んで接着する。
この実施形態1では、磁石用溝部3の左右両側壁の上端角部に、ロータコア2の厚さ方向(モータ中心軸方向)に沿ってテーパ5が設けられ、これにより磁石2の左右両側壁との間で接着剤貯留凹所6が形成される。
磁石用溝部3の底面に塗布された接着剤4は、磁石1の押し込みに伴い、磁石1の底面と磁石用溝部3の底面との間で広がった後、磁石1の両側壁と磁石用溝部3の両側壁との間に押し出され、テーパ部5により左右に形成された接着剤貯留凹所6の双方に到り、徐々に貯留されることになる。
すなわち、図2は、ロータコア2の厚さ方向の端面を上方からみたとき、磁石1を磁石用溝部3の底面に押し込んだ際の接着剤4の挙動を示しており、(a)に示すように、磁石用溝部3の底面に塗布された接着剤4は、磁石1により押されて放射状に広がり、(b)に示すように、まず磁石用溝部3の両側壁に到り、その後、(c)に示すように、磁石1の両側壁と磁石用溝部3の両側壁との間に押し出されて上昇するとともに、上下方向に広がる。
したがって、磁石1の底面に塗布される接着剤4を適正な塗布量に調節しておけば、この接着剤貯留凹所6の左右双方にわずかでも接着剤4が押し出されていれば、(d)に示すように、接着剤4が磁石1の底面全面にわたり均一に塗布されたことになる。これにより、接着剤4が接着剤貯留凹所6のいずれからも溢れ出ることなく、磁石1の底面と磁石用溝部3の底面との間に、全面にわたり略一定厚さの接着剤層が形成されたことを容易に判別することができる。
なお、後述する実施形態6の磁石接着部の上面図を示す図9にみられるように、ロータコア2の磁石用溝部3は、ロータコア2の厚さ方向、すなわち上下方向の端部で開放しているが、ロータコア2は、図2において、電磁鋼板を水平方向に上下に積層したものであることから、磁石用溝部3においても、電磁鋼板の端面により左右方向の凹凸が形成されており、この凹凸が上下方向への広がりに対する抵抗となり、接着剤4は、上下方向の端部に到る前に、この凹凸に案内されて確実に左右方向に広がることになる。
より確実に上下方向からの流出を防止するため、磁石1あるいは磁石用溝部3の底面に、この開放端に沿って、接着剤の流出を防ぐ微少突起を設けてもよいし、あるいは、磁石1の押し込みに先立って、ロータコア2の表裏に、接着剤の流出を防止する、フッ素樹脂コーティング等の難接着処理を施した流出防止板等を押し当てるようにしてもよい。
ここで、接着剤4の適正な塗布量を定めるため、例えば、次のような手順で最適塗布量を求めておく必要がある。
すなわち、図1において、予め準備段階で、磁石1の底面を磁石用溝部3の底面に対して、厳格に水平を維持しながら所定の深さに押し込む。その際、磁石1の底面と磁石用溝部3の底面との間に、全面にわたり一定厚さの接着剤層が形成され、磁石1が強固に接着されるとともに、磁石1の上面が設計上最適な高さに配置され、しかも、左右双方の接着剤貯留凹所6から接着剤4が溢れ出ることなく、容易に視認できる程度の量が左右両接着剤貯留凹所6に貯留されるよう、試行錯誤を繰り返して、接着剤4の最適塗布量を予め実験で求めておく。
このように最適塗布量が定められれば、実際の接着工程において、接着剤充填装置から供給される接着剤の量を調整した上で、上記の手順で磁石2の接着を行えばよい。
上記のように定められた量の接着剤4を磁石用溝部3の底面に塗布した上で磁石1を磁石用溝部3の内部に押し込んだ際、図1において、左側の接着剤貯留凹所6に接着剤4が十分に貯留されない場合は、磁石1が図1に向かって右下がりに傾いて押し込まれているため、磁石1の底面と磁石用溝部3の底面との間隙が左方に向けて徐々に広がり、接着剤4がこの間隙にとどまり、左側の接着剤貯留凹所6に十分に貯留されていないことが判定できる。
また、両方の接着剤貯留凹所6のいずれにも接着剤4が十分に貯留されない場合は、磁石1の押し込み量が不十分であり、磁石1の適正な押し込みが行われておらず、接着剤4の塗布厚さは想定していた厚さよりも厚くなっていると判定できる。
逆に左右双方の接着剤貯留凹所6から、接着剤4が溢れるような場合は、磁石1の押し込みが過度であり、適正な厚さの接着剤塗布層が形成されていないことが判定できる。
このように磁石1が磁石用溝部3の内部に適正に押し込まれ、かつ、両者の底面間にわたり適正な厚さの接着剤4の層が形成されているか否かを容易に判定することができ、その場で磁石1の押し込み量や押し込みを修正したり、さらには、磁石1を押し込むプッシャの押し込み量、押し込み方向や、接着剤充填装置から供給される接着剤の量を調整することにより、常に磁石1の適正な接着を実現することができる。
したがって、従来の接着構造のように、磁石用溝部3の側壁の上端に沿って接着剤が溢れ出た接着剤を除去、浄化する必要はなく、しかも、接着剤4は、貯留用隙間内で硬化するので、製品の品位を高めることができ、常に一定厚さの接着剤層を形成して、磁石1の上面の高さのばらつきを低減し、ステータの内表面に対する間隙を常に設計目標値にすることができる。
なお、図1に示す実施形態1に限らず、接着剤貯留凹所6をさまざま形態にすることができる。例えば、図3、図4に示す実施形態2のように、テーパ5の形状を上に凸の円弧状としてもよい。上に凸の円弧状とすることで、接着剤貯留凹所6に溢れさせる接着剤4の量を最小限に抑えながら充填の確認が可能となる。
また、図5、図6に示す実施形態3のように、テーパ5の形状を下に凸の円弧状としてもよい。下に凸の円弧状とすることで、溢れた接着剤4を多く溜めておくことが可能となり、接着剤の塗布量に幅を持たせることができる。
さらに、溢れた接着剤が硬化した後は、磁石1に作用する応力に対し、応力集中が起きにくい形状になることから、ダンパーの働きをするといった効果もある。
一方、図7、図8に示す実施形態4のように、接着剤充填用隙間6の形状を角型としても良い。接着剤貯留凹所6を角型とすることで、溢れた接着剤4の量を高さで正確に確認できることから、確認作業が簡便になるという効果がある。
また、図9、図10に示す実施形態5のように、テーパ部5を、ロータコア2の厚さ方向の中央部等、一部にのみ設けることで、接着剤貯留凹所6の幅を小さくできる。これにより、磁石1と磁石用溝部3の上端との間から接着剤4を確認することにより、故意に溢れさせる接着剤4の量を最小限に抑えながら充填の確認が可能となる効果がある。
なお、図9ではテーパ部5は磁石用溝部3の上端角部の中心に1箇所のみで示したが、数箇所に設けてもよいし、磁石用溝部3の端部等に設けてもよい。なお、ロータコア2に電磁鋼鈑を用いることにより、磁石用溝部3の形状は抜き型により自由に成型できるので、上記の態様のほか、様々な態様をきわめて簡単に実現することができる。
一方、要は、磁石用溝部3の側壁と磁石1の側壁との間に、接着剤貯留凹所6が形成されればよいから、磁石1の側壁に上述した様々な形状のテーパ部を形成してもよいし、磁石用溝部3の側壁と磁石1の側壁の両者にこうしたテーパ部を形成してもよい。なお、磁石1にテーパ部を形成する場合、加工コストが若干高まるが、このテーパ部内で硬化した接着剤が、磁石1のストッパとなるので、より確実に磁石1の剥離を防止して、磁石の飛散という重大事故を確実に防止することができる。
また。図1〜10の実施形態では、断面が平板上の磁石を使用したが、磁石1の断面がかまぼこ型や扇型でも、この形状に対応した形状の磁石用溝部3に接着する構造であれば、その上端の角部に、上述のようなテーパ等を設けて接着剤貯留凹所6を形成することで同様な効果が得られる。
さらに、各実施形態では、磁石用溝部3の左右双方に接着剤貯留凹所6を形成したが、例えば、磁石1、磁石用溝部3の加工精度が高く、一方の側壁が互いに密接するように磁石1を磁石用溝部3に沿って押し込む工程を採用した場合、密接する側壁間には接着剤が流出しないので、磁石用溝部3の他方の側壁上端のみに接着剤貯留凹所6を設けても、同様の作用を奏することができる。また、加工精度がさほど高くない場合でも、磁石1の位置決め精度を高くして、磁石用溝部3の一方の側壁に密着させれば、この間隙から接着が流出しないようにすることができるので、このような場合も、磁石用溝部3の他方の側壁上端のみに接着剤貯留凹所6を設ければよい。
また、接着剤貯留凹所6に貯留される接着剤4を容易に視認できるよう、接着剤4を着色するのも好適であり、これにより、上方から左右の接着剤貯留凹所6に貯留される接着剤の幅を容易に比較することが可能となり、CCDカメラなどを用いて、接着剤貯留凹所6に貯留される接着剤の量を画像解析し、磁石を磁石用溝部に押し込むプッシャなどの工具の押込量や押込方向、さらに塗布する接着剤の量を自動的に最適値に制御するなどのさまざまな応用例も可能である。
本発明は、永久磁石を使用するモータすべてに利用可能であり、ロータコア2を構成する電磁鋼鈑、あるいは永久磁石の側壁にわずかな加工を加えるだけで、コストアップを招くことなく、永久磁石モータの製造工程を簡略化でき、しかも、磁石の外表面とステータの内表面の間隙を確実に均一化できるので、広く適用されることが期待される。
1 磁石
2 ロータコア
3 磁石用溝部
4 接着剤
5 テーパ部
6 接着剤貯留凹所

Claims (2)

  1. 巻線を設けたステータと、電磁鋼板を積層したロータコアと、該ロータコアに接着した永久磁石とからなるロータコアとで構成され、前記ロータコアの径方向外周には、前記永久磁石の形状に合わせた複数のがモータ中心軸方向に沿って前記ロータコアの両端部を貫通するように設けられており、前記永久磁石前記溝に押し込められて、前記永久磁石の底面と該溝の底面との間に塗布された接着剤により接着される永久磁石モータであって、
    前記ロータコアが押し込められる際、記溝の底面と前記永久磁石の底面との間から、前記溝の側壁と前記永久磁石の側壁との間隙を通して流出した接着剤が導入される接着剤貯留凹所が、前記溝の側壁の前記ロータコア径方向外周側端角部であって、前記ロータコアのモータ中心軸方向両端部から離間した位置に少なくとも1つ設けられ、該凹所に貯留された前記接着剤の量を視認することにより、接着剤の塗布状態を確認できるようにしたことを特徴とする永久磁石モータ。
  2. 前記磁石を前記溝に押し込み、両者の底面間に一定の厚さの接着剤層が形成され、しかも、前記接着剤が前記接着剤貯留凹所を溢れ出すことなく、一定の高さに貯留される接着剤の塗布量を予め実験により定める工程と、
    前記磁石の底面あるいは前記溝の底面のいずれか一方に、前記実験により求めた塗布量の接着剤を塗布する工程と、
    前記磁石を前記溝に押し込み、前記接着剤貯留凹所に貯留される接着剤の量に基づいて、前記磁石の接着状態を判定する工程とからなる、請求項1永久磁石モータを製造する方法。
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