JP5371245B2 - 感光性転写材料、表示装置用部材及びその製造方法、ブラックマトリクス、カラーフィルタ及びその製造方法、表示装置用基板、並びに表示装置 - Google Patents
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Description
しかし、従来の転写材料で、仮支持体の連続剥離を行うと、該転写材料の熱可塑性樹脂層の表面付近に、クラックやカケなどの欠陥が生じることがあった。また、露光工程では、該熱可塑性樹脂層を介して露光が行われるため、熱可塑性樹脂層の欠陥により露光画像の一部に、カケ、ゆがみなどの欠陥が生じることがあった。その結果として、表示ムラ、表示欠陥などを生じる問題があった。
即ち、本発明の目的は、熱可塑性樹脂層の表面付近に生じる、クラックやカケなどの欠陥を抑制し、該熱可塑性樹脂層の欠陥による、表示ムラ、表示欠陥や、転写不良による表示ムラ、表示欠陥などがない表示装置を提供するための感光性転写材料、該感光性転写材料を用いた表示装置用部材及びその製造方法、ブラックマトリクス、カラーフィルタ及びその製造方法、良好な表示性能を有する表示装置用基板、並びに表示装置を提供することにある。
本発明の第一の態様は、仮支持体上に、該仮支持体側から順に少なくとも熱可塑性樹脂層と、感光性樹脂層とを有する感光性転写材料であって、前記熱可塑性樹脂層が、重量平均分子量が10000以上の高分子ポリマーと重量平均分子量が3,000以上10000未満の低分子量ポリマーとを含み、前記高分子ポリマーと前記低分子量ポリマーとの質量比(前記高分子ポリマー/前記低分子量ポリマー)は37.5/62.5以上52.5/47.5以下の範囲であり、前記熱可塑性樹脂層の引張り破断伸度が6%以上且つ、降伏応力もしくは破断応力が5×106Pa以上、且つ110℃における熔融粘度ηが6000Pa・s以下であることを特徴とする感光性転写材料を提供する。
《感光性転写材料》
本発明の感光性転写材料は、仮支持体上に、該仮支持体側から順に少なくとも熱可塑性樹脂層と、感光性樹脂層とを有する感光性転写材料であって、前記熱可塑性樹脂層の引張り破断伸度が6%以上且つ、降伏応力もしく破断応力が5×106Ps以上、且つ110℃における熔融粘度ηが6000Pa・s以下であることを特徴としている。
また、必要に応じて中間層などの他の層を有していてもよい。
本発明の感光性転写材料は、少なくとも一層の熱可塑性樹脂層を有する。熱可塑性樹脂層は、アルカリ現像を可能とし、また、転写時にはみ出した熱可塑性樹脂層自身による被転写体の汚染防止を可能とする点からアルカリ可溶性であることが好ましい。また、熱可塑性樹脂層は後述する感光性樹脂層を被転写体上に転写する際に、被転写体上に存在する凹凸に起因して発生する転写不良を効果的に防止するクッション材としての機能を有する。熱可塑性樹脂層は、感光性転写材料を被転写体上に加熱密着させた際の被転写体上の凹凸に対応して変形可能な層である。
また、好ましくは2〜18μmであり、より好ましくは3〜16μmである。
以下、引張り破断強度、破断応力、溶融粘度について説明する。
上記範囲の引張り破断伸度を達成する手段として、後述する熔融粘度ηを調整する方法と同様にポリマーの中の低分子量ポリマーの含有率と、可塑剤の含有率を調整する方法とがある。
上記好ましい範囲の降伏応力もしくは破断応力を達成する手段として、後述する熔融粘度ηを調整する方法と同様にポリマーの中の低分子量ポリマーの含有率と、可塑剤の含有率を調整する方法が挙げられる。
降伏応力と破断応力の両方が存在する場合には、降伏応力を読み取る。
コロナ処理を施したテフロン(登録商標)(ポリテトラフルオロエチレン)シート上に熱可塑性樹脂層用塗布液を塗布して100℃で5分間乾燥し、厚さ約15μmのモデル膜を形成する。このモデル膜を20mm×5mmにカットしたものを試料とし、テンシロンRTM−100(オリエンテック(株)製)を用いて引っ張り試験を行ない、破断強度と破断伸度を算出する。引っ張り試験の条件は下記の通りである。
・環境温湿度:25℃/60%RH
・引っ張り速度:20mm/分(100%/分)
当該手段において、熱可塑性樹脂層を構成するポリマーの中の高分子ポリマーと低分子量ポリマーの含有比は10/90以上60/40未満が好ましく、12/88以上53/47未満がより好ましく、15/85以上50/50未満が最も好ましい。前記含有比が10/90以上であると剥離性に優れる。前記含有比が60/40未満であるとクッション性に優れる。ここで,低分子量のポリマーとは、重量平均分子量が3,000以上10000未満のポリマーをいう。
本発明の感光性転写材料は、少なくとも一層の中間層を有してもよい。中間層は、仮支持体上に設けられた前記熱可塑性樹脂層の上であって、該熱可塑性樹脂層と後述する感光性樹脂層との間に設けられる。熱可塑性樹脂層と感光性樹脂層との形成には有機溶剤が用いられるため、中間層が配設されることにより、両層が互いに混ざり合うのを防止できる点で好ましい。
これらは、1種単独で用いる以外に2種以上を併用してもよい。
前記ポリビニルアルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、その鹸化度が80mol%以上のものが好ましい。
なお、中間層の膜厚調整は、中間層塗布液の濃度により、調整することができる。
本発明の感光性転写材料は、少なくとも一層の感光性樹脂層を有してなる。感光性樹脂層は、スペーサや、液晶配向制御用突起等の樹脂構造物を形成する場合に該樹脂構造物を構成する層であり、高分子物質と、重合性モノマーと、光重合開始剤とを少なくとも含んでなり、必要に応じて着色剤や他の成分を用いて構成することができる。着色剤を含有する場合には、カラーフィルタを構成する着色画素やブラックマトリクスなどを形成することができる。
また、液晶配向制御用突起と重ね柱を同時に形成する場合には、液晶配向制御用突起にはポジ型感光性樹脂層を用い、柱の最上部にもポジ型感光性樹脂層を用いて柱としての構造を形成する。この場合、断面形状がメルトにより丸くなりやすいので、この影響が小さくなるように、柱全体のサイズを大きくするなどの工夫することが好ましい。
前記ポジ型感光性樹脂層は、フェノール樹脂、及びナフトキノンジアジド誘導体から選択される少なくとも2種を含有してなる。フェノール樹脂としては、例えば、フェノールノボラック樹脂、及びクレゾールノボラック樹脂などが挙げられ、中でも、現像ラチチュードが広い観点から、クレゾールノボラック樹脂及びナフトキノンジアジド誘導体の2種を含有することが特に好ましい。
前記フェノールノボラック樹脂としては、フェノールに対するホルムアルデヒドのモル比が0.5〜1.0程度のものが好ましく、現像性及び焼き付きの観点から0.8〜1.0が更に好ましい。また、前記フェノールノボラック樹脂の重量平均分子量としては、300〜4000が好ましく、400〜800が特に好ましい。
前記フェノールノボラック樹脂はこれらの誘導体であってもかまわない。
前記フェノールノボラック樹脂は、1種を単独で用いてもよいし、分子量が異なる2種以上を混合して用いることもでき、本発明の目的を損なわない範囲でクレゾールノボラック樹脂等の他の樹脂と混合して用いてもよい。
前記フェノールノボラック樹脂の含有量としては、ポジ型感光性樹脂層中の全固形分量に対して、40〜90質量%が好ましく、60〜80質量%がより好ましい。
前記クレゾールノボラック樹脂としては、クレゾールに対するホルムアルデヒドのモル比が0.7〜1.0程度のものが好ましく、0.8〜1.0が更に好ましい。また、上記クレゾールノボラック樹脂の重量平均分子量としては、800〜8,000が好ましく、1000〜6000がより好ましい。
前記クレゾールノボラック樹脂の異性体比(o−体/m−体/p−体のモル比率)は特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、現像性を高める観点から全異性体に対するp−体の比率が10モル%以上であることが好ましく、20モル%以上であることが更に好ましい。また、液晶パネル性能(焼き付け防止能)を高める観点からは、m−体の比率が5モル%以上が好ましく、20モル%以上がより好ましい。
また、本発明においては、上記クレゾールノボラック樹脂として、ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルとの反応生成物等のクレゾールノボラック樹脂の誘導体を用いてもよい。
前記クレゾールノボラック樹脂の使用量としては、0.1〜10g/m2が好ましく、0.5〜5g/m2がより好ましい。
前記ナフトキノンジアジド誘導体は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、クレゾールノボラック樹脂と併用することが特に好ましい。該ナフトキノンジアジド誘導体は、1官能の化合物であってもよいし2官能以上の化合物であってもよく、更にこれらの混合物であってもよい。
前記1官能のナフトキノンジアジド誘導体としては、例えば、ナフトキノン−4−スルホン酸クロリド又はナフトキノン−5−スルホン酸クロリドと置換フェノールとを反応させたエステル化合物などが挙げられる。
前記フェノール性水酸基を複数有する化合物としては、例えば、4−t−ブチルフェノール、4−イソアミルフェノール、4−t−オクチルフェノール、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、2−アセチルフェノール、4−ヒドロキシベンゾフェノン、3−クロロフェノール、4−ベンジルオキシカルボニルフェノール、4−ドデシルフェノール、レゾルシノール、4−(1−メチル−1−フェニルエチル)−1,3−ベンゼンジオール、フロログルシノール、4,4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、2,3,4,4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、4,4'−[(4−ヒドロキシフェニル)メチレン]ビス[2−シクロヘキシル−5−メチルフェノール]等が挙げられる。
前記ポジ型感光性樹脂層には、ポジ型感光性樹脂層の現像性を促進させるために、2価以上の脂肪族カルボン酸、2〜6価のフェノール化合物を含有していてもよい。
前記2価以上のカルボン酸としては、例えば、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、ヒドロキシコハク酸、グルタル酸、アジピン酸等が挙げられ、これらの中でも、マロン酸、コハク酸が好ましい。
前記2価以上のカルボン酸の含有量は、前記感光性樹脂層中の全固形分に対し、0.5〜20質量%が好ましい。
前記2〜6価のフェノール化合物の含有量は、前記感光性樹脂層中の全固形分に対し、0.5〜20質量%が好ましく、5〜15質量%がより好ましい。
前記結合剤の添加量は、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選定することができる。
前記樹脂を可塑化することができる添加剤の添加量は、樹脂全量に対し0〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい。
前記ネガ型感光性樹脂層は、少なくともバインダーを含有してなり、更に、重合性モノマー、重合開始剤、体質性顔料、必要に応じて適宜選択したその他の成分を含有してなる。
前記(メタ)アクリル酸含有重合体としては、一般に、側鎖にカルボン酸基を有するポリマー、例えば、特開昭59−44615号公報、特公昭54−34327号公報、特公昭58−12577号公報、特公昭54−25957号公報、特開昭59−53836号公報、及び特開昭59−71048号公報に記載の、メタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体などが挙げられる。また、側鎖にカルボン酸基を有するセルロース誘導体も挙げられる。
また、複数の(メタ)アクリル酸含有重合体を組合わせて使用してもよい。
前記酸価が、50mgKOH/1g以上であれば、容易に感光性樹脂層をアルカリ現像することができる。前記酸価が、300mgKOH/1g以下であれば、目標とする構造体を得ることができる。
前記重量平均分子量が、1,000以上であれば、目標とする構造体を得ることができる。一方、300,000以下であれば、容易に感光性樹脂層を現像することができる。なお、重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエイションクロマトグラフィー)により測定したポリスチレン換算平均分子量である。
高分子物質は、スペーサや着色画素等の樹脂構造物を形成した場合にバインダー成分としての機能を有するものであり、それ自体重合性を有することが望ましく、光により重合可能なアリル基を有する高分子樹脂が好ましい。
これら単量体は、1種単独で用いる以外に2種以上を併用してもよい。
重合性モノマーとしては、少なくとも1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基を有するものであれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、エステル化合物、アミド化合物、並びにその他の化合物が挙げられる。
重合性モノマーの感光性樹脂層中における含有量としては、該層の全固形分に対して、10〜60質量%が好ましく、20〜50質量%がより好ましい。
光重合開始剤としては、およそ300nm〜500nmの波長領域に約50以上の分子吸光係数を有する成分を少なくとも1種含有しているものが好ましく、例えば、特開平2−48664号公報、特開平1−152449号公報、及び特開平2−153353号公報に記載の芳香族ケトン類、ロフィン2量体、ベンゾイン、ベンゾインエーテル類、ポリハロゲン類、ハロゲン化炭化水素誘導体、ケトン化合物、ケトオキシム化合物、有機過酸化物、チオ化合物、ヘキサアリールビイミダゾール、芳香族オニウム塩、ケトオキシムエーテル、などが挙げられる。
光重合開始剤の含有量としては、前記重合性モノマーの量に対して、0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましい。
また、必要に応じて界面活性剤等の添加剤を添加することもできる。
上記の感光性転写材料における仮支持体としては、転写の支障とならない程度に前記熱可塑性樹脂層に対する剥離性を有するものが好ましく、化学的及び熱的に安定であって、可撓性の物質で構成されるものから適宜選択することができる。具体的には、テフロン(登録商標)、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等、薄いシート若しくはこれらの積層体が好ましい。
上記具体例の中でも2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。
また、前記金属酸化物又は前記導電性物質の粒子径としては、0.01〜0.7μmが好ましく、0.02〜0.5μmがより好ましい。
本発明の感光性転写材料においては、上記した層以外に、例えば、カバーフィルムなど他の層を更に設けることができる。
カバーフィルムの厚みとしては、5〜100μm程度が好ましく、10〜30μmがより好ましい。
本発明において、カラーフィルタが形成される基板としては、例えば、透明基板が用いられ、表面に酸化ケイ素皮膜を有するソーダガラス板、低膨張ガラス、ノンアルカリガラス、石英ガラス板等の公知のガラス板、或いは、プラスチックフィルム等を挙げることができる。
この場合において、被転写体としては、液晶表示装置を構成する透明基板(例えばガラス基板やプラスチックス基板)、透明導電膜(例えばITO膜)付基板、カラーフィルタ付基板、駆動素子(例えば薄膜トランジスタ[TFT])付駆動基板、などが挙げられる。
−転写−
上記のようにして作製した本発明の感光性転写材料からカバーフィルムを取り除いた後、露出した感光性樹脂層を加圧・加熱下で所望の被転写体上に貼り合わせる(ラミネート)。貼り合わせは、公知のラミネータ、真空ラミネータ等を用いて好適に行なうことができ、より生産性を高める観点からはオートカット機構を備えたラミネータや感光性転写材料の欠陥を自動的に検出してスキップし,正常部をラミネートできるインテリジェントラミネータや、より幅の広い感光性転写材料のロールをラミネート可能な大型ラミネータが好適に使用することができる。
幅広な感光性転写材料では、ロール状態での取り扱い性が低下するとともに、ロールから前記感光性転写材料を巻き戻す送り出し機構の大型化が惹起されるという問題がある。また、幅広な感光性転写材料が重量物となり、取り扱いが煩雑となる問題がある。さらには、重量に起因する前記感光性転写材料の幅方向のたわみから面内に皺等が発生し易く、ラミネート時の気泡を巻き込み、表示性能を悪化させるという問題がある。そのため、2以上のロール状の感光性転写材料を1枚の大型基板にラミネートできるラミネータが特に好適に使用することができる。
例えばスペーサを形成する場合、例えば、本発明の感光性転写材料のカバーフィルムを取り除き、露出した感光性樹脂層を被転写体にラミネートして貼り合わせ、仮支持体を熱可塑性樹脂層との界面で剥離除去することにより被転写体に転写する。その後、感光性樹脂層に対し、熱可塑性樹脂層及び中間層を介して所定のマスクを通して露光を行ない、ネガ型の場合は感光性樹脂層の非露光部を、ポジ型の場合は露光部をアルカリ性水溶液を用いて現像除去し、露光部又は、非露光部のみを硬化させることでスペーサを形成することができる。
上記基板上に形成された感光性樹脂層の上方に所定のマスクを配置し、その後該マスク、熱可塑性樹脂層、及び中間層を介してマスク上方から露光し、次いで現像液による現像を行う、という工程を色の数だけ繰り返すことにより、本発明のカラーフィルタを得ることができる。
現像は、公知のアルカリ現像の方法にしたがって行なうことができる。例えば、溶剤若しくは水性の現像液、特にアルカリ水溶液(アルカリ現像液)等を用いて、露光後の被転写体を、現像液を収容した現像浴中に浸漬させるか、被転写体上の層に対してスプレー等で噴霧等し、更にその表面を回転ブラシ、湿潤スポンジ等で擦ったり超音波を照射させながら処理することによって行なうことができる。現像温度としては、通常、室温付近〜40℃程度が好ましい。また、現像後には、水洗処理を行なうのが好ましい。
尚、露光後の現像や不要部分の除去の過程において、感光性樹脂層及び熱可塑性樹脂層の溶解に用いるアルカリ性水溶液としては、例えば、アルカリ性物質の希薄水溶液が好ましく、更に水混和性のある有機溶剤を少量添加したものも好ましい。
前記水混和性を有する有機溶剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、1−プロパノール、ブタノール、ジアセトンアルコール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノn−ブチルエーテル、ベンジルアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホルアミド、乳酸エチル、乳酸メチル、ε−カプロラクタム、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
尚、前記アルカリ性水溶液には、公知の種々の界面活性剤を添加することができ、該界面活性剤を添加する場合の添加量は、0.01〜10質量%であるのが好ましい。
現像の方式としては、パドル現像、シャワー現像、シャワー&スピン現像、ディプ現像等、公知の方法を用いることができる。
また、現像前に純水を噴霧し、感光性樹脂層を湿らせておくと均一な現像結果となり好ましい。
現像と熱処理の間に、ポスト露光を実施すると、画像の断面形状のコントロール、画像の硬度のコントロール、画像の表面凹凸のコントロール、画像の膜減りのコントロールなどの観点で好ましい。ポスト露光に用いる光源としては、特開2005−3861号公報の段落番号0074に記載の超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等が挙げられる。ポスト露光は、超高圧水銀灯やメタルハライド等の光源からの光を露光マスクなどを介さず直接基板に照射する事が、設備の簡素化と省電力の観点で好ましい。必要に応じて、両面から実施する。また、露光量も、上面:100から2000mJ/平方センチメートル、下面:100から2000mJ/平方センチメートルの範囲で、上記コントロール目的に応じ、適宜調整する。
熱処理により、本発明の感光性転写材料の感光性樹脂層に含まれるモノマーや架橋剤を反応させて、画像の硬度を確保することができる。熱処理の温度は、150℃から250℃の範囲が好ましい。熱処理の温度が150℃以上であれば画像の硬度を十分なものとすることができる。熱処理の温度が250℃以下であれば樹脂の着色による色純度の悪化が生じにくい。熱処理の時間は、10分から150分が好ましい。熱処理の時間が10分以上であれば、画像の硬度を十分なものとすることができる。熱処理の時間が150分以下であれば、樹脂の着色による色純度の悪化が生じにくい。また熱処理は、色によって変えてもよい。また、全部の色を形成後、更に最終の熱処理を行って硬度を安定化させてもよい。その場合、高めの温度(例えば240℃)で実施すると硬度の点で好ましい。
本発明の表示装置用部材は、既述の本発明の表示装置用部材の製造方法により製造される。
前記表示装置用部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、スペーサ(柱)、液晶配向制御用突起、ブラックマトリクス、着色画素、及び重ね柱の少なくともいずれかが好適である。
スペーサの1個あたりの面積や配置場所は表示装置の構造に大きく影響を受ける。固定されたドット状スペーサを有するカラーフィルタにおいて1画素中の非表示領域の面積の制約から、画面内の1個あたりのスペーサ面積は、10〜1,000μm2が好ましく、10〜250μm2がより好ましい。ここでいうスペーサ面積とは導電層上に形成されたスペーサ最頂部であって、表示装置を作製した際に対向基板に接触する部分の面積もしくは対向基板上に作製されたスペーサに接触する部分の面積を意味する。
本発明において、着色画素のコントラストは、分散されている顔料の粒径を小さくすることで高コントラストを達成することができる。
コントラストの測定方法は次の通りである。被測定物の両側に偏光板を重ねて、偏光板の偏光方向を互いに平行にした状態で、一方の偏光板の側からバックライトを当てて、他方の偏光板を通過した光の輝度Y1を測定する。次に偏光板を互いに直交させた状態で、一方の偏光板の側からバックライトを当てて、他方の偏光板を通過した光の輝度Y2を測定する。得られた測定値を用いて、コントラストはY1/Y2で算出される。ここで、偏光板としては、日東電工G1220DUNを用い、測定機は色彩輝度計BM−5((株)トプコン製)を用いた。なお、コントラスト測定に用いる偏光板は、該カラーフィルタを使用する液晶表示装置に用いる偏光板と同一のものとする。
前記光学濃度の範囲とすることにより、コントラストの高い表示装置がえられて好ましい。また、表示装置の表示品位の点から濃色離隔壁の色は黒であることが好ましい。
上記現像工程にて形成されたブラックマトリクスの空隙に対し、RGB各画素を形成する為の着色液体組成物をその空隙に侵入させる。この着色液体組成物を離画壁空隙に侵入させる方法としては、インクジェット法やストライプギーサー塗布法など公知のものを使用することができ、インクジェット法がコスト的に好ましい。また、このように各画素を形成する前に、ブラックマトリクスの形状を固定化してもよく、その手段は特に限定されないが以下のようなものが挙げられる。すなわち、1)現像後、再露光を行う(ポスト露光と呼ぶことがある)、2)現像後、比較的低い温度で加熱処理を行う等である。ここで言う加熱処理とはブラックマトリクスを有する基板を電気炉、乾燥器等の中で加熱する、あるいは赤外線ランプを照射するということを指す。
好ましくは、各画素を形成した後、加熱処理(いわゆるベーク処理)する加熱工程を設ける。即ち、光照射により光重合した層を有する基板を電気炉、乾燥器等の中で加熱する、あるいは赤外線ランプを照射する。加熱の温度及び時間は、感光性濃色組成物の組成や形成された層の厚みに依存するが、一般に充分な耐溶剤性、耐アルカリ性、及び紫外線吸光度を獲得する観点から、約120℃〜約250℃で約10分〜約120分間加熱することが好ましい。
本発明に用いるインクジェット方式としては、帯電したインクを連続的に噴射し電場によって制御する方法、圧電素子を用いて間欠的にインクを噴射する方法、インクを加熱しその発泡を利用して間欠的に噴射する方法等、各種の方法を採用できる。
用いるインクは油性であっても、水性であっても使用できる。また、そのインクに含まれる着色材は染料、顔料ともに使用でき、耐久性の面からは顔料の使用がより好ましい。また、公知のカラーフィルタ作製に用いる、塗布方式の着色インク(着色樹脂組成物、例えば、特開2005−3861号公報[0034]〜[0063]記載)や、特開平10−195358号公報[0009]〜[0026]に記載のインクジェット用組成物を使用することもできる。
この場合、上記<濃色組成物>の項で挙げた、顔料などの着色剤を含有させた感光性樹脂組成物を、好適なものとして用いることができる。
本発明では、液滴を付与する方法により着色画素を形成する場合、ブラックマトリクスに撥水処理を施すことで該ブラックマトリクスの少なくとも一部が撥水性を帯びた状態とすることが好ましい。これは、ブラックマトリクス形成後にインクジェットなどの方法で、着色液体組成物(前記活性エネルギー線硬化性インクジェットインキ)の液滴を該ブラックマトリクス間に付与した時に、インクが該ブラックマトリクスを乗り越えて、隣の色と混色するなどの不都合をなくす為である。
カラーフィルタ作製後、全面に耐性向上のためにオーバーコート層を設けている場合がある。オーバーコート層は、インクR,G,Bの固化層を保護するとともに、表面を平坦にすることができるが、工程数が増えるという観点から、設けないことが好ましい。
本発明のカラーフィルタは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の着色画素から構成されたものである。
レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各感光性樹脂層が、それぞれ、着色剤としてC.I.P.R.254及びC.I.P.R.177を併用、C.I.P.G.36及びC.I.P.Y.150を併用して、C.I.P.B.15:6及びC.I.P.V.23を併用して含有することが好ましい。
本発明の表示装置用基板は、本発明の感光性転写材料を用いて形成された表示装置用部材を設けてなるものである。
液晶表示素子は、対向する一対の基板の間に、液晶材料が封入された液晶層を有する素子である。
本発明の表示装置としては液晶表示装置、プラズマディスプレイ表示装置、EL表示装置、CRT表示装置などの表示装置などを言う。表示装置の定義や各表示装置の説明は例えば「電子ディスプレイデバイス(佐々木 昭夫著、(株)工業調査会 1990年発行)」、「ディスプレイデバイス(伊吹 順章著、産業図書(株)平成元年発行)」などに記載されている。
本発明のカラーフィルタはテレビ、パーソナルコンピュータ、液晶プロジェクター、ゲーム機、携帯電話などの携帯端末、デジタルカメラ、カーナビなどの用途に特に制限なく適用できる。
厚みが75μmであるポリエチレンテレフタレートフィルム製の仮支持体上に、下記組成の熱可塑性樹脂層用塗布液H1を塗布し乾燥させることにより、厚みが15.1μmである熱可塑性樹脂層を形成した。
・メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタクリ
レート/メタクリル酸共重合体(モル比)=55/11.7/4.5/28.8
(商品名:アロマテックスFM601、三井化学株式会社製、重量平均分子量=90000、固形分濃度21質量%)
<バインダーB>
・スチレン/アクリル酸共重合体(モル比)=63/37(商品名:アロセット
7055、株式会社日本触媒製、重量平均分子量=8000、固形分濃度41質量%)
<可塑剤1>
・2,2−ビス[4−(メタクリロキシポリエトキシ)フェニル]プロパン(新中村化学(株)製)
<界面活性剤1>
・下記構造物1 30%
・メチルエチルケトン 70%
ポリビニルアルコール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2.1部
(PVA205(鹸化率=88%);(株)クラレ製)
ポリビニルピロリドン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.95部
(PVP、K−30;アイエスピー・ジャパン(株)製)
メタノール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44部
蒸留水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53部
濃色組成物K1は、まず表2に記載の量のK顔料分散物1、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(MMPG−Ac;ダイセル化学(株)製、(以下同じ))をはかり取り、温度24℃(±2℃)で混合して150RPM10分間攪拌し、次いで、表2に記載の量のメチルエチルケトン、バインダー2、ハイドロキノンモノメチルエーテル、DPHA液、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[4−(N,N−ジエトキシカルボニルメチル)アミノ−3−ブロモフェニル]−s−トリアジン、界面活性剤1をはかり取り、温度25℃(±2℃)でこの順に添加して、温度40℃(±2℃)で150RPM30分間攪拌することによって得られる。なお、表2に記載の量は質量部であり、詳しくは以下の組成となっている。
・カーボンブラック(デグッサ社製 Nipex35) 13.1%
・分散剤(下記化合物1) 0.65%
のランダム共重合物、分子量3.7万) 6.72%
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 79.53%
・ポリマー(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸=78/22モル比
のランダム共重合物、分子量3.8万) 27%
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 73%
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
(重合禁止剤MEHQ 500ppm含有、日本化薬(株)製、商品名:KAYARAD DPHA) 76%
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 24%
感光性転写材料K1(感光性転写材料1)はフィルム原反11から送り出され、図2に示すハーフカット機構12によりカバーフィルムと熱可塑性樹脂層、中間層、感光性樹脂層と仮支持体の一部が図3に示すように切られる。図3に示すようにハーフカットは、連続ラミネートした時の基板7の間隔よりやや広めの間隔を持った2条のハーフカットライン25を、一対とした刃物を用いて入れる。
基板は30〜40mmの間隔を置いて順次前工程から送られ、ラミネート後は図2に示すように一定の間隔を置いた積層体が冷却ゾーン16で、30℃以下まで冷却される。ここではクーラー等で冷やされた冷風が当てられる。その後、上ロール19と剥離ロール17で挟んで仮支持体を連続的に剥離して、感光性樹脂層が貼り付けられた基板は次工程に移載される。剥離された仮支持体20は巻取りロール21により巻き取られる。
引き続き炭酸Na系現像液(0.38モル/リットルの炭酸水素ナトリウム、0.47モル/リットルの炭酸ナトリウム、5%のジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム、アニオン性界面活性剤、消泡剤、安定剤含有、商品名:T−CD1、富士写真フイルム製を純水で5倍に希釈した液)を用い、29℃30秒、コーン型ノズル圧力0.15MPaでシャワー現像し感光性樹脂層を現像しパターニング画素を得た。
その後更に、該基板に対して該感光性樹脂層の側から超高圧水銀灯で500mJ/cm2の光でポスト露光後、220℃、15分熱処理し、高さ2.0μmのブラックマトリクスを得た。
ブラックマトリクスを形成した基板に、カソードカップリング方式平行平板型プラズマ処理装置を用いて、以下の条件にてプラズマ撥水化処理を行った。
使用ガス:CF4ガス流量:80sccm
圧力:40Pa
RFパワー:50W
処理時間:30sec
下記の成分のうち、先ず、顔料、高分子分散剤及び溶剤を混合し、3本ロールとビーズミルを用いて顔料分散液を得た。その顔料分散液をディソルバー等で十分攪拌しながら、その他の材料を少量ずつ添加し、赤色(R)画素用着色インク組成物を調製した。
〈赤色画素用着色インクの組成〉
・顔料(C.I.ピグメントレッド254) 5部
・高分子分散剤(AVECIA社製ソルスパース24000) 1部
・バインダー
(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸(=72/28[モル比])
のランダム共重合物、重量平均分子量 3.7万) 3部
・第一エポキシ樹脂(ノボラック型エポキシ樹脂、
油化シェル社製エピコート154) 2部
・第二エポキシ樹脂(ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル)5部
・硬化剤(トリメリット酸) 4部
・溶剤:3−エトキシプロピオン酸エチル 80部
さらに、上記組成中のC.I.ピグメントレッド254に代えてC.I.ピグメントブルー15:6を同量用いるほかは赤色画素用着色インク組成物の場合と同様にして青色(B)画素用着色インク組成物を調製した。
上記より得たカラーフィルタ基板のR画素、G画素、及びB画素並びにブラックマトリクスの上に更に、ITO(IndiumTinOxide)の透明電極をスパッタリングにより形成した。
〔感光性樹脂層用塗布液の処方T1〕
・メタクリル酸/アリルメタクリレート共重合体 108部
(モル比=20/80、重量平均分子量40000;高分子物質)
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 64.7部
(重合性モノマー)
・2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−〔4'−(N,N−ビスエトキシカルボニルメチル)アミノ−3'−ブロモフェニル〕−s−トリアジン6.24部
・ハイドロキノンモノメチルエーテル 0.0336部
・ビクトリアピュアブルーBOHM(保土ヶ谷化学社製) 0.874部
・メガファックF780F 0.856部
(大日本インキ化学工業(株)製;界面活性剤)
・メチルエチルケトン 328部
・1−メトキシ−2−プロピルアセテート 475部
・メタノール 16.6部
続いて、230℃で30分間ベークし、ガラス基板上のITO膜の上の離画壁の上部に位置する部分に直径16μm、平均高さ3.7μmの柱状スペーサパターンを形成した。その上に更にポリイミドよりなる配向膜を設けた。
下記の液晶配向制御用突起用感光性樹脂層用塗布液の処方A1を、上記と同様の方法より感光性転写材料A1を作製し、前記カラーフィルタ側基板のITO上に転写して液晶配向制御用突起用感光性樹脂層を形成した。
・ポジ型レジスト液 53.3部
(富士フイルムエレクトロニクスマテリアルズ(株)製、FH−2413F)
・メチルエチルケトン 46.7部
・前記界面活性剤1 0.04部
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H2に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H3に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H4に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H5に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H6に変更し、膜厚を表4に記載の膜厚に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H7に変更し、膜厚を表4に記載の膜厚に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H8に変更し、基板加熱温度を表4に記載の温度に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H9に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H10に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、着色画素の形成方法を下記の転写法に変更した以外は、実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
前記感光性転写材料R1を用い、実施例1と同様の方法で形成したブラックマトリクスを形成した基板上に、前記感光性転写材料K1と同様の工程で、レッド(R)の画素を得た。但し露光量は40mJ/cm2、炭酸Na系現像液による現像は35℃35秒とした。
該感光性樹脂層R1の膜厚は2.0μmであり、顔料C.I.ピグメント・レッド254及びC.I.ピグメント・レッド.177の塗布量はそれぞれ、0.88g/m2、0.22g/m2であった。
このRの画素を形成した基板を再び、前記のようにブラシで洗浄し、純水シャワー洗浄後、シランカップリング液は使用せずに、基板予備加熱装置により100℃にて2分加熱した。
前記感光性転写材料G1を用い、前記レッド(R)画素を形成した基板上に、前記感光性転写材料R1と同様の工程で、グリーン(G)の画素を得た。但し露光量は40mJ/cm2、炭酸Na系現像液による現像は34℃45秒とした。
該感光性樹脂層G1の膜厚は2.0μmであり、顔料C.I.ピグメント・グリーン36及びC.I.ピグメント・イエロー150の塗布量はそれぞれ、1.12g/m2、0.48g/m2であった。
RとGの画像を形成した基板を再び、前記のようにブラシで洗浄し、純水シャワー洗浄後、シランカップリング液は使用せずに、基板予備加熱装置により100℃にて2分加熱した。
前記感光性転写材料B1を用い、前記レッド(R)画素とグリーン(G)画素を形成した基板上に、前記感光性転写材料R1と同様の工程で、ブルー(B)の画素を得た。但し露光量は30mJ/cm2、炭酸Na系現像液による現像は36℃40秒とした。
該感光性樹脂層B1の膜厚は2.0μmであり、顔料C.Iピグメント・ブルー15:6及びC.I.ピグメント・バイオレット23の塗布量はそれぞれ、0.63g/m2、0.07g/m2であった。
このR、G、B画素及びブラックマトリクスを形成した基板を再び、前記のようにブラシで洗浄し、純水シャワー洗浄後、シランカップリング液は使用せずに、基板予備加熱装置により100℃2分加熱した。
このR、G、B画素及びKの画像を形成した基板を240℃で50分ベークして、目的のカラーフィルタを得た。
・C.I.P.R.254(商品名:Irgaphor Red B−CF、
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 8部
・N,N'−ビス−(3−ジエチルアミノプロピル)−5−{4−
[2−オキソ−1−(2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−
ベンゾイミダゾール−5−イルカルバモイル)−プロピルアゾ]−
ベンゾイルアミノ}−イソフタルアミド 0.8部
・ポリマー(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸=72/28
モル比のランダム共重合物、重量平均分子量3.7万) 8部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 83.2部
である。
・C.I.P.R.177(商品名:Cromophtal Red A2B、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製) 18部
・ポリマー(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸=72/28
モル比のランダム共重合物、重量平均分子量3.7万) 12部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 70部
である。
上記組成物を、モーターミルM−50(アイガー・ジャパン(株)製)と、直径0.65mmのジルコニアビーズを用い、周速9m/sで27時間分散し、顔料分散組成物を調製した。
着色感光性樹脂組成物G1は、まず表3に記載の量のG顔料分散物1、Y顔料分散物1、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートをはかり取り、温度24℃(±2℃)で混合して150rpmで10分間攪拌し、次いで、表3に記載の量のメチルエチルケトン、シクロヘキサノン、バインダー2、DPHA液、2−トリクロロメチル−5−(p−スチリルスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−[4−(N,N−ビスエトキシカルボニルメチル)アミノ−3−ブロモフェニル]−s−トリアジン、フェノチアジンをはかり取り、温度24℃(±2℃)でこの順に添加して150rpmで30分間攪拌し、更に、表3に記載の量の界面活性剤1をはかり取り、温度24℃(±2℃)で添加して30rpmで5分間攪拌し、ナイロンメッシュ♯200で濾過することによって得られる。
着色感光性樹脂組成物B1は、まず表3に記載の量のB顔料分散物1、B顔料分散物2、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートをはかり取り、温度24℃(±2℃)で混合して150rpmで10分間攪拌し、次いで、メチルエチルケトン、バインダー3、DPHA液、2−トリクロロメチル−5−(p−スチリルスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、フェノチアジンをはかり取り、温度25℃(±2℃)でこの順に添加して、温度40℃(±2℃)で150rpmで30分間攪拌し、更に、表3に記載の量の界面活性剤1をはかり取り、温度24℃(±2℃)で添加して30rpmで5分間攪拌し、ナイロンメッシュ♯200で濾過することによって得られる。
・ポリマー(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸/メチルメタクリレート
=38/25/37モル比のランダム共重合物、
重量平均分子量3.8万) 27部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 73部
・ポリマー(ベンジルメタクリレート/メタクリル酸/メチルメタクリレート
=36/22/42モル比のランダム共重合物、
重量平均分子量3.8万) 27部
・プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 73部
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H2に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H3に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H4に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H5に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H6に変更し、膜厚を表3に記載の膜厚に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H7に変更し、膜厚を表3に記載の膜厚に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H8に変更し、基板加熱温度を表4に記載の温度に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例1において、濃色組成物K1を表2に記載の濃色組成物K2に変更した以外は実施例1と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H9に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
実施例9において、熱可塑性樹脂層用塗布液H1を、表1に記載の熱可塑性樹脂層塗布液H10に変更した以外は、実施例9と同様の方法で液晶表示装置を作製した。
[熔融粘度測定]
熱可塑性樹脂層用塗布液をガラス板に塗布し、風乾した後、45℃で4時間真空乾燥を行なった。ガラス板から剥がし試料とした。測定はJasco International Co.Ltd製の粘弾性測定装置DynAlyser DAS-100を用いて測定温度110℃、周波数1Hzで測定した。測定結果を表4に示す。
テフロン(登録商標)(ポリテトラフルオロエチレン)シートをピラー社製ソリッドステートコロナ処理機6KVAモデルを用い、水との接触角が90°未満になるように、シートの両面を室温下において処理した。次に、熱可塑性樹脂層用塗布液を前記処理済みのテフロン(登録商標)(ポリテトラフルオロエチレン)シート上に塗布して風乾し、100℃で15分間乾燥し、厚さ約15μmの熱可塑性樹脂層用塗布液のモデル膜を形成した。このモデル膜を20mm×5mmにカットしたものを試料とし、テンシロンRTM−100(オリエンテック(株)製)を用いて引っ張り試験を行ない、破断強度と破断伸度を算出した。算出結果を表4に示す。
・環境温湿度:25℃/60%RH
・引っ張り速度:20mm/分(100%/分)
尚、表4において、破断伸度が25%を超えるものについては、>25%と表記した。
膜厚は表面粗さ計P−10(TENCOR社製)を用いて測定した。測定結果を表4に示す。
基板の厚さ方向画素形成側から光学顕微鏡で観察し、混色について評価した。画素内に色の混ざりが見られるか、光学素子内の任意の100画素についてn=2で観察し、混色の有無を確認した。評価は以下の評価基準に従って行った。評価結果を表4に示す。
〈評価基準〉
A:混色がまったくない。
B:混色が3個未満あり。
C:混色が3個以上5個未満。
D:混色が5個以上10個未満。
E:混色が10個以上。
R,G,B単色画像を発色させることによりそれぞれについて面積10cm×10cmの範囲において濃度むらを20人に観察させ、下記評価基準に従い画素むら(色むら)の評価をした。評価結果を表4に示す。
〈評価基準〉
A:色むらがあると認識した人数 0人
B:色むらがあると認識した人数 2人
C:色むらがあると認識した人数 4人
D:色むらがあると認識した人数 6人
E:色むらがあると認識した人数 8人以上
液晶表示装置の各々について、グレイのテスト信号を入力させたときのグレイ表示を目視及びルーペにて観察し、表示ムラの発生の有無を下記評価基準にしたがって評価した。評価結果を表4に示す。
〈評価基準〉
A:まったくムラがみられない(非常に良い)
B:ガラス基板の縁部分にかすかにムラが見られるが、表示部に問題なし(良い)
C:表示部にかすかにムラが見られるが実用レベル(普通)
D:表示部にムラがある(やや悪い)
E:表示部に強いムラがある(非常に悪い)
上記実施例及び比較例において、仮支持体を剥離後、基板側に残された層の表面(剥離表面)に、入射角30〜60°の光を反射させて目視及び顕微鏡で観察し、下記の基準で評価した。評価結果を表4に示す。
A:剥離表面が均一で、剥離残り(熱可塑性樹脂層の残り)が全く見られず、剥離性は極めて良好。
B:仮支持体のエッジ部に点状の剥離残りが微かに見られるが、他の部分に剥離残りは起こらず、剥離性は良好。
C:仮支持体のエッジ部に線状の剥離残りが少し見られるが、他の部分に剥離残りは起こらず、剥離性は普通。
D:エッジ部のみならず、その他の部分に微かに剥離残りが生じ、剥離性は悪い。
E:剥離残りが全面に見られ、剥離性は極めて悪い。
尚、実用レベルはC以上である。
また、本発明の感光性転写材料を用いて形成した着色画素を用いてカラーフィルタを作製したところ、表示ムラが見られなかった。
また、本発明の感光性転写材料を用いて作製したスペーサや液晶配向制御用突起を備えた液晶表示装置は、表示ムラがなく、良好な表示特性を示した。
<1> 仮支持体上に、該仮支持体側から順に少なくとも熱可塑性樹脂層と、感光性樹脂層とを有する感光性転写材料であって、前記熱可塑性樹脂層が、重量平均分子量が10000以上の高分子ポリマーと重量平均分子量が3,000以上10000未満の低分子量ポリマーとを含み、前記高分子ポリマーと前記低分子量ポリマーとの質量比(前記高分子ポリマー/前記低分子量ポリマー)は37.5/62.5以上52.5/47.5以下の範囲であり、前記熱可塑性樹脂層の引張り破断伸度が6%以上且つ、降伏応力もしくは破断応力が5×106Pa以上、且つ110℃における熔融粘度ηが6000Pa・s以下であることを特徴とする感光性転写材料である。
<2> さらに、中間層を有することを特徴とする前記<1>に記載の感光性転写材料である。
<3> 前記熱可塑性樹脂層が、少なくともポリマー及び可塑剤を含有することを特徴とする前記<1>に記載の感光性転写材料である。
<4> 前記<1>に記載の感光性転写材料を基板に転写する工程を含むことを特徴とする表示装置用部材の製造方法である。
<5> 前記<4>に記載の表示装置用部材の製造方法により製造されてなる表示装置用部材である。
<6> 前記<4>に記載の表示装置用部材の製造方法により製造されてなるブラックマトリクスである。
<7> 前記表示装置用部材が、着色画素、ブラックマトリクス、スペーサ、及び液晶配向制御用突起のうちのいずれかである前記<5>に記載の表示装置用部材である。
<8> 基板上に、互いに異なる色を呈する2以上の着色画素群を有し、前記着色画素群を構成する各着色画素が互いに前記<6>に記載のブラックマトリクスにより離画されていることを特徴とするカラーフィルタである。
<9> 前記着色画素は、着色液体組成物の液滴を付与することにより形成されたものである 前記<8>に記載のカラーフィルタである。
<10> 前記液滴を付与する方法がインクジェット法である前記<9>に記載のカラーフィルタである。
<11> 前記<6>に記載のブラックマトリクスを形成後に、2色以上の色を有する複数の着色画素からなる着色画素群を形成するカラーフィルタの製造方法であって、前記複数の着色画素を着色液体組成物の液滴を付与することにより形成することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
<12> 前記<5>に記載の表示装置用部材を備えたことを特徴とする表示装置用基板である。
<13> 前記<12>に記載の表示装置用基板を備えた表示装置である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
Claims (13)
- 仮支持体上に、該仮支持体側から順に少なくとも熱可塑性樹脂層と、感光性樹脂層とを有する感光性転写材料であって、
前記熱可塑性樹脂層が、重量平均分子量が10000以上の高分子ポリマーと重量平均分子量が3,000以上10000未満の低分子量ポリマーとを含み、
前記高分子ポリマーと前記低分子量ポリマーとの質量比(前記高分子ポリマー/前記低分子量ポリマー)は37.5/62.5以上52.5/47.5以下の範囲であり、
前記熱可塑性樹脂層の引張り破断伸度が6%以上且つ、降伏応力もしくは破断応力が5×106Pa以上、且つ110℃における熔融粘度ηが6000Pa・s以下であることを特徴とする感光性転写材料。 - さらに、中間層を有することを特徴とする請求項1に記載の感光性転写材料。
- 前記熱可塑性樹脂層が、少なくともポリマー及び可塑剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の感光性転写材料。
- 請求項1に記載の感光性転写材料を基板に転写する工程を含むことを特徴とする表示装置用部材の製造方法。
- 請求項4に記載の表示装置用部材の製造方法により製造されてなる表示装置用部材。
- 請求項4に記載の表示装置用部材の製造方法により製造されてなるブラックマトリクス。
- 前記表示装置用部材が、着色画素、ブラックマトリクス、スペーサ、及び液晶配向制御用突起のうちのいずれかである請求項5に記載の表示装置用部材。
- 基板上に、互いに異なる色を呈する2以上の着色画素群を有し、前記着色画素群を構成する各着色画素が互いに請求項6に記載のブラックマトリクスにより離画されていることを特徴とするカラーフィルタ。
- 前記着色画素は、着色液体組成物の液滴を付与することにより形成されたものである請求項8に記載のカラーフィルタ。
- 前記液滴を付与する方法がインクジェット法である請求項9に記載のカラーフィルタ。
- 請求項6に記載のブラックマトリクスを形成後に、2色以上の色を有する複数の着色画素からなる着色画素群を形成するカラーフィルタの製造方法であって、
前記複数の着色画素を着色液体組成物の液滴を付与することにより形成することを特徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 請求項5に記載の表示装置用部材を備えたことを特徴とする表示装置用基板。
- 請求項12に記載の表示装置用基板を備えた表示装置。
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